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2020年10月02日
つい最近にあったトラブルの事を書こうと思います。
まず発端は「加工所に蓄積(数年間)された研磨ゴミ」、これは以前に「捨て方が分からない」と相談されていました。(加工所の爺さんに)

私がいた頃は埋め立てゴミで対応できていたのですが、今は状況が違うし量が多くて産業廃棄物として処理しなくては無理だと思われます。
普通に考えたら、そう言ったゴミが出る事を踏まえて「専用のゴミ処理業者と提携している」のですが、店員の誰に聞いても分からず終い…。
調べる気配も全く無し…、疑問に思いながらも市に委託されているゴミ処理業者の電話番号を渡しました。

早速に連絡を取ったようで業者が見に来たのですが、「ちょっと考えさせて欲しい」で終わり。
その後の連絡は無し…、いよいよ訳が分からない、その後は爺さんも放置を決め込みゴミ屋敷化の気配あり、どうにか解決できないのだろうか考える。

加工所を半分は借り受けている状態なので、この状態に違和感を感じた事が原因なのだろうか…。
いや、そもそもに会社からの説明が無く、私が加工所を借り受けている事(ローテーションで)が不愉快だったのか、「社員でもないのだから余計な事をするな」と言われ一悶着。

今のご時世は隙があれば誰かを責め立てる時代、何もしてこなかった数名の店員も参戦し、結局の所は「自分の立場を必死で維持しようとする様」が露わになりました。
時間も減らされ、時給も減らされ、「これ以上は奪われてたまるか」って感じなのでしょう。
そこまで現場が切羽詰まった状態なのは間違いないです。(誰を辞めさせるか、強迫観念で縛り合っている感じ)

発端は単純なゴミの処理問題だったけど、根深いストレスが露見する状況になってしまった…。
雇用の場所に無給で努力する人間がいると目障りなのだろうなぁ…。
私がいる加工所にはお客さんの需要はあり、加工所を空にしておくよりは多少利益は上がるのですが、それ自体も気に入らないのでしょうね…。(焼け石に水って感じだけど)

でも我が物顔で職場を歩かれると不愉快なのは理解できる、しかし結局、お客さんは私を呼んで商品を見たり、説明を聞いたりするし、ほとんどヒスイ売場に店員がいないのでレジまで店員を呼びに行くのが面倒なのですよね…。
それに「それをお客さんにさせている」って事が多少なりとも売上げに影響している気がします。(特に購入するか迷っている人に)

まぁ、お客さんには私が無給で対応しているなんて分からないし、関係ない。
とにかくヒスイの真贋と魅力を細かく説明すると喜んでくれます。
それが私の商品でなくても対応するし、良い面と悪い面も伝えています。

そう言えば、お客さんの方が商品(ペンダント)の磨き残しに気付いて指摘されました。
それを業者に伝えた方が良いと店員に言いましたが、対応したかは分かりません…。

最終的に現場の上司である人に連絡をして、「以前からのゴミ処理業者がいるのか調べる事」と、「私が加工所でパフォーマンスと販売の手伝い(促進)をする事の説明」を依頼しました。
でも、どう説明しても納得はしないだろうなぁ…、いろんな事に不満がある中での出来事ですし…。
もっと早く全員で対応していれば、ゴミが蓄積する事もなかったのですが…。(そういう職場にならなかったのでしょう)

しかしこれで私の品を売りたがらない店員が出るでしょうね…。(最低でも二人は)
これが糸魚川の(田舎の?)救えない習性、もう「売るか売らないか分からない店員」がいる場所で頑張る意味があるのだろうか?
「糸魚川は商売が難しい」って言うけど、この事なのだろうな…。
殿様商売を決め込んで「業者が頭を下げるのを待つ」ってのは他の業者さんも経験しています。

考えてみれば加工所の爺さんも可愛そうで、入った時には誰もおらず、よって誰にも聞けず、誰からも教えられず、自分なりに努力してきたのだと思います。
私が教える事もできたのですが、その時の物産センターは「そういう雰囲気じゃない」って状態で、今だから(新幹線の恩恵が終わり、コロナショックの最中だから)、半分とはいえ加工所を借りられたのだと思います。
ちょこちょこ提案書を出していたし、やる気だけはあった事も理由でしょう。(多少は)

通常二人で交代が基本と考えているので、次ぎに来る人にはその苦労はさせないと思いますが、その時に教える人がいなければ、その人も同じ苦労をするでしょう。(加工のプロが入れば別)
まぁ、次ぎに誰か来るの分からないし、雇えるのかさえも分からないですが、もし運良く求めた人材が現れたのなら、基本から丁寧に教えたいと思っています。


しかし今はその夢も儚く消えていく気が…、どれだけ待っても「あの場」は変わらないのだろうか…。
外に新天地を求めるしかないのかな…、本気で考えなくてはなりません。

こんな事なら、ゴミの相談なんて無視していれば良かったなぁ…。
あ、それは切欠に過ぎないか…。
2020年09月29日
だいぶ気温が下がり、夜と朝方は寒いくらいになりました。
待ちに待っていた季節の終わり…、夏の面影を残しながら変遷していくのが体感として分かります。
でも思い返せば暑かったなぁ〜、外に出ていられた時間の短さは新型コロナウイルスの影響よりも、凄まじい暑さによって日干しに成りかねなかったからでしょうね(笑)

四連休は久々に賑わいを感じられて嬉しかった〜、一銭にもならないけど加工所でパフォーマンスした甲斐もありました。(来店してくれた人たちに感謝です!)
自分の売上げには繋がるので無駄じゃない、それに未来を見据えた上での行動。
労働ならば「究極の低賃金労働者」となりますが、賃金が発生していないので「行動」であり、未来に繋げる「活動の一部」となります。
いつの日にか、その努力が実を結び、私の理想に近づく事を願っています。

前置きが長くなりましたが、9月最後の探石記録を書きます(笑)

前回から二週間ほどが経ち、姫川河口も秋を感じる景色となりました。(9/29)
午前中は青空だったのですが、午後から薄い雲が空を覆い太陽光を遮るようになりました。
河川敷の草木は躍動の緑色から黄色みを強め、実りの季節の始まりを伝えています。




浜は波が長くて強め、干潮だったのか普段より浜が広く感じられました。
前回に見られた「波打ち際の川の横断」は無くなり、今度はこちら側が入り江のような浜に繋がりました。(完全に海(イザナミ)が勝っている状態です(笑))



先日は海が荒れたようなので期待が高まりました。
かなり強い雨も降ったり止んだりを繰り返す日があったので、川も変化があったように思えましたが、ただ「泥を堆積させただけ」って感じで雪解けの時期のような変化は見られませんでした。(河口での話です)


多くの人が訪れた形跡や、先客がいる事を確認できたので、見落としがちな場所を重点的に探してみました。
すると鮮やかな色が目に飛び込んできました、一見はキツネ石を思わせる強い緑ですが石質が違います、表皮側にはロディン岩の特徴が見られますが、発色は黄緑ではありません。




乾かしながら確認した結果、少しロディン岩と混ざったヒスイ輝石岩だと判別しました。
圧砕タイプのヒスイにありがちな特徴だと言えるでしょう、なかなか良いサンプルとなりました。(緑と翠が交ざっていて綺麗です)


ちなみに探したのは波打ち際の数歩後ろ、少し前まで波の影響を受けていたであろう場所の端に打ち上がっていました。(波打ち際だけを探していると、こういった場所には気付かない)




今度はこちらから姫川中央を撮影、これで左右からの画像が揃いました。(だから何なんだ?って話ですが、良い思い出になりました(笑))
先端は青海の海岸から離れて、今度は向こうの波打ち際を川が横断する状態となりました。





戻り際に玉髄を発見、なかなか綺麗です。
河口にしては練度も練磨も良いので珍しい、活用を試みている最中なので上手くいったら使いたいと思います。




更に、また南国風の巻き貝を発見、これで二個目なので珍しくないのかな?
そもそもに名前も分からないですが、良い雰囲気なので気に入ってます。(しかし、探石に夢中になりすぎて気付いたら落としていました…)




この石は石英(瑪瑙)と合体しているのかな?、面白いけど表情がよく解らないな…。
切断した方が面白いのだろうか?、と悩みつつ浜に置いてきました。




次は淡い紫が入ったヒスイ転石を発見!
この発色は久しぶりだな〜、圧砕系もそうでしたが小滝川で見られるヒスイに思える。
河口での特徴があって素材感が強い、加工に使うか、磨いて飾石にするか、久々に吟味したいと思います。(これも楽しみの一つです)





綺麗な縞瑪瑙も見付けました、丁度良い部分が欠けて模様がハッキリ見えます。
サイズも良くて「小さな水石」にするか、磨いて「小さな飾石」にするか悩みます。(一部分を磨いた方が美しさが際立つかな〜)




今度は大きめのヒスイ転石、遠目からも分かるくらい特徴的でした。(白くて角張っていて、少し光を膨張させていた)
目を惹くような色は備えていない白のヒスイ、それでも磨けば輝く神々の石です。(カグツチの欠片って感じの姿です)


ちなにみ、この辺りで南国風の巻き貝を落としてしまったようです(笑)


小さな水石も探してみました、白い石英斑岩に茶色の石英斑岩が入っているのだろうか?
なかなか面白いので座りなどを確認して飾ってみます。(イマイチなら海へ返します)




最後は「髪が長く色白の女性」に成りそうな流紋岩を発見(笑)
でも目鼻を付けたらダダ星人になる気が…、裏は太ったウォーズマンになる感じでした(笑)
面白さは感じましたが、とりあえず浜に置いてきました。(落書きはしないので)




黄昏時の海と探石人です、それぞれに良い出逢いは在ったのだろうか…。
この「神々との交歓」により、個々の信仰が目覚めるのを祈るばかりです。




今回も楽しめました、これからは涼しいので探石が捗りそうです。
河川敷ではテトラの制作が始まっていました、この時期らしい景色なので夏の終わり、秋の始まりを強く感じました。(厳しい冬は思い出したくないなぁ…)

これで今回の探石記録を終わります。



次は、ちょっとした活動報告です。

四連休の最後に、知人の紹介でシルバーアクセサリーを制作している方と会いました。
もう糸魚川で探すのは諦めた感じでしょうか…、どうしても波長の合う人が見付からない(と言うか人材自体がいない)、でも今回は遠出して訪ねた甲斐があったと思います。
やはり感性的にも女性の方が私には合っているようです、工房も営んでいるレベルなので安心、作品に対しての想いも共有できました。(芸術に対しての想いが同じだからでしょう)

この事で表現が進めば嬉しいなぁ〜、今までは私がデザインしたのをカタチにしてもらったスタイルでしたが、今度は私の作ったルースに合わせて感じ取ったイメージを表現してもらうスタイルになります。(もう自由に表現してもらいます)
人それぞれに好みはありますが、最終的に手元に残っても「コレクションとして飾っておける」って感じで進めるので、コラボ作品として残していきたいと思います。

なんであれ、ルース(定形であれ、不定形であれ)を作る意味合いを見出せたのは嬉しい。
私の根幹は揺るぎませんが、表現の開拓は芸術家の使命でもあるので逃げられない、幸せを感じられる手段が「美しさの発見と開拓」に限られているのは「祝福」なのか「呪い」なのか解らなくなる事もあります。
それでも前に進むのは「我が魂の渇望」と言った感じでしょうか(笑)
何もせずに飢えて終わるより、必用と思われる事を(一銭にもならない事も)少しずつ進めて、いつか満たさせる事を夢見ながら終わるのも悪くないです。

まぁ、やるからには満足する結果を出すだけの傲慢さは持ち合わせているので、私個人としては後悔しないでしょう(笑)

しっかし、仕事の環境としては理想に近づいているのに、内容(景気含め)が噛み合わない、これこそが試練なのでしょうね…。
これは幾つ目の試練なのだろうか?、越えろと言うのなら越えるけど、その後は少しで良いから「休憩させてほしい」と思うのは贅沢なのだろうか(笑)

いや、冬になれば強制的に休憩(と言うか停滞)になるなぁ…、この苦痛は創作意欲には拷問になるので、その前に兆しだけでも見出しておきたいです。

とりあえず、秋に期待しながら頑張りましょう!(同類にもエールを送ります)
2020年09月18日
まだまだ暑い日が続いていますが、夜になると気温が下がり冷房が必要なくなるようになりました。(寒いくらいの夜もありました)
夏の終わり(晩夏)〜秋の始まり(初秋)の季節の変わり目、不安定な気温差(天候)に適応しながら活動を進めたいと思います。(涼しい時間が増えた分、行動しやすくなりました)

それでは9月二回目の探石記録を書きます。

こちらも久々の姫川河口、午前中は気持ちよく晴れていたのですが、昼になったら曇天が広がってしまいました…。(9/16)
残念な空ではありますが、その下の植物たちは躍動を残しつつ、命を繋ぐ実りの準備に入っているようです。




浜辺は波が強くて良い感じ、光源が乏しい状態でしたが石の動きはありそうです。
何でも良いので「面白く美しい石」を目指して歩き始めました。




歩き始めて2〜3分、日本海では珍しい感じ?の南国風の巻き貝を発見(笑)
同時に親父が久々のヒスイ転石を発見しました。


南国風の巻き貝は初めて見るタイプ、誰かの食べ残しじゃないだろうな…。
そもそもに可食なのかも分からない(笑)、でも綺麗なのでサンプル(飾り)にします。

ヒスイ転石は少し粗いタイプ、お餅と言うよりは「おはぎ」って感じですが、正方形に近いキラキラ(翡翠輝石)が表面にビッシリと見えます。
久々に親父が見付けたので喜んでいました、こうした出逢いが人を惹きつけて何度も海に足を運ぶのでしょう。(この日は気合いを入れていたけど、開始数分で見付けるのは流石だ)


川との合流点に近づくと未だ入り江のような状態になっていて、波打ち際を川が横断する感じになっていました。(打ち上げる波を防いでいる状態)




海(イザナミ)からの恩恵は期待できない状態でしたが、川(イザナギ)の恩恵は受けているようで大きめの滅紫が入ったロディン岩を見付ける事ができました。


全体を見ればロディン岩ですが、滅紫の部分は灰簾石(アケビ石)と言えるでしょう。
なかなか広範囲に入っているので加工すると面白いかも、ヒビや石目も多そうなので切断してから作る品を考えようと思います。


川との合流点は穏やかで、まるで湖かダムのようになっていました。
良く見ると対岸は浜が繋がっているようです、こちら側の浜辺(波打ち際を横断する流れ)が、唯一の水の出口となっているのが分かりました。(早速、対岸へ向かいました)





対岸へ急ぎ向かう途中で「これぞ流紋岩!」と言う転石を発見。(まさに「読んで字の如し」ですね(笑))
ここまで「名が体を表している石(岩)」も珍しい、これもサンプルとして持ち帰ります。(最初に見付けた巻き貝と、色も模様も似ている気が(笑))




ワクワクしながら青海の海岸に到着、やはり浜は繋がっていました。(もっと前から繋がっていたのかな?)
やや砂が多めでしたが、「歩ける」ってだけで面白そうなので探石を開始しました。





しばらくするとピンク色が入った石を発見。
これはロディン岩と総称されているタイプですが、蛇紋石や石灰石なども含み通常のロディン岩より硬度が低い(鉄よりも硬度が低い)石です。(イマイチなので海へ返しました)




繋がった浜を歩き続け、先程までいた河口の浜が見えてきました。
不思議な感じ、向こう側では期待に満ちていた場所でしたが来てみるとそうでもない(笑)
辺りを変えたのは天気の方で、段々と雨雲が流れ晴れ間が出てきました。




今度は川側を歩きます、天気の回復により幻想的な風景となりました。
もう「湖畔」って感じです(笑)、この景色が見られただけでも良かったと思いました。




ここで小さな水盤を発見、手頃なサイズで雰囲気も良いです。
もう「小さな水石シリーズ」として、こういった石を集めてみようと思います(笑)
今までにも数点と出逢っているので揃えたくなりました、これも探石の楽しみ方の一つになるでしょう。(なかなか見付からないのが残念です…)




未だかつて浜辺から姫川中央を撮影できた事があっただろうか?
ど真ん中に立っていると思うと、怖さ半分、嬉しさ半分で気分が高揚します。(水の流れが穏やかだったから美しさを強く感じられたのでしょう)


本来ならこうなる前に河川工事で澪筋を変えていたのだろうか?
今年は不景気だから仕事の発注がなかったので、入り江のような状態になったのかな?
なんであれ、普段とは違った姿を見られたのは嬉しい限りです。


戻りながら探していると、また小さな水石になりそうな石を発見しました。
ギリギリ合格だろうか…?、石自体は綺麗では無いですが中央の石英が魅力的です。(これが無かったら駄目だった?)
それに笑っている顔にも見えるので、表情があって面白いです。


持ち帰り吟味して、シリーズに入れるか決めたいと思います。


この時間帯(1時30分頃)から天気が急激に回復し、先程までの薄暗さが消え去りました。


「もっと早く晴れて欲しかった」と思いましたが、太陽光によって気温が上がり、強烈な蒸し暑さが疲労した体を「茹で蛸状態」にします(笑)
こうなると先程までの涼しさが恋しくなる…、結果として「最初に曇っていて良かった」となりました。(わがままな生き物ですね、人間は(笑))


山側も晴れて、雲が舞い踊るように青空へ向かっていました。
この姿を天女に見立てる感性も解るな〜、私たちの周りは神々で溢れていますね!



楽しい探石でした〜、私はヒスイと出逢えませんでしたが、早々に親父が見付けたので問題無いですね(笑)
何故か私がヒスイと出逢えない時は親父が出逢うので不思議、結果として収集率が上がるので頼りになります。(元気でいる内は親父も連れて探石を楽しみます)

次回も楽しく探石が(神々との交歓が)できたらと思います。

これで今回の探石記録を終わります。



ここで作品の紹介、ヒスイのルースにシルバーを合わせてペンダントにしました。


今回のはコラボの品、長野の作家さんにオーダーしてシンプルな仕上がりにしてもらいました。(試作を兼ねてオーダーしました)
裏は窓が開いているので、透明度の高いヒスイは光を透し美しく輝きます。
気軽に身に付けられるアクセサリー(を兼ねたお守り)として身に付けて下さい。

まだまだコラボしたいと思っています、先方のデザインにヒスイを合わせる品も作れたら幅が広がるでしょう。
近々、相談に行くので、そこで良い話ができたら嬉しく思います。
2020年09月07日
9月に入りましたが、相変わらず厳しい暑さが続いています。
今年は梅雨が長かったせいなのか、まとまった雨が降る日が少ないように思えます。(夜中に大粒の雨が降る日はありましたが…)
今現在は台風の影響により強風が吹き荒れていますが雨は無し、降りすぎて困っている地域もあれば、降らなすぎて困る地域もある…、このアンバランスには不安を感じます。
「幻想に現を抜かしている最中に滅ぶ」って事もありそうなので、人として(作る側として)後悔のないように生きたいと思います。

それでは9月最初の探石記録を書きます。

久々の探石、いろいろと忙しくて行けてなかったので存分に楽しみました。(9/6)
休日だったので12時頃からの探石、狙い通り人の姿は少なく邪魔になりません。(私が「海を楽しむ人たちの邪魔にならない」と言う意味(笑))





とても暑い日差しでしたが気持の良い風が吹き渡り、雲が太陽を隠す事もあったので、どうにか歩く事ができました。
浜は砂利が多く上がり波は長くて強め、もう泳ぐのは危険な海となりましたが、こうも天気が良いと飛び込みたくもなります。(でも波打ち際で足を濡らす程度にしましょう)




歩き始めて約10分、波打ち際の砂利の中に光の膨張が見られました。
見た瞬間にヒスイだと分かった「その転石」を手に取り、久々の再会を喜びます。



これは私が「万葉」に分類しているヒスイ、圧砕タイプのヒスイで緑と翠が入り交じります。(小滝で見られる事が多く、古代を強く感じさせるヒスイです)

小さいですが練度(自然研削)と練磨(自然研磨)は理想的、初っぱなから満足する出逢いがありました!


更に進むと再び光の膨張を発見!
初見ではキツネ石(緑色石英岩)か珪孔雀石の類にも見えましたが、緑の発色と光の膨張が明らかに違います。(手に取る前にヒスイだと確信しています(笑))


なかなか珍しいタイプのヒスイ転石、これは紫が混ざる事のあるヒスイです。
こちらも姿が良い、長い時の流れの中でイザナミ(海)に抱かれて育った事が解ります。


一通り歩き折り返し地点に到着、濡れた浜辺が波の強さ(長さ)を表しています。
昼下がりとなり暑さが増して汗が止まらない、久しぶりの屋外での運動だったので体が悲鳴をあげていました(笑)




この時点で見付けたのは、石英斑岩(流紋岩と混ざった感じ)1個、キツネ石(緑色石英岩)1個、ヒスイ転石4個、シーグラス4個、ネフライト1個です。


やはり今回のメインはヒスイ転石(白色と灰色のヒスイも見付けました!)、この小さなヒルコ神との出逢いが私に創作の力を与えてくれます。
ヒスイ転石は「信仰へと導く魂のカケラ」、作品は「信仰を見出した人の魂の器」ですね。

シーグラスも久々、夏の海から秋の海へと変わってきた証拠なのかな?(なんであれ嬉しい探石結果です!)


帰り際では、ネフライト2個、オンファス輝石1個、灰簾石1個、シーグラス1個を見付けました。


ネフライトは浜に打ち上がっていたのを発見、二つとも平らな面があるので波に乗って上がったのでしょう。

オンファス輝石は、石質が良いけどゴツゴツして割れている部分があるのが残念。
でも磨けば光る石なので活用を考えてみます。

灰簾石は、集めているタイプより色が悪く綺麗じゃない…、よって海に返しました。

シーグラスは、今日一番大きなサイズ(笑)、綺麗なので見付かると嬉しくなります。(集まると更に嬉しい、水の入った瓶に入れて飾っています)


帰る頃には、海辺に多くの人たちが訪れていました。
左側は逆光で夕方っぽく見えますが午後2時くらいです、右側はチビッコが多く訪れて波打ち際が賑わっていました。(右側の方が安全なので、チビッコを遊ばせるのに最適です)
旅の良い思い出になったかな?、糸魚川の魅力を感じてもらえたなら嬉しく思います。




汗だくになり疲れましたが楽しめました(笑)
これから段々と気温は下がってくると思いますので、また海へ遊びに行きたいと思います。

これで今回の探石記録を終わります。
2020年08月23日
まだまだ暑い日が続いてます、こうも暑いと外に出歩いている人も見かけません。(主に新型コロナウイルスの影響なのでしょうけど…)
エアコンの効いている室内でのイベントは少しずつ開催されているようですが、やはり感染防止対策により人数制限されているようです。

外は灼熱(熱中症を恐れ)、内は萎縮(感染を恐れ)、生物として進化する要因は十分ですが、現実から逃げ続けてきた生物(人類)には適応が非常に困難になるかと思います。
それでも少しずつ、一歩ずつ、前に進めるよう人として努力したいと思います。

それでは8月五回目の探石記録を書きます。

この日も暑かった…、山は雲(と言うか水蒸気)で見えない状態でした。(8/21)
深緑に変わった植物は急激に背丈を伸ばし、炎天下の中で命の輝きを私に魅せてくれます。(虫たちも鳴きまくり、躍動の季節に命を燃やしているのが伝わります)




浜は前回から形状を変えていて、海が荒れた日があった事が分かります。
波は短くて弱い状態、河川から流れてきた葉っぱが堆積し透明度を低下させていました。(探石する状態としては悪くなかったです)




中州のようになった浜も健在、微妙に位置を変えていて絶妙に渡れない深さと流れです(笑)
海水パンツをはいていれば渡れそうですが、この年で流されては笑い話にもなりません…。





カモメたちの楽園も位置を変えながら健在、その奥は入り江のようになっていました。
どうも左右と中央が川の出口になっているようで、浜辺に川の流れが出来て海の影響を防いでいるようです。(よって入り江付近は、石たちが打ち上がらず砂だけになっている場所がある)





川は濁っておらず、水量は若干ですが減っているように見えます。
入り江付近がプールのようになっているので、もし川で流されても三つある出口のいずれかに引っ掛かる感じに思えました。(この日は海釣りよりも、川釣りの方が多かった)




この時点で見付けたのは、赤石(ジャスパー?)とロディン岩です。


赤石(ジャスパー?)は、石英と完全に混ざっているのでチャートではないと思います。
発色は赤色が強くて、石質も良く光沢を示す部分があります。
本当に紛らわしい…、もっと明確に分かる特徴はないのだろうか?(機械分析以外で…)

ロディン岩は「鶯石」と呼んでいるタイプ、萌葱色(黄緑)が綺麗で、地も白くて硬いので加工にも向いている石(岩?)です。
最もヒスイと間違える石なのでハズレ感がありますが、美しい石には変わりないので活用する意味はあるでしょう。(ヒスイとの区別が必須)


帰り際では礫岩を発見、なかなか面白い姿をしています。


コンクリートに似ているので迷いますが、含まれている石が石英斑岩だけなので礫岩で大丈夫かと思います。(繋ぎ(砂岩?)部分も茶色だし)

灰色で色々な種類の石が混ざっているとコンクリートの可能性は高いけど、天然のコンクリートもあるので見分けるにはサンプルデータが必用になるでしょうね…。(今のコンクリートと、昔のコンクリートにも違いがあるだろうから)
まぁ、同じ色の石英斑岩だけを集めて固める事もない(割に合わないコスト)と思うので、礫岩としてストックしたいと思います。(後々に答え合わせをします)


入り江っぽい浜により浜辺の状態が悪かったので帰る事にしました。(波の状態は良かったけど)
が、しかし「対岸から入り江っぽい浜に渡れるかも?」と言う疑問があったので、解消すべく青海の海岸へ向かいました(笑)


そして左側の川の出口、やはりと言うか…、右と同じように絶妙に渡れない(笑)
ここは海(イザナミ)の力で中央だけを残して左右の出口を塞いでもらいましょう。(もう繋がって「一つの浜辺」になるのを待つしかないでしょう)




ちなみに、ここでは小さな緑色石英を見付けました。
これはクリソプレースと言って良いかと、稀に大きめの塊が上がる事もあるので、もし見付けたらラッキーな人です。




昼下がりの青海の海岸、蒸し暑さが伝わるでしょうか?
タオルを濡らして頭に巻いていないと歩いてさえいられない…、かなり危険な暑さだったので探石を中断して大人しく帰りました(笑)



ちょっと集中して探せなかったな〜、川に行こうかとも思ったのですが海以上に灼熱地獄と化しているので断念しています(笑)
もう少し暑さが弱まったら川でも探石したいと思います。

これで今回の探石記録を終わります。
2020年08月18日
連休明けから晴天が続き、毎日のように灼熱の太陽が照りつけています。
夏らしい陽気に胸が躍りますが、年々暑さに弱くなっている事を実感します。(寒さにも弱くなっている(笑))
熱中症に気を付けながら、引き続き躍動の季節を堪能したいと思います。

それでは8月四回目の探石記録を書きます。

お盆休みは終わり賑わいのピークは過ぎましたが、まだまだ海を楽しむ人たちが訪れます。
この時期になると海が荒れ始めるので遊泳は難しくなりますが、この日はギリギリ楽しめたようです。(8/17)





やや雲が多い空でしたが気持の良い晴れ日、気温も高く海水浴以外では長居は禁物です。
波は強めで短く速い状態、時々波しぶきが上がり探石人を退かせます(笑)
やや砂利の多い浜辺だったので、大きめの石がある奥の浜へと急ぎました。(この辺からは浜辺に誰もいませんでした(笑))




面白い石・美しい石を探しながら歩いていると、小さなカニを発見。
まだ子どもなのかな?、浜辺でカニを見かける事は少ないので新鮮な気分、これも海での楽しみの一つなのでしょうね。




一通り歩き折り返し地点に到着、多きな雲が太陽を隠し厳しい暑さが軽減します。
撮影するには光量が乏しくなりますが、探石人には恵の日陰になるので助かります。(日干しになるかと思いました(笑))




太陽が顔を出すまで休憩し、光量を得てから石たちを撮影しました。
アルカリ角閃石岩1個、赤い石英斑岩1個、玉髄1個、曹長石1個、ヒスイ転石1個、シーグラス1個、ネフライト2個、ロディン岩1個です。


アルカリ角閃石岩は、ネフライトとしても良いかと思いますが、青が強く少し質感が違います。(よって大きな分類での名称にしました)

赤い石英斑岩は、薬石タイプの赤バージョンと言えるでしょう。
赤色の方が石質が良い感じがする、サイズも丁度良いのでサンプルに使えそうです。

玉髄は「沸騰した」って感じの姿をしています(笑)
溶けたプラスチックみたいに見えますが、側面には薄い縞模様が見えます。

曹長石は、ほんの少しヒスイが混ざっている感じがします。
このタイプは明るい翠を部分的に示すので綺麗、でも硬度が足りずキシキシする手触りです。

ヒスイ転石は紫が入るタイプ、少しロディン岩が混ざっていて、キラキラ(翡翠輝石)も見えないので識別に苦労します。
決め手は「地の色」で、白すぎたり、クリーム色だったりするとロディン岩である可能性が強く、薄い灰色でやや緑がかっているとヒスイの可能性が強いです。
チャートにも間違えやすいですが、今回のは「少しだけロディン岩が混ざったヒスイ転石」で大丈夫だと思います。(手触りでも確認しました)

シーグラスは久しぶり、ビー玉(玉タイプのガラス)が小さくなったのでしょう。
綺麗なので瓶に入れて飾っています。

ネフライトは透明度が乏しいタイプ、平たいので打ち上がっていました。
磨けば光るので活用してみようかと思います。

ロディン岩は、母石が閃石類(アクチノ閃石?)のタイプ。
艶は期待できないけど、面白い石なので活用を考えてみます。(均一じゃないけど、艶を出す事は可能なので)


帰り際では、ネフライト2個、オンファス輝石1個、玉髄2個を見付けました。
見過ごしていたのだろうか?、それとも下から出てきたのかな?
行きでは見付からず、帰りで見付かる事が多いので不思議、右目と左目の違いも関係があるのだろうか?(単に波によって出てきただけ?)


ネフライトは透明度があり、特に下のは良質、なかなか見付からないネフライトです。

オンファス輝石はツルツル、練度も練磨も良いので標本に使います。(サイズも丁度良い)

玉髄も良質、これも標本に使えるサイズです。
これは磨いた方が良いだろうな〜、その方が縞模様も見やすくなるでしょう。


最後は再び玉髄、大きめで縞模様もハッキリ見えます。
これは縞瑪瑙と言った方が良いのかも、半分に切断して面を磨くと面白いかもしれません。



とても暑かったけど楽しめました〜。
探石は「神々との交歓」の中でも「運命」の意味合いが強いのだと思います。
創作活動は「創造」の意味合いが強く、その全てが八百万の神々に繋がるのだと思います。

要は「多くの神々の一面と交歓している」って事で、まだまだ底知れない領域が私を待ってくれていると思っています。
神々(自然)は楽しませてくれるな〜、父と同じくらい長く遊んでいるような気がします。(親父は「父親であり親友」って感じで、ず〜っと一緒に遊んでいます(笑))

厳しい暑さが治まる気配はありませんが、引き続き探石を楽しみたいと思います。(久々に大野付近の川も楽しもうかな〜)

これで今回の探石記録を終わります。
2020年08月14日
三連休は不安定な天気が続き残念な連休となりましたが、それでもある程度のお客さんが来店してくれたので楽しい時間を過ごす事ができました。
常にリスクは付きまといますが、お互いに気を付けながら対応して「私の未来に必用な人たち」を大切にしたいと思います。(お買い上げ有り難うございます、感謝です!)

必用となる人材を探しつつ、現段階で縁をもった作り手とも協力して、私なりの「石のまちのカタチ」を開拓して行けたらと思います。(こればかりは他者との協力が不可欠)
それと同時に、私個人での創作活動(糸魚川ヒスイでの創作)を進め、在るべき姿を示したいと思います。(神々との交歓である探石も進めます)

それでは8月三回目の探石記録を書きます。

連休は生憎の天気でしたが、10日の午後から空は一気に晴れ渡りました。
この日(8/14)も朝から晴天、やや雲が多い空ではありましたが、灼熱の太陽を少しの間でも隠してくれるので有り難く思えました(笑)


河川敷の植物は新緑から深緑へと移り変わっている最中、セミが鳴きまくり「正真正銘の真夏」って感じでした。
風が強めだったので蒸し暑さは軽減されましたが、風に当たり続ける事の疲労は覚悟する必用がありました。(海への影響も受け入れる必用がありました)


やはりと言いますか…、強めの風により波は短くて速め、連休中に夕立のような大粒の雨が降ったからなのか、海水の透明度も低い状態でした。
午前10時頃でしたが、釣り人が一人いただけ、この波では釣果は期待できないでしょう。(しばらくすると、3人ほど釣り人が増えました)




それでは探石を開始、まず最初に目に入ったのは姿が面白い石です。
これは泥岩なのか?、変玄武岩なのか?、分類としては堆積岩ではあると思います。
渓谷のような肌が面白く、座りも良い感じ、水石として使えそうなので持ち帰ります。(持ち歩くには重いので、入り口付近に置いて最後に回収します)




波が速いので波打ち際を見ていると目が回る…、目線を外し遠くを見ると、前回に渡れた中州?がありました。
もう渡れない…、連休中に海が荒れたようなので形は変わっていましたが、カモメの楽園である事には変わりないようです(笑)





川との合流点は、浜の先端部分が失われ対岸との距離が大幅に広がったようです。
今度は対岸の方で中州?に渡れるような感じになっている、川の出口を堆積した石たちが塞いでいて、まだまだ「神生み」が終わっていない事がわかります。




姫川自体は荒れている感じはなく、多少は濁っていましたが美しい流れを保っていました。
水温は冷たく水量も多いので川で泳ぐのは危険、でも海で泳ぐのも今日は危険、海水浴目当てで訪れた人には少し残念な環境だったかもしれません。(天気が良いだけラッキーですが)




この時点で見付けたのは、ロディン岩2個、ヒスイ輝石岩2個、玉髄2個です。


ロディン岩は鶯石と呼んでいるタイプ、大きいのは母石が閃石類なのでしょう。
磨いて美しく光るのは小さい方、同じロディン岩でも違いがあるのが面白いです。

ヒスイ輝石岩は、ほぼヒスイですが不純物が多い感じです。
表面にキラキラは見られますが、ちょっと曹長石が混ざっている感じがします。(通常より下のランクかと…)

玉髄は珍しく練られた状態、このまま磨いてストラップにしようかと思います。


こちらは角閃石かな?、光の当たり具合によってラメのような輝きを示します。
これをラブラドライトのように活かせれば…、と思うのですが、均一に光沢を出せない石なので残念…。(活かしている人がいたなら知り合いたいなぁ〜)


ガラス(或いは人工水晶)でコーティングする方法しかないかと思います…。
まぁ、水に濡らして眺めるだけでも良いのかもしれませんね。(そう言う楽しみ方もあるし)


歩いてきた浜を戻っていると、波打ち際の数歩奥の砂利に光を膨張する石が見えました。(砂利の中に1個だけ残った状態、ヒスイは重いので引き戻されないようです)
手に取った瞬間はチャート?って思いましたが、非常に淡い青や紫が見られ触り心地もヒスイそのもの、海(イザナミ)によって練磨(育成)された様子も見られます。




ある程度の厚みはあるもののプレート状なので、波の影響を強く受けて浜辺の数歩手前まで運ばれたのでしょう。
一般的なヒスイのイメージと異なり色褪せていますが、「手に馴染む石肌」と「魂に響く重さ」は、別格の存在である事を私に伝えています。

乾かして表面を確認すると、微細な翡翠輝石がキラキラ輝きます。
微かですが淡紫も確認できる、なかなか不思議なタイプのヒスイです。
このタイプは青が入っている事が多い気がします。(前にも同タイプを見付けています)


「色も無いけどヒビも無い」って感じなので、加工してみても面白いかと思います。

まだ少し時間があったので、次は青海の海岸へ向かいました。



こちらも波が強め、これでは遊泳は危険です…。
楽しんでいたのは釣り人・探石人・ウインドサーフィンの人だけでした。





こちらも浜の形状が変わっていたので期待しましたが、劇的な出逢いはありませんでした。
それでもロディン岩1個、緑色石英岩(キツネ石)3個、赤い石英斑岩1個、小さいヒスイ転石1個を見付けました。


ロディン岩は少し萌葱色(黄緑)が入っていましたが、鶯石と呼べる程ではありませんでした。(よって海に返しました)

緑色石英岩はキツネ石タイプ、2個は石英が多めに思えます。
これも標本として活用できればと思っています。

赤い石英斑岩は加工用、綺麗な艶が出るのでいろいろと試したいと思います。

ヒスイ転石は側面が割れていて、乾くとキラキラ(翡翠輝石)が確認できます。
ちょっと小さいですが、磨いて活用できるかと思います。


炎天下ではありましたが、今回も楽しめました。
それなりに海岸には人が訪れていましたが、やはり密集を避ける気配は見られました。
人間にとって嫌な環境となりましたが、人間の都合だけでは成り立たない事を痛感する試練なのだと思います。

いかに適応しながら心豊かに過ごせるのか…、考えながら生き続けなくてはなりません。
今までの人生(教育や学び)の中で信仰を見出し、その信仰に生きる者にしか体現できない領域があるのでしょう。(各々で見出す信仰が必須)
そこに単体として(自立して)生きる基本が在るように思えます。

これで今回の探石記録を終わります。



続いてアレンジした品の紹介をします。
白地に翠が映えるヒスイ「芽吹」のカケラでルースを加工し、ペンダントに仕上げました。(金枠はシルバーです)


本来なら雪解けの季節に作りたかったのですが、コロナショックで意欲を削がれました…。
更に梅雨が長引いて憂鬱となっていましたが、本格的な躍動の季節を向かえ、河川敷の植物から創作意欲を得られました(笑)
同じく気落ちしている人に身に付けてもらい、未来へ進む力になればと思います。


こちらは紫ヒスイ「開花」のカケラと、青ヒスイ「青海」のカケラでルースを加工し、ペンダントに仕上げました。(こちらも金枠はシルバーです)


イメージとしては「山ぶどう」を意識しています。
上の紫が色づきを示し、下の青が成熟を示す、何をやっても上手くいかない雰囲気になっているので、その中でも「花を咲かせ実を付ける努力」を大切にする想いを込めました。(作りながら自分自身に言い聞かせる感じ(笑))

どちらも金枠は既製品ですが、ヒスイに込めた想いが重要となります。(私の作品は糸魚川のヒスイが全ての起源です)
アクセサリーとして気軽に楽しんでもらう品ではありますが、作り手の想いも込められている事は忘れないで下さい。

どちらも物産センターに出品していますので、気に入ったら買って下さいね(笑)
2020年08月08日
今回はレザーブレスとコラボした「円環のレザーブレス」を紹介します。

淡青のヒスイ「氷雪」で円環(リング)作り、レザーブレスに合わせました。
透明度が高く光にかざすと淡い青に透けるヒスイで、その溶け始めた氷(かき氷)のような姿は、本領を発揮した暑い夏の中でも涼を感じさせてくれます。
裏面には、石質が弱い部分に多少の凹みがありますが、それも自然の景色になります。(この品は無骨さを重視しています)





円環(リング)の脱着が可能な仕様にしてあり、裏側はフラットに仕上げています。
外した円環(リング)は首飾りとしても活用できるので、その日のスタイルに合わせて気軽に身に付けられるかと思います。(興味がある人は、一度は試して下さいね)
レザーブレスとしても脱着が容易で、ある程度のサイズ調整が可能です。

当初はリバーシブルで楽しむのがメインでしたが、やっと「新雪(白ヒスイ)」や「青海(青銅ヒスイ)」の円環も仕上がったので、異なったヒスイの円環を交換して、その時々に合わせて楽しむ事が可能になりました。(前々回にも書きましたが、もっとバリエーションを増やしたい)


表面の凹凸は表情を変える為(ワイルドさを出す為)に削り、柔らかな女性らしさ(優しさ)とは逆の「角張った男らしさ(強さ)」を表現しています。

レザーブレス自体は、数年前に糸魚川のクラフトフェアで知り合ったレザークラフトの青年にオーダーして制作してもらいました。
とても仕事が丁寧で完成度が高い、私の無理な注文も聞いてくれるので助かっています。(ありがとう!)

ボタンの色は黒色・銀色・アンティーク(真鍮色)の三種類があり、今回は黒色ボタンのレザーブレスを使っています。
タンニンで鞣してあるので、経年変化により使い込めば使い込むほど色は美しくなります。(かなり丈夫なブレスですが、痛んでも修理や交換が可能(有料)なので、気軽に楽しんで下さい)

展示販売がメインなので、ネットショップで購入する際にはお問い合わせ下さい。
作品が販売済みの場合もあるのでショッピングカートは出していません、確認した後に改めてメールでお知らせします。(どうしてもタイムラグがあります)


世の中は暗い話ばかりですが、しっかり前を向いて創作に向き合いたいと思います。
同志の皆さん、辛いですがこの試練を乗り越えて未来に進みましょう!
2020年08月07日
本来なら賑わいを見せる季節ですが、新型ウイルスの感染拡大により萎縮ムードが広まっています。(こればかりは仕方がない…)
今年から積極的に交流を広げようと思っていたので残念…、しかし今後は「この環境が通常となる」のでしょうから、適応しながら創作活動を進めたいと思います。

それでは8月二回目の探石記録を書きます。

早朝に仕事(加工)を済ませ、押上の海岸へ探石に出かけました。(8/6)
快晴とは言えない空でしたが自然光は十分で凄く蒸し暑い…、この暑さで海や山から水蒸気が上がっている感じでした。



午前11時頃には、既に海水浴を楽しむ人たちがいました。
人数は例年よりも少なく、やはりコロナショックが影響しているのでしょう。
それでも帰る頃(12時頃)にはチビッコが増えて、「楽しむ事を約束されている季節」を満喫していました。(流石にここ(この環境、この規模)で、感染はしないでしょう)


浜の環境は波が弱く短め、透明度も回復していて若干ですが砂利が多かったです。
多少の波があった方が海水浴も楽しめると言うもの、きっと訪れた人たちは存分に楽しんだのでしょう。(私も泳ぎたくなりました(笑))




一通り歩いて折り返し地点、この季節には合わない長靴姿のオッサンは汗だらけです(笑)
「良い運動にはなる」と思い歩きましたが、体力の低下を強く実感した時間でした…。(今度は氷水を用意して、頭から被れるようにしたいと思います)




それでも面白い石と出逢ったので良しとします。
上から灰簾石1個、石英斑岩2個(赤色タイプ含む)、ネフライト2個です。


灰簾石は、集めているサンプルと比べると発色が少し暗いですが、グラデーションの紋様とサイズが良いので文鎮や飾石として使えそうです。

石英斑岩は、スタンダードな茶色の薬石タイプと赤色のタイプ、どちらも石質と紋様が良い感じです。(特に赤色タイプは加工に向いています)

ネフライトは、平たく滑らかで波により打ち上がっていました。
弱い波にも影響を受けやすい形状なので、足下を探していると見付かったりします。(ヒスイも然り、でも今回は見付けられませんでした…)


帰りで見付けたのは大きめのネフライト、なかなか石質が良いです。
このサイズと形状では打ち上がらず、波打ち際の数歩奥で留まっている事があります。




最後はオンファス輝石、濃緑タイプではないですが石質が良く艶やかです。
オンファス輝石らしい模様も見られ、サイズ的にも見本に最適です。




とにかく暑かった〜、最近は海の状態が変わらない感じですが、それでも楽しめます。
梅雨が長かったので晴れ日が勿体なく感じてしまい、このところ海や川に出る事が増えましたが、ほどほどにしないと熱中症で倒れるでしょう(笑)
皆さんも気を付けて躍動の夏を、それぞれに楽しんで下さい。

これで今回の探石記録を終わります。
2020年08月03日
8月に入り、やっと晴天が続くようになりました。(ちょっと今日は曇り気味…)
気温も上がり真夏を感じる陽気、待ちに待った日々の到来です。
9日ほど遅い梅雨明けとの事なので、遅れた分を取り返せるよう行動し、躍動の季節を存分に楽しみたいと思います。(単体で自然を楽しんだり、創作を楽しんだりします)

それでは8月最初の探石記録を書きます。

この日は朝から晴れ、強い日差しが辺り一面を輝かせていました。(8/2)
今回は河口で探石を楽しみました、もう夏も中盤になりましたが河川敷の草花は「深緑と言うよりは新緑」って感じで、まるで初夏のような翠で溢れていました。(午前9時頃はキリギリスが鳴き、10時頃からはセミの声が聞こえてきました)




浜辺は釣り人が二人ほどいるだけ、波は非常に弱くて波打ち際でチャパチャパしているだけでした。(海水浴を楽しむには最も安全な状態)
やや濁ってはいましたが水底を見られるくらいの透明度で、小石だらけの浜辺を見るよりは水底を見ながら歩く方が出逢いの確立は高い状態でした。




川との合流点は、ますます距離が広がっていて水量も多い状態でした。
流れ込む川の濁りも治まりつつあるようで、もう少しで「いつもの清流」に戻るかと思います。(糸魚川で大きな水害がなくて助かりました)
穏やかな流れに見えますが、かなり川底が掘られて深くなってるので落ちたら危険です。





波とぶつかった事で出来た中州?が近くに現れ、砂利が大量に堆積した浅瀬を歩き渡ってみました。
ちょっと不思議な感覚、条件が合わないと歩いて渡る事は出来なかったでしょう。






対岸にも中州?がありましたが、そこは遠く、更にカモメの楽園になっていました(笑)
普段とは違った環境にワクワクしましたが、肝心の魅力的な石は見付からない…、グルッと一周して「海水浴だったら楽しめたかも」と思いながら浜辺に戻りました。





最高の陽気と穏やかな海、この状態で魅力的な石が見付からないのは不思議です。
場所を大きく変えようかとも思ったのですが、まずは浜から川へ向かい、増水で削られ斜面になった川淵を歩きました。(崩れるので慎重に歩く必用があります)





梅雨の間に目が鈍ったのだろうか?、と思いながら歩いていると、不思議な存在感を示す石が目に入りました。
数秒で「金華石」と判断して手に取るとズッシリと重い、この「魂に響く重さ」を待っていました!(やはり在れば分かるようです、鈍っていなくて良かった(笑))



表面には黄鉄鉱が見られますが、大量と言う感じには見えません。(見えないだけか?)
これは切断して確認しないと分からないな〜、「金華石と呼べる景色」を備えているのか、それとも「黄鉄鉱が入った瑪瑙」とする鉱物なのか、これは期待が膨らみます。(どちらであっても魅力的な石に違いないですが)


この出逢いで、一気にやる気が出ました(笑)
次は赤色を示す石英斑岩、色と紋様のバランスが良くて加工に最適です。
このサイズなら配置を考えながら作れそう、異玉を作っても面白いでしょう。




これは蛇紋岩、アチンゴライトとリザーダイトが混ざっているのかな?
良く分からないですが、加工が容易な硬度で面白く仕上がります。(加工の初歩に向いている素材かと)




この辺りは水が勢い良く流れ、水面がキラキラと輝いていました。
暑かったので飛び込みたくなりましたが、三途(黄泉比良坂)を渡るのは「まだ早い」ので、手を浸す程度で我慢しました。(ちなみに石に付いた苔が滑るので、油断していると冥土(黄泉)に直行です)




こっちは結晶片岩なのだろうか?、中央に挟まっているのは石英なのかな?
石英にしては結晶が大きいように見えますが、そういう石英もあるって事なのだろうか。(このタイプは、乾いていた方がキラキラして面白いです。)




最後は玄武岩、このタイプは景色によって「梅林石」と言われています。
脈状に白が大量に流れている景色が「梅の林(枝)」に見えるからでしょう、それとは別に梅の花のように輪になっているタイプは「梅輪石」と呼んでいます。(私が呼んでいるだけ)


今回のは梅らしさでは無く「残雪の山並みが白雲を纏っている景色」に見えました。
片面が平らになっているので、作品を撮影する際の背景に活用できるかと思います。(背景で使わない間は飾って楽しむ感じ)

浜では全く見付かりませんでしたが、川では魅力的な石たちとの縁がありました。
姫川河口は、海(イザナミ)と川(イザナギ)の両方を楽しめるのが嬉しい、今回は川(イザナギ)の恩恵があったのだと感謝したいと思います。

ちなみに、川を楽しんでいる間に釣り人は帰宅したようで、最終的に浜辺はプライベートビーチのようになっていました(笑)

これで今回の探石記録を終わります。




ここで加工した作品の紹介をします。
様々な紋様の流紋岩で円形ビーズを作ってみました。(石英斑岩1個・ロディン岩3個含む)


これはコラボで使ってみたい、パーツとしても販売してアレンジできる人にも使ってほしいと思っています。(表現を広げてほしいな〜)
面白いのは、白一色だった流紋岩で作ったビーズに褐色の斑点が現れた事です。(酸化作用によるものなのかな?)
面白い石が多いな〜、「石のまち」として保護しつつも活用を考えたいと思います。


こちらはヒスイのリング、レザーブレスと首飾り兼用の品です。
白ヒスイと淡い碧(淡い青銅色)ヒスイで作りました。


側面に傷が残ったリングは、その傷ごと削り取り少し違ったカタチにしました。
表面の凹凸は表情を変える為(ワイルドさを出す為)に削り、柔らかな女性らしさ(優しさ)とは逆の「角張った男らしさ(強さ)」を表現しています。

脱着が可能ですが、今のところ三色(淡青・白・淡碧)しか揃っていない…、もっとバリエーションを増やして「取り替え可能のメリット」を活かしたいと思っています。
肝心のレザーブレスも頼まなくては…、景気と逆行している創作意欲ですが、進められる時に進めて後悔のないように過ごしたいと思います。

ルースを編んでくれた人にも物々交換の品を送らなくては…、必用とする人たちが近くにいてくれたら「作り手として、どんなに幸せか」って思います。
定期的に滞在してもらえたら嬉しいですが、それは私の都合なので無理は言えせん。(時期も時期ですし)

それでも理想を求めたい、個体(作家)として支えてくれる方々がいるので贅沢な望みですが、生きている間に「波長の合う作り手たち」を集結させたいと思います。
2020年07月31日
やっと糸魚川も梅雨が明けました!、長かった…、体中がカビだらけになるくらいにジメジメが続きました。(気持も滅入る天候でした…)
夜はクーラーを消して眠れたので悪い事だけでもありませんでしたが、ソーラーパワーが無いと創作意欲が湧かない…、何よりも探石を楽しめないのでストレスが溜まります。
これからは熱中症に気を付けなければなりませんが、やっと訪れた躍動の夏を満喫したいと思います。

それでは7月最後の探石記録を書きます。

久々の探石に選んだのは、同じく久々の押上の海岸。(7/31)
まだ少し雲が空を覆っていますが、雨雲ではないので雨の心配はありません。
右側は海水浴場となっていましたが、今日は海が荒れていて遊泳禁止になっていました。





海は昨夜の大雨(最後と思われる大雨)で、川の濁流が流れ込み濁っていました。
一見はヒスイ色で綺麗に見えますが、透明度を失った海は日本海らしくありません。(しかし「神生み」として見ると、この時期らしい糸魚川の光景ではあります)


「海水で濡れている浜辺」と「海面に複数見られる白波」から分かると思いますが、波は短くて非常に速く、暑さを吹き飛ばすような風が吹き渡り、波打ち際を集中して確認していると目が回ります(笑)
探し始めは向かい風だったので、まつげ(長めの)への負荷が大きくて目を開けているのも大変でした。(引っこ抜きたくなりました(笑))

こういった波は表面で動いている感じなので、浜を変える程の影響力はないようです。
透明度も低いので「打ち上がっている石」を重点的に探すのが良いかと思います。(波打ち際の一歩後ろ、海水で濡れている部分を探すのが安全です)
引き込まれる程の波ではありませんが、胴長で海に入って速い波により転倒すれば、もれなく冥土行きなので気を付けて下さい。


時折、太陽が雲に隠れて暗くなりましたが、折り返し地点に着く頃には快晴となりました。
ここら辺は石たちが大量に押し上がり、斜面になった浜辺を歩くのに苦労します。




この時点で見付けたのは、石英斑岩(薬石)4個、オンファス輝石1個、ネフライト1個、ヒスイ転石2個です。


石英斑岩は茶色3個と赤色1個、やはり赤色タイプは数が少ないようです。(気に入る発色と紋様を吟味すると、より集まらないです)

オンファス輝石は小さめの転石、練度・練磨(自然研削・自然研磨)が良くてツルツルのピカピカです。

ネフライトも小さめの転石、オンファス輝石ほどではありませんが練度・練磨が良いです。

ヒスイ転石は押上にしては角張っているタイプ、1個は白ヒスイでキラキラ(翡翠輝石)が僅かに確認できるタイプ、もう1個は緑が入りキラキラ(翡翠輝石)が全体に確認できるタイプです。(後者はチャートに似ているタイプがあるので、キラキラ(翡翠輝石)と表面の光沢が決め手になります)
どちらも乾くと光沢が見られ、触り心地からしてヒスイですが、白ヒスイは若干ですが純度が低いように思えます。
久々の太陽光下での識別だったので、光の膨張が強い白ヒスイを確認するのに苦労しました…。(最終的に家に帰りルーペで確認しました)
老眼が進んだのか、久々の光で目が眩んだのか、波しぶきで網膜が濁ったのか、何れにせよ、とても難しかったなぁ〜(笑)


帰りで見付けたのは、ネフライト1個、灰簾石1個、オンファス輝石1個、ロディン岩1個、玉髄1個です。


ネフライトは色が明るいタイプ、石質は少し弱い感じですが磨けば綺麗になるでしょう。

灰簾石は「アケビ石」と呼んでいるタイプ、なかなか面白いサンプルなので保管します。

オンファス輝石は角張ったタイプ、これは磨いて見本にします。

ロディン岩は小さいですが黄緑(萌葱色)が綺麗なタイプ、これも磨いて見本にします。(愛称は鶯石)

玉髄は既に光沢を備えていてピカピカでした(笑)、このまま磨いて見本にするか、アクセサリー(ストラップかペンダント)にしたいと思います。

ちなみに灰簾石の裏側も撮影、滅紫が濃くて良い感じ、石質も良いので磨かずにコレクションしたいと思います。(少しずつですが集まってきました)




コレクションと言えば友人にもらったデュモルチ石、ここまで色が濃くて多く入っているのは珍しいです。(有り難う、大切にするよ〜)


サイズも丁度良いので、サンプルとして保管したいと思います。(これも少しずつ集まっています)

久々の探石でしたが楽しめました、これから晴れが続きそうなので「探石の夏」を楽しみたいと思います。

これで今回の探石記録を終わります。




どうにか今月も生き延びました、来店してくれたお客さんに感謝です。(特に神玉を購入して下さった強力な個体(お客さん)に救われました)
感染対策もしているし、良くも悪くも感染するほど密集する場では無くなっているので、本気で購入したい人にとっては「会員制」のような空間になっています。(でも油断は禁物、引き続き用心したいと思います)

段階としては、もう種は撒かれていて、いつ起爆するのか分からない地雷のようなウイルスですが、人間がしてきた事を振り返ると「同類」って感じもします。
しかし、例え同類であったとしても「重症化する事のない存在でいたい」って思うのは、私だけではないでしょう。

何にとって?、と問われたなら「母なる地球」と答える、今は停滞(様子見)の段階ですが、排除が人間以外の総意となったのなら、「人間自体を辞める覚悟」も必用なのだと思います。
その先に何があるのかは解らないし、進化するだけの力量があるのかも不明ですが、共に在りたいと願うのなら、このゴミだらけの領域から逸脱する必用があるのでしょう。

その領域に同志と共に進めたのなら、辛い道程であっても幸せなのかもしれません。(今後も未来へ進む強さを求めて生きたいと思います)
2020年07月20日
7月の終盤に入りましたが、まだまだ梅雨は明けず曇った日が続いています。
今年は夏が短い感じがするなぁ…、人の出が少ないので感染予防には効果的ではありますが、もし「秋も短くて冬が長い」って事になると、精神のバランスを保つのに苦労するでしょう。
僅かな晴れの日を大切に活用し、今後の試練を乗り越える糧(動力)にしなくてはなりません。

それでは7月三回目の探石記録を書きます。

やっと「晴れ」と言える天気になりました、久々の日差しに細胞も喜んでいます。(7/19)
山は相変わらず雲に覆われていますが、太陽光を受けた河川敷の緑は美しく、昆虫たちの黄金時代は続いているようです。




足下の護岸ブロックにカマキリの子どもを発見、ヒスイ色を宿し輝やく姿は美しいです。
成虫になって「恐れを備えた美しさ」を魅せてくれる日を楽しみにしています。




浜は先日より砂が多くなり、海の濁りは少し弱まりましたが水底を確認するのは苦労します。
波は強めでしたが速くはなかったので、波打ち際を見ながら歩けましたが、たまに大きく打ちつける波が寄せるので、夢想状態で歩いているとビックリして目が覚めます(笑)




河口付近は打ち寄せる波により中州のような浜が増え、川から流れ出る水が湾曲していました。
こういった状態に大きめのヒスイ転石は見付かる事が多いので、川の水が澄んできたら期待できそうです。(今は濁りすぎて水底が見えない…)




海との合流点は川幅が広がったまま、流れは強くありませんが水量が減る様子もありません。
もう海水浴ができる水温ですが、もう少し待たないと濁りは治まらないでしょう。(水中が見えなくては面白さも半減です)






この時点で見付けたのはロディン岩(鶯石)、なかなか綺麗な発色をしています。


濁りの中で発見した際にはヒスイに見えるけど、「拾い上げるたらロディン岩だった」という経験は探石では良くあります(笑)


帰り際では埋まって一部しか出ていなかったヒスイ転石を発見。


姿形からして「カグツチの欠片」、灰色の地に淡緑や淡紫が入るタイプです。
表皮に近い外側の欠片なのでボソボソ感が強いですが、光沢を出せる石質なので加工は可能です。(裏側が表皮なので内側を活用するのが基本です)


更にオンファス輝石を発見、平たいので波に乗って打ち上がったのでしょう。


これの善し悪しは「乾いた状態で確認する事」が重要で、ツルツルで一体感があるのが良い素材となります。(表面に凹凸がないのがベスト、無数に走る石目の境が分からない方が良い)
基本的に光沢が出る石なので、「粘りが乏しくて割れるタイプ」にさえ気を付ければ綺麗に仕上がります。


最後はキツネ石タイプの緑色石英岩を発見。


どちらかと言えば石英部分の方が多いので、クリソプレースの類に近いタイプだと思います。
乾くと表面に微細なキラキラが現れて、良質のヒスイ転石と間違えそうな石なので「そう言う意味ではキツネ石(の総称)でも良い」って感じもします(笑)
きっと緑色に染まった雲母部分が無い(非常に少ない)のでしょう、加工に使えるかもしれないので試したいと思います。(中に色はあるのだろうか?、色も淡すぎるかな〜。)


前回にも感じましたが、やはり面白い石が少ない気がする…、でも夏の海は毎年こんな感じですね(笑)
ちょっと石運には恵まれなかったかな〜、と思いながらも「この晴天を楽しまなくては勿体ない」と思い、青海の海岸へと向かいました。


こちらは海の濁りが少なく、小石がたくさん上がっていました。
本来なら「もっと大きい石」が上がっている浜ですが、たまに押上海岸のような状態にもなるので、練磨が良いサンプルが拾える事もあります。





一通り歩き、灰簾石(アケビ石)、ロディン岩(鶯石)、キツネ石(緑色石英岩)を発見。


灰簾石は滅紫が濃くて良い感じ、サイズも良く肌もツルツルなのでサンプルとして保管します。(個人的に好きな石で、見本としてコレクションしています(笑))

ロディン岩(鶯石)は表面に茶色い汚れが着いているけど黄緑は綺麗、磨けば茶色は落ちるので研磨しようかと思います。(たまに中まで茶色が入っている事もある…)
何かしらの活用を見出さないと勿体ない石、ヒスイとの区別が肝になるでしょう。


キツネ石(緑色石英岩)は通常とは違い、ちょっと「珪孔雀石の類」に似ているタイプ。
母石に流紋岩が多く含まれているのだろうか?、石質は淡紫を示すタイプに似ている。
雲母が含まれていない(少量しか含まれいない)ような感じ、キツネ石と流紋岩が混ざっているのかな?
良く分からないけど、面白いのでサンプルとして保管します(笑)


最後は…、ヒスイ輝石岩(ヒスイを含んだロディン岩・曹長石岩)と言えるであろう石。



これはロディン岩・曹長石岩・ヒスイが混ざっているタイプだと思います。
ヒスイが「多少でも含まれる」と判断するには、表皮側の特徴を見ないと分からないでしょう。
このタイプにはキラキラ(翡翠輝石)が見られない事が多いので苦労します。

どれが母石なのか?、と考えると難しい…。(曹長石岩が多いかと思われるが…)
機械分析するのが良いですが、もっと多くの成分が出てきそうな気もします(笑)
タイプとしては紫が入るヒスイに見られる特徴と言うか、その端っこに多く存在しているように思えます。(後は巨大なヒスイ岩石の表皮にも)
いずれにせよ純度が低いのでヒスイとは言えないと思いますが、「ヒスイを含む〜」として説明はできるかと思います。(また分析してもらおうかと思います)


久々の晴天下で楽しめました、早く梅雨が明けないかな〜。
人とのコミュニケーションはリスクになってしまい残念ですが、これからも続いて行く「神々との交歓」は私に力を与えてくれるでしょう。(力が引き出されているのかも?)

人間に近すぎれば「感染」に脅かされ、自然に近すぎれば「災害」に脅かされる、自分の環境を見直しながら自己防衛能力を高めて行くしかないのでしょう…。
でも過剰な「強迫観念」は危険、何でも支配しようとするので最終的に破滅に向かいます。
シンプルに生きるには強さが足りないなぁ…、克服できない弱さを抱きながら「強く在ろうと生きる事」が大切なのかもしれませんね…。

これで今回の探石記録を終わります。
2020年07月14日
夏の中盤が始まりましたが、まだまだ雨の日が続いています。
降ったり止んだりを繰り返す小雨なのが救い、「もう水不足の心配はないので早く明けて欲しい」と、思うのは人間の都合なのでしょうね…。
騒いだところで意味がないので、水害に注意しながら梅雨明けを待ちたいと思います。

それでは7月二回目の探石記録を書きます。

この日は朝から曇り空、でも広がっているのが雨雲ではなかったので明るさがありました。(7/13)
空を覆う雲で山は確認できませんでしたが、河川敷に生い茂る植物は、昆虫たちの帝国として黄金時代を向かえていました(笑)




浜の状態は砂が多く波は強め、海は干潮で川の濁流により透明度は皆無でした。
自然光はギリギリな感じ…、時折、雲が薄くなった部分から太陽光がボンヤリと見られました。(その際は気温も上がって蒸し暑さを感じました)




冬の海を感じさせるような波打ち際を歩き、川との合流点に到着。
かなり川幅が広がっていて、連日の雨で水量が増した事が分かりました。
しかし、大きな流木などは無く、上流で土砂災害があったような形跡は見られませんでした。




ちなみに、川と海とがぶつかって出来た場所(石が積み上がった丘)で、サーフィンをしている人がいました。
何も今じゃなくても良いだろうに…、と思いましたが、待ちに待った日だったのかもしれません。(いずれにせよ、これで命を落としても悔いはないのでしょう)
川の影響をギリギリ受けず、波の影響を最大限に受ける場所を選んだあたりは、命知らずではあるけど「慣れた人」なのだと感じました。


探石に話を戻し、この時点で見付けたのはロディン岩(鶯石)2個。
なかなか綺麗なタイプを見付ける事が出来ました。


私が愛称として「鶯石」と呼んでいるタイプのロディン岩。
ヒスイと間違える石の中でもNo.1と言える石、発色だけで言えば通常のヒスイより綺麗だったりする事が多いです(笑)
でも透明度が低く、光を膨張する事もないので、ヒスイのような「神々しさ」は備えていません。(備える前に「袂を分かった」って感じ)

それでも春先を感じさせる萌葱色(黄緑)が綺麗で、石質も良いので加工しても美しく仕上がります。
ヒスイと混同される事なく適正な活用がなされたなら、価値を引き上げる事も可能でしょう。


特に悪くない環境ではありましたが、面白い石などは探せませんでした…。
今は「神生みの真っ最中なんだな〜」って感じで、イザナギ(川)とイザナミ(海)とが激しくぶつかり合っていました。
この後に、イザナギ(川)が破壊した「カグツチのカケラ」が姿を現すのか、イザナミ(海)によって練磨された「ヒルコ神」が姿を現すのか、とても楽しみです。


ヒスイは無しか…、と思いながら戻っていると、僅かに光の膨張が目に入りました。
その打ち上がった「光を放つ石」を手に取ると、それはヒスイのカケラでした。


これはイザナギ(川)による「カグツチのカケラ」と言えるでしょう。
先程のロディン岩(鶯石)の方が発色は良いのですが、やはり「光」はヒスイの方が強く放っているようです。(それにしても双方は似ているな〜)
小さいですが加工も可能で、ストラップや垂飾にも十分に仕上げられます。(紫が入る事もあるタイプのヒスイで、淡い緑が流れています)

ヒスイの転石は1個でも見付かると嬉しい、この喜びを何度も味わってきた幸せ、これから何度でも味わう事のできる幸せ、いろいろと満たされます。

今回も楽しめました、次は加工する(活用する)幸せを求め、「人がヒスイにカタチを与える喜び」を体現したいと思います。

これで今回の探石記録を終わります。




そう言えば、糸魚川から初めての感染者が出たようです。(20代の会社員らしい)
糸魚川と言っても青海〜能生まであるので、どこから出たのか良く分からない…、もっと狭めた情報が欲しいところです。

ウイルスとの共生は「人間がウイルスにメリットを示し続ける事」の始まりなのでしょう。
きっと平均寿命は50〜60歳程度になっていくのでしょうね…、その中で人間は成長率を高めて生きなければ成らなくなるでしょう。(老いていけば見放されて重傷化するので)
若者は「アホ面して生きていると何も成せないまま死滅する」って事を、肝に銘じて生きた方が良いかと思います。

それにしてもウイルスが人間に与えるメリットはないのだろうか?(前にも書きましたが…)
これでは「地球と人間の関係」と同じような気が…、人間は近くに若い惑星(地球に代わる惑星)がないから移住しない(出来ない)だけのような気がする…。(ウイルスを理由に他県に移住するのも「その縮図」かと)

これが「不完全な生物の性(さが)」なのだろうか?
なんにせよ寿命が50歳となれば、私はあと7年となるので計画的に生きなくては目標を達成できない訳ですね…。
60歳となれば17年か…、この差はデカイなぁ…。

まだ感染してはいませんが、「赤信号みんなで渡れば怖くない」から「毒喰うなら皿まで」って状態に社会がなってきているので、覚悟はしておいた方が良いでしょう。(次の「死なば諸共」って段階が末期かと)

とにかく将来的には「ウイルスにメリットを示し続けて生きる」って事からは逃げられないでしょうから、その人生の中で「自分らしく生きられる方法」を見出したいと思います。

今、なによりも願うのは両親の健康で、苦労してきたのだから最後の日まで元気でいてほしいと思います。
2020年07月09日
7月の前半が終わろうとしていますが、連日の雨で夏を感じる日差しは殆ど見られません。
糸魚川は大雨と言うほどの雨量は降らず、今のところ大きな水害の危険性は低いように思えます。
このまま梅雨が明けると良いのですが…、雨雲の位置によっては「どこでも起こりうる水害」なので、油断せず身の回りの変化に注視したい思います。(新型ウイルスにも注意)

それでは7月最初の探石記録を書きます。

久々の探石、一時的(昼間)に晴れ間が出たので押上の海岸へ向かいました。(7/8)
雲の多い空ではありましたが、所々に青空が見えて辺りも明るさを取り戻しました。(珍しく能生側が曇り、青海側から晴れ間が広がっていました)



前日の夜は大雨となり、このまま降り続いたら危険だと感じましたが、それも数時間後には止んだので安心しました。(ちょっと睡眠不足になりました)


海は特に濁りが強い感じではなく、引き潮で波も非常に弱い状態でした。
川の水が流れ込む海が今の状態であれば安心、満ち潮だと川の出口を塞いでしまうので逆流の恐れがあります。
右側の浜は川と合流しているので河口付近は濁っていましたが、大きな流木などが無かったので、上流で大規模な土砂崩れは起こっていないかと思います。(小規模はあったのかも…)


浜辺は小石が押し上がり傾斜の強い丘になっていて、とても歩き難い状態でした。
波打ち際を歩くと足が沈むので、大量の砂利が堆積しているのが分かりました。
これは重い石が(ヒスイ転石などが)下に沈んでいる事の多い状態、ちょっと期待できませんでしたが、波が非常に弱かったので歩き難いけど探しやすい環境ではありました。(在れば見落とす事はない環境でした)


太陽が出ると一気に気温が上がり蒸し風呂状態となりますが、石は見やすくなるので機を逃さずに目を凝らしました。
砂利で沈む足下に注意しながら歩き、陽光が辺りを照らすチャンスに撮影しました。
上からヒスイ転石1個、ネフライト3個、灰簾石1個、石英斑岩(薬石)3個です。


ヒスイ転石は灰色タイプ、発色は残念ですが練度・練磨が良く、円形の黒い模様が面白い、座りも良いので磨いて飾石兼文鎮にしたいと思います。(サイズも丁度良い)

ネフライトは鉄分の多いタイプ、2個は青みがかっているのでアルカリ角閃石岩と言った方が良いのかと迷ったのですが、石質からして「鉄分が非常に多いネフライト」で良いと思います。

灰簾石は石質が良くて滅紫(ザクロ石の成分)を示すタイプ、滑らかで色が濃いのでサンプル(見本)にしたいと思います。
いざ探してみると見付からない石、更に気に入る条件を満たすタイプが少なく、満足するサンプルが集まらないです…。(ピンクゾイサイトの方が集まらないけど(笑))

石英斑岩は石英が粒で入る薬石タイプ、紋様が良くてサイズも丁度良いです。
石英は「高温の熱水」の中で生成されるので、それぞれの地の成分を凝縮して結晶になるのでしょう。(特に薬石は、その影響が強いのだと思います、花崗岩にも同タイプがあるとの報告があります)
ただ「強ければ良い」と言う訳でもないので、自分にあった使い方が必用になるでしょう。(湯中りじゃないけど、多少の「石中り」がある気がする)


折り返し地点に到着、波が弱く静かな浜辺ですが、状態も変わらないので「新たな発見」には期待できません…。
浜辺に打ち上がっている茶色いのは「めかぶ(干からびた)」、大量にありました。
新鮮なら美味しく頂けますが、タイミングが合わなかったようです。(残念)




帰り際に、灰簾石(アケビ石)を発見。
悪くはないのですが、色が薄く乾くと肌の荒さも目立ちました。(よって海に返しました)




こちらは石英を母体とした石、ジャスパーと言えるのかな?
チャートと混ざっているのだろうか?、一番気になるのは「磨けば光るのか?」って事で、綺麗な光沢が出るならルースとして面白く仕上がるように思えます。(とりあえず切断してみるかな〜)




海岸の入口に戻っている時の方が太陽が照っていて、途中で倒れるかと思いました(笑)
風が冷たかったのが幸いでした…、今が「真夏なのだ」と痛感した一時でした。(この時ばかりは、雲が多くて助かったと思いました)

ちなみに、探し始めの際に観光のお客さん(お爺さん・お婆さん・お孫さん)が、石の識別を頼んできたので簡易の識別をしました。(私を学者と勘違いしたようです)
浜辺に丁度いたので対応できましたが、やはり石拾いを楽しむには「簡易の識別をする場」が必用だと改めて感じました。(お客さんには必用、「乞食・盗人」タイプには必要ない)

久しぶりに楽しめました、また晴れたら行きたいと思います。(熱中症には注意です!)

これで今回の探石記録を終わります。



数日前ですが、強い雨の中、来店して下さった皆さんに感謝します。(有り難うございました)
対応できなかったお客さん、申し訳ありませんでした…、行けば良かったと後悔しています。
幸いにも気に入って頂けた作品があったとの事なので安心しました、今後も「石好きが楽しめる場」にすべく努力して行きますので、また遊びに来てもらえると嬉しく思います。(なかなか準備が進みませんが…)

いつの日か「在るべき姿」を、堂々と体現したいと思っています。
2020年07月02日
憂鬱だった6月が終わり新たな試練の月の始まりです。(いよいよ夏本番の幕開けです)
未だ梅雨を引きずった天気ではありますが、雲の切れ間から顔を出す太陽は強く輝き、まさに「ライジングサン」って感じです。
これからどうなるのだろうか?、引き続き新型ウイルスに警戒しながらも、大雨による水害にも注意しなくてはなりません。
油断せず慎重に行動しながらも、やるべき事は進めたいと思います。

7月に入りましたが、6月最後の探石記録を書きます。

6月の最後は押上の海岸で探石、この日もお昼頃に曇ってしまいました…。(6/29)
午前10時頃までは快晴だったのに…と、残念に思いながらも吹き抜ける風が涼しかったので、探石する環境としては悪くありませんでした。





浜は入り口付近は砂利が多く、波は長くて強め、この時点では光源も乏しい状態でした。
先客は二人だけ、支度からして観光のお客さんだと思われます。(運動靴だったので)
やや押し上がりが強い浜辺だったので探しづらい、初めての人には歩くのも難儀だったかと思います。




いつもの折り返し地点まで歩いていると、次第に空が晴れて太陽が出始めました。
これは撮影チャンス、この時点で見付けた石たちを紹介します。(識別するタイミングでもあります)
上は石英斑岩3個、その下はネフライト3個、中央にシーグラス、左下がロディン岩(鶯石)、下中央が水晶、右下が灰ヒスイの転石です。


石英斑岩は薬石タイプ、茶色と焦茶色は標準的な薬石で、赤色のはやや珍しい薬石です。
一昔前は「このタイプの石英斑岩」が薬石と言われていましたが、最近では似た紋様の流紋岩も薬石として総称されています。
まぁ、成分が同じなので当然なのかも、大昔でも区別していなかったのだろうか?
なんであれ、今現在は「区別したい側」と「区別したくない側」がいるのは解ります。

ネフライトは色が薄く透明度があるタイプが2個、色が薄いと少し石質が弱くなるようです。
もう1個は色が濃いので乾いても光沢を示します。(どれも磨けば光ります)

シーグラスは久しぶり(笑)、この淡青のが私好み、釣具や漁業の仕掛けの欠片なのかもしれませんが、綺麗なので集めています。(練度の良いシーグラスだけを集めている)

ロディン岩は鶯石タイプ(愛称)、なかなか綺麗な色と姿をしています。
やはり押上の転石は練度・練磨が高いので、サンプルのコレクションにはピッタリです。
これは先程の「石英斑岩と流紋岩」とは違い、成分自体が違う(翡翠輝石が入っていない)のでヒスイとする事はできません。
たまに混ざるので、ヒスイ部分が多い大きな岩石は「ヒスイ輝石岩」と呼んだりします。
転石で混ざる場合は面積で母石を決めて、「ヒスイを少し含んだロディン岩」や「ロディン岩を少し含んだヒスイ輝石岩」として分類すると良いかと思います。(サンプルとしては面白い見本になる)

水晶は普段から集めている玉髄と区別が難しいですが、「根元」なのか「先端」なのかで分けています。(あと透明度とかでも)
同じ石英なので呼び名が多少違っても問題ありませんが、納得できる名前(クォーツ・カルセドニー・アゲート)を選んでいます。
ちなみに転石での水晶は数が少ないように思えます。(砕けてしまうのかな?)

灰ヒスイは光源が乏しいと曹長石との区別が難しく、手触りと重さで識別する事が多いです。
今回は触覚で確認した後にストックし、太陽が出たので視覚で再確認してヒスイだと確定しました。
灰色系の滑らかなヒスイ転石は微細な翡翠輝石が見やすく、十分な自然光があれば簡単に判断できます。(ちなみに、翡翠輝石自体のバリエーションを覚えないと、石英とかのキラキラする石との区別ができないでしょう)
まぁ、乾いた状態で「光沢」と「キラキラ」の両方を示したなら、ヒスイの可能性は高いです。


折り返し地点付近には大きめの石が上がっていましたが、やはり浜が押し上がっていて比重の高い石が打ち上がる感じではありませんでした。(逆に、平ら(プレート状)なら上がりそうでした)




入口に戻る際は太陽が出たり陰ったりを繰り返していましたが、探し初めよりは光源が充実して助かりました。
帰りで見付けたのは、灰練石(アケビ石)、ロディン岩(やや鶯石)、石英、シーグラス、小さなヒスイ転石2個です。


灰練石は滅紫に色づくロディン岩、ザクロ石の成分によるらしく愛称で「アケビ石」と呼んでいます。(ザクロとアケビで紛らわしいけど(笑))
今回のは少し明るめの発色、ロディン岩としては最も石質が良いタイプです。

ロディン岩は、やや鶯石(愛称)と呼べるタイプ、ロディン岩として灰練石と似ている部分は多いですが、一体感に欠ける感じがします。(これは海に返しました)

石英は水晶より白く透明度も低いです、石英としては綺麗な方ですが、石質が劣るので綺麗な艶が出ない事が多いです。(これも海に返しました)

シーグラスはさっきのと同じタイプ、集めて大きさを分け、それぞれに水と一緒に瓶に入れて工房に飾っています。(太陽光が当たると、すごく綺麗です)

小さなヒスイ転石は、少し緑が入ったタイプと白ヒスイの2個です。
サイズは残念ですが練磨・練度は十分で、とても可愛らしい姿をしています。
きっと「旅の思い出」にするなら、これくらいでも良いのでしょう。(住人が拾ってしまって申し訳ないけれど…)
それでも「お金で手に入れられるお土産」として活用してみます。(お金を使ってもらう事も大切なので)


帰る頃には空を覆っていた雲が少なくなり、青空が広がってきました。
それにつられてか海を訪れる人が増えて、それぞれに浜辺を楽しんでいました。




久々に晴天下で探石ができました。
気温は上がりましたが風は冷たくて心地よかった〜、経済は辛い年となっていますが、6月も探石を楽しめた事に感謝したいと思います。

これで今回の探石記録を終わります。
2020年06月29日
6月も終わりに向かい梅雨明けが近づいてきましたが、まだまだ景気は試練が続きます。(今年は覚悟を決めて乗り越える必用があります)
命が輝く躍動の夏を向かえたばかりなのに、冬の事を考えると気が滅入ります…。
必ず訪れる厳しい冬を無事に乗り越えられるように「良い季節での楽しい思い出」や、「創作活動の成果」を積み上げて、耐え抜く準備をしたいと思います。(キリギリスタイプですが、冬の備えは万全にします(笑))

それでは6月二回目の探石記録を書きます。

今回も河口での探石、梅雨なので曇りの日が多いですが、早朝や夕方は太陽が出る事が多いです。
画像はお昼頃(6/27)、生憎の曇天ですが暑さからは逃れられるので、集中して探す事ができます。




浜は波が強めで短く、風も強めで潮風が顔をベタつかせます。
砂と小石が多く光源も乏しい状態、海も濁っていて水底を確認する事は不可能でした。
あまり良い環境ではありませんでしたが、石との出逢いは運なので「面白くて美しい石」を求めて歩きました。(それが神々との交歓であり、私自身の信仰でもあります)




川との合流点まで歩き、薬石タイプの赤い石英斑岩、石英、流紋岩、薬石タイプとは少し異なる石英斑岩、鶯石の愛称で呼んでいるロディン岩を見付けました。


薬石タイプの赤い石英斑岩は加工に向いています。
なぜ赤いのかは鉄分によるのでしょうけど、酸化の具合によって発色が変化するのだろうか?(酸化鉄の沈澱による発色ではないのかな?)

石英は通常タイプ、結晶が霜柱みたいで面白かったので拾いました。
これだけ白いと水晶(玉髄など)との違いが明白なので呼び方に困らないです(笑)

流紋岩は紋様が面白い、硬度も石英斑岩に近いので加工に向いています。
たまに「表の紋様が良いのに中身は白」って事があるので、その特徴を覚えて切断しないと石が無駄になります。(白でも無駄なく作れば良いだけですが)

薬石タイプとは少し異なる石英斑岩は、石英のブロックが見えやすく赤褐色が流れています。
チャートっぽさも感じますが、混ざったりする事があるのだろうか?
石質が良いので、綺麗な光沢が出る石だと思います。


鶯石の愛称で呼んでいるロディン岩は、母石が通常タイプとは異なり少し脆さを感じます。(以前に見付けたハウライトっぽい石に似ている)
発色は綺麗な萌葱色(黄緑色)で、最も「芽吹タイプのヒスイ」と間違える事が多い石でしょう。
見本としては優秀なので、ロディン岩としてコレクションしたいと思います。(加工には向かない石質だと判断しました)


前回とは違って姫川は濁り、その濁りを海へと排出していました。
浜の先端も削れて、向こう岸との距離が更に伸びたのが確認できます。
川底は見えず川淵の深さも確認できないので、こういった状態の川では探さない方が無難です。





これもイザナギ(川)とイザナミ(海)の「神生みの一環」なのだと感じながら折り返していると、極上の玉髄と間違えるクラゲの死骸を発見。


この季節になると見られる事が多くなります、これ(クラゲ)もヒルコ神を象徴していて、やはり「神生みの一環」により打ち上げられます。
今回は「ヒスイではないヒルコ神を見付けたのだ」と、拾えなかった言い訳(納得する理由)にしてみたいと思います(笑)


最後は色と質の良いロディン岩(鶯石)、これは硬度があり光沢を出すのも容易です。
ヒスイに似すぎた姿をしていますが、最後の最後で「袂を分かった」って感じの石なので、「ある程度のヒスイの美しさ」を引き継いでいるのでしょう。(でもヒスイではない、だけど綺麗なので磨きます(笑))


ちなみに鉱物学で考えると、ヒスイは様々な成分が抜け出た後の「残りカス」との事です。
しかし、私としては「篩いにかけて最後に残った魂の器(母なる大地が練りに練った不屈で不滅の神器)」にしか思えないので、そこには考え方の相違があるようです。(残った存在(ヒスイ)の堅牢さや、発光に魅せられた者にしか解らないのでしょう…)
まぁ、見た目でも「抜け出たモノ」と「最後まで残ったモノ」の優劣は明確ですけどね(笑)


今月は探石する事が少なかったですが、それでも十分に楽しめました。
加工に専念していたり、後々の準備をしていると疲れてしまい記録が更新できなくなります…。
今優先すべき事に集中しながらも、探石に来られない人(糸魚川に遊びに来られない人)に疑似体験してもらえるよう、今後も画像と文章で伝えられたらと思っています。(動画は道化に徹する必用があるので却下(笑))

これで今回の探石記録を終わります。



次は制作した品の紹介、石英斑岩と流紋岩でペンダントを作りました。


まず浜辺で見付けた平たい石英斑岩(薬石)の上に並べてみました。
切断されているプレートより自然を感じるので、人間(私)が加工した品を並べると雰囲気が出て良い感じになります。

金属の素材はステンレスで摩耗にも汚れにも強く、気軽に身に付けられるかと思います。
このタイプ全てを「薬石」と総称しますが、楽しんでもらいたいのは「ピクチャーストーンとしての紋様(景色)」です。(石英斑岩・流紋岩としての魅力をメインにしています。)
よって「薬石としての謂われ」は付録となりますが、それが在ると無いとでは大違いなので、やはり魅力の一つとなるのは間違いありません。

石のまちとして「こういったアクセサリー」が在って良いので、色々な石で作ってみたいと思います。(とにかく光沢さえ出てくれれば活用の幅が広がります)


話は変わりますが、先日に私のブログを読んで会いに来てくれた青年がいました。
小さなヒスイの転石を勾玉に加工していて、その姿が素朴で持ち主の人柄を映しているようでした。(その勾玉の穴あけを受けました)
かつて私にもあった段階、きっと楽しくて仕方のない領域にいるのだと思います。
その記憶が僅かでも甦ったので良かった、このところ無駄に思える事を頑張っていますので、その甲斐があったのだと感じられました。


ひるがえり、未だに青海川でヒスイを破壊している乞食がいるそうです。
昔からの乞食なのか、新たに流れてきた乞食なのか、その両方なのか…。
通報があってヒスイ原石は保護されたようですが、同志による見回りからの通報なのか、取り分による仲間割れでの通報なのか、まるで分かりません。

いつまで続けるのだろうか?、どうせ原石売りの連中なのだから監視すれば良いのに。
人目の少ない青海川を狙う辺りも忌々しい、きっと工事関係者も共犯なのでしょうね。

この領域には半グレ爺が多すぎる、早くライセンス制にしてほしいと思うのは私だけなのだろうか…。
寿命で死ぬまで待っても良いけど、新しく出てくるのは「どうにかしてくれ」って思う。

一向に変わらない現状にはウンザリするけど、人間同士の戦争以外で人口を減らす方法は「人間以外の生物との生存競争」と「自然災害」しかないので、それにより変わっていくのを期待するしかないのでしょうね。(隕石とか宇宙からの干渉は例外)

その最中に私も消えていくのだろうか…、そうだとしても後悔しないよう未来(私が望む未来)に向かって努力したいと思います。

50歳までにはカタチにしたいなぁ…、作る側が胸を張って仕事ができる場を開拓しなくてはなりません。(正確には「再生」する感じなのだと思います)
2020年06月22日
梅雨に入り雨が続いた事や、加工に専念していたので、久々の探石記録となります。(5月に探石しまくったので丁度良い中休みだったかと(笑))
やる事があって忙しいのに「一銭にもならない」って言う意味不明な状態ですが、ここでの頑張りは未来へ繋がるでしょう。(確信してます)
今できる事に向き合って、私が求める未来へ進みたいと思います。

それでは6月一回目の探石記録を書きます。

久々の姫川河口での探石、先日(6/21)は快晴でしたが、物産の加工所で「パフォーマンスを兼ねた後々の準備」をしていたので行けませんでした。(それに日曜日だったし)
やっと時間ができたので訪れましたが、残念な曇天が広がっていました…。
しかし、植物は最盛期となり「昆虫の楽園」から「昆虫の帝国」となっていました(笑)




曇天の下で海を楽しんでいるのは釣り人だけ(笑)、でも釣果は良く無さそうでした。
浜の環境は砂が多く上がり波は強め、海水も濁っており自然光の乏しさと相まって水底を殆ど確認する事ができませんでした。(目の上が重くなる感じです)
この辺りの浜には目立った変化は見られず、荒れた日があったのか解りませんでした。




目を凝らしながら川との合流点に到着、先端付近は形状が変わっていました。
姫川自体は濁流となっておらず、水量は多めですが流れが強い訳でもありません。
川と海とが直接ぶつかっている所には多くの石が押し上がっていて、双方が拮抗した形跡が見られました。(若干ですが川(イザナギ)が勝ったような感じでした)




雨が降り続いた日々で、渇水気味だった姫川の水量が回復して流れ出たのでしょう。
とりあえず、前回に感じた水不足の不安は払拭されたように思えます。


それでは、この時点で見付けた石たち、ピンクゾイサイト1個、緑色石英岩(キツネ石)1個、ロディン岩(鶯石タイプ)1個、赤石(ジャスパー)1個です。


ピンクゾイサイトは久々の再会、ピンク色部分が少なくて鮮やかではありませんが、それでも出逢うのは難しい石です。
純度が低いので加工には不向きですが、見本にはなりそうです。(標準レベルのピンクゾイサイトです)

緑色石英岩は標準的なキツネ石タイプ、一定量が集まったら磨いてみます。

ロディン岩は鶯石タイプ、ちょっと黄緑色が隠れて見えませんが磨いて見本にしてみます。

赤石はジャスパーと言えるタイプ、部分的に瑪瑙を含んでいるので加工しても面白いかもしれません。(後は石質が一定でヒビが少ない事を祈るだけです)


折り返して歩いていると、また緑色石英岩(キツネ石)を発見、今度は違ったタイプ1個を見付けました。


上が通常のキツネ石で、下が母石が違うキツネ石、若干ですが紫がかっていて通常タイプより石質が良いです。
母石は流紋岩なのかな?、デュモルチ石が含まれたりする母石と同じように思えます。
このタイプなら艶が綺麗に出るかも、緑部分は凹んだりするでしょうけど全体的に綺麗に仕上がるように感じます。(あくまでも予想です)
試したいけど、このタイプのサンプルは2個しか持っていないので、もっと増やしてからにしたいと思うのは執着なのだろうか?


次はアケビ石と愛称で呼んでいる石、これはザクロ石の成分が混ざったロディン岩で、予想通り「灰簾石」に分類して良いそうです。


加工素材として拾いましたが、座りも良いので文鎮に出来そうです。
どうしようか…、とりあえず持ち帰り吟味します(笑)


久しぶりにヒスイと出逢いたいと思っていましたが、「こうも光源が乏しいと無理か…」、と諦めかけていた時、緑色石英岩(キツネ石)と思って拾い上げた石に光の膨張を感じました。



まず発色が違う、曹長石かとも思ったのですが、触り心地が異なります。(微妙な差です)
十分な陽光さえあったら数秒で解るのに…、ライトを持ってくるべきだったか…、などと思いながらストックしました。

ちなみに帰る頃、太陽が数十秒ですが顔を出しましたので確認した結果、圧砕タイプのヒスイで間違いありませんでした。(ラッキーでした)


こちらは曹長石岩かな?、ちょっと子泣き爺の顔に似ている気が…。(雪合戦中?)
面白かったので持ち帰りましたが、次の探石で海に帰すかもしれません(笑)




今度は、最初のよりもピンクが綺麗なピンクゾイサイトを発見。
こちらも通常レベルの範疇ですが、見本としては優秀な色と姿をしています。




最後は貝殻と思って拾ったら鉱物だった石です(笑)
これは菊花石とかの類なのだろうか?、化石ではないと思うのですが…、良く解らないので諸々含めて聞いてみようかと思います。




帰る頃に少し太陽が顔を出しました、山側は雲に覆われましたが、海側は雲が晴れて気温が上がりムシムシする暑さとなりました。


さっきまでの涼しさが嘘のように蒸し暑い…、曇天でも「この暑さを防ぐのなら大歓迎」だと感じた日でした(笑)

久々だったので目に映る石たちが新鮮に見えました。
ちょっと余計に石を拾ってしまった感じ、拾っては帰しを繰り返して「何やっているのだろうか?」って思う事もありますが、それも海(イザナミ)との交歓の一つなのだと思います。
奪い続けていると勢いを増して取り返しにきますので、その事だけは肝に銘じておく必用があります。(持ち続けると三途の川が渡れないので、冥土の土産にもならない)
神々との交歓が在っての遊びなので、その事は忘れないで下さい。

これで今回の探石記録を終わります。



ここからは創作活動の報告です。(一部ですけど)
まずは、鉢巻きのようにデュモルチ石が入っていた石と流紋岩を加工しました。
デュモルチ石は内部まで入っていました、厚みが無いのが残念ですがラインを活かします。




とりあえずペンダント用のルースを制作、なかなか面白く仕上がりました。


デュモルチ石とその付近は光沢が出たのですが、白い流紋岩と思われる部分の艶が出ず難儀しました…。(縞模様の流紋岩より柔らかい)
でもパウダーを使って優しく磨いたら艶が出たので、ペンダントとして販売できそうです。

縞模様があるタイプの流紋岩は、石英斑岩(薬石タイプ)に近づくにつれ石質が安定してくるようです。(加工した経験からの予想)
なかなか面白い紋様、皮脂に触れ続けないので変色も起こりにくいでしょう。
変色したら交換する時とも言えますので、気軽に楽しめるかと思います。


次は前から進めていたレザーブレス用のヒスイリング、やっと4個が仕上がりました。


ヒスイは「氷雪」を用いました、発色は「水湖」に似ていますが、水湖の石質が水(湖の水)〜霧氷に対して、氷雪は溶け始めた氷(かき氷)となります。
これから暑い夏が本領を発揮しますので、その中で涼を感じてもらえたらと思います。

他に「新雪(白ヒスイ)」や「青海(青銅ヒスイ)」でも作っている最中です。
リング単体で首飾りにもなるので、基本的には自由に楽しんで下さい(笑)
私としてはレザーブレスと首飾りを身に付け、その時々にリングを交換して楽しむ事を目的として作ったので、興味がある人は一度は試して下さいね。


今現在は何を作っても売上げが回復する兆しが見られませんが、だからこそ集中して進められる領域もあるので、この機を逃さず血肉にしたいと思います。(すべての試練を血肉にしてやろうと思います(笑))

低賃金労働は「発展途中の若者」か「もう成長が見込めない老人」しか担えません、双方ともに期限があり、前者は「発展しきるまでの間」で、後者は「寿命」です。
たまに「発展しきらず失敗したまま老人になって死ぬまで」って事もありますが、それは選択肢の多い現代の日本では成り立たない話しになっています。
それを他国に望むのか…、なんであれ後悔しないように向き合うのが良いかと思います。

ちなみに私は中年なので、もう存在を引き上げる方法しか道はありません(笑)
作家として成したい事もあるけど、作る側として成したい環境もあります。
両方を得られるとは思っていませんが、どちらか一方がカタチ(原型)になったなら、道半ばで倒れても悔いはないように思えます。(倒れないのがベストだけどね(笑))

とにかく頑張ろう、私としては少し進んだ実感があるので、焦らず、慌てず、確実に想い描く未来に近づこうと思います。
2020年06月07日
人間社会が好転しないまま無情に時が過ぎて行きますが、自然界は躍動の季節を前に準備万全のようです。
こうなったら「満喫するしかない」って話で、感染被害が報告されていない糸魚川を存分に楽しもうと思います。(糸魚川に住んでいる特権ですね)

それでは前回の続き、不動滝を十分に堪能したので移動しました。(6/4)
次は小滝のヒスイ峡へ!、途中に大きめの施設を作っているような工事現場がありましたが、何の建物なのだろうか?(発電関係?、浄水関係?)
ちょっと気になるので、今度は聞いてみたいと思います。

馬力の弱い軽自動車で長い坂道を上がりやっと展望台に到着、高浪の池付近は緑が生い茂り、明星山は水蒸気で霞んでいました。(暑い日でした〜)
数台の車が見えたので営業が始まったのかも、と期待して向かいました。


高浪の池の駐車場に車を止めて、食堂の建物に近づいてみると張り紙がありました。
まだ食堂は営業していないそうです…、7月からオープンする予定らしく、管理しているスタッフの人たちは花壇にたくさんの花を植えていました。(7月に向けて準備中でした)


池自体を楽しむ事は可能だったので、久々に浪太郎のオブジェを見に行きました(笑)
太陽光を受けてピカピカ、口のヒスイ原石も無事のようです。
すっかり愛着が湧いてしまっているなぁ〜、何年前から見ているのだろうか?(二十歳からの間柄(笑))




池も変わらず美しい、でもやはり少雪の影響で水量が少ないのだそうです。
5月前半は水が池から溢れているのが普通なのですが、今年は溢れていなかったそうです。
梅雨によって復活すれば良いのですが…、巨大魚も心配している事でしょう(笑)




こちらも芝が綺麗に刈られていて、思わず寝転がりたくなります(笑)
ここはキャンプを楽しむ人が多く訪れて最盛期は賑わうのですが、今年は感染の心配が常にあるので素直に喜べないかもしれません…。(ジレンマですね…、勿体ない!)


売店も準備中でしたが、自動販売機でジュースを買って休憩しました。(多少なりともお金を使って行くのが礼儀、見て帰るだけは無粋です)
準備中の売店にいたスタッフ(若い女性)と話し、「小滝にも若者がいて手伝っているんだ」と思ったら、小滝の住人ではありませんでした。
でも、遠くから通って来るのだから有り難い人材だと思います。(去年は子どもを連れて来たそうで、訪れた人たちに遊んでもらったそうです)

この環境で仕事ができるのは羨ましい!、益々ここに住みたくなります。(不動滝もそうでしたが、すぐに現実(自然)逃避します(笑))

でも改めて考えてみると、もし自給自足が必須な世の中になったなら、発電施設があって、水が豊富で、狩猟する獣や魚も多く(魚は池で養殖可能)、採取する山菜やキノコも多く、農耕する田畑があり、外からの略奪を防ぐ事が容易な環境(地形的に)…、冬は厳しいけど電力での暖房や温泉を掘ったりして、風呂に入って寝ていれば春になっていそうです(笑)
十分な保存食と頼れる同志で頑張れば、厳しい環境でも笑って生きられるでしょう。
よって最終段階での「候補の一つ」に認定したいと思います。(私が勝手に(笑)、ちなみに不動滝も候補の一つ)

そんなバカな事を考えながら、知人のスタッフにも挨拶を終え、いざヒスイ峡へ出発!
途中にあるフィッシングパークもお休み、どこもかしこもコロナショックで散々です…。


ヒスイ峡に着いての最初の景色、見上げるにも程がある(笑)
不動滝で巨大樹を見上げた負傷(ちょっと首が痛くなっただけ(笑))により、長時間は見上げてられない…、久々に見ても圧巻です。




懐かしくお馴染みの風景、今年は訪れる事ができました。
ちなみに、この坂は老い始めた身体には酷です(笑)




あの湧き出しまくっていた勾玉の池が枯渇寸前?、これも少雪の影響なのだろうか?
その影響もあるのでしょうけど、元栓を完全に解放していないだけかもしれません。(そうであってほしいが…)




やはり小滝川の水量も少ない感じ、上流の発電所や水門で調節しているのかな?
水質は白濁していて石灰分が多い感じがする…、この水量で蛇紋岩層が削れるとは思えませんが、もっと前は河口でも水量が豊富だったので、その際に大荒れしたのかもしれません。


こればっかりは住人に聞かないと解らない…、いや住人でも知らない人もいるでしょう。(興味なければ知らないですね(笑))
糸魚川は水が豊富なので、よっぽどの事がない限り水不足で困る事はないでしょう。(それにこれから梅雨に入るので、逆に水害に気を付けなくてはなりません)

楽しかった〜、気分爽快です。
完全に仕事から離れた気分転換、いやヒスイ(石たちも)とは離れていないので「かなり仕事から離れた気分転換」かな(笑)
移り住んだ者だから、糸魚川の魅力がダイレクトに感じ取れるのでしょうね。
ここで生まれ育った「興味を持っていない人たち」も、これを機に故郷に目を向けて欲しいです。(糸魚川は広いので、まだまだ魅力が溢れています)

いよいよとなったら完全会員制にして、同志だけで維持管理が出来るようにしたいなぁ…。
お金で協力してくれても良いし、労働力で協力してくれても良いし、とにかく「不屈で不滅の信仰心」を体現してほしいと思います。(その際は私も会員になっているでしょう(笑))

これから半年で一年が終わります、その時にどうなっているのか…、それぞれに不安はありますが、同志で乗り越えて行くしかありません。
この試練を乗り越えた先は、人間の都合の良い世界では無くなっているかもしれませんが、幸せを感じて生きられるのなら救い、その環境を前を見て歩ける者のみが存在を許されるのかもしれません。

ただ、新型コロナウイルスが「姿が見えて触れる大きさだったなら、ぶん殴ってやりたい」って思うのは私だけではないでしょう(笑)
同じく不完全な生物として、その力でねじ伏せたくなるのは本能なのかな?
どこまでも人間に似て姑息な存在だ…、もう「憎まれっ子、世に憚る」って感じだな…。

と、恨み言を並べても始まらないので(笑)、今やれる事を少しずつ進めて行きたいと思います。
2020年06月05日
雨の多くなる日が続くと思っていたのですが、未だ梅雨には入っていないようです。
ほぼ毎日が晴天、コロナショックがなければ観光としては最高の年になったかと思います。(少雪だったので早くに山へも入れたし)
なんて勿体ないのだろうか…、普段から探石を楽しんでいる私でさえ血湧き肉躍ります(笑)

と、言うわけで久々に「不動滝」と「小滝ヒスイ峡」へ行って来ました。

まずは不動滝へ、今井部落から上って行くと秘境感を更に楽しめます。
でも道が頭に入っていないと危険、対向車が来た際の対応を常に考えながら進む必用があります。
観光地への道としては整備が不十分かもしれませんが、それが「秘境」でもあります。
観光地として本気で賑わいを求めるのなら、今井や小滝の入口から「専用車に乗り換えて送迎するシステム」が必用になるでしょう。(求めるのならの話)

話を戻し、記憶を頼りに慎重に車を走らせ不動滝に到着。
警戒しながらゆっくりと上ってきましたが、ただの一台も対向車は来ませんでした(笑)
不動滝にも誰もいない、私としては最高の環境で気分が高まりました。


芝は綺麗に刈られていました、今井部落の人たちが行ったのかな?、暑い中で大変だったと思います。(この日の気温は28〜29℃となり、ここでも暑いくらいでした)
数年前に駐車場が作られたので、そこまで車で降りる事ができて助かります。(最近は老いを感じます…)


不動池は水量たっぷり、濁りは弱くカエルの鳴き声が響き、トンボ(イトトンボやギンヤンマ)が飛びまくっていました。
近くの木の枝には大きな泡状の玉が2個ぶら下がっていて、これが貴重で有名な「モリアオガエルの卵」だと解りました。(鳴いているのも、モリアオガエルなのでしょう、多分)
知らないと「巨大なカマキリの卵」に思えるかも(笑)、それはそれで面白いです。





不動滝の詩を記した石碑も健在、大きい石碑は全部漢字なので読めません(詩としての雰囲気は良い感じです)が、小さい石碑が内容を訳してくれています。




石の鳥居をくぐって、いよいよ不動滝とご対面です。
ここからはデカイ樹が多くなるので、アリス症候群のような錯覚を楽しめます(笑)
ちなみに礼儀としては、一礼してから鳥居をくぐるのが良いと思います。(個人的に)




滝の全貌が見えてきました、勢い良く流れていますが、例年より水量が少ない感じがします。
とにかく、先ずは水神様の祠にご挨拶、祠の前に立つと私の肩にトンボ(シオカラトンボのメス)が止まりました。(また何かと間違えたのだろうか?)



肩にトンボを乗せたまま(笑)久々の挨拶を済ませ、滝つぼへ向かいます。(滝つぼに降りたら飛んで行ってしまいました)


まず光に満ちあふれて目が痛い(笑)、やはり滝は水量が少ないようで、少雪だった事が大きく関わっているように思えます、それと相まって遅い梅雨入りにより水が不足しているのかもしれません。(姫川自体に水が少なかったので)


通常なら辺りの温度を2〜3℃ほど下げるのですが、今現在は1℃くらいの差しが感じられませんでした。(それでも気持の良い環境でした)


帰りは巨大樹の木漏れ日を浴びながら歩きました。
見上げすぎて首が痛くなりましたが、緑(翠)の風が心地よく吹き渡り、キャンプをするなら今がベストの環境だと感じました。(まだウルルも出ていません)




参道を少し逸れると、不動滝から流れ出た水の小川があります。
ここは玄武岩(梅輪石タイプ)の産地らしく、見渡せば選べるほど転がっていますが、その中から「景色が良く姿の良い石」と出逢うのは困難です。(運ですね(笑))




試しに、どんな種類の石があるのか調べてみました。
まずは縞瑪瑙、今井部落を流れる虫川から昔は瑪瑙(メノウ)が出たと聞いていましたが、不動滝付近からも出るようです。(一個だけなので、断言するにはもっとデータがいる)
不動滝は虫川の上流になるのかな?、だったら出ても不思議ではないですね。




次は玄武岩、梅輪石と言うよりは「玄武岩と石灰石が混交した岩石」って感じ。
なかなか面白い姿、こういった石が不動滝にある事を憶えました。(石は川に返しました)




緑色石英(キツネ石)とは違いますが、銅による発色なのか…、緑色を示す石もありました。
石としては安山岩なのだろうか?、ガサガサで脆く砂利が集まって出来た感じです。
所々に粘土っぽい感じの部分があるので、珪孔雀石の類(のなり損ない)が混ざっているかもしれません。(石は川に返しました)


なかなか面白い、キャンプしながら調べると最高だと思います。(鉱物好きには最高)
ウグイスの美しい鳴き声を聞きながら楽しんでいると、それとは別の美声が聞こえてきました。
最初は鳥の鳴き声だと思いましたがどうも違う(川から聞こえるので(笑))、心当たりがあるとすれば、あの有名な「カジカガエル」です。
下手な鳥より遙かに美声(笑)、透き通った声は胸の奥まで響きます。(魂に届く感じ)


再び不動池へ、またまたモリアオガエルの卵(と思われる泡玉)を発見、今度の姿は巨大な(或いは大量の)アワムシの巣に間違えそうです(笑)


この池(不動池)は人工池だと思いますが、元々ここに沼があったように思えます。
それを人が整備して今の姿になったのではないだろうか…、天敵の魚がいないのでカエルやヤゴの生態が守られています。
このまま未来に残してほしい最高の場所です。

不動滝は命に満ちあふれ輝いていました、命が生まれ消えていく頻度は人間社会とは桁違いの領域、そんな中でも「美しさ」と「生命力」が満ち溢れているのは何故だろうか…?
これが「生命は死に続ける事で進化する」って事に繋がっているのだろうか?
なんであれ、その強さのカケラでも良いから欲しい!、きっとこれを私は渇望し続けて生きるのだと思います。

久々の不動滝は相変わらず最高の場所でした、変わらない景色が向かえてくれて嬉しい、思わず住みたくなりますが、現実(自然)は甘くありませんね(笑)
これから毎年5月〜10月までの間に訪れて、疲弊した魂を癒したいと思います。(6月後半〜9月前半までは、最狂のウルル(大量のアブ)に注意が必要です)


次回は、同日に訪れた小滝ヒスイ峡(高浪の池含む)の事を書きます。
2020年06月03日
6月に入りましたが気温は7月並に高く、無風の熱帯が続く日もあり早くもバテそうです。(夜になると涼しくなるのが救い)
日中は水分補給に気を付けて加工に勤しんでいますが、集中すると暑さを忘れてしまうので、気が付けば汗だくになっている事も多いです(笑)
そろそろクーラーの出番かな?、本当は自然の風を受けて加工するのが一番ですが、そういう環境に行くと生活は不便だし、虫が大量発生して機械の故障にも繋がります。(湿気で錆まくったりもするし)
いろいろと理想は思い浮かぶけど、何事も「程度」ですね(笑)
今現在の環境が制作にはベストなのだと感じます。(何だかんだで導かれて来た場所だし)

それでは6月最初の探石記録を書きます。

6月最初の記録なのですが、5月末の事を書きます(笑)
この日は快晴、気持ちの良い青空が広がっていました(5/30)
今回は青海の海岸で探石、押上と河口は行き過ぎて飽きてしまいました。(5月は行き過ぎた…)



浜は穏やかな波で、釣人や探石人がそれぞれに楽しんでいました。
気温が高かったので「泳げるんじゃないのか?」って思いましたが、シャワーやトイレなどは閉まっているので海開きした後に楽しみたいと思います(笑)


ここで見付けられたのは、水盤のような姿の石とネフライトです。


水盤のような姿の石は、パッと見はコンクリートですが吟味すると礫岩だと解りました。
安山岩にも似ているタイプがありますが、石英の多さから礫岩で大丈夫だと思います。
とにかく自然石で良かった(笑)、座りも良いので飾石としては優秀、サイズも手の平サイズなので置き場所にも困らないでしょう。
在るようでいて無い魅力的は石(水石)なので、こういった面白い石は集めています。

ネフライトは海水を弾く程の肌艶、浜に打ち上がっていたのを見付けました。
ここでは珍しい練磨(自然研磨)の良さ、特別に硬度が高い感じでもないので不思議です。
小砂利により磨かれていたら、突然の強い波に乗り打ち上がった感じだろうか?
最近は海が荒れる事が少なかったので、どの海岸も練磨が良くなっていたのかもしれません。(好みの姿ではなかったので、このネフライトは海に返しました)


海岸の駐車場付近には、ハマヒルガオが咲き乱れていました。
晴天下で見ると美しさも倍増です、今年も命が輝く夏がやってきました!




白雲も両手を伸ばして歓迎してくれます。(自己解釈)
世の中の嫌な事が嘘のように思える景色、この時間だけは何も気にせず楽しく過ごせます。(あと創作活動の時も(笑))




今回は礫岩の水盤だけ、海辺は人が多めだったので早めに探石を切り上げました。(土曜日だったし)
これから厳しい暑さになりますので、短時間で探石を終える事が多くなります。
その中でも良い出逢いがあったのなら、とても幸運な事なのだと思います。

これで今回の探石記録を終わります。



いろいろと準備を進めていますが、今年の基本は「制作に専念」となります。
まだまだ売上げの回復は見込めないので、普段は「労力的に見合わなくて避けていた、ヒスイ以外の石」を加工してみました。(良い機会かと思っています)


赤い石英斑岩・縞模様の石英斑岩・斑模様の流紋岩のルース3点です。

赤い石英斑岩は、薬石タイプの「赤バージョン」って感じの石、薬石は免疫を高めると言われていますが、これは色的に血行が良くなりそうです(笑)
薬石の効果は個人差があるようですが、私は「美しくて面白い存在」であれば、勝手に身体が適応するので問題ないです。(私個人の話)
今回は赤色が強いタイプを加工しましたが、灰色と混ざったタイプもあるので、それも加工すると面白いかもしれません。

縞模様の石英斑岩は、年輪のような紋様を示していた海岸転石です。
あまり見ないタイプの石ですが、加工すると面白く仕上がりました。
縞模様の色がグラデーションになっているのも良い感じ、ちょっと不純物が混ざる事があって、その有無を加工前に確認するのに苦労します。
場所によっては縞模様が歪んでいたりしいて、面白い景色を魅せてくれます。

斑模様の流紋岩は、石英斑岩の薬石に似たタイプの流紋岩です、こういった紋様の石英斑岩・流紋岩の全てを「薬石」として呼んでいるようです。(このタイプの総称(愛称?)なのでしょう)
夕焼け(朝焼け)の山を想わす景色が美しく、空には鳥に見える小さな黒色の模様が浮かんでいます。
光沢が最も出た良質の流紋岩で、メリハリがある芸術的な景色を楽しめます。
これだけ締まった石質の流紋岩は珍しく、なかなか見付からないのは残念ですが、これからも探石を楽しんでいれば自ずと集まってくると思います。(多分)

今回は試作のルース3点、何枚かプレートを切り出したので引き続きルースを作ろうと思います。(仕上がりの状態も確認できたし)
画像では大きく見えますが、ルースのサイズは12mmです、主にペンダントにして販売しようかと思っています。
石のまちとして、こんな感じのアクセサリーがあっても良いかと、気軽に楽しめる装飾品(金額的にも手頃な装飾品)は、お土産として必用になるかと思います。

労力的にはヒスイを加工するのと大差が無く(笑)、だったら単価が高いヒスイのルースを作った方が良いのですが「面白さ」を追求するのなら、他の石たちも活用した方が良いです。(特に紋様が面白い石は活用すべきかと)

何を作っても売上げが上がり難い今だからこそ、取り組む意味があるのでしょう。(素材は集まっているし)
もっと石の種類を増やして「面白いルース」を作ってみようかと思います。
ただ、石英系は硬度が高い(ヒスイよりも高いのもある)ので、工具が消費しまくるのが悩み…、モース硬度5〜5.5位の面白い石(更に光沢が出る石)が理想的だと言えます。(売れれば工具代も気にせずに進められるのですが…)

それと同時にヒスイの創作活動も進めなければ…、やる事は多いなぁ〜。(ヒスイのブレス用リングもバリエーションを増やさねば…)

辛い世の中なので、せめて探石と創作活動だけは楽しんで進めたいと思います。
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