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2022年11月04日
前回に引き続きコラボ作品の紹介をします。

まずは「眼鏡のメガネ」から。


ルースに使用したのは私が「水湖」に分類しているタイプのヒスイで、水面や水泡を想わせる景色を宿しています。
一見は白ヒスイに見えますが、日陰で見ると淡い水色であることが分かると思います。
眼鏡ホルダーとしても活用でき、お気に入りのルースを選ぶこともオーダーメイドであれば可能です。(やはり黒〜灰色のヒスイでの制作は未だありません(笑))

気軽なアクセサリーとして楽しんでもらえたら嬉しいです。


次は「縄文リング」です。


私が「万葉」に分類しているタイプのヒスイを加工し、焼町土器をモチーフにしたデザインのリングに合わせました。
前回の青ヒスイは地球を想わせましたが、今回はもっと身近な生命の神秘を感じさてくれます。
主に男性用として(重厚感のある仕様で)制作していて、サイズも大きめです。(24号)
こちらもオーダーメイドであれば、ルースを選んで制作することが可能です。

実は紫ヒスイ(開花)でオーダーメイドしていて(高見澤さんのお客さんの依頼)、緑・青・紫のバージョンは制作済みです。




最後は「波うちぎわ」です。


糸魚川での海岸転石で制作することを目的としてデザインされたリング、こちらも私が出逢ったヒスイ転石(ヒルコ神)を加工したルースに合わせています。(15号)
ヒスイのタイプは「万葉」で、一作目よりルースサイズが大きいのでシルバーの枠自体に厚みを持たせました。
僅か数ミリの違いで存在感が変わります、ルースを斜めに配置したのもオシャレ、私のイメージ通りに仕上げてくれました。(高見澤さんに感謝!)

前回にペンダントをオーダーしてくれた方からリングの依頼も受けていて、こちらの「波うちぎわ」を制作する予定になっています。(このデザインでのオーダーメイドは初となります)


こうして見ると糸魚川ヒスイ専用といえるデザインが増えました〜。
他の石たちにも転用できますが、糸魚川ヒスイでの作品を超えることはないでしょう(笑)

私単体での創作品は既にその境地にあると自負していますが、コラボでも高められたことは仲間の協力があってのことです!
ありがたいな〜、感謝の気持ちを忘れずに今後も活動して行きたいと思います。
2022年11月02日
今回はレザーとシルバーのコラボ作品を紹介します。

久しぶりのレザーとのコラボ、随分前にクラフトフェアで知り合った作家さん(小松さん)と再びコラボしました。
お客さんからオーダーを頂いたようで、ヒスイ好きの方へのプレゼント用にヒスイの入った財布を制作したそうです。



ちょっと急ぎの依頼だったようですが、私が紫ヒスイのラウンド型ルースをストックしていたのでどうにか間に合いました。(1個しか残っていませんでした)
作っておいて良かったと心底感じました(笑)、この冬はルース制作に力を入れたいと思います。
ちなみに、ペンダント用に作ったルースなので濃いめの紫ヒスイを加工しています。(恥ずかしくないグレードです)

久々に小松さんの作品を見ましたが(メールで添付してくれました!)、やはり良い出来です。
円安でレザーの仕入れが困難になっているとのことで苦労していますが、技術は衰えていないようで安心しました。(むしろ以前より高まっている)
再びコラボできる日が待ち遠しい、次は何を一緒に作ってみようかなぁ〜。
もう青年と呼ぶのは失礼な年齢になったでしょう、一人前の男として今後が楽しみです!(来年は大紅屋へ遊びに来てくれるそうです)


次はシルバーアクセの作家さん(高見澤さん)とのコラボ作品です。
自主的に作ったペンダント「かがやく」です、キラキラした思いが続いている感じを名前に込めたとのことです。



太陽や星をイメージしたペンダント、ヒスイ探しでヒスイに出逢った時の感動も思い出します。(太陽なら夏、星なら冬、そんな印象を強く受けます)
更に私がオーダーしたコラボ作品3点も完成したので、次回に紹介したいと思います!(メガネの眼鏡、縄文リング、波うちぎわ、の3点です)

世の中の景気は最悪ですが、やることは多く頭が回らないです(笑)
仕事とは関係のない大紅屋での懇親会はイレギュラーが多く大変、当日に人が増えすぎるのは困りますね…。
予定通りに進んだ試しがないですが、どうにか対応できたのは周りの仲間(若者たち)のお陰だと言えるでしょう。
これが生き金になればいいなぁ〜、死に金だと解ったら二度と関わらないようにします。(今年で見極める、若者よりも中年が要注意)


話は変わりますが、以前にプロポーズ用のペンダントをオーダーした方から「受け入れてもらえた」との報告がありました!(見事成功したようです!)
彼曰く「毎日眺めていたのでペンダントを手放すのがさみしくなりましたが、喜んでくれたので満足です」とのこと、手放すのを惜しんでもらえるのは有難いですが(笑)、本懐を遂げる(贈る)方が重要です!(きっと私に気を使ってくれたメッセージなのでしょう)

今受けているリングのオーダーも、気合を入れて仕上げたいと思います。(高見澤さんの協力に感謝!)


今年の5月末から6月末まで大紅屋を営業して、7月と8月は冷房がなくて営業を断念(おまんた祭りの半日は借りて汗だく(笑))、再び9月半ばから営業し今に至るのですが、短いような長いような…、不思議な感覚です。
稼働したのは約三ヶ月なので定着もしていませんが、それなりに人も集まってきていて活用の幅も広がりそうです。

まだまだどうなるか分かりませんが、期待して進めていきたいと思います。
2022年10月23日
今回は、シンプルな不定形ルースのピアスの紹介です。(いつも通りルース加工は私で、シルバーアクセは高見澤さん制作)

淡紫ヒスイと碧ヒスイでの制作、不定形にすることで海岸転石のイメージを強調し、ピアス自体はシンプルなデザインにしました。
垂れ下げで身につけるフックタイプではなく、耳に直接付けるスタッズタイプを採用、裏窓には「蝶」と「風」のデザインを施してもらいました。(高見澤さんの提案)



どちらも透過するヒスイではありませんが、この裏窓の一手間が手作りならではの魅力を引き立てます。
おそらくは他者が気づくことはないであろう仕様、これは「身につける者のみの楽しみ」とも言える贅沢な表現だと思います。
様々なバージョンを作れるので面白い、作り手には負担が増えますが、この「遊び心」が付加価値になるのでしょう。

更に「特に高ランクのヒスイを使わなくても良い」というメリットがあり、白ヒスイであっても通用するカタチだと思います。
きっと「ペンダントやリングにするには物足りない」って転石にピッタリな仕様なのでしょう。(だからといって、高ランクのヒスイで作らない訳ではないけど(笑))

糸魚川ヒスイでの(海岸転石での)、ちょっとしたアクセサリーの定番になれば嬉しいです。(ギャラリー用の撮影は後日に行います)


ちなみに、前回に受けた転石でのペンダントを納品したところ、残りのヒスイで母親へ贈るリングをオーダーして頂きました。
最も良い部分を切り出した残りではありますが、グレード自体は拮抗するレベルなので「彼女さんとのマウントの取り合い」が勃発しなければ良いのですが…。

逆に仲が良くなるきっかけにもなりうるので、糸魚川ヒスイの加護(縁を結ぶ)に期待したいと思います(笑)
2022年10月19日
今回は、海岸転石によるオーダー作品を紹介します。

十年来のお客さんからのオーダー、自身で見付けたヒスイの海岸転石でのコラボ作品です!(高見澤さんとのコラボ作品)
加工したのは私が「万葉」に分類しているヒスイの転石で、とても美しい深緑と淡翠が交ざり合った魅力的なヒスイ転石です。(そのままでも十分に美しい転石)




その転石の色の濃い部分(左端部分)を切り出して、不定形のルースを制作しました。
転石からのルースということで不定形にしましたが、やや雫形にしてバランスもとっています。
依頼人から「可愛らしく」とのオーダーなので、チェーンは上から2番目のビーズ付きを選びました。




仕上がった姿がこちら、覆輪留めのシンプルなスタイルにしてあります。
裏窓は「幸運の四葉のクローバー」にしてもらいました、二連にすることで花もイメージさせて、努力が花開くよう願いを込めています。(更にビーズ付きチェーンで「実り」も込めています)




このデザインは透過しなくても使えそうです、紫ヒスイなら開花をメインで表現できるでしょう!


当然ながら透過光も楽しめます、二連のクローバーで開ける面積を多くしたのも効いています。(高見澤さんが提案してくれました)
たまに光にかざして、この神秘的な景色を楽しんでもらえたら嬉しいです。




以前から漠然と「プロポーズの際に転石で制作したアクセサリーを贈れたら良い」と思っていたらしく、その時が来たら私に加工をお願いしようと決めていてくれたそうです。(遂に「その時」が来たわけですね!)

こんな有り難いことが他にあるだろうか…、作家冥利に尽きるとはこのことなのでしょう。
なかなかのプレッシャーではありましたが(笑)、身に付ける方への祝福としては満足な作品に仕上がりました。(結果は「神のみぞ知る」です)
今までの二人の時間が答えを示してくれるでしょう、良い結果になることを祈ります!

ちなみに、もっと大きくルースをとったのですが、途中から中央付近でクラックを発見。
どうにも美しくなかったので半分から切断しました…、サイズは小さくなりましたが希望する「可愛らしいアクセサリー」にはなったので結果的には良かったです。
特に目的が重要だったので無傷のアクセサリーに仕上げました、もっとも良い部分で無傷、グレードも申し分ないので、贈られた人はラッキーでしょう(笑)

転石も三分の二くらい残っているので、まだアクセサリーは作れますが「このヒスイ転石で作った」とする証明にもなるので残しておいても良いでしょう。(切断面を下にすれば安定して飾れます)
それに、まずはクラックで切断した方の半分をルースにする方が先でしょう、自分用のリングにすれば同じヒスイ(母石)を大切な人と共有できます!

なんであれ、やっと私が望むカタチでのオーダーを受けられました!
転石のままの魅力も理解していますが、その先に進まないから文化が育たないとも言えます。(中国とのヒスイ文化の差が明確)
いつまでたっても目利きが育たない、技術が育たない、よって活用が育たない、なので買い負けて売り負ける、今の日本の現状の縮図ですね…。

素材に頼って便乗しても知性は高まらない、まさに「慌てる乞食は貰いが少ない」ってやつです。(木っ端だらけだな…)
まぁ、十年以上も言い続けても進まないのだから、これ以降も期待はできないのでしょう。
よって今後も「私は私の仕事をする」ってことで前に進みたいと思います(笑)


世の中への不満は尽きませんが、まずは「思い出をカタチにする」って目的を体現できたことに感謝します。
ありがとうございました、今後もよろしくお願いします!(依頼人は年齢が近かったので、同じ時代を生きられるでしょう!)
2022年10月09日
急激に気温が低下した中での三連休、初日は午後から雨で人の訪れる気配なし、なので常連の理容室に行って来ました。(どうでもいい情報ですね(笑))

今日は中日、早朝は太陽が見えましたが、次第に空は暗い雲に覆われました。
雨は夜からの予報で気温も「やや肌寒い」って程度、来月の事も考えてコタツの用意をしました。(埃が溜まっていたので、分解して掃除しました)
お昼頃に「子どもに磨きの体験をさせたい」と、友人(大紅屋の活動に協力してくれる仲間)から連絡があり、それに対応すべく準備しました。

周りも昨日より活動的になっていて、いつもながら月徳飯店さんからの来店が多くありました。
食べた後に寄ったり、食べる前の待ち時間に寄ったり、「近くにある」ってだけで宣伝になるのは嬉しい限りです!(定期的に食事をして感謝を伝えます)

石拾いをした人たちも食事して行く事があるようで、5個以下の石なら無料で簡易識別するようにしました。(一目で解るし(笑))
質問の多くが「どんなのがヒスイなのか」という事なので、見て分かるようランク別にしたサンプルを用意するようになりました。(百聞は一見にしかず)

不思議に体験教室をしていると、来店する人も増えます。
きっと入りやすくなるのでしょう、チビッコが一生懸命に作業していれば尚更ですね(笑)

この日も例に漏れず、友人の子どもが体験している最中での来店が多く、教えたり、質問に答えたり、識別したりと、ちょっと忙しい時間がありました。
ご時世ですが、お金を使っていく人は殆どいません…、子どもが求めても親が出さないって状態、羨ましげに同年代の子(友人の子)を見ている姿はちょっと可愛そうに見えました。(それぞれに家庭の事情があるのだから仕方ないけど…)

肝心の磨き体験ですが、一生懸命に磨いた甲斐あり綺麗に艶を出せました!
選んだ(10歳のお兄ちゃんが選んだ)のは灰色の地に黒が流れる黒ヒスイ、黒系は磨き残しが目立つので特に丁寧に磨かなくてはなりません。
なかなか「攻めたヒスイを選んだな」と感じながらも、友人(母親)と私のサポートを加えて、ペンダントにもなる程に仕上げました。(本来はストラップ仕様)

弟くんは幼すぎなのでスロットゲームに夢中(笑)、むしろそのお陰でお兄ちゃんは集中して体験できた気がします(笑)
あと5年したら弟くんも対象年齢になるので、その年齢になったら磨き方を教えたいと思います。(その時の私は、よりオッサン度を増しているでしょうけど…)
ちなみに、次男くんもいるそうなので、まずはその子から挑戦してもらいたい!(あと3年くらいかな?)

これから大紅屋の活動を協力してくれる友人なので、この縁を大切に未来へ繋げたいと思います。(少しずつ協力者が増えてきました)
2022年10月04日
先日は「ちょっとした石のアクセサリーショップ」を、仲間と行いました。
扱う商品自体は天然石(外国)のアクセサリーだったので、お客さんから「小さなミネラルフェアみたい」と喜ばれたりしました(笑)

大紅屋に協力してくれる「ものづくりに興味がある人たち」も訪れてくれて、お互いに良い刺激になったように思えます。(意見交換などをして親睦を深めていました)
その日は他にもイベントが幾つか開催されていたようで、普段より人の流れは活発でした。(マルシェやバイクミーティングなどもあったようです)

一応、ヒスイの手磨きも受けていたので、希望する家族が訪れました!
前回の可愛らしい兄妹とは違い、今回は力を持て余している兄弟(10歳と7歳)が挑戦、合作での体験だったので磨くヒスイの奪い合いで忙しかったです(笑)

でも元気が良すぎるのは最初だけ、どうしても同じ事の繰り返しなので飽きてしまいます。(基本的に5分くらいで飽きる(笑))
いまいち自分が行っている作業の成果が分からないので仕方がない、こういった時には乾かして(休憩を兼ねて)最初の段階のヒスイと見比べると良いです。

この事により、水に濡れていて分からなかった光沢がハッキリと見えます。
一目瞭然の違いにチビッコたちは再び復活(笑)、成果が分かるだけで「こうもモチベーションが上がるのか」と感心するほどに集中し始めます。(特に10歳のお兄ちゃんが)
こうなると逆に終わらすのが大変、エンドレスになるので注意が必用です(笑)

最初は力の入れすぎ(元気良すぎ)で耐水ペーパーがボロボロになりましたが、丁度良く疲労してくるので最終的には理想的な磨き方になります。
人類が初めて研磨した際も「こうだったのかな?」とか思いながら、体験していく事で修正される手順に驚きます。

兄弟合作なので仕上がったストラップを取り合いになる気がしましたが、最終的にお母さんが持つという事で話は決まったようです。(チビッコたちが納得しているのかは微妙(笑))

40分ほどの体験でしたが疲れました〜(笑)、これを日常で相手しているのだから「お母さんの苦労は膨大なのだ」と、母の偉大さを感じた体験でした…。

これで大紅屋を再開して二組目、前回よりは少ない可動ですがチビッコが体験してくれたので嬉しい!
楽しい思い出になったのなら、成長した後にも訪れる可能性はあるので、その際にはもっと先の「自身の磨き方」を教えられたら最高です。


なんだかんだで楽しい日でした、訪れた方々に感謝です!(協力者たちにも感謝!)
2022年10月03日
今回は異玉「千変の幼生」と「万化の蛹」を紹介します。

まずは千変の幼生、黒と白が入り混じり、わずかに緑も流れる黒色のヒスイ「叢雲」を用いて表現しました。



千の変化をもたらす(可能性を秘めた)黎明の玉を、テーマにしている作品です。
昆虫好きの私としては「完全変態する生命体を表現したい!」って思いから作り出したカテゴリー(笑)、古代からの「異形」と言われている勾玉との共通点もあるので、その「想いの原点」を受け継いでいると自負しています。(千変は不完全変態も含まれています)

ちなみに、私としては口をつけている事がチャームポイントだと思っています(笑)


次は万化の蛹、こちらも同じヒスイ転石で制作していますが、不思議な事に石の半分から分断されたように表情が変わっています。(下半分からも斜めのラインで分かれていました、よって景色が三分割されたヒスイでした)



万の変化をもたらす(可能性を秘めた)黎明の玉を、テーマにしている作品です。
蛹になる事で完全変態を可能にしています(笑)、これが昇華(生化)して生玉となり、それが進化(神化)して神玉となる、現時点では神玉の国津神が最終形態になっています。(自然と人の融合を表現してます)

しかるべき時を待ち続ける堅牢な器(可能性の器)、そんなイメージを込めて制作しました。


異玉は河口や海岸で出逢った石(ヒスイに限らず魅力的な石)で、作る事をルールとしています。
今回の素材は数年前に姫川河口で見付けたヒスイ転石、黒ヒスイ自体の遭遇率が低いのでお目にかかるのは稀ですが(在っても気づかない事も多いような…)、幸いな事に致命的なヒビ(非なる美)も少なく、魅力的な景色を映す作品に仕上がりました。

光沢は樹脂光沢を目指しました、やはり昆虫のイメージなので脂っぽい光沢が似合う気がします。
時々、ラッカー塗装と間違える人もいるようですが、熱湯やキッチンハイターなどで確認できるので試すのも良いのかもしれません。(玄人になると手触りで分かるようになります)

異玉の魅力は「素材をヒスイに限定しない」って事にあるのかもしれません。
個人的には蛇紋岩が好きなので、質の良い素材を選んで作るのも楽しいでしょう!

ちょっと原点回帰ができなような気がした時間を過ごせました〜。
2022年10月01日
10月に入り一段と静けさが増す季節となりました。(観光のお客さんも減る一方です…)
幸いにも良い天気が続き、気温は高めなので行楽には最適な日和になっています。(来週からは崩れる予報)

それでは大紅屋の活動報告。
一昨日は送別会と親睦会を含めた集まり(協力者が主催)が開かれ、糸魚川から旅立つ者との別れを惜しみながら、新たに知り合った人との縁を深めました。(平日なのによく集まったなと驚きます)
多くがお互いに「初めまして」の人たち(笑)、それでも成立するあたりは流石だと思いました。(協力者はコミュ力が高いな〜)
すぐにどうなる訳でもないですが、蒔いた種が育つのを楽しみにしています!

さらに明日(2日)には富山から友人が来て(正確には富山から長野へ向かった帰りに大紅屋へ寄る)、ちょっとした石のアクセサリーショップになる予定です。
今回は一人での来訪ですが、それでも普段とは違う姿の大紅屋になってくれるでしょう。

理想は定期的に市外・県外の「行商を得意とする人たち」が訪れてくれたなら賑わいを創出できるのですが、実益が伴わなければ不可能なので、それが今後の大きな課題になります。(田舎の「購買力の低さ」が障害になっている…)

今のところは市内の「ものづくりに関心がある人たち」と共に、アイデアを出し合いながら進めてみたいと思います。(それと同時に自分の創作活動も進めて、時間を無駄にしないよう気を付けます)
同じ熱量を持つ事などは不可能ですが、集まれば情熱の火力を増す事もお互いに可能なので、協力して行けたらと思います。

ちなみに私は「単体でも強烈に燃え盛る炎」で在り続けたいと思います。(周りは熱苦しい事も多いような気もしますが、勘弁して下さい(笑))

なんであれ、明日の石のアクセサリーに興味がある人は寄ってみて下さい!(午前11時には開店しているかと)
2022年09月25日
台風の影響を受けた三連休の最終日、去年と同様に雨模様だった空は晴れ渡りました。(快晴とまでにはいきませんでしたが、根知地区は正に「つむぎ日和」になった事でしょう!)
久々に暑さを感じる陽気、本来ならこのくらいから徐々に気温が下がっていくのでしょうけど、近年は季節の変わり目に極端な気温変化があります。

今年のキノコの出はどうだろうか?、などと以前に楽しんでいたキノコ狩りの癖が抜けないのは、身に染み付いている「採集の喜び」によるものなのでしょう。(探石に似ている、でも「食べる喜び」と「貯める喜び」が違うかな?)

毎度のように月徳飯店さんから流れるお客さんが立ち寄って、多くが「立派な古民家だ」と感心しながら見学していきます。
その中で、待ち時間を利用して訪れた数人が「石の手磨き」を体験してくれたりします。(ありがたい恩恵です)

今日は再開して初の手磨き体験をしました!
東京からキャンプに訪れた家族で、海岸での石拾いも楽しんだそうです。
体験の主役はチビッコ、男の子(お兄ちゃん)と女の子(妹ちゃん)です、まだ幼かったですが「自分で見付けた石を磨きたい」と明確な意思を持っての挑戦です。

磨くのは石英で、「最も光沢が出る可能性のある石」を選ぶあたりは才能を感じます。
小さな手で一生懸命にヤスリを動かし、その後に真剣に耐水ペーパーで擦る姿は、自分の子でなくても可愛らしく思えます。(もともと子はいませんが(笑))

姪や甥の幼少期と重なっているのかな?、石好きのチビッコだから尚のこと可愛いのでしょう!
妹ちゃんは幼すぎなので、お兄ちゃんの見様見真似を楽しんでいて可愛かったなぁ〜。(よって妹ちゃんの体験費用は無料です)

頑張った甲斐があり、一部だけですが輝く光沢を備える事に成功しました。
こうなると別の石を削りたくなるのが男の子(笑)、集めた石をお母さんに持ってきてもらい色々と試します。
最初に硬い石(石英)を削ったので他の石が柔らかく感じる事も体験できたようです。(ますます知的好奇心が湧いてくるようでした)
この成長率は羨ましい、お母さんは集まりすぎた石に少し困っていましたが、子どもの成長の為だと思って我慢してほしい!(少しずつ海に返せば良いでしょう)

最後は缶バッチ(フクロウのバッチ)のガチャガチャをして終了、待ち時間とのタイミングもバッチリでした〜。

訪れる人はいても、お金を使ってくれる人が少ないのはどこも一緒、それでも体験を楽しんでくれる人はいるのだから嬉しく思います!

今後も続けていこうと思えて良かった、再開後は「誰も体験してくれないのでは…」と内心、残念に思っていましたから(笑)
2022年09月24日
今日は三連休の中日、強めの雨は止みましたが「恵まれた天気」とは言えない空が広がっていました。
根知地区(しろ池の森)で行われている「つむぎ日和」への影響は、最小限で済んだのだろうか?(去年は初日が雨で大変だったそうです、次の日は快晴となりギャップが凄かったと聞いています(笑))
10月はイベント事が多くなる月なので、穏やかな天候に恵まれると嬉しいなぁ〜。

それでは大紅屋の活動報告、もっとも連日報告するような事もないのですが(笑)、現状を知っておいてもらうのも大切だと考えます。
基本は暇な時間が流れています、メインで行動できるのが二人だけなので「やけに広い空間」を持て余してしまうのですが、もっと活用する人数が増えたなら有効的なスペースになるかと思います。

幸いにも前回に縁を結んだ仲間は定期的に集まってくれているので、その中から有効に活用できる者が育つかもしれません。
今は自分の仕事の有効利用を優先していますが、将来的には「それぞれが自分の利益を得られるような場」になってくれたら嬉しく思います。

それにしても、その年齢の息子や娘がいてもおかしくない若者たちとの関わりは不思議、かつては私もその時期があった事を懐かしく思うのは、私は「そういう年になった」って事なのでしょう。

これからも親になる事はないであろう人生ではありますが、願わくは親の類似的存在ではなく、人生の先輩として見本を示していけるような生き方をしたいと思います。
まぁ、多少は無様な姿を見せるのも反面教師として必要かと(笑)、あまり理想を求めても疲れるので無理せず頑張ろうと思います。


それはそうと、以前から私の品を購入してくれていた男性が来訪し、ストラップのリフォームと海岸転石でのペンダント(シルバーペンダント)のオーダーメイドを受けました。(私のブログを見てくれているそうで、そこで大紅屋の情報を知り訪れてくれました!)
SVペンダントは女性に贈るそうで、シンプルで可愛らしいデザインを希望しています。
これはコラボの本領発揮でしょう!、やっと「思い出をカタチにする事」を体現できそうです!

私はちょっと結果を急ぐ傾向があるので、ここ(大紅屋)の成長は気長に見ていきたいと思います。(明日もここでの時間を有効利用したいと思います、次の日からは加工に専念です!)
2022年09月23日
三連休に入りましたが生憎の雨模様…、日中は再び蒸し暑さを感じるようになりました。(梅雨の初期のような感じ)

今日は昼頃に大紅屋へ行って準備していると、自動車教習所の合宿を終えた若い女性が訪れました。
雨が強く降る前に海岸で石探しを楽しんだようで、その識別を求めての来訪です。
数量は1個、なかなか良い探し方です、純粋に浜辺を楽しんだ事がよく分かります!

よって本来は有料での簡易識別ですが、今回は無料で見ました。(そういう若者からはお金はとりません、それに1個だけですし)
転石自体は、残念ながらヒスイによく似た「キツネ石」でした、多くの人が惑わされて帰る小憎らしい石です(笑)
でもヒスイではないだけで、なかなか珍しくて綺麗な(水の中では綺麗な)石なので、思い出として持ち帰るのには良いかと思います。(サイズも親指の半分くらいだったし)
また糸魚川に来て、石探しを楽しんでくれる事を願います。
ちなみに、帰り際に月徳飯店さんへ入って行ったので、識別代が昼食代になったようで嬉しく思いました。(恩恵ばかりを受けていては情けない(笑))

その後は近所のお婆ちゃんが遊びに来たので、一緒にスライドショーを見て楽しみました(笑)
お婆ちゃん曰く「シワだらけの手だから身につけられなくなった…」とちょっと淋しそうだったので、「最終的に皆同じになるから」と言って談笑しました。

しばらくすると十年来のお客さんが来訪、昔から糸魚川を楽しんでいるヒスイ愛好家の男性です。
なかなか糸魚川を訪れる事ができず、来られてもヒスイが見つからず、そういった事が続きましたが、今回は見事にヒスイの転石と出逢う事ができたようです!
私のブログを楽しみにしているそうで、最近は書いていない「ヒスイ日和(探石記録)」の更新を待ち望んでいるとの事でした。(最近は探石してないので…)

探石の歴史(私の中での歴史)としては今は後期に入っている状態、全ての事がそうであるように「末期になると狂い出す」って道理からは逃れられません。
私も例外ではないので末期になれば頭が狂い出すでしょう…、なので後期の速度を緩やかにして引き延ばしながら進める必要があります。
中にはその狂気を楽しむ者たちもいますが、私は道化ではないので「そこへは進まない」と断言できます(笑)

なので速度は遅くなりますが少しずつ更新を続けていきますので、同じく楽しみにしている人がいるのなら、もうしばらく待っていて下さいね。
なかなか訪れる事のできない人には「ちょっとした疑似体験」が楽しめるコンテンツであり、私自身にはデータ収集となる貴重な活動なので、末期寸前までは続けたいと思います(笑)

え〜、話を戻して、夕方になり大紅屋の運営の協力者と今後の展開を話し合いました。
基本的に「継続する事」のみを考えたならどうにでもなりますが、「賑わい」や「有効的な使い方」を求めると、どうしても人材が必要になります。
補助金を求めるのなら尚更の事で、口を出されないよう言い訳をしながら運営する必要が出てきます…。
それは「全く私の性格には合わない事」ではありますが、それは私単体での話であって、大紅屋の有効利用を考えるなら必要になるのかもしれません。(よって私が中心でなくてもよくなります)

いろいろと試し見るのは良いのかもしれません、私の中での答えは変わりませんが、別の答えを見出す者が現れても面白い、それで成り立つ(継続する)のであれば単体で生きる私より幸せな未来を築けるのかもしれませんし、私の所見通りになるのかもしれません。
幾度となく繰り返し経験を重ねて改善する、その過程に楽しさが在ったなら成功だと言えるのでしょう。

私は最も確実性の高い単体を優先する事に慣れているので、周りを当てにする事を避けてきた傾向があります。
なので今回の事で多少なりとも選択肢が増えるようになると嬉しい、それでも仕事の(ヒスイの創作家としての)性質上は単体での底力が必須なので切り札(虎の子)として持ち続けますが、手札は多い方が有利なのも道理、臨機応変にスタイルを変えられるのであれば言う事はないでしょう。

これが「40代後半での成長のノルマ」なのかな?、なんであれ「ギリギリ日出ずる命の役目」は果たしたいと思います(笑)
2022年09月22日
大型の台風が通過するとの事だったので警戒していましたが、私の周りでは目立った被害はありませんでした。(幸いに寝て起きたら通り過ぎてました)

あれだけ蒸し暑かった晩夏の気温も、一気に初秋へと変わり夜は肌寒さを感じるようになりました。
急激な気温の変化に適応するのが大変…、こういった時に体調を崩すので気を付けましょう。(季節の変わり目です)

それでは大紅屋での活動報告、先日は再び月徳飯店さんから来客があり、新たに入荷した風車(かざぐるま)が1個売れました!
ほとんど市外の人が購入し、ほどんど月徳飯店さんからの寄り道です。
私のお客さん以外は全て「そのルート」の気が…、よって根知の爺さんに感謝させようと思います(たまには食事をして行くよう言っておきます(笑))

まぁ、私が仕入れている訳でもなく、販売の手数料も貰っていないので、「私にも感謝しろ」って言いたい、というよりも仕入れている当人か作ってる爺さんが売れよな〜。

ちなみに私の方が上手に売る自信があります(笑)、扱う物がなんであれ相対に特化してなくては自営は成り立ちませんから。
でも頼ってばかりいては成長しないので、少しずつ経験させていきます。

でも市外や県外の人との話は楽しいので、普通に話すと思う(笑)
それと近所のお婆ちゃんとの話も楽しいので、頻繁に話しています。
大紅屋では本気モードでの仕事(加工)を行っていないから、人とコミュニケーションがとりやすいのでしょう、それでこそ「コミュニティーの場」ですよね〜。

今日は三連休〜月末にかけて来客の予定があるので、それに向けて内観の見栄えを整えました。(お金をかけず、在る物で工夫してます(笑))
この場(コミュニティーの場)を持った事を喜んでくれている人たちなので、久々に楽しい時間を過ごせるでしょう!

何も育てていない(よって収穫も無い)けど、仲間と収穫祭をしようかな〜。
いや、ちょっと気が早いか…、次ぎに来るであろう台風に備えて気を抜かず、警戒を怠らないよう努めなければ!(無事に乗り切った後に楽しもう!)


世の中は「十年くらい前に答えを出している事」で騒いるので、どんだけ「間」と「磨」が抜けてるんだ?って思う、やはり日本劣等になるのだろうなぁ…。
2022年09月18日
今日も特に変わらない時間が流れました…、うってかわって斜め前の月徳飯店さんには、昼時になるとたくさんのお客さんが訪れます。
明確に「商売の年季の差」を感じます(高齢の社長さん自らが出前しているし)が、そのお客さんが興味ありげに眺めて行ったり、食事を終えてから寄ってくれたりするので、こちらは助かってます(笑)

こうなると糸魚川では特に宣伝する必要がないと言うか…、自動的に宣伝になるのでありがたい限りです!
後は外に向けての宣伝を強化する事が肝心で、まだ完全にスタイルが仕上がっていない今の大紅屋の大きな課題にもなっています。

私自身の売り上げを考えるだけなら、今まで通りの客層に向けて品を作ったり、オーダーを受けたりしていれば良いので、まずは着実に自分の仕事をこなす事を優先します。

今回は「各々で運営を考える事」を目的としていますので、自主的に行動してもらおうと思います。(私がいなくても継続できる場を目指します)

要は「ここを稼げる場」にするか、「稼げなくても楽しい場」にするか、どちらかを実現できたら継続は可能でしょう。(両方できたら最高)
自営であれば前者(稼いだお金を使い継続)、雇用(お勤め)であれば後者(給料を使って継続)って感じかな?(管理費は出ませんので、どちらにせよ自分たちで稼がねば継続不可能です)
それぞれの立場で求めるカタチは変わりますが、それぞれがどれだけ行動できるのか試しみたいと思います。

何かしらの可能性を示してくれると嬉しいな〜、そうすれば手付かずの二階の活用も進むでしょう!(自力でのリフォームは必須ですが…)

ちなみに、今日はスライドショー(透過光)の「一人鑑賞会」を行いました(笑)
友人の歌声(CD)と相まって、神秘的な空間を楽しめました〜。(ちょっと日中は暑かったけど…)
2022年09月17日
大紅屋を再開して八日が経ちました。
特に変わった事もなく「ほぼ誰も来ない時間だけ」が過ぎていきます(笑)

それでも中で作業をしていると寄ってくれる人たちもいて、先日は三個残っていた風車(かざぐるま)をタイミング良く訪れた三人のお客さんが購入してくれました。
風車の台座をセッティングしている最中の事だったので、最終的に固定した台座だけが残った状態になりました(笑)
三個に三名の来訪とは出来過ぎだな〜、面白い偶然です。(ちょうど三人が購入すれば完売だと談笑した事が功を奏したのかな?、なかなか粋な男性たちでした〜。)

後は大きなモニターとパソコンを繋げて、透過光のみのスライドショーを楽しめるようにしました!(ヒスイ(作品と転石)のみの透過光)
我ながら素晴らしい画像、これなら訪れたヒスイ好きも満足してくれるでしょう。(厳しい残暑の上に大型台風まで来るので、本領発揮は10月くらかな?)

それと、ここで活動する仲間も増えそうです!(予定)
私はもうクリエイターを探すのは諦めましたが、どう言うわけか作る事に興味を持った人たちが集まってくれました。
大紅屋での活動は「こんな感じで良いのかな〜」って思います、初期の人たちの方が純粋だし、切羽詰まってないので付き合いやすいです。(懐かしさも感じます)

再開した体験教室には未だ一人として訪れる者は現れませんが(笑)、オーダーメイドは順調なので「継続」を考えるなら問題ない状態です。(金額や利益率が段違いだし、私が成り立っていれば自動的に継続するし)

本棚はそれなりに詰まりましたが、「果たしてどれだけの人が読むのだろうか?」という疑問もあります。
後々に、それぞれの作品を展示するスペースにすると面白いかも、ローテーションで(定期的に)飾る品を変えていけば変化があって良いように思えます。
今日はそれも兼ねて小さなスポットライトを付けてみました、ちょっと魅せるライティングとしては微妙な光度に思えましたが、今は本棚なので良しとします(笑)

まぁ、それでも「果たしてどれだけの人が見るのだろうか?」という疑問は同じなので、「どちらが楽しいのか」で決めたいと思います。(ディスプレイの練習場にもなる気がする)
最低でも集まってくれた人が楽しめる場にしたいと思います。

いろいろと疲れる事が多いですが、休息の冬まで精力的に活動したいと思います!(作り手は冬にこそ制作に専念するので、休息にはならないですね(笑))
2022年09月11日
昨日に引き続き大紅屋を開店しました。
初日(昨日)に比べて大きな変化がない分、暇な時間が増えました(笑)

気温は昨日より高く(蒸し暑く)、人の動きは昨日より鈍く、残暑の洗礼を受けている気がしました。
それでも風が吹き抜けるので気持ちが良い、晩夏ならではの夕涼みを楽しめるのも今だけになります。(すぐに肌寒い秋が訪れて、やがて長く厳し冬が訪れるでしょう…)

冬は加工と雪かきくらいしかやる事がないだろうから、クリスマスくらいまでは活用したいなぁ〜。
いや、その前に秋の活用を考えなくては…。(ちょっと気が早かった)

夏は灼熱の中でもお祭りを楽しめたのだから満足、藍染めした着物で踊る仲間たちを見て「もう少し私が若かったら」って思いました(笑)
まぁ、若くても普通の男が踊っていても興味はないよな〜、女性の特権のようにも感じます。

とにかくいろいろと試してみたい、行動するメンツも揃ってきているように思えます。
やはりデザイナーが二人いる(私ともう一人いる)のが心強い、見てくれだけならどうにでも改善できます。(お金をかけず、今ある物を活用して見栄えを変える事が可能)

中身は少しずつ充実させていきます、見栄を張って急いでも十分な効果は期待できません。(最近は「慌てる乞食は貰いが少ない」って連中が増え気が…)

来週は新たな活用の打ち合わせをします、この事が未来に繋がれば嬉しく思います!(今日は知人とその友人の簡易識別を行っただけでした、ヒスイは無くて残念!)
2022年09月10日
少し予定が遅れましたが、今日から大紅屋(手磨き体験・オーダーメイド・石好きの交流を目的とした場)を再開しました。

今回は前回のように「作り手を集う」という目的ではなく、私が店にいる日以外は「それぞれのスタイルで活用する場」を試したいと思います。(大紅屋の活用自体の広がりを試します)

物販を主にするのか、ワークショップを主にするのか、作品(商品)の制作場として使うのか、時折集まってコラボするのか、いろいろと幅を広げて新たな仲間も加えて進めます。

ちなみに、私が主にするのは特に変わらず「石の手磨き体験」、「オーダーメイド」、「ヒスイの簡易識別」です(笑)
カテゴリーは同じですが、もう少し内容を濃くして初級〜中級が楽しめるようにしたいと思います。
上級者は個別に来てもらえたら有難い、話の内容が濃くなりすぎると興醒めする恐れがあるので…。
空間(大紅屋の内部)も前回よりグレードアップし、映像を流すモニターや商談や休憩に使えるソファーなどが加わりました!(女性限定シェアハウスのオーナーさんのお陰です!)
気軽に読める本も大量に揃えるつもりなので、本に興味がある人も楽しめるかもしれません。(私は美術の本と漫画くらいしか提供できませんけど(笑))

イベント(押上駅でのイベント)で、石に絵を描く女性とも知り合ったので、そのワークショップも可能になるかもしれません。
生粋の石好きに向けた体験ではありませんが、興味を持つ切っ掛けになるのでチビッコにも効果的だと思います。(石のまちとしても面白いと思う)
それに美術の勉強になるので、美的センスを養う体験は私としては大歓迎です。

まだまだ暑さは残っていますが、真夏の灼熱に比べたら過ごしやすくなりました。
本来なら夏休み中に行えば良かったのですが、クーラー無しであの暑さは乗り越えられません(笑)
それに、その前に十分な成果を出せてしまったのも一区切りの要因になりました、糸魚川の「日出ずる命たち」ではありませんでしたが、同郷の多くの若者たちに体験してもらえた事を嬉しく思います。(くれぐれも磨抜け(マヌケ)にはならないように!)

基本は土日に営業する予定(私個人の予定)ですが、平日にも居たりします(笑)
10月も営業するつもりなので、秋の糸魚川(糸魚川の海)を楽しんだ後に気軽に寄ってみて下さい。(開いていなかったら電話して下さいね(笑))

今回はどんな縁が結べるのかな〜、楽しみながら「その時」を待ちます!(今日は簡易識別のお客さんが来ました、初日から有り難うございます!)
2022年08月26日
雨が少なく暑い日が続いた糸魚川でしたが、後半からは雨模様となり涼しくなりつつあります。
いよいよ秋の到来かな?、名残惜しい躍動の季節でしたが晩夏も楽しめたらと思います。

それでは久々のヒスイ日和(探石記録)を書きます。

夏は熱中症の危険があるのでガイドなど一連の活動を休んでいましたが、地元の知人から「息子の夏休みの自由研究を手伝って欲しい」との以来があり、ギリギリ熱波が過ぎた頃にガイドをしました。

お盆を過ぎた海岸(夏休みの後半)、早朝まで雨模様でしたが次第に晴れてくるとの予報通り空に青空が見えてきました。(8/21)



この時期の海は波が強くなっているので遊泳には向きませんが、波打ち際では石探しや海水浴などを楽しむ人々が多く訪れていました。(帰る頃には、もっと増えていました!)

ちなみに依頼者は海岸左側の左下に写っている親子です。(水色のリュックの子が主役)
探す環境としては暑くなりはじめなので灼熱ではありませんが、水分補給は必須です。
浜は小砂利が多く上がっていて波も強くて速い状態で、あまり良いとは言えません。(探石する場合の話しです(笑))

それではいざ開始!
簡単には見付からないヒスイ転石ですが、それも込めての自由研究にしてもらいます。

まず、「ビーチサンダルだと小砂利が入って足が痛い」って事が分かったようです(笑)、以外に気が付かない事ですが重要で、本気で見付けたいのなら「捨てても良い靴」か「長靴(水耐性の靴)」が必用です。(足の皮に自身のある人は裸足でも大丈夫だったりしますが…)

次は似た石が多く「石が乾くのを待たずに判断しようとする」って事が分かったかと思います。
まぁ、後で識別すれば良いのですが、あまり持ち帰ると「お母さんに怒られる(家が石だらけになるので)」ってのはチビッコ皆が経験するようです(笑)
用意したケースに入るくらいの「面白く美しい石」を重点的に探しました。(なので押上の海岸を選びました)

最後に、チビッコよりも「お父さんの方が本気になる」ってあるあるも分かったようです(笑)
知人(父親)は波の強い中にウェットスーツで腰丈まで浸かって探していましたが、強い波と雨が続いていたので海水が濁っている最悪の状態…。
それでもそうやって探したくなる気持はよく解ります。(そうやって楽しんでみたい、納得して終えたい、後悔はしたくない、思いで作りですね!)

約二時間を探石に費やし、苦労した甲斐もあってチビッコにはヒスイ転石(親指半分サイズ)を拾わせる事ができました!
運が良かった〜、探している人たちも多かったので普段より競争率が高い状態でした。
「こういった時期に来るものではないな」って思いましたが、この時期じゃないと親子が楽しめない(楽しむ機会が少ない)のも事実なので、求められるのであれば対応したいと思いました。(それでも真夏は無理があるかと…)

なんであれ、これで自由研究の体験は終了、後は集めた石たちを選別してケースに入れ、一箱のデータとして活用しながら保管する事に進みます。
このデータ箱がどれだけチビッコと一緒にいるかは分かりませんが、この年齢の記憶(思い出)としては有意義なものになったかと思います。
もともと石が好きな子だったので、ちょっと将来に期待しようかと思います。(まだ小2ですので未来は無限大です!)



9月から大紅屋を再開したいと思っていますが、前回とは違ったやり方をしたいと思います。
と言うのも、この季節から加工に入らないとなりません、あの場所に居続けては本領発揮できないデメリットがあるので、少しずつ営業日を減らして行きます。
土日・祝日だけで良いのかな?、他の人たちにも聞いて「私がいなくても活用できる状態」にできたらと思います。(連日の有効活用は難しいなぁ…)

私的には主に「オーダーの窓口」と「手磨き体験の場」とし、物販は持ち帰れる程度に抑えて行いたいと思います。

秋に訪れる人たちの「ちょっとしたコミュニティーの場」になれば嬉しいです!
2022年08月19日
待ちに待った(私が楽しみに待っていた)シルバーアクセとのコラボ紹介です。

シルバーアクセの作家さん(高見澤さん)とのコラボ作品、お互いの協力により「二個石の螺旋リング」と「蝶(アゲハ)のペンダント」をシリーズ化する事ができました!

ちょっと季節がズレましたが「春かぜ」と、こちらもギリギリの季節の「潮かぜ」です。
サイズは13号で、どれかの指には装着できるであろうサイズにしてります。(若干ですがサイズ調整が可能な仕様です)



「春かぜ」は特に翠ヒスイのグレードが高く単体でも勝負できますが、やはり紫と合わせた方が双方が際立つように思えます。(どちらも極小のルースだったし)
紫が赤系統なので、赤のヒスイがない(無いであろう)糸魚川ヒスイとしては、この二つ(紫と翠)で翡翠と言えるのかもしれません。

「潮かぜ」は碧ヒスイの模様にも拘ってみましたが、ルーペなどで見ないと紺にしか見えないくらい濃い発色を示しています。
こちらは「海とヒルガオ」にもできるし、「夕焼け(朝焼け)と海」にもなるので、テーマとしては秋の終わりまでカバーできます(笑)

今回の春かぜは若者にも似合う発色とルースサイズにしてあります。
お金に余裕のない年齢ではありますが、似合う人の手に納まる事を願います。(次ぎに作れるか分からないルースなので…)

ちなみに潮かぜは、若さだけでは身に付けられない独特の敷居があります(笑)


次は、ギャラリーを経験した事で仕様を変更したアゲハのペンダントです。
以前からサイズ違いが欲しかったので相談したところ、三段階まで可能という嬉しい報告がありました!(ルースのサイズで使い分けができる!)



今回は通常サイズと中サイズで「紫アゲハのペンダント」と「紫翠アゲハのペンダント」を作りました。(作ってもらった部分が多い気が…)

前回の翠アゲハがあったので紫アゲハも作りました(笑)、クロアゲハやアオスジアゲハ(羽根の形が違うけど)など実際に存在しているアゲハにもなりそうですが、ここは幻想(表現)の領域なので「私が創造するアゲハ」で進めていきます。

まずは翠アゲハと双璧を成すレベルの紫アゲハの誕生、どうしてもバランス的に作りたかったペンダントです。
そしてサイズ違いの紫翠アゲハ、先ほども書きましたが紫と翠で翡翠を表しています。
読み方は「シスイアゲハ」でもこの際問題ないでしょう(笑)、ウスシスイアゲハ(淡紫翠艶羽)って感じかな?
ヒスイと読ませても良いな〜、ウスヒスイアゲハでも良い感じ、持ち主(今は私)が好きな方で呼べば良いのでしょう(笑)

こちらも若者に合わせられる仕様にしています。(若さで淡さをカバーできる)
もう2mmほど小さくできるので、気軽に身に付けられるアクセサリーになります。(それに合う不定形ルースが偶然できればの話しですが…)

リングもペンダントも裏窓が開いているので、光を透過する姿(神秘的・幻想的に輝く姿)も楽しめます!(これも楽しみの一つでしょう)

私たちの作品が、それぞれのカケラとなって後世に繋がれていけば幸いです。



ちょっと最近の話しを書きます。
6〜7月が活動的だったので8月は休憩(笑)、小規模で行った「おまんた祭り」の休憩所として仲間内で大紅屋を半日借りましたが、やはり熱気で休憩どころではなかったです。
もう7月から無理な気温だったので延長しなくて良かった…、しかも夏休み期間は灼熱と化していたので疲弊したオッサンには厳しすぎる環境と言えます(笑)

甥を泳がせていた時期が懐かしいな〜、とりあえず涼しくなるまで休憩です。(最近は雨の日が多くなり気温が下がってきています)
2022年07月22日
今回もシルバーアクセとコラボした作品の紹介です。

シルバーアクセの作家さん(高見澤さん)がメインになって制作した作品、青ヒスイのカケラ「流青(りゅうせい)」を用いてバングルに仕上げてあります。
バングルには細波を想わせる模様が施されていて、水面のような「光のゆらぎ」を楽しめます。




こちらは緑ヒスイのカケラ「万葉(まんよう)」を用いたバングル、細波の模様は山波を想わせて「吹き渡る緑の風」をも感じさせてくれます。
バングルの幅を細くしているので、主に女性用に仕上げられた品になるでしょう。





以前から「バングルを制作中」との連絡を受けていたので、とても楽しみにしていました。(ありがとうございます、良い出来ですね!)

今回も糸魚川ヒスイのルースが有効活用されました!、こればっかりは「ルースのまま私が持っていても意味がない」って話で、コラボできる人(同志)がいて良かったと心底思います。(女性である事も強みでしょう)

ほんとに助かるなぁ〜、新たに「紫アゲハのペンダント」と「春かぜ(二つ石リング)」もオーダーしたので、その仕上がりも楽しみで仕方ないです。
ちょっと季節が外れてしまう(紫ヒスイを使った春の品なので季節外れになってしまう)のですが、アゲハも花(ヒルガオ)も、これからが最盛期なので問題ないでしょう(笑)

身に付ける事のできない私が「もっともっと美しいアクセサリーを作って行きたい!」、と願うのは贅沢なのだろうか…?
自身で完結する「魂の器(お守り)」は私が勝手に創って行くとして、自身では完結し得ない品を協力して誕生させるのも作家の本分、作り手で在ろうとするのならば贅沢な願いではないでしょう。(と思いたい(笑))

まぁ、贅沢であっても其処に進むので、何があっても「傷の付かない硬度」と「砕けない堅度」を備え、己(自分以上の存在、或いは自然そのもの)で削りながらカタチを変え、磨きながら光沢を宿す「原点の力」を求めたいと思います。(それ即ち「切磋琢磨」なり)

その過程で知り合うであろう「新たな人」や「新たなヒスイ」、その出逢いを楽しみにしています!
2022年07月18日
作品紹介が詰まっていたので、続けて紹介して行きます。

シルバーアクセの作家さん(高見澤さん)とのコラボ作品です。
まずは「波うちぎわ」、緑ヒスイ(万葉)のルースに打ち寄せる波のデザインを合わせたリングです。
ルース自体も波打ち際を想わせる景色を映しています、流線的なデザインで海を表現し、軽量も考えられた仕様になっています。




次は「波のたより」、ヒスイの転石(海石)探しで感じた想いをデザインしたリングです。
緑ヒスイ(万葉)のルースを用いて、波に乗って現れるヒスイ転石(ヒルコ神)を小さなリングで表現しています。(その感動をリングに閉じ込めました)




こちらも「波のたより」、ヒスイの転石(海石)探しで感じた想いを込めたリングです。
青ヒスイ(青海)のルースを用いて、波に乗って現れるヒスイ転石(ヒルコ神)を表現しています。(より海を想わせる青〜碧ヒスイのルースで作りました)




糸魚川ならではのアクセサリーが欲しかったので、転石探しをテーマにしたリングが仕上がったのは嬉しい限りです!
作り手が実際に体験して誕生したアクセサリーなので、その時の感動や浪漫が詰まったコラボ作品だと言えるでしょう。

自身で見付けたヒスイ転石でのオーダーメイドも可能にしているので、きっと「それぞれのカケラ」として身に付けてもらえると思っています。(思い出をカタチにする一つの姿です)


最後は「眼鏡のメガネ」、実用性も考えられた品で眼鏡ホルダーとして活用できます。
淡翠のヒスイ(翠雪)でラウンド型のルースを制作したので、高原のような清涼感を感じてもらえると思います。(これから暑くなるので、渓谷の雪解けを込めました)




小さなカケラたちも活躍の場が見付かって良かった、まだまだ作って行きますので楽しみにしていて下さい。(興味のある人は(笑))
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