作者の思考

作品紹介

2025年05月11日

今回は建速素戔鳴尊「以心伝心」の六作目を紹介します。

乳白色の白地に淡紫が滲むヒスイ「開花」で、建速素戔鳴尊を制作しました。
灰色ヒスイに脈として流れるタイプの紫ヒスイで、そのコントラストが美しい景色を魅せます。
桜を舞い散らせる春風をイメージし、優しさと厳しさを合わせ持つ旋風の紫龍を表現しました。




通常の紫ヒスイとは違い、ある程度の透明度を示します。
所々に浮かぶ模様は春雪や桜吹雪を想わせ、あえて灰色部分を残すことで素戔鳴らしい猛々しさも込めました。(千変万化の大気を宿しています)





透明度を備えているので、光を受けると幻想的な景色が広がります。
この発光が桜(花々)を散らすとは思えないのですが、以心(威心)を備えたが故の美しさなのだと感じます。





ギリギリ間に合わなかった紹介ですが、満足のいく作品には仕上がりました!(小谷や白馬はボタンザクラが見頃を向かえていました(5/8の時点))
制作にも紹介(撮影)にも手間の掛かる作品(自分でそうしているのですが…)ですが、後に残すことを考えれば当然の事なのでしょう。

一つ一つの思い出が強くて見る度に当時の記憶が甦ります。
特に冬場の加工は精神的にも辛いので「良くやった」と、自分を褒めてしまいます(笑)

この気持を理解してくれる人もいるかと思うので、今後も制作を頑張りたい!


次回は月読です、「月花」と「月白」を順次紹介していきたいと思います。
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