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2017年12月18日
またまた晴天となったので、姫川河口へ探索に行きました。(今回も糸魚川に最強寒波が訪れる前の話です)

この日は快晴で、爽快な空と山の景色に癒されました。
気温も高まり春のような陽気の中、魅力的な石たちを探します。




神(自然)の祝福か?、早速とても美しい紫ヒスイを発見しました。(親父が(笑))
全体が紫に染まり石質も滑らかで、特に濃い紫は黄色い光源の中でも存在感を失いません。
底には桃簾石と思われる桃色の不純物が見られ、緑も相まって面白い景色を宿しています。




このまま飾っても良いのですが、薄く残る表皮を削れば更に紫が際立つヒスイなので、底と背面の表皮を残し、表面だけ研磨しようかと思います。(って言うか既に磨いたので後々に紹介します(笑))


私はと言うと、とても綺麗な緑の玉髄(クリソプレース)を発見しました。
サイズは小さいですが、発色が強いので遠くからでも目立ちます。(ビックリするくらい目立つ)



拾い上げた際は、「まるで着色したようだ」と思いましたが、よく考えると「自然の発色に憧れて、着色と言う技法が生まれた」のですよね(笑)
だから自然界に在って当然で、考え方の順序を間違えると物事が歪んでくる事が解ります。
そう言った意味でも、これはサンプルとして保管しようと思います。(間違いなく自然界(糸魚川)に在る事を証明しています)


最後は石質の良い白ヒスイを発見。
キメが細かく、淡い緑と黒のラインが入るタイプのヒスイです。
チャートの中には非常に似ているものがあり、曇っていると判別が難しかったりします。(今回は快晴だったので、乾くと翡翠輝石がキラキラと輝きました)



この日はこれで終了、良い出逢いがあって良かったです。



そして数日後、また河口へ探索に行きました。(笑)
ちょと曇り気味でしたが、探索するのには十分な明るさがありました。

まずは桃簾石を含んだ蛇紋石、いや…、蛇紋石を含んだ桃簾石か?(岩としればロディン岩)
なかなか良い桃色で石質も良い感じ、散らばっている状態では桜石と呼んでいますが、塊の状態だと桃石と呼んでも良いのかもと思ったりします(笑)
これを「ヨモツシコメに投げつけたら相当な効果がありそうだ」と、どうでも良い事が頭を過ぎりました。(桃石(投石)だけに…)




こちらも桃簾石が混ざった結晶片岩、かな?
面白い姿をしていて座りも良いので飾石にしようかと思いますが、輪切りにしてコースター(お皿)を作っても良いかと。
とりあえず、いろいろと吟味して活用を考えたいと思います。




次はロディン岩、鶯石と呼んでいるタイプです。
真ん中に明るい翠が入っていて面白い、磨けば良い飾石となる事でしょう。(裏にも翠が入っています)
観賞用として楽しめるし、文鎮にも使えるので研磨したいと思います。




こっちのロディン岩はサンプルとして活用しようかと思います。
きっとヒスイとの区別に役立つ日が来るかと思います。(多分)



この日はヒスイを見付けられませんでしたが、面白い石たちに出逢えました。(これはこれで良い経験となります)

どう活用するかをゆっくりと考え試しながら、忍耐の冬を乗り越えようと思います(笑)


次回からは最強寒波が迫り出した話になります。(一週間くらい前の話です(笑))
2017年12月14日
今回も良い天気となったので、姫川河口へ探索にでかけました。

この日の山は、うっすらと雪化粧をしていますが、現在は真っ白になっています。
タイムリーな情報ではないですが、「こういう日もあった」と言う事を楽しんで下さい(笑)




早速、川沿いを歩きヒスイ転石を発見。
黄色の光源で解りにくいですが、灰色と青色が混ざった色をしています。
石質は良く、乾くと翡翠輝石がキラキラ輝きます。(磨けば光沢が出やすいタイプでした)





河口から海辺を見ると波が穏やかだったので、青海の海岸へも行きました。
多くの釣り人が訪れていて、浜の環境は釣りをするのにも良かったようです。(釣果は微妙だったようですが…)





ここでは玉髄を発見、側面には縞模様も見られます。
晶洞には小さな剣水晶がキラキラと輝いていて綺麗、乾いても全体的に滑らかさを保っているので石質の良い玉髄だと解ります。(そのまま磨くか、一部を削って磨くか、磨かずに保管するか、迷います…)





この波ならば「きっと」と思い、押上の海岸にも行きました。
案の定、浜は緩やかな波で歩きやすい状態でした。(しかし、砂利が多く上がっている環境でもありました…)





小さなヒスイ転石でもあれば…、と思いながら浜を歩き、灰色ヒスイ1個とネフライト3個に出逢いました。
色は灰色ですがサイズは丁度良いヒスイなので、磨いて文鎮を兼ねた飾石にでもしようかと思います。(灰色ヒスイの多くは石質が良いので光沢が出る)




今回も魅力的な石たちに出逢う事ができました。(母なる海と大地に感謝です)
様々な素材と出逢える糸魚川は「まさに美の宝庫」と言えるでしょう!
後はこれらを「人の世の価値感」に適応させるだけ…、とても難しい事ではありますが、そこに進んでこそ「人の文化」と言えるのでしょうね。

日常的に自然と触れ合っていると、この地(血)から発信する「独特の文化」が必要不可欠なのだと、改めて感じます。
それを成すための土台作りも私の計画の一つなので、周到に進められたらと思います。

でも、考えれば考える程に面倒な行動が必用なので、心の底から「性に合っていない」って思います(笑)
これからは石の縁も大切ですが、人の縁が最も重要になりそうです。
2017年12月07日
今回は、革紐のブレスレットのコラボを紹介します。

まずは楕円玉と牙玉を合わせたブレス、革紐には私の好きな模様を打ってもらいました。
今までアレンジ商品として作っていた品ですが、レザークラフトの青年に作ってもらった革紐と組合せて、より丈夫で高級感のある品に仕上げました。





幅の狭い革紐に模様を打ち込むのは難しかったようですが、丁寧な仕事によってカタチになりました。(いろいろと無理を言ってお願いしています…)
表と裏に模様が見える仕様にしたので、お洒落な感じに仕上がったと思っています。(個人的に)
革紐は玉の穴に丁度良い厚みなので、ある程度位置を固定できるのが嬉しいです。





次は模様無しのシンプルなタイプで、楕円玉を4個合わせたブレスです。
こちらもアレンジ商品を作りましたが、やはりコラボすると楽しいです。
楕円玉の種類(色彩)を変えて作ってみても、面白いブレスになるかと思っています。





今回は模様無しですが、一本に模様を入れたり、二本とも模様があったり、とバリエーションを増やしたいと思っています。(予定ですが…)
楕円玉の種類を作るのも大変ですが、少しずつ進めて行きたいと思います。





この時期の加工は辛いですが、どんな仕事をしても楽ではないので、自分が出来る創作に向き合って進めたいと思います。
今後は幅を広げて作らなければならない品もあるので、その準備もして行こうと思います。

その過程で信頼できる仲間と出逢えたなら幸いです。


ちなみに神印ブレスの制作は、シルバーの原形代が高すぎてストップ…。
もっと調べて商品化できるコストにしてから、近い将来にカタチにしたいと思います。
2017年12月04日
12月に入り寒さが一段と厳しくなってきました。
加工するにも探索するにも辛い季節ですが、忍耐で乗り切ろうと思います(笑)

この日は天気がイマイチでしたが、ようやく押上の海岸が穏やかになりました。
それを待っていたのは私だけではなかったようで、数人の釣り人もこのチャンスを楽しんでいました。





波は長めで浜は小石だらけ…、この状態は期待ハズレでしたが歩き易さは抜群です(笑)
晴れたり曇ったりを頻繁に繰り返す寒空の下、釣りを楽しむ人もいて、石探しをする人もいる、なかなか面白い光景だと思います。




どうにか出逢えたのは、シーグラス1個とヒスイ転石2個でした。
小さいヒスイは淡い紫に染まっていて美麗、同タイプのサンプルと一緒に保管します。





もう少し探索を楽しむ為、いつもの河口へ行きました。

川沿いを歩いていると鮭を発見(笑)、まだ産卵期なのだろうか?
産卵を終えた後なのかな?、特に傷も見られず近づいても全く逃げる気配はありません。(水が濁っていて見えづらいですが、きっとメスなのでしょう)
水温が低いから無駄に動けないのだろうか?、何にせよ無事に役目を果たす事を願います。




次はロディン岩を発見、左から鶯石、鴬石、桜石って感じです(笑)
鶯石と鴬石は同タイプで発色が違うだけ、桜石は蛇紋石が多いタイプで桃簾石が入っています。(簾石系が入っていると言った方が正確かも?)


ちなみに俗称として桜石と呼ばれる石が既にあるので、「おうせき」と読むか「櫻石」と漢字を変えるか、差別化した方が良いかと思っています。(私が勝手に命名しただけですが(笑))


こっちは紫が入ったヒスイ転石、前回の端材より明るめの紫が僅かに入っています。
多分、端材は青海川系で、この転石は小滝川系の紫ヒスイなのだと思います。
上流は同じなので双方の川から出るのですが、確率的に青海は暗め(濃いめ)が多く、小滝は明るめ(淡め)が多いように思えます。(紫に限らず翠(緑)なども)





最後は…、これもロディン岩の一種なのだろうか?(結晶片岩の系統か?)
面白い模様が良い景色になっていて、座りも良いです。
乾くと白灰色の部分がキラキラと輝きますが、これは石英によるものだと思われます。(ヒスイ輝石にも似ているけど…)




今回も面白い探索ができました。
随分とデータ(サンプル)も溜まってきましたので、整理しながら別のデータも収集したいと思います。
山系のヒスイは発電所の工事の影響で探さなくても出回っているので、今からでも特徴を覚えるのは容易です。(初心者の入門編って感じです)
山系は非常にミャンマー産に似ていて白地の発色は暗め、これを主力にすると産地の区別が付かなくなるでしょう(笑)

原石での姿も薄い皮(風化した表面)で覆われていて、およそヒスイとは判別できない状態が多いです。(よってバレルで表皮を削り落とし、見た目を良くするのが主流になっているようです)
山系のヒスイの活用には、様々な意味で課題があるようです。



課題と言えば、最近は「表裏の問題」も致命的になっていますね…。
表裏とは「一体(背中合わせ)であって、混在ではない」って事を忘れないようにした方が良いです。
これは様々な領域の基本となる事なので、覚えておく事をお勧めします。
2017年11月28日
季節は完全に真冬モード、これから厳冬が続くと思うと気が滅入ります…。(20日)
そんな中でも僅かに輝く冬の美しさを探して、創作活動を進めたいと思います。

それでは、お馴染みの転石拾いの話に入ります(笑)
場所はいつもの押上海岸、どうにもならないくらい荒れていたので探索を断念しました。
この時期に入ると押上の海岸を探索できる日が少ないので、気長に待ちたいと思います。





気を取り直して、姫川河口へ行きました。
山々は雪化粧をして、すっかり冬の景色になっています。




曇り空の中、河口を歩いているとロディン岩(鴬石)と玉髄を発見。
特に玉髄は側面が縞瑪瑙になっていて美しい、これは立派な標本となるでしょう。
見た瞬間は「クラゲの死体」か「白いコンニャク」に見えて、手にするまで鉱物と言う現実味がありませんでした(笑)




次はヒスイと見間違えるほど美しいロディン岩(鶯石)を発見。
これも立派な標本になるレベル、サイズも丁度良いのでケースに収めて保管します。(肌も荒れていないので磨く必用もない)




最後は丸みのあるヒスイ転石を発見。
紫が入るタイプですが表面には見られず、淡い青緑だけが所々に見られます。
基本的に河口は角張ったヒスイが多いので、丸みのある転石は貴重だと思います。(グレードではなく、データとしての話)
座りも良いので、磨けば良い飾石に成る事でしょう。




この日は、こんな感じで探索を終えました。
久しぶりに良質の玉髄と出逢えて良かった、またの縁を楽しみにしています。



そして数日後、期待を胸に再び河口へ行きました(笑)
今回は割と天気の良い日だったので、雪化粧の山々もより美しく見えました。
雨による影響なのか、気温が上がったのか、この間より雪は少なくなっていました。




川沿いを歩いていると、お馴染みのヒスイの切断された端材を発見(笑)
しかし通常よりも綺麗な紫ヒスイの端材で、サイズも今までで一番大きいです。
これを捨てたのだろうか?、客寄せに撒いたのかな?



何にせよ目的は果たされる事は無く、私の手に入りました(笑)
まぁ「捨てる神あれば、拾う神あり」って感じで、加工する側としては活用できるので別の感覚で嬉しくなります。(転石拾いとしては興醒めするが…)


この日の収穫はレアな端材だけでした…。(色んな人がいるものだと思いながら、この日は探索を終えました)
最近は面白い出逢いがあるので退屈しません(笑)、後は「それぞれの活かし方」を考えて、一番美しくなるような姿に仕上げたいと思います。
2017年11月24日
気温が急激に下がり、真冬のような日が続いています。
去年は12月でもトンボや蝶が見られましたが、今年は出逢う事はないでしょう…。

11月中旬(17日)になり、久しぶりに晴れましたので姫川へ遊びに行きました。
すっかり初冬(晩秋)の景色、草花の隆盛は終わり休息の季節に入ったようです。(今現在は山が雪化粧をしています)
前日も雨が降っていましたが、姫川は普段の透明度を取り戻しつつありました。





早速、浅瀬でロディン岩(鴬石)を発見。
よく見ると緑が入っていてヒスイっぽいです(笑)
乾くと白っぽくなりヒスイ輝石は見られませんが、多少は交ざっているように思えます。




次はネフライト、なかなか質が良いタイプです。
これも乾くと白っぽくなり、軟玉特有の石目が目立ちます。
質が良いほど滑らかになるので、乾かす事は識別の基本となります。




こちらは緑の石英が大きく入ったキツネ石です。
濡れていると綺麗ですが、乾くと別物のように白くパサパサになります(笑)
クリアラッカーで保つ事も可能ですが、経年で黄ばんで行きます。(黄ばんだラッカーを落とし、再度クリアラッカーを吹きかければ何度でも楽しめるようです)




今度は、お待ちかねのヒスイを発見。
ほぼ色のない白ヒスイですが、よく見ると先端部分に非常に淡い緑が入っています。
乾かすとヒスイ輝石がキラキラと輝き、触れた質感は堅牢さを強く伝えています。
角張った姿は「川上がり」の特徴を示し、水の中にあった状態でヒスイだと判断できました。




最後は明るい翠が入ったロディン岩(鶯石)です。
芽吹に良く似た発色を示し、様々な鉱物が混ざっているような姿をしています。(こちらもヒスイが少し混ざっているのかもしません)
乾くと少し白っぽくなり、ヒスイ輝石らしきキラキラ(石英か?)は所々に見られますが、確証が持てる程の安定感(石質の安定感)はありません。(岩石感が強い)
座りも良いので飾石になるかも…、自宅の工房で吟味したいと思います。




今回はヒスイと最後のロディン岩(鶯石)の2個を持ち帰りました。(残りは川へ返しました)

確実に判断できる白ヒスイは自身で拾ったから愛着がありますが、それを他者に共有させるのは難しいでしょう。(お金を伴った共有が、一番難しい)
加工するか、飾石として磨くか、自身の品を作るか、販売する品を作るか、悩むところです。

また「運により所有権を得る」か、「金銭によって所有権を得るか」も難しい話で、遊びなら「運によるもの」が良く、仕事なら「金銭によるもの」が良くなります。

なんであれ仕事にするのなら「拾えないもの」を売る事が必用なのでしょう。
普通に考えれば「簡単には拾えないレベルのヒスイ転石」や、「磨かれた(加工された)ヒスイ」は金銭が大きく関わってくる品に成り得ます。
後者は自分で拾ったヒスイを磨けば(加工すれば)得られますが、相応の機械と経験(労力)が必用となります。(結局は、お金が必用となります)

ちなみに「切断されたヒスイの端材」は海に捨てられたりするので、たまに拾えます(笑)

拾う見本として「そのままのヒスイ転石」も売れますが、ヒスイの特徴がハッキリ解る海岸転石が良いので簡単に揃わないです。(サイズも「小さすぎず、大きすぎず」が大事)


更にある意味分別が難しいのは「ヒスイを含むロディン岩」と「ヒスイ輝石岩」です。
ヒスイ部分の量で分けられるのでしょうが、どうやって測るのだろうか?
転石ならともかく、中身が見えない巨大な岩石は憶測でしか判断できないでしょうね…。

きっと「微量にヒスイを含む巨大なロディン岩」もヒスイ輝石岩としているのでしょう。
よって今回の最後に拾ったロディン岩(鶯石)は、微量にヒスイが含まれていたとしても「ヒスイを含むロディン岩」とするのが基本となりそうです。(巨大な岩じゃないので)
判断基準は「サイズ」と「純度」で、一定レベルの加工人の総意が重要になるかと思います。

基準を下げて「ヒスイとしたがる者」と、基準を上げて「ヒスイを分ける者」とが混在していますので「趣味の領域で通用する話」と、「仕事として通用しない話」を認識する必用があります。
ちなみに地元の年輩者はロディン岩を「軟玉」と通称している人が多いですが、軟玉は角閃石系(特にネフライト)の総称なので話が噛み合わなかったりします(笑)
でも感覚的に軟玉と呼ぶのは解る気がするな…、きっと硬玉以外の「非常に似た鉱物は全て軟玉」として考えているのだと思われます。(私が鴬(鶯)石と呼んでいるように…)

この辺りの事を共有して行くのは難しいですが、今後は必要となる話だと思います。
ちなみに発色部分のオンファス輝石(コスモクロアも)と、ヒスイ輝石とを完全に分ける必用はないでしょう。(ヒスイ輝石の名前を変えないと「ヒスイ」の総称が保ていない(笑))

岩石だから難しいのですね…、でも岩石だからこそ宿る魅力があるので面白いです。

ヒスイ輝石を遺伝子と考えるのなら、そこにどうしても優劣は存在してきますが、用途を変えれば活用できる場が広がるでしょう。
どうにも成らない事に挑むのでは無く、最大限に活用できる場を判断して高める事が重要だと思います。
そう言う場を見出せるセンスも必用なので、自然から学び成長して行けたらと思います。(先はまだまだ長そうです…)


長々と書きましたが、最後は加工品の紹介です。
こちらはコラボと言うよりアレンジした品で、革紐に淡青のヒスイ玉と、白のヒスイ玉・淡翠の牙玉を合わせました。
身に付ける際は凸の金具から、外す際は凹の金具を軽くひねって脱着して下さい。


レザーブレスも、バリエーションを増やして行けたらと思っています。(冬はヒスイ加工と同様に、レザークラフトも辛い仕事になるそうです)

11月も後半、無事に今年(冬)を越せるよう頑張ろうと思います。
2017年11月14日
11月の連休を過ぎて、ついに立冬を向かえました。(一週間も前ですが(笑))
最近は寒暖の差が激しくなり、いよいよ冬本番となるので体調管理に気を付けたいと思います。

先日は凄い雷でしたが、この日は気持ちの良い陽気となりました。
この天気なら久しぶりに押上の海岸を楽しめると思い出かけましたが、またまた大荒れ…。
一目で無理だと解ったので、また河口へ行きました。





河口も海側は大荒れなので、石の公園側の緩やかな支流を歩きました。
相変わらず姫川は濁っていて、浅いのか深いのか全く解りません。
見える部分のみ川へ入り、危険の少ない川沿いを歩きました。


まずはロディン岩(鴬石)を発見、ヒスイに良く似ていますが違う鉱物です。(混ざっているかも?)
姿と発色が良いので飾石になるでしょう、磨くかは後々に決めたいと思います。
左右で景色が違うので、光沢がなくても面白い飾石になるような気がします。




次ぎもロディン岩、でもこのタイプは蛇紋石が多いタイプでしょう。
この紫の部分は何だろうか?、ザクロ石の成分かと思ったのですが硬度が鉄よりも低いです。
蛇紋石よりは少し硬い感じもしますが、石全体のベースは蛇紋石だと思われます。


蛇紋石とザクロ石の成分が混ざっているのかな?、混ざりが不完全なので硬度も低いのだろうか?
解らないので知っている人に聞いてみようと思います(笑)
このタイプの石は20年前から気になっていた石で、もっと不純物の少ない紫の部分もあります。(綺麗な色で、今のところ経年での変色も無いです)


これもロディン岩ですが、蛇紋石が多いタイプです。
透明感のある濃緑の部分は硬度が低く、他の石で簡単に削れます。
ロディン岩にも軟質と硬質があるようで、硬質はヒスイと区別するのが難しいです。(慣れるまでは)




最後は硬質のロディン岩(鶯石)、これが一番ヒスイに似ているかと思います。
石質もしっかりしていて、中まで翠が入っているタイプです。
この「黄色が強めの黄緑」を覚えれば、ヒスイと間違える事は無くなるでしょ。



今回はタイプの違うロディン岩が拾えました。
これも識別の見本や飾石となるので、活用してみようと思います。

いつの日か正しく活用されるようになれば、輝いてくれる石だと思います。



話は変わり加工品の紹介です(笑)
まずはヒスイのピアス、おかげさまで作り続ける事が出来ています。


右上は「芽吹」のプレートから作りましたが、翠と緑が交ざり合っているので「万葉」に分類できるかと思います。(個人的な分類ですが)
その下が紫の「開花」で、残り4点は「芽吹」です。
どれも良い部分を切り出して加工していて、私の値段の基準ではありますが、お買い得な価格にしています。

あとはシルバーの指輪にも「開花」を合わせてみました。
ある程度はサイズを調整できるリングなので、どの指にも合うかと思います。


どちらも似合う人が買ってくれる事を願っています。



続けて更に関係の無い話ですが、以前に書いた「作品愛好家と鉱物マニアを分ける理由」を解りやすく書きたい思います。
一番解りやすい例えは、現実離れした例えですが「エルフ」と「ドワーフ」の違いでしょう(笑)
ファンタジー部分を引いて「性格」や「特徴」を考えると解るかと思います。(人間なので当然ですが、ドワーフほどの技巧は無く、エルフほどの知性も無いです)

どっちが悪いとか言う話では無く、とにかく「双方の仲が悪く活動する場所も違う」って事です。
また「どちらにも特化した分野がある」ので、その土俵によって基準が変わります。

こう考えると、どうしても鉱物マニアは地下で活動するのが良いように思えます。
地下と言っても「デパ地下」とか「オーストラリアの地下の家」のように、綺麗な感じの空間です。
そう言う場を作れたなら、同族で賑わいそうな気がするなぁ〜。
どちらも「独特の清潔感」が必用で、そこから外れると流石に居場所が無くなるでしょう。

ちなみに「導師」と言うのも、漫画やアニメのような現実離れした存在では無く「モチーフとなっている原点」の事を言っています。(数年前にも書いた気が…)
職人で言えば「親方」になるのかな…、導き師と呼ばれる存在と言った感じかな?
職人と違って一つの事に特化するのでは無く、多方面の事を学んで行く感じ。
なので私から見ると父は導師の1人となっています。(要は学べる相手)

先生との違いが難しいですが「年下でも導師に成り得る」って事で、分けようかと思っています。
まぁ、そんな感じなので現実逃避している訳ではありません(笑)

どうでも良い話でしたが、最後まで読んで頂き有り難うございます。
2017年11月09日
3連休の最後も気持の良い天気になったので、また転石拾いへ出かけました。
まずは押上の海岸へ行ったのですが、前回同様に浜辺が無くなっていて探せる状態ではありませんでした。(満潮で荒れていたので危険でした…)

なので、また河口の合流点へ行きました。
つい最近に訪れはしましたが、浜の環境は1日で変わります。
前回はもっと奥まで探せましたが、今回は強い波により20歩ほど浜が後退していました。





歩き易い状態ではありましたが、砂が多く上がり大きめ(拳サイズ)の石が動いている感じではありません。(上がるのでは無く「引き込まれている」って状態でした)
それに同じ景色ばかり見ているので新鮮さが無い(笑)、と言う事で後方の姫川側を歩く事にしました。
姫川は相変わらず濁った水が流れていて、底なる玉を確認する事は非常に困難です…。




しばらく川沿いを歩くと、綺麗なロディン岩(鶯石)のカケラを発見。
なかなか綺麗なタイプ、全体が翠に染まっていて石質も良いです。
断面を見る限り割れたのは最近のようで、まだ母石が近くにあるかもしれません。
「これは探さねば!」と、久々に欲が出てきて目を凝らしながら付近を探索しました。





そうしていると濁った水の中から、やたら綺麗な発色が目に飛び込んできました。
どうせ「ペットボトルのラベル」と思い、流木(細い棒)で動かしてみると「動きはしたけれど、流れはしない物体」だったので、「茶碗(陶器)の欠片?」と思い手に取ろうと川に顔が近づくに連れ「確信にも似た期待感」が胸の奥に広がります。

そして手に取った瞬間に「それは完全な確信」となり、濁った水から出た瞬間に「強い衝撃」が目を通して全身に伝わります。(誰かに後方から襲われた訳じゃないよ(笑))

もうヒスイに横っ面をひっぱたかれた感じ(笑)
暗い石、暗い川から、まるで人工物のような発色の石が出てくるのだから感動も倍増です。
秋晴れの空の下で見た底なる玉は、白と翠が膨張して「それ自体が発光」しているような神々しい姿でした。


このレベルを拾った事が無いのか?、持っていないのか?、と問われたなら否ですが、現場での初見は何度見ても新鮮で「かつて経験したはずの感動」を忘れています。(このレベルに出逢えるのも数年に1回くらいだし(笑))
そしてサンプルとして丁度良いサイズ、加工するなら大きい方が良いですが、加工用は購入すれば良いので役割の違いをハッキリさせる事ができます。(ケースに分類して持ち運びも容易)

このタイプは私が「芽吹」としているヒスイで、綺麗な白地に明るい翠が流れるヒスイです。
今回のはそのタイプの中でも良質で、白地の石質が良く翠の発色も強い貴重な標石です。
両面に翠が入り側面にも見られるので、表から裏に翠が貫通しているようです。(よって「翠の層が厚い」って事になります)





自然光での透過もこんな感じ、ライトでの透過だと更に生命色が際立ちます。


ちなみに、これは川から流れてきたのか、海の荒波によって川の下流へ留まったのか、その判断がとても難しい転石だと言えます。(このタイプの故郷は小滝川なのでしょうけど…)

それにしてもロディン岩(鶯石)に誘われ、「この私を探せ!」とヒスイにぴっぱたかれる…。
この出逢いを誘ったのはイザナギなのか、イザナミなのか…。
まぁ、男である私が怒られたのだから、誘ったのはイザナミなのでしょう。(結局、ロディン岩(鶯石)の母石は見付からず終い…)

初めから「どうせ違うだろう」と手に取らず、棒(流木)で確認している場合じゃなかったな…。
今度からは気を付けようと思います(笑)

しっかし普通に現実離れした存在が拾えるのだから、奴奈川って凄い土地だと改めて認識しました。
そして「多少の欲は必用」だけど、そこまで必死にならなくても出逢える事が今までの経験で良く分かりました。(普通に運次第ですね(笑))
2017年11月06日
今年最後の3連休を向かえ、初日から晴天となりましたので海へ転石を探しに行きました。

今回は、初めから青海の海岸を目指しました。(浜が広いので)
相変わらず浜辺は流木だらけ(笑)、昔は重宝した木材ですが現在では活用する人が殆どいないようです。
再び冬の荒波に流され、別の場所へ行くのを待つしかないのだろうか…。




波打ち際には釣り人が大勢いました。
基本的にお互いが邪魔になる存在なので、一定の距離を保って楽しむ必用があります。


重要な事は「人を傷つける可能性のある道具を持っているのは釣り人」と言う事で、特に釣り人は周りへの気遣いが必用になります。
しかし石拾いの人も、アホ面で歩いていると「丘で釣り上げられる」と言ったマヌケな姿を曝す事になるので、気を付けて歩いて下さい。(怪我をするのも石拾い側だし…)
石拾いの道具?(棒にオタマが付いているの)も振り回せば危険ですが、持っている人が年輩の人達なので驚異には成り得ないです(笑)


一通り浜を歩きましが、特に魅力的な石には出逢えませんでした。
なので河口の「海と川の合流点」へ行ってみました。
まだ浜が分断されているかな?、と思い向かうと、この間まで綺麗に補修されていた場所が流木だらけになっていました。(川が増水したのか、海が荒れたのか、その両方なのか)




分断されていた浜も完全復活、もっと先だと思っていましたが数日で姿を変えました。
そして澪筋が変わった事により、以前よりも浜の面積が広くなって探し良い環境となりました。
この状態が続いたのなら楽しめそうです、背後には川がある事を念頭におきながら探索を続けました。





まずは小さいですが綺麗なロディン岩を発見、私が鶯石と呼んでいるタイプです。
ちなみに発色が明るい萌葱色なら「鶯」で、やや暗めの緑なら「鴬」として分けています。(私が勝手に(笑))
見本として活用できると思うので、とりあえず保管しようと思います。




次はアルビタイトかな?、重さがヒスイやロディン岩に匹敵したので石質は良いのでしょう。
気になったのは重さだけでなく、右側にある淡い青色の部分です。(3カ所)
この部分は何の鉱物なのだろうか?、また分かる人に聞いてみようかと思います。




最後は緑の珪石(珪岩と言った方が良い?)、なかなか面白い鉱物です。
姿も景色も良いのですが、このタイプの残念な事は「乾くと白くなる」って事で、このままでは楽しめません。


常に水に浸しておくか、クリアラッカーを吹きかけるか、表面を磨くか…。
方法は幾つもありますが、玉髄と違って硬度に不安定さがあるので磨きには調節が必用になるかと思います。
どうであれ経験として試してみるのも面白いので、いろいろやってみようかと思います(笑)


しばらく歩いていると、ヘリコプターが飛んで来ました。
どうも誰かを捜しているような感じで、海岸沿いを一通り飛んだ後に姫川沿いを上流へと飛んで行きました。(最終的に2台のへリが飛んでいました)


誰かが流されたのだろうか?、この季節には珍しくない事ですが、他人事と思って油断しないように気を付けなければなりません。


背後の姫川はこんな感じ、流れが左から大きく右に逸れているので浜が広くなっています。
これが増水により真っ直ぐに流れたのなら、浜を押し流して跡形も無くなります。


この日は濁ってはいましたが水害をもたらす程の水量は無く、晴天だった事もあり景色としては綺麗な姿を楽しめました。

自然と遊ぶ際には「安全第一」を心がけて、慎重に遊んで下さい。(自分も含め)


え〜、次回は、その後に出逢ったヒスイ転石の事を書きます。
2017年11月04日
今回は、コラボ作品のレザーブレスを紹介します。
レザークラフトの青年とお客さんのおかげで、このコラボも定着しつつあります。(感謝です!)
特に紫ヒスイのブレス(開花のブレス)が人気のようなので、女性に支えられている感じがします。(もちろん、少数の同姓にも支えられています(笑))

前もってレザーブレスは制作してもらっていたので、紫ヒスイを吟味してルースを制作し合わせました。(予備を持っていて良かった、またオーダーします)
発色の良い紫ヒスイは少ないですが、苦労した甲斐あって開花に相応しい作品に仕上がりました。




前回同様に、模様少な目の「シンプルタイプ」のブレスです。
冬が近づき肌寒くなってきましたが、レザーの質感と紫ヒスイの発色が温かさを感じさせてくれます。(実際、体温に馴染んで温かくなります)
紫ヒスイの景色は「秋の夕暮れの空」や「春の朝焼けの空」にも見えるので、テーマとは違った視点で楽しむ事もできます。(季節や景色よって楽しみ方を変えるのも面白い)
開花としては庭のテッセン(紫色)が今頃に花を一輪咲かせ、とても珍しい景色を魅せてくれました。





脱着はシリーズを通して容易で、サイズもある程度は調整可能です。
かなり頑丈な革を使用しているので、何度脱着を繰り返しても弛む事はないでしょう。(レザークラフトの青年の経験則での情報です)


紺色や黒色と言った男に似合うブレスの販売は難しい感じですが、私には似合う色合いなので1人くらいは同じタイプのお客さんもいるかと思います(笑)
その人の訪れを気長に待ちながら、大切に表現して行きたいと思います。

一応、説明しますが、レザーブレスは模様多目の方が制作料金が高くなっています。
なので「ルースの料金が全部同じ」と言う訳ではなく、それなりの理由を含めて販売価格を同じにしています。
1点だけ開花のルースと模様多目のブレスを合わせた品がありましたが、お客さんの反応を見る事を兼ねていました。(模様多目が女性に需要があるのか?、と言ったもの)

1点だけの結果ですが、特に模様の有無で購入を躊躇するような事はないようです。
結果として私は模様好きなので嬉しい(笑)、その上、購入してくれたお客さんが喜びのメールをくれたので更に嬉しい!(また作ろう)



ちなみにレザーブレスとは別に「実りの秋を感じさせるペンダント」も制作しました。
前回にも紹介しましたが、今回のは淡翠のヒスイを加工して9mmの玉を作りました。(下部の帽子部分のみシルバーです)
光を透し膨張するタイプなので、胸元を明るく生命色に彩ってくれる事でしょう。


ちょっとしたアクセサリーとして、楽しんでもらえたら嬉しく思います。



1年は早いもので、もう11月となりました…。
ちゃんと成長しているのだろうか…、創作と同時に「糸魚川ヒスイに正面から向き合える組織」の誕生も求められている気がする…。
絶対に必要なのは解っているのですが、「いかに構築して行くのか」が非常に難しいですね…。

鉱物マニアと作品愛好家を「分けながらも両立できる仕組み」を作らないと、この領域は成り立たないのだと解った気がします。
どちらの気持も非常に解るので、住み分けしながらも「同じ存在を守っている」って言う意識と行動を導きたいなぁ…。

私はどちらかと言うと「表の愚者から星」になるタイプより、きっと「裏の隠者から導師」になるタイプなのだろうと思う。(両方を目指しますが、最終的には誰かに表を担ってもらう必用がある気がするが…)

まずは活用側の活用と保護の確立、それを目指してみようと思います。(保護側の活用と保護は公僕に任されている)
2017年10月29日
台風も過ぎ青空が顔を出したので、転石探索へ出かけました。
寝ている間に過ぎていった台風ですが、能生や海谷では大きな被害があったようです。
より自然に近い環境で生きていると、その影響も受けやすいのは仕方がないですが、理不尽さを感じるのは私だけではないでしょう。(自然(神)には関係のない感情なのですが…)

それでは本題、午後の西日が強く照りつける押上の海岸へ行きました。
見た瞬間に浜がないのが解りました(笑)、流木も散らばっていて濁った海が広がっています。





頑丈なテトラの内側には大きな流木(って言うか幹)が、流れ着いていました。
これを見ると、かなり川や海が荒れた事が解ります。(これの処理はどうするのだろうか?)




辛うじて残った浜を歩き魅力的な転石を探しましたが、何もありませんでした…。
いつもなら行ける場所は波で覆われて通行不能、これは日を改めた方が良いでしょう。





と言う事で場所を変え、青海の海岸へ行きました。
こちらも大量の流木が浜に散乱し、台風の影響の大きさを示していました。




浜は押上同様に狭くなっていて、探せる範囲が限られていました。
更に秋の西日が強烈で、黄色の光源下での探索は困難となりました。(逆光だと眩しくて見ていられない(笑))





眩しさに堪えながら探していると、綺麗なロディン岩を発見。
小さいのは見本として、手の平サイズは飾石として活用できそうです。
どちらも磨いてあげないと駄目かな〜、でも磨くとヒスイと区別できない人がいるので注意しないといけません。(鶯石(自称)と呼べる発色のロディン岩)





二つの出逢いを喜んでいると、親父がヒスイ転石を発見しました(笑)
白地の綺麗なタイプで、うっすらと緑も入っています。(側面に)
この光源で判断するのは難しかったですが、翡翠輝石を多く確認できたので識別できました。(私が最終段階の識別をします)



青海の海岸は自然研磨が荒いので光沢を見る事が難しく、石英(チャート系含む)・曹長石・石灰石などの区別が難しかったりします。(初心者では)
しかし逆に「翡翠輝石が見やすい」と言う利点と「角張が残っている」という目安があるので、一定の識別が可能だと思います。(それ以上は専門家に見せた方が良いかと)

今回のヒスイ転石は見本としては大きいので、「ちょっとした飾石」として磨きたいと思います。(持ち歩いて見比べる大きさではないかと…、でも姿は悪くないと思います)

とりあえず、この日はロディン岩(鶯石)2個、ヒスイ転石1個を得る事ができました。(ヒスイ転石は親父の収穫ですが(笑))



続いて次の日も晴天、今度は久しぶりに大野付近を探索しました。
当然ながら姫川は濁流となり、水量も川幅も増大していて危険な状態でした。
無理をすれば命に関わるので「歩ける場所だけ」を探し、秋晴れの川原を楽しみました。





慎重に探していると、一部に明るい発色を示すロディン岩を発見。
でも姿が良くないなぁ…、と言う事で元の場所に戻しました(笑)


一部を加工すれば綺麗な品を作れそうですが、やはりヒスイとの区別が難しくなるでしょう。
私がロディン岩(鶯石)として加工販売しても、別の場所でヒスイとなっている可能性もあるかと思います。(普通に「通常のヒスイより綺麗で安い」というロディン岩は在るので)

この二つの区別は難しい問題だな…、販売後の区別まで管理できれば良いのですが…。
これはロディン岩を活用する際の「最大の問題点」だと思います。(普通に混ざり合ったりするので、特に厄介な鉱物ですね(笑))

現状では「転売目的の者には売らず、加工品も作らない」って事しかないかと…。


話が逸れましたが、どうであれ綺麗な石たち(一定レベルの石たち)を探して集めておきたいと思います。
将来的に活用できるシステムができたのなら、きっと活用してくれる事でしょう。(やがて来るであろう未来に期待します)

気晴らしの鉱物探索も「最終的には意味のある行為」として、高められたなら嬉しく思います。(私個人としてのデータ収集としては役立っていますが…)
2017年10月24日
今回も久々に晴れたので、海へ転石拾いにでかけました。

秋晴れと言ったところでしょうか、青空と海が一体となって広がっています。
この日は気温も上がり過ごしやすく、風も弱かったので気持ちの良い環境でした。





海岸には他県から来たツアーのお客さん?、が数人いて石拾いを楽しんでいました。
簡単に見付かるものではありませんが、この綺麗な海を楽しめたかと思います。




いつものように海岸の右側から歩き、左側へと進みます。
ここは丁度、右側の折り返し地点、ちょっと小砂利が多い状態でしたが歩きやすかったです。




一通り歩いてヒスイ転石6個、小さい玉髄2個、シーグラス2個を拾いました。
特にレベルの高いタイプでも無く小さい転石ですが、綺麗な事には変わりないので活用したいと思います。(シーグラスは目立って綺麗だけど(笑))



今回も楽しめました、これから冬に近づくにつれ荒れる日が多くなりますので、貴重な晴れ間を大切にしたいと思います。



別の日の事ですが、気になったので姫川河口の増水で壊れた場所へ行きました。
まだ「あのままかな?」と思いきや、ちゃんと直してありました。
壊れた前よりも頑丈な作りで、冬の荒波対策でもあるように思えます。



その先の浜辺は途切れていて向かうのは危険ですが、冬の荒波により春先には元の浜に戻っている事でしょう。(石たちが押し寄せられるので)
また来年に、ここの浜を訪れる事ができたらと思います。



続けて制作品の紹介です。
カケラ別にピアス(7mm)を6セット制作してみました。
左から翠雪のカケラ(白)、翠雪のカケラ(淡緑)、叢雲のカケラ、青海のカケラ、芽吹のカケラ(白翠)、芽吹のカケラ(翠)です。


白系を2種類揃え、更に白〜翠(緑)のタイプで制作しました。
透明度の高い左側(翠雪系)、発色が良い右側(芽吹系)、それぞれに似合う好みのピアスを身に付けてもらえたらと思います。(白と黒が混ざる叢雲系、青銅色に紺が入る青海系も、似合う人が買って下さい(笑))

それとペンダントも2点、制作しました。
タイプは芽吹のカケラで、特に発色の良い「白翠」と、白地が美しい「淡翠」の2種類です。
羽根デザインのシルバー枠に合わせてペンダントにしています。(側面を見ないと羽根デザインを確認できない(笑))


チェーンはロジウムでシルバーではありません。(トップがSV925)

ちょっとしたアクセサリーですが「鏡の領域での派生」でもあるので、身に付けた人を輝かせる事でしょう。(魂の器の原点(勾玉)は「神玉」で受け継いでいます。(私なりに))
2017年10月17日
今回は、天照大御神「幻日」の四作目を紹介します。

加工に用いたヒスイは、幻日・月光・天上天下を制作した母石のカケラです。
透明度の高い白地に僅かに緑が溶け込んだヒスイで、氷雪のようなヒスイです。
紅葉を向かえた柿の葉を背景に使い、早朝に下りる霜や氷雨の水滴をイメージして撮影しました。(厳密に言えば「それらを輝かせる陽光」を表現してみました。)




非常に透明度が高く、艶やかに仕上がりました。
白地の所々にモワモワとした景色が見られ、淡雪が降り積もっているかのようです。
冷たさをも感じさせるその姿は、太陽の光を受ける事で更に輝くでしょう。





白熱光の元では純白に見えますが、透過光を見ると僅かな緑が見られます。
生命色を秘めて輝く景色は、特に忍耐の冬には支えとなってくれるかと思います。






久しぶりの神玉制作となりました。
このタイプのヒスイは稀少なので、素材と「にらめっこ」をしながら配置を決めました。
どうしても糸魚川のヒスイはヒビが多く難儀しましたが、何とか無傷の幻日を制作できました。(秘めたる美(ヒビ)となるヒスイも少ないです…)
もっと吟味すれば、もう1点を作るプレートがとれそうですが、それが最後になるかと…。(最後はスサノオ「天上天下」を作る予定)
今後は同タイプのヒスイを探してみたいと思います。(縁が在れば再び手に入るでしょう)


季節は芸術の秋ですが、気温は初冬そのもの(笑)
もう少し秋を楽しませて欲しいなぁ〜、と言っても自然(神)には逆らえませんね。

まだまだ作らなければならない作品(月読とか)があるので、気合いを入れて創作活動に取り組もうと思います。
商品寄りの作品(区別がややこしい?)も頑張って作っていますので、そちらもよろしくお願いします。


今月の糸魚川はイベントが多かったですが天気に恵まれず残念、丁度天気が良い日でも加工に専念していたので遊びに行けなかったな…。(不動滝のお祭りに行きたかった…)

まぁ、仕事があるだけ幸せだし、自分の創った品が売れるだけで「最高に幸せなのだ」と言う事を忘れないよう心がけて生きなければ。(初心を忘れずに)

今月の後半も頑張ろうーっと!
2017年10月14日
久しぶりに快晴となったので、海へ転石拾いにでかけました。

いつもの押上の海岸へ到着、美しい群青の海が眼前に広がります。
清々しいほどに澄みきった青空が、いつもより日本海を輝かせているようです。





しかし景色とは裏腹に浜辺の環境は風が強く、波も強めで気晴らしには向きません…。
これでは強風で体と目が疲れてしまう、既に加工で満身創痍(笑)なので、この環境を耐え抜く気力は残っていません。


よって海を楽しむのを諦めて、河口へ行く事にしました(笑)


と、言う事で姫川河口へ到着。
今までに入った事のない「石の公園の反対側」へ行ってみました。
あれだけ強かった風も「そよ風」に変わり、気温と相まって心地よい環境でした。(気晴らしとしては最高の環境でした)
水は冷たく澄んでいて、川全体がキラキラと輝いている景色を楽しめました。





その輝きの中で緑に光る石を発見!
オンファス輝石かと思い拾い上げると、それは良質のネフライトでした。
透明度が高く、ネフライトとしては明るめの緑を示していて綺麗です。


この石質なら加工に向きますが、このまま乾いてもツルっとした質感が残るので原石見本としても楽しめます。(当分は見て楽しむ(笑))

久しぶりに出逢えたタイプなので良かった!
今後も綺麗な石たちとの出逢いに期待して海や川を歩こうと思います。

今月は「神が不在の月」との事ですが、周りを見渡せば神々(自然)で溢れてる。
この美しい海や山や川が無くなる訳でもないので、寂しい思いはしないでしょう(笑)



え〜、ちょっとしたアクセサリーを制作したので紹介します。

こちらは淡い紫に染まるヒスイ(開花のカケラ)で制作した、丸玉のペンダントです。
帽子部分がシルバーで、あとのパーツは(チェーンも)ロジウムなどです。
秋の実りを思わせる可愛い仕上がりとなりました。


前回にも制作したペンダントで、淡翠と淡紫の2パターンがあります。(淡紫の方が売れましたので、新たに制作しました)

糸魚川へ遊びに来た際に、物産センターで購入してもらえると嬉しく思います。
2017年10月04日
あっと言う間に9月が終わり10月に突入、秋が本番を向かえ冬の足音も聞こえています。(もの凄く寒い日があった…)

貴重な晴れ間が出たので、青海の海岸へ転石探しへ出かけました。
晴れたり曇ったりを繰り返す日でしたが、多くの釣り人が訪れていました。
釣り人に「今の季節はアオリイカが旬だ」と教えてもらい、短時間ですが話をしました。





浜辺の状況は砂が多く上がり、小石で溢れていてあまり良い状態ではありませんでした。
そんな中でも白地に青緑が少し入ったヒスイを発見、転石としては普通(スタンダード)ですが、海で見付けられると嬉しくなります。
青海の海岸らしく角張っていて自然研磨が荒いので、磨いて飾石にしようと思います。




次は押上の海岸へ行きました。
こちらも空が曇っていて、海も本来の美しさを失っています。(それでも気持の良い風が吹き、気晴らしとしては良い感じでした)





こちらは更に小石が多く上がり、手の平サイズの転石は殆どありませんでした。
でも、こういう環境は「小石のヒスイ転石」を探すのには適しています(笑)




と、言うことで小さなヒスイ転石を発見。
曇った日の撮影なので解り辛いですが、青と緑が入った珍しいタイプのヒスイです。
このサイズのヒスイ転石を探すのも困難で、ガラス瓶に集めた数も多くありません。(よって商品としての供給に難がある)
なので今まで通りガラス瓶に保管して、飾って楽しもうと思います(笑)




天気が残念な日でしたが、ヒスイには出逢えたので良かったです。
また仕事(創作活動)の合間に、海や川へ遊びに行こうと思います。



え〜、最近忘れがちの制作品の紹介です(笑)

こちらは明るい発色のヒスイ「芽吹」で制作したピアスです。(SV925)
今回は5mmのタイプを制作しました、ちなみに7mmのタイプは撮影するのを忘れてしまい、既に完売となりました…。(作ってすぐに物産センターに出品してしまった(笑))
黒ヒスイでのピアスも購入して頂き嬉しく思います、また挑戦してみようかと思います。


9月に受けた大きめの仕事も無事に納品し一段落、お客さんにも喜んでもらえたので頑張った甲斐はあったと思っています。(修行の日々でした(笑))

これからは神印ブレスの試作や神玉の制作に力を入れたいと思います。(他にも作らねばならない品ばかりだ…)
神印ブレスは年内に完成させたいなぁ…、需要があるのかは不明ですが私と同じ好みの人はいますので、カタチになれば喜んでもらえるでしょう。(希望的観測)
シルバーアクセの青年やレザークラフトの青年は仕事になるので、間違いなく喜ぶでしょう(笑)

ともあれ芸術の秋〜忍耐の冬に制作して、再生の春と躍動の夏に備えて行きたいと思います。

今月も頑張ろう〜っと!
2017年09月24日
とても良い天気だったので、青海の海で転石探しをしました。

この日は快晴で、とても気持ちの良い日和でした。
海は前日まで降っていた雨が影響しているようで、川の濁流によりツートンカラーの不思議な景色になっていました。(台風が縦断する前の話)





波は強いですが砂や小石が多く上がっていてヒスイの上がる確率が低い状態でしたが、誰もいない浜辺はプライベートビーチのようです(笑)
とにかく「一つでも魅力的な石を」と思い、探索したました。





その前に、まずは以前に押上海岸で拾った玉髄3個を撮影します。
その日は曇っていて綺麗に写せませんでしたので、快晴のこの日に撮影しました(笑)
上は透明度が高く、右は縞瑪瑙と小さな剣水晶を含んでいて、左は茶色の他鉱物を含み表情が豊かです。
どれも丁度良いサイズなので、転石見本に活用したいと思います。(経験上、通常のヒスイよりも拾えないかと…)




撮影を終えて浜を探索していると、緑に輝く石を発見!
ヒスイではありませんが、緑の玉髄がキツネ石を分断している珍しい鉱物でした。


完全に分断しているのでスライスすれば、緑の玉髄だけのプレートが取れるでしょう。(姿が面白いので切断しませんが)
でも表面だけ磨いても良いかもしれません、きっと緑の玉髄の部分は際立って輝くでしょう。
ちなみに緑の玉髄の部分は「クリソプレースの分類」になるようです。

今回の出逢いはこれだけでしたが、珍しい鉱物が拾えて良かったです。


家に帰ると庭の木にオニヤンマがいました。
交尾の最中のようで逃げる気配は一切なく、未来へ繋ぐ命を残そうとしています。


いつもながら美しいヒスイ色の目に魅了されながらも、一つでも完成された姿が二つ揃う事で「更に美しくなるのだと」と実感しました。

長々と見ているのも無粋なので、感動を記憶に焼き付けて家に入りました。
来年はこの子孫と会えるのだろうか?、また夏が楽しみになります。



続いての話は、根知に遊びに行った事を書きます。

この日も快晴だったので、前から気になっていた日吉神社を目指します。
先月まで「飾り雛」が出迎えてくれていた踏切を渡り、いざ里山へ!


両親も一緒に連れてきたので、いろいろと巡りながらドライブしました。
まずは「塩の道資料館」に到着、茅葺き屋根の資料館で良い雰囲気です。
多くの資料が展示してあるので、興味がある人は訪れてみて下さい。(有料)





日吉神社を探しながら車を走らせていると、観音堂へ辿り着きました。
ここも歴史が深そうな建物で、外には馬(牛?)が荷物を運ぶ為の大きなソリがありました。(豪雪地帯ならではの運搬法かと、塩もこれで運んだのかな?)
その横の石碑は絶妙なバランスで立っており、周りも綺麗に清掃されていました。



お堂の裏側で草刈りをしていたお爺さんに日吉神社の場所を聞くと、この少し先だと解りました。
初めてだと非常に分かりづらいですが、そこに神秘を感じます。


やっと日吉神社に到着!、石の階段と石の鳥居が向かえてくれました。(延年乃泉と巨大なトチノキも(笑))


ここは「おててこ舞」が有名な神社ですが、残念な事にその時期は終わっていて、まさに「後の祭り」でした…。
神社は閉まっていて休息に入っているかのようでした。(なので撮影もしていません)
今度は祭事の時期に訪れたいと思います。


お昼が近づきお腹も減ったので、スキー場に隣接している「歩荷茶屋」へ行きました。
ここでラーメンを食べて満足、良い日を根知で過ごせました。
まだまだ根知は広いので、探索すると面白そうです。(根の国を知る探訪って感じか?)


大地に根を張って生きる人たちの強さを感じて、その中の美しさを記憶したいと思います。

今度は自転車で巡ると楽しいだろうなぁ〜。(クマに注意ですが…)
2017年09月14日
海辺はすっかり秋を感じる風になりましたが、まだまだ気温は高めの日が続いています。

この日は朝から晴れていて、海岸にはヒスイ探しを楽しむ人が訪れていました。(釣り人も)
空には雲が多く浮かんでおり日が出たり陰ったりを繰り返し、変化に富んだ景色を楽しめました(笑)





海も波が強く探索するには疲れる環境でしたが、絶えず変化はするので気合いを入れて探す人には良い状態なのかもしれません。





一通り探してオンファス輝石1個、ヒスイ3個、ネフライト1個、玉髄1個が拾えました。
気晴らしとして探しても、それなりの転石があったので良い出逢いをした人もいたかと思います。





次は青海の海岸を探索、この日も波が強く目が疲れる環境でした(笑)
普段は大きめの石が上がる場所ですが、この日は小さめの石で埋め尽くされていて飾石との出逢いは期待できませんでした。





ここで拾えたのは蛇紋石(岩としてはロディン岩の分類)1個と、珪石(チャート含む?)1個でした。



蛇紋石は「透明感のある枯れ草色の部分」が蛇紋石で、ここがオリーブ色になるとボーウェナイトになるのでしょう。(白い部分は大理石かな?)

珪石は赤色の部分も化石ならば「チャート」となり、玉髄であれば「碧玉(ジャスパー)」となるのでしょう。(多分)
私の目ではチャートにしか見えませんが、分析して見ないと解りませんね(笑)

なかなか面白い石があって良かった、一度持ち帰り特徴を憶えたら海に返そうと思います。


そう言えば、同じ日に北海道から来た女性3人が良質のヒスイ転石と出逢っていました。
そのヒスイは「誰が見ても解るレベル」で、こればかりは縁としか言えないかと思います。
遠い北海道から遊びに来て、とても良い思い出となった事でしょう!

純粋な気持で楽しんでいれば、良い出逢いがあるのだと感じた日でした。
2017年09月04日
9月に入りましたが、8月末の転石拾いの事を書きます。

海水浴シーズン(夏休み)は終わり、列になって停まっていた車は少なくなりましたが、海岸でヒスイ拾いを楽しむ人たちは増えています。
夏の日差しが秋の日差しに変わり、これからの季節が転石拾いの最盛期となります。(冬は辛い事が多いので程々に(笑))





強くて長い波が押し寄せていて、浜の傾斜がきつくなり歩きづらい状態でした。
それなりに石たちも動いているようですが、こればかりは「運」が必用とされます。




早速、淡紫の石を発見!、ヒスイのような特徴が見られます。
しかし、これはロディン岩で淡紫はザクロ石の成分によるものでしょう。
ロディン岩ではありますが、かなり珍しいタイプなので満足(笑)、見本を超えて標本(標石)となる石なので大切に保管します。




日差しは和らぎ風も涼しかったですが、まだまだ暑い…。
小一時間の探索ですが汗まみれ、そして潮まみれ、いっその事このまま海に飛び込んで泳ぎたくなりました(笑)
まぁ、この状態の海に入ったら波に弄ばれるだけですが…。


そんな事を考えながら、一通り歩いて珍しいロディン岩1個、小さな玉髄3個、シーグラス1個、小さなヒスイ転石1個を拾いました。


今回の最大の収穫は淡紫のロディン岩でしょう。
ここまで綺麗だとヒスイと間違えますね…、多少は混ざっているのだろうか?

また機会があったら機械分析をして、ちょっとした疑問を解消したいと思います。



季節は芸術の秋に突入、作品制作に専念できる季節の到来です!
依頼された仕事を進めながらも、自身の創作活動を充実させたいと思います。
2017年08月29日
今回は、シルバーアクセの青年とのコラボ作品と、レザークラフトの青年とのコラボ作品を紹介します。

まずはシルバーアクセとのコラボ、以前に緑ヒスイで制作したペンダントを紫ヒスイで制作しました。
スサノオ「以心伝心」の欠片を加工した品で、深みのある紫と翠が交じり合う幻想的な景色を映しています。




本当なら緑ヒスイと同じタイミングで完成していた作品でしたが、いろいろな試練があり、今ようやく仕上げる事ができました。
まぁ、今も緑ヒスイのペンダントは残っていますので、横に並べて飾ろうと思います(笑)





裏にはibitsのロゴを入れ、925(SV)の刻印も入れています。
ちなみに側面の模様はオリジナルではなく、昔からある模様をデザイン化したものです。


光を受けないと暗めの発色に見えますが、そこに「気品と慎ましさ」が宿り身に付けた人の品格を高めてくれる事でしょう。



次はレザークラフトの青年とのコラボ、これで開花のレザーブレスは何作目かな?
どうにか今回も、明るい発色の紫ヒスイ(開花ヒスイ)で制作できました。
白地が綺麗なタイプなので紫色が際立ち、身に付けた人の明るさを強く記憶させる事でしょう。




レザーブレスはシンプルタイプで、いつもながら丁寧な仕上げに感謝しながら開花ヒスイのルースを合わせました。
夏に売れ筋だと言われているブレスレットですが、温かい発色で質感も優しいレザーブレスは、秋~冬でも身に付けられる品だと思います。(実際に温かいかと)





シリーズを通して脱着が容易で、サイズも調節できます。
この手軽さは意外に重要で、横着な私でも気軽に身に付けられます(笑)


ちなみに、9月の2日~3日に「駒ヶ根もみじクラフト」が開催され青年も出展するそうです。
「はじめての出店なので状況はわかりませんがヒスイのブレスレットも並べる予定です。良い成果や良い出会いを期待して頑張ります。」との事です!

興味がある方は是非、遊びに行って下さい。(良い天気になりますように!)



今回は私と青年二人(別々)とのコラボ作品でしたが、今後は三人でのコラボや青年二人でのコラボなども進めたいと思います。
嬉しい事に神印(シンボル)も完売し、国津神シリーズの開発も進められそうです。
そこからの派生のブレスレットも二人の協力があれば可能なので、一気にやる気が出てきました(笑)

何よりも購入して下さった方々に感謝!、「売れなくても作り続ける意志は不滅」ですが、「売れながら作り続ける過程の楽しさ」は、多くの人の魂を揺さぶるのだと感じています。
たとえ利益を分割したとしても、この喜び(経験)はお金では買えないのかもしれません。(自身で成り立つ存在があってこその共有でしょう)

つい最近に、言葉(日本語)の通じない外人さんが神玉を購入して下さった事は「表現は言語を超える事」を証明したのだと思っています。
まぁ、私が英語を勉強すれば良いのですが「日本語ほど優秀な言語は無い」と思っているので、全く身に付かないでしょうね(笑)
それに「そういった分野の学習力」は低いので、時間の無駄だかと…。(デザインとしてしか興味が無い)

もしどうしても伝えたい事があるのなら、糸魚川にも英語が堪能な人がいますので、その人にお願いしたいと思っています。(それか日本語を覚えてきてね(笑))

これからどういった作品が誕生し、どういった人との縁が結ばれて行くのか楽しみです。(頭の中はカタチにしたいものだらけだなぁ~)
2017年08月24日
天気の悪い日が続いた8月でしたが、時折見せる晴れ間を大切に楽しみました。

この日は朝から晴天で、気温も一気に上昇しました。
お盆が終わり海を訪れる人は半減しましたが、それでも数人が夏の海を楽しんでいました。
トイレは撤去されたものの、シャワーは残っていたので海水浴を楽しむには問題ありません。





早速、浜辺へ行き海水の温度を確かめると、まだまだ温かい。
浮き輪を持った子ども達が泳ぐ中、「見よ、40のオッサンの泳ぎを!」って感じで泳ぎを披露しました(笑)
勿論、誰も見ていませんが(見ても意味無いし(笑))、少し強めの波に怯えている気持は弛んだように思えました。(大人が誰も泳いでいないと、子どもは不安になるかと)


前日まで雨が降っていたいので海水は少し濁っていましたが、大雨が続いた時に比べたら随分と綺麗になりました。(コーヒー牛乳のようだったし…)

今年の夏は甥と泳いだ日と今回で、2回しか海で泳げませんでした…。
それでも悪天候の中、たくさんの人が糸魚川へ訪れてくれたので、とても助かりました。(ヒスイを買ってくれて有り難う!)



次は青海の海岸、天気は晴れたり曇ったりを繰り返し、また降り出した雨により濁った川の水が海へ流れ込んでいました。
波は強いですが表面的な流動で、泳ぐ環境でもなければ、転石拾いに適した環境でもありません。




期待はずれの浜辺でしたが、それでもデュモルチェ石を発見しました。
白いチャート(石英斑岩?)に鮮やかな青が入っていて綺麗、個人的にはヒスイより拾えていない鉱物です。


この石も多く拾えたら良いな〜、出逢う確率の高い場所ってあるのだろうか?
もっと青色が多いタイプを探し求めたいと思います。



最後は、久しぶりの根知周辺(小屋根地区)に行きました。
植物が生い茂り夏真っ盛りな感じ、この日は気温も高く残暑が厳しい日でした。




空には夏を感じさせる大きな雲がありましたが、同時に秋を想わせる雲も浮かんでいました。
これぞ晩夏って感じで、夏の終わりに悲しさを感じならも、秋の始まりを歓迎しする複雑な気持が込み上げてきました。(季節を愛する気持かな〜)





とりあえず以前に見ていた堤防付近を確認したのですが、草木が生えまくりテトラの一部しか見えません(笑)
これを見る限り、今回の増水はこの場所には影響していないのでしょう。




堤防付近から流れる支流の中をバシャバシャと歩き、姫川の本流へ進みます。
以前よりも砂が多く溜まり、上流での工事の影響もあってか小砂利の多い状態でした。(足が沈む場所が多かったです)




やっと本流に到着、やや濁っていましたが「コーヒー牛乳化」していた時に比べたら月とスッポンです(笑)
水量も少なく流れも弱かったので、久々に姫川を楽しむ事ができました。
上流のダムで調節していたのかな?、なんであれ良い環境でした。





水神様の大岩は変わらず草木が生い茂り、生命に満ち溢れた姿をしていました。
秋の終わり頃には祠を見に行ける事でしょう。




川の中を歩いていると緑に輝く石を発見、持ち上げると大きなオンファス輝石でした。
堅牢な肌と渋い緑で魅力的ですが、ヒビが多く加工には向きません…。
何よりもデカくて重いので持ち歩けない(笑)、よってこのまま置いていきます。




真夏のような日差しが降り注ぎ、姫川の清流がキラキラと輝きます。
眩しくて目が痛い(笑)、どれもこれもが綺麗な石に見えるので識別に苦労しますが、この景色が宝なのだと認識して記憶に留めたいと思います。




しばらく歩くと綺麗なロディン岩を拾いました。
何と言いますか…、これは海での転石サイズですね(笑)
綺麗で大きなロディン岩は少ないので仕方ない、これは見本サイズなので後々に活用できる事でしょう。


魅力的な石との出逢いは少なかったですが、夏の姫川を楽しめたので良かったです。
また自然を楽しみながら探したいと思います。



さて、遊んでばかりもいられず大きな仕事が入ったので加工に集中したいと思います。
「私が作った品を」と依頼してくれるお客さんがいる事に感謝して、一つ一つを丁寧に進めたいと思います。

これはもう技術よりも「自身の忍耐」との闘いになりそうです(笑)
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