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2019年03月25日
一時は気温が26度まで上昇した日がありましたが、その後は冬に逆戻りとなりました…。
寒暖の差が激しくて適応するのに苦労しますが、着実に再生期へ向かっている事を考えると期待で胸が高鳴ります。(ほぼ遊ぶ事しか考えていない(笑))
北陸の春の訪れは、もうしばらくかかりますが、この余韻を楽しみたいと思います。

それでは3月下旬の探石記録を書きます。

今回はフキノトウを採る事を兼ねて、久々に大野付近へ行きました。(3/18)
この辺りも河川敷には雪は無く、休息の景色の中に翠の生命色が僅かに見られました。





肝心のフキノトウは開花寸前で、ちょっと来るのが遅かったようですが、この状態からでも適度に灰汁抜きをすればフキ味噌として美味しく頂けます。
花の部分を細かく刻むと香りも強くなり、口当たりも良くなるので個人的には「この状態」の方が好みだったりします。(でも食べ過ぎに注意です)




姫川本流は雪解け水が流れ始めていて、透明度抜群の状態でした。
手を入れると非常に冷たかったのですが、太陽光と清流により「どれもが宝石」に見えてしまい、頻繁に手を入れて確かめました。(特に白い石は川の色が映るので水面からでは解り難い…)




そんな中で僅かに翠を示す石を発見、期待して拾い上げるとそれはロディン岩でした…。
このタイプは異常に重く、重さだけならコランダムと同等のように思えます。


水垢が多いけど磨くと綺麗になるかも…、と思いながらも姿形がイマイチなので最終的に川に置いてきました(笑)

これ以降は特に面白い石は無く、今回はこれで終わり。
でも目的だったフキノトウは採れたので満足、ヨモギもあればと思っていたのですが、この日はまだ小さすぎて採れる状態ではありませんでした。

4月に入ってから再び訪れて、今度はヨモギを採りたいと思います。(ちなみに、マスクにより花粉を防がないと大変です(笑))
2019年03月22日
今回は建速素戔鳴尊「天上天下」の六作目を紹介します。

雪のような透明感のあるヒスイ「翠雪」を加工し、建速素戔鳴尊を制作しました。
全体をうっすらと翠が染める景色が、冬の終わり、春の到来を予感させてくれます。
背景には春の渓谷の岩肌を流れ落ちる雪解け水を配置し、陽光を受けて光輝く「唯一無二の存在」を表現しています。




一見は純粋な白に映りますが、僅かですが翠(緑)の光が全身から放たれています。
特に石質の良い素材(ヒスイ)を選び、ヒビや石目を避けた最良の部分で制作しています。(致命的なヒビが入りやすいタイプでもあるので、この面積が取れるのはかなり貴重)
五作目以外のシリーズと同じ母石を用いた作品であり、手持ちとしてはこれが最後となるでしょう。





翠雪と言う名の通り、光を受けると柔らかな翠に透過します。
それは「溶けかけの雪」のような、「誕生したての命」のような、とても神々しい姿です。(再生〜躍動の季節には、より神秘的に輝いてくれる事でしょう)





今回も満足する作品に仕上がりました!
この素材での神玉制作は最後になりますが、今後は「片割れ」を探したいと思います。
同タイプの翠雪であっても無傷と言うのは非常に稀少で、中央部分にしかありません。
よって中央部分の片割れを探すのがベスト、そう簡単ではありませんが探し求めたいと思います。(ちなみに小サイズの勾玉なら作れる部分(面積)が残っています)

まぁ、無ければ無いでシリーズに相応しい別のヒスイで作っていきますので、その作品も楽しんでもらえたら嬉しいですね(笑)

私個人としての表現、それは「私と神々との交歓」でもあるので、そこから誕生する魂の器が「それぞれのカケラ」となれば幸いです。
2019年03月18日
今回はコラボ作品の「レザーブレスレット(牙)」を紹介します。

白地に翠が映えるヒスイ「芽吹」で牙玉2個と楕円玉2個を制作し、レザークラフトの青年が鞣した革紐に合わせました。
前回と同じ母石から制作していて、このヒスイでの牙玉と楕円玉が揃う最後の作品となります。(牙玉は数点残っているので、別の玉と合わせたり単体での活用も予定しています)




今回は模様在りと模様無しの革紐を合わせ、民族的なブレスに仕上げています。
芽吹のカケラを使う事で楕円玉は「種子」を、牙玉は「発芽」の意味合いを宿しています。
より芽吹き色の強い楕円玉・牙玉を選んでブレスに仕上げてみました。
身に付ける際は凸の金具からはめて、外す際は凹の金具を横に捻ると簡単に取り外せます。(約18cm程度の手首に合わせています)






透明度も高いタイプのヒスイなので、光を受けると神秘的に透過します。
春〜夏の日差しを受けて、より輝きを増す作品となるでしょう。




今年も少しずつコラボを進めて行きたいなぁ〜。
とにかく私の方で合わせる玉類を揃えて行かなくては…、でもこの加工は結構大変です(笑)
円環のブレスもバリエーションを増やしたいし、やる事はいっぱいなので頑張ろうと思います。(異玉も増やしたいし)

基本的に、一人仕事なのでスローペースなのは勘弁して下さいね(笑)




ぜんぜん関係ない話ですが、久しぶりにイノヤさんのアップルパイを食べました。
やっぱり絶品!、週に1回はロール買いできます。(太るのでしないけど…)
頑張った時のご褒美(自分への)として、今後も楽しめたなら気分も充実してくるでしょう。

そういったお店を見付けるのも面白いなぁ〜。
ソウルフードみたいな存在を探して創作の活力として行けたらと思います。
2019年03月13日
暖かくなったかと思いきや、夜間には台風のような強風が吹き荒び急激に気温が低下した日がありました。(今日も寒い…)
春の嵐とでも言うのでしょうか…、何よりも花粉を巻き上げながらの風なのが最悪。
それにより風邪なのか花粉症なのか解らない体調不良に襲われましたが、どうにか持ち直して活動を続けています。

それでは3月中旬の探石記録を書きます。

今回は河口のみの探石、仕事(加工)を終え午後に訪れました。(3/9)
天気は快晴で空には飛行機雲が走り、ほぼ無風だったからなのか山々も霞まずにハッキリ見えました。(ちょっと肌寒かったので気温も関係があったのかな?)




浜の環境は砂が多く上がり、小石が転々としていました。
土曜日だったので多くの人が訪れていましたが、あまり良い結果ではなかったようです。(それでも拾えた人はいたのでしょう)




一通り歩いて川との合流点に到着。
雪解けによるものなのか、河川工事によるものなのか、その両方なのかは解りませんが川には濁った水が流れていました。(水量が多めだったので雪解けでしょう(多分))
これでは川の淵の石も見えないので、歩いてきた浜辺を折り返して入口に戻りました。




行きに見付けたのはロディン岩3個、右のは一般的なロディン岩ではなく石灰石などに蛇紋石が張り込んでいるタイプです。(よってナイフ(鉄)で削れます)
濡れていると綺麗ですが乾くとパサパサなので、左と下のロディン岩だけを持ち帰ります。




帰り際に見付けたのは淡灰色のヒスイ転石1個、乾かすと翡翠輝石がキラキラと輝きます。
僅かに緑が入っていて、濡らすと翡翠輝石が見えなくなりますが、青海苔みたいな緑は見やすくなります。(当たり前の話ですけど(笑))



それでも乾いた状態と濡れた状態には「あまり違いがない」って事が解るかと思います。
ヒスイ転石を探す際の基本となりますので、初心者の人は憶えておくと良いでしょう。

今回はこれで終わり、また時間があれば遊びに行きたいと思います。



え〜、創作活動の進み具合ですが、今現在は加工に専念しています。
仕上がった作品を撮影して紹介文を書かなければなりませんが、これまた気分が乗らないと進みません。(面倒な性格だ…)
3月中には2点ほどアップしたいとは思っていますので、もし楽しみにしている人がいたなら待っていて下さいね(笑)

最近は疲れる事が多くなりました…、30代の7割、20代だったら6割って感じで衰えている気がするなぁ…。
それでも普通よりはタフ(頑丈)なので、それは両親に感謝したいと思います(笑)


それはそうと、物産センターで4月頃から「ワークショップの場を兼ねた喫茶店」がオープンするようです。
火災があった駅北の創出広場でもオープンカフェが出来る予定のようです。(シェアできる仕様のようです)

糸魚川で喫茶店を成り立たせるには大変な苦労があるかと思いますが、そういう場が出来るのは嬉しく思います。
ちょっと疑問なのは「カフェを作る時期が重なっている」って事で、何かしらの理由があるのだろうか?(補助金が出たとかかな?)

なんであれ糸魚川も少しずつ変わってきていて、楽しくなるような要素は僅かですが集まっているように思えます。(人材が肝になるでしょう)

私が考える「糸魚川ヒスイのコミュニティーの場」にも近づいているのかもしれませんが、問題点の解消も考えなくてはなりません。
例えるならこの領域のお客さんは「山菜」で、灰汁(アク)の活かし方が生命線だと言えます。
強すぎると嫌悪され、弱すぎると味も素っ気もない、この微妙なバランスを保つ事ができたのなら、周囲に撒き散らす「胡散臭さ」は最小限になるでしょう。

まぁ、もともと山菜が嫌いな人には意味のないバランスですが、「ある程度の濁りのある水で生きている」って事は人類(って言うか生物)である以上は理解しておいてほしいですね(笑)

趣味同士の方が盛り上がるのですが、それを放置するとタガが外れて行く…。
一線を越えさせない強力な制限が在ったなら、胸を張って糸魚川ヒスイと関われる人も増えると思います。(今現在は個体能力のみで示し続けている状態かと)

とは言え、それぞれに灰汁の種類が違うので難しい話ですけどね(笑)
2019年03月05日
三寒四温と言った天候が続き、いよいよ本格的な春の訪れがやってきました。
冬が短かった分、春が長くなるといいなぁ〜、眠っていた細胞が少しずつ目覚めてくるのを実感します。(本当に冬が厳しくなくて良かった)

それでは3月初めの探石記録を書きます。

まずは久々の押上の海岸、休日でもあったので多くの人が訪れていました。(3/3)
快晴とは言えませんが青空も見え、春の暖かな日差しが海岸を照らしていました。(ソーラーパワーも充電できました(笑))





浜の状態は小石が押し上がっていて、速めの波が探石の難易度を高めていました。
押し上がっている場所(海水に濡れている部分)を重点的に探す事が基本となり、残念ながらあまり良い環境ではありませんでした。




一通り歩き見付けたのは大きめのオンファス1個と中くらいのオンファス1個、あとは玉髄が2個でした。


オンファスは平たいので文鎮に良いかも、簡単に艶が出るのも魅力の一つと言えます。(いろいろと活用を考えてみます)



ちょっと時間が余ったので、今度はお馴染みの河口へ行ってみました。
霞がかった春の風景、山の雪が融けるに連れて花粉が多くなるのは恐ろしくもあります(笑)




空には舞い踊るかのような雲が浮かび、清々しい光景を楽しめました。(鳳が舞っているようにも見えて面白い)




河川敷には早めの開花が訪れていて、この小さな妖精たちが「これから到来する再生の季節」をひっそりと告げていました。





その小さい春のカケラをあとにして浜辺に到着。
こちらは押上の海岸より波が弱く、少し砂が多い状態でした。




探し初めて20秒ほど、波により足下にヒスイが転がってきました(笑)
これぞ「ナイスタイミング」ってやつでしょう、探し当てる事の多い中で「向こうからやって来る運」に感謝です。(稀に体験するあるある話)


白地が綺麗なタイプで透明度もある程度あります。(淡い紫が入ったりするタイプ)
転石の姿として練度も錬磨も高くないですが、ヒスイとしての密度が高いので独特の美しさを保っています。


幸先が良かったので気分を良くして歩き川との合流点に到着、特に形状は変わっていないようでしたが、それよりも最初の出逢いだけなのが残念に思えました…。




折り返して歩き、途中で綺麗な石英を発見。
キツネ石と呼ばれるタイプですが石英部分が多く、そこはクリソプレースとして分類しても良い結晶でした。(よってサンプルとして保管します)





しばらくして探し始めた場所(最初のヒスイ転石と出逢った場所)に差し掛かると、群を抜いて白く発光する石に目が行きました。
波で隠れる瞬間に手で押さえて位置を確定させ、ゆっくりと引き上げて確認しました。





パッと見て「青リンゴの果肉?」って思うほど瑞々しく、思わず食べたくなりましたが歯がブッ壊れるので止めました(笑)
これはブドウ石の成分と混ざるタイプのヒスイで、丁度ヒスイが固まっていた部分で割れたようです。(ラッキーでした)
乾くと翡翠輝石が輝き部分的に淡い翠も示していて、光に透過した姿はとても美しいです。
通常のヒスイより「やや堅牢さが劣る」ようで、光沢を出すには一手間が必用になる事が多いです。(私の経験での話)

ともあれ、これでヒスイ転石が2個となりました。
やはり「ヒスイの採取だけ」を考えると河口の方が確率が高いですね…。(面白い水石も多い)
でも練度・錬磨が高いヒスイ転石は押上の方が拾えます。(特に細石は押上でしか揃わない)

それぞれの特徴を認識して、より面白く探石を楽しみたいと思います。(活用法も幅が広がるし)


それはそうとカケラのストラップが仕上がったので紹介します。


「これでもか」ってくらい作りましたが、ストラップにするとそう多くはないです。(カケラを二つで一組としているからでしょう)
いろいろな色で制作し、革紐とウッドビーズ(小さいのもビーズ)を合わせてあります。

糸魚川に遊びに来た際には買って下さいね。(期待しています(笑))
2019年02月24日
いろいろと忙しくて久々の更新です。
一時は気温が下がり辛い日々が続きましたが、先週から待ちに待った春を感じられる気候となりました。
このまま何事も無く、春爛漫となってくれると嬉しいです(笑)

それでは2月下旬の探石記録を書きます。

河口へ来たのも久々(と言っても二週間くらい行かなかっただけ)、河川敷は芽吹きを向かえつつあり、雪解けの山々は霞んで春らしい景色となっていました。




良い天気で気分も上がりましたが、肝心の浜の状態は砂だらけ…。
引き潮だったので探しやすかったのですが、速めの波に目が回りました(笑)




一通り歩き姫川との合流地点に到着、特に前回(二週間ほど前)と形状は変わっていないように感じますが、やはり水量は増えているようです。(今年の雪解けは早いようです)




太陽を背にしての折り返しの際に、ヒスイ転石を発見。
どれがヒスイかと言うと、一番右の淡灰色の石が正解で残りは似ている鉱物です。(左端は閃石類かな?(蛇紋岩の類か?)、中央は石灰石に蛇紋石が混ざったロディン岩の類)




更にもう一個発見、このタイプは翡翠輝石が正方形に近く石質がイマイチです。(おはぎタイプ)
発泡スチロールの破片にも似ていますが、当然ながら硬度と重量が違います(笑)
この安定感の低さは、純度によるものが大きいのでしょう。




最後は以前に見付けた「日食とは違ったタイプの面白い石」を発見。
乾いていると「落陽」の景色に見え、水に濡らすと色彩がハッキリするので「日出」の景色にも見えます。(座りも良くサイズも良い感じ)



ちょっと印象派の絵画っぽいな〜、気になるのは表面だけの模様なのか、中にまで浸透している模様なのか、それを知りたくなります。
でも切断したら台無しなので、そのまま「気になる事」で納得したいと思います(笑)

なんであれ日食と並べて飾り、飽きるまで楽しみたいと思います。(同時に明けているのか暮れているのかも考えたいと思います)


今回も楽しめて良かった、今年は山菜も早いかと思うのでこれからが楽しみです。(仕事(加工)も頑張ろう!)
2019年02月09日
いつもなら最も辛い月となるのですが、気温が上昇し春の気配を強く感じる日が多くなりました。
空気の匂いも再生期そのもの(心が高揚する香り)で、花粉すら舞う日があり、早めの花粉症対策に入りました(笑)
現在は多少の雪が降り5cmくらい積もりましたが、水分の少ないフワフワの春の雪で、降り続いたとしても除雪には苦労しません。(ベタベタ雪に慣れているので雑作もない、でも気温が下がったので寒い…)
暦通りの立春と言う感じ、世界規模では異常気象なのでしょうけど「昔に戻っただけ」に感じるのは私だけではないでしょう。

それでは2月初旬の探石記録を書きます。

この日は晴天ではありませんでしたが、気温が高く一番春を感じた日でした。(2/3)
春めいてはきましたが、まだまだ河川敷の芽吹きは先になりそうです。




先日のような衝撃的な出逢いに期待して浜辺へ行ったのですが、そこは砂と泡だらけでした(笑)
風も弱く「ほぼ無風」で、環境が変わる気配すらない…、とにかく石自体が無いので全く期待できません。




川との合流点もこんな感じ、もう二股に分かれておらず状態が全く変わっていました。
あの時に出逢わなければ「一生手に入らなかったかも」と思うと、改めて喜びが湧いてきます。



日光が乏しかったけど探しやすい気温だったので気持ちが良かった、でもヒスイにも魅力的な石にも出逢えませんでした…。
こればっかりは運が必用なので、また遊びに行きたいと思います。



と、言う事で後日、再び河口へ探しに行きました。(2/6)
午前中は快晴だったのですが、午後から急に天候が変わり曇ってしまいました…。




浜は前回より石が多く上がり波も強め、天候の変化により風が強くなって肌寒い環境でした。
波により環境の変わりやすい状態でしたが魅力的な石が一つもない…、光源も乏しく探しづらかったです。(風が強く目を開けているのが大変でした)





今回も無しか…、と思いながら折り返して歩いていると、波打ち際で僅かに膨張する石を発見。
拾い上げると、それは私が「芽吹」に分類しているヒスイの転石でした。


発色はとても弱いのですが、白地に淡翠が浮かんでいます。
転石としての練度や錬磨は高くありませんが、ヒスイと出逢えただけでも嬉しいものです。(探石を楽しむ人の総意ですね(笑))

面白かったのは、このヒスイ転石を手にした瞬間に太陽が顔を出して辺りを照らした事です。
急いでデジカメを出し、どうにかヒスイらしい姿を撮影する事ができました。

ちょっと自然(神)に祝福された気分になり、満足してこの日の探石を終えました(笑)


古来から自然と人は対等としていますが、それは「媚びたところで無意味だから」って感じもします。
人間は保身の為に媚びるのだから、それが通用しない存在にしても無駄ですよね(笑)
きっと「対等」とする事で「正面から向き合う事(逃げられない事)」を認識したのだと思います。

自然(神)にとっては吹いて飛ぶような存在ですが、弱者として強さを求める術(姿勢)を体現していたのだと思います。(古代人は)
今現在の人間社会は「弱者の皮を被ったザコ達の坩堝」になっていますが、その偽り(人間特有の偽り)が通用しなくなった時、逃げた者から淘汰されるでしょう…。


しっかし「真実と嘘が半分半分の存在」って…、人間と言うのは不思議な生き物ですよね。(偽り領域が80%以上になってる人間もいるし)

リングにも上がれず、土俵にも立てず、ただただ場外乱闘を繰り返す、そんな半端者が奸計を巡らせているのは不愉快でなりません。

とにかく私は「弱者のまま強さを求めたい」と思います。(強者となったなら、更なる強さを求めたい)
2019年02月01日
2月に入り着実に春が近づくのを感じます。
雪が舞ったかと思えば、その雪を雨が溶かしていく、移住したばかりの頃に体感した糸魚川の冬を思い出します。(信州に比べて雪が少なくて驚いていた)
こちらが穏やかな分、別の地域に試練が訪れていると思うと喜べませんが、自然の摂理によるローテーションなのだと考えると気兼ねも無くなります。(でも北と南に試練が集中しているようにも思えるが…)

それでは探石記録、2月に入りましたが1月下旬の事を書きます。

待ちに待った久々の快晴、朝から晴れたので目覚るのも早かったです(笑)
青空には一筋の飛行機雲も見られて、河川敷には春らしい景色が広がっていました。(1/30)




放射冷却により気温は低かったですが、山側からの風だった為、海側に顔を向けていれば寒くはありませんでした。(顔面に吹いてこないので)
河口の浜辺は砂が多く波が強い状態でしたが、引き潮だったので探せる面積は多い環境でした。




何か面白い石でも在れば…、と思って歩きましたが、何一つ見付けられず川との合流点に到着。
先端へ行く途中で川の水流が浜を分断し、二股状態になっていてその先には進めません。(進めないと言うより「危ないので進まない」って感じです)




今回も出逢いは無しか…、と諦めかけたその時、分断している水流の中に淡く膨張する光を感じました。
こういった場合は大抵が白い石(石英・曹長石・石灰石など)で、その白い姿に川の色が映って「淡翠に輝いている」って事が多いです(笑)
何度も何度も「そういった事」を繰り返し体験しているので、とりあえず「確認してみるか」って程度に手を伸ばして冷たい水の中から拾い上げてみました。(流れが速くて朧気にしか見えないので、仕方なく手を冷水に入れました(笑))

引き上げて姿を見た瞬間(数秒の間)、夢と現の判断を失い、何度も顔を近づけて「私の手の中に納まっている現実味のない存在」を確認しました。


この逆三角形の部分が朧気に見えていた部分、私が驚いたのは発色ではなくて石質で、私が「芽吹」として分類しているヒスイの中でも良質なタイプで、「翠雪」としても分類しているレベルでした。(ちなみに「彩雲〜芽吹」よりも、「芽吹〜翠雪」の方が石質が良いですが、それぞれに魅力的な景色を映しているので好みで良いかと思います。(でも金額には影響します))

要は発色と石質のバランスが良く、硬質でシャーベットのような緻密さを持ったヒスイと言う事です(笑)
特徴としては、芽吹色が強くなるとやや硬度が劣り、硬度に秀でると緑系となり黒ずみが強くなる事が多いように思えます。(個人的な考えです)

このシャーベットの様な、水に濡れった角砂糖の様な質感は魅力的で、加工をすると「その強靱さ」に驚くのは経験者だったら解るかと思います。
レア度で言ったらレベル5で、今の石質のままで発色が強くなると5以上となります。(そういったヒスイも確実に存在します(経験済み))
たまに似た様な透明度を示しても石質が劣るものがあり、それはアルビタイトが多いからだと思われます。(この判断は慣れが必用で、見ただけでは初心者には解らないでしょう)


とりあえずは別カットの紹介、冷水から引き上げた状態や、乾きつつある状態を撮影しました。






私が河口へ訪れた時は午前10頃、その前にもたくさんの人が探していたと常連から聞きました。
また、私が歩いていると爺さんが急ぎ足で先に進み、一通り見終わってから帰って行きましたが、その後にこのヒスイに出逢いました。
やっぱり運ですね(笑)、解る事は「目と勘(感)と運(縁)」、これらが圧倒的に違う者がいて、私もその部類なのだと実感します。
こういった事が続くと「神(自然、と言うかヒスイ)に愛されている」って錯覚するのも解る気がするなぁ…。(しかし「だから幸せ」って事も無い気がするが…)

まぁ、そこら辺は個人の自由に解釈するとして、とにかく1月の売上げが最悪(冬期は毎年だから慣れましたが(笑))だった事が帳消しになった気分(あくまでも気分)になれて良かったです(笑)
きっと今回のが正真正銘「今年初めてのヒスイ」となるのでしょう、加工を優先するか悩みましたが探しに来て良かったです。(加工は午後にずらしました)

それにしても衝撃的な出逢い、イザナギ(川)とイザナミ(海)の合流点なので、普通に(神話として)考えるとヒルコ神(ヒスイ)が在るのは当然なのでしょうけど、ほぼ完成されたようなヒルコ神が現れると寝ぼけ眼が一気に覚めます(笑)
あれらが「石」の総称で分類されるのだから不思議、あの次元の違いを見せつけるような力(魅力)は憧れますね…。
人の身で「それ」を身に付けられたなら表現者としては鬼に金棒、人類に分類されながらも「その域に納まらない」そんな魂の質量を宿したいものです。(それ以前に受ける器を鍛えねば…)


長々と書きましたが、今回も私が考える「神々との交歓の一端」を楽しめて良かったです。
2019年01月26日
長く感じた1月も終盤となりました…。
厳しい寒さは毎年の事ですが、今年は雪が少なくて助かっています。(今現在(午前中)は5cm程度の積雪があります)
旅を楽しむ人たちが訪れないのは辛い(売上げ的にも)ですが、この厳しい寒さの中で「来てほしい」と言う方が無理な話ですね(笑)
特に冬期に訪れる理由を示せない地域なので、耐えて待つしか無いのでしょう。

それでは1月中旬の探石記録を書きます。

久々に晴れ間が出たので、押上の海岸へ行ってみました。(1/19)
海岸へ着くなり波しぶきの洗礼が…、冬の日本海らしい姿は演歌を感じさせますが、探石どころではありません(笑)




押上の海岸は諦めて河口へと向かいました。
頻繁に灰色がかった雲に隠れて辺りが暗くなりましたが、その隙間から顔を出す太陽に癒されました。
すっかり冬の景色となりましたが、この辺りにも雪はありません。




海辺は強めの波が押し寄せ、特に風が強く冷たくて長居できない状態でした。
砂の方が多かったので、石のある部分だけを見ながら倍速で探しました。




太陽光で鮮やかに見えたのは2個のキツネ石…。
小さくて緑が強い方の石英は、クリソプレースに分類できるのだそうです。
通常の玉髄よりは粗く安定感が乏しいタイプですが、活用できたなら面白そうです。




帰り道の途中、脇に捨てられた石たちを発見(笑)
よくある「ヒスイ探しの残骸」ですが、ちょっと「貝塚っぽく見える」のは私だけではないでしょう。(初心者の痕跡)


調べると「どういった石と間違いやすいのか」などを分析できて面白いですが、どうせならもっと海側か川側に捨ててほしいとも思います(笑)


風が冷たすぎたので海辺から退散し、久しぶりに石の公園に行きました。
ここまで来ると風は穏やかになり、天気の恩恵を受けられました。




姫川は太陽光を受けて輝きまくり、例年より多い水量で流れていました。(雨が多いので)
久々の姫川は春を感じさせる空気に包まれていて、非常に気持ちの良い環境でした。(魅力的な石との出逢いはありませんでしたが…)



帰り際、河川敷にある枯れたヨモギの葉を両手で擦り合わせ、お灸を作ってみました。
幼少の頃に教えてもらい遊んだ記憶があります。
今も昔もお灸として使った事はありませんが、両手にヨモギの香りが残るので、それを楽しむのが目的となっています(笑)

ちょっと懐かしい気持になった日でした。


ちなみに、この次の日(20日)が「あんこう祭り」で、天候は激変しました。
この日(19日)の日和だったら最高だったのになぁ…。
それでも美味しさは変わらないので「その天候を含めて楽しんでくれたのだ」と思いたいです。(冬の大きなイベントは、これだけなのが寂しい…)

2月は晴れが多い月になってほしいなぁ〜、晴れなくても暖かくなってくれた方が良いか(笑)

古代の作り手が暖かい地方に移動していった事が解るように思えますが、逆に寒い地方にも移動しているのは不思議でもあります。
季節ごとに移動していたのかな?、移動しなかった者もいるのでしょうし、移動してそのままの者もいたのでしょう。

私はどのタイプなのだろうか?、今後の人生で解ってくるように思えます。(寒さに弱くなっているけど、寒い地方が好きと言う矛盾した性格が自分でも面倒だ(笑))
2019年01月20日
今回は「伊邪那美「万葉」-壱-」の紹介します。

緑と翠が交ざり合う万葉のカケラで、大珠である伊邪那美を制作しました。
万葉として分類しているヒスイの中でも特に良質で、母石は前回に誕生したツキヨミと同じです。
画像は「大地から力強く芽吹き、新緑から深緑へと向かう生命」を表現して撮影してみました。




翠と緑のコントラストが美しく、文字通り「太古の森」を見上げているようです。(そこに宿る景色は「木漏れ日」のようです)
曲線に留意しながらもシャープにし、それでいて悠久の時を感じられるように仕上げました。
濃緑の模様の配置にも気を配り、翠・緑・濃緑をバランス良く削り出せたかと思っています。





光に透かすと一層、木漏れ日のような光を強めて再生期が恋しくなります(笑)
きっと古代人も厳冬を越える際には、同じ景色を見つめながら堪え忍んだのでしょう。
約束された芽吹きと隆盛への想い、まさに自然を神として向き合ってきた生命体の羨望が詰まった景色だと言えるかと思います。






今回は珠玉のカテゴリとして制作し、ヒスイのタイプを分類する名前を「そのまま」引き継ぎ、万葉の一作目としました。
一般的に大珠と垂飾はサイズ(大きさ)で分けられているらしいのですが、私としてはサイズ・形状・石質(模様も含む)で分けたいと思っています。(今後から)

よって大珠としての伊邪那美には石質の良いヒスイを用いますが、側面に孔を空けるタイプは垂飾としますので、同レベルのヒスイを用いる場合もあります。
要は「伊邪那美として表現したい」と思えるヒスイで、大珠を作るって事ですね(笑)

これは勾玉の伊邪那岐にも言える事なので、この二つは吟味して作っていきたいと思います。(やはり原点なので大切にしたい)


毎日が厳しい寒さで辛い季節ですが、季節ごとに神は宿り、この厳しい冬にも相対する神は存在します。
ここで何を学べるのか…、古より「神々との交歓」によって創作は進んでいますので、向き合いながら頑張ろうと思います。
2019年01月14日
去年は大雪でしたが、今年は冷たい雨が多く「雪が積もったかと思えば雨が溶かす日々」を繰り返しています。(里山には雪が積もっています)
雪かきが無いだけでも助かるので、その労力を加工に費やそうと思います。

と言う事で今回は、今までの探石で集めた軟玉(ネフライト等)を磨いてみました。

活用を考えながら集めた軟玉(ネフライト等)、もっと多く磨きましたが、その一部だけを撮影しました。(数が多かったので(笑))


特に艶が出た6個を中央にして、小〜中サイズの軟玉を周りに並べました。
艶の善し悪しは「硬度や緻密さ」によるものでしょう、やはり青系(アルカリ角閃石岩など)は硬度が少し低いのが多いようです。
しかし濃紺タイプは艶が良く、ネフライトでも濃緑タイプは艶が良いです。(黒っぽいタイプは硬度や緻密さが高い(安定している)のかな?)
稀に淡白タイプにも艶やかなのがあるので、同じ軟玉にも個性があるのが面白いです。

どのように活用しようか…、何であれ活用する場合には序列は必須になるのでしょう。(人間(生物)に向ける場合には優劣が必用なので…)


こちらは作品制作で残った欠片を、ストラップに加工している最中のカケラです。


この小さくて薄い欠片に曲線をつけるのは以外に大変で、まともにやると爪と指先の皮が削れます。(笑)
両手の人差し指と親指は深爪の状態…、掴んで削るので相応の握力(って言うか指力)が必用となります。
イメージ的(見た目)には女性に似合う姿なのですが、行程的には全く不向きな作業です(笑)

ちなみに、指を削らない方法(ルース制作みたいに)は多数あるのですが、コスト(労力)を考えるとスタンダードが(まともにやるのが)一番効率が良いです。
爪も皮も数日で回復するので今は良いですが、年齢によって力が衰えた際には考えようかと思います。(きっと、握力(指力)の衰退が致命的になるかと思っています)

この後は磨きの行程、削りで付いた痕を消しながら光沢を出していきます。
同じ作業なら高額な品を作った方が得なのでしょうが、それだけでは面白くない(私的に)ので好きな事を頑張ろうと思います(笑)

まぁ、高額な逸品も大切に作っていますので、それも楽しんでバランス良く創作活動を進めたいと思います。(早く撮影と紹介文を書かねば…)


さて、今度は集まった玉髄を磨こうかな〜、何か面白い活用を思い付けば良いけれど、磨いて飾っても楽しめるので無駄ではないでしょう。(そのままで飾るのがベストな転石は磨かない)
2019年01月08日
ちょっと遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします!

今年は大雪の影響を受ける事なく、無事に新年を向かえられました。
殆ど雪は無いのですが、いつも通りの寒さには抗えずにいます(笑)
休息の季節ではありますが、目覚の季節に向けて少しずつ準備を進めたいと思います。

それでは1月初めの探石記録をまとめて書きます。

まずは元旦、幸先良く晴れたので押上の海岸へ行ってみました。(この日は午前中だけ晴れ)
あわよくばそのまま探石を…、と思っていましたが、浜の環境は砂だらけでした(笑)





前回のようにテトラ付近を探そうかと思ったのですが、そこも砂だらけ…。(波も強くどうにもなりません)


よって太陽光と波しぶき(テトラにぶつかってミスト状になる海水)の洗礼を受けて、「新年の厄除けを済ませた」って事だと納得して帰りました(笑)

この後は寝正月を楽しみ、両親と楽しく過ごしました。



そして4日、再び快晴となりましたので、今度は河口へ行ってみました。
まばゆい程の青空、久々の快晴に胸が躍りました。(他の人もそうだったようです)




浜辺は石と砂とが交互に打ち上げられた状態、波も冬場としては強くなかったです。(しかし吹きすさぶ風は冷たかった…)




川と海との合流点は更に長くなり、海へ流れ出る川の水が波に押されている事が解ります。
先端付近は頻繁に強い波が押し寄せるので危険、さっさと撮影を終えて戻りました。





結局、出逢ったのは開始1分ほどで見付けた灰色ヒスイだけ…。
僅かですが中央付近に小さな翠があり、乾くと部分的にヒスイ輝石が見られます。


ちょっと不純物が多い感じがするなぁ…、それでも今年初めてのヒスイなので良かったです。


焼山方面の山波も晴れ渡り、非常に気持ちの良い日でした。
山側は雪がビッシリなので里山では雪かきで大忙しなのかもしれません。(何をするにしても、この晴れ間は天の恵でした)



無事に今年の初拾いを終えられた事に感謝します。



初拾いも大事ですが、初仕事も大事、今回はカケラのストラップの紹介です。


青銅色に碧が入る「青海のカケラ」と、水色に淡青が入る「氷雪のカケラ」を加工してストラップにしています。
糸魚川の冬の景色を映すヒスイを選び、「透明度を失いながらも濃淡を示す海原」と「高い透明度で冷たさと清廉さ示す雪と氷」を表現してみました。

ストラップ部分(ヒスイじゃない部分)も各パーツを組み合わせて(当然ですが私が)作っていますので、市販されたままのストラップ紐ではありません。
本革紐を合わせていますので頑丈で高級感もあり、性別を問わずに楽しめるかと思います。

本格的な春に向けて「芽吹」と「開花」のストラップも作って行きます。
寒くて辛いですが、ここが頑張り所、このシリーズを好んで購入してくださる方がおりますので頑張ろうと思います。(「縁の下の力持ち」と言える品です)

他にも作って行かなければ成らない作品がありますので、そちらも進めたいと思います。(特に異玉を進めないと転石が増え続けてしまう…)

心底「早く春が来て欲しい」と願う、今日この頃です(笑)
2018年12月28日
幸いな事に天気の良い日が多くなりましたが、気温は一気に下がって冬本番となっています。
雪がチラつく事もありましたが、それは次第に強めの雨となり積もる事なく流されました。(今朝から雨が雪に変わりましたが、大雪にはなっていません)
創作意欲を根こそぎ奪っていく寒さの到来ですが、少しずつでも進めて行こうと思います。

それでは12月下旬の探石記録をまとめて書きます。

この日は、うっすらと晴れ間が出たので探石にでかけました。(12/18)
河口に到着すると、そこは曇り空で辺りが暗くなっていました…。(お馴染みの「能生側は晴れ間で、青海川は曇り」って状態です)




寒さが堪えますが浜の状態は良い感じ、でも白い石が見当たりません。
光源も乏しいので見づらい…、このまま曇り空が広がるようなら引き返そうと思っていました。




しばらく歩いていると、やっと空に晴れ間が現れ辺りが明るくなりました。
その事で「ヒスイが無い」って事が明確に解りましたが、別の楽しみに移行する気分にはなれました。
と、言う事で水石探し(笑)、素材となる面白い石を見付けました。



上のは座りが良くサイズも良い感じ、渓谷の景色を映しているような姿が面白いです。
下のは大きな黒丸が魅力、日食を想わせ母石とのコントラストも良い感じです。(ここまで大きな黒丸の模様も珍しいかと)
そう言えば、まだこの黒丸の成分を確かめていなかったなぁ…、来年にでも聞いてみるか(笑)

これでこの日は終了、ヒスイとは縁がありませんでしたが面白い石には出逢えました。



そして後日、快晴となったので再び河口へ行きました。(12/21)
この日は気温が一気に上がり、山々の雪も少し溶けているように見えました。




しかし肝心の浜の状態は最悪、ほぼ砂だらけで探すまでもなく見渡せます…。
海との合流地点は長くなり、先端部分には石が多少は見られますが、押し寄せる波で安全に見ていられない状態となっていました。(在ったとしても拾えない状態)




天気(晴れ)と、浜辺の環境と、良い出逢い、それらのバランスが揃う事は難しいですね…。
この環境でもポツンと砂場に落ちている時もあり、強い縁(絆)を感じる事もありますが、非常に稀な事なので今回は諦めて別の場所に行きました。


まぁ、別の場所と言ってもお馴染みの押上の海岸(笑)
辛うじて歩ける状態でしたが、やはり砂が多く探す範囲も制限されています。(自然による制限は絶対であり、命を守るルールでもある)





浜には多少の小石は見られ、テトラの近くには押し流された石たちが集まっていました。
ここは歩くのではなく安全な近場での探石に切り替え、30分くらい探してみました。




面白いもので探してみると、小さいですが魅力的な石たちが集まりました。
流紋岩2個、ネフライト2個、ロディン岩2個、シーグラス1個、玉髄1個、オンファス輝石2個、ヒスイ転石3個です。(ヒスイ転石の2個は、最初の撮影後に拾いました)



小さめではありますが綺麗な転石たち、その多くがテトラ付近にあって、波の影響を受けやすい平たい形状をしています。
ヒスイ転石も左の平たい2個はテトラ付近で、右の丸みの強いのはテトラから離れた場所にありました。(やはり小さくても、形状によって波の影響が変わるようです)

初めから押上の海岸に来ていれば良かった…、などと思いましたが、河口を確認した上での感想なので「先に押上に来ていても河口には行っていた」のだと思います(笑)

探石で気を付けたいのは「丁度良い疲労感と達成感」で、一仕事したかのような錯覚に囚われます。
更に重傷になると「誰かに拾われるのではないか」と言う強迫観念にも縛られます。
こうなると「何も出来なくなる」って話で、自分のやるべき事を見失う可能性が高くなります。(ある意味での現実逃避、しかし人間社会が幻想なので「幻想逃避」となり意味が分からなくなる(笑))

アリのゴール、キリギリスのゴール、カメのゴール、ウサギのゴール、基本それぞれに違うのだから競う意味もないのですが、ゴールを同じくすると競争原理が働きます。(逆に言えばゴールを同じくしなければ競争もない)
ゴールを同じくさせる強力な基準(損得)は存在していますが、競わなくても手に入る事もありますのでペースは乱さないようにしましょう。(漁夫の利に頼っても駄目だけど…)

挑むべきは自分自身の弱さ、人生を終え「三途の川に行ってまでヒスイを探して川沿いを彷徨く亡者」にはならないよう気を付けたいと思います(成仏も出来ず、輪廻転生もできず、同じ事を繰り返すだけの現象になってしまう(笑))



さて、この流れで本業の紹介(笑)
発色の良い紫(開花)、翠(万葉)、紺(青海)のカケラでピアスを制作しました。


ちょっと気が早いですが、待ち遠しい春を想い、その後の夏を想って作った品です。
今年はピアスや指輪を作る事が多かったな〜、気軽なアクセサリーではありますが、心血を注いだ作品のカケラたちでの制作なので「そこら辺の商品とはレベルが違うと言っておきたい」です。(基本、お客さんを選んで運営していきたいので「解る人」が買ってくれたらそれで良いです)

相変わらず今年もこんな終わり方ですが、数少ない同士の皆さん、良いお年をお過ごし下さい!
2018年12月22日
あれから寒さは増すものの、晴れ間の出る日が続きました。
予報では雨となっていましたが、海辺近くの天候は変わりやすいので雨雲の隙間が出やすいのでしょう。(その一時の隙間が私には嬉しい)

それでは今回も、12月中旬の探石記録を書きます。

この日の午前中は、能生側は晴天で、青海側は曇り、と言った「狭間の天気」でした。(12/16)
日曜日でもあったので数人が訪れていましたが、季候の良かった時期とは違い旅を楽しむ人たちではありませんでした。(冬はそういった人たちが多くなる)





この間は探せる状態ではなかった押上の浜ですが、今回は浜辺が広がり石も多い状態でした。
浜には小魚(鰯の稚魚?)が多く上がっていて、釣り人やカラスがそれらを拾っていました。(釣り人は餌として活用するのかな?)


これが海草(めかぶ)であったなら、私も一緒に集めた事でしょう(笑)


しばらく歩き太陽が陰りを増す頃、ソーラーパワーの大切さを痛感しながら「太陽光がここまで重要(私にとって)となるのであれば、どうせならスーパーマンに生まれたかった」などと、どでも良い事を考えながら探していると、僅かに膨張する光が目に映りました。


手に取ると、それは自然により錬磨されたヒスイ転石で、僅かに翡翠輝石がキラキラと輝きます。(画像では白が強く見えますが、やや灰色がかっているタイプです)
いつもながら美しいフォルム、表面には光沢も見られ硬い石だと言う事が解ります。
枯れ草色の不純物(角閃石の類かと)も見られ、以前に姫川河口で見付けた大きなヒスイ原石と同タイプだと言う事も見て解ります。
河口でのヒスイ原石とサイズは雲泥の差ですが、自然研磨の歴史(練度と錬磨の歴史)はどちらが永いのだろうか?
転石の価値には「そう言った基準」も不可欠なので、原石としての見方、転石としての見方、を分けて考えると奥深い世界が広がって行きます。


そんなこんなで、一通り歩き流紋岩(石英斑岩と混ざっているの含む)3個、オンファス輝石1個、ロディン岩1個、ヒスイ転石1個を見付けました。


上の流紋岩は薬石(薬石と呼ばれる石英斑岩)に近い発色をしていて、黒い斑点があります。(石英に何か混ざっている感じがするし、石英斑岩と混ざっている感じもする)
後の2個は多少の凸凹がありますが、通常(糸魚川での通常)の流紋岩で大丈夫でしょう。(模様が気に入ったので拾いました)
オンファス輝石は鉄分が多めな感じ、肌は艶やかで光沢も見られます。
ロディン岩は石質がしっかりしているタイプ、少し黄緑も入っているので見本にします。

先程のヒスイ転石はオンファス輝石と同様に艶やかで、太陽光によって翡翠輝石も確認できます。
この「光沢」がないとキラキラが見えても石英だったり、曹長石だったり、大理石だったりします。(乾いた時のパサつき(カサつき)感が目安になります)
河口付近では錬磨が浅く、カサついたヒスイも多いのですが、その場所での似た鉱物(石英・曹長石・大理石)は更にガサガサになるので比べると見分けは付きます。(河口でのヒスイ転石のサンプルがあった方が解りやすい)

まぁ、誰が見ても解るレベルを求めている人には関係のない見分けですけどね(笑)

なんであれ定期的に目を鍛えておかなくては示しも付かない、「どう在るべきか」を体現してこその領域なのだから、それらも未来に繋げようと思います。(才能は遺伝でしか継がせられないけど…)
2018年12月16日
一度降った雪はすぐに溶け安心していましたが、再び昨日(14日の夜)から雪が降り始めました。
積雪は以前と同様で大した量ではありませんが、日に日に寒さが増していきます。

それでは12月中旬の探石記録を書きます。

厳しい寒さが増して行く中、一時の晴れ間を楽しむため探石に行きました。(12/13)
まずは押上の海岸、気温も多少は上がり気持ちの良い海辺でしたが、波が強すぎて歩ける場所が限られていました。(ほぼ歩けない…)



更に見る限り砂場(笑)、とうとう押上の海岸で探せない季節が到来したようです。(波が穏やかになる日が少なくなります)

と、言う事で押上の海岸は諦め姫川河口へと向かいました。


河川敷では恒例のテトラ制作が始まっていて、ここならではの年末感を出しています。
この日はお昼くらいから晴れたので、仕事もはかどった事でしょう。




こちらは雪化粧の山を撮影したのですが、昼下がりの日差し(逆光)で良く見えない(笑)
でもこれはこれで、この日の美しさは感じてもらえるかと思っています。




海岸はこんな感じ…、やはり強い波が押し寄せていました。
幸いにも歩く場所は多く、現(うつつ)を抜かさなければ危険はありません。(玄人ならの話)




一通り歩き川と海との合流点に到着、特に以前と変わりませんが、ここら辺りから束の間の晴天は失われ黒々とした雲が広がってきました。




折り返し最終的に手にした石は、ロディン岩1個と圧砕ヒスイ擬き1個(笑)


ロディン岩は鶯石として磨けば綺麗になるでしょう、ヒスイとの区別も付きやすいタイプかと思います。(見本にはなるかと)

圧砕ヒスイ擬きは母石が石英なので区別できますが、角閃石の流れやそこからの発色が非常に似ていて、「成り立ち自体は同じ」だったようにも思えます。(母石がヒスイではないだけかと)
緑部分はニッケルによるものなのか?、鉄によるもの?、クロムも関係あるのか?
手元に分析機材があったなら端から調べている事だろうな〜、未来で簡易分析ができる機械が「手頃な値段」で出たら手に入れようと思います(笑)


最後に焼山方面の景色を撮影、雪化粧の山波が故郷を感じさせてくれました。
ちなみに近々、焼山温泉に行こうと思っています(笑)




一週間の内に1日だけでも晴れ間があると元気がでますので、自然(神)にお願いしようかと思います。
でもまぁ、出なければ出ないで適応して行くのが生物としての道理なのですけどね…。(今日は朝から陽がうっすらと出てくれました)
2018年12月10日
昨日から気温は一気に下がり、初めての積雪となりました。(まちなかでの積雪)
雪かきが必用な積雪量ではないのが救い…、できればもう少し後に降って欲しいと思うのですが、そんな都合は自然(神)には通りませんね(笑)

車も庭木もすっかり雪化粧(笑)、この間まで気温が高い方だったので植物達も突然の降雪に困惑してる事でしょう。
でも純白の中に在る緑(翠)は心強く、厳冬に進む現実に癒しを与えてくれます。(人に)





今回のヒスイ日和は海岸へ行かず(寒すぎて行く気にならない(笑))、カケラを加工した作品を紹介します。

まずは指輪、叢雲(白黒)・青海(碧)・開花(淡紫)のカケラで制作しました。
金枠はシルバーで、シンプルなデザインの指輪となります。
それぞれに魅力があるカケラなので、気に入ってくれた人の手に納まれば嬉しいです。




こちらはピアス、積もった雪のように美しい白ヒスイのカケラで制作しました。
このタイプは特に白が濁っておらず、僅かに淡翠を残す膨張色があります。
寒い冬ですが、その美しさを身に付けて楽しむ事も「心の豊かさ」に通じるのだと思います。




これから益々、この寒さが厳しくなり創作意欲を根こそぎ奪って行きますが、その中でも美しさを見出して活動して行こうと思います。

この季節での頑張りは、確実に来年に繋がるので努力せねば!(しかし年々、寒さに弱くなっている自分を感じます…)
2018年12月06日
12月に入り、いよいよ本格的な冬の到来となります。(日に日に寒くなる…)
大雨が降ったり、それが霙となったり、それが雹になったりと大忙しの天候となった日もありました…。
気温も一気に下がってきましたので、体調管理に気を付けたいと思います。

それでは12月初めの探石記録を書きます。

今回は姫川河口、この日は特に良い天気となりました。(12/2)
本来は土日には探石をしないのですが、晴れる日が当分「この1日だけ」との事だったので、お昼頃に河口へ行ってみました。(しかし、この後の12/4も6の今日(午前中のみ)も晴れました(笑))




久々の河口、海岸へ進むと警告の看板がありました。
「河口や河川での鮭釣りは密漁となる」のだそうです、稚魚を放流している側からすれば「盗賊以外の何者でもない」ので当然なのでしょうね(笑)




流石に晴天の日曜だったので、訪れている人が多くいました。(午前中は更に多かったそうです)
波は強く速めで、頻繁に大きなしぶきをあげて打ち寄せていました。


ちょっと危険な環境…、石が動くので確率は高まりますが「探石の練度」が試される状況でもあります。(場合によっては「危うきに近寄らず」って事も必用になります)


こちらは海と川との合流点、先端で見付けたとしても「どうにもならない」って状況でした(笑)
また、波が強い割には石が動いておらず、ロディン岩などの重い鉱物が見当たりませんでした。




こっちは姫川本流、前日の雨により濁っていました。
特に水量が多いわけではありませんが、連日の雨による影響は見られる感じでした。




一通り歩きましたが、どうも石の表情が悪い…、魅力的な石が一つもないのは珍しかったです。
多くの人が訪れたとしても、多少は確率が下がるだけで致命的な影響が出ないのが「石との出逢い」と言えます。(石との縁の強さが重要な感じです)
同タイプが大勢現れると一時的に確率は下がりますが、そういった状況になる事は稀です。


今回は縁が無かったのだろう、と思い折り返し、スタートラインだった場所に戻ってきたら、いきなり目の前にヒスイ転石が現れました。(90%は諦めていました…)
最初に見た時には無かったのに…、生き物のように「移動している」って感じで、しかも小砂利の上にポツンと落ちている姿は「現実味のない現実」ですね(笑)



翡翠輝石がキラキラと輝くタイプのヒスイで、石目が多いですが粘りのある石質です。(よって加工に向いているタイプ)
基本は白ですが、淡い翠が見られ透明度も高い方のヒスイと言えます。
河口らしく角張が強いですが、丸みが残る部分も見られるので「それなりの練度」も示しています。(錬磨は河口の標準レベル)


乾くとこんな感じ、あまり変わりませんが翡翠輝石が見やすくなります。(当然ですが)


気を付ける事は「良く似た大理石(石灰石)がある」って事です。
質の良い大理石は白ヒスイに似ていて、乾くとキラキラも見られ紛らわしいです。
表面の「若干のパサつき」が識別のコツとなり、重さも若干ですが違います。
硬度も違うのでナイフなどで強めに削ると、大理石には白い傷が付きます。
質の良い大理石は硬いので強めに削る必用があり、弱めだと鉄と同等の硬さに感じ間違えます。

まぁ、大理石には淡い翠は入らないし(淡い黄緑(ロディン岩?)は稀に入るけど…)、表面に緑があっても蛇紋石(滑石含む)なので簡単に傷が付き判別できるので、白ヒスイとの区別だけに注意すると良いでしょう。



ともあれ最後の最後に出逢えて良かった、粘っていた常連さんたちも拾えなかったらしく、河川敷でお披露目会が開始されました。(勝手にそういう流れになりました(笑))
初心者の人たちにはピッタリの指針、現実として見付けて、どんな姿なのか見る事ができ、違いを記憶に擦り込む、この繰り返しが識別能力を高めます。(ちなみに、初心者さんの石の判別をする羽目になりました(笑))

そこには「それぞれにセンスの違い」がありますが、意欲と努力で養えます。
しかし「出逢えるか」は運(縁)であり、可能性を高める手段はありますが、努力が実を結ぶ事は少ないのが現実です。
毎日のように海岸を歩き(回数)、一日中探し続ける…(時間)、そう言う人もいますが、私としてはそれは楽しくないのでお勧めできません(笑)

ヒスイを拾える人には何かしらの特徴があり、そこには確実にセンスが関わっているのでしょう。
しかしそれを誇り胸を張られた所で「買って所有できる」って現実は無視できません。(海岸で出逢った感動は買えませんが、お店で出逢う感動は得られる)
ヒスイとの縁は「拾える」ってだけに止まらず、様々な領域で発揮して初めて「愛されている・認められている」と言う、一種の幻想(錯覚?)が赦されるのでしょう。
でなけれは人間に対しての説得力に欠け、承認を得る事は不可能です。(他者と一切関わる事のない自己満足であれば必要ないが…)

まぁ、人が理想とするイメージ(像)、仏像などの理想型でもある「何体分の能力を有する」って事の証明は自然(主に樹)との一体にも通じ、その羨望は人の成長を促す事にもなるのでしょう。(現実として手や顔を増やせませんが、それだけ多才(万能)って事が重要かと)

しかし多才であっても「一つにまとめる事ができなければ器用貧乏」、枝ではなく幹が重要で、更には大地を掴む根こそが肝心なのだと解ります。
結局は根本(大元)、肉体(血)と精神(思想)と魂(情熱)が揃った上での「土俵」であるのだと思い知らされる感じです。

私の三位一体が何処まで行けるのか、それを示し続ける事が私の選んだ道なのだと再確認できたような気がします。(自身の(それぞれの)三位一体での世界が未来を創って行くのでしょう)


と…、長々と私の哲学を書きましたが最後まで読んでくれた人は有り難う、それではまた来週(笑)
2018年11月30日
最近は暖かい日が続き、とても過ごしやすく(仕事がしやすく)て助かります。(今日は寒いですが…)
12月もこんな感じだったら「冬眠したい」なんて思わないでしょう(笑)
でも現実はそう甘くはありませんので、厳冬に向き合える精神を養いたいと思います。

それでは11月下旬の探石記録を書きます。

またまた押上の海岸、快晴で気温も高く「まさに小春日和」でした。(11/27)
浜辺には誰もおらずプライベートビーチみたい、この気持ちの良い環境を独り占めしました(笑)





浜の環境は相変わらずで、砂や小砂利が多く、波は強めでしたが短かったです。
ちょっと期待できない感じ…、でも奥へと進むと石が大きくなってくる特徴が押上の海岸にはあるので望みを捨てずに歩きます。




数点の陶器の欠片(白いやつ)に騙されながらも進み、どうにかネフライト2個、ヒスイ転石3個、小さなロディン岩1個を見付ける事ができました。


ネフライトは透明度を示すタイプ、もしキャッツアイ効果を示すものがあったならルースにしても良いのだと思っています。(まだ出逢った事がありませんが…)

ヒスイ転石は上と左下のが翡翠輝石をハッキリと確認でき、右下は磨かれすぎて全体がピカピカに光っています(笑)

小さなロディン岩は私が「鶯石」として呼んでいるタイプで、ヒスイに似てますが黄緑の発色が違いを告げています。(ウグイだけに(笑))
ちなみに、このタイプとは違ったザクロ石が入る滅紫タイプは「アケビ石」とでも呼ぼうかと思います。(発色が近いのが在るし、印象として良い感じがする)


その後、浜の右側も歩きオンファス輝石2個を発見、どちらも解りづらいタイプですが光沢と触り心地で判断できます。


左のは珍しく多少の透明度を示しますが、その代わり石目やヒビが多いです。
ヒスイを母岩としているので、その特徴もヒスイと同じなのでしょうね。(ヒスイも透明度が高いのは石目やヒビが多いので)
どちらも磨けばピカピカになりますので、上手に活用したいと思います。

今回も楽しい探石ができて満足、11月は終わりますが12月も可能な限り訪れたいと思います。



え〜、お馴染みですが、ここでピアスの紹介をします。
以前と同様で、雪のような白から淡紫に染まるヒスイでピアスを制作しました。


厳しい冬となりますが、その冬の魅力も身に付けて楽しんでもらえたらと思います。(似合う人が買ってね)
2018年11月24日
今回は「開花の垂飾(ノンノ)」を紹介します。

優しく柔らかな紫色を示す開花のカケラで、垂飾を制作しました。
用いたのは小滝川で見られるタイプの紫ヒスイで、清楚な発色を宿しています。
地が灰色のタイプが多い中、今回のような「白地を淡紫が染めているタイプ」は稀少だと言えます。




季節は冬へと向かい草花は休息の時期に入りますが、来年の春の開花に想いを馳せて制作しました。(春を待ちきれずに(笑))
開花直前の蕾を想わせる姿は愛らしく、後に開花して実を結ぶ期待感を秘めています。



僅かに入る緑がより植物を感じさせ、開花するその日まで時間を止めている存在にも思えます。
特に夜に見る紫は濃く、生きているかのような息づかいが聞こえてくるようです。


透明度は高くはないですが、皆無と言うわけでもありません。
表面の2mm程度は透け、その奥から光を反射して幻想的な姿を魅せてくれます。
この瑞々しく見える姿に多くの人は、自然の恵を身近に感じているのだと思います。





「魅力」とは人にとって全ての力の源であり、美しいと感じられる感性は生命力に直結し、それは生きる為に必用な本能から養われた感覚です。

ライフラインが整っている現代であっても、なおその感性を保てるのなら、それは「生存本能の強さを維持できている」っていう証なのでしょうね。
後は本能だけではなく、生存する為の知識と経験を得て、「何故それらを美しいと(魅力と)感じるのか」を認識できたのなら、それらとの結びつきは一層深まり、最大の祝福となり人を成長(進化)させる事でしょう。

まぁ、そういった現実に気付きつつある人にしか解らない話なのでしょうけどね(笑)

さて、次作の垂飾は「万葉の垂飾(ニタイ)」を仕上げたいと思います。(また季節は外れますが…)
2018年11月18日
11月も中旬となり、旅を楽しむお客さんも少なくなりました。
既に年末ムードって感じ…、これから休息(って言うか停滞)の季節なので、やれる事はやっておきたいと思います。(そして叶うならば、冬眠したい(笑))

それでは11月中旬の探石記録を書きます。

今回も押上の海岸、朝から快晴で良い日和でした。(11/16)
浜辺には数人の先客が訪れていて、それぞれに海を楽しんでいました。





浜の環境は砂利が多く、波は長めでしたが強くはありませんでした。
ちょっと期待できない感じ…、この季節では「こんな感じ」の状態が続きます(笑)



なんであれ気晴らしになるので良い、前日は肌寒かったので気温が上がった事は嬉しいです。
ヒスイとの出逢いは期待薄ですが、そういった環境でも楽しめる方法はあります。(探す目を切り替えて、魅力的な石たちを優先的に探しました)


黄色みを帯びた太陽光での探石は苦労しましたが、いくつもの面白い石たちに出逢いました。
まずはロディン岩5個、オンファス輝石3個、ヒスイ転石2個です。


一番上のロディン岩はザクロ石の成分が入った滅紫タイプ、画像では灰色に見えますが実際にはアケビの皮(の薄い色の部分)のような発色をしています。
右下のロディン岩は緑部分がオンファスになっている感じ、母体がロディン岩なのでヒスイとは言えませんが、「ヒスイを含んでいる」とは言えるかもしれません。(成分分析が必用かな)

中央のオンファス輝石は右端のが最も光沢を示して良質、でも磨けば同じくらいの光沢を宿すので、石質の差は濃緑の模様の状態(形態)で判断します。(地の色も若干違っています)

期待薄だったヒスイ転石も2個拾えました。
左は黒色と灰色が混ざったタイプで翡翠輝石がキラキラと輝きます。(非常に解りやすい)
右の淡紫のヒスイは翡翠輝石が部分的にしか見えませんが、艶やかな光沢が確認できます。


そして水で濡らさないと魅力が解りにくいタイプの石たち、上は流紋岩、左下がネフライト、右下が薬石(石英斑岩)です。


流紋岩と薬石の区別はちょっと難しいですが、一般的に「肌が綺麗な方が流紋岩」で、「肌が荒れている(小さなクレーターがある)方」が薬石として見ると解りやすいかと思います。(そもそも模様自体が違うのだけど…)
石英斑岩は茶色くなると斑点が見えないので、無数に入る「石英の小粒」を見ると良いでしょう。(表面に見られる小さなクレーターは、その石英の小粒が抜け落ちる事が原因の一つであるようです)

とにかく通常の石英斑岩と薬石と呼ばれる石英斑岩とでは、見た目が違いすぎて同じ鉱物とは思えませんね(笑)
だから見た目が似ている流紋岩と区別されないのでしょう…、まぁ、石英系として考えると双方とも非常に近い存在なのですけどね(笑)
更にお互いが混ざっている事もあるので、その場合は多い方を優先すると良いのだろうか?

疑問なのは流紋岩には「薬石で言われているような成分」が出ていないのだろうか?
出ているのなら、総称として「薬石」と呼んでも良いのかもしれませんね。

まぁ、それはこれらで商売する者が調べている事でしょう(笑)

ちなみに手にした流紋岩と薬石は、特に模様が美しく色も明るいタイプです。(オレンジっぽい発色は珍しく、このタイプは石質も良いです)

と、言うわけで、いろいろな石が拾えて楽しかった〜、天気の良い日の探石は最高です。



最後に再び木偶の紹介、今回はミニ(極小)サイズもあります。
小サイズの頭に極小サイズを乗せたところ、面白い置物になりました。(トーテムポールっぽい)


この置き方が作り手の「望みの姿なのか」は疑問ですが、可愛らしさは増したかと思います。
もし美しさを優先する場合は5頭身ぐらいにして、そこに内なる畏怖も宿さなくてはなりません。(それは作り手のスタイル次第かと)

とにかく見ていると心が豊かでいられるので、感謝して活用したいと思います。(遠い地より有り難う!)
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