2024年07月31日
今年は梅雨が長引いていますが、ここ糸魚川にも真夏の暑さが迫ってきました。
灼熱の日々の到来ですが頑張ろうと思います(笑)
では、まとめて大紅屋の活動を書きたいと思います。
7月の三連休には鉱物好きのチビッコたちが訪れてくれました。
ガチャガチャをしたり、ストラップを購入してくれたり、鉱物の話をしたり、楽しい時間を過ごせました。(有り難うね〜)
月徳飯店さんから訪れるお客さんが多くて助かります!
地元からも「ヒスイ磨き体験をしたい!」って男の子が訪れました。
小学4年生くらいかな?、暑くなりつつある大紅屋で汗をかきながら、頑張ってヒスイのストラップを仕上げました。
お母さんが欲しがりましたが、そこは断固拒否(笑)して自身のお守りにするそうです。
糸魚川でも石好きな子が増えたら嬉しいな〜。
石フェスでの集いは、私的に学芸員さんの話とか面白かったですが、集まった人たちの種類が異なっていたように思えました。
特に加工の話をしても意味無さそうだったので、質問を集い一言二言で終わりました(笑)
今後の提案としては、拾うことを楽しんでいる段階の人たちなので、その「保管方法」とか「展示方法」をお互いに提案し合った方が良い感じがしました。(あと今日の成果を自慢し合う時間とか(笑))
チビッコと違い、その先へ進むことは先ず無いと言えるので、同好会のように楽しめば良いように思えます。
昨日は東京から自然学校に訪れた引率者と子どもたちが、知り合いを通じて石磨きを体験してくれました。
先方の希望で「長者温泉ゆとり館さん」で、行う事になったので、事前に作業できる場所があるか確認してきました。
以前から気にはなっていた「木浦(このうら)川」と「ゆとり館」、そう遠くはないのに一度も訪れたことはありません。(木浦川は通り過ぎたことはあるけど)
なかなか細く急な坂道を上がって行く道程ではありましたが、雰囲気のある景色を楽しめました。(昔ながらの古里って感じ)
場所もそこまで山奥ではなかたので、迷うことなく到着しました。
駐車場は広く、温泉施設の隣に茅葺き屋根の古民家(宿泊スペース?)があり、十分に作業スペースがありました。
照明はセピア色なので、そこは電気スタンドで対応します。(手元が見えないので)
当日は石の名前の質問責めから始まり(笑)、本題に進めないので引率の方々がまとめてくれました。
普段から一人で行うので協力してもらえることに慣れておらず、引率者にどう伝えたら良いのか手探りでしたが、チビッコの相手が大変で出たとこ勝負みたいになりました…。
本当なら先ずは協力する人たちに体験してもらってからの方が良いのですが、今まで計画通りに進んだことがないです(笑)
説明書を作って事前に配っておくのが最良かもしれません。
ちょっと段取りが悪かったな…。
いつものストラップ磨きではなく、チビッコが海岸で見付けてきた石を磨いて穴あけして、キーホルダーにする試みだったので時間を有しました。
この年頃の男子は気が早く競争が始まり丁寧さがない(笑)、力でどうにかしようとするのも昔の自分と重なります。
女子は力が劣るけど丁寧、丁度良い当てぐあいなのか早めに光沢が出ました。
石選びも良かったのかな〜、特に蛇紋岩はピカピカになりました。
研削なら男子、研磨なら女子、って感じなのかも?
女子を褒めると男子が張り合う、面白い現象です、でもこの頃から十分に競争すると良いです。
頑張って張り合って、自分自身の得手不得手を学んでいけば良いのでしょう。
穴あけは私一人で行うので大変、周りをチビッコが囲うので暑い、日出る命の血潮が熱すぎて燃えるかと思いました(笑)
予算の関係もありますが、やはり自分で見付けた石を磨いてカタチにする方が、今回の趣旨に合っていたようです。
男子はお母さんに、女子はお父さんに渡したいと言う子もいて可愛らしかったです。
石に二重カンを通しキーホルダーパーツを付けるのですが、これも私が行う予定でしたが、子どもたちに体験してもらうことを優先するため引率の方が手伝ってくれました。
事前に工具を用意しておけば良かった…、ここでも段取りの不備があり反省です。(二人に1個でも良いし)
「ランドセルに付けられるね」と話すと、そういった品は付けてはいけない学校があるようです。
お守りなら良いとのことだったので、これは「お守りの原点」だと伝えました。
大人を納得させるなら、石に「交通安全」とか掘れば体裁はとれるのでしょうね(笑)
道具(石器)を身に付けること(備えること)で、安心感を得ていたことなんて知らないのだろうなぁ…。(教員も勉強してほしい、暗記じゃなくて)
いろいろあって3時間くらいは行ったと思います。
私も疲れたけど、チビッコの集中力が持ったのは驚きでした。(途中、おやつを挟んだからかも)
課題の残る体験でしたが、次ぎに繋げられる経験でもあったので私もワークショップ(石好きの子たちを増やす活動)において成長したのだと思います。
最後にそれぞれから感想をもらい、それのどれもが「楽しかった」とのことだったので、子どもながらに気を使ってくれているのかもしれません。
石の研磨は大変なので、嫌になったとしても不思議ではなく、ちょっと辛い出来事があった際には「あの作業よりはマシ」って思って頑張ってほしいと伝えました(笑)
熱量は男子の方があったので、大人になった際にも興味を持っていてくれていると嬉しいです。(約1名、、また弟子候補ができました(笑))
引率の方々にも感謝します、有り難うございました!