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2018年09月16日
今までの暑さが嘘のようにおまり、少し肌寒い日が続いています。
あれだけ降らなかった雨も降り続き、水不足の心配は完全に無くなりました。(水害になるような大雨ではないのが幸いです)

それでは9月初旬の探石記録を書きます。

何事もなく最強の台風が過ぎ晴れ間が出たので、姫川河口へ行きました。(9/5)
直撃では無かったですが、やはり台風の影響は見られ、雲は芸術的な姿で空を覆い、姫川は濁流となっていました。



いままで普通に歩けた支流にも水が溢れ、これが澄んでいけばイザナギ(河川)の完全復活となります。

イザナミ(海)の守護者たるスサノオ(嵐)が、イザナミ(海)から力を得ながら駆け抜けた結果、イザナギ(河川)の隆盛をもたらす…、面白い現実です。
更に「イザナギ(河川)とイザナミ(海)によりヒルコ(ヒスイ)が贈られ、それを手に人は物語(表現)を成す」、そう考えると「私は神話に生きているなぁ〜」って感じています。(人の世に赦された幻想かな…)

そう考えるとスサノオ(嵐)は「何を滅ぼしに行った」のだろうか…?
その闘いの余波であれだけの地震が起きるのだから、相当な存在だったのだろうか?
なんであれ、つくづく現実の神(自然)は「人間を見ていない」って事を思い知らさせます…。(だから知性で適応するのですが)


話を探石に戻して、海は川の水により濁り、波も強めでした。
姫川本流は溢れんばかり、喉が乾いていたのでコーヒー牛乳のように見えました(笑)





そのコーヒー牛乳の誘惑を何とか退け(笑)、海と川との合流点に行くと探すどころの話ではなかったです…。


在ったとしても拾いに行けない(笑)
ちなみに以前のような大きなヒスイと出逢えるのは嬉しいけど、もう少し「小さくて良い」と思うのは贅沢なのだろうか?


とりあえず「芽吹」に似たロディン岩を発見。
表面にはキラキラと結晶が見られるので、初心者はヒスイと間違える事でしょう。
地が淡くピンクがかっているので、桃簾石の成分が入っているのかな?



結果として、台風が過ぎて間もないと「濁った水が多くて探しづらい」って事を再確認できたかと思います(笑)
また良い天気の日に探石を楽しみたいと思います。


話は変わり、ここでピアスを紹介します。
5mmのピアス5セットと、6mmのピアス1セットです。


今までは「芽吹」でのピアスが多かったのですが、今回は「翠雪」で制作しました。(白地に明るい翠ではなく、全体的に柔らかな淡翠なのが特徴です)
ちなみに紫は「開花」で制作しましたが既に売れましたので、また制作したいと思います。

とにかく似合う人に買ってもらえたら満足です(笑)
2018年09月10日
今回は「水湖の垂飾(アプト)」を紹介します。

水玉のような模様のある水色のカケラ「水湖」を加工し、垂飾りを制作しました。
活用したのは、小滝系の紫ヒスイに時々見られる「青紫の脈」を切り出した部分です。
肌理が細かくチタン石による模様も面白いタイプで、清々しい水色(湖水の色)が特徴です。




湖面に波紋が広がる景色を映した紋様が魅力的で、叢雲タイプと違って「雷雨(動)」では無く「時雨(静)」の美しさを宿しています。
所々に入るチタン石は雲や霧を想わせ、それがより幻想的な印象を高めています。





光に透かすと湖水のように透過し、やや黄色がかるチタン石は雨雲らしい表情を強めます。
発色の強いヒスイとはまた違った「慎ましい美」を感じてもらえたらと思います。





テーマを「ワッカ(水)」にするか、「アプト(雨)」にするか悩みましたが、波紋のような模様を活かすのは「アプト(雨)」だと言う結論に達しました。(私の中で)
水色系のヒスイ自体も珍しいですが、このタイプは更に稀少な模様を宿すので大切に活用したいと思います。
現時点では二〜三点くらいしか作れる素材が無く、テーマを担える素材を探さなくてはなりません。(一般受けするタイプではないのが救いか?)
レザーブレスや雨過天睛で用いている淡青ヒスイとも違うので、見付けるのは困難となるでしょう…。

今後も様々な景色を映すヒスイを集め、美しい作品を作って行きたいと思います。(只今、ノンノ(花)・ニタイ(森)・レラ(風)も制作中です)


こちらは以前に紹介した小瓶ですが、編み袋タイプの中身を「小さなヒスイ転石」に変更しました。


せっかく手を掛けて編み袋を作ってもらったので、通常の細石と差別化しようと思います。
編み袋により中身が見づらい事を留意し、取り出して楽しめる事を優先するには「丸みを帯びた小さなヒスイ転石(磨いた転石)が良い」と言う考えに至りました。
このタイプは「手触りが良く希少性も高い」って事と、「発色は控えめですが様々な表情を楽しめる」って事がメリットです。(通常の細石は、小瓶の中で輝く姿を楽しむのが良いのでしょう)

まぁ、どちらも好み問題なので、気に入った小瓶を手にして下さいね(笑)
2018年09月05日
朝晩の気温が下がりましたが、日中は未だに暑い状態が続いています。
9月に入り糸魚川に大雨警報が発令されましたが、駅付近(旧糸魚川地区)では強めの雨が降っただけでした。(山側では大雨になったのだろうか?)
今年最強の台風は、「ゴー、ゴー」と荒ぶる神(スサノオ)の足音は凄まじいものでしたが、疾風のように駆け抜けて行ったので、3時間ほどで雨風はおさまりました。(まともに影響を受けた人たちには、辛い日々が続くのでしょう…)
これから寒暖の差が激しくなる季節なので、体調に気を付けて下さい。

それでは9月初めの探石記録を書きます。

またまた押上の海へ探石に出かけました。(9/2)
休日だった事もあり、浜辺には多くの人たちが訪れていました。(クラシックカーフェスティバルなどのイベントもあったからでしょう)



なるべく人のいない時間(お昼頃)に行きましたが、二〜三人の釣り人を除き、家族でヒスイ拾いを楽しむ人たちが多くいました。(昼下がりには曇ってきましたが、訪れる人は増えてきました(笑))


空は雲が多く快晴とは言えませんでしたが、気温は高く夏の余韻が残っていました。
浜の環境に大した変化は無く、砂と小石で溢れ、波は短く速い状態でした。




浜辺を一通り歩き、ネフライト3個、ロディン岩2個、玉髄4個、ヒスイ1個、シーグラス7個を拾いました。
特に中央の玉髄の質が良く、磨けば綺麗に仕上がるでしょう。


海を訪れていた夫婦にヒスイの事を聞かれ、この灰色のヒスイを見せながら説明しましたが、ヒスイのイメージと離れた発色だったので認識するのは困難だったようです。(勘の良さも必用)

でも、一般受けする綺麗なヒスイ転石は誰が見ても解るので、在れば見付けられると思います(笑)

撮影していませんが、帰り際に小さなヒスイ転石とオンファス輝石、見本に丁度良いサイズのネフライトを拾いました。(その時点で空が暗く曇っていたので、撮影する気にはなれませんでした…)

ともあれ、今回も良い見本が拾えて良かったです。
2018年08月30日
8月も終盤となり、久しぶりに雨が降り続く日々となりましたが、幸いにも水害を起こす程の雨量ではありませんでした。
今までの日照りで乾いた奴奈川の大地には恵の雨となったようです。

それでは8月最後の探石記録を書きます。

朝から雨が降っていたので午前中は加工に専念し、午後になって晴れ間が出たので、久々に押上の海岸へ行きました。(8/29)
この間のような大荒れでなくて良かった〜、数人が海に訪れていて雨上がりの浜辺を楽しんでいました。(ヒスイ探しをしていました)




浜の環境は砂が多く、短く速い波が探石を困難にしていました。
自然光も乏しかったので期待していませんでしたが、歩いていると次第に青空が広がり小石の多い浜辺が現れました。(一気にやる気が出ます(笑))





しばらく歩くと押上らしからぬ角張が強いヒスイ転石を発見。
一度目は波で見えなくなり、その20秒程後に再び現れたので周りの小石ごと握って拾いました(笑)
練度は低いですが錬磨は高いので、この押上で艶やかに仕上がったのだと思われます。




更に歩くと今度は押上らしいヒスイ転石を発見、錬磨も練度も良くツルツルの肌をしています。(非常に滑らかな肌)
ヒスイ輝石が微細だったので、太陽光下で確認してヒスイだと確信できました。(曇っているとロディン岩との区別が難しい)




そんなこんなで上のオンファス輝石2個、ヒスイ転石5個を拾いました。
押上での転石は鉱物見本として活用できるサイズと質感が多いので、河口とは違った楽しみ方があります。(なかなか集まりませんが…)




こちらは軟玉、上と左と左下はネフライト、右は緑閃石(鉄分を多く含んだアクチノ閃石?)、右下はアルカリ角閃石岩でしょう。
どれも乾くと白っぽくなるので、ヒスイ(硬玉)との硬度の差が見て解ります。




最後は上のロディン岩4個と下の玉髄3個です。
ロディン岩も玉髄も石質が良いと乾いても白くならないので、そういった転石を主に拾います。(ネフライトにも白くならない「硬質タイプ」が在ったりする)




帰り際には晴天となり、海へ訪れる人も増えてきました。(上越側には雨雲が見られ、やや空が暗くなっていました)
海側は秋の雲が広がり、山側は夏の雲が浮かんでいて、何とも面白い空となっていました。(帰る頃には気温が上がって暑かった…)



ちなみに海に訪れていた人(おばさま2人)の石を識別し、ヒスイだけじゃない楽しみ方(薬石が最も効果的)を教えて楽しんでもらいました。
当然ながらヒスイの説明は私が拾っている場合は見せながら説明できますが、拾っていない場合は言葉だけなので伝わり難いです。(今回は見せながら説明できました)

一応、転石見本も売っていますので、活用して下さいね。(と宣伝してみる(笑))



押上は久々でしたが楽しく探石できました。
遊び(気晴らし)のようでもあり、仕事(データ収集と素材やサンプル集め)のようでもある、もう昔のような趣味での遊びには成り得ませんが、心の豊かさを養う事に変わりはないので私には必要不可欠となっています。

これらのカケラから何を見出し、何を未来に伝えるのか、それは遥か古代から繋がれた記憶に刻まれているのでしょう。

石たちに刻まれた記憶を辿り、古代人の意志を継ぎ、自身の表現をもって創作を成す。

自分の理想をどこまで体現できるのか…、楽しくもあり苦しくもある「人生そのもの」って感じがするは私だけではないのでしょう。

よ〜し、40代も頑張るぞ〜(笑)
2018年08月24日
涼しくなり秋の気候となったかと思いきや、23日と24日は真夏を超えるほどの気温となりました。
海水浴を楽しみたくても海は急に荒れたりするので危険、ここは大人しく台風(スサノオ)が過ぎ去るのを待つとします。(糸魚川で自然災害が無いだけでも救いです)

強風で海や川は危険なので、今回は「ヨモギヒスイ」の事を詳しく書きたいと思います。(前回にも書いたのですが、もっと解りやすく画像を載せて紹介します)

まず表面からは翡翠輝石は確認できず、葡萄石の成分が多いタイプとの区別が難しいです。
強いて言えば「白っぽい部分が多く透明度が低い方」が、ヒスイを多く含んでいるようです。




切断すると翡翠輝石が確認し易くなります。(キラキラが見られます)
斜めに流れる白い脈は石英脈で、分断されるように入る白地がヒスイです。(翠も僅かに入っています)


枯れ草のような色の部分(薄い枯れ草色の部分)にも翡翠輝石が見られるので、他鉱物と混ざり合っているのだと思われます。
濃い枯れ草色の部分には翡翠輝石が見られないので、ここは葡萄石の成分や軟玉と言われる鉱物の成分が混ざっているように思えます。(硬度もヒスイ部分より低い)

表面では透明感を感じられませんが、内部のヒスイ部分には相応の透明度が見られます。(枯れ草色が混ざり、古代っぽい透過を示します)

結論として、これだけヒスイが入っていれば「ヒスイ輝石岩」として良いかと思います。
分断されたヒスイ部分を切り出して加工すれば、純度の高いヒスイ製品を作る事も可能です。

外側にヒスイの片鱗が見られると良いのですが、全く見られない方が多いので切断しないとヒスイを確認する事は難しいでしょう。
角閃石との圧砕は知られていますが、葡萄石を含む圧砕はあまり認識されていません。

このタイプは「ヒスイに他鉱物が入った圧砕」なのか、それとも「他鉱物にヒスイが入った圧砕」なのか、どちらがベースなのか疑問に思います。
きっと「成分が多い方をベースとして考える」と良いのでしょうね(笑)

ヒスイが全く見られないタイプもあるので、それは主成分となる鉱物(葡萄石?)に「翡翠輝石が僅かに混ざっている岩石」だと分類するのが良いのでしょう。

とりあえず私の考え方なので、参考として探石を楽しんでもらえたらと思います。



話は変わり、開花のカケラでピアスを制作しました。
いくつかピアスは作っていますが、撮影するのを忘れて紹介していない品が多いです…。


実物を見る際には私の品と言う事が解るようにしてありますので、似合う人が買って下さい。(値札に「糸の印」が在ります)

これから芸術の秋が訪れるので、精力的に創作活動を進めたいと思います。(連日の暑さでバテバテですが…)
2018年08月18日
暑くて忙しいお盆が終わり、やっと過ごしやすい気温となりました。(仕事も一段落)
まとまった雨も降るようになったので、水不足の心配は無くなりました。

それでは今回も8月中旬の探石記録を書きます。

一気に秋の気温となり、海水浴シーズンが終わった押上の海岸へ探石に出かけました。(8/17)
天気が良かったので気晴らしになるかと思ったのですが、海岸へ着くなり強風が吹き荒れ海は大荒れでした…。





海側だけが大荒れ、少し離れると晴れ間が広がり涼しい風が吹いている不思議な天候…。
この状態の海で彷徨ける者はモーゼ以外にはいないでしょう(笑)

まともな自己防衛本能があるのなら、浜に近づく事はありません。
よって撮影を終えて帰りました、また穏やかになってから訪れたいと思います。(波しぶきで顔がしょっぱくなりました(笑))



翌日、今度は姫川河口へ行きました。(8/18)
この日は海側も晴れていて、清々しい秋の空が広がっていました。




やはり波は強く危険な状態でしたが、歩く浜辺が広いので昨日よりはかなり安全です。
砂ばかりが上がっていて良い環境ではありませんが、こういう日は大物が出る可能性は高いです。(ちょと冬の海に似ています)




まとまった雨が降った事もあり、姫川の水量は8割くらい回復しました。
この位の姿が美しいなぁ〜、「イザナギ(父)がスサノオ(息子)に助けられた」って感じかな?
その恩恵は私たち人間にも与えられるので嬉しい限りです。(でもスサノオは、暴れすぎないでもらえると助かりますね…)





「こういう日は大物が出る」と言う事で、川(イザナギ)と海(イザナミ)との合流点で出逢った大サイズのヒスイ(ヒルコ神)です。
ここまで大きな海岸転石は初めてですね…、両手で持って歩けるギリギリのサイズ(重量)でしょう。(ヒスイ自体のレア度は3.5くらい)


部分的に淡い翠が流れていて石質も良い方ですが、石目の多いタイプのヒスイとなります。
その石目を「秘めたる美」として活用できれば、美しい作品に仕上がるでしょう。

異玉を作るには十分な出逢いと質量、ちょっと運命的なものも感じてしまいます。
この縁を腐れ縁にしないよう、大切に活用したいと思います。


この頃は各地で悪天候が続いた事もあり糸魚川に訪れる人が少なかったですが、連休中は多くのお客さんが訪れて安心しました。(糸魚川は雨が降らないだけで、深刻な災害はありませんでした)
私の作品も買って頂き有り難うございます!、皆と一緒に新しい「一つのカタチ(文化)」を創って行けたら最高です。
2018年08月12日
お盆に入る事もあり、訪れる人が少なかった浜辺も海水浴を楽しむ人で賑わってきました。
しかし波が強くなる時期でもあるので、くれぐれも気を付けて遊んで下さい。(特に子どもは目を離さないようお願いします)

それでは8月中旬の探石記録を書きます。

前回から4日後の姫川河口での探石。(8/12)
山は前回同様、中腹まで雲に覆われていて空は曇っています。
海側の空は晴れていて、堤防付近に茂っていた草は刈られていました。





早速、海岸を歩きロディン岩3個を拾いました。
見本としては良いサイズと発色で、ヒスイと間違われないよう活用したいと思います。




空は鱗雲に覆われ、晴れたり曇ったりを繰り返していました。
そろそろ秋の空となり、夏の終わりを感じて寂しくなります。(でも異常な暑さからは開放されるので助かります(笑))




先日、ある程度まとまった雨が夜中に降り、前回よりは多少水量が増えたようです。
山では今も雨が降っているのか、取水制限がされたのか、そのどちらともなのかは解りませんが、河川として十分な水量となったように思えます。(一級河川としては半分程度かと)





回復しつつある河川(イザナギ)を歩いていると、ヨモギヒスイ系の岩石を発見。
でもかなり純度が低く、石英や葡萄石などの成分が多すぎて翡翠輝石が見られません。
側面には僅かに翠が見られますが、これが「ヒスイの翠」なのか、「石英にニッケルが含まれて発色した翠」なのか、判断が難しいです。



なんであれ、この状態の岩石をヒスイとするのには無理がありますので、「僅かにヒスイを含む岩石(葡萄石?)」として憶えるのが良いのでしょう。

ちなみにヒスイが多く入る場合は、圧砕ヒスイのような入り方をするので解りやすいです。
きっとこれ(ヨモギヒスイ)も、圧砕の分類になるのでしょう。
入り交じったのが角閃石や蛇紋岩ではなく、石英と葡萄石だったのでしょうね。(いや、蛇紋岩の中で変成したのかな?)

純度が高いとヒスイが微量でも、魅力的な色と模様と透明度を示す石なので、活用する事は可能なのでしょう。
その場合は葡萄石(プレナイト)と呼べば良いのだろうか?、それとも葡萄岩石かな?
ヒスイ部分の面積の多さで呼び方を変える方が良いのでしょうね。

巨大なヒスイ岩石の表面に在りがちな岩石なので、ロディン岩にも近い鉱物なのかもしれません。
岩石同士の混合物は名称に困りますね(笑)

ともあれ今回もヒスイとは出逢えませんでしたが、海と川を楽しめたので良しとします。(頻繁に拾えたら感動も無いし(笑))
2018年08月08日
立秋に入り、以前よりは気温が下がって過ごしやすくなりました。(台風の影響もあるのでしょう)
それでも今だ日差しは強く、照らされていると干からびそうです(笑)
引き続き熱中症に気を付けて晩夏を楽しみましょう。

それでは8月上旬の探石記録を書きます。

久々にタイムリーな探石記録となります。(8/8)
山は雨雲に覆われていますが、海側は気持の良い晴天でした。(11時頃まで)





私の記憶では1ヶ月くらい雨が降っていませんので、川原は殆どが干からびています。
辛うじて澪筋らしき凹みが見えますが、本流以外には水は見られません。
蛇で例えるなら「抜け殻」って感じで、この後に成長した蛇が見られる事を期待します。




海へ出て探しましたが、拾えたのはロディン岩だけでした…。
でも小さなロディン岩は綺麗なので、見本として活用できるでしょう。(残念ながらイザナミ(海)からの贈り物は、これだけでした)




11時頃から、一気に雨雲が空を覆い始めました。
普段なら残念な環境となるのですが、今は直射日光を遮ってくれるので助かります(笑)
海からの風もあって川での探石が楽になりました。(残念ながらイザナギからの贈り物は、何もありませんでした…)


姫川本流でもこの水量…、これは異常と言えるかと思います。
釣りを楽しむ人もいましたが、魚は釣れたのだろうか…?

大雨で水害を起こされては困りますが、この状態も続いたら致命的になります。
早くいつもの美しい姫川に戻る事を願います。(スサノオに期待かな…)
2018年08月02日
今回は月読命「葉月」の二作目を紹介します。

翠と緑が入り交じるヒスイ「万葉」を用い、月読命を制作しました。
小滝の圧砕系の中でも石質が安定している部分を選び、翠と緑が溶け合っている最も美しい景色も入れる事ができました。
背景には朝露に覆われた漆黒の岩肌(渓谷)をイメージし、そこで「青々と茂り輝く深緑」を表現しています。(それを夜空で映す三日月も表現に含んでいます)




全体が上品な緑に染まっていて、部分的に明るい翠が湧いている美しい作品です。
僅かに入る茶色は大地を想わせ、光を受けながら風に揺らぐ山波さえ感じさせます。
万葉と分類しているヒスイの中でも特に良質なヒスイで、夏の日差しを受ける森林の中で天を見上げた景色を宿しています。





光に透かすと美しい生命色に輝き、その姿は「木漏れ日そのもの」です。
遥かなる時の彼方(歳月)で人類が魅てきたであろう「命の輝き」と「健やかなる成長」を、強く受け継いでいる作品となりました。





今回も満足する作品に仕上がりました!
季節と合ったテーマで制作できたのも嬉しい、見ているだけで夏を感じられるので部屋の中でも楽しめます。(熱中症の対策にもなるかと(笑))
デザインが月読なので、この季節でも精神的に癒されながら過ごせるかと思います。

なかなか良質なヒスイと出逢えませんが、創作活動を続けてきた事により少しずつ手にする機会が増えました。
しかし、その中でも作品を作れるヒスイは更に稀なので、一つ一つを丁寧に活用したいと思います。(そして、それを理解できる人に持って欲しい)

毎日がとても暑いですが、頑張って創作を続けようと思います。(遊びは少し先に延ばします…)
2018年07月27日
連日の暑さでバテ気味ですが、この季節でしか楽しめない遊びもあるので元気を出して取り組もうと思います。(それにしても異常な暑さですね…)
この天気が8月も続けば嬉しいですが、気温は少し下がってほしいです(笑)

それでは7月下旬の探石記録を書きます。

この日は気持ちの良い風が吹き渡り、青空の下で探石を楽しめました。
大きな雲と快晴の空、そして一気に背丈を超えた草木が出迎えてくれます。(姫川の水量は少なく、ちょっと水不足が気になります)




水量が少なくても流石に川を歩く気にはなれず、初めから海岸へ行きました。
吹き抜ける風のお陰で体感気温は快適、汗さえも吹き飛ばしてくれるようでした。
しかしその分、波は早めでゆっくりとは見ていられません。




速い波で環境は変わりやすいですが、砂が多く上がっていて良い状態ではありません。
一通り歩いて思った通り、小さなロディン岩しか拾えませんでした…。




「気晴らしにはなったのだから良しとしよう」と、言い聞かせ折り返すと、一度歩いて来た砂浜にポツンとヒスイ転石が置いてありました。



ボ〜ッと歩いていたので目に入った瞬間「ビクッ」となり、久しぶりにヒスイにひっぱたかれた気分になしました(笑)
あれだけ何もなかった砂浜なのに、ヒスイ1個だけが残っている姿は不思議な光景です。
まるで「日向ぼっこに出てきた」って感じで、生き物のような感じも受けます。
それともイザナミが贈ってくれたのかな?、こういった出逢い方は運命を感じます。

出逢ったヒスイ転石は河口らしく角張っていて座りが良く、面を磨くだけで飾石として楽しめるでしょう。(異玉も作れますが、まずは飾石として楽しもうと思います)
このヒルコ神も大切に活用したいと思います。


一気に目が覚めたので、行動範囲を広げて探しているとザクロ石の成分が入ったロディン岩を発見しました。
紫が多く入っていて、切断してみると面白そうです。(切断するからには活用したい)


裏を見ると人面石?(宇宙人?)のような景色が…。(しかも顔が曲がっています(笑))
そう言えば3月に拾ったデカイ玉髄も人面石ぽかったな…。(ブッチャーみたい)
これもヨモツシコメの一種だろうか?、桃簾石と一緒に飾ると良いのかな?




なんであれ「この宇宙人の化石(嘘)」も面白いので、残す方向で活用を考えたいと思います。
ちなみにザクロ石の成分が入ったロディン岩を「ザクロディン」と呼ぼうと思います。(ちょっとモビルスーツみたいな名ですが、私個人の呼び名なので良いでしょう(笑))


それと宇宙人ではないですが、秋田の知人より土偶ならぬ「木偶」を頂きました。
初めに大きな木偶をもらい、もう少し小さなサイズを提案した後に、二頭身〜三頭身の新作2体も贈ってもらいました。



これはとても面白い、そして可愛らしいと思っています。(チビッコのようだ)
丁度、首飾りを掛けられる仕様となっていますので、ディスプレイに活用します。
材質はイチイなので非常に硬くて堅牢、これだけ大きなイチイの木は稀少です。

遠方から豊かさを感じる品を頂き嬉しく思います。(有り難うございます!)
2018年07月21日
今回は異玉シリーズの「千変の幼生」を紹介します。

「海岸や姫川河口で拾い上げたヒスイ転石のみで制作する」を、ルールとして制作を始めた異玉(千変万化)の五作目となります。
創作の原点に想いを馳せて「千の可能性を宿す幼生」に仕上げしました。




前回に仕上げた千変の幼生と同じ母石から制作していて、淡い翠と流れる雲を想わせる模様が魅力的なヒスイ「彩雲」を磨き上げました。
なるべくヒビ(非なる美)を避けて、どうにか二つのプレートを切り出した最後の作品となります。(前回が一作目で、今回が二作目)





光に透かすと柔らかな生命色に膨張し、古代の営みを強く感じさせてくれます。
「悠久の時を経て我が手に納まり、その意志と技術をもって新たなカタチを得る」、そんな作品を作って行こうと思っています。





こちらが素材となったヒスイ(ヒルコ神)です。(上のヒスイです)
2月に姫川河口で出逢ったヒスイ転石で、最初からプレートを切り出しやすい姿をしていました。(創ってくれと言わんばかりの姿でした)


まだまだ加工が可能なヒスイ転石がありますので、大切に加工して美しい作品に仕上げたいと思います。

万化の蛹も売れて良かった!、あの良さが解る人と出逢えたのも作り手として幸せな事です。
やはり相対で説明すると解りやいようで、運良く品出しの際に紹介できました。
これも縁なのでしょう、ヒスイ好きのお客さんだったので楽しい話ができました。(更に美的センスを持ち合わせていたので、話の通りが良く作品から多くの情報を得て理解してくれました)

作家が創る作品をどれだけの人が理解できるだろうか…。
きっと蔓延している塵芥とは別次元の美しさ(豊かさ)を表現していく必用があるのでしょう。

まぁ、解る人だけを相手に創作して行けば良いのですけどね(笑)



ちなみに、こちらは海岸転石を編み袋に入れた首飾りです。


地元の編み物が得意な方に作ってもらいコラボしました。
丁度良いサイズと錬磨された転石は押上の海岸にしか在らず、その中でも吟味しなくては納まりません。

面白い模様(ヒスイの場合は煌めく翡翠輝石を含む)・丸みのある楕円(雫)の姿・細かく自然研磨された肌、それらが揃って初めて首飾りとなります。(試作としてネフライトの1個は磨きをかけてあります)

転石の交換も可能なので、自身が見付けた丁度良い海岸転石を納めて楽しむ事もできます。
糸魚川での旅の思い出の「一つのカタチ」となれば幸いです。
2018年07月15日
7月に入り夏の暑さは本領を発揮し、クーラー無しでは寝られない日が続いています。
家の中でも外でも熱中症には気を付けて、待ちに待った夏を満喫したいと思います。

それでは7月上旬の探石記録を書きます。

気持ちの良い青空の中、夏らしい密度の濃い雲(入道雲)が広がっていました。(7/9)
例年に比べると水量が少なく、濁った水は流れていますが海岸を破壊する程の勢いはありません。
草木が躍動の季節を向かえて青々と育ち、姫川河口は生命色に染まっています。




厳しい暑さに耐えながら石英1個、ロディン岩3個、ヒスイ転石1個を拾いました。
石英は見本用で「よく間違える石」として活用しようかと思います(笑)
ロディン岩は1個が紫(ざくろ石の成分)タイプで、2個が黄緑タイプです。
ヒスイ転石は翡翠輝石が輝く白ヒスイで、石質もしっかりしています。(河口なので練度・錬磨が低い姿をしています)



海に濁った水が流れ込んでいるので波打ち際での探石は困難でしたが、ヒスイが拾えたのはラッキーでした。


次は押上の海岸へ行きました。
空に多くの雲がありますが、その割には太陽が隠れません(笑)
浜には数人が訪れていて、夏の海を楽しんでいるようでした。





こちらも海水が濁り底が見通せません…。
波自体は強くなかったので、膨張する光を頼りに歩きました。




しばらく歩くと打ち上がったヒスイ転石を発見。
形状からしても波を受けやすいボード形で、紫が入るタイプのヒスイでした。
魅力は何と言っても練度・錬磨の高さで、既に光沢が見られるほど自然研磨に仕上げられています。(このタイプの紫が入るヒスイは、特に肌が艶やかになります)



これで2個目、今回も良い出逢いがありました。(これ以上は熱中症になりかねないので探石を終え帰りました)



話は変わり先日、地元(糸魚川)のチビッコ(小学生低学年)たちが物産センターを見学に来ました。(二人一組で手を繋いで歩く姿が可愛かった)
丁度、品を出していた事もありヒスイの説明を先生から求められましたが、チビッコに解るように説明する事の難しさを感じました…。
よく考えれば「ヒスイの純粋な色は白で…」と話を続ければ良かったのですが、「展示の見栄えで頭が一杯」と言う事や「午前中から暑くて頭が停滞していた」って事もあり、上手く対応できませんでした。
こういう事は慣れもあるので、普段から説明の機会がないチビッコの対応はとても難しいです。(一緒に遊ぶ事は簡単なのに(笑))

しかし思い返せば私が幼い頃にも工場見学などがありましたが、その際の説明の内容など全く憶えていませんね(笑)
やはり子どもには体験させる事が最も有効なのだと、今回の件で改めて感じました。

結局、上手く説明できていたとしても「上手くできた」と自己満足するだけで、チビッコの記憶にはカケラも残らない事実は変わらないのでしょう…。
2018年07月11日
今回はレザーブレスとコラボした「円環のレザーブレス」を紹介します。

まずは青銅色のヒスイリングを合わせたブレスです。
ヒスイは「青海」と分類ているタイプで、透明度はありませんが深い碧と強い光沢が魅力的です。
淡い青銅色の地に碧が揺らめく景色は海原を想わせ、母なる海を強く感じさせます。





ちなみに、リバーシブルで使えるよう加工していて、裏面の波打つ姿は日本海の荒波を想わせます。(灰色ヒスイは荒れる日本海の空を映します)




次は淡青のヒスイリングを合わせたブレスです。
ヒスイは「蒼青」と分類ているタイプで、透明度が高く所々に入る濃い青が魅力的です。
雨上がりの空を想わせる清涼感を宿し、美しい白の模様が雨粒、あるいは雲を感じさせます。(瑞々しい姿が特徴のヒスイです)





こちらも脱着が可能ですが、裏側はフラットにしていてシンプルな仕上がりとなります。
首飾りとしても活用できるので、その日のスタイルに合わせて下さい。
どちらも脱着が容易な仕様なので、気軽に身に付けられるかと思います。


一度目のコラボはヒスイのルースを合わせたブレスでしたが、二度目のコラボはヒスイのリングをレザーブレスに合わせました。
しかも脱着可能の仕様とし、リング単体とレザーブレス単体の活用の幅も広げてみました。(私なりに)
交換用のヒスイリングの購入は「店頭でのみ得られる選択権」とし、糸魚川に来て楽しんで貰えたらと思います。(まだ数は少ないですが、首飾りとして並べます)




一応、糸魚川ヒスイとして通常レベルを活用して行きますが、レザーブレスと合わせての販売では通常より上のヒスイを使っています。
通常レベルのヒスイはギミック(脱着可能)を楽しむ為の幅であり、遊び心からの発想だと認識して楽しんで頂きたいと思っています。(私個人の楽しみ方を共有できたらと思います)

私の個人的なカケラですが、それが共有され「それぞれのカケラ」となる事を願っています。
2018年07月05日
梅雨と言えるよな雨はあまり降らず、暑く乾燥した日が続いています。
暑さでバテて、冷房で喉を荒らしてしまい、思うように活動ができなくなっていますが、これから体調を整えて、夏本番に向けて周到な用意をしたいと思います。

7月に入りましたが、6月下旬の探石記録を書きます。

この日は朝から曇っていましたが、押上の海岸を訪れる人たちが見られました。(6/23)
釣りを楽しむ人、石拾いを楽しむ人、それぞれが海を楽しんでいました。
波は小さかったですが小砂利だらけで、自然光も乏しいので探しづらい環境でした。





しばらく歩いていると、海中に僅かに膨張する光を感じました。
直視すると黄色みがかった石が朧気に見え、可能性を信じて手にとってみました。
自然光が乏しすぎて曹長石との区別が難しい…、同時に見付けたオンファス輝石も艶やかさを感じません。




とりあえず手に持ちながら歩いていると、やっと太陽が顔を出しました。
すかさず光に照らして確認すると、表面に多くの翡翠輝石が見られ、これによりヒスイの海岸転石だと確信しました。(一番上のは新たに拾った蛇紋岩です(笑))


オンファス輝石にも光沢が見られ安心、でも通常の押上での転石に比べると錬磨が少し粗く感じます。(それでも標準よりは良い)

ヒスイ転石にしても練度は素晴らしいですが、錬磨は「らしくない」って感じ…。
しかし、先日の海草(めかぶ・わかめ)が大量に打ち上げられていた事などを考えると、大荒れ時の自然研磨によって表面の艶が多少落ちたのでしょう。

このサイズのヒスイ転石が押上で拾えるのも稀(海岸で拾えるヒスイ転石として稀)なので、やはり海が荒れた事に原因があるのだと思います。
以前に拾い上げた(と言うか浜から掘り出した)紫ヒスイの錬磨は最高でしたが、石質の違い(基本的にヒスイ輝石が見えないタイプは光沢が出やすい)や、早めに浜に打ち上がって埋まった事も影響しているのだと思われます。

なかなか歴史を感じさせる姿のヒスイですが、中はどうなっているのだろうか…。
練度は良いので表面の茶色が無ければ、間違いなく標石(標本になる石)となったでしょう。
このままが良いのか、加工した方が良いのか、悩む素材です。

なんであれ良い出逢いがあって良かったです。



え〜、話は変わり、小瓶ケースと飾石用の敷物(座布団など)を作ってもらいました!
最近知り合った編み物を得意とする方の協力を得て、「小さな飾り方」を重視してみました。(こういった品の制作は、地元の人とのコラボじゃないと採算が合わない…)


研磨済みであれ、未研磨であれ、そのまま置いても「変化が無い」といった事もあるので、見せ方にバリエーションを持たせられるアイテムとなればと思います。

小瓶は中身が見えづらくなりましたが、「しっかり見るには中身を出す」って事が普通なので、「持ち歩き易さ」と「頑丈さ」を備えた仕様にしてもらいました。
小瓶を外して海岸転石(サイズの合う)を入れる事も可能なので、用途は広がるかと思います。(楕円型の転石なら手のツボ押しにも使えるかと(笑))

少しずつですが、こういったコラボも進めたいと思います。

ヒスイのリングを合わせた「円環のレザーブレス」の準備も出来てきたので、次回には紹介したいと思います。
2018年06月29日
今回は異玉シリーズの「万化の蛹」を紹介します。

こちらも千変の幼生と同じく「海岸や姫川河口で拾い上げたヒスイ転石のみで制作する」を、ルールとして進める作品です。
その時(羽化)を堪え忍びながら備える「万の未来を紡ぐ蛹」を表現しています。
シリーズとしては一作目となり、初心と向き合う事で具現化できました。




全体に独特の叢雲模様を映し、斜めに走る黒のラインを活かして制作しました。
スタイルとしては二つの孔をあけるのですが、今回は黒のラインを際立たせる為、一つだけの穿孔にしています。(特に中央の模様が面白いし)
美しい光沢も出せて満足、遊び心の解る人に持ってもらえたらと思います。






こちらもヒスイの楕円玉と革紐を合わせ、首飾りとして身に付けられます。(お好みの付け方で楽しんで下さい)




ちなみに加工に使用した転石は、今年の3月に出逢ったヒスイです。(上のヒスイ転石)
ヒビは少なく模様が豊富だったので、鮮やかな色が無くても美しさを表現できると判断して加工しました。
このヒルコ神を「人の文化」で、カタチに出来た事を感謝します。



千の可能性を求め、万の未来を紡ぐ、それが異化(意化として原始・意識を表す)をテーマとする異玉「千変万化」の本質です。

過去を担う作品でありながらも未来へ進む、これは私が求める先人(創り出した者)の理想だったと考えます。(よって私が制作する全ての作品は未来に繋がります)

求める未来を魂の器に宿し、それぞれが成長できる未来を願っています。
2018年06月23日
空が曇る事が多くなりましたが、雨が降り続く事はなく水害の心配もないようです。
しかし急激に気温が下がったり上がったりするので、気温の変化に適応するのは疲れます。
特に暑い日は熱中症に気を付けて、夏の糸魚川を楽しみましょう。

それでは、6月中旬の探石記録をまとめて書きます。

この日は空に薄い雲が広がっていましたが、気温が高く夏らしい日和でした。(6/17)
姫川本流は多くの水が流れていますが、少し逸れた支流は水が少なく歩きやすい状態となっていました。(石に張り付いた藻が滑るので気を付けて下さい(笑))





しばらく歩いていると何やら膨張する光を発見、手に取るとそれは美しいヒスイでした!
姿からして川(イザナギ)からの贈り物、川擦れした肌にはヒスイ輝石が輝きます。




水に濡らすとこんな感じ、「かさついた肌に潤いを」ってところでしょうか(笑)
濃緑部分は透明度が高く光を透し、角閃石からの影響を受けているような感じです。(表面の一部に角閃石が見られるし)
白地にも淡い翠が浮かび、磨き上げれば更に美しくなるでしょう。




とりあえず今のところは、このままで保管し活用法を吟味したいと思います。



次は押上の海岸での探石。(6/19)
この日も良く晴れて、海岸には海辺を楽しむ人たちが見られました。
水平線が霞み海と一体に見えるのも不思議な景色で、見ているだけでも癒されます。





波は小さいですが速めで見づらく、小砂利が浜を覆い良い状態ではありませんでした。
こういった状態でも運が良ければ拾えるので、後は運に任せます(笑)




一通り歩きロディン岩1個、オンファス?1個、ネフライト1個を拾いました。(残念ながらヒスイとは出逢えず…)


オンファスと思われる石は質感・重量・光沢からして泥岩ではないと思われますが、たまに良質の泥岩が同じ様な姿になるので確実性がありません。
ざくろ石の成分を含む鉱物にも似ているので、機械分析が必用なのかもしれません。

ちなみに運に任せた結果、大量の海草(めかぶ・わかめ)が打ち上げられていて、別の意味で収穫がありました(笑)
そろそろ硬くなりアクも強くなってきますが、下処理を丁寧にすると美味しく頂けます。(これも人間の知恵です)

なんであれ、今回も自然を楽しむ事ができました。
また天気の良い日に、海や川を楽しもうと思います。
2018年06月17日
今回は、知人から依頼を受けた「奴奈川の勾玉」を紹介します。

以前に「奴奈川の円環」を制作したヒスイ転石で、勾玉を制作しました。
茶色に染まる石目の間を切断し、なるべく安定したプレートを切り出しました。
お世話になった職場の先輩に送るとの事で、自身が出逢ったヒスイ転石での制作を依頼されました。




多少の石目(茶色)が混ざりましたが、それが良い風合いとなりました。
まるで古代遺跡から出土した勾玉のような色合いで、懐かしさすら感じます。(秘めたる美として活用できたかと思います)
透明度は高く、光に透かすと柔らかな淡翠に輝きます。(まさに玉(ぎょく)って感じ)




派手さはありませんが燻銀のような魅力を放ち、古代に想いを馳せる品となりました。
退職される先輩への贈り物として、第二の人生のお守りとなれば幸いです。

久々に知人とも話せて良かった、お互い移住した者同士なので、今後もヒスイを通じた楽しみを共有したいと思います。



話は変わり、ここで以前にも紹介したレザーブレスの進展を紹介をします。
今度はボタンの色を変えて制作してもらいました。(それだけで雰囲気も変わります)


このブレスにヒスイのリングを合わせれば完成!、既に6個のリングを制作したので近々出品したいと思っています。
レザーブレスを選べて、ヒスイのリングも選べる、そういう遊び心を大切にしたコラボ作品となります。(私なりに大切にしました(笑))

しかしヒスイのリングを作るのも大変…、ある程度の数と種類(ヒスイの種類)を揃えないと選ぶ楽しさが半減しますね…。
また、あくまでも「通常の糸魚川ヒスイの楽しみ方」なので、発色が際立つヒスイは使ってません。(今のところは)

まぁ、リング自体は私単体で作れるので、オーダーを受けて発色の良いリングを作る事も可能ですね(笑)
このブレスの活用の幅は広いので、受け入れられたのなら楽しい未来を示せるかと思っています。(やや男性向きなのが不安ですが…、でも女性にも似合う人はいるでしょう!)

他にも最近知り合った人とのコラボも進めていますので、それなりにカタチになったら紹介したいと思います。
2018年06月12日
梅雨に入りましたが、今のところ大雨になる事もなく水害の心配もありません。
早めに山の雪解けが始まったので、一気に増水する危険も低いのかもしれません。
それでも雨が降り続けると姫川は大荒れしますので、気を付けて遊びたいと思います。

それでは、6月上旬の探石記録を書きます。

この日は気温が高く、山々が霞んで見えました。(6/7)
どんどん成長を続ける草木が生い茂り、少しずつ夏の風景が完成されていきます。




流れる川の水量は少なく探しやすかったですが、藻が石たちの表面を覆い識別に苦労する状態でした。(表面が粗い石ほど藻が付くので、石と玉との区別は付きやすい)
滑りやすくなった川を歩きながら浜辺に向かうと、綺麗なロディン岩と美しい紫ヒスイに出逢いました。(探し初めて1分ほどで見付けました(笑))


紫色は薄いですが地が乳白色に近い白だったので、その淡さも美として際立っています。(灰色の地の場合は、渋さが際立ち違った魅力を宿します)
練度(姿形)は浅いですが、錬磨(自然研磨)は青海海岸レベル(標準)と言ったところです。(転石としての付加価値は低め)

丁度、プレートのような状態になっているので、異玉の制作に活用できそうです(笑)
ロディン岩はサンプルとして活用し、ヒスイと見比べられるようにしたいと思います。

近頃はヒスイと出逢える確立が上がり好調、ヒスイとの絆がより深まったような感じがします。(それは錯覚なのだろうか…?)
幸いに人の縁も深まってきたので、「私が目指す未来は間違っていないのだ」と勇気づけられます。(支えて頂き感謝します!)

とにかく自分が出来る事を頑張ろうと思います。
2018年06月06日
今回は異玉シリーズの「千変の幼生」を紹介します。

「海岸や姫川河口で拾い上げたヒスイ転石のみで制作する」を、ルールとして制作を始めた異玉の三作目となります。
創作の原点に想いを馳せて「千の可能性を宿す幼生」に仕上げしました。




致命的なヒビ(非なる美)を避けながらも魅力的な模様(秘めたる美)を残し、うっすらと浮かぶ淡翠を大切に活かして加工しました。
ヒビを多く含んだ転石だったので配置に苦労しましたが、元の白地が美しかった事もあり艶やかに仕上がりました。(彩雲と呼んでいるタイプのヒスイです)






光に透かすと柔らかな生命色に包まれ、遥か古代を想わせてくれます。
悠久の時を海や川で漂い、今ようやく姿を得て人との縁を紡いで行く…、そんな理想から誕生した作品です。(そう成ると願っています)



押上の海岸をメインで歩いていた時は「転石での制作に限定するのは困難」と考えていましたが、範囲を広げ姫川河口を探した事により、体現できるようになりました。

この「練度も錬磨も乏しいヒルコ神」を美しく生まれ変わらせる方法は、自然だけでは無く、古代人だけでも無く、「現代の人の手でも可能なのだ」と言う事を実感しました。(既に縄文人が立証している美の文化です)

遊び心を忘れる事なく自由な発想を養い、かつて多くの人が宿していたであろう「心の豊かさ(創作力)」を、神の石で具現化して行くのが私の生きる証なのだと感じています。

今後も自分のルール(と言うか原理であり原則)を忠実に守り、糸魚川ヒスイを扱う者として、美しさを未来に表現できたらと思います。


ちなみに深緑の革紐とヒスイの楕円玉を合わせ、首飾りとして身に付けられます。(編み紐にも合わせられますので、お好みの装飾品にして楽しめます)


可能性を胸に抱き、それぞれが求める未来へ進みましょう!
2018年05月31日
快晴が続きましたが吹き抜ける風は冷たさを感じさせ、。そこに初夏の香りも漂います。
いよいよ夏が来るのだと思うと嬉しくなり、遊ぶ事で頭が一杯になります(笑)
その前にやるべき事はやらなくては…、自分なりに行動して確証を得たいと思います。

それでは、5月最後の探石記録をまとめて書きます。

この日は晴れていましたが、もの凄く風が吹き荒れていました。(5/25)
押上の海岸ではよくある光景ですが、久々に体験したので新鮮でした(笑)





波打ち際もこんな感じ…、ほぼ確認できませんし、見付けても2秒で消えて無くなります(笑)
こういう環境の場合は、波打ち際の一歩手前(海水で濡れている部分)を探すのが得策、小さな転石が打ち上がっているので意外な出逢いがあります。(運次第ですが…)





吹きすさぶ強風の中、長いまつげを抜きたくなる衝動を抑え(笑)、一通り浜辺を歩きました。


そうして見付けたのが、上からヒスイ転石1個、右のネフライト2個、左の玉髄1個、下の5個はシーグラスです。
この状況でヒスイが拾えたのはラッキーでした、同じくらいのサイズのネフライトも透明度が高いタイプなので保管したいと思います。
玉髄は透明度が劣りますが、面白い模様なので磨いてみようかと思います。
シーグラスは前から集めているだけなので、活用できる人が現れたら使って貰おうかと思っています(笑)

凧のように飛ばされそうになりながら歩きましたが、なかなか楽しめました。
強風を受け続ける事での「独特の疲労」を体験し、こういった事でも人間は消耗するのだと改めて理解しました(笑)

今度は凪いだ時に浜辺を楽しみたいと思います。



そして数日後の姫川河口での探石。(5/27)
この日も良く晴れていて、気持ちの良い気候でした。
山の雪は殆ど見られず、河川敷の草木が生い茂ってきた事が解るかと思います。




浜辺近くではヒルガオが咲き乱れ、訪れた者を癒してくれます。
こんな発色の紫ヒスイと出逢いたいと思うのは、私だけではないでしょう(笑)




ヒルガオとヒバリの鳴き声に癒されながら歩いていると、膨張する光を発見!
手にすると、それは白地に翠と緑が交ざり合うヒスイ転石でした。



芽吹と万葉の中間と言ったタイプで、新緑〜深緑へと移り変わる今の季節にはピッタリのヒスイです。
白地もしっかりしていて良質、平べったいので「川の流れ」や「海からの波」に強く影響を受けたのだと思われます。(河口にしては練度と錬磨が良い方です)

なかなか良い出逢いがありました、これはイザナギ(川)からの贈り物だと思い感謝したいと思います。

来月も良い出逢いがある事を期待します。(石でも人でも良い)
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