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2016年05月27日
今回は、小瓶のストラップを紹介します。

通常の小瓶と革紐でのストラップとは別に、ヒスイのビーズを編み込んで夏向きのストラップを制作しました。(小瓶用のさざれ石とヒスイビーズは私が作り、編みは友人にお願いしました)
緑と紫のさざれ石が入った小瓶と水色系のヒスイビーズを包み込むスタイルで、以前にコラボした垂飾とセットで身に付けても良いかと思います。(水晶などのビーズも使っています)





小瓶は垂飾と同様で脱着が可能となっており、サイズが合えば海岸転石と変えて持ち歩けます。
空の小瓶を持って海岸の小さなさざれ石(翡翠・軟玉・玉髄など)を探しながら入れても面白いかと思っています(笑)
様々な用途に転用できるので、いろいろと試しながら楽しんで下さい。



使い続けて紐が損傷した場合でも編み直しが可能(私では無く友人が編み直すのですが(笑))なので、その場合は相談してもらえればと思います。(編み直しは有料となります)


また無理を言って友人に協力してもらいました…。
しっかり編み込んであるので制作は大変だったと思います。(多く頼んでしまったし)
こういった作品はコラボでしか作れないので、とても感謝しています。

丸玉を使ったブレス制作にも協力してもらっているので、本当に助かります。
正直な話、私の忍耐力では20数個も丸玉を作っていられない(笑)、一点を大切に活用できるコラボを求めていたので嬉しい限りです。
ちなみに、仕上がったコラボのブレスはこんな感じです。
こちらの6品はオーダーを受けて(友人が)の品なので、持ち主の了解も得て掲載しています。








私が扱う友人とのコラボの品は、この糸魚川で楽しめるスタイルとしていますので、主に遊びに来た人達に向けて販売して行きたいと思っています。(ヒスイ王国館の1階にある物産センターで)

転石は運が良ければ無料で拾えますが、それをお洒落に携帯するにはセンスが必用となります。
私(と友人)のセンスがヒスイ拾いを楽しむ人達に受け入れられる事を願って、今後もいろいろと挑戦したいと思っています。(是非、観光のお土産としてもお願いします(笑))


自己完結する作品を創りながらも他者と協力する、なんだか矛盾してはいますが両方楽しいのも事実、ならばそれぞれの分野で自分の表現を開拓して行った方が良いのは明白です。
自分で楽しんでいる活動が意図せずに他者を楽しませているのならば、それは理想的な創作活動になるのだと思っています。

今後も私なりの魅せ方をして行きますので協力者の皆さん、よろしくお願いします!
2016年05月22日
このところ天気が良いので、宮崎海岸・押上海岸・青海川・勝山の海岸で遊びました。
夏のような日差しではありましたが、吹き抜ける風は涼しく最高でした。

まずは宮崎海岸(5/15)に行きました。
ここでは以前に良い思い出がありますので、期待して波打ち際を探します。
釣り人や石探しの人たちも数人いて、初夏のような海を楽しんでいました。




まず最初に綺麗なネフライトを発見。
色もくすみが少なく透明度も高いタイプです。
こういったタイプは乾いても艶やかで、滑らかな質感を失う事はありません。
個人的には、浅田飴の中身に似ていると思っています。(磨くと特に似ています(笑))





次はヒスイを発見。
レア度は標準の2って所ですが、ヒスイである事は間違いありません。
標石(標本となる石)としての美しさに欠けますが、磨けば飾石として楽しめそうです。(大きさも丁度良いし)





最後に、またまたネフライトを発見。
今度のは深い緑に染まっていて、最初のと同じくらい透明度があります。
このタイプは乾くと黒っぽくなるのが特徴で、浜に上がっていると頁岩や蛇紋岩と見間違える事もあります。(色を見ると間違えますが、形を見れば解りやすいかと思います)




この日の収穫は良質なネフライト2個、普通のヒスイ1個、小さな玉髄2個でした。
ここへ来る途中にヒスイを販売している店に寄って来た事もあり、探せる時間が限られましたが久々に宮崎海岸を楽しむ事ができました。

店を回って解った事は「まだまだ加工用のヒスイは残っている」って事で、特に焦る必用も無いでしょう(笑)
持ち主が変わったところでヒスイが消滅する訳でも無く、全国にバラ撒かれたのなら尚更どこに居ても入手できます。(お金があれば…)
殆どの業者(外の業者)の仕入は終わっており、今までに仕入れした以上のヒスイが安値で出てこなければ、新たに仕入れる事も無いかと思われます。

グレードだけに便乗した商売のアキレス腱は異常な程に脆く、未来へ繋げる意志も文化も無い事が良く解りました。
ジュエリーのように世界規模で完全な分業を確立して、先祖代々(集団)で稼がないと「一発当てる」なんて夢のまた夢なのでしょうね…。(でも今更、分業で成り上がれるのだろうか?)
まぁ、その者たちが選択した結果なので、受け入れて生きるしか無いのでしょう。

と、詰まらない現実の話はこれくらいにして、話を元に戻します(笑)



次の日(5/16)は押上海岸を楽しみます。
とても天気が良く海は細波となっていましたが、浜の環境はあまり良くありませんでした。(なだらかになっておらず、ヒスイが上がり難い環境でした)




しばらく探していると、大きなネフライトと出逢いました。
この質感でこの大きさは珍しいかと思います。
川にも大きな軟玉はありますが、発色と透明度が劣る軟玉が多いです。
これは色と石質が良く致命的なヒビも少ないので、加工するには理想的だと解ります。
いつの日か加工してみたいと思いますので、大切に保管しようと思います。





この後に、一通り歩いて出会えたのは左から玉髄・オンファス輝石・灰色ヒスイです。
玉髄は磨けば模様が出そうなので面白い、オンファス輝石は既に光沢が出ていますが更に磨いてピカピカにしたい、灰色ヒスイも磨いて飾石とすれば丸みのある姿が引き立つ、それぞれの石たちを様々な方法で活かしたい思います。(私なりに)



こんな感じで押上海岸での遊びを終えました。
少し気になる事は、ここは正式には糸魚川海岸としているようですが、名前の割に環境が整っていない気がします。(海岸としての環境が)
青海(須沢)のシーサイドパークや親不知ピアパークの方が何倍も海岸らしい…、旧糸魚川は海岸を捨てて道路を作ったので仕方ないのですが、海岸に糸魚川の名前を付けるならもっと整備した方が良い気がします。(更衣室とか、トイレとか…)
それか押上海岸のままにして、地方の小さな海岸と言う感じで在れば良いように思えます。
この中途半端さが糸魚川の悪い部分を象徴しているようで、どうもスッキリしません。
多分、地元で糸魚川海岸と言っても「どこそれ」って話になるかと思います。

また話が逸れたので戻します(笑)



1日休憩をして、次(5/18)は青海川へ行きました。
画像は青海ヒスイ峡へ向かう途中の下流で撮影しました。
ここでの石拾いは禁止されていませんが、だからと言って石を破壊して良い訳ではありませんので注意して下さい。(どのこ川でも破壊は許されない)



青海川の方が水が多く感じられたのは気のせいなのだろうか…。(時期的なものか?)
川の水は澄みきっていて、指先がしびれる程に冷たかったです。
新緑に囲まれた景色は美しく、身体から力がみなぎってくるような感じがします。

これがマイナスイオンの力なのか!?、同じ人間に手をかざされて「温かい」とか「ピリピリ感じる」とかの明確でない不信な感覚よりも、神(自然)が一方的に発している力の方が明確に私の身体と魂を震わせます。
ここに来れば人間の戯言なんて吹き飛ぶのだろうなぁ…、と思いながら楽しみました(笑)

力がみなぎったので、今度は勝山の海岸へ向かいました。
ここは良質なヒスイが拾える事で有名ですが、私はあまり来た事がありません。
とりあえず、ちょっと急な階段を下りて海へ向かいます。


ちなみにこの階段、知っている人は解ると思いますが、行きは良いですが帰りは恐ろしいです。
高くて怖いとかの話では無く、歩き疲れた足にとっては苦行とも言える角度で上がって行かなくてはなりません。
もうただの筋トレ(笑)、30代前半なら苦にもならないのですが、鈍っている40歳間近の足には相当な負荷でした…。
間違いなく筋肉痛になるでしょう(笑)


ともあれ早速、海岸へ降りて波打ち際を歩きます。
最初の印象は「波が相当強いな…」でした。(いつも歩いている海岸より、かなり強めです)
ここの海底環境によるものなのでしょう、岩盤となっているらしいのでヒスイも上がりやすいのだそうです。
しかし歩けども歩けども見当たらない…、最終的に青海川まで到着してしまいました。
皆が言っている程には良い海岸ではないな…、と半ばスネながら歩いた道を戻りました(笑)
しかし苦行の階段(この時はまだ体験していない)を間近にした波打ち際で、不思議と輝く石を発見しました。(行きには無かった石です)
手に取るまでは半信半疑、手に取って良く見るとなかなか良いヒスイでした!




ここで気になった事は、海岸転石(ヒスイに限らず)の表面の艶がちょっと鈍い事です。
圧砕系なので多少は鈍くなるのは当然ですが、質の良い側面部分も少し粗いです。
そう言えば、ここで拾っている友人の転石も粗めのヒスイが多かったですね…。
良質の硬いヒスイでも、押上などで出逢うヒスイ転石と比べると滑らかさに欠けます。

これは、ここの波の強さと関係があるように思えます。
簡単に言えば「自然研磨が荒い」って事なのだと思います。
これはバレル(振動・回転の両方)と同じ原理なのでしょう。
そう考えると、ここでの転石の多くは「標石(標本になる石)には向かない事が多い」って事になります。(私の基準での話です)
よっぽど良質のヒスイならば強めの研磨にも耐えられるのでしょうが、一定のレベルから下はどうしても強くぶつかり合ってしまう事で滑らかさを損なってしまうのだと思われます。
なかなか奥が深いな…、海岸の環境でヒスイの表面の滑らかさも変わってくるんですね。
この場所では「それでも尚、艶やかに在るヒスイ転石」と出逢うのが最高の幸運となる気がします。(上級者が挑む海岸なのかな?)


とりあえず、今回に出逢ったヒスイも良いヒスイなので濡らして撮影してみました(笑)
濡らすと角閃石の部分も艶やかになるので綺麗に見えます。
これは転石のままよりは磨いた方が良いのかもしれません。(それか押上海岸に入れて、数年後に出逢うと言う奇跡を起こせるのなら試しても良いかも(笑))




レア度としては3.5〜4でも良いかと思いますが、転石としての姿がパサついているので磨けば飾石となり標石としての評価を失います。
要は加工を考えた場合は、表面の艶やかさは必用では無く石質や模様が良ければ問題無いわけです。
加工用にするか…、それとも撫で回して皮脂によって光沢を強調するか…。
なかなか難しいですが、時間はあるのでゆっくりと考えたいと思います(笑)


こんな感じで天気の良い数日を楽しみました。
端から見ると遊んでいるだけに見えるでしょう(遊んでいるのは事実です)が、創作活動において楽しむ事や感動する事は必要不可欠です。(前にも書きましたが)
制作だけならば毎日加工し続けるのでしょうが、創作はそれでは上達しません。

これは不思議な事なのですが職人の多くは錬磨で腕を上げますが、作家(って言う芸術家)の多くは楽しむ事で表現技法が上達します。
私が思うに、楽しむ事や感動する事で「脳と指先の繋がりが増す」のだと思います。
じゃなければ「錬磨しなくても腕が上がっていく」と言う事の説明が付かない気がします。

それとも一気に集中して制作するからなのだろうか…、いや職人だってその集中力は凄まじいものがありますので、そこまでの違いは無いはずです。
私には職人のような強靱な忍耐力は宿せませんが、過去と未来を繋ぐ創作力は宿しています。
成長の方法は違いますが、それぞれに楽しんでいる事には違わないように思えます。

要は「脳と指先の繋がりを増せば良い」って事であり、その方法は決まっていないのでしょう。
基本として、一定のレベルの錬磨は必用だし発想力も必要不可欠、それは絶対条件だと思います。
しかし、その後の高め方はそれぞれに違うのだと考えます。

私は私なりの高め方で創作活動を進めますが、それは独自では無く基本的に過去から繋がった本質(モデル)があるので、それから目を離さず未来へ進みたいと思います。(良い面も悪い面も学ぶ必用があります)

完全オリジナルと言えるのは魂だけ、それを原動力に繋がれた文化(ヒント)を理解して更に未来へと繋ぐ、これが「人の言う神に最も近い力である創作の王道」なのだと考えています。

それと同時に、現実の神々(自然)の前では「ただ、ひれ伏すのみ」って事を忘れずに生きなければなりません。(優しさだけなら精霊であり、神とは畏れを宿してこその存在ですから)
2016年05月19日
提出した河川モニターの返答をもらいましたので、お知らせします。

大野付近の返答です。









「春の訪れや融雪出水後の河川状況、ゴミの現状等に関する4月の河川愛護モニター活動報告、ありがとうございました。
 私も着任直後に姫川の寺島地先から見た満開の桜づつみと背後にある真っ白な(雪で)山々を見て、待ちわびた春の訪れと明媚な景色に感銘を受けておりました。その後桜の花が散り、周辺の白鳥山や黒姫山の雪解けが進み、現状では新緑の季節へ移り変わり月日の経過が早いものだと感じております。
 
 今回頂いたご報告に「濁流で荒れた形跡…」とあるように、姫川では4月7日に融雪を伴う出水が発生しました。出水により堤防や護岸等の施設が壊れるような大きな被害は発生しませんでしたが、5月21日に開催する総合水防訓練会場構成地の一部が削られたため、現在修復作業を進めているところです。
 玉石が入っている袋は袋詰玉石工と呼んでいます。袋はポリエステル、ポリエチレンの科学繊維性で作られたのもで高い強度と耐久性があります。袋の中には玉石を充填したもので、柔軟性を有し河床の変化に追従しやすいことから河岸の保護等に使用しております。
 ゴミの件につきましては、頭の痛い問題です。我々も3日に1回程度河川巡視を行っており、その際に目立つゴミは処理するようにしておりますが、次から次へとゴミが捨てられる(流れてくる)のが現状です。ご確認いただいたゴミは我々で回収いたしますので、ご連絡を頂ければ幸いです。」


との事でした。


今年は春から夏へと移るのが、特に早いように思えます。
融雪による出水も早い時期に起こったようで、今年は積雪が少なかった事もあってか、一気に溶け出して流れ込む事での被害は最小限におさまった感じがします。(夏の梅雨時期を見なくては、確実な事は言えませんが…)
それでも河口の総合水防訓練会場構成地の一部が削られたとの事なので、一気に流れ込んでいたら大変な事になっていたかもしれません。

あの強靱な袋は袋詰玉石工と言う名称なんですね。
袋の耐久性も凄いですが、玉石として入っている石の堅牢さも凄いと思いました。
もし玉石が全て軟玉だったとしたら、更に優れた耐久性を持つ事でしょうね。
姫川に硬くて堅い鉱物が多く存在する事が幸いしている気がします。(逆に考えれば頑丈な鉱物が多く、更に川が荒れるから護岸が破損しやすいのでしょう)

ゴミは故意に捨てられているゴミと、流れてくるゴミとがあるので減らすのは大変だと思います。
流れてくるゴミは上流での話ですが、捨てられているゴミの対処は考えた方が良い気がします。
監視カメラを付けるとか…、でも夜に捨てに来るのでしょうね…。
捨てている者が特定できないと後処理するだけになるので、あまり意味が無い気がします。
とにかく一部の者(数人)の問題なので、一定の期間を多勢で対応すれば抑止はできるかと思いますが、その多勢が集まらないのでしょう。
いつもゴミが捨てられている場所に、看板を立てた方が良いのかもしれません。(ゴミ拾いが、ある程度のお金になるなら喜んで拾う人達も現れそうな気がしますが…)

せっかく綺麗な姫川があるのだから、清潔に保つ事を心がけて欲しいものです。
2016年05月17日
連休も終わりましたので、小滝ヒスイ峡と不動滝へ行って来ました。(今月13日に)
この日は真夏のような日差しで、とても気持ちの良い日和でした。
やはり自然を楽しむ時は、天気が良い方が心躍ります(笑)


まずは高浪の池と明星山、いつもの場所で撮影しました。
新緑が美しく輝き、生命の躍動が風の匂いからも伝わります。(鴬も鳴いていました)




高浪の池に来たのは、山菜バイキングを楽しむ為でもあります。
今月の7日〜15日までの間のメニューだったので、絶対に食べに行こうと思っていました(笑)
午前10時頃に到着しましたが、開店は11時なので高浪の池を散歩しながら待ちました。


食べた感想は「とても美味しかった」です、値段も高くないし蕎麦も美味しかったので満足です。
何よりも混んでいなかったので、落ち着いて食事を楽しめました。
バイキングなので食べ放題ですが、山菜の天ぷらってそう多くは食べられないんですよね(笑)
20代の頃ならもっと食べられたかも(笑)、でも丁度良い満腹感だったので来た甲斐がありました。


話は食べる前に戻りまして、散歩がてら池周辺を撮影してみました。
綺麗に整備されていて気分も爽快、少しくらいの待ち時間は何でもありません。
浪太郎(翠かな?)の大きなオブジェと再会し、口の中のヒスイを覗いて楽しみます(笑)





久しぶりに池の周りを歩いてみました。(この神秘的な雰囲気がたまらない!)
ちょうど入口と反対側になる場所にもベンチがあり、そこで休憩できます。
私も座って休もうと思ったのですが、クマの注意書きがあったので気が気ではない…。
正面からならともかく、後ろから来られたらどうにも逃げられないので池を後ろにして座ったのですが、それでは景色が楽しめないので意味がない事に気が付きました(笑)






ともあれ、スタート地点に戻る為に再び歩きます。
道はある程度は険しいですが、ちゃんと拓かれているので苦労はしません。
ちょっとした探検みたいで子どもの頃を思い出します。




散歩も終盤に差し掛かり、小さな黄色い花たちが出迎えてくれました。
名前は分かりませんが綺麗な花たち、この陽気、この場所で出逢えば、輝く妖精のように見えるのは私だけではないでしょう。





キャンプ場に到着、ここは炊事場です。
今年の夏も賑わうのだろうか?、知る人ぞ知る楽しみ方です。
この下の芝生(パターゴルフ用?)にも、紫色の小さな花が咲いていました。
足下を見なければ踏んでしまう存在ですが、踏まれても折れない強さと、踏むのを躊躇する美しさを合わせ持っているように思えます。





そろそろ開店の時間かな〜、と思いながら池を見ると大きな魚の影が見えました。
大きいと言っても鯉サイズです、って言うかこれは鯉でしょう(笑)
しかも二匹いて、最終的に二匹の鯉が浅瀬まで来て優雅に泳いでいました。
これが浪太郎と翠の原形なのかな?、それとも二匹の子どもかな?
どちらにしても優々と泳ぐ姿は楽しげで、池の豊かさを象徴しているようでした。





開店時間まで僅かだったので、この木陰で涼み休憩しました。
日影はヒンヤリとして心地よく、かつての故郷の夏を思い出します。




この後は山菜バイキングを楽しんでから、ヒスイ峡へ向かいました。
ちなみに小滝には「山菜採取券」があるようで、券を購入すれば山菜採りを楽しめるようです。
これならビクビク盗人の真似事をしなくても、胸を張って山菜採りを楽しめるのではないでしょうか。(当然、料金を納めればの話)




次はヒスイ峡です。
こちらも久しぶり、相変わらず美しい景色が広がります。




勾玉池の湧き水も勢い良く吹き出していました。
しかし高浪の池もそうなのですが、今年は少し水の量が少ない気がします。
それは「降雪が少なかった」って事なのだろうか…、それとも4月に暖かい日があったので徐々に雪解けが進んだ事で雪解け水が溢れる事がなかったのだろうか…、ちょと解りませんがその両方かもしれませんね。





小滝川も少し濁ってはいますが、水量は多くありません。
大きな流木は散らばっていたので、一定の時期に荒れたのだと思います。
いつもより水量が少ないからと言っても、水流は強いので油断すると流されます。
川へ近づく際は、油断せずに慎重に向かって下さい。




ここから明星山を撮影すると、デカすぎて全体を写せません(笑)
でもその壮大さは伝わると思いますので、撮影してみました。
この山頂からの景色はどんな感じなのだろうか…、ロッククライマーしか見る事はできないのだろうなぁ〜。(あと自家用ヘリで山頂に降りられる金持ちとか(笑))




最後は不動滝です。
この時期は桜が残っていたりしたのですが、今年は初夏の景色になっていました。
不動池ではカエルが「ゲコゴ、ゲコゴ」と鳴いていて、穏やかな雰囲気が心を和ましてくれます。(新緑の優しい風も、人の来訪を祝福してくれているようでした)




やはり不動滝も今年は水量が少ない感じです。
しかし水神様の祠は笑っているようにも見えて、そこまで深刻な事では無いのだと感じました。(私個人の感想です)





多少、水量が少なくても白く輝く一線は龍そのもの、天を昇り天を降る、そんな圧倒的な存在を感じさせてくれます。


しばらく楽しんでから禊ぎ用の水を補給させてもらい、不動滝を後にしました。


帰る途中で山菜採りのお婆さんが旦那さんとはぐれたようで、「家に帰っているかもしれないから電話してほしい」と頼まれましたが、ここはケータイが繋がらないのでどうにもできませんでした…。
一応、お婆さんは待ち合わせている場所で待っているとの事なので、「帰る途中で見かけたら伝えて欲しい」と依頼されて山を下りて行くと、運良く軽トラのお爺さんがいたのでそれを伝えたところ、「今探していんだ」と喜んでいました。
これで依頼達成!、何とか無事に済んだようです。

まぁ、実際は私が居合わせなくても、今井の年輩の方は逞しいから何とかしたのでしょう(笑)
でも頼まれて出会えなかったら私も気がかりです…。
なので、どっちも「運が良かったのだなぁ」と思いました。


そんなこんなで色々ありましたが、楽しい日でした(笑)
次は木地屋の里にも遊びに行きたいなぁ〜、っと思っています。
2016年05月11日
ゴールデンウィークも最終日となったので、また姫川へ遊びに行きました。
連休の真っ直中は人が多いし、せっかく遊びに来ている人の楽しみを邪魔するのも嫌なので海や川での遊びは自粛します。(実際は連休なので品出しや制作で忙しいだけ(笑))

その前にこの間、桜並木を紹介した浄化センターへ向かいます。
今回は広場側、こちら側の魅力は芝生の広場とツツジにあります。(前回に紹介しなかった理由もここにありあす)





広場の奥へ進むと池があり、憩いの場としても活用できます。
今回は少しだけ訪れるのが遅かったようで、散ってしまっているツツジもありました…。(いや…、気温が上がったので、例年より早く咲いてしまったのかも、と言い訳してみる(笑))
しかし辺りに漂う甘い香りに包まれ、天気も相まって最高の環境でした。
花の命は短いですが、またの再会を誓って姫川へ向かいました。







ちなみに、ここから噴煙を上げた焼山が見られます。
小規模な噴火があったようで今後が心配ではありますが、どう心配した所で何もできません。
人間は大量破壊兵器は作れても、自然を制御する事は不可能、この事で自然の方が上位だと解ります。(神なんだから同然だ(笑))


実際に核兵器で焼山を壊した所で何も変わらず人が住めなくなるだけ…、あまりにも無駄な知識、人間の知性にどれだけの価値があるのか疑問に思ってしまいます。


と、言う事で姫川へ向かいます(笑)
場所は、お馴染みの河口です。
ここは探しやすいし、面白い石たちが集まってくるので楽しいです。(海に近いので海岸転石も探せる)
雪解け水で多少は濁っていますが、この濁りは非常に綺麗です。




海岸付近で魅力的な水石を発見!
なかなか面白い、庭石を縮小したような姿です。
置くと斜める姿も良い感じなので、飾り用兼文鎮にでもしたいと思います。




更に探すと、また面白い水石を発見しました。
小さな剣水晶を含む石で、モコモコしながらもキラキラと輝いています。
さっきのと同様に乾いていても魅力的なので、撫で回して皮脂を擦り込ませる必用も無いでしょう(笑)
底も平らなので座りが良く、こちらも飾り用兼文鎮にできそうです。






この日はヒスイとは出逢えませんでしたが、それが当然であり、川(って言うか河口)でヒスイと出逢えるのは幸運でしかありません。
上流へ行けばヒスイはありますが、大きすぎるし鉱物としてのヒスイが多いです。(規制されている場所も多いし)
手頃なサイズの魅力的な石を探すなら、やはり河口付近が良いでしょう。

今回の水石などの美学は、一言で言えば「枯れ行く者の美学」と言えるでしょう。
あまり良い印象の言葉では無いですが、最終的にはモノクロの美へ向かうのが人の理想なのでしょう。
いつまでも枯れ行く者が色気づいていたら、どうしたって気色が悪いのは当然(笑)
そう言う者が「枯れ木も山の賑わい」って存在に成るのでしょうね…。
私も枯れ行く者の入口に立つ事になるのだから、その美学は学ばねばなりません。

しかしながら、人は少し幼さを残すくらいが魅力的でもありますので、そう考えるとヒスイと言う鉱物はバランスのとれた存在だと感じます。
多様な姿があり、多様な色がある、心持ちに応じて表現の仕方を変えられます。
流石は神の石、いろいろと学ばせてくれます。

モノクロへ向かいながらも完全に彩を排さず、表具に彩を配し、台座に彩を配し、慎ましい幼さを残す加減は絶妙な気がします。(水墨画とか水石とか)
きっと光沢も色と同様の意味合いなのだと思います。(瑞々しさの象徴でもありますし)
ここがジュエリーと全く違う領域なのでしょうね…、でもどちらも人の理想の具現化、矛盾する人間らしい分かれ方のようにも思えます。

なので、せっかくだからどちらも楽しめば良いのでしょう(笑)
問題は双方とも「お金(結構な額のお金)が必用」って事で、なかなか手が出せません。
水石あたりは自分で出逢えば良いのですが、ピンは簡単には見つかりませんので買った方が安く済む場合もあります。(探す労力と通う交通費用などを考えると…)

まぁ、それを含めての楽しみなのでしょうから、心の豊かさを求めて各々の美学を構築するのが一番良いのでしょう。
そう考えると「枯れ行く者」となっても、やる事がいっぱいだ…。

これは要するに「創作活動(芸術)に終わりは無い」って事なのだろうか(笑)
2016年05月07日
以前(かなり前)にも書きましたがロディン岩と呼ばれている鉱物の一部を、別の呼び名にしようかと思います。(私の中での呼び名です)

その呼び名を変える、一部のロディン岩がこれ。
ピンク色の方は桃簾石と呼ばれていますが、鉱物的には灰簾石の部類に入るのだそうです。
しかし原石から受ける色彩は灰色では無いので、ロディン岩と同様にイメージが湧きません(笑)
岩石としての名前もイマイチ、正当な鉱物としての名前も(斜灰簾石であれ単斜灰簾石であれ)イマイチ、もう別の名前(愛称)で呼ぶしかないでしょう。


糸魚川の全ての桃簾石と呼ばれる石が灰簾石(ゾイサイト)と言う訳でもなく、鑑別に出して桃簾石(チューライト)と出るのもあるようですが、そう多くは無いようです。

とにかく改善したいのは、人間社会(って言うか鉱物好きの小さな領域)でのロディン岩と呼ばれている鉱物の待遇です。
加工をすれば解りますが造形用の鉱物としては非常に優秀、とても頑丈で艶も出ます。
でもヒスイと偽って売られたり、ヒスイ探しのハズレの石としてキツネ石っぽい扱いをされています。(私も拾い上げてガッカリする経験がありますし…)

これは非常に勿体ない…、ロディン岩を改めて見ると萌黄色と桜色が同時に存在するものがあります。
この配色はとても美しく日本の春を想わせる景色だと思います。
桜と鴬が同時に存在する鉱物、そう考えれば魅力的に見えてくるのではないでしょうか…。

実際問題として鴬はそんなに綺麗な鳥ではありませんが、春を象徴する存在として古くから用いられている現実はあります。
例えば餅とか…、とにかく薄緑〜翠の日本らしく春らしいものに用いられます。(オンファス輝石は、緑青(ろくしょう)のような渋い発色と模様が魅力です)

桃簾石の桃の文字も、今の日本では桜にした方がイメージに合うでしょう。(古代ならイザナギが逃げる際に、ヨモツシコメ達に桃を投げたりしますが(笑))
でも流石に桜簾石では誤解を招きますので、桜石として鴬石と対で活用するのが理想かと思われます。

結局どちらも岩石とすればロディン岩、当然双方の相性は良いので組合せもスムーズかと思います。
あとは鴬石・桜石と呼べるレベルのロディン岩が必用なのですが、これがヒスイ並に見つからないのですよね…。
普通に考えれば解る話なのですが、鉱物として何であれ綺麗な石には需要があります。
需要があるという事は人気(ある程度の人気)がある訳で、川や海に在れば喜んで持って行くでしょう。
そういった石は、もっと昔に拾われていて現在の河川などから出てくる可能性は低いです。

しかし考えようによっては「昔の人(石の好きの住人)は持っている」とも言えるので、全く無いと言うわけではありません。(翠系のロディン岩は、ヒスイと勘違いして持っている人が多い)
原石として萌黄色と桜色が同時に入っているロディン岩は少ないですが、加工して組み合わせる事を目的とするなら別々でも良いかと思います。
本来は同じ母石から作った方が「逸品」と言う感じなのですが、そういったタイプのロディン岩の多くは原石のままで楽しめるので、加工するのに躊躇してしまう思いがあります。(石好きの場合ですが)

自然の成した姿を越える作品が作れるなら躊躇はしませんが、絶対に越えられない現実もありますので、その存在の前では放棄する事しか人間にはできません。(プレートになっていれば、それを越える事なんて雑作もない(笑))
なので自然が成した姿の中で向き合えるレベルの原石を加工し、人と共に在る作品を作って行きたいと思っています。(どう制限してもエゴには変わりないですが、そこは自然(神)に許しを得ようと思います)

幸いロディン岩はデカイ鉱物なので、大抵は切断されており水石としての価値はありません。(逆に飾石の価値は上がったりする)
求めるのは「萌黄色と桜色が同時に入っているロディン岩」では無く、個々で美しい発色を持つタイプとすれば難しくないように思えます。

こうすればヒスイの影でコソコソとさせる鉱物では無くなり、ヒスイと並べて販売しても怪しまれない存在になるのではないでしょうか。(影武者にしとくには勿体ない)

きっとブレスレットあたりが良いのでしょうね…、でも素材が何であれ丸玉を作るのが大変なのは変わりませんが(笑)
どうしても高く売れる方を優先してしまうのが経営ですが、創作活動としては優秀な鉱物をテーマに合わせて加工する事が目的となるので、その可能性を試してみたいと思います。

こういった事が「心の豊かさの象徴」を、未来へ繋げて行けるの方法だと信じています。


それはそうと、ヒスイでもピアスを作ってみました。
紫ヒスイも桜(花全般)を表現するのに活用できますし、淡翠は芽吹きを想わせてくれます。
桜石(ロディン岩)のピアスと並べても、違和感はありません。
ここに鴬石(ロディン岩)で作ったピアスも並べたら、もっと面白いかもしれませね(笑)



需要があるかは解りませんが、確実に言える事は「飾っておいても綺麗」って事です(笑)
自身としてもピアスはしませんので、アクセサリーとして活用する事もないのですが、インテリア感覚で揃えると非常に魅力的です。
もっと違う色のヒスイ(鉱物)で作って、バリエーションを増やしてみようかと思っています。

販売の事も考えなくてはいけないのですが、「どうせ不景気で結果が出難いのなら楽しんだ方が特だ」と言う考えに行き着くところは、イザナギから究極逃避を受け継ぐ男の性(さが)を感じてしまいます(笑)

30で立って、40で迷わず、と言いますし、迷いを断つ初老を向かえる前に後悔の無いように、盛大に迷ってやろうかと思います(笑)
2016年05月03日
今回は、建速素戔鳴尊「以心伝心」の伍作目を紹介します。

美しい紫色のヒスイで、建速素戔鳴尊を制作しました。
白地を淡紫に染める景色は、舞い散る花びらと遊ぶ風のようです。
天照の咲輝とコンセプトは共通していますが、建速素に込めた想いは「咲き誇った姿に感動し、散り行く姿に来年の再会を誓う」というものです。
大きなテーマは「人が自然や人を想う心」で、想いの力を象徴しています。


天照の咲輝、月読の月花、建速素の以心伝心、これらは同じ母石から制作しているので同じ本質を宿していますが、その在り方はそれぞれに異なります。(八百万の原点は同じでも千差万別って事です)


なるべく良い色と模様が入るように場所を定め、丁寧に加工しました。
このモワモワとしている模様やチタン石による景色が春雪・春風を想わせ、「春先の色づき」と「終わりを告げる儚さ」を同時に感じさせてくれます。



建速素は基本的に暴れん坊、美しさには常に畏敬の念が必用なのだと教えてくれます。
加工のコスト(労力)も段違いに高く、制作するた度に思い知らされる感じです(笑)


紫ヒスイは光を透し難いですが、それでも光を受けると幻想的に輝きます。
透過光の他にも、日光下と蛍光灯(昼と夜)でも色の違いを楽しめるので、それぞれの色で楽しみ方が変わってくるのもヒスイの魅力の一つだと思います。





これは、メイン画像の撮影の為に集めた桜の花びらです。(ボタンザクラの花びらじゃないよ)
たくさんの花びらを集めたのですが、撮影には5枚ほどの花びらで済みました(笑)


当初はこんなにピンク色が強くなかったのですが、冷蔵庫で保管していたらボタンザクラのような色合いになりました。
低温の中では色が増すのだろうか…?、だとしたら寒い春の方がソメイヨシノは色を強くて美しさが増すのかもしれません。
今年は開花の最中に気温が一気に下がった日があったので、より綺麗な桜が楽しめたのかもしれません。(開花するまでは暖かい方が良いようです)

ちなみに、この七味の空き瓶に詰めた桜の花びらは、今も捨てられずに冷蔵庫に眠っています(笑)
綺麗なままで残したい気持ちが強く、どうしても捨てられないんですよね…。
もう少しの間だけ時間を遅らせて、桜の花びらの美しさを楽しみたいと思います。(非常に名残惜しい!)


自然を想い、人も想う、この矛盾する想いは人だけのもの。
人として生まれたのだから、この矛盾を大切にして生きたいと考えています。
2016年04月30日
やっと春を楽しめる陽気となり、桜の開花も去年より状態が良かったようです。
急激な気温の変化も目立った月だったので、自然の変化には特に注意が必要でしょう。
熊本での地震は他人事では無く、糸魚川は焼山があるので、いざという時の備え(心の備えも)が必用になるのだと思われます。

今回は大野周辺の報告です。
月末にかけて気温が上昇し、夏のような日差しに照らされる日が続きました。(28日、29日は冷たい雨となり肌寒い日でした)
フキノトウはフキへと成長し、再生の季節も大詰めのようです。
河川敷は清潔感に溢れ、遠くに見える山々が幻想的に霞んでいます。





川原へ下りてみると、濁流で荒れた形跡が見られました。
泥を被った沢山の石たち、堤防の下も泥だらけです。
堤防上部に残る跡が、増水の激しさを証明しているようです。





現在は、この堤防側の支流は穏やかに流れています。
とても荒れたとは思えない穏やかさ(笑)、姫川の静と動を感じる瞬間です。
川の水は雪解けによって多少の濁りが見られますが、それがこの時期の姫川の正常な姿と言えるでしょう。





玉石が入っている袋は、細かいゴミが挟まっているものの目立った破損はありません。
かなり荒れて石たちが衝突したと思うのですが、無傷な事に驚きました。
この事で、相当頑丈な素材で袋が作られている事が解りますね。




いつもゴミが多い場所には、やはりゴミがありました。
しかし、いつもよりかなり少ないです。
清掃したのだろうか?、なんであれゴミ問題が解決する日が待ち遠しいです…。




少し上流の堤防になっていない場所は、荒れた形跡が見られません。
この部分は水がぶつからないので、整備されていないのでしょう。




更に上流へ向かうと本流に到着、流れの激しさが段違いです。
この流れも上流で二つに分かれており、下流で一旦合流します。
下流へ戻る最中に玉髄を発見、透明度が高く模様も入っています。
古代生物の歯が珪化したような形で面白い(笑)、磨けばピカピカになるでしょう。





ここで一旦合流、そしてすぐに二つに分かれます。(もっと下で三つに分かれます)
この分かれた浅めの支流が、モニターしている堤防へと続きます。
流れが強くないので鉱物を探すなら、ここら辺が安全なのかもしれません。
しかし油断すると滑るので、転倒防止の為の杖などで支えながら慎重に歩いて下さい。






河川敷に咲くタンポポも、夏日のような気候を喜んでいるようです。
既に種子を飛ばし子孫繁栄は万全なのかな?、西洋タンポポなのでしょうが逞しい姿だと感じました。(西洋タンポポが逞しく在るほど、日本タンポポの美しさが増すのは不思議な感覚です(笑))




早いもので4月も終わります。
5月は山奥にも春が訪れるので山菜が楽しみです。
食べ過ぎると口の中が荒れて大変ですが、春の味覚を楽しめるチャンスなので色々な調理をして食したいと思います。

注意する事は「管理されている山には入らない」って事で、最低限のルールは守りましょう。
ウドなどは現地で買えますし、どうしても採りたかったら管理している人に同行して(同行させてもらって)楽しめば良いでしょう。
オドオドと心配しながら採っても面白くないので、楽しめる最良の方法で春の味覚を味わって下さい。

不動滝やヒスイ峡への道も開通するので、是非遊びに来て下さい。(不動滝は4/23、ヒスイ峡は4/29、木地屋の里は5/1に営業開始だそうです)



全く関係ない話ですが、今日でまた一つ年をとりました(笑)
今日からの一年は30代最後となりますので、色々とチャレンジしてみようと思います。
生物的な成長の限界までは約11年…、それまでには自分の成したい事を少しずつカタチに出来たらと思っています。(50歳からは生物(人間)の成長では無く、人として成長できるのかが重要になるでしょう)

石との出逢いや、人との出逢いに期待して、この一年も頑張ろうと思います。
2016年04月27日
今回は、前回に少し掲載したオンファス輝石と赤石のブレスレットを紹介します。

まずはオンファス輝石のブレスです。
革紐のブレス用に玉と牙(爪)のパーツに加工しました。(前回にも掲載)





制作する行程で、穴あけ、穴拡張、円の整形の3行程で破砕がありました。
オンファス輝石はヒビや石目の見分けが難しく、加工中に前兆なく割れるのでビックリします。
解っている特徴としては、蛇紋石のような模様が少なく、一色系になった方が安定している事くらいでしょうか…。
このタイプのオンファス輝石の加工を、もっと経験すれば様々な事が解ると思います。




そんなこんなで、どうにか最初の作品が仕上がりました。
ヨモギ餅のような渋い緑が特徴的で、革紐にも良く合います。
不思議な魅力が在りますが、多分これがヒスイを主成分にした鉱物だと解る人は多くは無いでしょう(笑)




艶も抜群に出て、丁寧に磨けば通常のヒスイよりも遙かに高い光沢を纏います。
重さもヒスイと同等(体感で)、堅牢さも伝わってきて不思議に安心感があります。
サイズはちょっと小さめ(手首周りが17〜18cmが理想)ですが、革紐なので馴染む事で丁度良くなります。(最初は脱着に苦労するかも…)
どうしても合わなければ、革紐を変えれば対応可能なので大丈夫かと思っています(笑)






次は赤石で制作した革紐のブレスです。
こちらも、ブレス用に玉と牙(爪)のパーツに加工しました。





オンファス輝石ほどの光沢は出せませんでしたが、ヌメっとした樹脂光沢が魅力的です。
ちょっとカブトムシの肌を見ているようで、生きている感じを受けます(笑)
模様はイモリのお腹(笑)、子どもの頃を思い出し懐かしさの中で加工しました。
こちらは加工の際の破砕は無く、スムーズに研磨できました。




非常に鮮やかな赤と豊か模様を宿し、同系色の革紐でも存在感は消えません。
どうも普通の赤石とは違うようで、黒い部分は金属(亜鉛?)のような鉛色を示しています。
金華石とは違い鉄では無いようなので錆びは出ず、酸化による劣化は無いかと思われます。(この石のデータが乏しく、確実な事は解らないのが現状です)



考えるに糸魚川の多くの赤石は、鉄石英としては不安定なのだと思われます。
どれもチャートの部類であり、赤い部分は多孔質のようで水を含むと赤く際立ちますが、乾くと鮮やかさを失います。
磨くとその差は弱まりますが、やはり水に濡らしたような赤は出せないのが多いです。
今回の赤石もその系ではありますが、母石自体が異なるので模様も色も出やすかったです。

ちなみに、これと同じ赤石を探してみたのですが、全く見つからないんですよね…。
もしあったら大きな(5cmクラスの)勾玉を、丁寧に作ってみたいと思っています。
実は稀少なタイプの赤石だったのかな…、もう一度出逢える事を願います。

こちらも少しサイズが小さめ(私の左手首で丁度)なので、サイズ直しが必用になるかもしれませんが、最初は少しきついぐらいが良いのかも…。
馴染んでブカブカになるよりは、多少の圧迫感があった方が良いようにも思えます。(身に付ける人の好みなので、何とも言えませんが)
女性なら多くが身に付けられるでしょうが、デザイン的に似合う人は限られますね…。

男女共に、丁度合う人がいたら幸いです。


パーツの予備は多少ありますが、赤石は牙(爪)しかありません。
オンファス輝石の玉なら壊れた場合でも、交換が可能となっています。(有料)
あえて同じ母石から作った作品なので、そのスタイルは守りたいと思います。




裏庭のツツジが咲き始めました。
赤石の様な深紅ではありませんが、その模様は赤石と同じく燃え上がるような炎のようです。


方や鉱物の原色、方や開花の命色、違いはあれど共通した美しさがあるかと思います。
それらも一緒に感じられる作品が作れたら、より魅力的な創作が成せるのだと考えています。

今後も魅力的な石たちと出逢える事を願い、活動して行きたいです。

次回は、素戔鳴尊「以心伝心」を紹介できたらと思っています。
2016年04月21日
今回は、彩雲の垂飾の紹介をします。
白と半透明の斑模様が美しいヒスイで、彩雲の垂飾(レラ)を制作しまいた。
春の陽気に彩づく風と雲を宿し、目覚から躍動へと移る景色を映しています。
スエードの紐にウッドビーズ・メタルビーズを合わせて首飾りにしました。




同じ母石で天照(陽炎)や素戔鳴(雲蒸竜変)も制作しており、僅かに共通したテーマを宿しています。
この魅力的な模様を映す石質の安定したヒスイは少なく、手元には僅かなカケラが残っているだけです。
石質の安定さは主に加工をすれば一番解りやすく、特に磨きの行程では明確な違いを感じます。
淡い翠が広がる姿も美しく、柔らかな春の陽を受ける事でより輝きます。





透過した姿は氷のようで、また違った印象を与えてくれます。
非常に神秘的、暖かい風と冷たい風の両方が感じられ、私たちの目を楽しませてくれます。





このタイプのヒスイで制作できる作品も僅かとなりました…。
ギリギリで小サイズの天照が作れる部分があるので、大切に加工しようと思います。(テーマはやはり陽炎でしょう!)
このヒスイでの神玉は、これで最後となりますが「陽炎のテーマ」は受け継がれるので、相応しいヒスイと出逢えたらカタチにしたいと思います。(出逢えたらの話ですが…)



他にも加工した(している)品の、一部を紹介します。
これは以前(去年)に紹介したオンファス輝石を加工した作品です。
革紐のブレス用に玉と牙(爪)のパーツに加工しました。



思った通りピカピカに仕上がり、蛇紋岩のような模様も綺麗に出ています。
穴の中も磨こうかと思うのですが、革紐に通した際にパーツが移動しやすくなってしまいます。
でも粗すぎると革紐を痛めてしまって、ブレスが切れやすくなるんですよね…。(簡単に切れませんけど)
なるべくなら、その場で固定させたいので500番くらいで整えようかと思います。
結局は穴の中は見えないし、使い込むと皮脂などでパサつきが改善されます。(空気中の油分も影響する)
多めに作ったので、通常の革紐のブレスよりも仰々しく仕上げてみようかと思います。
と、言う事でこんな感じ、玉8個に牙(爪)が3個、加工するのは大変でしたが組み合わせるのは数秒です(笑)
このスタイルだとこの1点しか作れない…、まぁ、展示用にもなるし良いかな。



こちらの赤石でも作っていますので、仕上がったら一緒に紹介したいと思います。
ヒスイ以外の鉱物で作っても面白いタイプのブレスなので、良い感じになるかと思っています。(個人的に)
この赤石で牙(爪)も作っていますので、上のブレスと同じスタイルに仕上げられそうです。




次はコラボと言うよりはアレンジした品です。
普通に販売されているキーホルダーに、白翠のヒスイを合わせてみました。
私が作ったのはヒスイのパーツで、あとは革紐とウッドビーズ・メタルビーズを合わせました。
こういう楽しみ方も面白いかと…、メインとなるキーホルダー自体は、どこの国の誰が作ったのか解らないのが残念ですが、作りは悪くないので使いようだと思います。



使う為に作られたのだから目的は果たしていますが、作った者の尊厳を損なわないようにアレンジするのは、同じ作る側の礼儀なのかもしれません。


もう一つはこちらのキーホルダー、一見ではヒスイがありません。
こちらは中央にある革の箱を開けると空間がありますので、そこにヒスイの転石や勾玉を入れたら良いかと思い活用しました。(こっちはアレンジって程の事でもないけど(笑))
当初はサイコロ4個が入っていましたが、ちょっと意味が分からなかった(そういう文化がないから?)ので、取り出してヒスイを入れました。




海岸で拾ったお気に入りのヒスイ転石を入れて持ち歩くのも良いし、初心者が見本用にヒスイ転石を入れて探すのも良いかと思います。(人に見せる用に入れていても良いかもね)
勾玉などもお守りとして持ち歩くのに便利かと、首飾りで肩が凝る時などにも収納できるので使えるかと思います。
ちなみに画像は勾玉ではなく牙(爪)のパーツです(笑)

私はヒスイを持ち歩く事に活用しますが、基本的に入る物なら何でも良いのでしょう(笑)
サイコロが入っているよりは良いかと思いますので、色々と試すのも面白いかと思います。(ギャンブラーなら別ですが)


最後はシルバー枠を使ったピアスです。
一般的に楕円のルースが基本ですが、円形のルースを制作しました。
桃簾石と紫・碧・白翠のヒスイで作っていますが、画像は桃簾石だけです。(また改めて紹介します)
一見は錠剤(笑)、親父が血圧の薬と間違わないよう注意しなければ(笑)
枠にはめると完全にピアス(当然だ)、シルバーにアレルギーがない人なら喜ぶように思えます。
実際は、メッキしてあるロジウムにアレルギーがなければ良いのだろうか?。
ここら辺は本人でないと解らないな…、枠の素材の問題なら変えれば何とでもなるのでしょうけど。



加工してみて解る事ですが、桃簾石はヒスイの3分の1の労力ですみます。
いや…、ヒスイが「桃簾石の3倍の労力を必用とする」と言った方が良いのかもしれません。
これらは当然値段に反映されますが、必ずしも値段が3倍になる訳でもありません。
磨きだけを考えると、ヒスイより桃簾石の方が手間だという事もあるので、需要と供給のバランスを見ながらの値段付けとなるかと思います。

まぁ、なんであれこういった品も在った方がケース内も賑わうので、まずは物産のケース内を春〜初夏らしくして行こうと思います。



ちなみに、いままで一人でやってきて思うのは「分業だったら楽だろうな〜」って事です。
でもこれにも大きな落とし穴があって「一人でやっているから誰の責任にもできない」って現実があり、仕事を分けると必ず男は加工か販売に逃げます(笑)

加工に逃げるって事は、作る事に集中する事で何も考えなくて良くなり、努力すれば必ず良い品が仕上がる変わりに、努力しても必ず良い結果が出ない販売の領域を疎かにします。
よって量産する事に逃げ、自分を正当かするようになります。(周りへのアピールと自分への自己暗示が混ざっている感じでしょう)

販売領域を女性に任せる男は多く、それにより売れない事を女性の責任にする男も多いです。
例をあげると「俺は作っているのだからお前は売れ」みたいな…、何時代かよく解らない理由で責める男は多いですが、そもそもが自分で作って売るのが基本です。
要は「女性に手伝ってもらっているだけ」で、全ては自分の行動の結果な訳ですね…。

販売に逃げるって事は、薄利多売に進み継続を考えずに撒き散らして競争します。
後は「売ってやるから作れ」って思想になり、自分が生きている間に保つ在庫を確保する為に立場の弱い者を使います。(それが未来で通用するかは考えていない)
普通に考えれば「自分で作れば良いのに」って事なのですが、規模が大きい(と言うより収率が悪い)ので維持できません。
こっち側も女性を使いたがる特徴がありますが、ヒスイ加工の場合は身体的な限界があるので女性が行うのは単純作業に限られる事が多いです。(日本では加工は無理なようにも思えます)

これらは現実逃避の究極体である人類の、更に逃げが得意な男全般の特徴が大きく影響します。
一生懸命に作っていも、一生懸命に売っていても、それがいつしか逃げになっている現実…。
まさに現実逃避の究極体だな…、立ち向かい続けて生きていける人間はいないので「逃げ」は大切な事なのですが、逃げてばかりいたって現状は変えられないのも人間社会の現実です。

きっと「たまに協力する」ってくらいが丁度良いのでしょう。
叶うのなら自分のコピーが欲しい(笑)
いや…、二人して逃げまくっていたら収集がつかなくなる(笑)、これも現実逃避だな…。

作る事が得意な私なので、作る事へ逃げる可能性が高いかと思います。
それに気を付けながら、自分のいる領域を認識して前に進みたいと思います。

芸術家の血によって(って事にして下さい(笑))、作る事と売る事の両方から逃げる可能性もありますが、そうなると生きて行けないので何かしらに向かうのでしょう。
逃げては向かい、逃げては向かい、人間というのは本当に面白い生き物だと感じます。
2016年04月20日
ゴールデンウィーク前の姫川安全利用点検に参加しました。(河川モニターは半強制的に参加です(笑))

去年は仕事(加工)が忙しく参加できなかったので、今回が初めての参加となります。
最初の印象はあまり良く無く、時間通りに始まらない事にイライラしました。
私的に早く終わる分には良いですが、始まりが遅くなるのは迷惑です。
人の都合で待たされるのが一番無駄、5分前には集合してろって思いました。(糸魚川の一人が遅れただけですが(笑))
とは言え私も勘違いで受領式を忘れ、関係者さんを待たせてしまった事もあるので人の事は言えませんね…。(印象が悪いのは私も一緒でしょう(笑))


とにかく点検開始、基本的にはいつものモニターと同じ要領です。
人数が多かったのにビックリして「オッサン同士のピクニック」になるのか心配でしたが、自分なりに疑問に思った事を聞きまくった事で色々と学べました。




雪を残す山々が美しい中、まず気になったのはグランドのネットです。
強風で外れたりしていたので、それの管理を聞いてみました。
ここは市で管理しているので糸魚川市役所の管轄なのだそうです。
見てくれ悪いし普通に外しておけば良いのに…、使用する際にネットを張るシステムでは無いのだろうか?


子どもが使う際はネットを張り、大人の場合は外すのだそうですが、基本は外しておいた方が良いように思えました。
でもそのネットを保管しておく場所が無いな…、ベンチがあればその下に畳んで置けるけど。
ちょっと横着な感じがするのは私だけだろうか?(これも田舎の良さなのかな?)


最初は天気は良かったですが不安定な天候だったので、曇ったり晴れたりを繰り返していました。
以前は細かった姫川に一番近い測道は、広く整地されていました。
そこと繋がっている河川敷の中央付近も綺麗に整地され、水防演習に備えているようです。(主に駐車場になるようです)
例の5月の訓練だけでは無く、幾つかの訓練が予定されているのでそれにも活用するのだそうです。(そう言う答えでした)







この芝生の養生地も数年前からやっていますが、あまり意味がないようなので撤収する予定だと言っていました。
確かに芝生ではなく他の草花が育っていますね…。
でもこれはこれで綺麗なので、昆虫たちに残しても良いかと思います。(個人的に)
立入禁止のロープはいらないですが(笑)





ここら辺りから5月の水防演習地になるようです。
現在は関係者以外は立入禁止で、ロープが張られています。(この日は関係者なので入ります(笑))




とりあえず近くの石の公園と奴奈川の里の公園を撮影しました。
これから良い季節なので、是非遊びに来て下さい。





更に上を点検して行くと、石灰石を運ぶベルトコンベアの屋根の破損が見つかりました。
この前の強風で飛ばされたのでしょう、屋根の一部が下に落ちていました。





屋根を確認すると空いている部分を発見、でも何故か二カ所あります。
落ちていた屋根の残骸は一個、もう一個も何処かにあるのだろうか?
それとも以前に破損してそのままなのだろうか?
これは高田河川国道事務所が報告するそうです。(明星セメントに報告するのかな?)





点検をしている内に徐々に天候が悪くなってきました。
冷たい風が吹いてきて、どうも荒れそうな雰囲気です。




姫川本流に一番近い整地された場所に荒れた様子は無いですが、堤防よりの整地した場所には水が溢れたような形跡があります。
砂が上がり、たくさんの流木も上がっています。
でもその理由は簡単で、雨などで水かさが増した際に「支流の通り道を流木が塞いでしまい溢れた」ってだけのようです。
なので詰まった流木を除去し続ければ、水が溢れる事は無いのでしょう。(流木自体を減らす必用があるのでしょうけど…)






整地した場所には部分的に、あえて整えていない場所がありました。
理由を聞いて一番納得のいった答えは「演習で橋を架けたりするから」でした。
なるほど、下手に砂利で整地するとズレたり埋もれたりするので、元の地肌が出ていた方が安定するんですね。(納得のいく答えは、寺島地区の代表のお爺さんがくれました)
それに実際は整地されていないのだから、より本格的に行うのでしょう。


この他にもそのお爺さんが、色々と話してくれました。
10年前にも大きな演習があって、自衛隊なども含めて演習したそうです。
体験してきた話を聞くのはとても面白い、その当時はもっと河口で演習を行ったそうです。
姫川で大きな災害があった時代なので、その演習は圧巻だった事でしょう。
今回も大がかりな準備なので期待が出来るかと思います。


天候は更に悪化し、急激に気温が下がり始めました。
まさに竜巻の前兆です、雲も渦を巻き下に繋がろうとしているようにも見えました。


冷たい小雨が降り始めて、いよいよ危険なのでは?、と感じていたのですが、それを気にしていたのは私だけでした(笑)
こっち(新潟)の人達は慣れているのかな…、結果は竜巻も起こる事無く暗い雲は拡散して山の方へと移動して行きました。
この中で一番臆病だったのは私だったのかもしれませんね(笑)


河口で特に印象的だったのは「ゴミの多さ」です、毎月1回はゴミ掃除をした方が良いように思えました。
上流からのゴミも集まっているので、寺島地区の人達だけじゃなく、寺島〜根知地区ぐらいから清掃活動員を集める必用があるのでしょう。(あとは建設業者や、釣り・石探しを楽しむ人達も)
一斉にやれば1日で終わりそうな感じもするのですが、集まる人数(規模)によるのでしょうね…。
ゴミの件は改めて見当するそうです。(元を断つのが最良ですが、現実的に難しい)


次の点検は大野なので、大野の集合場所へ移動します。


過ぎて行った雨雲を追うような感じで、大野に着きました。
またまた寒い、「さっきまでの陽気はなんだったんだ?」って感じです。
小雨の降る中で点検開始、この場所は主に堤防の上からの点検です。




河川敷は雑木林が残っている場所と伐採されている所があり、予算の関係で途中になっているようです。
やっぱり河川敷を利用するなら雑木林は無い方が良いでしょう、見栄えも良いので下りて姫川の近くまで行きやすいと思います。




ここでは同じ河川モニターのお爺さんと話しました。
私が危惧していた翡翠関係の人では無く、同じ名字だっただけの別人でした(笑)
このお爺さんにも、色々と話をしてもらい昔の体験を聞きました。
昔は流木が貴重だったようで、姫川には一つも無い時があったそうです。

取り合いになる程の需要だったらしく、流木に石を乗せて確保するのが暗黙のルールだったのだと話してくれました。
現在とは大違い、今では流木を燃やしていたなら「煙が迷惑だ」とか「消防に通報する」とか言われる時代になっています。
かつては生活に欠かせなかった大切な燃料だったものが、今では誰も相手にせず廃棄にも迷惑する存在になってしまったんですね…。
ちょっと団塊の世代に重なるものがあって、色々と考えさせられます。

他にもイワナ・サケ・ヤマメなどを川に放流する仕事をしていた話も聞き、遊漁料を払わない者がいる事や、川に戻ってくる前に川の入口で捕られる事(主に漁業)などの問題点も詳しく知る事ができました。(経験者の話なので勉強になる)
翡翠に関わる昔の話も聞けて、改めてこの領域はどうにもならない事を認識しましたね…。(教師が重機で盗掘して警察に捕まったとか(笑))
また機会があれば、色々と教えてもらおうかと思います。


話は点検に戻って、この看板から出ているアンテナみたいなのは「鳥除け」なのだそうです。
どうでもいい事ですが、気になっていた人もいるかも(笑)
私も初めて知りました。




ソメイヨシノは終わりましたが、ボタンザクラはこれからです。
より濃く色づく桜を楽しんで、4月の春を堪能したいと思います。


そう言えば新しい所長さんから、桜づつみの桜について教えてもらいました。
これらの桜は景観の為だけで無く、堤防が破損した際の補強材料にする為にあるのだそうです。
また桜の根が堤防を浸食しないように、一定の範囲から根切りされて植えられているのだそうです。
そういった事を知ると、桜が咲いている時だけ見るのでは無く、葉桜になってもその様子を伺う事が面白くなります。
昔の人って本当に賢かったのですね。(実際に即戦力の補強材料となるかは疑問ですが、ちゃんと理由があるのが素晴らしいと感じました)


こんな感じで今回の点検を終えました。
ちょっと気になった事は「糸魚川市役所の人達が浮いている」って事です。
私も質問するのは高田河川国道事務所の人や、地区代表やモニターのお爺さんでした。
だって「明確に答えてくれそう」なんだもの(相田みつを風(笑))
逆に糸魚川市役所の人達はどうも心許ない…、明確な答えが返ってこなかったら気を使うし…。

でも最初は私にとって知らない人だけだったので、話しかけなければ浮いていた事でしょう。(私の場合、話しかけていても浮いていたのかも?)
とにかく話して「相手が愛想のある人なのか」を知る必用がありますね。
一種の連帯感があって同じ部署で行動しがちですが、皆人間なのでそれぞれに学べる事があるようにも思えました。

まぁ、河川モニター以外は役職があって、そういった肩書きが障害になっている感もありますが、そうであるなら肩書きのないモニターは遠慮せず自由に話して良いのでしょう。
今回は寺島地区のお爺さんと、同じモニターの大野のお爺さんと、新しい糸魚川主張所の所長さんの三人とは話が合いそうだと解りました(笑)
その他は「お互いが今後関わる事も無いだろう」って感じの人達なので、なかなか繋がりを築く事は難しいかと思います。(短時間の点検作業だったので無理も無いか)

本当なら水防演習を一緒に行えば(同じグループで)、急速に結束力が増すのですが現実的ではないですね(笑)
人の縁というものは意識して行動する事も時には必用になりますが、巡り合わせの要因が大きいので無理せずにそれに従って歩めば良いのでしょう。

今年でモニターも最後となりますのが、この事で繋がれた縁が在ったのなら喜ぶべきだと感じます。


それはさておき本業のアピールもしなくては…、ちゃんと「創作活動をしている」って事はここで断言しておきます(笑)
2016年04月19日
前日、久しぶりに川で翡翠と出逢えたので、次の日も遊びに行きました(笑)

姫川は歩ける面積が多い川なので、いつ行っても楽しめます。(特に河口は)
まずはキツネ石、一般的なキツネ石より珪石の割合が大きいタイプかと思います。
加工すれば綺麗に仕上がるようにも思えますが、まずは「そのままで魅力的な石」を探します。(よって置いていきました(笑))





少し歩くと面白い石発見!、石英脈なのか長石の脈なのか解りませんが、バランス良く削られています。(一部が風化した感じでしょうか)
これは水石として飾れば渋くて良い感じ、濁流を想わせる溝が印象的で、雪解けの渓谷を映しているかのようです。(座りも良いので台座も入らないかも)


この後しばらく歩きましたが、これ以降は魅力的な石との出逢いがありません。
翡翠に会う為にも、とにかくぼ〜っとする事を心がけて出逢いを待ちます(笑)


そうして歩いていると、何やら不自然な石を発見しました。
泥岩だろうか?、蛇紋岩だろうか?、なんであれ間違いなく切断されています…。
これはどういった状況なのだろうか…?、「切断してから川に捨てた」のか「現地で切断した」のか判断が難しいです。



恐らくは後者の現地(この場)で切断したのでしょう。
こういった現場を見ると興醒めするなぁ…、楽しい時間が台無しになりますね。


不愉快なまま歩いていると、天道虫が石の上で日向ぼっこしていました。
この愛らしい姿に癒されて気持ちも落ち着き、再び面白い石を探しました(笑)




回復した気分とは逆行して体力が消耗して行き、更に歩けども歩けども出逢えません。
さすがに疲れたので、もう少し歩いて無ければ帰ろうと思っていたら翡翠と出逢えました!




この時は疲弊していて特に意識せず「ただ歩いていた」って感じでした。
結局、ぼ〜っとするなんて事は意識して出来る事じゃないんですよね(笑)
また、これは偶然であり、ぼ〜っとするだけで出逢えるのなら誰も苦労しないでしょう。

とにかく二日続けて翡翠と出逢えたのは喜ばしい!
質的には初日の翡翠に及びませんが、出逢った瞬間は眩しく輝いていました。
このタイプの翡翠は水の中にあると水色っぽく輝きます。(白地に川の色が映るのでしょう)
よく間違えるのが農業用(肥料用?)の水色の袋の破片で、川の中にあるとドキっとします。
大抵がこの袋の破片なのですが、今回は川の脇の浅瀬にあったので手に取る前に確信しました。
翡翠だと解っていたので川原にゆっくりと腰を下ろし、そっと翡翠を拾い上げました。

今まで加工の疲労と、前日の石拾いの疲労と、この日の石拾いの疲労とが蓄積していましたが、これで疲れが一気に吹き飛びます。(あくまで気持ち的であって、肉体的には疲労困憊(笑))

特に今回の翡翠をどうこうするって訳ではないのですが、これだけ多くの石たちの中で翡翠に出逢えるのは非常に嬉しく、また誇らしく思えます。(不思議な事に)

いろいろと満足しましたので、溜まりつつある作品紹介などもして行かなければ…。
次は販売する事に向き合わなければなりませんね…、この記憶を大切にしながらお客さんに表現してみようかと思います。
2016年04月17日
出逢いを求めて、春の姫川へ石拾いに行きました(笑)

この日は午前中に加工を終えて、午後から姫川へ遊びに行きました。
行った場所はモニターでお馴染みの姫川河口です。
暖かくなるに連れ雪解け水で川幅が広くなり、濁った水が勢いよく流れています。
風が強かった事もあり、海も荒れていました。(冷たい風でした)
川の濁った水が流れ込んで、海も一定の範囲ですが濁っています。





川で翡翠に出逢える確率はとても低いので、あまり期待せずに面白い石を探しました。
まずは、このボコボコしている泥岩?です。



質感はロディン岩に似ていて、所々に暗めの紫色が入っています。
底は平らで黒い台座のような鉱物が張り付いている感じです。
なかなか姿が面白い、丁度良いサイズなので文鎮にでもしようかと思います。


次に見つけたのは、このトラ柄のナマコのような石です。(川と言うより海に近い場所)
水に濡らすとよりトラ柄が映えて、とても面白いです。



これは水石か飾石として楽しんでみようかと思います。
磨いた方がよりトラ柄を楽しめるのだろうか…?。(そもそも光るのだろうか(笑))


更に探すと面白い石発見!?、と思いきや「ただのレンガ」でした(笑)
紛らわしいなぁ〜、石英脈が流れた赤石(鉄石英)かと思ったのに…。


ちょっとガッカリしましたが、気を取り直して珍石を探します。


いつものようにボ〜っと歩いていると、目に鮮やかな緑が飛び込んできました。
まぁ「どうせキツネ石だろう」と手に取ると、ずっしり重く手に吸い付くような質感「こっ、これは翡翠だ!」っと心の中で叫び、久々に翡翠に横っ面をひっぱたかれました(笑)
非常に美しい翡翠で、特徴から小滝系の翡翠のように思われますが、その中でも石質が良いタイプです。(白地は特に密度が高く、透明度も高い)
海の転石と違い川擦れしているので、乾くと光沢は僅かですが翡翠輝石がキラキラと輝きます。(残念ながら画像にはキラキラが映りませんでした…)
川独特の肌も美しいので、手で撫でていれば次第にパサつきがおさまります。






何故か、とぼけて歩いていると、翡翠がひっぱたきに来るなぁ…。
これで一気に目が覚めて集中して探すのですが、その後に出逢えた試しがないんですよね(笑)


目が冴えたおかげなのか、面白い模様の赤石を見つけました。
五色瑪瑙に近い感じの石で、夕焼け雲や朝焼けの雲を想わせる模様が見事です。


磨けばこの状態を維持できるのかな…、それとも水石として育てた方が良いのかな?
難しくて悩みますが、とりあえず持って帰ってゆっくりと考えます(笑)


しばらく歩くと、艶やかなオンファス輝石を発見しました!
いつも出逢える不安定な質では無く、かなり安定した石質です。
安定すると模様が無くなりますが、その変わり粘りと光沢が増します。


川の段階でも艶があるので、非常に堅く密度も高い事が解ります。
これは加工用に活用したいと思いますが、飾っても良い感じになりそうです。
すぐに加工しないので、しばらくは飾って楽しもうと思います。


さすがに疲れたので整地された川原で一休みしていると、その整地した地面に翡翠が埋まっていました(笑)
当初は一部しか見えなかったので半信半疑でしたが、川で洗ってみると翡翠だと確信しました。




最初の翡翠ほど質は良くないですが、それでも淡い翠と黒の模様が流れています。
裏はアルビタイトっぽくもありますが、翡翠輝石は小さくアルビタイトのそれとは違います。
またボ〜っとしていたら出逢えましたね…、考え事しながらボ〜っとしていた方が翡翠と出逢える確率が高くなるのは、私の経験測でハッキリしました(笑)
今回は珍しく二つ目と出逢えましたので、往復ビンタされたって事なのでしょう。
きっと「気合いを入れて取り組め」って事なのでしょうね(笑)


足場の悪い川を長時間歩くと、足が疲労して転倒する確率が高くなります。
そんな時に役立つのが、この流木です。
普通に落ちていますし、杖代わりにすると足の負担も軽減されます。
転倒しそうになっても手で踏ん張れるので、大怪我する事もありません。


握っていると温かく、滑らかになるので愛着も湧いてきます。
そのまま家に持ち帰る事もあって、庭のオブジェみたいになる事もあります(笑)
この天然素材は使える!、薪ストーブを使っているなら燃料にもなる訳か…。(効率は良くないけど)

でも杖に使える流木ばかりじゃなく、大きかったり、細かったり、小さかったりする流木が大量に川に散らばっています。
あの始末は大変だろうと思います。
良い活用法があれば良いのですが、これも難しい問題ですね…。
粉砕して微生物が分解し易くすれば土に還りやすいかと思いますが、コスト的に無理があるのでしょう。


こんな感じで、この日の川遊びを終えました。
姫川には魅力的な石が多くあり、水石にするか飾石にするかが悩みどころです。
確実に言えるのは、水石は「詫び寂び」の領域であり「心の豊かさ」が原点に在りますが、飾石は「本能的に人(生物)の興味を惹きつける要因が多い」と言う事です。
特に翡翠には常に「色っぽさ」が付き纏うので、高尚な領域との区別が難しくなっています。

ある意味、飾石は水石に比べると「幼さを残している」のかもしれません。
でも逆に「可愛らしさ」を持っている事になるので、どちらが良いのか解らないのが現状です。(水石も、飾石と言う大きなカテゴリーの中の一つとも考えられるし…)
違いは「出逢ったままを育てるか」と「人の手で魅力を強調させるか」の違いでしょう。
どちらも台座は必須のようですが、個人的に無くても良い気がしています(怒られる?)

この水石や飾石がブームとなった場合、飾石の方にワラワラと群がる連中が増えるでしょう。
今問題になっている「撮り鉄」とか言われている者の中の、常識の無い年代が群がる事は間違いないです。(無駄に多いし)
正直今更、何を顕示して何を承認して欲しいのか解らない年代の者達が煽られ、集団になって食い荒らす様は「猿そのもの」に見えます(笑)

そんな貧しい者たちに「豊かさの何たるか」を理解できる筈も無い…。
みんなで渡れば赤信号も怖くないのでしょうが、そもそも赤信号を渡る事は違法だと認識しろって話です。
そしてそれらの者を利用している「戦争好きの連中」も、許容範囲の中で商売してもらいたいものです。(食い散らかして別の領域に逃げないでくれ)

過剰に群れずに、過剰に煽られずに、それぞれが心の豊かさを求めて楽しんでくれる事を祈ります。
2016年04月12日
提出した河川モニターの返答をもらいましたので、お知らせします。

根知付近の返答です。










「すっかり春の陽気となりました。姫川の桜づつみのつぼみも徐々にふくらんでいるようです。フキノトウやツクシなどの野草も徐々に上流に向かって春を告げているのでしょうか。また新しいシーズンの始まりを感じています。
 今回モニターしていただいた根知周辺の整地したように見える箇所はコンクリートの材料となる蓄積土砂を採取した跡です。外観上、整地したように見えますが、川原が広くなっただけです。また、このとき土砂の中に埋もれていた壊れたブロックなどは使えないため、現地にまとめてありますが、ブロックには鉄筋が絡まっておりますので早々に撤去したいと思います。
 写真の祠は「水神様」でしょうか?姫川沿いには水神様の石碑や祠がたくさんあります。大水害の伝承が守られているのでしょう。はん濫や渇水などの歴史を感じるところです。
 暖かくなってくるとご報告のとおり融雪出水に警戒が必要となります。今年は2月に異常に暖かくなって出水が発生したりと毎年出水パターンが違うようなので、山の雪が無くなるまでは天気予報を見ながら出水に備える日が続きます。出水のたびに川底の洗掘や堆積土砂の浸食箇所などの把握に努めておりますが、お気づきの箇所があればご報告頂きたいと思います。ただ、危険な個所も多々あろうかとは思いますので、身の安全確保を第一にお願いします。

 私事ですが、4月より新潟市方面へ異動となりました。わずか1年の在任期間でしたがいろいろなことを勉強させて頂きました。心残りも少々ありますが、糸魚川で得たものを糧に新任地でもがんばりたいと思います。1年間ありがとうございました。」


との事でした。


丁度先日、桜づつみの桜を楽しんだところです(笑)
11日は急激に温度が下がり、また冬に戻ったかのような天候でしが、桜を長く楽しめる事を考えれば「それも良かった」と思えます。(自然相手は前向き思考が基本です)
美山公園の桜は去年よりも素晴らしいようで、訪れる人たちを満開の桜が祝福しているようです。
まさに春真っ盛り、多少の事は自然風景が癒してくれる恵の季節ですね。

根知周辺では頻繁に蓄積土砂の採取をしているので、川原の面積が広くなってきました。
作業上の行程で整地されるようなので、それを活用しても面白い気がします。
夏になれば草花も育ちますので、昆虫を探すには良い環境になるかもしれません。
確かに鉄筋まみれのブロックは危険なので、撤去した方が良いですね(笑)

大野周辺にも祠があるので、同じく水神様の祠なのでしょう。
小滝へ向かう道路沿い(田んぼの中)にも巨大な岩石の上に祠があります。
古くから存在するものは必ず意味のある事なので、その誕生理由や存在理由を忘れずに伝えなければならないかと思っています。
個人的にもっと詳しく調べてみようかと思います。

現在は雪解けが始まり濁流となっていますが、川幅を大きく変えるほどの流れではありません。
これを機に鉱物探し(って言うかヒスイ探し)をする人も増えますが、川の水が濁り過ぎていてなんにも見えません(笑)
増水で川も渡れませんので、歩ける部分で探すのが限界でしょう。
それでも運が良ければ出逢えるので、その規模に合わせて楽しんでほしいと思います。
新たに洗掘や堆積土砂の浸食箇所があれば報告したいと思いますが、糸魚川は長い年月かけて姫川を整備しているので、新たに仕事として発注できるような整備も無い気がします。
土建屋さんは違った方面の仕事も、ある程度は開拓していく必用があるのでしょうね。(既に挑戦しているようですが)

また担当の方が変わりますね…。(公務員の宿命か…)
この1年の間で、糸魚川を楽しむ事が出来たのでしょうか…、もし気に入ったのなら退職した後にも遊びにきてほしいものです。
今は「稼ぐ事」から逃れる事は叶わないしょうが、それから開放されたなら姫川を違った目線で楽しむ事ができるかと思います。(堤防がどうとかの話じゃなくて)
それまでは心新たに新天地で頑張って下さい!、有り難うございました。
2016年04月11日
ここ糸魚川も、やっと桜が満開になってきました。
今の時期でしか楽しめない景色なので、短い期間ですが存分に楽しもうと思います。

まずは丁度見頃となっている、浄化センターの桜を見に行きました。
この「うみかわちゅうおばし」を渡ると、その川沿いは桜並木でいっぱいです。
なので徒歩なら浄化センターに行くまでもなく桜を楽しめます。(浄化センターには駐車場あるので車を止める為に寄ります)




ここが浄化センターの入口です。(結構年期が入ってます)
中にはアクアパークがあり、それなりに広い公園となっているので夏も楽しめます。





トイレも備えられていて、その後ろ側には芝生の広場があります。(ベンチもある)
目的の桜へ向かう道にはアクアパークの看板もあり、ここがどんな目的で作られたのかを説明しています。(たくさんの水が流れていて夏は涼しげです)
今回は桜を見に来たのでアクアパークの説明は、またの機会にしようと思います。(予定)





前日(8日)は風が強かったので桜の状態が不安ではありましたが、立派な桜を見た瞬間その不安は吹き飛びました。
見事な桜です!、しかもまだ満開では無く幾つかの蕾も残しています。
まるで「これからが本番」と言わんばかりの堂々とした姿、女神のようで愛おしく思えます。





公園を抜けて先程の川へ向かいます。(すぐ近くです)
川と同じように海へ向かって桜並木が続いています。
花見には最高の場所でしょう、誰もいないので桜を独り占めできました(笑)
こっちは桜のトンネルですが、逆方向には本当のトンネルがあり、そちらからでも桜の並木を楽しめます。(そっち側の方が桜並木の数は多いです)







次は姫川沿いの桜並木を見に来ました。
雪が消えて姿を現した公園の石たちに挨拶をして、5月21に行われる総合水防演習の会場整備の状況も見てきました。
この黒い土嚢の場所が会場となるようです。(ゴミ袋じゃないよ(笑))
まだ準備中って感じなのでしょう、特に看板なども無くそのままな感じです。





肝心な桜も見事に満開となっていました!
最も強風の影響が出る場所なので被害も大きいかと思っていましたが、心配には及びませんでした。(天気も良かったです)
桜まみれになると同時に毛虫まみれにもなって、ここの開花を楽しみました(笑)
この桜並木がず〜っと海まで続いているので、その景色は歩いて見た方が堪能できます。





やっと春を強く感じる事ができて心も躍ります。
後は山菜があれば…、と言うことで、小滝へ向かいました。
まだ早いのですが、山菜の状況などの話を聞いておけば良い時期に買いに来られます。
姫川本流は濁流となり、小滝川も少し濁った雪解けの水が流れていました。


いつものお店に行くと、数袋のコゴミがありました。
今朝採って来たばかりらしく、日当たりの良い近場に育っていたそうです。
来て良かった〜、早速コゴミを購入して春の恵を味わいました!(小滝のコゴミは他とは段違いのうまさです)

これから春本番、限りある時間を豊かに楽しめたなら幸せですね。




桜をめぐるついでにヒスイの店も何軒がまわったのですが、どうも「話の内容が薄い」って感じでした。
もっと正確に言うと7〜8割がハッタリ、それに箔を付ける為に外見を取り繕っている話が多かったです。(結婚するとか、車を買ったとか、別に知りたい話じゃないのに(笑))
全体的に見ると景気が悪いって感じ、ハッタリがハッタリになっておらず、話が矛盾だらけでした…。(景気の良い話はするのですが、現実に反映していない(笑))

どうも今年に入って糸魚川ヒスイの領域が「きな臭く」なっているようです。
まるで軍鶏の賭博、どうも外野が煽っている感が否めないですね…。
でも人間社会とは間違っている方向に進んでも、集団で錯覚し合えば利益が出る何とも不思議な領域なんですよね(笑)
自分のペースで進むより「他者のペースに巻き込まれた方が商売に成りやすい」、そんな現実は在るし、多くがその者達なのだからどうにもならないでしょう。

間違いなく言える事は、この時代で作りまくっている商品は「未来では残弾処理として使われる」って事で、使う側にとっては多く残してもらった方が都合が良いわけですね…。
更に言えば、その残弾が「安く手に入る」、或いは「ただで手に入る」って方が望ましいのでしょう。(利は元にありって言いますから)

このまま格差社会となれば宝飾関係には都合が良くなるのでしょうが、未来を考えると「日本人は貧しい国民」と成っていくのでしょうね…。
資本主義の国なので成るように成るのでしょうが、自給自足への適応能力も磨いておけなくては成らないのだと改めて感じる時代です。

今の内に学べる人から学んで、人としての力を高めたいと思います。
2016年04月07日
今回は鳳の羽の首飾りと、白翠ヒスイの首飾りを制作しましたので紹介します。

まずは鳳の羽の首飾りです。
強い発色を示す紫ヒスイの一部分からルースを制作し、羽根型のシルバー枠に合わせました。
スエードの紐にメタルパーツとウッドビーズを通し、首飾りに仕上げました。




華やかな発色が開花を想わせ、羽根が心も体も身軽になったような感じにしてくれます。
金枠はシルバー925で作られていますが、表面をロジウムでコーティングしてあるので酸化による変色はありません。(酸化を好む人には向かないです(笑))





紫ヒスイである事や裏面が空いていない事もあり光を透しませんが、光源によって紫色の濃淡が若干ですが変わります。(昼と夜が一番変化する、って当たり前か…)
太陽光での輝きと、蛍光灯での輝きの両方を楽しんで貰えたらと思います。





次は白翠ヒスイの首飾りです。
白地に明るい翠が映える部分をルースに加工して、楕円型のシルバー枠に合わせました。
こちらもスエードの紐にメタルパーツとウッドビーズを通し、首飾りに仕上げました。




雪解けの芽吹を想わせる景色を映し、物事の始まりと成長を感じさせてくれます。
同じく表面をロジウムでコーティングしてあるので酸化による変色は無く、シンプルなデザインなので、どんな服装にも合うかと思います。





こちらは枠の裏面が空いているので、光を受けると生命色に輝きます。
この膨張する蛍光色が、これから本番をむかえる再生の季節の訪れを告げています。





どちらも春らしい作品となったかと思います。

ペンダント用のルースを加工する場合、特に強く発色している部分を選んで加工する必用があります。(なかなか無く難しいです)
更に景色を映す模様の方向も考えながら加工し、ヒビ(非なる美)なども避けて制作するので結構気を使います(笑)

一色タイプなら楽なのですが、そこには「躍動する景色」が無いので面白くないんですよね…。(一色タイプでも、強く発色している部分を優先しますが…)

なるべく自然風景を映しているヒスイを優先して、身に付ける人の記憶を呼び覚ますような作品を作って行けたら最高です。
それには作る側が「自然風景そのもの」を、ちゃんと見て憶えておく必用があるりますね(笑)

私の記憶にある「自然との思い出」を共有できたのなら、異なった人間であっても解り合える領域がある証拠になるでしょう。(私にとって)

それは私にとって「大きな救いとなるのだろうなぁ〜」って思っています。(精神的にも経済的にも(笑))

キーホルダーやピアスも作ってみましたので、近い内に紹介します!
2016年03月31日
今週は暖かい日が続き、やっと春らしい陽気になってきました。
花粉の時期でもありますので、その対策は怠らず再生の季節を楽しみましょう。

今回は根知周辺の報告です。
やっとこの場所の雪も消え、久しぶりに再会する石たちに挨拶してきました(笑)
白馬の山々には雪が残っていて、本格的な雪解けの始まりを感じさせます。





姫川へ向かう途中の土手には、フキノトウとツクシが育っていました。
どちらもだいぶ大きくなっていて、待ち望んだ春の訪れを告げています。




残念な事にゴミも散乱しており、更に川原の石も幾つか散乱していました。
どちらも故意に捨てられた物でしょう…。
ゴミはゴミ箱に捨て、川原の石は川原に戻すのが常識なのになぁ…。(非常に残念です)




河川敷は整地準備している感じで、重機が移動した痕跡などが見られます。
端には壊れたブロックの残骸などがあり、自然の力の凄さが伝わります。(これはこれでアートっぽく感じます(笑))
何か活用する予定があるのだろうか?、普通に整地しただけなのかな?





こちらの堤防には目立った破損はありませんでした。
融雪で多少は地盤が弛んだのでしょうが、出水での被害は無いようです。




春の太陽光を浴びて充電しながらぼんやりしていると、何やら祠のようなものを発見しました。
普段は鉱物を探しているので足下しか見ておらず、今まで気が付かなかったのだろうか?
気が付いていたけど忘れていたのかな…、とりあえず近くへ行ってきました。



側面の、この場所から登るようです。
登ると獣道のような感じで螺旋の道が続いています。(誰かが管理している感じです)




少し登ると祠に到着、このひっそり感がたまらない!
私はやっと、ここの神様に出逢ったのでしょう。
こういった存在を見ると改めて「日本は神(自然)の国」って事が解ります。
今後この場所で遊ぶ際には、必ず挨拶をしようと思います。



ちなみに最初は登り口が分からず、こちら側から登ってしまいました…。
近道ではありますが、危険なので正規の登り口から登って下さい。
ここで休憩する(昼食をとる)事も多かったので、不思議な縁も感じます(笑)




姫川を見ると荒れてはおらず、ほんの少しだけ濁った水が流れていました。
水量も多くは無く、これからが本番と言う感じです。
沢山の石たちが顔を出していて、訪れる人を楽しませてくれます。(でもむやみに壊さないでね)





こちらの「ちょっとした崖」も荒れた形跡は無く、温めの水が穏やかに流れています。
そこには青々とした植物が育っていて、生命力に満ちあふれていました。(外来種か?)





早いもので3月も終わり、4月に入ります。
冬眠していた動物たちも目覚めるので、自然を楽しむ際には常に警戒心を持って周りを見て下さい。

それでは、この再生の季節を存分に楽しみましょう!
2016年03月27日
今回は、天照大御神「咲輝」の四作目を紹介します。

白地を明るい紫色が染める美しいヒスイで、大サイズの天照を制作しました。
うっすらと広がる開花の彩が、春の到来を感じさせてくれます。
今まで加工していた紫ヒスイとは若干異なったタイプで、特有の癖などがあり、それに適応して行く過程(加工)も楽しめました。




開花の季節を感じさせる上品で優しい発色が、とても魅力的な作品です。
景色として楽しめる黒い不純物は、満開を迎えようとする桜たちから見え隠れする幹や枝のようにも見えます。(両側に紫が広がっているので、どちらからでも春の景色を楽しめます)
春の雪を想わせる白地も相まって、いよいよ「厳しい冬が終わる!」と言う期待感が伝わってくるかと思います。(咲輝のコンセプトでもありますから!)





一般的に紫ヒスイの透明度は高くありませんが、その中でも良い透明度を示しています。
厚さ13mmの作品ですが、光にかざすと幻想的に輝きます。
透過光を楽しめるのも、この作品の魅力の一つと言えるでしょう。




最近は、大きな作品を制作できるヒスイが少なくなりました…。
そんな中でも縁があって出逢えた紫ヒスイなので、丁寧に仕上げています。
人の縁も大切ですがヒスイとの縁も大切、「きっとヒスイを大事に活用していれば良い縁に巡り会える」と信じて、今後も活動して行きたいと思います。(人の縁も同じくらい大切ですね)

他の作品も数点仕上げてありますので、撮影と紹介文が出来次第に掲載しようと思います。(マイペースですみません(笑))
とりあえず、シルバーペンダントの制作途中の画像です。

2016年03月24日
今月の22日に、押上海岸へ行って来ました。
特に海が荒れた気配はありませんが、それでも魅力的な転石たちと出逢える可能性はあります。

この日の海は快晴、春の陽気に包まれて「まずは原点の色」を楽しみました。
いつ見ても綺麗な海で心が和みます。(更にヒスイなどの貴重な石たちと出逢えるのだから、言うこと無しです(笑))
波の音に誘われ、今日の出逢いに期待して歩きます。(出逢いが無い時もありますけど(笑))





普段より長めの波が押し寄せていましたが、環境としては悪くありません。
ただ、泡だらけの海水が浜辺に留まりやすくなってはいるので、見つけた転石を見失う確率が高くなっている状態でした。
こんな日は波によって石同士が擦れ合う音を聞きながら、古代と同じ環境であろう心持ちも楽しめます。




案の定、簡単には出逢いは無く、しばらくは押し寄せる波との追いかけっこを楽しみました(笑)
やっとの事で出逢ったのが、このヒスイです。
かなり赤錆びが付いているヒスイで、慣れていない人は玉髄と間違えるかもしれません。
長い時の中を海底で過ごしたのでしょう、サンプルとしては面白い転石と出逢えました。
黄ヒスイや赤ヒスイと成れる可能性があったヒスイのようにも思え、様々な可能性を感じさせてくれます。(今は酸化したのか、拾った時より赤褐色に変色しています)






次に出逢ったのは、ほんの少しだけ明るい翠が浮かぶヒスイ転石です。
ヒスイ転石を探す人にとっては、この発色が在ると無いとでは大違いでしょう。
全体もうっすら緑がかっており、翡翠輝石もキラキラと輝くので綺麗です。
レア度としては3くらい、翠が強ければ4〜4.5で、無ければ標準の2〜2.5と言った感じです。




最後は黒の縞模様が面白いヒスイ転石で、石質は良く僅かな光沢も見えます。
一般的なヒスイを求めている人には気が付かないタイプのヒスイですが、加工をしている人ならば、その石の隠れた魅力に気が付きます。(要は加工しやすく、磨きが出やすいタイプって事です(笑))
これも面白いサンプルとなりますので、保管しておこうと思います。




今回も、石たちとの良い出逢いがありました。
天気の良い日だったので海岸に遊びに来ている人も少数ですがいて、この春の海を楽しんでいました。(まだ少し風が冷たかったです)
これから良い季節になりますので、海へ向かう人達は増えて行くでしょう。

たまに盗賊まがいの連中も彷徨きますが、この糸魚川から姫川を持って行く事は不可能ですし、ヒスイ海岸を持って行く事もできません。
ここには地の利がありますので、持って行けるのは「思い出」と「多少の転石」となるでしょう。(ちなみに思い出の中には「お土産」も含まれますので、ヒスイ製品も買って行って下さいね(笑))

今後は、この地の利を活かした発展を考える必用があるでしょう。
問題は「その地の利を理解しているのか」ですね…、どうも「血の理」だけしか優先していないように思えるのは私だけなのだろうか?

何であれ活用と保護のバランスは保ちながら、未来へ繋げられる方法を模索したいと思います。
2016年03月21日
今回は、前回に艶消し状態だった勾玉三点を仕上げましたので紹介します。

丁寧に艶出しをした事もあり、非常に美しく仕上がりました。(ヒスイ自体も良かったし)
艶消し状態と比べると古代の風合いは薄まりましたが、現代での輝きを備えて高級感を宿しました。
現代では、こういったレベルのヒスイを加工する事は希なので、良い経験になったと感じています。(依頼人に感謝です!)
ちなみに、これが創作での伊邪那岐だったら、テーマを青海とした事でしょう(笑)




まずは一つ目、濃い青が染みわたる美しい勾玉に仕上がりました。
その姿は穏やかな日本海の景色を映し、見る度に魂がヒスイ海岸へと誘われます。
特に目立った石目も入らず(って言うか入れず)、優美な曲線が際立った勾玉になったかと思っています。(個人的に)
色の配置も上手くいったかと思っていますので非常に満足、大きさもあるのでより存在感を増していると感じます。





透明度も高く、弱い光源でも爽やかな青色に透けます。
まるで海中から空を見上げたような景色で、海水浴の季節が待ち遠しくなります(笑)






次は二つ目、一つ目よりは若干ですが青色が薄まりましたが、こちらも海を想わせる魅力的な勾玉に仕上がりました。
多少の石目は入りましたが、生きている石目なので割れる心配はありません。
この景色を自然に例えると「ほんの少し濁った川の水が海に流れ出た」って感じです(笑)
一つ目と二つ目は同じ部分から切り出しているので、良く似た発色と石質となっています。





こちらも透明度が高く、弱い光源でも爽やかな青色に透けます。
特に逆側は紺色と言うより青色が強いようで、透過は澄んだ青を示しています。






最後が三つ目、切り出した場所が違うので上の二つとは発色も質感も異なりますが、映している景色は「海そのもの」です。
二つ目が「ほんの少し濁った川の水が海に流れ出た」って感じですが、こちらは雪解けが始まり出した頃の海を想わせます。(大雨だった後の海も、大抵こんな感じです(笑))
これはこれで自然の景色、よって手を抜く事もなく丁寧に仕上げてあります。





透明度は少し劣りますが、それでも神秘的に輝きます。
まさに雪解けの海って感じで、様々な期待を見る側にもたらしてくれます。(春の到来や、新たな鉱物との出逢いなど、その後に訪れる様々な恩恵を感じます)






同じフォルムにしているので画像だけを見ていると、一つの勾玉の景色が移り変わっているようにさえ見えます。
現物を見ても「澄みわたった海に川の水が合流し、そしてまた澄んだ海へと戻っていく…」、そんな景色を楽しめる作品となったように思えます。(三点を同時にみると)

私ならば三点をセットにするでしょうが、それだと販売するのは容易じゃないでしょう…。
それに依頼された品なので、私が考える事でも無いですね(笑)

なんであれ、それぞれの持ち主が喜んでくれたら幸せです。


気を付けてほしい事は、翠(緑)は生命の色であり主に誕生や成長を示していますが、青はもっと原点の「生と死」を宿した地球の色と言えます。
生も担うし、死も担う、希望を象徴するし、絶望も象徴する存在なので、持ち主の長所や短所を露わにする場合があります。
なので今までの人生で嘘偽りの少ない人が持った方が、効果的だと言えます。

人間として生きて行くには多少の嘘も必用なのでしょうが、条件反射で嘘をつくような者は何を備えても承認は得られないので覚えておいて下さい。
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