2015年01月17日
この例は全く下らない例えですが、解りやすいので説明します。(以前に書いた、綺麗な水と濁った水の例えと良く似ている)
もし違いを認識できれば、様々な基準に成るかと思います。
まずこの例えは、商売のスタイルを例えたものです。
簡単に説明すると、マシンガン方式は「近くの標的を方向だけ合わせて撃ちまくる方法」であり、ライフル方式は「遠くの標的を狙い撃つ方法」だと言えます。(これは武器(銃器)としての用途とも同じです)
一応書きますが、この場合の撃つは「心を打つ事」を例えていますので、そのつもりで読んで下さい。(じゃないと、まともな人は不愉快になります)
詳細は、こんな感じです。
●マシンガン方式の場合
・射撃(制作能力や伝達能力)の腕は必要なく、方向を合わせて撃ちまくれます。
・近くの標的を撃ちまくるので、主に人口の多い都市が拠点となります。
・相応の玉数が必用となり、各地方や他国から玉の補給を受けます。
・自身で作る事は無く、低賃金労働者換金システムを採用しています。
・近すぎる為に貫通し、狙ってもいないので無用に対象の感性を劣化させます。
・標的が近い(購買力が低い者)為、薄利多売となり激しく消費していきます。
・回転が速いので整備や管理が追い付かず、不良品も多数存在します。
・標的は、一般の人だけでなく、同業者にまとめて処分(補給)する事もあります。
・多くバラ撒く為、それなりに未来へ残りやすいですが、評価は低いです。
●ライフル方式の場合
・射撃(制作能力や伝達能力)の腕が必要で、遠くを見据える眼も必用になります。
・狙い撃つので人口の少ない地方でも良く、地の利を活かす事も可能です。
・必用最低限の玉数で良く、自身で制作する為、調整しながら活動できます。
・独自の表現を開拓し、自身の世界観の展開が可能です。
・心のみを狙い、心に留まるように撃つので、制作にも販売にも時間を必用とします。
・遠くの標的の為、適正価格の維持が可能で、材料の消費も抑えられます。
・緩やかなペースを保てるので、こだわった作品が誕生します。
・標的が限られるので生活が安定しない事が多く、別の稼ぎ方を必用とする場合があります。
・少数(小規模)の為、未来には残りづらいですが、残れば高い評価を受けます。
私が考える特徴は、こんな感じです。
見ても解るように、ライフル方式の方が良く(優遇しているように)見えるかと思います。
それは、私が選んだ方式であるからでしょう(笑)
マシンガン方式にも、それなりの魅力があるのかもしれませんが、今のところ全く感じた事がありません。(選んでいないのだから当然か…)
どうしたって「下手な鉄砲、数撃ちゃ当たる」より、「一発必中」の方が感じが良いし。(ハートに矢を撃つ恋のキューピットと、似た表現だと思えば嫌みが無いかと(笑))
しかも、マシンガン方式は「隠れながら撃ちまくる領域」が多すぎます。(大抵のアンテナショップは、ただの傭兵の集まりかと…)
逆にライフル方式は、現実のスタイルと違い自分が前に出て、一対一で対応します。(標的に自分を見せる、よって標的として狙っていない訳です)
結局はマシンガン方式では、標的は「敵や獲物」として捉えていて、一網打尽にする事を目的としている気がします。
ライフル方式の場合は、大勢の需要があったとしても焦って対応せず、待って頂きながら対応します。(それに怒るような客層ではありませんし)
解りやすいようにライフルとマシンガンに例えましたが、そもそもに、この例えでは全てを説明できません。(商売(戦争)のスタイルとしては説明できますが)
戦争好き、闘争好き、競争好き、そんな者達に解るように例えたのですから…。
よって、自分の目指す対象の仕事には、どちらが相応しいスタイルなのかを見極めて進む必用があります。
なぜならば、全ての人がライフル方式を選んだ場合、その全ての人が「作って売る側」に成る必用があります。(それは今の世の中では不可能でしょう)
要は適正とバランスで、過剰な憧れや劣等感を原動力に、無理矢理その領域に入るのは無粋と言う訳です。
作れなくても、作れる人と協力している人達も現実として存在してます。(マシンガン方式では無く)
そこには、お互いの尊敬があり、信頼があって成り立っているのでしょう。
私から言わせれば、作っていない者が作っている者と同じ名誉を求めるから、成り立たなくなるのだと思います。
「名」と「実」を考えた場合、その両方のバランスをとれるのは「作る側の人」です。
これは、普通の作れない者を否定にしているのでは無く、「過剰に名と実を追う作れない者と作れる者」を否定しているのです。
そして、この思いは「普通に作れない者と、普通に作れる者」の総意なのではないでしょうか?
この例えでも理解できない場合、もう諦めて下さい。(これ以上、解りやすい例えは無いかと…)
一生、何かに追われながら、新しい未来を恐れて生きていけば良いでしょう(笑)
私の考えを共有できる人は、一緒に未来へ「糸魚川ヒスイの文化」を繋いで行きましょう!