2025年05月28日
久々のヒスイ日和です。(数年ぶりかも?)
とても気持の良い日だったので、父と姫川へ遊びに行きました。(5/28)
懐かしい景色が広がります。
毎日でも訪れることができるのに、身近であればあるほど不思議と来なくなります。
昔のようにゴミが散乱することもなく、草花が生い茂っていました。

記憶を頼りに降り口をさがすと、やはり大量の草で覆いつくされていました(笑)
階段が全く見えない…、特にイタドリが多く行く手を阻みます。(天然の防壁)

手強い防壁ではありますが悪いことばかりではなく、抜けると自生しているヨモギやウドを見ることができます。(ヨモギは食べ頃、ウドは大きくなりすぎかな〜)

以前の護岸も少し姿を変えたように思えます。
澪筋も変えているようで目立った破壊はありません。(河川モニター時が懐かしい!)

草むらを越えると名の知れぬ花と、名の知れぬキノコが来訪を歓迎してくれます。(私が知らないだけ(笑)、カワラナデシコの部類?、アミタケの部類?)


本流は流れが強く水量も多め、間違っても歩いて渡ろうなどと考えないよう注意です!


さっそくヒスイっぽい石を発見!、やや紫がかる肌も見られます。
でもどこか違う感じが…、ロディン岩かな〜、淡紫も灰簾石由来の特徴を感じます。


基本的に紫ヒスイはヒスイ輝石の見えないことが多いので迷いますが、このクリーム感(分かる人には分かる表現(笑))はゾイサイトを含んでいるように思えます。
なんであれ、ハッキリしない石はヒスイとして扱いません。(よって放流)
こちらは大理石に蛇紋石(ボーウェナイト)が入った岩石かと。
質の良いのはすごく綺麗で、当初はヒスイと間違えて磨いた記憶があります。
硬度が低く、とても柔らかい(蛇紋石の部分は)ですが、それなりの光沢を備えて綺麗です。

懐かしい、このタイプのピン(良質)を持っているので、それ以下は持ち帰りません。
護岸であったであろう石も発見。
役目を終えて、コンクリートを剥がしながら元の姿に戻るのでしょう。
礫岩がくっついているようにも見えて面白い、これも人工物との融合になるのかな〜。

初夏のような日和を満喫できました〜。
強い日差しでしたが吹き抜ける風は冷たくて心地よく、草花(生命)の香りと乾いた泥(ドブ)の香りと(笑)、懐かしさ満載の時間でした!

人間は全てを所有(支配)することが夢なのかもしれませんが、一時的に「共に在る時間」を楽しむだけで、あの世には何も持っていけない(笑)
「存在し続けるもの」と「限りのあるもの」、限りあるものは常に存在し続けるもの(不滅の存在)に憧れ続けるのかな〜。
あの世に持ち込める存在を探すのが人間の願いなのかな?、でも自我すら無くなるのだから意味無い気が…。
この世での幸せを探すのが人の宿命なら、完全な支配は望んではならないのでしょう。
何故そんなことを思ったのか分かりませんが、今ある時間を大切にしたいと感じました。
ちなみに、父がヒスイらしき石を発見しました。
ロディン岩と混合しているのか…、とても微妙な石、どうにも切断しないと分からないので加工してみます。
どちらであっても活かしたい、ヒスイ輝石岩なのか、ヒスイを含むロディン岩なのか、ロディン岩を含むヒスイ輝石岩なのか、その割合が分かれば他者にも向けられるでしょう。
糸魚川の自然石では、こんなストラップも作ってみました。
左から蛇紋岩(リザーダイト多め?)、蛇紋岩(アンチゴライト多め?)、流紋岩、泥岩です。(ビーズに淡灰ヒスイも使っています。(他はウッドビーズ))

これは手磨き体験の時に集めて穿孔した転石たちの残り、一応、石は取り外し可能です。
私が若い頃に好んで作ったスタイルの品です、若さ故のワイルドさ(無骨感)だったのですが、今になって懐かしくなり再販って感じです(笑)
チビッコたちにウケただろうな〜って、今更ながら思います。
でも予算を超えるか…、ヒスイを使わなければ予算内に収まるかな?、なんの素材でリングビーズを作るか吟味が必用になりますね。
それはそうと今年の大紅屋はどうしようか…、もっと商品開発できる仲間が欲しいな…。
私の理想型は、まだまだ先が長そうです。