作者の思考

ヒスイ日和「〜キミの本物のヒスイを探せ!〜(後編)」

2021年10月14日

前回に引き続きガイドの試運転(後編)を書きます。
ヒスイ拾いがメインとなっていますが、これは私のプランでの話なのでグルメプランや秘境プランなどにも対応したいと思っています。(秘境も私の得意な分野ですけど(笑))

それでは10月2日のガイドからです。

この日(10/2)は晴れのち曇り(夕方から雨)の予報、海は荒れ模様で空には鉛色の雲が見られました。(ギリギリ探せる環境)
今回も現地集合として、午前9時から探石を始めました。





短時間での探石にした方が良い感じだったので、右側の半分程度を探す事にしました。


強くて長い波が押し寄せていて、浜辺は小砂利だらけ…。
今回ばかりは無理かな〜っと思いながら探していましたが、綺麗な豆ヒスイを見付ける事ができました!
画像はモニターした方がSNSにアップしているかと思います、本番のガイドでも私が撮影をするのを控えようと思っています。(通常のヒスイ日和(探石記録)と変わらなくなるので(笑))

40分くらい探してヒスイ拾いは終了、「短時間での探石にした方が良い」とした理由には海の状況が悪いからもありますが、この日に開催されるマルシェと翠風展を楽しむ為でもあります。

糸魚川に来て石拾いだけで終わっては勿体ない、楽しそうなイベントがあるのなら参加して楽しんでもらおうと思います。(既にヒスイ転石は十数個見付けていますし(笑))

午後にシェアハウスで打ち合わせの予定があったので、まずはマルシェで腹ごしらえをしました。
一度解散して私はシャワーを浴びて汗を流し、10時半頃に糸魚川駅に集合しました。
マルシェは歩いて行ける距離なので助かるなぁ〜、知り合いの木工のおじさんも店を出していて、なかなか賑わっていました。

何を食べようか迷いましたが、おこわ・牡蠣フライ・甘エビのフライ・コロッケを購入しました。
くじ引き券をもらったのでガラガラ回してもらいましたが、当たりは出ませんでした…。(残念)
ちなみに私の母もマルシェへ行ったらしく、日本酒ワンカップを当てて帰ってきました。(お酒が飲めないのに…、あまり意味ないな〜(笑))

キターレも賑わっていて座れそうになかったので、奴奈川姫と建御名方の像がある公園に行って昼食をとりました。(過剰な賑わいは苦手です…)
車の通りが多いのが難ですが、遠くを見ると日本海が広がっているので景色は悪くありません。
曇りがちだった空も晴天になって強烈な日差しが降り注いでいました、これを残暑と言うのか分かりませんが、早めに探石を終えた事を幸いに思いました。(波しぶきと日差しでベタベタになった事でしょう)

そして翠風展の会場へ移動、昔は的屋のようなヒスイ売りが大勢いましたが、今現在は山野草の展示販売がメインとなっているイベントです。
それほど詳しい事は分かりませんでしたが、姿の美しさや愛情を込めた形跡が見られて面白かった、出入り口のアンケートを書いたら翠風展の印刷があるタオルを貰えました(笑)

この後はシェアハウスを見学、女性限定で防犯システムも万全、新しいので部屋も綺麗でした。
自分がまちで暮らしているのに「移住を勧めるのは里山」って話は無理がある(笑)、食品を買いに行くのに20分〜30分かけるのは負担が大きすぎます。
まずは駅近くで住めて、一人ではない方が心強いでしょう。(打ち合わせも容易ですし)

個人的には、シェアハウスを活用できるのは若い内だけのように思えます。
特に25歳〜35歳くらいはターニングポイントを向かえるので、そういった人たちに活用されるのが良いように思えます。(私は27歳から迷い始めて29歳の時に糸魚川へ来ました)

個人差があるとは思いますが、オッサンになってくると共同生活にストレスを感じてくるので適応できなくなるかと…。
あの頃に楽しめるたのは若者だったからでしょう、今でも良い思い出として残っています。



話を戻し(笑)、探石としては最後になる10月5日、新しい参加者を入れてのガイドです。

新しく参加するのは、お客さん兼モニターの彼氏さん。
夫婦をガイドする事もあるので、その予行を兼ねての探石ガイドです。
まず肝心な事は「私は嫁が欲しい訳ではない」って事と、「間男ではない」って事です(笑)
必用としているのは「創作活動を共に進められる仲間」であり、楽しい時間を過ごせる同志を見出したいと思って行動しています。

それを踏まえてヒスイ拾いを開始、既にヒスイを見付けているお客さん兼モニターは一人で遊んでもらいました(笑)
それにより彼氏さんに集中でき、ヒスイとの出逢いの確率を可能な限り高められます。



穏やかな押上の海岸、環境としては悪くありません。
迷ったのはどちらの海岸を探す方が良いのか?、で、左側にも在りそうな気配を感じました。


こちらが左側の入口付近、豆ヒスイならこちらの方が確率が高そうです。
なるべく自分で見付けられるよう、ヒスイの特徴などを説明しながら歩きます。


どうしても間違えるのがチャートや石英斑岩の豆タイプ、海水で濡れていると紛らわしい事この上ない石たちです。
そうこうしながらも、緑の豆ヒスイを見付けてしまいました…。
私が見付けてどうするって感じですが、今回のガイドで一番「そのまま磨いてペンダントになるタイプ」でした。(絵に描いたような理想なサイズと発色でした)

先に見付けないよう後ろを歩くようにしていましたが、そんな事をお構いなく現れるのだから嬉しいやら悲しいやら…、とにかくお客さん兼モニターは喜んだので良しとします(笑)


左側から場所を変えて右側へ移りました、こちらの方が見やすさは上です。


初めてのヒスイ探しなので見付からないのは当然と言えますが、その中での「引きの強さ」を示すのもガイドの努めと言えるでしょう。

幸いな事に飽きる事なく集中して探してくれるので、こちらとしても頑張り甲斐があります。
何が何でも1個は見付けてもらう覚悟で識別していると、際立った光沢を示す小さな転石を拾い上げて手渡されました。

見た瞬間にチャートでも石英斑岩でもない事は分かりました、後はロディン岩と硬質の曹長石の可能性を消して行くだけです。
発色からロディン岩ではない、触り心地と光沢から曹長石でもない、しっとり艶やかなヒスイの転石で大丈夫だと判断しました。

良かった〜、約1時間半くらいの探石でしたが、見事にヒスイを見付けてもらえました!
豆ヒスイであれば競合相手も少ないので見付かる可能性は高いのかも?
意外にあるものだな〜、と思いながらも、やはり縁があったのだと思います。

引き際を分かっている人だったので1個で十分満足し、現地で解散した後に三人で昼食をとりました。(年上だったので話しやすかった)

「見付かると見付からないとでは大違いだった」と感謝され昼間から祝杯のビール(私はウーロン茶)、お店のモニターも兼ねているので色々と注文してみました(笑)
やはり美味しい店が多い、二人も糸魚川を気に入って嬉しい限りです。

ここで本来なら「思い出をカタチにする事」を提案し、豆ヒスイを指輪やペンダントに加工する事を勧めるのですが、既に指輪もペンダントも私の作品を購入しているので十分だと言えます。(前段階を超えたお客さんです(笑))

楽しい話が出来て良かった、あれだけ他人と話したのは何年ぶりだろうか…。
創作活動を優先させた頃から独りが始まり、独りでいる事に飽きたら新型コロナウイルスの騒ぎで期間が延長し、コミュニティーの場の開拓は老害に邪魔され(後に新型コロナウイルスの騒ぎで延長)、強制されているような誘導されているような世の中の流れにウンザリし、今ようやく未来が見え始めた気がします。

この後は新たなウイルスと食糧難が待っていますが、それらを越えていけるような未来を見出したいな…、どうせ死ぬのなら夢の中で死んで行けたら本望でしょう。

あ、また話が逸れました(笑)

とにかくガイドの試運転は無事に終わりました、やってみて分かった課題もあるので少しずつ修正して行こうと思います。
一番の問題は「天気によって左右される」と「海の状況によって左右される」って事でしょう。(即日で変更できるようにしないと…、体験加工で良いのかな?)
屋内での見学などでも良いのでしょう、立派なミュージアムもある事ですし。

「移住しても良いかも」と思わせる魅力を勢揃いさせて、新たな力によってルネサンスを進めたいと思います。(この腐れ縁だらけの地に(笑))

これでガイド(試運転)の報告を終わります。
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