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2016年08月17日
今年も甥(チビッコ)が、夏休みに糸魚川へ遊びに来ました。
いつも特に変わった遊びはしていませんが、この日を楽しみにしているようです。

まずは、やはり夏と言う事で海へ行きました。
甥のお気に入りの青海の海岸(須沢)へ向かいます。
この日(8/5)は快晴で、お盆前でもあったので人は少なくプライベートビーチのようでした。
波も強くなかったので泳ぎ易かったですが油断は大敵、私も初老間近の身体をさらし一緒に泳ぎます(笑)



甥は毎年、網で魚を捕まえる事に挑戦しているのですが、海の魚を網で捕獲するなんて不可能でしょう。
と、思いながら泳いでいると「捕まえた!」と大きな声が聞こえました。
きっとクラゲでも捕まえたのだろうと思い見に行くと、25cmくらいのガンコウ(カサゴ系)が網の中にいました。(大きな魚でビックリ)
マジか!、って言うかまず浅瀬にガンコウがいた事に驚きました。

今になって後悔するのは「写真を撮っておけば良かった」って事です…。
泳いでる最中だったし、荷物を親父に預けていたので手元にありませんでした。(そして親父はヒスイを探して浜辺を彷徨って見当たらないし(笑))
それを見たのは私の他では、泳ぎに来ていた一組の家族だったので、その人達だけが証人となるでしょう。(誰も疑わないから証明する意味も無いか(笑))

運と執念の成せる技と言う事でしょうか…、甥にとって良い思い出となった事が嬉しいです。


私はと言うと、もっぱら浅瀬でヒスイ(綺麗な石)を探していました。
甥を気にしながらなので集中できず、ついにヒスイと出逢う事はありませんでした…。(集中できても拾えない事の方が多いけど)
それでも綺麗な石とは出逢えました!
まずは翠の玉髄です。(クリソプレースと言えるレベルかな?)
非常に綺麗で、海の雫を手にしているような感じがします。



次はロディン岩、ヒスイに似ていますが別の鉱物です。
濃い緑の部分は蛇紋石(ボーウェナイトでしょう)、白地と硬度が違うのが特徴なので確認は簡単です。
非常に重く、浮力の恩恵を受ける海中でも持ちながら泳ぐのは大変でした。
大きいので加工に使えそう、とりあえずは確保して後々活用を試みます。





こんな感じで甥と海水浴を楽しみました。
日差しが強かったので日焼けでヒリヒリ、普段使わない筋肉も使ったので身体中が筋肉痛になったのは言うまでも無いでしょう(笑)

この後は近くの川でザリガニを捕獲すべく、ペットボトルで罠を作成して仕掛けてみました。
一回目は罠を誰かに盗まれ断念…。(おそらくザリガニが入っていたかと)
二回目は場所を変えて、より家に近い石垣の川で試したところ、狙い通りに掛かりました!


これには甥も大喜び、サイズは小さめですが良しとしましょう。
最終的に2匹を捕まえましたが、これ以上増えても困るし(ほとんど同じ姿なので見慣れてしまう(笑))撮影も最初のだけにして逃がしました。
あのまま続けていたら、どんどん増えた事でしょう(笑)


カブトムシの罠も仕掛けたので夜に出かけると、辺りが真っ暗で熊にでも会ったら大変。
そこで朝早くの確認に変更し、この日はトランプをして寝ました。(疲れた〜)
早朝に罠を確認したらカブトムシのメスが入っていました。
ちょっと微妙…、クワガタのメスよりは大きいから大物感はあるけど、でかいコガネムシみたいだし格好も良くない(笑)
それでも甥は喜んだので良かった、きっと何が入っていても一緒に遊ぶ事が楽しいのでしょう。
キャッチボールも教えて、それなりにボールが取れるようになりました。(後は練習あるのみです)

そんな感じで約1週間を甥と遊んで、今回も夏を満喫したました!


子どもは「承認欲求の塊」とも言えるので、同世代では張り合い競争を憶えていきます。
それに長けた者とそうでない者とが分かれる中、疲弊していく子ども達に目を向ける必用があるかと思っています。
どちらかと言えば私はそれに長けていた子どもだったけど、甥はそうでは無いタイプに感じるので、叔父の私くらいは承認し続けたいと思います。

遊び相手が必用ならいつでも遊びに来いよう〜。



ちなみに、甥と一週間遊んだ後、親戚(同年)のチビッコの遊び相手もしました。
幼少期に遊んだ彼も今では立派なお父さんとなっていて、独身の私はその子どもと遊ぶオッサンとなったようです(笑)

自由研究で石英を調べるとの事で監修を頼まれましたが、そこまで高いレベルのデータは小学生には必要ないでしょう。
必用なのは体験なので、川で石英を探し研磨を経験してもらいました。
水を付けながら耐水ペーパーで磨き「石英の硬さ」と「磨けば光る事」、更に「石英は身近に在る鉱物だ」と言う事を教えます。
水晶と玉髄の見た目の違いも教え、同じ石英である事も理解してもらいます。(サンプルを渡して説明します)

それにしても、自由研究に石英を選ぶとは見所がある!(私個人の評価です(笑))
このまま鉱物好きとして育ってくれたら有り難いなぁ〜。
女の子なので宝石の方が好きになるかな?、とにかく成長が楽しみです。

もっとチビの弟もいるので、二人にチャンバラを教えました。
絶対に子ども同士では打ち合わせませんので、私が二人を相手して疲労困憊(笑)
私は幼少期にチャンバラをする相手だけはいなかったので、その子たち以上に楽しんでいる気がするなぁ…。(幼少期のシャドーチャンバラが役に立ってる!)
打ち込んでくるのを払うだけなので剣先(棒の先)は子どもに向く事は無く安全、反射神経の鍛錬にもなって面白いです。(最近は衰え気味)

なんか防御に定評のあるオビ・ワンみたい(笑)、だとしたら弟子はダークサイドに落ちるのだろうか?
そんなどうでも良い幻想を楽しんでいる自分がいるのが笑えます(笑)

基本的に「面白く無い大人の生活」を、子ども達が随分と楽しくしてくれています。
これも私の創作活動に必用な事なのでしょう、きっと私も一緒に成長しているのだと思います。

最初の心持ちを思い出させてくれる子ども達に、心から感謝したいと思います。(エンジンが新品なので、中古の私は疲れますけどね(笑))
2016年08月13日
今回は友人の依頼で、神緑のペンダントを制作したので紹介します。

友人が勝山の海岸で出逢った神緑のヒスイです。
全体が緑に染まり滑らかな質感のヒスイで、青海(山系)の特徴が見られます。
翡翠輝石は細かくて肉眼では確認できませんが、それがグレードの高さを示しています。
以前にストラップなどを制作した神緑ヒスイとは産地が異なりますが、「小滝系の神緑」と「青海系の神緑」の二つが在るのだと理解して下さい。(どちらも糸魚川産ヒスイです)





ヒビや石目を避けて発色の良い部分を選び、なるべく大きなルースを制作しまいた。
迷ったのは金枠が少し歪んでいた為、ルース自体の形を優先するのか、金枠に合わせて多少歪ませるのか思案しましたが、ヒスイのグレードを考えてルースの形を優先しました。(なので少し枠に隙間があります)
後々に金具だけを変えれば、より良いペンダントとなる事でしょう。




底の見えない深い緑色のヒスイですが、光を受けると神秘的に透けます。
その景色はオニヤンマの目を見ているようで、夏を強く感じました。
本来なら斑は無い方が良いのでしょうが、モワモワと微睡むような模様も姫川の流れを映しているかのようで、心が惹きつけられます。





簡単には出逢えないヒスイなので、慎重に加工しました。
友人の思い出の品となる事を願っています。



一応書きますが、青海(山系)のヒスイは盗掘ヒスイが多く、活用には気を付ける必用があります。(主に金山谷のヒスイです)
山系のヒスイは特徴的なので、ある程度の初心者でも見分ける事ができます。
よって扱う側がそれを理解していないと「素人以下」となり、似非業者と認識されるでしょう。

しかし、このタイプの全てが盗掘と言うわけでは無く、青海川からも青海側の海からも出てきます。(今回のように海で出逢う事がある訳です)
どうやって見極めるかと言えば「同じタイプのヒスイ(或いは製品)を大量に扱っている」と言うのが目安となるかと思います。(模倣、便乗、量産、換金の流れでの販売店に多い)

何故ならば海での転石で加工出来るのは僅かですし、川でのヒスイも持てる程度の大きさが目安なので大量に作れません。(ヒビや石目もあるので尚更です)
この事により盗掘された青海(山系)のヒスイは、販売が困難になっているようです。(末端の原石売りの話ですが(笑))

山を所有している業者もいるのですが、採掘権が無いので新たに掘り出す事は出来ないようです。
その業者は、他の末端業者より青海(山系)のヒスイを扱えるようですが、盗掘ヒスイと区別するのに苦労しているのだそうです。

なんであれ、こういった領域には闇が存在していて、その闇の規模と同じ光(って言うか煌びやかさ)の領域も存在する訳ですね…。
でも金(au)やダイヤモンドの領域から比べればミジンコです(笑)

とにかく「認められたヒスイ原石の購入場所」を明確にしてほしいですね…。
正直、誰から買ってもヒスイ自体は同じですが、コツコツと貯めた資金を「乞食の延命」なんぞに使いたく無いのです。

まぁ、ヒスイに闇が宿っていようが創作で打ち消す事は簡単で「強烈な光で消し飛ばす」か「より深い闇で塗り潰す」かのどちらかで、どうにでもなります。
所詮は人間が付加した闇、自然が創り出した神の石(ヒスイ)の本質を壊す事など不可能ですから(笑)

糸魚川が何をしたいのか解りませんが(何もしたくないのでしょうが)、悠久から繋がっている個体の意志は創作で伝えたいと思います。

結局、世の中と言うのは何時の時代も「馬鹿と阿呆の絡み合い」って事でしょうね(笑)
2016年08月07日
8月に入り晴れる日が多くなりましたが、突然天候が変わり大雨になる日も多くなりました。
梅雨に降らなかった雨が送れて来たような感じで、降り続けられたら水害に繋がるでしょう。
今後は特に天候に気を付けながら、姫川で遊びたいと思います。(予報では晴れが続くようです)

それでは本題の鉱物探索の話。
この日(7/30)は晴れて、とても暑い日でした。
雨の影響からか水が濁っていましたが、山方面で降った雨によるものだと思われます。(小谷や白馬含む)
水量もこの間より多くなっていて流れも強くなっていましたが、浅瀬を歩く事は可能でした。






例の如く靴でジャブジャブと川に入りながら鉱物探索を楽しんでいると、面白い石を発見。
誰かが立てたのだろうか?、卵型の石が佇んでいます(笑)
不思議な魅力がありますが飾るには大きい…、私には手に負えませんので諦めます。(シャコ貝に見えるのは私だけでは無いでしょう(笑))




次に見付けたのは緑色の玉髄、いや…、玉髄と言うほどには緻密ではないかな?
とにかく「石英を主体とした濡らすと綺麗な緑色を示す鉱物」です(笑)
サイズも丁度良いし磨けば綺麗になりそうなので、持って帰って試してみます。



このタイプの石は姫川でたまに見かけますが、他の川で見付ける事は難しいかと思います。
見慣れてしまって蔑ろにする事が多いかと思いますが、魅力的な石なので集めようかと思います。
これも質にピンキリが在り、玉髄に近い方が磨きが出ます。(溶かせばガラスになるのだろうか?)


海は川からの水で濁り波も強めだったので、海水浴を楽しむ人は午前中で撤収していました。
ここは河口なので、海辺は川の影響を大きく受けているようです。





今回の探索はこれで終了、もっと川の水が澄んだら再度楽しみたいと思います。(暑さでバテバテな1日でした〜)

ちなみに現在は甥(チビッコ)の相手でクタクタです(笑)
あのみなぎるパワーが羨ましい…、その元気につられて普段より行動が活発になっている自分が何故か面白く思えます。(懐かしさも感じる)
2016年07月30日
この日(7/24)は快晴となったので、根知周辺の姫川を探索しました。
特に川が荒れたわけではありませんが、川で遊ぶのに「そういった理由」は必用ないでしょう(笑)
単に「無性に川へ入って鉱物を探したくなる」、「無性に自然と遊びたくなる」って感じで良いかと。

天気も良いのでワクワクしながら、河川敷から本流へ向かいます。
ここの河川敷は広く、川へ辿り着くにも一苦労(笑)、けっこう歩くので、それだけで疲労します(笑)

ようやく川に到着!、流れは穏やかで澄んだ水が流れていました。
もう夏なので、お構いなしにジャブジャブと靴で川へ入ります。
疲労して熱を持った足が冷やされて最高!、でも苔などで滑るので油断は禁物です(笑)






水量も少な目だったので歩きやすく、下流へ100mくらい下ってみました。
普段は行けない所も、夏なので濡れる事を恐れずに進めます。(水も少ないし)
透明度が高く、太陽光をキラキラと反射する美しい姫川を見つめながら歩きました。
底が深くなっている場所は、まるで川底に深緑のヒスイが眠っているかのような色をしていて、「姫川が宿す神秘」を感じる事ができました。






特に期待せずにジャブジャブと歩いていると、角張った石を発見。
珪石にも見えたので横着をして足でひっくり返すと、白い肌が確認できました。
すかさず手で拾い上げると、ずっしりと重く、うっすらと翠がかる肌が目に入りました!
これは間違いなくヒスイです!、石目が多いし発色も良くはありませんが、ヒスイである事には間違い無く、作品を創るには問題は無いでしょう。(良い出逢いが在って満足、神(自然)に感謝です!)




乾くと川磨れにより白っぽくなりますが、その代わりヒスイ輝石がキラキラと輝きます。
その姿が姫川と重なり「底なる玉」と言う表現には、それらも含まれているのだと改めて理解しました。(体験が人を成長させるのも感じます)

その表現には生物としての習性(色)だけじゃ無く、「出逢った感動や姿の美しさを尊ぶ人の感性」が込められているのだと感じました。
それらを理解して活用をしなくては宝の持ち腐れ…、ヒスイ自体は既に魅力を宿しているので「人としての魅力をいかに付加するか」が、とても重要で困難な事です。(だから面白かったりもしますが(笑))

なんであれ、この縁を大切にして行かなければ創作能力を持って生まれた意味が無い。
これは使命であり、責務であり、課題でもあり、未来へ繋ぐ同士への道標でもある訳ですね…。
乞食の戦争屋(の末端)が跋扈する中、何処までそれを示せるのか期待と不安が入り交じりますが、信じて進めば道は示せると思います。(道自体は既に古代人(一部の)により作られていて、それを照らしながら辿る事が道標となるのだと考えます)


この喜びを水神様の祠に報告したいのですが、大岩が小規模な密林となっていましたので断念(笑)
しかしそもそもに大岩が祠なので、神の御前で今回の出逢いの感謝の祈りを捧げました。
見るからに生命に満ち溢れた大岩を前に、昆虫の楽園だと感じて子ども心が疼くのは、幼少から神(自然)と遊んで楽しかった思い出が在るからなのでしょう。(記憶に在る懐かしい景色と匂いに興奮します)




非常に楽しい川遊びだったので満足!、今回の探索はこれで終えます。
帰り際に、国道沿いの堤防上部に咲いている黄色い花々の中を歩きました。(妖精のようです)
吹き抜ける風が気持ちよく、足を川へ入れていた事もあり体感温度は高くありませんでしたが、この日の気温は30℃となっていました(笑)





夏は、くれぐれも熱中症には気を付けて遊んで下さい。
雨が降った次の日などは河川の水の上昇がありますので、慎重に川へ入らないと命を落としかねません。(特に川や海は黄泉と繋がっているので、注意が必要です)

この躍動の季節で、自然(神)との距離感を養い、神々との交歓を楽しんでくれる事を願います。
2016年07月27日
暑くなったり肌寒くなったりと不安定な気候でしたが、最近は雨の降る日も少なくなって夏らしい日差しが戻りつつあります。(昨日は、一日中雨でしたが…)
8月の海水浴シーズンには、真夏らしい天気になってくれる事を願います。

この日(7/14)は、晴れたり曇ったりを繰り返していました。
平日でもあったので浜辺には人は殆どおらず、海も濁り気味でした。
読まれる事のない看板が佇んでいる景色が、ちょっと寂しさを感じさせます。





海は荒れていて、海水浴どころじゃないです(笑)
静かに探せるメリットはありますが、波が速すぎて見付けたとしても見失う確立が高い環境でした。
日が隠れている時は涼しいのですが、日が出ると焼けるように暑くなり体力を奪っていきます。
風も強かったので、いろいろと忙しい探索となりました(笑)





丁度、日が差した時にシャワーを撮りました。
前回は準備されていませんでしが今回は準備万端、他の海岸と比べると設備投資されていませんが、田舎の海水浴場として楽しめば、十分に楽しめるかと思います。
一応、夏休み頃には仮設トイレも備えられますが、女性には向かない海岸かもしれません。




ともあれ、強風、波浪、悪天に耐えて拾った石たちです(笑)
ロディン岩2個、オンファス輝石1個、ネフライト3個、ヒスイ2個、緑玉髄1個です。
白いロディン岩は最初はヒスイと思い拾ったのですが、石英を多く含んだロディン岩でした。
異常に重いのでコランダム(ギウダ)かと期待しましたが、まず違うでしょう(笑)
拾える可能性はあるかと思うので、もし出逢えたら加熱処理をしてみたいと思います。(色が出るらしいので(笑))



もう一つのロディン岩は、翠が綺麗に流れているので加工にも使えそうです。
鴬石として加工すれば綺麗な品ができるでしょう!、なかなか無いロディン岩なので活用を考えたいと思います。(くれぐれも「ヒスイと間違えるような活用」は避けなければ、普通に詐欺になりますね…)



次の探索(7/22)は、この間より晴れていて、海水浴を楽しむ人が少数ですが訪れていました。
雲が広がっていたので太陽が隠れる事が多く、気温は高くはなかったです。





前回同様に波が強くヒスイを探すのに困難な状況でしたが、泳いでいる子たちは楽しそうでした(笑)
浜辺は波により小石たちが押上げられて斜面になってしまい、こうなると重い石たちは上がってきません。
案の定、この日の探索の結果は良くありませんでした…。




結果は、シーグラス3個、ネフライト3個、の以上です(笑)
こんなに拾えない日も珍しい、曇る事が多かったので見づらくて苦戦しました。
やはり標石(標本になる石)たちを探すには、太陽は欠かせませんね。(その代わり熱中症になる可能性は大きいのですが…)


でも気晴らしになったので良しとします(笑)
綺麗な海を見ながらの散歩も気持ちが良いので、探索しながら景色を楽しむのも良いかと思います。
これから多くの人たちが、この海岸に訪れる事を楽しみにしています。


と言う事で今月は、こんな感じでした…。

友人は須沢〜勝山方面で大きめの黒ヒスイに出逢ったようです。(青海系の黒ヒスイです)
海岸で拾えるヒスイには、その場所の特徴が見られるので面白いです。
今後も拾っている人のヒスイも見てデータを蓄積して行きたいと思います。(私の脳内データですけどね(笑))
2016年07月23日
今回は「カケラのペンダント」と「編みタイプのブレス」が仕上がったので、ここで紹介します。
碧ヒスイと紫ヒスイを加工して、円筒形のペンダントを作りました。


前回にも紹介した品と同じタイプで、その中の2点が販売されましたので再度2点を制作しました(笑)
よって展示数は変わらず、計4点のペンダントのまま飾ってあります。(物産センターに)
今回の品は、より碧・紫が強く、サイズもちょっと大きめとなっています。
気軽にヒスイを身に付けたい人に合うペンダントかと思います。


次は編みタイプのブレスレットです。
友人にお願いして編んで貰いました!、けっこう大変だったかと思います…。
ヒスイの玉の他に、瑪瑙・虎目石・ルチル入り水晶・ザクロ石・紅水晶・月長石なども合わせて編み込んでくれました。(ありがとう!)
石たちに合わせて、紐の色も選んでくれたようです。
脱着に不便なタイプではありますが、身に付けた見た目は良いので「お洒落を重視する人に向けた品」って感じです。(まぁ、私の好みって事が大きいのですが(笑))
これらも物産センターの「神玉工房のケース」に飾ります。(展示兼販売です)




早速、木地屋の里で見付けた「夢工房さん」から、梅の木で制作した台座を購入しました。
台座で良いのかな?、それともハンガー?、とにかく素晴らしいディスプレイが可能な作品です(笑)
お祭りに出展していた所を運良く出逢って購入に至りました、これも縁なのでしょう!
この皮を残しているスタイルが非常に気に入りました!、テレビの「人生の楽園」に出てきそうなご夫婦で、その素朴さと仲の良さに心が和みます。

夢工房さんも物産センターに出品しているので、興味がある方はヒスイと同時に見て下さいね。(って言うか私の作品と同時に見てね(笑))
ちなみに物産センターに出ている品は使い勝手が良いタイプの台なので、特殊な作品は夢工房さんに問い合わせるのが良いかと思います。(あちこちのイベントに行っているので、工房にいない事が多いようですが…)


この作品たちには強いテーマやコンセプトは入れていませんが、カケラで在る以上は必ず持ち主の一部となります。(編んでくれた友人のテーマやコンセプトは強いです)
なぜならば人間とは未熟で不完全な存在であり、そこから成長するには「自分自身のカケラを集める必用があるから」です。
そのカケラは自然にしか存在せず、その自分の一部を手にする事で人に宿った力が目覚めます。
最初から人に宿っている力ですが「自身だけでは引き出せない」と言う現実があり、これが人間が未熟で不完全な理由でもあるわけですね(笑)(同時に自然から誕生した証拠でも在るわけです)

自己顕示・自己承認・影響力・存在感、これら全ては「魅力」に関わり「パワーストーンと呼ばれている不確かな存在の根源」でもあります。
他者に一目置かれたいのなら、自然から多くの「自身のカケラ」を得る必用があるでしょう。
政治家も「精巧な印刷物」ばかりを追っていないで、いい加減に原点に気付けと言いたい(笑)

人の上に立つ者は、下の者を兼ねる必用があるって現実を直視しなくては、これ以上の成長は望めないでしょうね…。

後は仮想空間のモンスターを追っかけるよりも、現実のカケラを追い求めた方が有意義であると感じている者は私だけではないでしょう(笑)
まさに現実逃避の究極体、人間は暇になり過ぎると良い事は無いのですね…。


石の縁と人の縁、どちらも大切な縁なので、腐れ縁にならないよう努力して生きたいと強く思う今日この頃です。
2016年07月20日
提出した河川モニターの返答をもらいましたので、お知らせします。

根知・大野・河口付近の返答です。







「新潟県を含む北陸地方は6月13日に梅雨入りしました。幸いにもこれまでに災害が発生するような降雨・出水はなく、河川を管理する立場の者として安堵しているところですが、全国的にみれば6月19日以降、西日本を中心に梅雨前線の活発な活動で九州、中国、四国、などで大雨となり、特に九州・熊本では4月に発生した地震による被害がある中、テント村の浸水や更なる被害拡大になるなど、被災者に追い打ちを掛けるような厳しい現状に心が痛みます。
 
 ご報告いただいた異形ブロックの写真は、稲荷頭首工の護床工でしょうか。稲荷頭首工(堰) は姫川右岸側の農地約22haを灌漑するために姫川に横断して設けられている取水施設です。護床工の異形ブロックが傾いている状況は機能を果たしている最中であると考えられますが、写真の状況を見ますと近づかない方が良いかと思います。
 なお、先月のご報告でいただいた小屋根地先の鉄筋やコンクリート片については撤去しましたので、この場をお借りしてご報告させていただきます。

 河口周辺のご報告について、小石は5月に開催した総合水防演習の会場整備に使用した砕石を撤去し、河口周辺に仮置きしたものです。これを堤防天端舗装の路盤材料に使用します。また、土砂運搬は堤防天端舗装を行う際の掘削で発生した土砂を用いて高水敷の不陸を整地している作業になります。

 最後に、二期・二年間の永きにわたり姫川の河川愛護モニター活動として、貴重なご意見・ご報告をいただき大変ありがとうございました。また、河川の安全利用点検への参加など、お忙しいところご協力をいただき重ねて感謝申し上げます。
 今後も姫川応援団として、お気づきの点がございましたらご連絡をお待ちしております。また、お近くにお越しの際には、お元気な姿を見せていただけますようお願い致します。」


との事でした。


この頃は糸魚川も雨が多くなり、時々どしゃ降りの雨が降り続きます。
今のところは深刻な水害はありませんが、油断せずに川や海を見て行こうと思います。
どんなに気を付けても回避できるレベルの存在ではありませんが、心の持ちようと言いますか…、「そう言う事態も在り得るのだ」と覚悟をする必用があるかと感じています。(回避は無理でも軽減は可能かと)

根知周辺での異形ブロックですが、見た目は壊れて見えますが機能を果たしているそうです。
どうみても一部が破壊されている感じですが、取水するには問題が無いのでしょう。
水の勢いを抑える事を目的としているなら、あんな感じでガチャガチャしていた方が都合が良いのかもしれませんね。(見た目が悪いけど(笑))

河口に積まれた砕石は、会場整備に使用したものを再利用する為に置いているようです。
資材を無駄なく活用しているようで、昔から繋がる作業工程にも無駄がない事が解ります。
仮置きしている状態も綺麗に整えているので、見た目的にも不快感はありません。


最後になりますが、河川愛護モニターを二年間やってみて思ったのは「返答に専門用語が多すぎて、一般には読み辛い」って事でした(笑)
それでも今はインターネットがありますので、解らない用語は調べれば簡単に知る事ができます。
しかし、その説明も難しく、文字で知るよりは現地で説明してもらった方が解りやすいでしょう。(体験すれば、もっと理解できるかと)
言うなれば「経験に勝る知識は無し」って感じでしょうか(笑)

普段見慣れている物でも、それがどのように作られているのかを知る機会は殆どありません。
二年間のやり取りで、知らない事を幾つか学べたので自身の成長に繋がったかと思っています。(別に工事関係者になるつもりじゃないよ(笑))

今後も、まだまだ疑問に思う事が出てくると思うので、個人的に聞いてみようかと思います。
今の世の中、訪ねても答えが返ってこない事が多いですが、総合的な知恵と知識を備えれば、その糸口を見出す事は可能になります。

知的欲求を満たすのは人間の特権でもありますので、その権利は活用したいと思います。

それでは、今回をもって河川愛護モニターの報告を終了します。(ご愛読を有り難うございました)
2016年07月17日
今回は、青海の垂飾の紹介をします。

海原の景色を映す碧のヒスイで、青海の垂飾(アトゥイ)を制作しました。
この垂飾は「海陽の参」や「千波万波の壱」と、同じ母石から制作した海のカケラです。
スエードの紐にウッドビーズ・メタルビーズを合わせて首飾りにしました。




全体が青銅色に染まり、所々に濃い碧の模様が浮かんでいます。
その模様が細波に見えたり、澄んだ海の底の珊瑚礁に見えたりと、どこか夏の海を感じさせます。
それと同時に、生命の母なる海(ゆりかご)の本質を宿す事で、持つ者を癒してくれるでしょう。
裏に多少の石目が残りましたが、白波として見てれば、より海を感じられるかと思います。





基本的に透明度は皆無に等しいですが、濃い碧の部分は光を透します。
また、オンファス系の特徴なのか、光源により若干色が緑に変化します。(もう一つの特徴である艶も美しく出ました)


太陽光下で紫陽花と一緒に撮影してみました(笑)、特に朝の太陽光で見ると色の変化に気が付きます。(碧系は黄色の光源に影響を受けやすいのだろうか?)
感じられない人には解らないかもしれませんが、ヒスイ転石を探す際の感覚に良く似ています。
通常の青ヒスイでは感じないので、「碧の色」に要因があるかと思われます。(まぁ、碧と言う表現自体に緑が含まれているのですが(笑))


今後は青海のカケラと、流青のカケラとで「アトゥイ(海)」を冠する垂飾を作って行きます。
青・蒼・碧のヒスイでは水や雨と言ったテーマでも作って行きたいので、色合いや模様を見て表現を決めたいと思います。
空もテーマにしようかと思ったのですが、空が青いのは海が在るからですし、ヒスイの発色を見ると海のイメージの方が合っています。(それに雨をテーマにすれば、空と水を含めたコンセプトになるから問題無し(笑))

ちなみに「青海」と「流青」の違いは、青海が海原(海流)であるのに対して、流青は海岸(荒波)となります。(要は流青は川も含めてのものであり、波の激しさも景色に宿しています)
青海は「静」を、流青は「動」を表現できたらと思います。

スサノオの千波万波も双方を加工して行きますが、「静の波」と「動の波」の二つがあります。
要は「大気と海流で躍動する波」と「大気と雪解け水で躍動する波」の違いと思えば解りやすいかと思います。


ちょっとした問題は青系のヒスイが少ないので、あまり多くは制作できません。
しかも模様を重視するので、テーマに合うヒスイと出逢うのは難しいでしょう。

まぁ、だからこそ取り組む甲斐も在るのだし、「バカの一つ覚えの模倣と量産」へ向かわない(強制的に向かえない)のだから、悪い事だけでは無いですね(笑)

近頃は「完全な制限を持ったヒスイと創作」と「支えてくれる協力者の方々」が、私を成長させてくれるのだと強く感じるようになりました。(後は「タガが外れた老人」も反面教師として活用してます(笑))

今後も「作る側の罪」を認識しながら、同士と共に前に進めたら幸いです。
2016年07月12日
6月末〜7月上旬に雨が振る日が多くなり、海も多少は荒れたようです。
集中的な豪雨は糸魚川では無かったかと思いますが、海は川からの濁流で少し濁っていました。(濁っていると言っても「やや濁っている」ってレベルです)


7月に入り初めての標石拾いを楽しみました。
この日(7/10)は久々に晴れて、夏らしい暑い日となりました。
午前中でしたが日曜日だったので、海水浴を楽しむ人達が訪れていました。
ゴミの放置や海水浴での注意喚起の看板もあり、海岸は夏休みの準備に入ったようです。(まだシャワーは設置されていません)







波は非常に穏やかだったので転石を探しやすく、また海水浴も安全に楽しめる環境でした。
しかし、穏やかすぎて浜の環境が変わらない為、最初に拾われてしまうと新たに出逢える確立は激減してしまいます。
まぁ、それも運なので「出逢った人に縁が在ったのだ」と考えた方が良いでしょう。(それを僻んでいたらキリが無いし面白くもない(笑))




海水浴を楽しんでいる人達の間を割って入るのも無粋なので、距離をとりながら人気の無い方で探しました。(途中、ヒスイの事を聞かれたので説明もしました(笑))
灼熱の太陽に照らされながら歩いて、なんとか出逢えた転石たちです。
ネフライト3個、アルカリ角閃石岩2個、オンファス輝石1個、ヒスイ4個、ロディン岩1個です。


いつもよりサイズが小さめで、探すのにも苦労しました。
炎天下の影響なのか波を見ていると目が回り、何度か立ち眩みしました。
最近まで加工に集中していたから、その影響もあるのかもしれません。
今度は泳ぎながら探した方が良いかも…、とにかく暑い1日でした〜。

午後は磨きの行程が待っているので、早めに切り上げて作品制作に備えました。
これから暑くなりますので、熱中症に気を付けて海(川)と加工を楽しもうと思います。


そう言えば姫川では恒例のように中州に取り残された人がいたようで、「過ぎた欲は身を滅ぼす」って事を体現している者は未だ減らないようです…。
くれぐれも、自然の中で遊ぶ際は気を付けてほしいものです。(大人なんだから)
2016年07月07日
今回は、天照大御神「幻日」の三作目を紹介します。

うっすらと全体が翠に染まるヒスイで、小サイズの天照を制作しました。
光を受けて膨張する姿は「幻の日」を想わせ、ず〜っと眺めていても飽きません。
今日は七夕でもあるので、メイン画像のバックに天ノ川を表現して撮影してみました。(彦星との再会を喜ぶ織姫のイメージも込めてみました)




ライチの果肉のような、ブドウの果肉のような質感が特徴でもあり、また魅力でもあります。
少し翡翠輝石が大きいタイプでしたが、しっかりした石質だったので艶やかに仕上がりました。
致命的なヒビも入らず、「堅いヒスイなのに柔らかな印象を与える作品」となりました。
燃えるような真夏の日差しを受けて、より輝く事は間違いないでしょう。






透明度が高いヒスイだったので、弱い光源でも神秘的に光を透します。
強い発色は示しませんが、やさしい翠が全体を染めていて衝動的に口の中に入れたくなります。(ブドウ味の飴のように美味しそうに見えます(笑))
光を受けて輝く事で、テーマである「幻日」を強く印象づける姿になります。






最近はずっと遊んでいるように思えたかもしれませんが、ちゃんと加工しています(笑)
撮影と紹介コメントに手間取っていますが、幾つかの作品もアップして行きたいと思っています。
それと同時に作品や商品の加工も続けなければ…、特に作品は1日2日では仕上がらないので前もって進めて行かなくてはなりません。

作品制作の翡翠(プレート等)も探して仕入れねば…、次は月読も作らなくては…、今年は奴奈川姫の制作もあるなぁ…。
そろそろ異玉や生玉にも本腰を入れて進めたいな…。(軟玉やロディン岩の活用も)
忙しいですが相変わらずのマイペース(笑)、協力者の皆さま、これだけはご勘弁ください。

まだまだ長い道のりなので、ゆっくりと楽しんで待ってもらえると助かります。
2016年07月02日
今年も美山へ紫陽花を見に行きました。(6/26)
雨が少なく気温の高い月だったので綺麗に咲いているかが不安でしたが、前日の夜に降った長めの雨が開花を促す「恵みの雨」になったようです。

もう恒例となった紫陽花ロード(自称)、今年も青の紫陽花が咲き乱れています。
この日は天気が良かったので、ひときわ青色が美しく映えます。
タイミングも丁度良く、今まさに見頃をむかえている状態でした。






爽やかな青と淡く色づく蒼、暑さを忘れる瞬間です。
花びらの一枚一枚、葉の一枚一枚が瑞々しく、環境の変化にも対応する生命力を感じます。
ずっと眺めていても飽きませんが、その姿を人に見られたら不審がられるかも(笑)




こちらには、色とりどりの紫陽花が咲いています。
白、青、蒼、紫、群生しているからか、幾つかは色が混ざっている感じです。
白と蒼は普通の花より大きく、青と紫は普通サイズですが咲いている花の数が多いです。(青と紫は密集して咲いています)








蒼が特に大きく、個人的に大好きな色合いです。(淡い色が好きなので)
あまりにも大きかったので、一緒に見に行った母が帽子を被せました(笑)
これで大きさが分かるでしょうか?、普通に人の顔くらいありますね。





公園内は綺麗に整備されていて、散歩していると気が晴れます。(天気が良いので最高です)
ここ(美山)からの見晴らしは良く、木々の隙間からでも絶景を見る事ができます。
ちなみに分かりづらいかと思いますが、前日の雨により姫川が濁っています。(でも大荒れでは無い)





フォッサマグナミュージアム付近でナデシコを発見!
これこそナデシコでしょう、良く見ると川原で見た花とは似ていない…。(色だけ似ている(笑))
こっちの方が花びらが艶やかな感じで、大和撫子を想わせます。


でもこれもナデシコじゃなかったらどうしょう…、だとしても、せめて親戚くらいの間柄であって欲しいです(笑)


綺麗な花たちを楽しめて満足の1日でした。
自然を楽しむのは心の豊かさにも繋がりますので、大切な遊びだと思います。


しかし自然領域にはクマなども出てくるので、油断は大敵でしょう。
この美山でも目撃情報がありましたので、母と歩きながらも警戒はしていました。
まぁ、餌のない場所に現れる事も無いでしょうし、もしツキノワグマが出てきても逃げ切る事は現在の私なら可能です。(ギリギリ、母をおぶって階段を駆け下りる事は可能な年齢(笑))

でも実際問題として、弱者と認識されなければ襲ってくる事も無いのですよね。
自然の領域は弱肉強食、よって弱い者は餌になります。
なので自然の領域に分け入る際は、相応の覚悟が必用となるでしょう。

その辺を解っていない人達が多い気がしますね…。
いざ闘ったら無事では済まさない、ただでは死なない、そんな覚悟と知識と装備をする事が大切な気がします。(自然領域に分け入るならばの話ですし、密林や駆除じゃない限り銃は必用では無い)

その心構えも共生の「一つのカタチ」なのだと考えています。
2016年06月30日
今月は雨が殆ど降らず、気温も高い日が多かったです。(月末は雨が降りました)
冬に降雪が少なかった影響もあり出水での被害は無かったように思えますが、「蟻の一穴」になるような小さな老朽化は進んでいるかと思われます。
震度3程度の地震もありましたので、今後も慎重にモニターして行くのが良いかと思います。

今回は根知・大野・河口周辺の報告です。(根知周辺は最近に書いた場所の報告です)
整備しても壊れるので、他の方法を考えた方が良いように思えます。
ここへ行く途中にも鉄筋が突き出ているので、可能なら切断した方が良いかと思います。
しかし、あまり行きやすくするとブロックの穴に落ちる者も出てくるかと思いますので、事故に繋がらないように注意喚起する必用があるかもしれません。(子どもを連れて行く事だけは絶対にやめた方が良いでしょう)





次は大野周辺です。
24日と25日の夜に長めの雨が降ったので、26日は濁った水が流れていました。
それも27日には落ち着いたようで、多少濁った水が流れているだけです。
水量は多くなりましたが、川幅を変えるような量と流れはありません。
河川敷は草花が育ち、昆虫たちのパラダイスになっているようです(笑)
雨が少なかったので草むらを歩いても蒸れた不快感は無く、特有の臭いもありませんが、7月中に1回は草刈りが必用になるかと思われます。







最後は河口周辺です。
河川敷には護岸の材料とするのか、小石たちが積まれていました。
テトラを作る際に使うのだろうか?、堤防にも敷かれていたので補強用かな?




姫川橋には老朽化した部分が示されています。
一見は落書きのように見えますが、ちゃんと検査して記してあります。
でも偶然なのか、右下のは「ツチノコ」に見えますね(笑)




何やら堤防付近で工事もしていました。
土を運んでいるようでしが、何の作業なのだろうか?
小規模な作業に見えたので出水での被害では無さそうです。




流石に河口は流れが強く、水量もあります。
海も荒れていて水平線は山側の晴天と違い、不気味に暗くなっていました。
風は強くなかったですが、釣りなどは控えた方が良い環境でした。





川と海とか激突して溢れた水で出来た「池のような場所」で、ロディン岩を発見。
なかなか綺麗な色が出ていますが、角閃石が混ざっているので加工に向かないタイプです。
でもそのままの姿が牡蠣に見えて面白い、乾くと白くパサつくのが残念です。
水に入れて楽しむか…、表面を少し磨いて飾るか…、いろいろ試してみたいと思います。




私以外にも河口を歩いている人がいたので、ちょっと話しかけてみました。
名古屋から仲間と一緒に遊びに来たお爺さんで「毎日姫川を歩いているのかい?」と問われ、「流石にそこまで暇じゃ無いです」と答えて笑い話になりました(笑)

きっと地元だから「毎日姫川を楽しめるのだろう」と言う憧れで聞いたのでしょうが、ここに住んだ方が「海や川へ行かなくなる」って傾向にあります。
遠くから訪れた方がストレス解消になり、きっと仲間と訪れる道のりも楽しさに含まれているのでしょう。
逆に地元には毎日のように川を歩いている爺さんもいますが、それは生業であり労働…、直接金銭に関わってくる行為なのでストレス解消にはならないのだと思われます。

現在のバランスが「一番楽しめるのだと認識する事」が、大切なのだと感じました。



さて、これで2年間の河川愛護モニターも終わります。(終わる筈だ(笑))
私の報告で何か変わった事があったのか解りませんが、少しでも姫川の魅力を伝える事が出来たのなら幸いです。
今後もモニター報告では無いですが、石拾いの事を書いて行くので興味がある人は読んで下さいね。
普通に生きられたのなら、後25〜30年は書き続けるでしょうから(笑)
2016年06月29日
月末になり梅雨らしく雨が降るようになりました。
しかし長く降り続く事は無く、降ったり止んだりを繰り返しています。
風は強めに吹くようになり、海が荒れる事の多い月末となりました。

まずは21日の探索、この日は晴れて波も穏やかでした。
晴れてはいましたが雲も多く、水平線は霞んでいました。
気温は高くて油断していると、熱中症になる危険があった日でした。



浜辺ではボートで釣りを楽しんでいる人がいましたが、良い釣果では無かったようです。
浜の環境は石たちが積み上がっていて、探し良い状態ではありませんでした。

この日の結果は、玉髄1個、ネフライト(アルカリ角閃石岩含む)10個、オンファス輝石2個でした。
ヒスイの転石には出逢えませんでしたが、綺麗な石たちに出逢えたので満足です。(一応、オンファス輝石はヒスイですけど)


ネフライトとアルカリ角閃石岩の区別は色合いで判断できるかと思いますが、乾くと白くなりやすいのがアルカリ角閃石岩なのでしょう。
硬度的にネフライトに劣っていて、艶が出にくいのだと思われます。
でも混ざっているのがあるようなので、完全に分ける事は難しいのかもしれません。
なので軟玉、あるいは玉(ぎょく)として呼べば間違いでは無いでしょう(笑)


次は25日、この日は曇りで前日の夜に降った雨によって海が濁っています。(濁った川の水が流れ込んだからなのでしょう)
風も強く波は「荒くて速い波」だったので、油断していると危険です。





しかし、こういった環境の方が良い転石と出逢えるのも事実。
慎重に波の音を聞きながら、安全な間合いを保って探しました。


土曜日でもあったので人もそれなりにいましたが、この波に悪戦苦闘していました。
せめて天気が良かったら楽しめたのでしょうけど…、良い思い出作りにはならなかったかもしれませんが、諦めずに再挑戦して下さい。


波が大きくて速いので、それっぽい石が見えても一瞬で波に消えてしまいます。
このレベルの波だと「引いた時に走り、押してくると同時に戻る」なんて事は無理です(笑)
しかし不可能ならば相応の探し方があるので、慎重に波打ち際を歩きました。
そしてヒスイを発見!、曇っていても照りが確認できます。



このタイプは緑がかった珪石に非常に似ているので、判別が難しかったりします。
光沢や重さ、発色や質感を吟味してヒスイだと解るので、素人泣かせなタイプだと言えるでしょう。
憶測ですが「オンファスの系統」になるような特徴が見られ、翡翠輝石は見えませんが石質が安定しています。(要は、磨けば艶が出やすいタイプって事です)
なかなか面白い、曇った日で見る石たちは違った表情を見せるので勉強になります。


その後も探した結果、ヒスイ5個、ロディン岩1個、オンファス輝石2個、玉髄3個、ネフライト3個、アルカリ角閃石岩1個が拾えました。


最初に拾ったヒスイ以外は、その場ではヒスイなのか、アルビタイトなのか、ロディン岩なのかの判断が出来ませんでした。(曇っていて艶や翡翠輝石が確認できないので)
家に帰って改めて確認したところ、4個にヒスイ輝石と光沢が見られたのでヒスイだと判別できました。(1個のロディン岩は現場で判別できましたが、どれがロディン岩なのか解るでしょうか?)

やっぱり「それっぽい石」と思ったのはヒスイだったので、曇った日は全て持ち帰り確認する事をお勧めします。

今回はヒスイを多く拾えました(笑)
波が強い日は無理せずに、間合いを計って探せば良い事が示せたと思います。(ほとんど運でしょうけどね(笑))


ともあれ月末になり海が荒れる日が多くなったので、くれぐれも気を付けて探して下さい。
2016年06月27日
天気も良く姫川の水が少なくかったので、根知周辺へ遊びに行きました。(6/10)

梅雨の時期だと言うのに雨が降り続く気配はありません。(まとまった雨は23日までありません)
時折、雨雲が上空を通過しますが、留まらずに流れて行きます。
空梅雨の影響からか緩やかな流れになっていて、川で遊ぶには良い状況になっています。





普段なら渡れる筈もない場所ですが、頑張れば横断できます。(膝まで濡れますが)
それなりに流れはありますが、人が流されるような水量はありません。
でも苔で滑るので無理は禁物、このまま上流へ向かいます。





上流に向かっている途中で、石英と黄鉄鉱が入った鉱物を発見。
金華石にも似た状態ですが、その入り方が面白いです。
黄鉄鉱は「愚者の金」とも言われますが、金(au)だと勘違いしなければ愚者では無いでしょう(笑)
毎度の如く座りが良いので、鉱物標本として飾っても良いかと思います。



石英と黄鉄鉱の部分を磨いても良いのでしょうが、姿が良いのでを現状を維持します。
このタイプの鉱物は、水に濡らして匂いを嗅ぐと強烈に金属の匂いがします。


目的地に到着、ここを渡って向こう岸に行きます。
毎度の事ですが派手に壊れていますね…、これを見ると姫川が荒れた時期があった事が解ります。
直しても必ず壊れる場所、もう少し流れを拡散した方が良いのでは無いだろうか?






この上から見ると、こんな感じで水が流れています。
ここでは足を冷やしたりして楽しめますが、水量が多い時は近づかない方が無難です。
今回も40手前のオッサンの足を写しても仕方ないので、画像で雰囲気だけでも楽しんで下さい(笑)




どうにか無事に川を渡り、本格的に石探しをしました。
しかし殆ど川が荒れていないせいか、魅力的な鉱物になかなか出逢えません。
炎天下の中でフラフラになりながら、灼熱地獄を彷徨いました(笑)
そんな中でやっと見付けたのが、この淡翠のロディン岩です。


表面は汚れや凹凸があって綺麗ではありませんが、全体(内部)に翠が入っているタイプで「鴬石」として加工するのにピッタリなロディン岩です。(石質が良いタイプなので仕上がりも期待できそうです)
知っている人は少ないでしょうが、ロディン岩と言ってもこのタイプは少なく見付けるのに苦労します。(昔の人がヒスイと間違えて持っている事は多いですが…)

これで桜石と鴬石を合わせた品が作れるでしょう。(どちらもロディン岩です)
やっぱり最初は丸玉かなぁ〜、ヒスイより作りやすいと言っても硬い鉱物なので苦労しますが、面白いものにはなりそうですね(笑)

個人的に、姫川の石たちには未来の可能性を感じます。



ちなみに、こちらはヒスイのカケラで制作したペンダントです。
円筒形のデザインですが、若干上部を細くしています。
アクセサリー感覚で身に付けられるので、気軽に楽しめるかと思います。(ヒスイ王国館内の物産センター(神玉工房のケース内)で販売しています)



こっちは玉髄とネフライトのさざれ石、海岸の転石を磨きました。
小さいので加工には向きませんが、そのままの姿を磨くだけで美しく飾れます。(このサイズでも加工できなくは無いけど、作る品が限られます)


まずはこの姿で保管(と言うか展示)し、後に色々な活用を考えたいと思います。
これより少し大きめの転石も磨いたので、数点は「さざれ石」として販売してみようかと思います。
需要は低いでしょうが「国産の軟玉と玉髄の見本」として、お土産になったらと思います。(単なる私の希望です(笑))

磨いていない「そのままの転石」は、海で出逢ってもらった方が思い出になるかと思います。
そう簡単にはありませんが、間違いなく存在しているので諦めずに頑張って下さい。

それでは同士に良い出逢いが在る事を願っています!
2016年06月23日
今回も押上海岸へ標石を拾いに行きました。
梅雨時期だと言うのに雨が降らず、暑い日が続いています。(今日は雨が降りました)

この日(6/7)は曇りでしたが、雨が降る気配はありませんでした。
浜の状態としては理想的、石達が積み上がっていないのでヒスイと出逢える可能性は高いです。



探している途中に最近知り合った友人を見付け、一緒に歩きながら探しました。
友人曰く「私と話しているとヒスイが拾える」と言っていました(笑)
嬉しい事を言ってくれますが、それは偶然でしょう。

確かに一緒に探している間に友人は幾つかのヒスイ転石と出逢いましたが、逆に言えば「私がそれらを見つけられなかった」という事になり、その出逢いは友人の目と運によって叶ったと言えるでしょう。
それでも「私と出逢えて運が良かった」と言ってもらえるのは、とても嬉しいです。(また海で会いましょう!)


ちなみに、この日の私の収穫はネフライト8個(紺系含む)、色の良いロディン岩1個、玉髄1個、灰翠ヒスイ1個でした。
良質なネフライトと大きめのヒスイ転石に出逢えたので、友人の手前なんとか体面を保てたのではないでしょうか(笑)


まぁ、ヒスイ(綺麗な石)に出逢えない時は誰にでもあるので、くだらない面子を気にせずに楽しんだ方が利口と言えますね(笑)

曇った日はヒスイ輝石が輝かないので、ロディン岩との区別が難しくなります。(特に灰色系)
その場合は全部を持ち帰り、家の蛍光灯で確認するのが良いでしょう。
現場の感覚で判断すると損をする事があるので、気を付けて下さい。



次は15日、この日の天気は「曇りのち晴れ」でした。
午前中は雲が多かったので頻繁に海が暗くなりました。





この日も浜辺の環境は良く、歩き始めて間もなく綺麗なヒスイ転石に出逢えました。
小さいですが明るい翠が流れていて、誰もがヒスイだと解るレベルだと思います。
大きさや質などから標石としては後一歩ですが、レア度は3.5くらいでしょう。





更に歩くと今度はロディン岩を発見。
質は悪くありませんが、所々に穴が空いているので加工には向かないでしょう。
しかし注目すべきは先端部分で、明らかにロディン岩とは違う緑の発色が見られます。
この部分だけヒスイ化(と言うかオンファス化)しているのだろうか?
よく解りませんが面白いので持ち帰ります(笑)





そんなこんなで浜辺を歩き、ネフライト4個、ヒスイ6個、ロディン岩1個を拾いました。
やはり翠の映えるヒスイ転石が一番目立ちますね(笑)
次はもう少し大きな転石に出逢える事を願い、今回のヒスイ拾いを終えます。




帰る頃に空が晴れて、真夏を想わせる大きな雲が見られたので撮影しました。
これから夏本番、今でさえ暑いのだから真夏がどうなるか不安でもあります。
今年も甥(チビッコ)が遊びに来るかな?、今度こそは転ばないように気を付けたい(笑)



熱中症にも気を付けて、これからも夏の糸魚川を楽しもうと思います。
2016年06月21日
気分転換を兼ねて安曇野と木地屋の里へ遊びに行きました。

まずは安曇野です。(6/6)
ちょっとした所用を済ませ、懐かしい風景の中をドライブしていたら有明神社に行き着きました。
ここら辺は登山口の近くでもあるので、大きな鳥居があちこちにあり信仰の強さが見られます。

とりあえず神社の入口を撮影、昔にも来た事があるのか、かすかに記憶にある風景です。
ここで驚くのは緻密な彫刻の数々で、まさに職人技です。
この労力を想像しただけで立ち眩みしました(笑)





本殿も立派で、神の住まう場所としての品格を感じます。(そういった説得力が在るって事です)
きっと本来は「神(自然)の領域への入口」、そういった存在なのだと認識できるように建てたのだと思います。




里の滝なるものも発見、しかし滝と言うよりは…って感じです。
不動滝と比べると雲泥の差ですが、ここに「妙見」の意味が在るのかもしれません。
とにかく最初に思った事は「サワガニがいそう」って事で、探したくなりました(笑)




かつての懐かしい風を感じて故郷の匂いに癒されましたが、糸魚川の環境になれたのか異常に目と鼻が乾燥し、更に強めの太陽光線を受けて皮膚が痛かったです。
昔は耐性があったのでしょうが、今はその耐性も衰えすっかり新潟の環境に慣れていました。
「故郷は心に在る」と言いますが、その一端を感じたように思えました。
改めて糸魚川の良さ(自然環境の良さ)も感じる事ができたので、良い気晴らしになりました。



次は木地屋の里です(6/12)
ここは長野県の気候に近く、高原の風を感じる事ができます。

この日は「タケノコ祭り」だったようで、それなりに賑わったようです。
私は午後に行ったので、祭りの賑わいは終わりを迎えようとしていました。




山竹の子は既に完売していましたが、イワナはまだ残っていました。
とりあえず一匹を購入して食べました。(とても美味しかったです)
このサイズだと頭から全部食べられるので、イワナの本来の味を楽しめます。



普通に5匹くらいは食べられますが、値段が安くはないので我慢しました(笑)
その代わり盛り蕎麦の大盛りを食べたので満足、蕎麦も信州蕎麦に近い味です。

地元のお爺さんの話では、ここは昔から長野県との交流の方が多いとの事でした。
そのお爺さんの話す方言も信州の方言だったので、普通に信州人って感じです(笑)
お爺さん曰く「国尻と言う地名があるので、昔は大所川を境に信州だったのではないか」との事でした。
なかなかの説得力、昔から住んでいる人の話と昔の人が付けた地名、これは納得するしか無いでしょう(笑)
それに反対側の大網も長野県なので、ここが信州の文化圏だとしても不思議ではないですね。


ここの暮らしは楽ではないでしょうが、郷土愛を感じられる場所です。
更に上に行くと蓮華温泉に行くのだそうです。
今年は雪が少なかったようで、いつもより山開きが早かったと言っていました。




生きるのに疲弊したら、また癒しを求めて訪れたいと思います。
自分よりも大変な暮らしを豊かに過ごしている人達を見れば、前に進む勇気も湧いてきます。
2016年06月17日
提出した河川モニターの返答をもらいましたので、お知らせします。

大野付近(河口付近も含む)の返答です。









「5月の前半は強風の日もありましたが、全体的には比較的穏やかな日が続いたのではないでしょうか。
 ゴールデンウィーク明けから本格的に最終準備を進めて参りました姫川・関川総合水防演習については、予定通り5月21(土)に59機関、約2,600名の参加により開催する事が出来ました。ご多用のところご臨席を賜り誠にありがとうございました。
 私見となりますが、当日は天候にも恵まれた中で、早朝から約半日の演習が滞りなく実施できた事に安堵し、また、所期の目的を十分達成できたのではないかと考えております。特に地元消防団に実施いただいた水防工法訓練を拝見し、機敏で統率のとれた行動で、日頃からの訓練成果が遺憾なく発揮されており、姫川の防災体制を担う者として非常に心強く感じた次第です。
 また、関係者の皆さま方におかれましても、準備段階から演習までの間にご尽力を頂いた事を心より感謝を申し上げます。

 6月に入り本格的な出水期を向かえました。今年も何事もなければ良いのになぁと願うばかりですが、急峻な地形を流れ下る姫川はひとたび暴れだすと大きな被害をもたらします。更に気を引き締めて有事に備える万全を期して参ります。
 ご報告いただいた異形ブロックの残骸につきましては、6月7日に現地確認を行って参りました。露出している鉄筋や細かなコンクリート片については危険であると思われましたので、早急に撤去したいと考えております。
 なお、異形ブロック等の残骸は、諸般の事情から流失したもの全てを撤去することが難しいため、管理上支障にならないものは存知しているのが実情です。今後、良案を模索して参ります。」


との事でした。


姫川・関川総合水防演習は無事に訓練を終えたようです。(私は立ち寄って見ただけですが)
見せる事を目的とした訓練の完成度が高いのは当然ではありますが、日々の錬磨が有事の際には役に立つのも事実なのだと思います。
現代は消防団自体の存在意義が疑問視されていますが、糸魚川が必用としているのなら訓練に励むのが良いのだと感じました。
もっと実践で役に立った実例をアピールすれば、必用なイベント兼演習だと認識されるかと思います。
自然に対して人間がやれる事には限界がありますので、現実としては「事前の準備」と「事後処理」が最も効果的なのだと感じます。
何であれ安心感には繋がりますので、今後も必要となる演習なのでしょう。

梅雨の時期となりましたが雨があまり降らず、夏の水不足を心配する地域もあるようです。
姫川も去年よりは水が少なく、これから大雨が続かない限りは例年のような大荒れにはならないかと思われます。(雪も少なかったので、雪解け水も少ないのは確実でしょう)

川原や河川にある異形ブロックですが、コンクリート部分は危険度が低く感じますが、鉄筋には高い危険性を感じます。
コンクリートの強度を増すための鉄筋ですが、壊れてしまった後は凶器になりかねません。
今は苔などで河川が滑りやすくなっているので、転んだ先に鉄筋があったら大怪我もあり得ると思われます。
一番は近寄らない事なのですが、河川の活用を推進するのなら「それらの処理」も考えるべきでしょう。(ブロックを残して、出ている鉄筋を全て切断すれば良いかと…)
鉱物を破壊する者がいるのだから、鉄筋も一緒に破壊してくれたら良いのに…、とも思います(笑)

前から思うのですが鉄なので再利用は出来ないのだろうか?、それらを買い取る場所があれば小遣い稼ぎに拾う者も出てくる気がしますが…。(そういえば、一時期は銅線が盗まれ中国に売られる事件がありましたね)

何であれ、お金を絡ませ無くては物事が進まない世の中となっているので、それを含めて考える必用があるのでしょう。(要は財源の確保ですね…)

流木より処理しやすい素材だと思うのは、私だけなのだろうか?
2016年06月14日
今回は、友人が出逢ったヒスイ転石を加工しましたので紹介します。

友人が勝山の海岸で拾った黒ヒスイの転石です。
このタイプは青海の山系で、翠も混ざりますが不純物も多く入るのが特徴です。
しかし石質自体は安定していて、磨きやすく艶が出しやすいです。




プレートにする程の厚みも無かったので、転石時の形を活かして削り出しました。
モデルは勾玉では無く牙や爪をイメージして、可能な限り大きい叢雲の垂飾(カンナ)を制作しました。
淡翠の地に黒が流れる模様が魅力的で、春雨や初夏の梅雨を映しているかのようです。
特徴である不純物による表面の凹凸は残るものの、それらも景色として楽しめるかと思います。
友人が「海で濡れていた際は非常に美しく見えた」と言っていたので、研磨した事でその姿に近づいたかと思います。




やはり勝山の海岸は自然研磨が荒い(波が強い)ようで、艶やかな転石と出逢うのは難しいようです。(何度か友人のヒスイ転石を見せて貰い確認しました)
しかし加工には向いているので、標石探しと素材探しを分けて楽しんでも良いのでしょう。

このタイプのヒスイは青海川付近で見つかりやすく、押上海岸では滅多に出逢えません。
なので色々な海岸を歩き面白い転石(ヒスイに限らず)と出逢うのが、転石探しの醍醐味なんだと思いました。(カタチにして身に付ける事も含め)

これからも楽しんで、面白い石を探してくれる事を願います。



こちらは海岸転石での制作ではありませんが、優しい紫色のヒスイを加工した品です。
河川敷に広がる花の絨毯ほどの色彩ではありませんが、開花をテーマに制作しました。
本格的な夏に向け色付きを増す紫陽花をイメージし、ウッドビーズと革紐で仕上げています。


次は真夏をテーマにした作品(青系)も、作ろうかと思っています。


しっかしもう6月、一年の半分が過ぎ行こうとしていますね…。
やる事はたくさんあるのですが、なかなか進まない(笑)
制作と創作の狭間で右往左往している感じがしますが、これも前に進む為に必用なのだと信じて楽しみながら進みたいと思います。
2016年06月08日
またまた海へ標石を拾いに行きました。(6/3)
夏も近づき景色は一層輝いていて、生命の躍動を強く感じます。

まずは押上海岸、もう「常連」って感じです。
この日は久しぶりに快晴で、一切の霞がありませんでした。
陽は暑く痛いくらいでしたが、風は涼しく焼ける肌をゆっくりと冷ましてくれます。





浜の環境は先日まで荒れていた形跡を残していて、大きめの波も寄せていました。
探す範囲が少なくなりますが、良いヒスイが上がる可能性はあります。




期待して探索したのですが、標石となるヒスイとは出逢えませんでした。(それが普通ですが(笑))
それでもネフライトとヒスイ(白黒ヒスイ)を拾いました。


ちょっと疑問なのは、指先の緑色は一般的なネフライトですが、手前の紺系の鉱物はネフライトとして良いのだろうか?
紺系の左端は質的にもネフライトとしか思えませんが、残りの2個はアルカリ角閃石岩か苦土リーベック閃石にも見えます。(俗に言う青石です)
正確には「それらが混ざっている」って感じなのかな…?、ちょっと解らないので「軟玉」として大きな意味合いを含めた呼び方が無難なのかもしれません。

ちなみに一番手前の白黒ヒスイは目立っていませんが、良く見ると翡翠輝石がキラキラしています。
白が混ざっているとは言え濃い黒を示す海岸転石のヒスイは珍しいので、黒系として保管します。(灰色のヒスイは多いけど)

とりあえず押上海岸では良質のネフライト(特に奥の2個)と、白黒ヒスイに出逢えて良かったです。

戻る最中に魅力的な雲が流れていたので撮影しました。
普段は空を撮影しませんが、ヒスイにも見られる景色だったので思わず写しました。(特にUFOが写っているとかの話じゃ無く、とにかく海と空が美しかったです(笑))






続けて姫川河口へ向かいます。
ここは海と川を同時に探せるので、ちょっとお得な気がします(笑)
やはり、いつもより水量が少ないですが、手を入れると痺れるくらい冷たいです。
浜を探せるかと思ったのですが、それなりに増水しているので溢れた水が浜辺を分断していました。
この事により浜での探索は断念して、川を探しました。


後で解ったのですが、どうも姫川上流(小滝や大網など)で水量を調節しているようです。
あまりにも少ない日があったので川を遡ると、大野の「いつも壊れる場所」で工事をしていました。
この為だけでは無いかと思いますが、今年は雪が少なかった事や早めに雪解けが始まった事もあり、ある程度の水量の調整が可能となったようです。
きっと小谷や白馬でも流れ込む水の調整をしているのでしょう、そうで無ければあそこまで渇水状態にする事は不可能だと思われます。(と言うより、小谷や白馬でも同時に河川工事をしているのだと思われます)
水力発電にも使っているのでしょうが、水自体が無くなる訳ではないので、やはりある程度を貯水しているかと思います。(あくまでも憶測なので、モニター報告で聞いてみようかと思います)


話を戻して鉱物の探索途中、蛇の様な流木と出逢いました。
口を開けて天を飲み込もうとしているような姿に見えて、こう言った存在からも龍の原形、あるいはツチノコの原形を想わせます。(目の部分も窪んでいて面白い)
森羅万象に宿る神、そんな存在を強く感じます。




河口でも花の絨毯が見られました。
すかさず接写、今回は風の合間を見計らい撮影成功(笑)
ちょっと河川モニターの報告みたいになりましたが、息抜きには良いかと思います。





探索に戻ると半分埋まっていた軟玉を見つけました。
水と棒で余分な砂と小石を除けて取り出すと、なかなか良い質の軟玉が出てきました。
ネフライトと言えばネフライトなのでしょうが、大きいので軟玉とした方が良いのでしょう。
大きいと言っても片手で持てるサイズ、これは加工用として保管すれば将来的に楽しめるように思えます。(このサイズなら持って行っても問題は無いかと)



このタイプを集めて玉石袋工に使えば、かなり堅牢で滑らかなクッションとなる事でしょう。
でも欲しい人には宝なので、袋ごと持って行かれたりして盗難の被害に遭うかもしれません。
しかし、それ以前に袋をいっぱいにする程には無いから、心配する必用も無いですね(笑)

とにかく海と川を探して疲れたので、この軟玉を最後に探索を終えました。


遠くでは焼山が噴煙を上げていました。
以前よりも噴煙が多いようにも思えますが、ガス抜きされていた方が安全とも言えます。
現段階では神々の畏怖は無く、大地の躍動を感じるレベルで維持されています。




自然と生きるには自然に適応する事が大前提、自然から学び自身の血肉にする、その逞しさは備えたいと思っています。
美しくも在り、逞しくも在る、そんな理想形を求め自然と共に生きられたら幸せです。
2016年06月07日
今回は、勾玉の首飾り2点を紹介します。

新たに制作したと言うよりも、玉飾りとして仕上げた品を勾玉の首飾りに組み直しました。
1点目は、うっすらと紫に染まっているヒスイを加工して、スエード紐とウッドビーズを合わせて首飾りにしています。
勾玉と楕円玉は別々のヒスイで作ってありますが、同系色である事や楕円玉の模様が面白い事もあり、違和感は無いかと思っています。(どちらも小滝産の紫ヒスイです)
紐の長さをある程度は調節できるので、丁度良いサイズで楽しんで貰えたらと思っています。






2点目は、灰紫の地に黒い叢雲模様が走るヒスイを加工して、スエード紐とウッドビーズを合わせて首飾りにしました。
こちらも勾玉と楕円玉は別々のヒスイで作ってありますが、楕円玉には流青と淡紫を使用してモノクロの勾玉に僅かな色づきを加えました。(流れる青のヒスイを流青、海原のヒスイを青海としています)
1点目と同じ仕様なので、紐の長さをある程度は調節できます。






天気も良かったので、庭の芍薬の葉に掛けて撮影してみました(笑)
自然光で見ると、また違った印象を受けます。(より魅力的に見えるかと思います)
やっぱり植物と太陽光の組合わせは理想的、ヒスイも自然が作った存在なので良く合います。
この2点で静と動を表すような品になった事も、面白いかと思っています。(個人的に)





最近は勾玉を全く作っていないので、気持ちを切り替えて制作に入ろうかと思います。
勾玉(勾玉としている品)は古代人の…、その中の数人が創り出した存在、そこにはルールがあり敬意が必用となります。
発端から現在までの「多くのノイズ」は無視して、原点の意志を繋げて行く事が大切なのだと私は考えています。

いかにして人間としての業(習性)を乗り越えるのか…、事ここに至っては、それに負けない知性を宿しているのだと信じて進むしか無いのでしょう(笑)
その姿をもって古代人(発案者)に模倣の赦しを得ようと思います。
やがては「受け継ぐ者」として、認められたなら最高でしょうね。(発案者は生きてませんが…)

常に偉大な背中を追いかける、死して尚もそうで在りたいと願うのは「それが私の理想」なのだからでしょうか…。
理想であり願望、人間はそこまで見下げた存在じゃないと信じたいし証明したい…、そういった事に囚われているようでは先は長そうです。

融通無碍の境地には程遠いなぁ〜(笑)
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