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2023年05月13日
久々の更新です(笑)
前回からいろいろありましたが、仮想空間でさえ更新するのが面倒になりました…。
更に年を重ねてしまい四十代後半に入りましたが、仲間のお陰で素敵な誕生日は向かえられて幸せでした〜。(有り難う、感謝です!)

コミュニティーの場の開拓も残り4年になりますので(予定として)、今年は去年と違った挑戦をしてみたいと思います。


では本題のコラボ紹介、「小さな勾玉の在庫処分でしかなかったピンバッチ」を私なりに考えて制作しました。


まずは勾玉自体をシルバーで制作し、そこに潮風(白波)のデザインを施してもらいました。(デザインとルース制作は私で、シルバー加工は高見澤さんです)

ヒスイの勾玉だと「ピンを刺すと勾玉として使えなくなる」って言うデメリットがあり、更に使う量と制作コストが増えます。(そもそも普通にダサイと思うのは私だけか?)
見栄えを重視するので発色の良いヒスイを使う事になりますが、小さくても勾玉に加工できるヒスイを揃えるのは簡単ではありません。(量産を考えるなら尚更無理)

でもルースなら大丈夫、約7mmのラウンドのルースなので小さなカケラでも作れます。
数に限りがあるのは当然ですが、ヒスイの消費量が全く違います。
様々なヒスイでルースを作るのでバリエーションも増えて、ルース自体を選ぶ楽しみも提供できるでしょう!(相対での対応が必須、よって糸魚川に誘導できる)

図らずも潮風(白波)のデザインが縄文の模様にも見えて良い感じ、糸魚川らしさを込めたくてデザインしましたが、それが縄文に繋がるのは嬉しい限りです!
ピンバッチのサイズは20mm程度で、同時にペンダントも作ってみました。
お守り感が強いヒスイの勾玉に対して、アクセサリー感を強くした仕様にし、気軽に身に付けられるようにしてみました。(あくまでデザインとしての勾玉、でも糸魚川ヒスイなのでお守りにもなる)
ヒスイのグレード次第で値段も変わるので、お手頃価格にもできるし、自身で見付けたヒスイ転石でルースを作る事も可能です、致命的なヒビされなければ(笑)

以前にも書いていますが、これらは神玉制作時に残ったカケラを加工していますので、大元(神玉)と繋がっています。
私が人生を懸けている「神器」を中心として広がっている創作品になるので、そこらの単なる商品では無い事は断言したいと思います(笑)

まずは希望する会員に身に付けてもらい、宣伝を兼ねたお守りとして活用してもらいます。


今はオーダーなどで忙しいですが、それを終えたら創作活動を進める予定です。(きっと掲載は遅れるでしょうけど(笑))
2023年04月02日
今年も大紅屋でワークショップなどの活動を始めました!




これから本格的に「クリエイターズベース」として活動する事になるわけですが、大紅屋は拠点の一つであって、この場で全ての活動を行うわけではありません。
ここから外のイベントに参加したり、外からクリエイターを呼んでワークショップや物販をしたり、仲間同士でコミュニティーを高めたり、そんな感じで気の合う人たちと協力しながら進めて行きたいと思っています。

私は変わらず「ヒスイの手磨き体験」と「天然石の物販」、外からコラボできる作家さんを呼び、糸魚川に新しいスタイルの作品を提供していく予定です。
活動開始からお客さんが来てくれて、今年初の手磨き体験を行う事ができました!(ありがとう!)

クリエイターズベースの想いに賛同してくれる人たち(会員)も増え、どうにか会費を集めながら活動する事が可能になりました。(協力者の方々に感謝です!)
それぞれに生活があり、物価も上がって大変な時期ではありますが「繋いで行く意志」を示してくれた事は、私には大きな希望になりました。(作り手ではないけど、協力してくれる人たちもいます)

一度は諦めたクリエイター集めですが、もう一度挑戦しようと思うようになりました。
それと同時に私の使命とも言える「思い出をカタチにする事」を進め、ヒスイの聖地としての姿を見せて生きたいと思います。

過剰な安定は人を腐らせ、過剰な自由は人を狂わせる、このバランスをとれる者だけが未来を創れるのだと信じています。


まだまだ肌寒い糸魚川ですが、訪れた際には大紅屋に寄ってみてくださいね!(私がいれば良いのですが…)
2023年03月19日
今回も改めて撮影したシルバーリングの紹介です。

糸魚川の浜辺に打ち上がる、悠久の時によって練磨されたヒスイ転石(ヒルコ神)をモチーフにしたシルバーリング「波のたより」です。




十分に自然研磨されたヒスイ転石は無駄に角張っておらず、柔らかさすら感じさせる姿をしているので、その魅力を小さなカケラ(不定形ルース)でリングに閉じ込めました。

どれだけ小さくても光を膨張するヒスイ転石。
陶磁器の破片・プラスチックの破片・シーグラス・などなど人工物と間違える程の理想色(理想光)を放つ神秘の存在に心を奪われるのは当然と言えるのでしょう。(宝石(自然)に憧れて人工物の色が決まったので当然か(笑))

一般的に翠(緑)のイメージが強いヒスイですが、紫(開花のカケラ)と青(青海のカケラ)を用いて春の景色を映しました。(探石日和が多くなる季節だし)
ヒスイ自体は柔らかさを放ちますが、それを浜辺(人間)にもたらすのは「日本海の荒波(イザナミ)」なので、そのデザインをシルバーによって表現しています。

似合う人に身に付けてほしいなぁ〜。
糸魚川ならではのデザインにしてもらったので、思い出の石を「波のたより」にするのもお勧めです!(あるいは「波うちぎわ」に)
不定形ルースのピアスも需要があったので、少しずつですが作って行けたらと思っています。


未だ原石供給地としてしか意味合いを出せない地域のままですが、この地で切磋琢磨を伝えて、いずれは聖地としての姿を取り戻せる日が来るのを信じて待ちたいと思います。

大紅屋も来月には再開する予定なので、興味がある人は遊びに来て下さい!(でも私がいられるのは土日くらいかな…?、事前に連絡してもらえたら助かります(笑))

去年が良すぎたので今年はどうなるだろうか…、繋がりの中で求めていたものも得られず、単体での強さも失う、そんな最悪な結果は避けたいな…。

なんであれ精一杯、努力して前に進もうと思います!
2023年03月13日
改めて撮影したシルバーリングの紹介です。
小さな不定形ルースで制作した二つ石リング、「こもれ日」と「潮かぜ」です。(高見澤さんとのコラボ)

まずは「こもれ日」から紹介。       
前回よりも更に小さなカケラをルースにして、新緑と深緑に透ける陽光を表現しました。


本格的な芽吹き(北陸では)を向かえる今の季節にピッタリなリング、小さなカケラでも立派なアクセサリーになる事を証明できたと自負しています。
厳しかった冬が嘘のように思えるほど暖かくなったのは「自然からの祝福だ」と、感じられるアクセサリーです!
サイズは13号ですが、多少なら調整できます。


次は「潮かぜ」の紹介。
こちらも小さめのカケラをルースにして、黄昏(或いは暁)の空と海を表現しています。


春のサクラや初夏のヒルガオのイメージも込めているので、今からでも身に付けて楽しめるアクセサリーになっています。
形状も「花びら」と「水滴」に見えるので、より瑞々しさを感じられるでしょう!(ルース制作時には意識しておらず、配置をする際に吟味しています)
サイズは同じく13号で、多少なら調整できます。


前回と重複する内容ですが、不定形シリーズは「浜辺で出逢った小さく綺麗な転石」を表現したアクセサリーです。
私が糸魚川で目指している「思い出をカタチにする事」の、一つの姿だと言えます。(小さな海岸転石での制作も可能とする仕様)

最終的には導師になる事を目的としていますが、それは結果であり、これら(創作活動)を進めていれば自動的に求めている姿になるかと(笑)
現代に蔓延る「言い訳の成れの果て」にはなりたくないので、全て経験則から理想の姿(と言うか原点)を導き出したいと思っています。

次回も撮影を終えた「波のたより」を紹介します。

他にも、小さな勾玉の在庫処分として糸魚川で作られているピンバッチも、私なりのデザインで新調する予定なので興味がある人は待っていて下さい。(好みじゃなかったらゴメンね(笑))

つくづく「何も変わらない(変われない)まちだなぁ…」って思いますが、なんであれ挑戦する事だけは諦めないよう心がけたいと思います!
2023年02月23日
今年に入って最初に制作したコラボ作品を紹介します。

小さな不定形ルースで「波のたより」と「二つ石リング」を作ってもらいました!(高見澤さんとのコラボ)



主に桜(初夏のヒルガオ含む)と海をイメージしたカラーリングにし、新緑〜深緑へと移り変わる景色も込めています。
このシリーズは、浜辺で出逢った小さく綺麗な転石を不定形ルースで表現したアクセサリーで、「思い出をカタチにする事」の、一つの姿だと言えます。(小さな海岸転石での制作を可能とする仕様)

少しずつですがカラーバリエーションが増えて嬉しい、これから訪れる春をイメージした紫ヒスイを多く使ってみました。(リングサイズは12号〜13号です)
並べるのが楽しみ、可愛らしく陳列できたら良いな〜、改めて作品画像を撮影してから商品ケースに飾りたいと思います。


こちらはオーダーで制作してもらったペンダントです。
裏窓だけの紹介ですが、「木漏れ日と四つ葉のクローバーをイメージしたデザインで」、との依頼に応えてくれました!


大きなルースはダブルカボションだったので、淵に陽光が透ける葉を散りばめたデザインにしたそうです。
オーダーされたお客さんが喜んでくれたら嬉しく思います!


やっと凍てつく2月が終わろうとしています。
幸いにも糸魚川駅周辺は大雪にならず、雪かきに追われる日々は避けられました。
それでも凍結する事が多くなり、慣れていない糸魚川の民家では水道管の凍結や破裂が深刻だったようです。
この時ばかりは「凍結が当たり前の信州に生まれて良かった」と思ったりもします(笑)
事前の備えは大切だと心底感じます。(備えあれば憂いなし)

3月も寒さが続き、4月中旬まで春本番は訪れませんが、芽吹きの季節に想いを馳せて創作活動を進めたいと思います。
30代に比べると制作スピードは格段に落ちましたが(活動記録を書く頻度も落ちましたが…)、今後も40代のペースで続けて行きますので、同志の皆さんよろしくです(笑)

暖かくなったら大紅屋も活用して行きますので、その際は遊びに来て下さい!
2023年01月06日
明けましておめでとうございます。
遅めの挨拶ですが、今年もよろしくお願いします!

昨年は仲間集めに力を入れた年だったこともあり、どうにかコミュニティーの場の初期段階をクリアできました。(集まってくれた皆さん、有り難う!)
お陰様で「楽しめる場」としての初期は、今年からスタートできそうです。
これから前期・中期・後期と進み、私が他界する頃に末期(私にとっての末期)になるれば成功と言えるでしょう。(その頃には引き継ぐ者が育っているはず、多分(笑))

残すは「稼げる場」だけ…、これが一番難しい挑戦になるでしょう。(景気も悪いし…)
根本的な考え方を共有しなくては成せない場、消耗品と不滅の存在、道具と道具を超えた存在、それらを分けて扱える能力(それを認識できるセンス)が必須になります。

目利きを育て序列(優劣)を認識できるようにしなくては…、そしてそれを「適応する領域」と「適応しなくて良い領域」に分けられる人材(見定められる人材)を集めたいと思います。
初期段階で求めるには難易度の高い話なので、お互いが縁を深める中で高め合えたらと思っています。

幸いにも県の石にもなったので(順序が微妙でしたが)、糸魚川(ヒスイの聖地)は今までのような浜乞食を集めるのではなく、その先の未来を示さなければなりません。(石拾いの楽しみを含めた先の領域に進める)
でなければいつまでたっても「拾って帰る」を繰り返すだけになるでしょう…、それは成長期だけの特権(30歳までが限界)で良いかと思います。
それ以降にハマった人は前期を短くして学ばなければならず、その学習能力は今までの成長の度合い(生き方)によって決まるでしょう。(その多くが失敗してますが…)

こう考えると「幼少期から鉱物が好き」って人の方が有利ですね(笑)
30歳までに多くのことを学ぶでしょう、野草・動物・昆虫にも興味があると更に良い、きっと共通する道理を見出せる人物になるかと思います。

自然から学ぶことの多さには驚きます。
現実逃避の究極体である人間に生まれたので数字に追われる日々は仕方ないですが、それだけではどうにもならない(何の役にも立たない)領域のことを多く知っておけば、いざ現実(自然領域)に向かい合う際には大いに役に立ってくれるでしょう。

日々の「神々(自然)との交歓」が真価を発揮する瞬間、幻想社会では望まない瞬間ではありますが、その瞬間には神(自然)の寵愛を感じられるかと思います。(経験しなくては共有できない感覚)

まぁ、その感情すらも幻想なのでしょうけど、不完全な生命体である人間にとっては不可欠な幻想であることは間違いありません。


え〜、いつもながら話が逸れましたので戻します(笑)
今年の糸魚川(糸魚川駅周辺)は積雪が少なく、雪かきに追われる日々にはなっていません。
いつでも対応できる備えをしつつ、与えられた時間を有意義に使って行こうと思います。

今年も挑戦して行きますので、興味がある人は応援して下さい!(興味が無い人は、お互いに関わらないようにしましょう(笑))
大紅屋も再開しますので、季節が良くなったら遊びに来て下さいね〜。(更なる進化を求めて行きます)
2022年12月06日
今回もシルバーアクセとコラボした作品を紹介します。

まずは万葉の上位にあたる「神緑」のカケラでのペンダント、深い緑色と石質の良さが魅力のヒスイです。
抜群の艶と透明度を備える優秀な素材ですが、ヒビが多く大きな品を作ることが困難なヒスイでもあります。(糸魚川のヒスイにありがちですが…)
小さく細長いルースでしたが、無理を言って裏窓に四葉をデザインしてもらいました。




光に透かすと翠にも見える神秘的な透過光を示します。
まさに成長の色であり、幸運を呼ぶに相応しいと感じます。




次は碧を示す「青海」のカケラでのペンダント、全体に淡く碧が広がり特に中央付近は濃いめの青(海を想わせる青)が見られます。
練られた石質により透明度と光沢が際立つ碧ヒスイですが、暗めの発色なので裏窓を大きく空けることにしました。(シンプルですが水滴もイメージしています)




光に透かすと僅かに緑が見られ、青緑(碧)のヒスイであることが分かります。
赤と並ぶ原点の色、「生命そのもの」を表す象徴色として珍重されているヒスイです。




最後は、すでに待ち遠しくなっている「開花」のカケラのペンダント、鮮やかな発色が魅力の紫ヒスイをルースに加工しました。
人生で最も華やぐ時間を閉じ込めたような幻想的なヒスイで、圧倒的な存在感を放ちます。
表(紫ヒスイ)を花びらとし、裏窓は「花の開花」をデザインしてもらいました。




光に透かすと滲むような開花色が広がり、花開く期待感と瑞々しさが多くの人(特に女性)を虜にします。
透ける紫ヒスイが少ない中で、ここまで白と紫の発色が綺麗なのは珍しいと言えるでしょう。(地が灰色のが多い)




小さかったり細かったりと、裏窓をデザインするには難しいルース(カケラ)たちでしたが、私が無理を言ってどうにか魅力的なペンダントを仕上げてもらいました。(高見澤さんに感謝!)

海岸転石でも制作可能、ヒビを避けての小さなカケラでも制作可能、基本(原点)として当然のことではありますが、それを実現させるのに16年かかった訳ですね…。(一人で高めていた期間(創作期間)が長かったこともあるけど)
この不定形ルースでの活用は、糸魚川のヒスイには不可欠だと言えるでしょう、それが可能になったことは嬉しい限り!、紹介してくれた友人にも感謝したいと思います。

このアクセサリー(作品)たちが人の手に納まり、永く愛させることを願います!



え〜、来年からは「神々(自然)との交歓の一つ」である探石も、再開したいと思います。
ヒスイ日和(探石記録)を待っていた人もいるのかな?、いなくても勝手に一人で行いますので問題はないでしょう(笑)

知人にガイドをしながら楽しんで再開したいと思います!
2022年12月04日
今回はオーダーメイドでの作品を紹介します。

以前にペンダントを制作したヒスイの海岸転石、その残りでリング制作の依頼を受けました。



リングのデザインは転石専用として考えられた「波うちぎわ」、大きめのルースも斜めに配置できる優れたデザインになっています。


ペンダントほど濃い色ではありませんが、それでも十分な発色を示しています。
表面を削り込んだ事もあり、一切のヒビもなく美しく仕上がりました。

透明度も高く、ぼんやりと光が膨張する姿は「探石の際にヒスイと出逢った景色そのもの」です。
このレベルが通常で見付かれば良いのですが、そう甘くはないのがヒスイ探し(笑)、この記憶(感動)を共有できる人は少ないでしょう。(オーダーメイドの醍醐味でもある)




こうも余すことなく活用できる転石も珍しいです、母親に贈るとのことですが喜んでもらえるだろうか?
後々は娘さん(お嫁さん?)に譲渡されるのかな〜、永く愛させることを祈りたいと思います。

残りはペンダント制作の際に出た半分のカケラのみとなりました、「活用を考える」とのことなので今後も楽しみです。(次は奥さん方の母親へ贈るのかな?)

よい仕事をさせてもらいました、またのオーダーをお待ちしています!
2022年12月01日
今月のクリスマス会(予定)を最後に、今年の大紅屋での活動が終了します。

5月後半から始めた活動ですが、「いろいろと楽しく、そして大変だった」という思いが込み上げてきます。
お陰さまで人との繋がりも開拓できて、一人で行う仕事とは違った楽しみを経験できました。

ヒスイ(自然石)の研磨を体験させるワークショップは思った以上の人たちが訪れ、拾うだけで終わらせない「思い出をカタチにする」という活動も進められました。(それでこそ「人の文化」と言えます)
とにかく身につけられる魅力的な品に仕上がる姿を表現して、若者にも気軽に楽しめるスタイルを確立したいと思います。
この経験によって切磋琢磨を身体に染み込ませ、原石(転石)を愛でるのは「やりきった者のみの境地」だと認識させたいと思います。(先に進めない者どもの言い訳にはさせない、自身を磨き上げてこその境地)

それと同時に市外からも新しい仲間を呼び込みつつあるので、「それぞれのカタチで活用できる場」の兆しも見えてきました。(ほんの僅かな兆し)
どうしても稼げる場にする必要がありますが、稼ぎ方にも上等と下等があり、薄汚さが見えるような場にはしたくありません。
目指すは「上等で高尚な稼ぎ方」で、それは「ものづくりの本領」を発揮すれば可能になるでしょう。(高めた「知性」と「知識」と「技術」をもって創作を成す)

来年は二階も使えるようにしたいなぁ〜、そこに時間を費やせるよう冬季は加工に励まなくてはなりません(笑)
一緒に楽しめる若者も増やしたい、気晴らしになるような空間を一緒に作れたら嬉しいです。(五人は確保、数人のチビッコは幼なすぎなので未来に期待)


今までは単体で気にしていませんでしたが、今年は人と触れ合う時間が長かったので冬季の寂しさを痛感するかも?
まぁ、孤独に愛せれてこその芸術家だったりするので、その憂いも創作の原動力にしてやろうと思います。(若い頃に比べると孤独に弱くなっている気が…)
しっかし、芸術家が導師を目指すのは例があるのだろうか?、いや原点が「そうであったはず」なので問題ないでしょう!(私の人生で試しみる)

世の中のゴタゴタは付いて回るけど、やりたい事を進められたのは周囲の協力があっての事なので感謝です!(特に女性の皆さんありがとう、この恩恵が一生続くのなら「結婚しなくてよい」って本気で思う(笑))


次回は、コラボ作品のリング(波うちぎわ)や、ペンダント(神緑・開花・青海)も仕上がってきたので、撮影して紹介していきたいと思います。
2022年11月20日
今回はシルバーアクセとコラボした作品を紹介します。

私の依頼ではなく、自主的に制作してくれた螺旋リングです。(高見澤さん制作)
合わせたヒスイは「芽吹」と「青海」、とりあえず仮名でコゴミ螺旋型としていた模様も「わらび唐草」として新たに命名されました。



確かに「こごみ」より「わらび」の方が認知度が高いし、柔らかなイメージなので相応しいでしょう!(長野県らしいし)

海岸の転石専用にしたデザインではありませんが、私個人が気に入っている螺旋型のリングです。(流線的でカッコイイ)
一つは芽吹きそのものを宿すリング、もう一つは海へと流れる雪解け水により命を育むリング、そんな印象を強く受ける仕上がりです。

こちらのコラボ作品は高見澤さんが扱っていますので、ぜひ店舗兼工房へ見に行ってください。(ネットショップでも販売しています)

お互い厳冬に苦戦する季節になりますが、情熱の炎は絶やさずに暖かな春に向けて協力していきたいと思います!
2022年11月19日
今年最後になるであろうヒスイの手磨き体験を行いました。(11/19)

体験者は糸魚川在住の3名で、角材からの研磨(2時間コース)を希望する強者です(笑)
別名「修行コース」と言われる(私が言ってる)だけに、始める前からの気合いが重要になります。
女性2名に男性1名だったので特に女性にサポートが必用、男性よりも厚く、硬く、大きめのヒスイの角材を選んだこともあり、最後まで続くか心配しましたが、楽しく話しながら仕上げることができました。

やはり修行コースは疲れるな〜、角材から曲線を削り出すことが一番大変(笑)
でも楽しんで体験してくれたので嬉しい、自身で仕上げたストラップには強い愛着も宿ります!

次の日からの手の痙攣(筋肉痛)が心配ですが、それも含めての体験なのだと納得してもらいます。(私は慣れているから問題なし(笑))
今回の体験が、それぞれに良い経験となってくれたのなら幸いです。
地元の人たちなので来年も遊びに来てくれるでしょう!(宣伝にも協力してくれるそうです、感謝です!)
最後の最後?に、また知り合いが増えた事も喜びたいと思います(笑)


昨日と今日は天気が良く気温も上がったのは幸いでした、これから大紅屋を活用できる日も減り続けるでしょう…、暖房代などを考えると無理に作業を行う必用もなくなります。
一人で創作活動する季節の到来かな〜、もう慣れているので「通常に戻るだけ」ですね。(孤独を孤高にまで練り上げる)

どうにか2名ほど同じくらいの熱量を持って活動できる仲間が増えたので、来年はもう少し協力したイベントなどが出来るかもしれません。(とても大紅屋を気に入ってくれています)
私の目的は、以前から言い続けている「思い出をカタチにする」ってことで、その場を引き続き開拓していきたいと思います。
売上げを望むのは無理だとしても、「私の側にいれば楽しい場は得られる」ってメリットを示せるように頑張りたい!(私はムードメーカーであって、リーダーのタイプでは無いし…)

行商を得意とする仲間たちとの連携も進めたいな〜、どこもそうですが「地元のものに興味が希薄」なので、外の珍しい品を期間限定で提供できたら嬉しいです。(糸魚川のヒスイだけは例外ですが(笑))

これから厳しい寒さになっていきますが、新しい縁に期待して年末まで活動したいと思います。
2022年11月07日
前にも少し書きましたが、大紅屋を借りて約三ヶ月が過ぎました。
活動時間はそう長くないのですが、なかなか濃い時間を過ごせたように思えます。

今後の継続は熱量が同じくらいの者たちでレンタル料を払えば可能ですが、賑わいは人材が集まらないと難しいでしょう…。(以前からの課題)
人を集めるには「稼げる場」にするか、「楽しい場」にするか、そのどちらか(あるいは両方)しかなく、今現在ではこの場で稼げる(辛うじて稼げる)のは私と行商でイベントをする仲間だけ、コミュニティーの場として心から楽しんでいるのは約2名(若者)、家庭があるので活用しきれないけど協力してくれる人が約1名(女性)といった感じです。(それでも楽しんでいるのが救い)

どうしても田舎は子育て支援や老人向けの支援の傾向が強くなるので難しい…、そういった施設はダブっていて同じくまともに機能しているとは思えません。
どうせ自腹でやるなら「やることがカブっていては面白くない」って話で、作り手が集まっている場の魅力を出せたら理想的です。(その作り手自体が乏しいのは残念)

来年の課題だな〜、定期的にイベントをして情報を発信し続けることも必要でしょう。(共場コモンズさんと内容がカブる事もありますが、年齢層を分ければ大丈夫でしょう)
新たな仲間も探しながら、最も良い活用の仕方を考えたいと思います。

それはそうと、肝心の自分の仕事(創作活動)も頑張らなくては継続すらできなくなります。
ヒスイが県の石になったとのことで、「ちょっと順番が逆なのでは…」という疑問を残しつつ(笑)、それでも注目してもらえる機会が増えたことを喜びたいと思います。

糸魚川に訪れるには厳しい季節になっていきますが、ヒスイ好きの方々の来訪を心待ちにしたいと思います。


この「作者の思考という記録」が、最終的に渇望と失望の記録にならないことを願って生きたいと思います(笑)
2022年11月04日
前回に引き続きコラボ作品の紹介をします。

まずは「眼鏡のメガネ」から。


ルースに使用したのは私が「水湖」に分類しているタイプのヒスイで、水面や水泡を想わせる景色を宿しています。
一見は白ヒスイに見えますが、日陰で見ると淡い水色であることが分かると思います。
眼鏡ホルダーとしても活用でき、お気に入りのルースを選ぶこともオーダーメイドであれば可能です。(やはり黒〜灰色のヒスイでの制作は未だありません(笑))

気軽なアクセサリーとして楽しんでもらえたら嬉しいです。


次は「縄文リング」です。


私が「万葉」に分類しているタイプのヒスイを加工し、焼町土器をモチーフにしたデザインのリングに合わせました。
前回の青ヒスイは地球を想わせましたが、今回はもっと身近な生命の神秘を感じさてくれます。
主に男性用として(重厚感のある仕様で)制作していて、サイズも大きめです。(24号)
こちらもオーダーメイドであれば、ルースを選んで制作することが可能です。

実は紫ヒスイ(開花)でオーダーメイドしていて(高見澤さんのお客さんの依頼)、緑・青・紫のバージョンは制作済みです。




最後は「波うちぎわ」です。


糸魚川での海岸転石で制作することを目的としてデザインされたリング、こちらも私が出逢ったヒスイ転石(ヒルコ神)を加工したルースに合わせています。(15号)
ヒスイのタイプは「万葉」で、一作目よりルースサイズが大きいのでシルバーの枠自体に厚みを持たせました。
僅か数ミリの違いで存在感が変わります、ルースを斜めに配置したのもオシャレ、私のイメージ通りに仕上げてくれました。(高見澤さんに感謝!)

前回にペンダントをオーダーしてくれた方からリングの依頼も受けていて、こちらの「波うちぎわ」を制作する予定になっています。(このデザインでのオーダーメイドは初となります)


こうして見ると糸魚川ヒスイ専用といえるデザインが増えました〜。
他の石たちにも転用できますが、糸魚川ヒスイでの作品を超えることはないでしょう(笑)

私単体での創作品は既にその境地にあると自負していますが、コラボでも高められたことは仲間の協力があってのことです!
ありがたいな〜、感謝の気持ちを忘れずに今後も活動して行きたいと思います。
2022年11月02日
今回はレザーとシルバーのコラボ作品を紹介します。

久しぶりのレザーとのコラボ、随分前にクラフトフェアで知り合った作家さん(小松さん)と再びコラボしました。
お客さんからオーダーを頂いたようで、ヒスイ好きの方へのプレゼント用にヒスイの入った財布を制作したそうです。



ちょっと急ぎの依頼だったようですが、私が紫ヒスイのラウンド型ルースをストックしていたのでどうにか間に合いました。(1個しか残っていませんでした)
作っておいて良かったと心底感じました(笑)、この冬はルース制作に力を入れたいと思います。
ちなみに、ペンダント用に作ったルースなので濃いめの紫ヒスイを加工しています。(恥ずかしくないグレードです)

久々に小松さんの作品を見ましたが(メールで添付してくれました!)、やはり良い出来です。
円安でレザーの仕入れが困難になっているとのことで苦労していますが、技術は衰えていないようで安心しました。(むしろ以前より高まっている)
再びコラボできる日が待ち遠しい、次は何を一緒に作ってみようかなぁ〜。
もう青年と呼ぶのは失礼な年齢になったでしょう、一人前の男として今後が楽しみです!(来年は大紅屋へ遊びに来てくれるそうです)


次はシルバーアクセの作家さん(高見澤さん)とのコラボ作品です。
自主的に作ったペンダント「かがやく」です、キラキラした思いが続いている感じを名前に込めたとのことです。



太陽や星をイメージしたペンダント、ヒスイ探しでヒスイに出逢った時の感動も思い出します。(太陽なら夏、星なら冬、そんな印象を強く受けます)
更に私がオーダーしたコラボ作品3点も完成したので、次回に紹介したいと思います!(メガネの眼鏡、縄文リング、波うちぎわ、の3点です)

世の中の景気は最悪ですが、やることは多く頭が回らないです(笑)
仕事とは関係のない大紅屋での懇親会はイレギュラーが多く大変、当日に人が増えすぎるのは困りますね…。
予定通りに進んだ試しがないですが、どうにか対応できたのは周りの仲間(若者たち)のお陰だと言えるでしょう。
これが生き金になればいいなぁ〜、死に金だと解ったら二度と関わらないようにします。(今年で見極める、若者よりも中年が要注意)


話は変わりますが、以前にプロポーズ用のペンダントをオーダーした方から「受け入れてもらえた」との報告がありました!(見事成功したようです!)
彼曰く「毎日眺めていたのでペンダントを手放すのがさみしくなりましたが、喜んでくれたので満足です」とのこと、手放すのを惜しんでもらえるのは有難いですが(笑)、本懐を遂げる(贈る)方が重要です!(きっと私に気を使ってくれたメッセージなのでしょう)

今受けているリングのオーダーも、気合を入れて仕上げたいと思います。(高見澤さんの協力に感謝!)


今年の5月末から6月末まで大紅屋を営業して、7月と8月は冷房がなくて営業を断念(おまんた祭りの半日は借りて汗だく(笑))、再び9月半ばから営業し今に至るのですが、短いような長いような…、不思議な感覚です。
稼働したのは約三ヶ月なので定着もしていませんが、それなりに人も集まってきていて活用の幅も広がりそうです。

まだまだどうなるか分かりませんが、期待して進めていきたいと思います。
2022年10月23日
今回は、シンプルな不定形ルースのピアスの紹介です。(いつも通りルース加工は私で、シルバーアクセは高見澤さん制作)

淡紫ヒスイと碧ヒスイでの制作、不定形にすることで海岸転石のイメージを強調し、ピアス自体はシンプルなデザインにしました。
垂れ下げで身につけるフックタイプではなく、耳に直接付けるスタッズタイプを採用、裏窓には「蝶」と「風」のデザインを施してもらいました。(高見澤さんの提案)



どちらも透過するヒスイではありませんが、この裏窓の一手間が手作りならではの魅力を引き立てます。
おそらくは他者が気づくことはないであろう仕様、これは「身につける者のみの楽しみ」とも言える贅沢な表現だと思います。
様々なバージョンを作れるので面白い、作り手には負担が増えますが、この「遊び心」が付加価値になるのでしょう。

更に「特に高ランクのヒスイを使わなくても良い」というメリットがあり、白ヒスイであっても通用するカタチだと思います。
きっと「ペンダントやリングにするには物足りない」って転石にピッタリな仕様なのでしょう。(だからといって、高ランクのヒスイで作らない訳ではないけど(笑))

糸魚川ヒスイでの(海岸転石での)、ちょっとしたアクセサリーの定番になれば嬉しいです。(ギャラリー用の撮影は後日に行います)


ちなみに、前回に受けた転石でのペンダントを納品したところ、残りのヒスイで母親へ贈るリングをオーダーして頂きました。
最も良い部分を切り出した残りではありますが、グレード自体は拮抗するレベルなので「彼女さんとのマウントの取り合い」が勃発しなければ良いのですが…。

逆に仲が良くなるきっかけにもなりうるので、糸魚川ヒスイの加護(縁を結ぶ)に期待したいと思います(笑)
2022年10月19日
今回は、海岸転石によるオーダー作品を紹介します。

十年来のお客さんからのオーダー、自身で見付けたヒスイの海岸転石でのコラボ作品です!(高見澤さんとのコラボ作品)
加工したのは私が「万葉」に分類しているヒスイの転石で、とても美しい深緑と淡翠が交ざり合った魅力的なヒスイ転石です。(そのままでも十分に美しい転石)




その転石の色の濃い部分(左端部分)を切り出して、不定形のルースを制作しました。
転石からのルースということで不定形にしましたが、やや雫形にしてバランスもとっています。
依頼人から「可愛らしく」とのオーダーなので、チェーンは上から2番目のビーズ付きを選びました。




仕上がった姿がこちら、覆輪留めのシンプルなスタイルにしてあります。
裏窓は「幸運の四葉のクローバー」にしてもらいました、二連にすることで花もイメージさせて、努力が花開くよう願いを込めています。(更にビーズ付きチェーンで「実り」も込めています)




このデザインは透過しなくても使えそうです、紫ヒスイなら開花をメインで表現できるでしょう!


当然ながら透過光も楽しめます、二連のクローバーで開ける面積を多くしたのも効いています。(高見澤さんが提案してくれました)
たまに光にかざして、この神秘的な景色を楽しんでもらえたら嬉しいです。




以前から漠然と「プロポーズの際に転石で制作したアクセサリーを贈れたら良い」と思っていたらしく、その時が来たら私に加工をお願いしようと決めていてくれたそうです。(遂に「その時」が来たわけですね!)

こんな有り難いことが他にあるだろうか…、作家冥利に尽きるとはこのことなのでしょう。
なかなかのプレッシャーではありましたが(笑)、身に付ける方への祝福としては満足な作品に仕上がりました。(結果は「神のみぞ知る」です)
今までの二人の時間が答えを示してくれるでしょう、良い結果になることを祈ります!

ちなみに、もっと大きくルースをとったのですが、途中から中央付近でクラックを発見。
どうにも美しくなかったので半分から切断しました…、サイズは小さくなりましたが希望する「可愛らしいアクセサリー」にはなったので結果的には良かったです。
特に目的が重要だったので無傷のアクセサリーに仕上げました、もっとも良い部分で無傷、グレードも申し分ないので、贈られた人はラッキーでしょう(笑)

転石も三分の二くらい残っているので、まだアクセサリーは作れますが「このヒスイ転石で作った」とする証明にもなるので残しておいても良いでしょう。(切断面を下にすれば安定して飾れます)
それに、まずはクラックで切断した方の半分をルースにする方が先でしょう、自分用のリングにすれば同じヒスイ(母石)を大切な人と共有できます!

なんであれ、やっと私が望むカタチでのオーダーを受けられました!
転石のままの魅力も理解していますが、その先に進まないから文化が育たないとも言えます。(中国とのヒスイ文化の差が明確)
いつまでたっても目利きが育たない、技術が育たない、よって活用が育たない、なので買い負けて売り負ける、今の日本の現状の縮図ですね…。

素材に頼って便乗しても知性は高まらない、まさに「慌てる乞食は貰いが少ない」ってやつです。(木っ端だらけだな…)
まぁ、十年以上も言い続けても進まないのだから、これ以降も期待はできないのでしょう。
よって今後も「私は私の仕事をする」ってことで前に進みたいと思います(笑)


世の中への不満は尽きませんが、まずは「思い出をカタチにする」って目的を体現できたことに感謝します。
ありがとうございました、今後もよろしくお願いします!(依頼人は年齢が近かったので、同じ時代を生きられるでしょう!)
2022年10月09日
急激に気温が低下した中での三連休、初日は午後から雨で人の訪れる気配なし、なので常連の理容室に行って来ました。(どうでもいい情報ですね(笑))

今日は中日、早朝は太陽が見えましたが、次第に空は暗い雲に覆われました。
雨は夜からの予報で気温も「やや肌寒い」って程度、来月の事も考えてコタツの用意をしました。(埃が溜まっていたので、分解して掃除しました)
お昼頃に「子どもに磨きの体験をさせたい」と、友人(大紅屋の活動に協力してくれる仲間)から連絡があり、それに対応すべく準備しました。

周りも昨日より活動的になっていて、いつもながら月徳飯店さんからの来店が多くありました。
食べた後に寄ったり、食べる前の待ち時間に寄ったり、「近くにある」ってだけで宣伝になるのは嬉しい限りです!(定期的に食事をして感謝を伝えます)

石拾いをした人たちも食事して行く事があるようで、5個以下の石なら無料で簡易識別するようにしました。(一目で解るし(笑))
質問の多くが「どんなのがヒスイなのか」という事なので、見て分かるようランク別にしたサンプルを用意するようになりました。(百聞は一見にしかず)

不思議に体験教室をしていると、来店する人も増えます。
きっと入りやすくなるのでしょう、チビッコが一生懸命に作業していれば尚更ですね(笑)

この日も例に漏れず、友人の子どもが体験している最中での来店が多く、教えたり、質問に答えたり、識別したりと、ちょっと忙しい時間がありました。
ご時世ですが、お金を使っていく人は殆どいません…、子どもが求めても親が出さないって状態、羨ましげに同年代の子(友人の子)を見ている姿はちょっと可愛そうに見えました。(それぞれに家庭の事情があるのだから仕方ないけど…)

肝心の磨き体験ですが、一生懸命に磨いた甲斐あり綺麗に艶を出せました!
選んだ(10歳のお兄ちゃんが選んだ)のは灰色の地に黒が流れる黒ヒスイ、黒系は磨き残しが目立つので特に丁寧に磨かなくてはなりません。
なかなか「攻めたヒスイを選んだな」と感じながらも、友人(母親)と私のサポートを加えて、ペンダントにもなる程に仕上げました。(本来はストラップ仕様)

弟くんは幼すぎなのでスロットゲームに夢中(笑)、むしろそのお陰でお兄ちゃんは集中して体験できた気がします(笑)
あと5年したら弟くんも対象年齢になるので、その年齢になったら磨き方を教えたいと思います。(その時の私は、よりオッサン度を増しているでしょうけど…)
ちなみに、次男くんもいるそうなので、まずはその子から挑戦してもらいたい!(あと3年くらいかな?)

これから大紅屋の活動を協力してくれる友人なので、この縁を大切に未来へ繋げたいと思います。(少しずつ協力者が増えてきました)
2022年10月04日
先日は「ちょっとした石のアクセサリーショップ」を、仲間と行いました。
扱う商品自体は天然石(外国)のアクセサリーだったので、お客さんから「小さなミネラルフェアみたい」と喜ばれたりしました(笑)

大紅屋に協力してくれる「ものづくりに興味がある人たち」も訪れてくれて、お互いに良い刺激になったように思えます。(意見交換などをして親睦を深めていました)
その日は他にもイベントが幾つか開催されていたようで、普段より人の流れは活発でした。(マルシェやバイクミーティングなどもあったようです)

一応、ヒスイの手磨きも受けていたので、希望する家族が訪れました!
前回の可愛らしい兄妹とは違い、今回は力を持て余している兄弟(10歳と7歳)が挑戦、合作での体験だったので磨くヒスイの奪い合いで忙しかったです(笑)

でも元気が良すぎるのは最初だけ、どうしても同じ事の繰り返しなので飽きてしまいます。(基本的に5分くらいで飽きる(笑))
いまいち自分が行っている作業の成果が分からないので仕方がない、こういった時には乾かして(休憩を兼ねて)最初の段階のヒスイと見比べると良いです。

この事により、水に濡れていて分からなかった光沢がハッキリと見えます。
一目瞭然の違いにチビッコたちは再び復活(笑)、成果が分かるだけで「こうもモチベーションが上がるのか」と感心するほどに集中し始めます。(特に10歳のお兄ちゃんが)
こうなると逆に終わらすのが大変、エンドレスになるので注意が必用です(笑)

最初は力の入れすぎ(元気良すぎ)で耐水ペーパーがボロボロになりましたが、丁度良く疲労してくるので最終的には理想的な磨き方になります。
人類が初めて研磨した際も「こうだったのかな?」とか思いながら、体験していく事で修正される手順に驚きます。

兄弟合作なので仕上がったストラップを取り合いになる気がしましたが、最終的にお母さんが持つという事で話は決まったようです。(チビッコたちが納得しているのかは微妙(笑))

40分ほどの体験でしたが疲れました〜(笑)、これを日常で相手しているのだから「お母さんの苦労は膨大なのだ」と、母の偉大さを感じた体験でした…。

これで大紅屋を再開して二組目、前回よりは少ない可動ですがチビッコが体験してくれたので嬉しい!
楽しい思い出になったのなら、成長した後にも訪れる可能性はあるので、その際にはもっと先の「自身の磨き方」を教えられたら最高です。


なんだかんだで楽しい日でした、訪れた方々に感謝です!(協力者たちにも感謝!)
2022年10月03日
今回は異玉「千変の幼生」と「万化の蛹」を紹介します。

まずは千変の幼生、黒と白が入り混じり、わずかに緑も流れる黒色のヒスイ「叢雲」を用いて表現しました。



千の変化をもたらす(可能性を秘めた)黎明の玉を、テーマにしている作品です。
昆虫好きの私としては「完全変態する生命体を表現したい!」って思いから作り出したカテゴリー(笑)、古代からの「異形」と言われている勾玉との共通点もあるので、その「想いの原点」を受け継いでいると自負しています。(千変は不完全変態も含まれています)

ちなみに、私としては口をつけている事がチャームポイントだと思っています(笑)


次は万化の蛹、こちらも同じヒスイ転石で制作していますが、不思議な事に石の半分から分断されたように表情が変わっています。(下半分からも斜めのラインで分かれていました、よって景色が三分割されたヒスイでした)



万の変化をもたらす(可能性を秘めた)黎明の玉を、テーマにしている作品です。
蛹になる事で完全変態を可能にしています(笑)、これが昇華(生化)して生玉となり、それが進化(神化)して神玉となる、現時点では神玉の国津神が最終形態になっています。(自然と人の融合を表現してます)

しかるべき時を待ち続ける堅牢な器(可能性の器)、そんなイメージを込めて制作しました。


異玉は河口や海岸で出逢った石(ヒスイに限らず魅力的な石)で、作る事をルールとしています。
今回の素材は数年前に姫川河口で見付けたヒスイ転石、黒ヒスイ自体の遭遇率が低いのでお目にかかるのは稀ですが(在っても気づかない事も多いような…)、幸いな事に致命的なヒビ(非なる美)も少なく、魅力的な景色を映す作品に仕上がりました。

光沢は樹脂光沢を目指しました、やはり昆虫のイメージなので脂っぽい光沢が似合う気がします。
時々、ラッカー塗装と間違える人もいるようですが、熱湯やキッチンハイターなどで確認できるので試すのも良いのかもしれません。(玄人になると手触りで分かるようになります)

異玉の魅力は「素材をヒスイに限定しない」って事にあるのかもしれません。
個人的には蛇紋岩が好きなので、質の良い素材を選んで作るのも楽しいでしょう!

ちょっと原点回帰ができなような気がした時間を過ごせました〜。
2022年10月01日
10月に入り一段と静けさが増す季節となりました。(観光のお客さんも減る一方です…)
幸いにも良い天気が続き、気温は高めなので行楽には最適な日和になっています。(来週からは崩れる予報)

それでは大紅屋の活動報告。
一昨日は送別会と親睦会を含めた集まり(協力者が主催)が開かれ、糸魚川から旅立つ者との別れを惜しみながら、新たに知り合った人との縁を深めました。(平日なのによく集まったなと驚きます)
多くがお互いに「初めまして」の人たち(笑)、それでも成立するあたりは流石だと思いました。(協力者はコミュ力が高いな〜)
すぐにどうなる訳でもないですが、蒔いた種が育つのを楽しみにしています!

さらに明日(2日)には富山から友人が来て(正確には富山から長野へ向かった帰りに大紅屋へ寄る)、ちょっとした石のアクセサリーショップになる予定です。
今回は一人での来訪ですが、それでも普段とは違う姿の大紅屋になってくれるでしょう。

理想は定期的に市外・県外の「行商を得意とする人たち」が訪れてくれたなら賑わいを創出できるのですが、実益が伴わなければ不可能なので、それが今後の大きな課題になります。(田舎の「購買力の低さ」が障害になっている…)

今のところは市内の「ものづくりに関心がある人たち」と共に、アイデアを出し合いながら進めてみたいと思います。(それと同時に自分の創作活動も進めて、時間を無駄にしないよう気を付けます)
同じ熱量を持つ事などは不可能ですが、集まれば情熱の火力を増す事もお互いに可能なので、協力して行けたらと思います。

ちなみに私は「単体でも強烈に燃え盛る炎」で在り続けたいと思います。(周りは熱苦しい事も多いような気もしますが、勘弁して下さい(笑))

なんであれ、明日の石のアクセサリーに興味がある人は寄ってみて下さい!(午前11時には開店しているかと)
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