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2018年03月10日
ようやく平地の雪が無くなり、春の匂いが厳冬を終えた事を告げています。
今年は雪かきで苦労しましたが、平地に住んでいる私がこの程度でへこたれていては、里山に住む人たちに顔向けできませんね(笑)
幸いにも苦労した「皆が集めて積み上がった雪の処理」の改善点は見出せたので、同じ冬が来ても今年より上手く対応できるかと思います。(最初が肝心)

では今回も、前回に引き続き2月の探石記録を書きます。

久々に押上の海岸が歩けるようになったので、石探しを楽しみました。(2/23)
誰もいない海辺はプライベートビーチのようで、暖かな陽に照らされながら贅沢な時間を過ごせました。(拾えなくても満足する環境です)





浜は小砂利が多く上がっていて波も速め、探すのには難しい環境でしたが、久々の押上だったので錬磨された石たち全てが美しく見えました。(そして太陽光で輝きまくって目が痛い(笑))




一通り歩きヒスイ転石2個、玉髄1個(白いけど縞模様あり)、シーグラス1個が拾えました。
碧のヒスイ転石はテトラの脇に打ち上がっていて歩き始めの10秒程で出逢いました。(運ですね)
以前に河口で拾った欠片と同じタイプの碧ヒスイですが、自然研磨の練度が段違い(いや桁違いか(笑))
一体どれだけの年数を経れば、この硬いヒスイが他の鉱物と同等の丸みを帯びるのだろうか…。




陽気が良かったので、次は青海の海岸へ行きました。
こちらに来た途端、強風が吹き渡り一気に体感温度が下がりました。
海もバシャバシャと速い波が打ち寄せ、短時間での探索が求められる状況でした。





一通り早足で歩き、まずはヒスイ転石3個と石英斑岩に黒色の別鉱物が入った石を拾いました。(でべそみたいに入っている(笑))


ヒスイ転石は相変わらず自然研磨が荒く素材として活用する方が良さそうです。
石英斑岩(流紋岩?)に黒色の別鉱物が入った石は、黒色の部分がトルマリンとか聞いた事があるので、もしそうなら良い見本となる転石です。(違っても面白い鉱物かと)


浜辺が切れる最後の方では、大きめのヒスイ転石を発見しました。
最初のヒスイ転石3個とは違い、なかなか良い自然研磨の練度が見られます。
表面はシミのような模様(酸化した不純物?)が見られますが、中までは入っていないかと思われます。(不純物があっても酸化による変色はしていないでしょう)



これは青海の海岸らしい姿の転石で、押上ほどの自然研磨ではありませんが、かと言って河口ほど荒くもありません。
活用に悩みますが、時間をかけて眺めながら美しくなる方法を探します。(加工すべき素材なのだと思います)



数日後、穏やかな日となりましたので、お馴染みの河口へ行きました。(2/26)
山は霞んでいて、これが強風によるものなのか、気温の上昇で水蒸気が上がっているのか、よく解りません(笑)




歩いていると「よく会う爺さん」がいて「もうゴミも残っていないよ」と言ってきました。
当初は意味不明でしたが最近は慣れたので、「そう言う文化圏なのだ」と認識して対応するようになりました(笑)
昔からそういった輩を相手する場合は「形容詞だけで良い」と言われていますので、それで済ませます。


それを済ませ歩いていると、すぐに2個のヒスイ転石と出逢いました。
更に歩くと再び2個のヒスイ転石を発見…、あの捨て台詞は何だったのだろうか?



本気で言っていたのだったら「口ほどにもない」し、冗談だったら「減らず口」って感じ…。
普通に考えて「人間が全てのヒスイ転石を根こそぎ拾える筈はない」のですよね(笑)
常に海は波で状況を変化させ、河も流れにより変化しているのだから当たり前だな…。


その後は綺麗な蛇紋石(石灰石?を含む)と、硬いロディン岩と、美しい玉髄を拾いました。
特に玉髄は水晶、縞瑪瑙、玉髄と別れているので良いサンプルとなります。
外側の凸凹表皮も残っていて、側面を磨くだけでも飾石に仕上がります。




ちなみに、どう考えても玉髄の方が拾える確率が低いですね…。
しかし、よく考えたら糸魚川には巨大なヒスイ岩石が存在していますが、巨大な玉髄の岩石は存在していないのですよね。(よって当然、欠片も少ない)

世界(日本)での希少性と、糸魚川での希少性が違うのは当然、そう考えるとデュモルチ石だって同じ事なのでしょう。(コランダムは比例しているかな?、ロディン岩は比例していないか…)
とにかく綺麗な石・面白い石を探していれば「間違いない」って事なのでしょう(笑)


話が逸れましたが、最後は綺麗な発色のヒスイ転石を発見。(波に運ばれて足下に来ました)
地は灰色ですが、そこに白ヒスイの脈が通りその部分で発色しているようです。
これは青海(山系)のヒスイと思われる特徴で、見れば誰でも解る発色を示す事が多いです。




なんだかんだ言って、けっこう拾えました。
姫川河口は「河(イザナギ)と海(イザナミ)の両方の恩恵」を受けるので、高い確率でヒスイと出逢えます。(正確にどちらの恩恵なのか解らない事が多いですが…)

仕事としてヒスイを活用して行くからには採集能力は当然の事、それを踏まえたより高度な知識と技術が必用となります。
それを神々(自然)から経験で学んで行けたらと思います。(神々から学び、人々から支えられる、それがヒスイに愛される理想の姿だと思っています)

その後にどういった未来を示せるのか…、まずは出来る事から着実に進めたいと思います。
2018年03月07日
3月に入り暖かい日が多くなりましたが、三寒四温と言われるように急激に気温が下がる日もあり変化に対応するだけで疲れます(笑)
体調管理に気を付けて、いよいよ訪れる春本番を待ちましょう!


それでは、前回に引き続き2月での探石記録を書きます。
この日は鉛色の空が広がり、いつもの山が全く見えない状態でした。(2/20)
次第に晴れてくるとの予報でなので、それまで我慢しながら魅力的な石を探します。




太陽光の恩恵を受けられない状態でしたが、それでもヒスイ転石2個と出逢えました。
手前は白、奥は淡い翠が入っているタイプで、どちらも小滝系のヒスイです。
形を見る限り自然研磨の練度が低く、特に手前のヒスイが割れたのは最近の事でしょう。(最近と言っても数日前ではなく、数年前と言った規模の話かと)




次は発色が美しい桃簾石、これは我が親父が見付けました。
今まで出逢った中で、一番ピンク色が強く石質もしっかりしている逸材クラスです。
丁寧に磨いてあげれば美しい姿となるでしょう。(桜餅のように(笑))





今度はデュモルチ石、ロディン岩、キツネ石(クリソプレース?)を拾いました。
デュモルチ石は青の線がグルッと一周していて面白い、ロディン岩は石質が良く翠も明るめ、キツネ石は通常より石英部分が多く孔雀石のような模様が見えます。(色も青みがかっている)
クリソ〜って系統の鉱物に見えるのは私だけだろうか…。




最後は再び桃簾石、今度は私が見付けましたが発色が劣ります。
これでも良い方なのですが、親父のが良すぎて色褪せてしまいますね…。
まぁ、どもみち私の手に入るのですから問題無し(笑)、どちらも丁寧に磨いて飾石に仕上げようかと思います。(水が冷たいので夏頃に磨きたいと思っています(笑))




予報通り晴れてきましたが、帰る時だったのであまり関係ありませんでした(笑)
それでも雲を貫いて輝く陽光が祝福してくれているようで、嬉しくなりました。(錯覚ですが)





そして数日後、気持ちの良い晴れ日となったので河口へ行きました。
雲が山にかかっていて、その動きで上空の風の強さが見て解りました。




また天気が変わるのかな〜っと思いながら歩き、白ヒスイを発見。
乾くと長方形のヒスイ輝石がキラキラ輝くタイプです。
翠も緑も入っていませんが、雪の表面を見ているような景色は魅力的です。(やや汚れが目立つのが残念ですが…)




次は面白い形をしたネフライトを発見。
石質も良さそうですが、加工に使うには向かないかと…。(プレートが切り出し難いので)
このまま彫刻を施せる職人であれば、面白い作品に仕上げる事はできるのでしょう。(相性と情熱の問題ですね…)




最後は芽吹き色のロディン岩と、縞模様が綺麗な玉髄です。
芽吹のヒスイと間違える程に類似した発色のロディン岩で、白地を確認するまでは区別が難しいですが、大抵のロディン岩は発色の良い部分だけ硬く、それ以外の部分は凹んでいる事が多いです。(硬い部分だけヒスイ化していると言う訳でもないでしょう)
玉髄は透明度も良く縞瑪瑙となっていて綺麗、サンプルとして申し分のないレベルです。


どちらも個人的な見本として保管したいと思います。(幾つか同じタイプが見付かったら、鉱物見本として活用したいと思います)


これで2月の約7割を記録しました…。
残りを記録して、3月に追い付きたいと思います(笑)
2018年03月04日
今回は天照大御神「翠昇」の四作目を紹介します。

白地に明るい翠が映えるヒスイ「芽吹」を用い、特に沸き上がる生命色の部分で加工しました。
小滝川で産出されるタイプのヒスイで、春を強く感じさせる代表的なヒスイです。
背景には常緑の葉を合わせ、葉脈(龍脈)を流れ再生する「生命の力」を表現してみました。




蛍光色の翠は太陽光下でも蛍光灯下でも魅力的な発色を示し、透明感のある瑞々しい白地に染みわたり内側から陽光を放っているかのようです。
表面が強めの発色、裏面は淡い発色を示していて、その表裏は植物の成長を映し込んだようです。
僅かに入る石目も葉脈のような景色となり、生きているかのような輝きを魅せます。





当然ながら透明度も高く、透過した姿は神秘的な翠に染まります。
まさに芽吹きの陽光を見るようで、待ち焦がれる春の訪れを約束しているかのようです。(古代人も、この姿に希望を見出したのでしょう)




今回も満足する作品となりました!
これだけ良い発色を示すヒスイは少ないので、加工できた幸運に感謝しています。

制作していた期間は、大雪が降ったり止んだりを繰り返し、もう寒波が何波目なのかも解らなくなる程に荒れていました。
連日の雪かきに追われながらも少しずつ加工し、制作時にも放たれていた生命色に励まされながら仕上げる事ができました。(神(自然)の試練は耐え抜き、人間社会の試練は乗り越えるのが信条)

まさに信仰の成せる業…、信仰とは「孤高であり、崇高である」と考えているので、正面から向き合えたのだと自分としては満足しています。

これから再生の春の到来。
やるべき事はたくさんありますが急がず慌てずを心がけながら、一歩一歩を確実に進んで行けたらと思っています。

想い描く未来に近づいているのですが、まだまだ力不足…。
群れるのは好きではありませんが、共に進める力が必用となるのは必然なので、見聞を広めて活動してみようと思います。(とにかくコラボできるような作り手を、糸魚川の中でも探してみます)

もう一つの未来は「ほぼ隠居暮らし」のような願いなので、やるべき事をやった後に好きなだけ現実逃避したいと思います(笑)
2018年02月28日
今回は、大雪の第三波が過ぎた頃の探石記録をまとめて書きます。(2月は、けっこう溜まっているので分けて書いて行きます)

今期最大の降雪となったと思われる第三波が過ぎ、ようやく晴れ間が出ました。(9日)
河川敷では除雪して溜まった雪を運ぶ大型車が行き交い、テトラの製造作業も同時に進んでいる感じでした。(ほとんど除雪に力を入れているようでしたが…)




それでは車を邪魔にならない場所に置き、久々の鉱物探しを楽しみます。
まずはロディン岩を発見、春らしい明るい翠が綺麗です。
磨けば光りそうなので、持ち帰って吟味したいと思います。




次は「霜降り肉」のようなヒスイ転石を発見。
所々に脂身のような透明感があり、白地は部分的に淡い翠に染まっています。
このタイプは透明度が高く、ライトで照らすと全体が透けます。




レア度は4.5くらいかな〜、実はこれの巨大な原石が小滝ヒスイ峡に存在します。
その原石が自然に破砕するか、人工的に破壊される(保護されているので無理ですが)事があったなら、このタイプの転石が川や海から大量に出るでしょう。
そうなった場合、一時的にレア度は下がるのでしょうけど、現実味の無い話なので考慮する必用もないでしょうね(笑)

自然研磨は河口での通常よりも良く、滑らかな肌質となっているので相当昔のヒスイだと解ります。(青海の海岸での特徴に似ています)
自然研磨の練度で昔か最近かが解るので、それもデータとして面白い情報となります。(出た場所も、ある程度は解るようになります)


その次は灰色に翠が流れるヒスイ転石を発見。
これは河口らしい荒めの肌質です。(角張が強いので自然研磨の練度が低い)
小滝川上流で見られるタイプのヒスイで、暗めの紫が入ったりもします。(青海川でも見られますが、若干ですが特徴が違います)


パッと見でヒスイと分かる発色なので、初心者には覚えやすいヒスイかと思います。(石質が良いので艶が出やすいです)


最後は濃緑の珪石を発見。
割れ方や表面の特徴を見る限り碧玉(その類)で大丈夫だと思うのですが、断言するには分析が必用なのかもしれません。


緑色の泥岩にも見えますが、乾いても艶やかで「佐渡の赤石」のような質感です。(チャート(化石)では無いでしょう)
稀に見付ける事のできる鉱物なので、もっとサンプルを集めて調べたいと思います。



そして後日、今度は青海の海岸へ行きました。(14日)

相変わらず砂浜は雪で覆われて銀世界が広がっています。(日光を反射して目が痛い(笑))
しかし波打ち際には雪が無く、長めの波が打ち寄せていました。
歩く環境としては最高、これで良い石たちと出逢えれば言う事ないです。






午後から探しに来て太陽が黄色みを帯びた頃、なんとか面白い石と出逢えました。
上は明るめの翠が入ったロディン岩、左下はキツネ石の特徴を示す緑が入った紫のロディン岩(ちょっと不思議な石)、右下は緑と青が入った小さなヒスイ転石です。


小さいですが発色の面白いヒスイ転石が拾えて良かった。
キツネ石と混ざっているようなロディン岩は、母体の紫がザクロ石の成分なのかが解らない。(もしかしたら別の鉱物かも?)

今までに拾った気になる鉱物は、一括で聞いてみようかと思います(笑)


今回はこれまで、二月分の探石記録を三月に掲載する事になりますね…。
まぁ、記録として書いているで良いでしょう(笑)
2018年02月24日
今回は、オーダーで制作しましたペンダントの紹介をします。

海原を宿した碧ヒスイのカケラで「青海のペンダント」を制作しました。
依頼されたタイプの碧ヒスイを「千波万波」制作時に残していたので、その一番良い発色と模様を選んで制作しました。(残っていて良かった)




要望の「円筒形のスタイルで碧色を下部に」を優先し、可能な限り色を残しました。
地の青銅色とのバランスも良く、満足できる仕上がりとなりました。(私もお客さんも)
裏側も水面のように碧色と青銅色が交ざり合い、魅力的な景色を宿しています。





それほど透明度は高くありませんが、光源が黄色の太陽光だと緑が強めになり、蛍光灯だとより碧が際立ちます。(寝起きの朝日で見ると色の違いに気付くでしょう)
艶が出やすいタイプのヒスイ(オンファス系)なので、念入りに磨いています。
ちなみに、今の季節は体温で表面が結露してしまい、ヒスイを温めないと艶が鈍って見えます。(身に付けていれば、一定の温度が保たれるので問題ないでしょう)


残っていた良質のカケラをフル活用したので、もう同じレベルが作れない(笑)
珍しい碧ヒスイなので、素材として手に入れるのも運次第でしょう…。(今回の加工で多少残った良質のカケラは、ピアスなどに活用します)

でも残しておいて本当に良かった…、一時はそのカケラでルースや垂飾を作ろうと思った事もあったのですが「より良い活用を」と思案している最中でした。

これも縁(運)、海岸で良質のヒスイ転石と出逢ったような満足感に満たされます。
納まるところに納まった感じで、これがオーダーメイドの醍醐味なのでしょうね。

その昔に物産センターの加工所で、委託加工を受けていた初心を思い出しました(笑)
現在も、あの経験が活きているので無駄ではなかったのだと感謝します。(当時は大変でしたけど…)

寒くて加工が辛い季節ですが、この時期の売上げは嬉しいし、あのヒスイの魅力を感じてもらえたのも嬉しいです!(良い感性ですね〜、きっと稀少と言う事も知っていたのでしょう)
あの発色だったらロディン岩と間違える事はあり得ないので、その辺も安心です(笑)

厳しい寒さの中、人の恩恵が身に染みる今日この頃です。
2018年02月14日
大雪の第二波が過ぎ晴れ間が出ましたので、姫川河口へ遊びに行きました。(この後、すぐに第三派(現在のところ最大の積雪)が来ました…)

辺り一面が雪で覆われていますが、積雪自体を見ると前回からかなり溶けていました。
このまま全て溶けてくれると良いな…、と、この時点では甘い事を考えていました(笑)




早速、溶け始めた川沿いを辿り魅力的な鉱物を探します。
なかなか見付からない状況が続き諦めて帰ろうとした時、砂に埋もれて輝く緑のヒスイ転石に出逢いました。(蛇紋石に導かれた感じで目の前に現れました)



なかなか良い石質と色目、これなら見本として活用できるでしょう。(手の平サイズなのでサンプルとして丁度良い)


これが切欠となり目が覚めたようで、もう一つのヒスイ転石と出逢えました。
石質が脆いのか…、それとも自然研磨が荒すぎるのか…、間違いなくヒスイなのですが、例えるなら「おはぎ」のような姿で「練られた餅」ではありません。



しかし乾くとヒスイ輝石がキラキラと煌めくので美しい、これはこれで見本となりそうです。(川でのヒスイ転石として)



とても気持の良い陽気が続いたので、押上の海岸にも行きました。
この日は冬にしては波が弱く、久々に海岸を歩く事ができ最高でした。



ちなみに、海岸の駐車場は雪で埋もれている(と言うか入口が除雪で塞がれている)ので、歩いて行きました(笑)


普段は大荒れしている事を示すように、テトラ付近が大きく削られていました。
これを何度(何年)も繰り返しているのだから、ヒスイが拾えなくなる事はないでしょう。(縄文時代から繰り返しているのだろうか?、それとも約5億年前からか?)




波打ち際は砂が多く上がっていて波は速め、とても見づらい環境でしたが「在る時は在る」ので運に任せます(笑)




そうして拾えたのはヒスイ転石1個、ロディン岩2個、玉髄1個、シーグラス1個です。


グレードの高いヒスイではありませんが、押上水準の自然研磨によりとても滑らかで、磨けばピカピカになるでしょう。(ヒスイ輝石が目立たないタイプなので磨きます)

ロディン岩は綺麗な黄緑と丁度良いサイズなのでサンプル用に、玉髄は磨かなくても見本になりそうです。(シーグラスは集めているだけ(笑))

今回はこんな感じ、押上の転石は滑らかなので鉱物見本として活用できるのか嬉しいです。
河口の方が確立が高いように思えますが、素材タイプが多いので使い分けが必用となるでしょう。(どちらも楽しめる事は間違いないです)

もっともっとデータを集めて、より良い活用法(自分なりの)を見出したいと思います。



最後に丸玉ブレスの紹介をします。
緑・翠・黒・白・淡紫・淡青のヒスイ玉と、水晶玉を合わせてブレスを作りました。


玉の制作は大変で、全てをヒスイで制作するのは「まさに苦行」です。
しかし数珠からの派生なので「苦行であって然るべき」って感じもしますね(笑)
今回は4個ずつ合わせて、多彩なヒスイを楽しんでもらえたらと作りました。

大量生産との差も出ず、付加価値も付かないのは辛いですが、いずれそれを克服してやろうかと思っています。(苦行に打ち勝った上での話になるのですが…)
それと同時に、レザーブレスとコラボした作品も進めたいと思います。

細かい事は何であれ、似合う人が買って下さいね(笑)


今現在は多くの人がそうであるように「一銭にもならない雪かき」の日々が続いていますが、作っても売れない時期なので「加工していても同じ」って感じがしますね…。
逆に運動になるので雪かきの方が健康に良いのかも(笑)、とにかく精神だけは健全な状態を保って厳しい季節を越えたいと思います。
2018年02月04日
前回の大雪は二日程度で止み数日で消えましたが、今回の大雪は長時間続き手強かったです。
そんな中でも晴れ間がでましたので、姫川河口へ探索へ出かけました。

姫川河口の河川敷は再び大量の雪で覆われ、歩くのにも苦労します。
この時期になると河川敷ではテトラポットを作っていますので、その業者により最低限の除雪がなされているので助かります。
雪を運ぶ大型車も頻繁に通るので、車の置き場所は邪魔にならないよ考えましょう。(土日は稼働していません)




海側はこんな感じ、誰の足跡も無く鉛色の雲が空を覆っています。
この雪を突っ切って姫川に出るのは大変でしたが、連日の雪かきほど辛くはないです(笑)




しばらく歩くと翠に輝く石を発見、すかさず手に取り確認すると「極上のロディン岩(鶯石)」でした。
ここまで綺麗で厚みのあるタイプは初めてで、通常のロディン岩よりもヒスイに近い発色を示しています。(多少はヒスイが混ざっているのだろうか?)



ボコボコとした珪石(チャートではなくカルセドニーかと)に挟まれていたようで、脈としてロディン岩が入り込んだように見えます。
姿も面白く座りも良いので飾石にもなるでしょう。(石質も良いので加工にも使えます)

ヒスイとは分類できないでしょうが「鶯石と呼ぶに相応しい石」に出逢えたかと思います。(自称です)
サンプルとして飾りながら保管したいと思います。


二つ目はヒスイの転石、僅かに翠が入ったヒスイです。
このタイプは圧砕系に入るかと考えていて、枯れ草色の部分は軟玉と混ざっているかと思われます。
地元では「ヨモギヒスイ」と呼ばれているようで、透明度は高く石英の脈が多く見られます。
翠が入っている場合は白地にヒスイ輝石が見られますが、入っていないと確認する事は難しいです。(ヒスイとして純度が高いのか低いのか…、不思議な魅力があります)


個人的な印象は「玉(ぎょく)」って感じが強く、ぐい飲みや茶器(お皿)に加工すると似合いそうです。(骨董感が出ているので渋い品になるかと)


三つ目は緑が入ったヒスイの転石、暗めの発色ですが質の良いヒスイです。
それなりに透明度もあり、乾くとヒスイ輝石がキラキラ輝きます。
一部分に角閃石が見られるので、それにより緑に発色したのだと思われます。
丁度良いサイズなので、転石見本として活用できるかと思います。




最後は、緑のヒスイと白のヒスイの転石です。
やっと海側の空が晴れ始め、見やすくなった時に発見しました。
緑のヒスイは角閃石からの影響を強く受けているタイプで、白のヒスイは僅かに緑が入っています。
どちらも「そのまま」では粗が目立つ状態なので、表面を滑らかに磨こうと思っています。(やはり河口は自然研磨が荒いな…)



今回も良い出逢いがありました。(特に鶯石が)
冬に晴れる日は少ないので、今後も貴重な晴れ間を楽しみたいと思います。



話は変わり「開花と叢雲のカケラ」を加工しました。
厳しい寒さが続きますが、確実に春に近づいている喜びを胸に開花色のヒスイでピアスを作りました。
それと同時に銀世界をもたらす叢雲のピアスも作り、それぞれの季節の美しさを感じてもらえたらと思います。(どちらも似合う人が買って下さいね)





連日の雪かきは大変ですが、幸い?にも気温が低いので雪が軽くて助かります。(積もった端からガンガンかけるので短時間ですみます)
でも問題は雪を捨てる場所で、そこが詰まると作業の効率が下がり疲労も溜まります。
自分の家の周りだけを優先するのではなく、まずは住民が捨てて集まった雪の移動を優先する事が「最終的には作業効率を上げる事になる」って事を覚えておくと良いでしょう。(近所との関係も良くなるし)

糸魚川市内でも水道管が凍ったようですが、私の故郷は「凍って当たり前の地」だったので水道管の防寒は万全でした。(10年前から(笑))
凍る事がなかった糸魚川では珍しい支度だったようですが、こういった時には「自然に向き合った年月の長い者の備え」が役に立つ事が解りました。(備えあれば憂い無しですね)

それでも里山で暮らす人たちの事を考えれば、まだまだ学ぶ事が多いでしょう。
私は自然に対する適応力と信仰心は比例していると考えているので、多くを自然(自然に向き合っている人)から学んで創作活動に活かしたいと思います。

この休息の季節に頭を働かせ、躍動の季節に行動できるよう計画を立てたいと思います。
2018年01月24日
今回も探索記をまとめて書きます。

まずは大雪になる前の姫川河口。
山々には雪が見られますが、河川敷には全く雪はありません。(川も荒れている様子が無く、穏やかに流れていました)
一通り探しましたが何も無し…、そういう日もありますので場所を変えました(笑)




青海の海岸に到着、浜辺に行くと大荒れ。
こんな状態では石探し所ではないです。(浜辺は砂だらけだし)
急激に天候が悪化し、どうもこちらから徐々に雪が積もってきている様子でした。



その後に大雪となり久々の雪かきで筋肉痛となりましたが、2日ほどで止み降り続く事はありませんでした。



そして数日後、また青海の海岸へ行きました。(14日)
この日は気持の良い青空が広がり、海岸の砂浜部分を覆った雪が日光を反射し輝きまくって目が痛かったです(笑)
冬の晴れ間の美しさを強く感じ、束の間ですが寒さを忘れる事ができました。





波打ち際には雪が無く、前回のような砂状態でもありませんでした。
石探しには絶好の環境でしたが、押上側の空はどんよりと曇った雲に覆われていました。





ここで出逢えたのは発色が良いロディン岩(鶯石)2個と、姿と座りの良い水石1個です。
ロディン岩(鶯石)2個は石質もしっかりしているので磨いても綺麗になるでしょう。(でも初心者だとヒスイとの区別が難しくなる…)




水石は非常に姿が良く中央の石英が「水面に揺れる満月」のようにも見えます。
どこか道祖神を想わせる雰囲気もあり、ひっそりと見守っている感が伝わります。
飾り方を工夫すれば、御神体のような存在感を引き出せる事でしょう。(私は注連縄と合わせています)




この後に押上の海岸にも行きました。
やはりこちらは曇っていましたが、雨や雪が降るような空ではありませんでした。





時より差す陽を頼りに探し、どうにかヒスイ転石を発見しました。
このタイプは紫が入る事が多いのですが、多少の緑があるだけで紫は見られません。
ヒスイ輝石が目立つタイプでもないので、磨いて飾石にでもしたいと思います。





更に数日後、すっかり雪が消えた姫川河口へ行きました。(19日)
予報では晴れになる筈ですが、暗めの雲が空を覆っていました。
雪が積もっていた時は河川敷に近づける状態ではありませんでしたが、その雪が数日で消えたのには驚きました。




早速、川沿いを探索しました。
気温が上がり雪が融けた事で河川の水量は増え、濁った水が流れていました。
しかし本格的な雪解けの季節ではないので、危険を感じる程の流れではありませんでした。(でも川底の石が見えない…)

しばらく歩いていると、ボーっと翠に光る石を発見。
自然光が乏しい中でも僅かに膨張する翠は「ヒスイの光そのもの」でした。
すかさず拾い上げて確認すると、間違いなく芽吹き色を所々に宿したヒスイでした!



曇っていたので確認できませんでしたが、乾いた姿を光の下で見るとヒスイ輝石がビッシリと見られます。
面白いのは黒模様の部分(中央部分)のヒスイ輝石が緻密で、両側の白地はヒスイ輝石が粗め(大きい)です。(大きいと言っても、アルビタイトほど大きくはない)

これはギリギリ「逸材」に入るレベルと言えるかと思います。
磨いても楽しめるし、そのままでもヒスイ輝石を楽しめるので転石見本や飾石にできます。

レア度で言ったら4.5くらい、これ以上のレベルになると流石に人の手を加えるチャンスが無くなる(外付けの台座など以外は)ので、作り手としては悩ましい判断となります。

ともあれ加工の素材は今のところ間に合っていますので、しばらくは「そのまま」で楽しもうかと思います。

このすぐ後に常連の爺さんが探しに来たので、もしその後だったら拾えなかったかもしれません…。
しかし朝にも探しに来たとの事だったので、その時には無かったのだろうか?(って言うか1日に何回探しに来ているのだろうか(笑))

こればかりは運なので何とも言えませんね…。

ちなみに「〜が〜のヒスイを拾った」とかの話(うわさ話)は「話半分」で聞いて下さい。
こういった話は自分の目で確認すると「期待通りでは無い」って事が殆どです。
特に「うわさ話での金額」は全く当てになりませんので、参考にする意味も無いです(笑)

これは「基準の違い」からなのだと思われ、データの乏しい者ほど正しい判断ができていません。(うわさ話とは「そういったもの」ですけどね(笑))

よって自身のデータ(経験)を積み上げて、自身の目で判断する事をお勧めします。



さて作品の制作ですが、神印ブレスの原型代を吟味している間に、同じ仕様でヒスイとレザーだけで制作したブレスを作ろうと思っています。
共通する仕様としては「メインの部品が取り外し可能」と言うものです。(神印ならリバーシブルで楽しめる予定でした…)

その前段階として、同スタイルのブレスを作りたいと思います。
メインとなるヒスイ製品を「取り外し可能」とする事で、多彩な糸魚川ヒスイを存分に楽しめるし、自身で出逢えたヒスイ転石(それなりに大きさが必用)でも制作依頼により身に付ける事ができるでしょう。(現在は設計した工具の仕上がりを待っています)

とにかく重要な事は「メインであるヒスイの加工品は糸魚川で制作されている」って事です。(私が制作)
まず「糸魚川産のヒスイである事」は当然の事で、それが糸魚川以外で制作されていたのではブランドとして意味ありません(笑)

本当に糸魚川で「糸魚川ヒスイのブランド」を誕生させたいのならば、まず移住して、模倣(便乗)段階から逸脱し、糸魚川ヒスイ単体で「自分オリジナルの作品」を創ることが必須となります。(その上でのコラボが必用となる)

くれぐれも「一過性のスベリ止め」として、大切なヒスイ(国石)を使わないようお願いします。

ブランドとは「守るべき領域」で、それを維持する為なら多少滑稽な手段も必用となりますが、ブランド自体でそれをすると「守るべき存在のない不毛な領域」となります。

表と裏の役割を認識し、正面から向き合って担って行く事が大切です。(どの領域でも基本であり基礎)



それはそうと、これから数日は雪かきで忙しくなりそうです…。
2018年01月14日
無事に新年を迎え、ヒスイの初拾いに出かけました。(4日に)

まずは姫川河口、荒れた天気が続いたので河川敷は雪で覆われていました。
この日は久しぶりに穏やかになり、雲が多めでしたが太陽も顔を出しました。




いつもながら常連のジイさんが先に探していて、ヒスイ転石と桃簾石を拾っていました。
どちらかと言えば桃簾石の方が良い姿で、綺麗な発色もしていました。

もう一人の先客の若者は、色が暗めの緑ではありましたが質の良いヒスイ転石を拾っていました。
サイズは5cmくらいでしたが、形が良かったので観賞用として飾る事もできるでしょう。

私はと言うと、サイズとしては「二人より大きく色が乏しいヒスイ」を見付けました(笑)
綺麗な蛇紋石が含まれるロディン岩も拾い、磨けば美しく輝きそうです。


ヒスイは所々に淡い緑が入っていましたが、曇っている時に拾ったのでチャートとの区別が難しかったです。
日光でのヒスイ輝石の確認もできなかったので「不完全なロディン岩混合タイプ」にも見えて、初めは半信半疑でしたが太陽が顔を出した途端、翡翠輝石がビッシリと確認できました。

河口は自然研磨が荒い事により滑らかさが足りませんが、乾くと翡翠輝石が際立つので確認し易い事が助かります。(日光が出ていればの話)

とりあえず解った事は「先に探した者は解りやすいヒスイを拾える確率が高い」と言う事です。(当たり前なのですが(笑))
でも後からでもヒスイと出逢える事も証明しているので、一度でも良質のヒスイ転石を拾った事があるのなら、焦る必用は無いと思います。


一通り探し、次は押上の海岸へ行きました。
到着当初は晴れ間が出ていましたが、次第に雲に覆われて行きました。





小石が多く波も長め、しかも濁っているので波の下の石が見えません。
時々顔を出す太陽の光を頼みに、全体を見渡しながら探しました。




太陽が出た時に見付けたのが良質のネフライト、透明度の高いタイプです。
やや陰ってきた時には、ヒスイの小石2個を見付けました。(1個は翠が入って矢尻みたいな姿をしていました)




初拾いはこんな感じ、特別に良質のヒスイとは出逢えませんでしたが楽しかったです。


ちなみに河口で会った青年に「加工に興味はあるのか」を聞いてみたら、一応興味はあるけど「機械工具を揃える資金が無い」との事でした。
転石を磨く程度なら人力でもできるので、そこまでの情熱(加工への興味)はないのだろうな…、と感じました。(今は拾う事が楽しいのでしょう)

私にとっての逸材を探し出すのは、石も人も難しいようです(笑)
今は冬眠したい気分ですが、暖かくなってからは積極的に探してみようかと思っています。


今現在の糸魚川は大雪で雪かきに大忙し、でも故郷の豪雪を思えば遊びのレベルです。
ちなみに、この雪かきでは性格が出ますので、意識して見みると面白いです。(几帳面か、だらしないか、が解る(笑))
2018年01月04日
今回は月読「月花」の四作目を紹介します。

全体が紫に染まるヒスイを用い、その特に発色の良い部分を加工しました。
小滝系の紫ヒスイの特徴が見られ、目立ったヒビが無いのが嬉しい素材です。
背景には凍らせた石版に白妙菊を置き、雪の結晶に見立てました。
その上に開花色の月花を配置する事で「雪を溶かす春色の月」を表現してみました。




所々に入るチタン石と表面にある多少の凹凸が、夜空を照らす月の景色を感じさせます。
夜の蛍光灯下では紫の発色が僅かに違って見えるのも、作品の魅力を高めてくれます。
このタイプのヒスイで大サイズの月読を制作したのは初めてだったので、一作目に恥じない仕上がりにしました。(色と景色の良い紫ヒスイが少ないので気合いが入った(笑))






透明度は高くないヒスイですが、それでも光を受けると幻想的に輝きます。
柔らかな月の光が春を導いて開花を促し、待ち焦がれる再生の季節の到来を静かに待っているかのようです。(とても待ち遠しい…)


新春に相応しい作品に仕上がって満足、台座に飾り訪れる人を迎えようと思います。

国津神のデザイン・制作も、一区切りついたので今年からはバリエーションを増やして行けたらと思っています。
天津神も三貴子以外が止まっているので、少しずつ増やして行こうと思っています。
神玉を制作しうる魅力的な素材を探すのには苦労しますが、それを見出し具現化した際の喜びは神(自然)の祝福のように感じられて幸せです。(だからお守りとなるのですよね!)


仲間探しも進めてコラボ作品も増やしたいなぁ〜。
ヒスイ以外の鉱物の活用も進めたいし、いろいろとやる事が多いのですが、気分を乗せるのが一番難しいですね…。(自分自身が一番扱いづらい(笑))

夏に作った鉱物見本のケースも需要があったので、また作ろうと思います。
鉱物探索で発見する転石が役に立つので嬉しい、でも良い姿形を吟味しているので簡単に揃わないのが難しいところです。(だから需要が出るのですけどね(笑))

水石などは盆栽に通じる魅力があり、あのミニチュア感が好きな人も存在するかと思います。
これも私のセレクトではありすが、共有できるのであれば楽しくなるかと思っています。(陳列する場所を作ろうかと…)

まずは「それぞれの鉱物」の素材と逸材とを分け、「人の造形(創造)による美」と「自然そのものの美」の両方の魅力を揃えられたらと思っています。

今年も少しずつ、頑張ろうと思います。(応援をよろしくお願いします!)
2018年01月01日
明けましておめでとうございます!、今年もよろしくお願いします。
新年を迎えましたが、今回は去年の年末の探索をまとめて書きます。

まずは押上の海岸での探索、この日は午後から晴れました。
相変わらず小石が多く上がっていて、浜も押し上がっていました。(押上だけに(笑))
少数ですが訪れている人もいて、それぞれに海岸を楽しんでいたようです。





期待は薄かったですが、どうにかヒスイ転石を発見する事ができました。
自然研磨によって不純物が削れた形跡なのか、所々に凹みがあります。
しかし自然研磨の練度は高く、丸みを帯びたヒスイの表面には翡翠輝石がビッシリと見られます。
ヒスイの転石見本としては特徴が解りやすいので、初心者に説明するには良いかと思います。




ちなみに、拾ったのは海岸右奥の砂場になっている浜でした。
やはり手前の押し上がった浜では拾える確立が低いようですが、積み上がった石たちが崩れていけば、その中から出てくるのだと思われます。(こっちの砂場では釣り人が釣りを楽しんでいました)




日が暮れ始めて夕焼けが空をオレンジ色に染める頃、綺麗な桃練石2個を拾いました。
左は淡いですが質が良く、右は色が濃く鉱物として面白い姿をしています。
夕日でよりピンク色が美しく見えるのが嬉しい、紫ヒスイと違ってオレンジの光源と相性が良いようです。(展示する際に使えるかも?)





そして数日後、今度は姫川河口へ行きました。
スッキリしない天気でしたが、焼山の方角では青空は見られました。(関係無い話ですが、焼山温泉の露天風呂は最高でした!)





探索を開始すると常連のジイさんが歩いて来て「わしが探した後だからもう無い」と捨て台詞を吐いて帰って行きました。
正直、どうでもいい話ですが、経験上では「普通に拾える」って事を知っていますので、いつものように川沿いを歩きました。

そして見付けた2個のヒスイ転石です、普通に数分で見付かった事には驚きました。
本当にヒスイ領域のジイさんの言う事は当てになりませんね(笑)
多分もう、誰でも分かるレベルのヒスイしか判別できなくなっているのかと思います。(視力の低下が大きな原因なのでしょう)



なんであれ、この日はヒスイ転石と出逢えて良かったです。



更に数日後の姫川河口、快晴で気持の良い日となりました。
まばらにあった河川敷の雪も溶け、気温も僅かですが上がっています。(特に晴れると体感温度が違う)
時折、大きな雲が太陽を隠しますが、探索をするには十分な明るさがあります。




え〜、今回も常連のジイさんが先にいて「拾えない(以下省略)」って事を言ってきましたが、その後にまた2個のヒスイに出逢いました。(もう言っている事を信じない(笑))

まずは明るい翠が僅かに入ったヒスイ、石質は少し粗めで石英による石目も多いです。
このタイプは明るい翠が入っている事が多く、磨けば綺麗に光るヒスイです。(細かい造形には向かないタイプのヒスイ)




こっちは先程のと似ていますが、石質はこちらの方が良くヒスイ輝石がビッシリ見えます。(こっちは親父が発見)
基本的に同じタイプのヒスイなのですが質が良い分、翠が入っていません。
裏側には表皮が見られるので、最近に外側から欠けて流れ着いたのでしょう。(粗めの自然研磨をされながら)





帰り際では質の良いロディン岩を発見、少しヒスイが混ざっているのかもしれません。
姫川はいろんな石があってまさに「玉石混交」って感じですが、ロディン岩などを見ると「玉石混合」とした方がイメージに合っていますね(笑)





そして拾い納めとなった最終日(31日)、晴るとの事でしたが午前中は曇っていました。
年末なのでいろいろな買い出しを終えて、いざ2017年最後の探索に挑みます(笑)




しばらくすると空が明るくなってきて、その瞬間に白く輝く石を発見しました。
拾い上げると桃練石が入ったロディン岩(桜石)で、美しい景色を宿しています。
イメージとして「やっぱり桜だな」と、改めて感じた石です。(糸魚川が桃の産地だったら、私のイメージも違ったのかもしれませんね(笑))




次はお待ちかねのヒスイ、緑も入りサイズも大きめです。
実は先客も数人が歩いていたので、期待薄だと思っていたのですが運良く出逢う事ができました。(やはり視力と石運が重要なのだと解ります)
表裏に緑が入り座りも良いので、飾石として新年に飾ろうと思います。(まずは磨かずに楽しもうかと)




最後は濃いめの桃練石が入ったロディン岩(桜石)。
裏側には特に濃いピンク色が入っていて綺麗、茶色の酸化物を上手く削れば更に美しくなるように思えます。(中まで酸化している感じはしますが…)
とにかく表の一面だけでも磨いてあげると、よりピンク色が映えるかと思います。(舞い散る桜の花びらって感じだろうか?)




拾い納めとしては十分な結果で満足。
友人も年末の挨拶がてらヒスイ探索をしてきたようで、私と同じタイプのヒスイ転石と出逢えたようでした。(わざわざ挨拶しに来てくれて有り難う!)

きっと他にも良いヒスイと出逢えた人はいるのでしょう、手にしたヒスイの序列は確実にありますが、まずは出逢えた事を喜び自然に感謝するのが良いと思います。(張り合ったってキリが無いし(笑))



去年に書くのが間に合わず、年をまたいでのヒスイ日和となりました…。
次回からは新年での探索記録となりますので、引き続きよろしくお願いします(笑)
また、月読「月花」の新作も仕上がりましたので、近々アップしたいと思っています。
2017年12月30日
最強寒波の第一段が過ぎ、ようやく晴れ間が出ました。
浜の環境も変わっているので、数日ぶりに海岸へ遊びに行きました。

まずは押上の海岸、浜がある日が少ないのですが今回は歩けそうです。
通常より浜が狭くなっていましたが、久々の散歩を楽しみました。





小砂利の多い環境で、波も長く押し寄せていました。
この状態で出逢えたのはロディン岩だけでしたが、気晴らしとしては最高でした。





この後、姫川河口へも行きました。
ちょっと雲の多い空だったので、日が陰る事が多かったです。




ここでは白ヒスイ2個と出逢えました。
右は翡翠輝石がビッシリと見られるタイプで、左は不純物が入り少し柔らかいタイプです。
でも左の方に僅かな緑が見られるので、発色には不純物が必用なのだと解ります。(純粋なヒスイは白なので当然ですよね(笑))



次の日から再び大荒れとなり、海や川に遊びに行く事は出来ませんでした。



そして数日後、天候が回復したので河口へ探索に行きました。
雪が河川敷にも積もり、まさに真冬の景色となりました。
積もった雪で殆どの石は見えませんが、不思議と海岸に近い川沿いには雪はありません。(これは海からの強風によるものなのでしょう)




早速、海側の川沿いを探しヒスイを発見。
淡灰色に緑が入ったヒスイで、少しですが透明度もあります。
平べったいので天然のプレートみたい(笑)、とても加工しやすい姿をしています。




次はロディン岩、翠の他に淡い桃色が見られるので、桃簾石が入っているのでしょう。
ブツブツしている部分は溶けた形跡なのか、不純物が風化した形跡なのか、ちょっと解りませんがそれも面白い景色となっています。




最後は良質の瑪瑙(玉髄)です。
見た瞬間は「潰れた焼きおにぎり?、照り焼きの煎餅?、両面を焼いた鏡餅?、焼きキャラメルのスィーツ?」等、食べ物が頭を過ぎり思わずカブリつきたくなりました(笑)
しかし、歯が砕けるので寸での所で思い止まり(笑)、手にした「美味しそうな鉱物(好物)」を眺めます。




側面の全てが縞瑪瑙となっていて、磨くとしたなら「側面のみ」になるでしょう。
表裏のオコゲは「そのまま」にした方が面白く、瑪瑙の良い標本になると思います。
虫川から出てきたのだろうか?、昔は出たと聞いた事がありますが、今も運が良ければ見付ける事ができるのですね。

このレベルは、一定レベルのヒスイ転石と出逢うよりも難しいので、とても嬉しいです。
改めて「こういった魅力的な鉱物が産出する土地に来たのだ」と認識し、私が移住した切欠を思い出させてくれました。

これらを無駄に消費せずに活用する方法を、生涯を通じて探し求めたいと思います。
また、探しに行かなければ出逢えないので、今後は初心を思い出して楽しみたいと思います。

いつか「物産のみで飾れる領域」を…、そんな装飾品や鉱物の展示の場・販売の場ができたのなら、きっと喜んでくれる人たちもいるのだと思っています。(それが現地の誇りと成って行くのだから…)

拾える石は「基本は素材(石材)」で、その中に稀に存在する「そのままの逸材」とを分けながら活用し、どちらも楽しめる領域を構築すれば面白くなるでしょう。(来年からの課題かなぁ〜)
それを共に進める事のできる仲間探しも、鉱物探索に負けないくらい頑張らないといけませんね(笑)


こんな感じで今年は終わります、それでは皆さん良いお年を!
2017年12月26日
今回は、追加で制作した革紐のブレスレットを紹介します。

前回同様に模様無しのシンプルなタイプで、楕円玉を4個合わせたブレスです。
玉は雪のように美しい白ヒスイと、渋い緑のオンファスで制作しています。
白ヒスイは雪が固まったような模様(霜降りのような模様)が見られ、冬では冷たさを感じますが濃い緑が所々に入るオンファスと合わせる事で緩和され、清潔感を強調できたと思っています。





オンファスはヒスイの部類になるので白ヒスイとの相性も良く、良質な素材で玉を作ったので光沢も抜群に出ています。(渋い緑が個人的に好きです)
レザークラフトの青年に作ってもらった革紐との相性も良く、今後も合わせて行けそうです。






もう1点も同タイプですが、こちらは青ヒスイの楕円玉を合わせました。
オンファスが強めの色なので、青ヒスイには白と混ざる優しい色合いの素材を選びました。
青ヒスイ自体が少ないので素材選びには苦労しますが、イメージ通り色が残ってくれて良かったです。(玉を作ると研磨の際に削れて色が無くなる事が多い…)





青空の下に広がる山々を想わせる品となり、厳冬を越え再生の季節も過ぎ、待ちに待った躍動の季節(時)の到来を約束しているブレスレットになりました。
性別に関係なく似合うのも、このブレスの嬉しいところです。





どちらのブレスも凸の金具から身に付けて、凹の金具から外す仕様となっています。
身に付けていて外れないように、凸の金具からは外せないようになっています。(無理すれば外せますが、そこに意味はありません(笑))
サイズ調整は納品前に行うので、事前に手首周りの寸法をお知らせ下さい。

コラボしている本革は独特の良い香りがしますが、これは「全て天然のタンニン液で作られているからこその香り」との事です。(革製品の好きな人には喜んでもらえると思います)



他の鉱物でも楕円玉を作ってみようかと思うのですが、値段的に微妙な感じです…。
やはり素材はヒスイに限定した方が良いのだろうか…。
幸いにもヒスイには多彩な色と魅力的な模様が存在するので、限定しても良いのかもれません。
その後に試せるのであれば、挑戦してみるのが得策なのでしょう。(それぞれの鉱物の癖を覚える必用があるでしょうけど(笑))
2017年12月24日
日本列島に最強寒波がやって来た頃に探索した話です。

スッキリとした青空で気持が良いですが、気温は前日の夜から急激に下がりました。
溶けつつあった山の雪も増え、お化粧直しをした姿になりました(笑)




この日は初めて氷が張り、これから厳しい寒さになる事を伝えていました。
しかしその姿には美しさがあり、苦手な冬に「何故か喜んでいる自分」がいるのを感じます。




それでは探索開始、早々に綺麗なロディン岩を発見。
この明るい発色は「鶯石」と呼ぶのに相応しいレベルかと思います。
石英部分が多く、そこに明るい翠があるので特に美しく発色しているのでしょう。




次は灰色のヒスイ転石、質はしっかりしていますが、一般受けする発色は見られません。
座りを変えると「メタルスライム」っぽくなったので、磨いてみようかと思います(笑)
このタイプは良質なチャートに似ているので判別に苦労します。





こっちはロディン岩、桃簾石と蛇紋石が入っています。
この景色は桜の開花(茶色が枝)に見えるかと思います、でも桃の花にも、梅の花にも見えますね(笑)




こっちもロディン岩、泥岩の多いタイプかと思います。
中央の紫の部分はザクロ石の成分が入っているとの事なので、磨いても面白そうです。
そのまま磨いて飾石にするか、輪切りにしてコースター(お皿)にするか、悩むところです。




これはスタンダードなロディン岩で、特にヒスイに似ていて発色も良い感じです。
モコモコしている姿が面白いので、良い見本になるかと思います。(手の平サイズなのが嬉しい)





この日の最後に見付けたのは灰色のヒスイでした。
うっすらと紫がかっているタイプで、割れた断面は最近のものだと思われます。
人為的な破壊なのか、川や海での破砕なのか、ちょっと解りませんが打撃痕が無いので自然に割れた可能性が高いでしょう。(希望的観測かな?)



今回も良い出逢いがありました、ゆっくりと眺めて活用を考えたいと思います。



それから数日後、本格的に寒波の影響を受けるようになりました。
薄化粧だった山が厚化粧となり、どんよりした鉛色の雲が空を覆います。(しかし明るさを失ってはいない不思議な天候)




とにかく寒いので散策は短時間となりましたが、面白い石たちと出逢えました。
左上は玉髄がサンドイッチされた鉱物で、左下は玉髄が縦断していて母石の欠片を取り込み「煮凝り」のようになっている鉱物です。(小さな黄鉄鉱も見られます)
右上はヒスイに見えますがロディン岩の部類になるのでしょう、紫にも見えますが灰色です。(色々と交ざり合っているように思えます)
右下は桃簾石を含んだロディン岩で、桃色は薄めですが質は良さそうです。




次は、上が角閃石(閃石類)を含んだ発色の良いロディン岩で、その下はオンファス系の碧いヒスイ(最近に割れたと思われる)、最後は緑が少し入った白ヒスイ(紫が入るタイプ)です。



とても寒かったので倍速で探しましたが、運良く幾つもの魅力的な石たちに出逢えました。

この日を境に大荒れとなりましたので、晴れるまで探索には行きませんでした。(その間は加工に専念していました)
次回は、後に晴れた日の探索の事を書きたいと思います。



11月辺りから、なるべくヒスイの探索に出るようにしています。
と言うのも「もしスタートラインを同じくしたのなら、どれだけの違いが出るのか?」と言う事を試したいと思ったからです。(同時に面白い鉱物も手に入るし(笑))
その試みの中間報告としては「同じ探索期間で競えば、石運と視力が結果に大きく関わってくる」って事が立証できそうです。

確証している事は先に探されていたとしても「その後でも普通に拾える」って事で、若年同士であれば「石運が勝る方が有利」で、年輩同士であれば「視力が勝る方が有利」なようです。(どちらとも石運(天運)以前に、視力の差が大きく結果を分けているようですが…)

よって条件(時間や期間)を同じくしたのなら、年輩より若者の方が有利だと解りました(笑)
それに体力的な事もあるので、やはり若さが大きく影響するようです。

年輩の利点は「朝・昼・晩の時間だけ」なので、これを同じくされると若者には敵わないでしょう。(ヒスイを探せる若者との比較)
今回は朝のみを同じくしただけですが、同じ場所での探索結果には大きな差が出ています。(若者と言っても40歳のオッサンでの検証ですが(笑))

ただ石運だけは同じくならないので、この差を経験した人は「唯、我一人を尊ぶ」と言った幻想を楽しめます(笑)
人間として生まれたからには「偶然のようで必然、そんな領域も在るのではないか…」と、実感できる経験は「得難いもの」だと言う事は間違いないのでしょう。(幻想で在ろうが、無かろうが)

それと念の為に書きますが、年輩に拾える事をアピールをすると「劣等感による嫌み」を言ってくる事が多いので、深く関わらない方が良いです。(プロとして成り立てないのに、自分が一番拾えると思っている(思いたい)ジイさんが多すぎる(笑))

時間が解決する事でもあるので、幼稚な挑発に乗らない事をお勧めします。
2017年12月18日
またまた晴天となったので、姫川河口へ探索に行きました。(今回も糸魚川に最強寒波が訪れる前の話です)

この日は快晴で、爽快な空と山の景色に癒されました。
気温も高まり春のような陽気の中、魅力的な石たちを探します。




神(自然)の祝福か?、早速とても美しい紫ヒスイを発見しました。(親父が(笑))
全体が紫に染まり石質も滑らかで、特に濃い紫は黄色い光源の中でも存在感を失いません。
底には桃簾石と思われる桃色の不純物が見られ、緑も相まって面白い景色を宿しています。




このまま飾っても良いのですが、薄く残る表皮を削れば更に紫が際立つヒスイなので、底と背面の表皮を残し、表面だけ研磨しようかと思います。(って言うか既に磨いたので後々に紹介します(笑))


私はと言うと、とても綺麗な緑の玉髄(クリソプレース)を発見しました。
サイズは小さいですが、発色が強いので遠くからでも目立ちます。(ビックリするくらい目立つ)



拾い上げた際は、「まるで着色したようだ」と思いましたが、よく考えると「自然の発色に憧れて、着色と言う技法が生まれた」のですよね(笑)
だから自然界に在って当然で、考え方の順序を間違えると物事が歪んでくる事が解ります。
そう言った意味でも、これはサンプルとして保管しようと思います。(間違いなく自然界(糸魚川)に在る事を証明しています)


最後は石質の良い白ヒスイを発見。
キメが細かく、淡い緑と黒のラインが入るタイプのヒスイです。
チャートの中には非常に似ているものがあり、曇っていると判別が難しかったりします。(今回は快晴だったので、乾くと翡翠輝石がキラキラと輝きました)



この日はこれで終了、良い出逢いがあって良かったです。



そして数日後、また河口へ探索に行きました。(笑)
ちょと曇り気味でしたが、探索するのには十分な明るさがありました。

まずは桃簾石を含んだ蛇紋石、いや…、蛇紋石を含んだ桃簾石か?(岩としればロディン岩)
なかなか良い桃色で石質も良い感じ、散らばっている状態では桜石と呼んでいますが、塊の状態だと桃石と呼んでも良いのかもと思ったりします(笑)
これを「ヨモツシコメに投げつけたら相当な効果がありそうだ」と、どうでも良い事が頭を過ぎりました。(桃石(投石)だけに…)




こちらも桃簾石が混ざった結晶片岩、かな?
面白い姿をしていて座りも良いので飾石にしようかと思いますが、輪切りにしてコースター(お皿)を作っても良いかと。
とりあえず、いろいろと吟味して活用を考えたいと思います。




次はロディン岩、鶯石と呼んでいるタイプです。
真ん中に明るい翠が入っていて面白い、磨けば良い飾石となる事でしょう。(裏にも翠が入っています)
観賞用として楽しめるし、文鎮にも使えるので研磨したいと思います。




こっちのロディン岩はサンプルとして活用しようかと思います。
きっとヒスイとの区別に役立つ日が来るかと思います。(多分)



この日はヒスイを見付けられませんでしたが、面白い石たちに出逢えました。(これはこれで良い経験となります)

どう活用するかをゆっくりと考え試しながら、忍耐の冬を乗り越えようと思います(笑)


次回からは最強寒波が迫り出した話になります。(一週間くらい前の話です(笑))
2017年12月14日
今回も良い天気となったので、姫川河口へ探索にでかけました。

この日の山は、うっすらと雪化粧をしていますが、現在は真っ白になっています。
タイムリーな情報ではないですが、「こういう日もあった」と言う事を楽しんで下さい(笑)




早速、川沿いを歩きヒスイ転石を発見。
黄色の光源で解りにくいですが、灰色と青色が混ざった色をしています。
石質は良く、乾くと翡翠輝石がキラキラ輝きます。(磨けば光沢が出やすいタイプでした)





河口から海辺を見ると波が穏やかだったので、青海の海岸へも行きました。
多くの釣り人が訪れていて、浜の環境は釣りをするのにも良かったようです。(釣果は微妙だったようですが…)





ここでは玉髄を発見、側面には縞模様も見られます。
晶洞には小さな剣水晶がキラキラと輝いていて綺麗、乾いても全体的に滑らかさを保っているので石質の良い玉髄だと解ります。(そのまま磨くか、一部を削って磨くか、磨かずに保管するか、迷います…)





この波ならば「きっと」と思い、押上の海岸にも行きました。
案の定、浜は緩やかな波で歩きやすい状態でした。(しかし、砂利が多く上がっている環境でもありました…)





小さなヒスイ転石でもあれば…、と思いながら浜を歩き、灰色ヒスイ1個とネフライト3個に出逢いました。
色は灰色ですがサイズは丁度良いヒスイなので、磨いて文鎮を兼ねた飾石にでもしようかと思います。(灰色ヒスイの多くは石質が良いので光沢が出る)




今回も魅力的な石たちに出逢う事ができました。(母なる海と大地に感謝です)
様々な素材と出逢える糸魚川は「まさに美の宝庫」と言えるでしょう!
後はこれらを「人の世の価値感」に適応させるだけ…、とても難しい事ではありますが、そこに進んでこそ「人の文化」と言えるのでしょうね。

日常的に自然と触れ合っていると、この地(血)から発信する「独特の文化」が必要不可欠なのだと、改めて感じます。
それを成すための土台作りも私の計画の一つなので、周到に進められたらと思います。

でも、考えれば考える程に面倒な行動が必用なので、心の底から「性に合っていない」って思います(笑)
これからは石の縁も大切ですが、人の縁が最も重要になりそうです。
2017年12月07日
今回は、革紐のブレスレットのコラボを紹介します。

まずは楕円玉と牙玉を合わせたブレス、革紐には私の好きな模様を打ってもらいました。
今までアレンジ商品として作っていた品ですが、レザークラフトの青年に作ってもらった革紐と組合せて、より丈夫で高級感のある品に仕上げました。





幅の狭い革紐に模様を打ち込むのは難しかったようですが、丁寧な仕事によってカタチになりました。(いろいろと無理を言ってお願いしています…)
表と裏に模様が見える仕様にしたので、お洒落な感じに仕上がったと思っています。(個人的に)
革紐は玉の穴に丁度良い厚みなので、ある程度位置を固定できるのが嬉しいです。





次は模様無しのシンプルなタイプで、楕円玉を4個合わせたブレスです。
こちらもアレンジ商品を作りましたが、やはりコラボすると楽しいです。
楕円玉の種類(色彩)を変えて作ってみても、面白いブレスになるかと思っています。





今回は模様無しですが、一本に模様を入れたり、二本とも模様があったり、とバリエーションを増やしたいと思っています。(予定ですが…)
楕円玉の種類を作るのも大変ですが、少しずつ進めて行きたいと思います。





この時期の加工は辛いですが、どんな仕事をしても楽ではないので、自分が出来る創作に向き合って進めたいと思います。
今後は幅を広げて作らなければならない品もあるので、その準備もして行こうと思います。

その過程で信頼できる仲間と出逢えたなら幸いです。


ちなみに神印ブレスの制作は、シルバーの原形代が高すぎてストップ…。
もっと調べて商品化できるコストにしてから、近い将来にカタチにしたいと思います。
2017年12月04日
12月に入り寒さが一段と厳しくなってきました。
加工するにも探索するにも辛い季節ですが、忍耐で乗り切ろうと思います(笑)

この日は天気がイマイチでしたが、ようやく押上の海岸が穏やかになりました。
それを待っていたのは私だけではなかったようで、数人の釣り人もこのチャンスを楽しんでいました。





波は長めで浜は小石だらけ…、この状態は期待ハズレでしたが歩き易さは抜群です(笑)
晴れたり曇ったりを頻繁に繰り返す寒空の下、釣りを楽しむ人もいて、石探しをする人もいる、なかなか面白い光景だと思います。




どうにか出逢えたのは、シーグラス1個とヒスイ転石2個でした。
小さいヒスイは淡い紫に染まっていて美麗、同タイプのサンプルと一緒に保管します。





もう少し探索を楽しむ為、いつもの河口へ行きました。

川沿いを歩いていると鮭を発見(笑)、まだ産卵期なのだろうか?
産卵を終えた後なのかな?、特に傷も見られず近づいても全く逃げる気配はありません。(水が濁っていて見えづらいですが、きっとメスなのでしょう)
水温が低いから無駄に動けないのだろうか?、何にせよ無事に役目を果たす事を願います。




次はロディン岩を発見、左から鶯石、鴬石、桜石って感じです(笑)
鶯石と鴬石は同タイプで発色が違うだけ、桜石は蛇紋石が多いタイプで桃簾石が入っています。(簾石系が入っていると言った方が正確かも?)


ちなみに俗称として桜石と呼ばれる石が既にあるので、「おうせき」と読むか「櫻石」と漢字を変えるか、差別化した方が良いかと思っています。(私が勝手に命名しただけですが(笑))


こっちは紫が入ったヒスイ転石、前回の端材より明るめの紫が僅かに入っています。
多分、端材は青海川系で、この転石は小滝川系の紫ヒスイなのだと思います。
上流は同じなので双方の川から出るのですが、確率的に青海は暗め(濃いめ)が多く、小滝は明るめ(淡め)が多いように思えます。(紫に限らず翠(緑)なども)





最後は…、これもロディン岩の一種なのだろうか?(結晶片岩の系統か?)
面白い模様が良い景色になっていて、座りも良いです。
乾くと白灰色の部分がキラキラと輝きますが、これは石英によるものだと思われます。(ヒスイ輝石にも似ているけど…)




今回も面白い探索ができました。
随分とデータ(サンプル)も溜まってきましたので、整理しながら別のデータも収集したいと思います。
山系のヒスイは発電所の工事の影響で探さなくても出回っているので、今からでも特徴を覚えるのは容易です。(初心者の入門編って感じです)
山系は非常にミャンマー産に似ていて白地の発色は暗め、これを主力にすると産地の区別が付かなくなるでしょう(笑)

原石での姿も薄い皮(風化した表面)で覆われていて、およそヒスイとは判別できない状態が多いです。(よってバレルで表皮を削り落とし、見た目を良くするのが主流になっているようです)
山系のヒスイの活用には、様々な意味で課題があるようです。



課題と言えば、最近は「表裏の問題」も致命的になっていますね…。
表裏とは「一体(背中合わせ)であって、混在ではない」って事を忘れないようにした方が良いです。
これは様々な領域の基本となる事なので、覚えておく事をお勧めします。
2017年11月28日
季節は完全に真冬モード、これから厳冬が続くと思うと気が滅入ります…。(20日)
そんな中でも僅かに輝く冬の美しさを探して、創作活動を進めたいと思います。

それでは、お馴染みの転石拾いの話に入ります(笑)
場所はいつもの押上海岸、どうにもならないくらい荒れていたので探索を断念しました。
この時期に入ると押上の海岸を探索できる日が少ないので、気長に待ちたいと思います。





気を取り直して、姫川河口へ行きました。
山々は雪化粧をして、すっかり冬の景色になっています。




曇り空の中、河口を歩いているとロディン岩(鴬石)と玉髄を発見。
特に玉髄は側面が縞瑪瑙になっていて美しい、これは立派な標本となるでしょう。
見た瞬間は「クラゲの死体」か「白いコンニャク」に見えて、手にするまで鉱物と言う現実味がありませんでした(笑)




次はヒスイと見間違えるほど美しいロディン岩(鶯石)を発見。
これも立派な標本になるレベル、サイズも丁度良いのでケースに収めて保管します。(肌も荒れていないので磨く必用もない)




最後は丸みのあるヒスイ転石を発見。
紫が入るタイプですが表面には見られず、淡い青緑だけが所々に見られます。
基本的に河口は角張ったヒスイが多いので、丸みのある転石は貴重だと思います。(グレードではなく、データとしての話)
座りも良いので、磨けば良い飾石に成る事でしょう。




この日は、こんな感じで探索を終えました。
久しぶりに良質の玉髄と出逢えて良かった、またの縁を楽しみにしています。



そして数日後、期待を胸に再び河口へ行きました(笑)
今回は割と天気の良い日だったので、雪化粧の山々もより美しく見えました。
雨による影響なのか、気温が上がったのか、この間より雪は少なくなっていました。




川沿いを歩いていると、お馴染みのヒスイの切断された端材を発見(笑)
しかし通常よりも綺麗な紫ヒスイの端材で、サイズも今までで一番大きいです。
これを捨てたのだろうか?、客寄せに撒いたのかな?



何にせよ目的は果たされる事は無く、私の手に入りました(笑)
まぁ「捨てる神あれば、拾う神あり」って感じで、加工する側としては活用できるので別の感覚で嬉しくなります。(転石拾いとしては興醒めするが…)


この日の収穫はレアな端材だけでした…。(色んな人がいるものだと思いながら、この日は探索を終えました)
最近は面白い出逢いがあるので退屈しません(笑)、後は「それぞれの活かし方」を考えて、一番美しくなるような姿に仕上げたいと思います。
2017年11月24日
気温が急激に下がり、真冬のような日が続いています。
去年は12月でもトンボや蝶が見られましたが、今年は出逢う事はないでしょう…。

11月中旬(17日)になり、久しぶりに晴れましたので姫川へ遊びに行きました。
すっかり初冬(晩秋)の景色、草花の隆盛は終わり休息の季節に入ったようです。(今現在は山が雪化粧をしています)
前日も雨が降っていましたが、姫川は普段の透明度を取り戻しつつありました。





早速、浅瀬でロディン岩(鴬石)を発見。
よく見ると緑が入っていてヒスイっぽいです(笑)
乾くと白っぽくなりヒスイ輝石は見られませんが、多少は交ざっているように思えます。




次はネフライト、なかなか質が良いタイプです。
これも乾くと白っぽくなり、軟玉特有の石目が目立ちます。
質が良いほど滑らかになるので、乾かす事は識別の基本となります。




こちらは緑の石英が大きく入ったキツネ石です。
濡れていると綺麗ですが、乾くと別物のように白くパサパサになります(笑)
クリアラッカーで保つ事も可能ですが、経年で黄ばんで行きます。(黄ばんだラッカーを落とし、再度クリアラッカーを吹きかければ何度でも楽しめるようです)




今度は、お待ちかねのヒスイを発見。
ほぼ色のない白ヒスイですが、よく見ると先端部分に非常に淡い緑が入っています。
乾かすとヒスイ輝石がキラキラと輝き、触れた質感は堅牢さを強く伝えています。
角張った姿は「川上がり」の特徴を示し、水の中にあった状態でヒスイだと判断できました。




最後は明るい翠が入ったロディン岩(鶯石)です。
芽吹に良く似た発色を示し、様々な鉱物が混ざっているような姿をしています。(こちらもヒスイが少し混ざっているのかもしません)
乾くと少し白っぽくなり、ヒスイ輝石らしきキラキラ(石英か?)は所々に見られますが、確証が持てる程の安定感(石質の安定感)はありません。(岩石感が強い)
座りも良いので飾石になるかも…、自宅の工房で吟味したいと思います。




今回はヒスイと最後のロディン岩(鶯石)の2個を持ち帰りました。(残りは川へ返しました)

確実に判断できる白ヒスイは自身で拾ったから愛着がありますが、それを他者に共有させるのは難しいでしょう。(お金を伴った共有が、一番難しい)
加工するか、飾石として磨くか、自身の品を作るか、販売する品を作るか、悩むところです。

また「運により所有権を得る」か、「金銭によって所有権を得るか」も難しい話で、遊びなら「運によるもの」が良く、仕事なら「金銭によるもの」が良くなります。

なんであれ仕事にするのなら「拾えないもの」を売る事が必用なのでしょう。
普通に考えれば「簡単には拾えないレベルのヒスイ転石」や、「磨かれた(加工された)ヒスイ」は金銭が大きく関わってくる品に成り得ます。
後者は自分で拾ったヒスイを磨けば(加工すれば)得られますが、相応の機械と経験(労力)が必用となります。(結局は、お金が必用となります)

ちなみに「切断されたヒスイの端材」は海に捨てられたりするので、たまに拾えます(笑)

拾う見本として「そのままのヒスイ転石」も売れますが、ヒスイの特徴がハッキリ解る海岸転石が良いので簡単に揃わないです。(サイズも「小さすぎず、大きすぎず」が大事)


更にある意味分別が難しいのは「ヒスイを含むロディン岩」と「ヒスイ輝石岩」です。
ヒスイ部分の量で分けられるのでしょうが、どうやって測るのだろうか?
転石ならともかく、中身が見えない巨大な岩石は憶測でしか判断できないでしょうね…。

きっと「微量にヒスイを含む巨大なロディン岩」もヒスイ輝石岩としているのでしょう。
よって今回の最後に拾ったロディン岩(鶯石)は、微量にヒスイが含まれていたとしても「ヒスイを含むロディン岩」とするのが基本となりそうです。(巨大な岩じゃないので)
判断基準は「サイズ」と「純度」で、一定レベルの加工人の総意が重要になるかと思います。

基準を下げて「ヒスイとしたがる者」と、基準を上げて「ヒスイを分ける者」とが混在していますので「趣味の領域で通用する話」と、「仕事として通用しない話」を認識する必用があります。
ちなみに地元の年輩者はロディン岩を「軟玉」と通称している人が多いですが、軟玉は角閃石系(特にネフライト)の総称なので話が噛み合わなかったりします(笑)
でも感覚的に軟玉と呼ぶのは解る気がするな…、きっと硬玉以外の「非常に似た鉱物は全て軟玉」として考えているのだと思われます。(私が鴬(鶯)石と呼んでいるように…)

この辺りの事を共有して行くのは難しいですが、今後は必要となる話だと思います。
ちなみに発色部分のオンファス輝石(コスモクロアも)と、ヒスイ輝石とを完全に分ける必用はないでしょう。(ヒスイ輝石の名前を変えないと「ヒスイ」の総称が保ていない(笑))

岩石だから難しいのですね…、でも岩石だからこそ宿る魅力があるので面白いです。

ヒスイ輝石を遺伝子と考えるのなら、そこにどうしても優劣は存在してきますが、用途を変えれば活用できる場が広がるでしょう。
どうにも成らない事に挑むのでは無く、最大限に活用できる場を判断して高める事が重要だと思います。
そう言う場を見出せるセンスも必用なので、自然から学び成長して行けたらと思います。(先はまだまだ長そうです…)


長々と書きましたが、最後は加工品の紹介です。
こちらはコラボと言うよりアレンジした品で、革紐に淡青のヒスイ玉と、白のヒスイ玉・淡翠の牙玉を合わせました。
身に付ける際は凸の金具から、外す際は凹の金具を軽くひねって脱着して下さい。


レザーブレスも、バリエーションを増やして行けたらと思っています。(冬はヒスイ加工と同様に、レザークラフトも辛い仕事になるそうです)

11月も後半、無事に今年(冬)を越せるよう頑張ろうと思います。
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