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2017年10月14日
久しぶりに快晴となったので、海へ転石拾いにでかけました。

いつもの押上の海岸へ到着、美しい群青の海が眼前に広がります。
清々しいほどに澄みきった青空が、いつもより日本海を輝かせているようです。





しかし景色とは裏腹に浜辺の環境は風が強く、波も強めで気晴らしには向きません…。
これでは強風で体と目が疲れてしまう、既に加工で満身創痍(笑)なので、この環境を耐え抜く気力は残っていません。


よって海を楽しむのを諦めて、河口へ行く事にしました(笑)


と、言う事で姫川河口へ到着。
今までに入った事のない「石の公園の反対側」へ行ってみました。
あれだけ強かった風も「そよ風」に変わり、気温と相まって心地よい環境でした。(気晴らしとしては最高の環境でした)
水は冷たく澄んでいて、川全体がキラキラと輝いている景色を楽しめました。





その輝きの中で緑に光る石を発見!
オンファス輝石かと思い拾い上げると、それは良質のネフライトでした。
透明度が高く、ネフライトとしては明るめの緑を示していて綺麗です。


この石質なら加工に向きますが、このまま乾いてもツルっとした質感が残るので原石見本としても楽しめます。(当分は見て楽しむ(笑))

久しぶりに出逢えたタイプなので良かった!
今後も綺麗な石たちとの出逢いに期待して海や川を歩こうと思います。

今月は「神が不在の月」との事ですが、周りを見渡せば神々(自然)で溢れてる。
この美しい海や山や川が無くなる訳でもないので、寂しい思いはしないでしょう(笑)



え〜、ちょっとしたアクセサリーを制作したので紹介します。

こちらは淡い紫に染まるヒスイ(開花のカケラ)で制作した、丸玉のペンダントです。
帽子部分がシルバーで、あとのパーツは(チェーンも)ロジウムなどです。
秋の実りを思わせる可愛い仕上がりとなりました。


前回にも制作したペンダントで、淡翠と淡紫の2パターンがあります。(淡紫の方が売れましたので、新たに制作しました)

糸魚川へ遊びに来た際に、物産センターで購入してもらえると嬉しく思います。
2017年10月04日
あっと言う間に9月が終わり10月に突入、秋が本番を向かえ冬の足音も聞こえています。(もの凄く寒い日があった…)

貴重な晴れ間が出たので、青海の海岸へ転石探しへ出かけました。
晴れたり曇ったりを繰り返す日でしたが、多くの釣り人が訪れていました。
釣り人に「今の季節はアオリイカが旬だ」と教えてもらい、短時間ですが話をしました。





浜辺の状況は砂が多く上がり、小石で溢れていてあまり良い状態ではありませんでした。
そんな中でも白地に青緑が少し入ったヒスイを発見、転石としては普通(スタンダード)ですが、海で見付けられると嬉しくなります。
青海の海岸らしく角張っていて自然研磨が荒いので、磨いて飾石にしようと思います。




次は押上の海岸へ行きました。
こちらも空が曇っていて、海も本来の美しさを失っています。(それでも気持の良い風が吹き、気晴らしとしては良い感じでした)





こちらは更に小石が多く上がり、手の平サイズの転石は殆どありませんでした。
でも、こういう環境は「小石のヒスイ転石」を探すのには適しています(笑)




と、言うことで小さなヒスイ転石を発見。
曇った日の撮影なので解り辛いですが、青と緑が入った珍しいタイプのヒスイです。
このサイズのヒスイ転石を探すのも困難で、ガラス瓶に集めた数も多くありません。(よって商品としての供給に難がある)
なので今まで通りガラス瓶に保管して、飾って楽しもうと思います(笑)




天気が残念な日でしたが、ヒスイには出逢えたので良かったです。
また仕事(創作活動)の合間に、海や川へ遊びに行こうと思います。



え〜、最近忘れがちの制作品の紹介です(笑)

こちらは明るい発色のヒスイ「芽吹」で制作したピアスです。(SV925)
今回は5mmのタイプを制作しました、ちなみに7mmのタイプは撮影するのを忘れてしまい、既に完売となりました…。(作ってすぐに物産センターに出品してしまった(笑))
黒ヒスイでのピアスも購入して頂き嬉しく思います、また挑戦してみようかと思います。


9月に受けた大きめの仕事も無事に納品し一段落、お客さんにも喜んでもらえたので頑張った甲斐はあったと思っています。(修行の日々でした(笑))

これからは神印ブレスの試作や神玉の制作に力を入れたいと思います。(他にも作らねばならない品ばかりだ…)
神印ブレスは年内に完成させたいなぁ…、需要があるのかは不明ですが私と同じ好みの人はいますので、カタチになれば喜んでもらえるでしょう。(希望的観測)
シルバーアクセの青年やレザークラフトの青年は仕事になるので、間違いなく喜ぶでしょう(笑)

ともあれ芸術の秋〜忍耐の冬に制作して、再生の春と躍動の夏に備えて行きたいと思います。

今月も頑張ろう〜っと!
2017年09月24日
とても良い天気だったので、青海の海で転石探しをしました。

この日は快晴で、とても気持ちの良い日和でした。
海は前日まで降っていた雨が影響しているようで、川の濁流によりツートンカラーの不思議な景色になっていました。(台風が縦断する前の話)





波は強いですが砂や小石が多く上がっていてヒスイの上がる確率が低い状態でしたが、誰もいない浜辺はプライベートビーチのようです(笑)
とにかく「一つでも魅力的な石を」と思い、探索したました。





その前に、まずは以前に押上海岸で拾った玉髄3個を撮影します。
その日は曇っていて綺麗に写せませんでしたので、快晴のこの日に撮影しました(笑)
上は透明度が高く、右は縞瑪瑙と小さな剣水晶を含んでいて、左は茶色の他鉱物を含み表情が豊かです。
どれも丁度良いサイズなので、転石見本に活用したいと思います。(経験上、通常のヒスイよりも拾えないかと…)




撮影を終えて浜を探索していると、緑に輝く石を発見!
ヒスイではありませんが、緑の玉髄がキツネ石を分断している珍しい鉱物でした。


完全に分断しているのでスライスすれば、緑の玉髄だけのプレートが取れるでしょう。(姿が面白いので切断しませんが)
でも表面だけ磨いても良いかもしれません、きっと緑の玉髄の部分は際立って輝くでしょう。
ちなみに緑の玉髄の部分は「クリソプレースの分類」になるようです。

今回の出逢いはこれだけでしたが、珍しい鉱物が拾えて良かったです。


家に帰ると庭の木にオニヤンマがいました。
交尾の最中のようで逃げる気配は一切なく、未来へ繋ぐ命を残そうとしています。


いつもながら美しいヒスイ色の目に魅了されながらも、一つでも完成された姿が二つ揃う事で「更に美しくなるのだと」と実感しました。

長々と見ているのも無粋なので、感動を記憶に焼き付けて家に入りました。
来年はこの子孫と会えるのだろうか?、また夏が楽しみになります。



続いての話は、根知に遊びに行った事を書きます。

この日も快晴だったので、前から気になっていた日吉神社を目指します。
先月まで「飾り雛」が出迎えてくれていた踏切を渡り、いざ里山へ!


両親も一緒に連れてきたので、いろいろと巡りながらドライブしました。
まずは「塩の道資料館」に到着、茅葺き屋根の資料館で良い雰囲気です。
多くの資料が展示してあるので、興味がある人は訪れてみて下さい。(有料)





日吉神社を探しながら車を走らせていると、観音堂へ辿り着きました。
ここも歴史が深そうな建物で、外には馬(牛?)が荷物を運ぶ為の大きなソリがありました。(豪雪地帯ならではの運搬法かと、塩もこれで運んだのかな?)
その横の石碑は絶妙なバランスで立っており、周りも綺麗に清掃されていました。



お堂の裏側で草刈りをしていたお爺さんに日吉神社の場所を聞くと、この少し先だと解りました。
初めてだと非常に分かりづらいですが、そこに神秘を感じます。


やっと日吉神社に到着!、石の階段と石の鳥居が向かえてくれました。(延年乃泉と巨大なトチノキも(笑))


ここは「おててこ舞」が有名な神社ですが、残念な事にその時期は終わっていて、まさに「後の祭り」でした…。
神社は閉まっていて休息に入っているかのようでした。(なので撮影もしていません)
今度は祭事の時期に訪れたいと思います。


お昼が近づきお腹も減ったので、スキー場に隣接している「歩荷茶屋」へ行きました。
ここでラーメンを食べて満足、良い日を根知で過ごせました。
まだまだ根知は広いので、探索すると面白そうです。(根の国を知る探訪って感じか?)


大地に根を張って生きる人たちの強さを感じて、その中の美しさを記憶したいと思います。

今度は自転車で巡ると楽しいだろうなぁ〜。(クマに注意ですが…)
2017年09月14日
海辺はすっかり秋を感じる風になりましたが、まだまだ気温は高めの日が続いています。

この日は朝から晴れていて、海岸にはヒスイ探しを楽しむ人が訪れていました。(釣り人も)
空には雲が多く浮かんでおり日が出たり陰ったりを繰り返し、変化に富んだ景色を楽しめました(笑)





海も波が強く探索するには疲れる環境でしたが、絶えず変化はするので気合いを入れて探す人には良い状態なのかもしれません。





一通り探してオンファス輝石1個、ヒスイ3個、ネフライト1個、玉髄1個が拾えました。
気晴らしとして探しても、それなりの転石があったので良い出逢いをした人もいたかと思います。





次は青海の海岸を探索、この日も波が強く目が疲れる環境でした(笑)
普段は大きめの石が上がる場所ですが、この日は小さめの石で埋め尽くされていて飾石との出逢いは期待できませんでした。





ここで拾えたのは蛇紋石(岩としてはロディン岩の分類)1個と、珪石(チャート含む?)1個でした。



蛇紋石は「透明感のある枯れ草色の部分」が蛇紋石で、ここがオリーブ色になるとボーウェナイトになるのでしょう。(白い部分は大理石かな?)

珪石は赤色の部分も化石ならば「チャート」となり、玉髄であれば「碧玉(ジャスパー)」となるのでしょう。(多分)
私の目ではチャートにしか見えませんが、分析して見ないと解りませんね(笑)

なかなか面白い石があって良かった、一度持ち帰り特徴を憶えたら海に返そうと思います。


そう言えば、同じ日に北海道から来た女性3人が良質のヒスイ転石と出逢っていました。
そのヒスイは「誰が見ても解るレベル」で、こればかりは縁としか言えないかと思います。
遠い北海道から遊びに来て、とても良い思い出となった事でしょう!

純粋な気持で楽しんでいれば、良い出逢いがあるのだと感じた日でした。
2017年09月04日
9月に入りましたが、8月末の転石拾いの事を書きます。

海水浴シーズン(夏休み)は終わり、列になって停まっていた車は少なくなりましたが、海岸でヒスイ拾いを楽しむ人たちは増えています。
夏の日差しが秋の日差しに変わり、これからの季節が転石拾いの最盛期となります。(冬は辛い事が多いので程々に(笑))





強くて長い波が押し寄せていて、浜の傾斜がきつくなり歩きづらい状態でした。
それなりに石たちも動いているようですが、こればかりは「運」が必用とされます。




早速、淡紫の石を発見!、ヒスイのような特徴が見られます。
しかし、これはロディン岩で淡紫はザクロ石の成分によるものでしょう。
ロディン岩ではありますが、かなり珍しいタイプなので満足(笑)、見本を超えて標本(標石)となる石なので大切に保管します。




日差しは和らぎ風も涼しかったですが、まだまだ暑い…。
小一時間の探索ですが汗まみれ、そして潮まみれ、いっその事このまま海に飛び込んで泳ぎたくなりました(笑)
まぁ、この状態の海に入ったら波に弄ばれるだけですが…。


そんな事を考えながら、一通り歩いて珍しいロディン岩1個、小さな玉髄3個、シーグラス1個、小さなヒスイ転石1個を拾いました。


今回の最大の収穫は淡紫のロディン岩でしょう。
ここまで綺麗だとヒスイと間違えますね…、多少は混ざっているのだろうか?

また機会があったら機械分析をして、ちょっとした疑問を解消したいと思います。



季節は芸術の秋に突入、作品制作に専念できる季節の到来です!
依頼された仕事を進めながらも、自身の創作活動を充実させたいと思います。
2017年08月29日
今回は、シルバーアクセの青年とのコラボ作品と、レザークラフトの青年とのコラボ作品を紹介します。

まずはシルバーアクセとのコラボ、以前に緑ヒスイで制作したペンダントを紫ヒスイで制作しました。
スサノオ「以心伝心」の欠片を加工した品で、深みのある紫と翠が交じり合う幻想的な景色を映しています。




本当なら緑ヒスイと同じタイミングで完成していた作品でしたが、いろいろな試練があり、今ようやく仕上げる事ができました。
まぁ、今も緑ヒスイのペンダントは残っていますので、横に並べて飾ろうと思います(笑)





裏にはibitsのロゴを入れ、925(SV)の刻印も入れています。
ちなみに側面の模様はオリジナルではなく、昔からある模様をデザイン化したものです。


光を受けないと暗めの発色に見えますが、そこに「気品と慎ましさ」が宿り身に付けた人の品格を高めてくれる事でしょう。



次はレザークラフトの青年とのコラボ、これで開花のレザーブレスは何作目かな?
どうにか今回も、明るい発色の紫ヒスイ(開花ヒスイ)で制作できました。
白地が綺麗なタイプなので紫色が際立ち、身に付けた人の明るさを強く記憶させる事でしょう。




レザーブレスはシンプルタイプで、いつもながら丁寧な仕上げに感謝しながら開花ヒスイのルースを合わせました。
夏に売れ筋だと言われているブレスレットですが、温かい発色で質感も優しいレザーブレスは、秋~冬でも身に付けられる品だと思います。(実際に温かいかと)





シリーズを通して脱着が容易で、サイズも調節できます。
この手軽さは意外に重要で、横着な私でも気軽に身に付けられます(笑)


ちなみに、9月の2日~3日に「駒ヶ根もみじクラフト」が開催され青年も出展するそうです。
「はじめての出店なので状況はわかりませんがヒスイのブレスレットも並べる予定です。良い成果や良い出会いを期待して頑張ります。」との事です!

興味がある方は是非、遊びに行って下さい。(良い天気になりますように!)



今回は私と青年二人(別々)とのコラボ作品でしたが、今後は三人でのコラボや青年二人でのコラボなども進めたいと思います。
嬉しい事に神印(シンボル)も完売し、国津神シリーズの開発も進められそうです。
そこからの派生のブレスレットも二人の協力があれば可能なので、一気にやる気が出てきました(笑)

何よりも購入して下さった方々に感謝!、「売れなくても作り続ける意志は不滅」ですが、「売れながら作り続ける過程の楽しさ」は、多くの人の魂を揺さぶるのだと感じています。
たとえ利益を分割したとしても、この喜び(経験)はお金では買えないのかもしれません。(自身で成り立つ存在があってこその共有でしょう)

つい最近に、言葉(日本語)の通じない外人さんが神玉を購入して下さった事は「表現は言語を超える事」を証明したのだと思っています。
まぁ、私が英語を勉強すれば良いのですが「日本語ほど優秀な言語は無い」と思っているので、全く身に付かないでしょうね(笑)
それに「そういった分野の学習力」は低いので、時間の無駄だかと…。(デザインとしてしか興味が無い)

もしどうしても伝えたい事があるのなら、糸魚川にも英語が堪能な人がいますので、その人にお願いしたいと思っています。(それか日本語を覚えてきてね(笑))

これからどういった作品が誕生し、どういった人との縁が結ばれて行くのか楽しみです。(頭の中はカタチにしたいものだらけだなぁ~)
2017年08月24日
天気の悪い日が続いた8月でしたが、時折見せる晴れ間を大切に楽しみました。

この日は朝から晴天で、気温も一気に上昇しました。
お盆が終わり海を訪れる人は半減しましたが、それでも数人が夏の海を楽しんでいました。
トイレは撤去されたものの、シャワーは残っていたので海水浴を楽しむには問題ありません。





早速、浜辺へ行き海水の温度を確かめると、まだまだ温かい。
浮き輪を持った子ども達が泳ぐ中、「見よ、40のオッサンの泳ぎを!」って感じで泳ぎを披露しました(笑)
勿論、誰も見ていませんが(見ても意味無いし(笑))、少し強めの波に怯えている気持は弛んだように思えました。(大人が誰も泳いでいないと、子どもは不安になるかと)


前日まで雨が降っていたいので海水は少し濁っていましたが、大雨が続いた時に比べたら随分と綺麗になりました。(コーヒー牛乳のようだったし…)

今年の夏は甥と泳いだ日と今回で、2回しか海で泳げませんでした…。
それでも悪天候の中、たくさんの人が糸魚川へ訪れてくれたので、とても助かりました。(ヒスイを買ってくれて有り難う!)



次は青海の海岸、天気は晴れたり曇ったりを繰り返し、また降り出した雨により濁った川の水が海へ流れ込んでいました。
波は強いですが表面的な流動で、泳ぐ環境でもなければ、転石拾いに適した環境でもありません。




期待はずれの浜辺でしたが、それでもデュモルチェ石を発見しました。
白いチャート(石英斑岩?)に鮮やかな青が入っていて綺麗、個人的にはヒスイより拾えていない鉱物です。


この石も多く拾えたら良いな〜、出逢う確率の高い場所ってあるのだろうか?
もっと青色が多いタイプを探し求めたいと思います。



最後は、久しぶりの根知周辺(小屋根地区)に行きました。
植物が生い茂り夏真っ盛りな感じ、この日は気温も高く残暑が厳しい日でした。




空には夏を感じさせる大きな雲がありましたが、同時に秋を想わせる雲も浮かんでいました。
これぞ晩夏って感じで、夏の終わりに悲しさを感じならも、秋の始まりを歓迎しする複雑な気持が込み上げてきました。(季節を愛する気持かな〜)





とりあえず以前に見ていた堤防付近を確認したのですが、草木が生えまくりテトラの一部しか見えません(笑)
これを見る限り、今回の増水はこの場所には影響していないのでしょう。




堤防付近から流れる支流の中をバシャバシャと歩き、姫川の本流へ進みます。
以前よりも砂が多く溜まり、上流での工事の影響もあってか小砂利の多い状態でした。(足が沈む場所が多かったです)




やっと本流に到着、やや濁っていましたが「コーヒー牛乳化」していた時に比べたら月とスッポンです(笑)
水量も少なく流れも弱かったので、久々に姫川を楽しむ事ができました。
上流のダムで調節していたのかな?、なんであれ良い環境でした。





水神様の大岩は変わらず草木が生い茂り、生命に満ち溢れた姿をしていました。
秋の終わり頃には祠を見に行ける事でしょう。




川の中を歩いていると緑に輝く石を発見、持ち上げると大きなオンファス輝石でした。
堅牢な肌と渋い緑で魅力的ですが、ヒビが多く加工には向きません…。
何よりもデカくて重いので持ち歩けない(笑)、よってこのまま置いていきます。




真夏のような日差しが降り注ぎ、姫川の清流がキラキラと輝きます。
眩しくて目が痛い(笑)、どれもこれもが綺麗な石に見えるので識別に苦労しますが、この景色が宝なのだと認識して記憶に留めたいと思います。




しばらく歩くと綺麗なロディン岩を拾いました。
何と言いますか…、これは海での転石サイズですね(笑)
綺麗で大きなロディン岩は少ないので仕方ない、これは見本サイズなので後々に活用できる事でしょう。


魅力的な石との出逢いは少なかったですが、夏の姫川を楽しめたので良かったです。
また自然を楽しみながら探したいと思います。



さて、遊んでばかりもいられず大きな仕事が入ったので加工に集中したいと思います。
「私が作った品を」と依頼してくれるお客さんがいる事に感謝して、一つ一つを丁寧に進めたいと思います。

これはもう技術よりも「自身の忍耐」との闘いになりそうです(笑)
2017年08月18日
糸魚川に大きな被害を出すことなく台風は通り過ぎ、空は久しぶりの晴天となりました。

海水浴を楽しもうと青海の海岸へ訪れたのですが、海は濁り強烈な波が押し寄せていました。
せっかくの海水浴日和でしたが、海の状況がこれでは泳ぎは楽しめません…。
なので海水浴を止めて、いつも通り転石探しに切り替えました(笑)





泳ぐつもりで海へ来たので、海水パンツのまま探す羽目になりました…。
サンダルでの探索は砂や石が入って足が痛いですが、暑さは軽減されるので気分は良いです。
濁った白波が打ち寄せる中、波打ち際の石たちを注意深く探っていきます。(たまに来る大きな波で転倒しそうになりました(笑))




左側の海岸を探しましたが、特に魅力的な石はありませんでした。
とりあえず移動の為に駐車場へ戻り水道で足を洗っていると、アゲハ蝶(キアゲハ?)が水分補給に来ました。
台風が過ぎてアゲハ蝶も喜んでいるようです。(ヒラヒラと優雅に舞っていました)




次は右側の海岸、こちらは私同様に海水浴に訪れた人たちがいましたが、やはり強い波によって躊躇しているようでした。(私のように転石拾いに変更している人もいました(笑))





右端の姫川河口の合流点では、より濁った水が流れ海流自体が奇妙な動きをしていました。
山側の空を大きな雲が覆っていて、未だに雨を降らせているようにも見えました。
この状態の海へ引きずり込まれたら助からないでしょう…、早々に河口を離れて安全な場所へ移動しました。






一通り歩き、この日に拾えたのは軟玉(透緑閃石?)1個、ロディン岩1個、ヒスイとロディン岩の混合石(と思われる岩石)1個です。
良い結果ではありませんが目的を変更した事により、それなりに楽しめたので良かったです(笑)




帰り際に緑と黒とが半分に別れた石英(珪石)も発見。
磨いて輝くのなら面白いので、ちょっと試してみようかと思います。(主にニッケルにより発色した鉱物かな?)




次第に空は曇ってきましたが、海水浴に訪れた人たちは増えていました。
泳ごうと試みている人もいましたが、強烈な波で浜に打ち上げられていたようです。
特に子どもは体重が軽いので、簡単に波の影響を受けとても危険です…。


こういう日は潔く諦めて浜辺で遊ぶのが良いでしょう、大人が思うほど子どもは「泳げなかった事」を残念がる事はなく、家族で旅行した事を大切な思い出としてくれます。
親が浜辺での遊び方を知っていれば更に効果的なので、大切な日をそれぞれに楽しんでほしいと思います。

ヒスイ日和と言える天気ではなくなりましたが灰色ヒスイの景色を投影し、その中に宿っている美しさを見出して「自然の美」を感じたいと思います。




え〜、場所と話が変わりまして(笑)、また安曇野へ遊びに行きました。
この日は甥と友人親子とで、水晶を探しに川を探索しました。
ここは10年ほど前に訪れていて水晶(石英・玉髄)を拾えた川でしたが、以前の状態とは違い見付けるのが困難となっていました。(年月により環境も変わっていました)
花崗岩の多い川なので可能性は高いのですが、どうも昔のようにはいかないようです…。



と、言う事で探索方法を変えて「小砂利が集まった場所」を崩しながら探す事にしました。
チビッコを連れて川を歩き回るのは危険だし、体力的にも無理です。(大きくなれば問題無し)
それに花崗岩が風化して積もった砂利ならば確実に石英は在るので、確率を考えると最も良い方法だと言えるでしょう。(自画自賛です(笑))

発展途上国の宝石採掘のように、手や流木で砂利を崩しながら透明度の高い石英を探す遊びは思ったよりも楽しく、チビッコ(友人も)と霧中になって探しました(笑)
特に友人の子どもは鉱物や化石が好きで、好奇心に満ちた瞳を輝かせて楽しんでくれたのが嬉しかった〜。
更に芸術的センスが抜群の友人の息子なので感性も良く、今後の成長が楽しみでもあります。


ちなみ私の甥はともてマイペースで、石英を探しながらもオタマジャクシを捕まえていました(笑)
これはこれで面白い、昆虫博士にも成りたかった私なので生物に興味がある気持も解ります。(私がカエルの種類も解ったら良かったのですが…)


この日は台風が上陸して来ていたので川へ遊びに行けるか心配でしたが、午前中は晴れて川も濁りがなく増水もありませんでした。
楽しい時間を過ごせて良かったです。(肝心の水晶の写真を撮るのを忘れてしまった…)

今度は月長石(ムーンストーン)でも探しに行こうかな〜。
小さい欠片しかありませんが、光に照らされて青白く輝く姿は星空のようです。

また遊べる日を楽しみにしているよ!(甥と遊ぶオッサン、友人の子と遊ぶオッサン、この立場は来年も変わる事は無いでしょう(笑))




また話は変わって(笑)、最後はレザークラフトの青年とのコラボ作品です。
以前にも紹介した腕時計ですが、試作を改良して「よりヒスイのルースを頑丈に固定」し、時計を固定する「両脇の縫い目も内側に移動」したようです。




基本的に腕時計は青年主動で販売するので、納得の行く完成度を求めたようです。
この事により私主動のアクセサリーの発想も進み、ブレスレットとしての新作も作ろうかと思い立ちました。

コラボはこういった事があるので面白い!
全てを自分で行ってしまっては孤独なだけで、確かに収率は高まりますが「人との縁」は進みません。
これが「他者へ向ける存在でなければ自己完結の品だけ」でも良いのですが、人との繋がりを必用とする以上は利益を分割しても協力する意味はあるでしょう。(完全な自給自足を望むなら別だけど…)

レザークラフトにしろ、シルバーアクセにしろ、やってやれない事は無いですが、それに特化しようと進んでいる者がいるのなら協力した方が楽しいに決まってます(笑)
それが若者なら尚更で、基本的に私より長生きするので頼り甲斐もあります。(長く付き合って活動できると言う事です)

よって「自身で成り立つ領域を持ちながらも他者と協力する」って事が最も大切で、更に可能な限り「若者が良い」って事も重要だと思われます。
まぁ、その者の素質が必要不可欠なのは当然なので、どうしても相応の力を示す必用はありますが…。(それとは別に同業種でのコラボは非常に困難だ…)

最初は未熟でも成長により完成度が増す過程は魅力的で、常に変化する可能性は見ていて飽きません。(これは支えてくれる方々の総意かと)

そんな仲間を創れたら最高だと思っています。
そして、そんな作品を創って行けたのなら、それぞれの未来を示せると信じています。
2017年08月14日
この日も天気が良かったので、押上の海岸へ転石拾いに出かけました。

台風が日本を縦断する前だったので、海辺は海水浴ムードになっていました。
午前中だったので人は少なかったですが、転石探しとしては気兼ねなく歩けます。





まずは海岸の右側を歩きます。
波は穏やかで透明度も高く、とても探しやすい環境でした。
転石探しをしている先客?と思ったら、ゴミ拾いをしている海水浴場の監視員でした(笑)
もし左側の海岸のゴミも拾ってもらえたなら、押上の浜辺は更に綺麗になる事でしょう。




そんな事を考えながら歩いていると、波打ち際にクラゲのような半透明の物体を発見!
手に取ると馴染みのある姿を確認できました!
ライチのようにも見えますが、形状は「半透明の梅干し」って感じの玉髄です(笑)
こういった玉髄は簡単には出逢えないので、見本として活用したいと思います。




次はオンファス輝石、ヒビが多く質は良くありませんが特徴的な質感と形は、ヒスイの一種だと言う事を強く認識できます。
透明度が皆無なのは残念ですが、模様を活かせる素材なので良質だったなら活用も可能です。(特に光沢が際立つ素材です)




左側を歩き終え、次は右側の海岸を歩きます。
こちらは普段から泳ぐ人も少なく、釣り人も少ないのでゆっくり探せる浜辺です。




早速、明るく透明度もあるネフライトを発見、ヒビもない基本の小判形でした。
明るい色のネフライトは乾くと艶を失うので、硬度的には低めなのだろうか…?
しかし色の濃い黒緑系でも、艶を失うものがあるので濃淡と硬度の関係性は完全ではないようです。(磨けば光るので、加工品になると区別できない)




一通り歩いてネフライト2個、オンファス輝石2個、玉髄1個、シーグラス1個、灰色ヒスイ1個が拾えました。
灰色ヒスイは艶やかな光沢を示していますが翡翠輝石は見られず、ロディン岩との区別が困難ではありましたが色や形状や含有物でヒスイだと判断しました。(半ヒスイ、半ロディンなのかも?)
こういうタイプの確認は、今までの経験やサンプルが役に立ちます。




一時間程度の探索を終え入口に戻ると、海水浴に訪れた人たちが海を楽しんでいました。
天気の悪い日が続きましたが、この日はず〜っと晴れだったので良かったです。




私も甥と泳いで楽しかった〜!(夏休み初日に)
会う度に大きくなる甥の成長を感じながら、必用となる体験を積ませたいと強く思いました。
一緒に転石探しをする日が来れば面白いなぁ〜。(今は魚と昆虫とトランプ(アメリカ大統領じゃないよ(笑))にしか興味がないようだ(笑))
2017年08月04日
ようやく晴れ間が出たので、海と川へ鉱物探索へ出かけました。

まずは青海の海岸、朝から快晴で海水浴日和でした。
夏らしい青空が広がり、眺めているだけで気分爽快になります。





浜には釣り人や石探しの人がいて、それぞれ楽しんでいました。
すこし風が強めでしたが爽やかな風だったので、夏の暑さが和らいで快適でした。



しかし浜の状態は変化が無く、速めの波で良く見えません…。
この季節は泳ぎながら探す方が楽しめるでしょう。(在っても無くても)

と言う事で海は早めに切り上げて、大野付近の川へ行きました。


久しぶりに河川モニターをしていた場所へ来ました。
一時期は川が荒れましたが、翡翠橋は無事のようです。
8月になっても草木が生い茂っているので、きっと草刈りの予算が付かないのでしょう。





周りは変わらず田園風景が広がっていて、のどかさを感じました。
新しく作った堤防が決壊しなくて本当に良かったと思います。





階段が在るはずの場所に到着、でも草花に覆われて見えません(笑)
感を頼りに降りて、背丈ほどに伸びた草むらを進みます。




やっとジャングル(極小の(笑))を抜けて、堤防を確認しました。
堤防付近には大量の砂が溜まっていて、かつての高さが半減していました。
1段階目の堤防とはいえ、今回の増水が危険な状態であった事が解ります。





姫川は済んだ水が穏やかに流れていて、鉱物探索をするには良い状態でした。
早速、石英部分が多いキツネ石を発見、なかなか綺麗ですがもう少し色が欲しいところです。





浅瀬をジャブジャブと歩き夏を満喫していると、ヒスイらしき石たちを発見しました。
拾い上げて見てみると残念、ロディン岩でした…。
白色の方は良く似ていて紛らわしいですが、質感が違うので判別できます。





光が水の中でゆらゆらと踊るような景色に魅入られながら、その中で静かに待っている「奴奈川の底なる玉」を求めます。




再びヒスイらしき石を発見、手に取り確認すると紫色が入るタイプの特徴が見られます。
確実に判別するには乾かして確認する必要があるのですが、このタイプはヒスイ輝石があまり見えないので苦労します…。(白いチャートや石灰岩に良く似ている…)
それでも多くのヒスイ輝石が確認できたので、白ヒスイで間違いありませんでした。
石英脈なども特徴なので、憶えておくと良いでしょう。




次は灰紫に染まるヒスイらしき石を発見。
どうも特徴がロディン岩のような感じ…、乾かして見ると小さいキラキラした結晶が見られますが、それもロディン岩の特徴に良く似ています。
まずロディン岩でしょう、灰紫はザクロ石の成分が混ざっているのだと思われます。(多分)




その次ぎもロディン岩、こっちは解りやすくて良かった(笑)
石はどうあれ姿が良い感じ、底も平らなので座りが良いです。





持って行くか悩みながら遠くを見ると、良く似た形の山を発見しました(笑)
この事で面白さが増したので、持ち帰って眺めて楽しもうと思います。(飽きたら川へ返します)





帰り際に川の中央で翠の発色を確認し近づくと、それは翠色のカマキリでした(笑)
羽が生えていない幼生のようですが、何故こんな場所にいるのだろうか?
流されて辿り着いた感じかな?、なんであれ撮影後に水のない場所へ移しました。
我が家の庭にいた幼生も無事なのだろうか…、毎年見かけるのだから命は繋がっているのだと思います。




石の話に戻って最後もロディン岩。
岩としてはロディン岩ですが、濃緑部分は蛇紋石(ボーウェナイトの類)でしょう。
綺麗な石ですが標本レベルの飾石を持っているので、置いていきます。(デカイし、重いし(笑))




こちらは、一緒に探索した親父が拾ったヒスイです。
手前が僅かに翠が入ったヒスイで、奥がオンファス輝石です。
手の平サイズで見本として丁度良いので持って行きます。




今年も夏の川を楽しめて良かった。
これから天気も良くなるようなので、魅力的な石を求め河川を歩こうと思います。(くれぐれも熱中症と増水には気を付けて楽しみましょう!)
2017年07月24日
久々に姫川河口の石の公園付近を探索しました。
一時は濁流で溢れていた姫川も、今は本来の清流に戻りつつあります。

残念な事に天気は曇りで、草花に囲まれた石の公園も静まりかえった様子です。
それでも生命に溢れた草花が、躍動の季節を謳歌しているのは間違いないでしょう。




久しぶりの川は大雨により澪筋が変わり、その様子は一変していました。
これも自然の摂理、状況が変わった川を歩きながら魅力的な石との出逢いを求めます。





しばらく歩いていると日が差してきて、一気に辺りが明るくなりました。(そして気温も高くなる)
同じく石探しを楽しむ人や、釣りを楽しむ人の姿も見られ、孤独感は薄まります(笑)
座りの良い石を発見しましたが、姿に美しさが足りません…。(私としては)
石の上に乗せてあったので先に誰かが確認したのでしょう、そういったマーキングみたいな形跡は良くある事です。



それがマーキング(自己主張)なのか、再び間違えて拾わないようにしての事なのか、その両方なのかは解りませんが、その習性を見るのは面白かったりします。


特に出逢いの無いまま折り返し、本流の脇を歩きます。
このまま川に飛び込みたくなる気温でしたが、命に関わるのでその衝動を抑えて探しました(笑)




石灰石?に緑が入った石を発見。
糸魚川では全く珍しくありませんが、県外から来た人には見慣れない石でしょう。(私もかつてはそうでした)
ニッケルによる発色かな?、キツネ石に分類されるのだろうか?、見慣れてはいますが知らない事の方が多いのに気が付きます。
また聞いてみようかな〜、加工して経験測を高めたのなら活用もできるかもね(笑)




スタートラインに到着、特に衝撃的な出逢いもなく探索は終わりましたが面白かった。
知らない事で満ちている存在を足で踏みながら歩く愚かな存在、それが人間の本質なのだとしたら「それを認識して成長する努力は必用なのだ」と感じました。
これだけ知らない存在で溢れているのだから、生涯は飽きる事は無いでしょうね(笑)




帰りの草むらでゴマダラカミキリ(多分)を発見、今回の一番の出逢いでしょう(笑)
飛んできて草(ヨモギ?)に着陸、何をしているのだろうか?
イメージ的にはシラカバにいる感じなのですが…、休憩かな?
夏は昆虫との出逢いもあるので楽しいです(笑)




そろそろ海や川を長靴で歩いている場合じゃなくなってきたので、靴を濡らしてバシャバシャと歩きたいと思います。
恒例のように甥も遊びにきますので、自然との遊び方を教えて豊かな感性を育てたいと思います。

それでは、良い夏休みになりますように!(水難事故には気を付けて下さい)
2017年07月20日
日に日に夏の日差しが強まる中、押上の海岸へ転石を探しに行きました。

この日は晴天で、サウナの様な気温と霞がかる水平線が夏を強く感じさせます。
平日だったので海水浴を楽しむ人も2〜3人程度で、静かな浜辺を歩きました。





変わらず波も穏やかで見やすい環境でしたが、それなりに荒れたようで浜辺は石たちが押し上がり、とても歩き辛い状態でした。(斜面を歩く感じです)




最初は目を凝らしながら歩きますが、その内に熱気などでボーっと考え事をして歩くようになります。
でもそういう時に限って、光の膨張が目について現実に戻されるのです(笑)


今回も小さいですが淡い翠が入ったヒスイ転石を発見!
このタイプは海岸で見付けると、明確に他の石との違いが解ります。(別格なので在れば誰でも解るでしょう)
白地が非常に綺麗なので、光の反射(膨張)もハッキリしています。(レア度は4くらい)
大きなサイズとは簡単には出逢えませんが、存在している事は間違い無いでしょう。


そんな感じで探し、最終的にヒスイ転石5個を拾いました。


上の灰色ヒスイには少し緑が入っていて肌も滑らかで、翡翠輝石はあまり目立っていません。
右下は淡い紫が少し入っているタイプで肌は滑らか、その下の白ヒスイは翡翠輝石がキラキラ輝くタイプです。
左の白ヒスイも翡翠輝石がキラキラと輝きますが、自然研磨の年期不足なのか押上の海岸で拾えるヒスイとしては肌が粗いままです。
一番下はさっき紹介した良質の小さな淡翠ヒスイの転石(カケラ)です。


次はネフライト4個です。
上の2個は既に光沢が出ていて良質、下の2個は硬度が少し劣るのか艶が見られません。
ネフライトにも純度があるのでしょう、不純物による影響だと思われます。
軟玉と呼んだ方が大きな意味合いとなるので、良いのかもしれません。(磨くと区別は難しい)




最後はロディン岩とオンファス輝石と玉髄です。
紫色に染まるロディン岩は珍しく、光沢も出ているので硬いタイプだと解ります。
オンファス輝石も光沢を示し、艶やかな状態で落ちていました。
玉髄は縞模様が見られ、質感や透明度も良い状態でした。(乾いてもパサパサしない)


ちなみに、ず〜っと気になっていた鉱物の事を聞ける機会があったので解消してきました。
たまに石英(結晶変岩とか)などに入る肌色の部分は、やはり桃簾石なのだそうです。
糸魚川の桃簾石は灰簾石が多いと聞いた事がありますが、私が「桃簾石の類ですか?」と訪ねたところ、「桃簾石です」と断言したので桃簾石なのでしょう。(正直、私としては「桃」でも「灰」でも良いのですが(笑))

また、今回のようにロディン岩に入る紫色の部分を訪ねると、その部分は「ザクロ石」になるそうです。
一般的な形状(多面体)のザクロ石では無く「ペースト状のザクロ石をロディン岩に練り込んだ感じ」なのだと思われます。(要は成分が一緒と言う事ですね)
これは最近分析して解ったとの事で、やはり紫色(ザクロ石)が混ざるロディン岩は珍しいようです。
重さも基本より重く感じる(私は)のですが、ザクロ石も重い鉱物と言う事なので、それが理由なのかもしれません。(推測)
ロディン岩自体も重い鉱物なので、石質によって差があるだけかもしれませんが、紫色(ザクロ石)が混ざるタイプのロディン岩は石質が良い気がします。(ヒスイと間違える程に安定している感じがする)


なんであれ気になっていた事が解って良かった〜。
これが今後の創作に関係する訳でも無いのですが、より転石拾いを楽しめるようになるのは嬉しい事です。
本当なら自身で分析して経験則と出来れば最高なのですが、ここは知識のレベルに留めて「創作に必用とする経験」を積んで行こうと思います。(鉱物学者では無いし…)

黒色の電気石(成分)が入る流紋岩(石英斑岩)もあるので、探してみると面白いかと思います。(黒マジックで付けた点の様に入ります)
特に綺麗な石と言うわけでもありませんが、薬石(石英斑岩)に電気石が入っていればお風呂に入れた際の効果も倍増しそうな気がするでしょうね(笑)

後の活用を楽しめるよう転石拾いするのも面白いかと思います。(ルールは厳守!)
2017年07月14日
天気が良かったので、海へ魅力的な転石を探しに行きました。

まずは大雨になる前の青海の海岸、この時期は水平線が霞んでいる事が多く快晴と言う感じではありません。
それでも十分な自然光に照らされているので、光の膨張を見る事ができます。





波は強くはありませんが速く、とても見づらい環境でした。
小さな石達も多く上がっていたので、あまり期待のできない状態ではありました。




そんな中でも1個、ヒスイ転石を発見。
輝石がキラキラしていて転石の見本としては良い感じです。
やはり角張っている部分が多く、押上海岸とはまた違った表情をしています。




次第に空が陰り、河口付近になると海も濁ってきました。(この辺りから山で雨が降っていたのでしょう)
そろそろ帰ろうかと思い足下を見てみると、砂に埋もれたロディン岩を発見。
砂から取り出し海水で洗うと、なかなか良い姿が現れました。



底も平らで座りが良く、黒の岩肌と石英の雪とが良い雰囲気を出しています。
以前に拾ったロディン岩は「春先の山」を想わせるのに対して、こちらは「初冬の山」を想わせます。(くすんだ緑が冬の始まりを告げています)
とりあえず飽きるまで家で眺めて、満足したら返そうかと思います。
まぁ、飽きなければずっと見て楽しむのですが(笑)

この日はこれで探索を終了しました。


次は大雨が降った4日後くらいの河口を撮影しました。
一時は通行止めとなった姫川橋ですが、老朽化の中でも激流に耐えたようです。
大雨が短期的だった事が幸いだったのでしょう。(降り続いたら最悪だったかと…)




川と海とが合流する浜辺に向かったところ、途中に増水で削られた痕がありました。
その先にあるはずの浜辺も消滅、跡形も無いとはこの事ですね…。
姫川は未だに多くの濁流で溢れ、本来の美しさを失っていました。
こんな所を彷徨いている場合でもないので、さっさと帰り野いちご摘みを楽しみました(笑)







最後は更に数日後の押上海岸で転石探し、海水浴を楽しむお客さんが多くなり夏を感じる季節の到来です。
なるべく邪魔にならないよう、海水浴場のスペースでは探さないようにしています。(通りすがりに遠目で見る感じ(笑))




波は非常に穏やかで「チャプチャプしているだけ」って感じです(笑)
とても見やすい環境ですが、逆に波による海岸の変化は期待できません。
遠くには釣り人がいて、私同様に海水浴を楽しむ人の迷惑にならないようにしていました。




一通り歩いて流紋岩(石英斑岩?)1個、ネフライト3個、黒ヒスイの転石1個を拾いました。


流紋岩(石英斑岩?)は「遠吠えしている子犬の横顔」のような紋様が面白くて拾いました。(もっと正面から見ると更に可愛い子犬に見えます)
ネフライトは右上のが既に光沢があって良質、黒ヒスイも光沢があり曲線に自然研磨の年期を感じます。
海岸転石として黒ヒスイは稀少なので、サンプルとして保管したいと思います。


これから良い季節となりますので、糸魚川へ遊びに来てもらえると嬉しく思います。(熱中症には気を付けて下さい)


ちなみに腕時計とのコラボ試作も作りました。
まだ改善の余地がありますが、なかなか良い感じに仕上がったかと思っています。
あとは時計自体の需要ですね…、ケータイにより道具としての時計は終わりを迎えていますので、その先(道具)を越えていかなければ難しいでしょう。


でも楽しいなぁ〜(笑)、これも経験なので常に経験則で学ぶよう心がけたいと思います。
知識だけなら誰でも得られますが、経験から得る法則は他者の意見では揺るがないので信念を通せます。(その分、苦労はするけど(笑))

仲間と研究を重ねて「未来のカタチ」を創って行けたら最高です。
2017年07月09日
糸魚川が記録的な大雨になる前に、美山の紫陽花を見に行きました。

今年は手前の紫陽花ロード(自称)の紫陽花が大きくなっていて、とても綺麗でした。
これから咲き揃う感じで、瑞々しい開花の彩りを楽めました。




まずは濃い水色、夏を強く感じさせる発色で、個人的には「故郷の小さなお祭り」の記憶が浮かんできます。
この色を見ると40歳になってもワクワクしてしまいます。(夏休み前の子どもみたいに)





その中に淡い水色の紫陽花を発見、こちらも魅力的で憂鬱な梅雨も悪くないと思える存在です。
寒色の青として、より涼しげな印象を宿す姿は初夏にピッタリです。




次は紫の紫陽花、名前に紫が入るだけあって美しいです。
濃いめの発色は「紫ヒスイの印象そのもの」で、例えとして一番伝わり易い花かもしれません。
周りの淡紫も開花の色を宿し、太陽光で透明感を増しています。
朝と夜の紫ヒスイを同時に見ているようで、幻想的な景色に癒されます。






最後は白の紫陽花を撮影、色とりどりの中でも存在感を失わない強さを感じます。
これを見るとジューンブライドの根拠も解る気がするなぁ〜。
もうウエディングドレスにしか見えない(笑)、これを纏いたい女性の気持ちも分かる気がします。(オッサンだけど(笑))




しばらく歩いて紫陽花ロード(自称)を抜けたので、出口の側も撮影しました。(両方とも入口であり、出口でもあるけど(笑)
どちらも水色の紫陽花が私達を出迎え、送り出してくれます。
ここに咲く紫陽花の殆どは大きく、重さで地面に着いてしまっている花もありました(笑)


直前まで曇っていたので運良く晴れて良かった、天に感謝します。



話は変わって、原色の赤が美しい野いちごを大量に採りました(笑)
家のラズベリーは実りが良くありませんでしたが、近くの川辺にある野いちごは豊作で、太陽光に照らされて「極上のイクラか上質なルビー」のように輝いていました。


大雨が降る前に一回、大雨が上がってからの二回目は倍の量を収穫できました。
野いちごは種が硬くて多いので、しっかりと濾して作ったところ最高のジャムになりました。(自然の恵に感謝です!)
パンやホットケーキとの相性は最高、これを楽しまないのは勿体ないなぁ〜。

ちなみにジューンベリーはスズメの子どもに食べられまくって壊滅(笑)
でも今年は小さかったし四羽の子スズメも可愛かったので、食べに来ている姿を見ているのが楽しかったです。

自然との距離を保ちつつ楽しんで、豊かな感性を養ってい行きたいと思います。
2017年07月06日
今回は、久しぶりにオーダーを受けた奴奈川の勾玉を紹介します。

依頼主(知人)が以前に河口で出逢った、中央部分に「あんこ」のように入った緑色の珍しいヒスイを加工しました。
色目や石質は良い方ですがヒビと石目が多く、それらを可能な限り避けつつも活用して勾玉に仕上げます。




色目と石目のバランスを見極めて、より良い部分で「奴奈川の勾玉」を制作しました。
全体が淡緑に染まっていて、姫川の「雪解けの清流」を映しているかのようです。
石質が良かったので艶も際立ち、とても美しい光沢を宿しました。






透明度も高く、光の透過により生命色が増し神秘的に輝きます。
雪解けの清流とは違った深緑の葉光を放ち、太古の森(記憶)を呼び覚まします。





依頼主の希望は「身に付けられるサイズ」との事だったので、全長を25mmくらいにして厚さも8mmにしています。
多少のヒビも残りましたが、これは「出逢った者のお守り」であり、その全てが「その者の思い出」となります。(出逢った時の記憶と石の記憶を引き継ぐ感じかと)

やはり勾玉を作るのなら出逢った人のヒスイを加工する方が面白いなぁ〜。
この事で石探し(ルールを守って)を楽しんでいる人と知り合う事ができます。(相性は重要です)
これが「共感・共有の側の伝統文化であるのだ」と認識できたのなら、その面白さ(魅力)を解り合えるのだと考えます。

この勾玉(お守り)が所有者の希望を灯し、道を示し、未来を照らす存在となれば幸いです。
2017年07月04日
遅めの梅雨に入りましたが、雨は少なく曇った日が多くなりました。(この日までは…)
それでも海側は空が晴れる事が多いので、気晴らしには丁度よい環境です。

暗めの空ではありましたが、海へ遊びに来ている人達がいました。
石を探す人、釣りをする人、それぞれが海を楽しんでいるようです。





波は強めで速く、浜も押し上がっている状態でした。
この自然光だと「ヒスイの光の膨張」が見えづらく、特に灰色系は見逃す確率が高くなります。(灰色系のヒスイを求めていない場合は関係ないけど)




しばらく歩いていると空の雨雲が晴れてきました。
これはチャンス、すかさず辺りを見渡すと白く輝くプレートが!
ん?、プレート?、手に取ると両面をカットされた「プレートそのもの」でした…。


誰かがお客さん寄せに撒いたのか、加工の端材を捨てたのか、どちらなのか解りませんが前者であれば私に拾われるとは運がない端材だ…。(後者ならば私が加工する事も可能ですがアルビタイトでした…)
これを拾って喜ぶ人もいるのかもしれませんので、水切り石のように海へ投げましたが、波が強くて水を切る事はありませんでした(笑)


空の晴れ間はしばらく続きそうだったので、波打ち際の光の膨張を探しました。
かすかな光を感じて手に取ると、粗めですがヒスイの転石を見付ける事ができました。
非常に淡い翠に染まっていて、翡翠輝石も少し大きめですが確認できます。
練られた石質ではないので石英などの脈が入り、堅牢さが乏しいように感じます。(こういったタイプのサンプルも面白い)




こちらは左上に淡い紫が少しだけ入ったヒスイ転石です。
質感は滑らかで触り心地が良く、翡翠輝石は肉眼では確認できませんが表面の艶を確認する事はできました。(よって硬度が高いのが解ります)
灰色系の紫ヒスイに良くある特徴ですが、空が曇っていたらロディン岩との区別は難しいでしょう。(その際は持ち帰り、家で再確認する事をお勧めします)




最後に良質のネフライト発見!
丸みを帯びて透明度もある美しいネフライト、天然の磨斧やハンマーのようです。



古代では加工しやすい形で拾えるので道具として研磨されていましたが、時が経つに連れ美しさを優先しての加工が発展して行きます。

それは道具を超えた瞬間であり、人類が「本能意外で美を認識した歴史」なのかもしれません。
それとも「自己アピールを追い求めた歴史」なのかな?(その両方か?)
まぁ、どちらにせよ「豊かさ」無しでは発展しなかった文化なのだろうと思います。

糸魚川の海は「美しいカケラたち」でいっぱいだなぁ〜。(撒かれた端材は除く(笑))
また遊びに行こうと思います。


今現在の糸魚川近辺は大雨の為、山や河川は非常に危険な状態となっています。
この状況で「血沸き肉踊っている人」もいるかと思いますが、くれぐれも気を付けて下さい。
2017年06月29日
今回も新たな秘境を求め、能生の神道山公園に行ってきました。

以前から行きたいと思っていた神道山公園、道が解らなかったのでとりあえず能生の駅を越えて山方面に向かいました。
しばらく進むと公園へと続く道を発見、入口には大きな鐘(オブジェ?)があり、小さな鳥居のような所を通過します。

しばらく山道を進んで行き、分岐点に迷いながらも看板を確認しつつ車で上って行くと、広い駐車場に辿り着きました。
駐車場には看板や石碑があり、その上の橋に「ようこそ神道山へ」と言う文字を見付けて一安心(笑)
やっと気になっていた神道山公園に到着しました。(神道山は「しんどうさん」と読む)






車を降りて園内へ向かうと、上までず〜っと続く階段が現れました。
これが有名な「1088段の階段か!」と思い階段を上がって行くと、手前の階段を上りきった場所に「1088段にチャレンジ」の石塔が…。
思わず「ここからなのかよ!」と声を出してしまいました(笑)
ここの右側には休憩所があって、そこに小さな鐘が吊してあったので5〜6回ほど打ち鳴らしてみました。(山奥で誰もいないから迷惑ではないでしょう(笑))






どうしても頂上が気になったので階段を上ってみる事にしました。
二の越に到着、この段階で216段を上って来たようです。
上から下を見るとこんな感じ、なかなかの階段だ…。
下から上を見るとこんな感じ、こっちもなかなかの階段だ(笑)






三の越に到着、324段を上がってきました。
ここにはちょっとした休憩所あり、その左側には絶景が広がっています。
もっと水平線がハッキリとしていたら最高でしたが、これはこれで良い感じです。(空にいる錯覚を楽しめました)




ここまで好奇心だけで上ってきましたが、この先へ進むには「気力」と「信仰心」が必用となります。
体力はギリギリ保つでしょう(でも確実に筋肉痛になる)が、あまりに勿体ないので次の機会に気合いを入れて頂上へ向かいたいと思います。
1088段の階段を上りながら私の計画である神玉プロジェクトと重ねて考えていると、八百万の道のりは遥か遠く未来に続いていて、天津神6体・国津神7体(番外の八咫烏を含む)の計13体を創った事は「八百万在る階段の内の13段を上った状態なのだ」と感じました。

途方もないなぁ〜、しかしだからこそ未来に向ける意味もあり希望もある、これからも体力・気力・信仰心を高めて大切に進めて行きたいと改めて思いました。


上ってきた324段+駐車場への階段を下りて、そこから見える釣り堀を撮影しました。
今は時期ではないようで池に水がありませんが、連休(夏休み)あたりには釣りを楽しめるのだと思います。(多分…)
園内には売店もある(ここも時期になれば開く)ので、家族で訪れても楽しいかと思います。
ちなみに売店の窓から覗いたら、大きなクマの剥製があってビックリしました(笑)


十分に神道山公園を楽しめたので満足!、今度は頂上を目指したいなぁ〜。
また来る事を誓い山を下りる事にしました。


帰りは別の道を通り、もっと手前から入れる道を探索しました。
険しいけど舗装された山道を進んで行くと、綺麗な青色の紫陽花(ガクアジサイ?)が咲いていたので撮影しました。
日陰で咲く姿はとても美しく、瑞々しい青は清涼感を伝えています。(美山公園とは違った慎ましい美しさを感じる景色に癒されました)






そのまま道なりに下がって行くと、木浦川(このうらがわ)に出ました。
ここの集落も良い雰囲気で、まさに里山って感じです。
糸魚川には、まだまだ里山がたくさんあるのでしょう、それらを全部巡ったら面白い経験になりそうです(笑)

これから良い季節になりますので、美しい景色で感性を高めたいと思います。(神々の交歓により、芸術家は成長するのだと信じています)
2017年06月26日
今回は、レザークラフトの小松さんとのコラボ作品を紹介します。

まずは開花のブレス、記憶に新しい「秘境のオダマキ」を映したルースを合わせました。
レザーブレスは模様少なめのシンプルタイプで、特に紫ヒスイが似合う女性用としています。
長さの調節もできるので、自身に合ったブレスとして楽しむ事ができるでしょう。
日向(日中)でも、日陰(夜)でも美しい姿を魅せる紫ヒスイは、咲き誇る花々のように女性を輝かせる事でしょう。







次はベルトホルダー、小松さんの方では黒ヒスイで仕上げていましたが、今回はブレスと合わせて紫ヒスイを使用しました。
こちらも秘境のオダマキを想わせるルースで、レザーとの相性もバッチリです。
ヒスイ裏のボタンを外し、ホルダーとして活用できます。
上下を変える事でベルトだけに使うのでは無く、いろいろな使い方が可能になります。








7月のイベントの準備で忙しい中、早めに納品してもらいました。(有り難う!)
いつもながら丁寧な仕事なので、安心して仕事を頼めます。
近々、腕時計とのコラボも仕上がるので楽しみ、また一つ「それぞれのカタチ」が誕生する事を嬉しく思います。


ちなみに異玉も編み紐に合わせました。
この2点は初期の作品で、あまり作意が強くないタイプの品です。
ヒスイは「万葉」を加工しており、渋めの編み紐(男性用)に合わせました。


素朴な異玉の雰囲気とも合って、なかなか面白い首飾りになりました。
改めて「身に付ける際の紐」の有り難みを感じた瞬間です。(石川さんに感謝です!)


今後も私と同じカケラを持つ者とコラボして行けたら幸いです。
2017年06月24日
良い陽気が続いたので、押上の海岸へ遊びに行きました。

天気は晴れでしたが空には薄い雲が多く浮かび、水平線は霞んで見えました。
しかし次第に雲が流れて行き、途中からは本来の綺麗な青を楽しむ事ができました。





波はとても穏やかで浜も多少は押し上がっていましたが、奥に進むに連れてなだらかになっていました。(私と相性の良い環境でした)
浜辺には真剣に探している人もいて、その人と少し話をしてから探索に入りました。




相性の良い環境ではありましたが、だからと言って拾えるとは限りません。
右側の奥まで歩いたのですが全くヒスイと出逢えない…。
水平線を眺め「そんな日もあるよなぁ〜」と、歩いて来た道を戻ります(笑)


しばらく来た道を歩いていると、波打ち際の一歩奥に光の膨張を確認!
白い珪石(石英斑岩とか流紋岩とか)かも?、と思いながらも手に取ると曲線の美しい淡緑のヒスイ転石でした!(行きには見付けられなかった(笑))





特に良質のヒスイと言うわけではありませんが、やっぱり出逢えると嬉しいです(笑)
表面が乾くと翡翠輝石がキラキラと輝くタイプだったので、見本としては良い感じです。
サイズも大きい方だし座りも良いので、飾っても楽しめるでしょう。





それとちょっと変わった赤石も拾いました。
このタイプはチャートなのだろうか?、それともジャスパーと言えるのだろうか?


チャートと凝灰岩の混合物っぽいのですけど、割と質は安定しているように思えます。
しかし碧玉(ジャスパー)って感じの一体感は無いような気が…。(玉髄とか瑪瑙とかと同じ質感では無い)
加工しても艶が付き難いタイプなので、見た目が似ている鉱物のようにも思えます。
でも以前に石英に紅が入っているタイプを加工したら、綺麗な品に仕上がったんですよね…。(まぁ、そのタイプの赤石はそれ以降に出逢っていませんが(笑))

変わった石をまとめて解る人に聞いてみるかな〜。(その内に(笑))


萌葱色の綺麗なロディン岩も拾えました。
綺麗な発色で座りも良かったので、磨いてみようかと思います。
ヒスイと間違われやすい石(岩)ですが、この黄緑色が違いを見る目安となります。




途中で釣りを楽しんでいるおじさんと話して、釣果を見せてもらいました。
多くのキス(メギス?)を釣り上げていて、狩猟採取の話で盛り上がりました(笑)



特に印象的だった話は「河川で岩石を壊して、その残骸を川に投げ込む者に迷惑している」と言う話で、ヤマメなどを釣っている最中に邪魔されるのだそうです。
まずは「河川で岩石を壊す」って事に大きな問題があるかと感じましたが、釣り人にとっては「釣りを邪魔される事」の方が大問題のようです(笑)

釣りにしろ、山菜にしろ、鉱物にしろ、狩猟採取の側のモラルが低いと大きな問題になりますね…。
十分に注意して楽しまなくてはならない領域なので気を付けましょう。


海岸を一通り歩いて、赤石(チャート?、凝灰岩?)1個、ネフライト2個、ヒスイ2個を拾えました。
特にヒスイ2個のサイズの差がスゴイ(笑)、拾える通常のサイズは小さい方のヒスイなので、目を凝らして探してみて下さい。(押上海岸での通常のサイズ)




梅雨時期の海でしたが、雨の少ない月だったので楽しめました。
また来月も遊びに行きたいと思います。
2017年06月21日
今回は編み紐を作ってくれた石川さんとのコラボ作品を紹介します。

まずは繭タイプとして掲載していた垂飾(レラ)と(ノンノ)を目覚めさせました。
随分と長い間、冬眠していましたが、最近仕上がってきた編み紐と合わせて夏らしい首飾りにしてみました。
双方とも明るい編み紐に合わせて、光に満ちている姿を表現しています。

・彩雲の垂飾(レラ)の目覚






・開花の垂飾(ノンノ)の目覚





ここまでしっかりと結び付けたので、繭タイプに戻すのは苦労するでしょう(笑)
でも特に発色の良いヒスイを合わせているので、このままの姿の方が良いように思えます。(お好みの身に付け方で楽しんで下さい!)



次は新作の垂飾、アトゥイ(海)とノンノ(花)です。

今回のアトゥイ(海)は流青のカケラを加工した垂飾ですが、青海の垂飾と同じコンセプトで制作しています。(静と動の「動」を担っています)
こちらは河口の景色を強く宿し、白波と海本来の青が混ざり合う様子を映しています。
青と黒の紐で編まれた男性用の編み紐と合わせ、底知れない海を表現しています。







こちらはノンノ(花)、濃い紫と淡い紫で編まれた女性用の編み紐と合わせました。
紫ヒスイ自体にも濃淡があり、所々に入るチタン石が残雪を想わせます。
これからの時期を彩る紫陽花の開花を感じさせ、夜には更に紫が濃くなります。
不純物が混ざった故の凹凸が多少ありますが、日光下では殆ど見えません。







編み紐を作ってもらえたので、いろいろな品に合わせる事ができます。(感謝です!)
高額な品〜手頃な価格の品に合わせるので、それぞれに楽しんで頂けたらと思っています。
季節ごとに紐の色も選べる(私が)ので、その季節に合った作品に仕上げられるのは作り手として、表現者(芸術家)として嬉しいです。


それとレザークラフト(腕時計)とコラボする用のルースも制作したので、試作が仕上がったら掲載したいと思います。
黒ヒスイは漆黒タイプ(緑混じり)と白黒タイプ(斑)の二種類で、白ヒスイは淡い紫のタイプ、青ヒスイは青銅色タイプ、このルースたちがどんな表情になるのか楽しみです。





私が目指す未来は「表側の愚者」なのか「裏側の隠者」なのかは定かではありませんが、どちらも成り立てば「表側の星」に成るし「裏側の魔導師」に成れるかと思っています。
そして表と裏は表裏一体、どちらにも成れる可能性はありますので、バランス良く進んで行きたいと思っています。(中途半端で終わらないよう注意したい…)

まぁ、光と闇、昼と夜が在るのだから、両立できない道理は無いですね(笑)
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