作者の思考

作品紹介

2025年03月24日

今回は、火之迦具土神「萌焔」の壱作目を紹介します。

茶色を含む白地に淡翠が浮かぶヒスイ「芽吹」で、火之迦具土神を制作しました。
天照と違うタイプの芽吹ヒスイですが、同じく再生の景色を宿しています。
雪解けの大地から誕生する命をイメージし、厳冬を乗り越え萌える覚醒の炎を表現しました。




どうにか両面に揺らめく淡翠を入れることができました。
ヒビ(非なる美)が多いタイプのヒスイですが、秘めたる美を見出して切り出しました。
石質は良いので艶やかな光沢を備え、「鋭利だけど柔らかな姿」に仕上がったと思います。




透明度も高く光を受けると生命色が膨張します。
本来は強力な炎の神ですが、この柔らかな光の景色は雪解け水で潤う山々を想わせてくれます。





神話では扱いが残酷ですが、解釈としては「破壊と再生」なのだと思います。(これがないと三貴子も生まれないし)
誕生する順番に疑問もある(人に近い方から生まれている気が…)のですが、人が考えた物語なのだから当然ですね(笑)

なんであれ、巨大なヒスイ輝石岩を「カグツチ」とし、イザナギ(川)により分解されたカグツチの欠片から神々(作品)を生み出す仕事として活動しています。
イザナミ(海)に抱かれ続けたヒスイ転石は「ヒルコ神」として、そのまま飾ったり、時には新たな姿を造形して神(作品)が生まれます。

これは古代からの流れに補足を入れただけで、きっと私が求めている「古の創り手」は最初から神話を辿っていたのだと思います。(その者が神話を創ったのかも?)

これほど魅力的な石に出逢えば想像力が湧いてくるのも当然ですね。
加工するたびに知性が目覚めるような気がします、手先を使っているからかもしれませんが、それとは別の「何か」がある気がするのは私だけなのだろうか?

まぁ、古くからお守りになっているのだから、特別な力を感じることがあるのは当然か(笑)
「魅力」という力を備えたものが、人に力を与えるのは道理なのでしょう。

今後も魅力的な作品を作って、この文化を繋げていきたいと思います。

次回はスサノオです、これで六柱が揃って見栄え良く飾ることが出来そうです!(というか、もう既に飾っています(笑))
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