作者の思考

ヒスイ日和(葉月の伍)

2020年08月23日

まだまだ暑い日が続いてます、こうも暑いと外に出歩いている人も見かけません。(主に新型コロナウイルスの影響なのでしょうけど…)
エアコンの効いている室内でのイベントは少しずつ開催されているようですが、やはり感染防止対策により人数制限されているようです。

外は灼熱(熱中症を恐れ)、内は萎縮(感染を恐れ)、生物として進化する要因は十分ですが、現実から逃げ続けてきた生物(人類)には適応が非常に困難になるかと思います。
それでも少しずつ、一歩ずつ、前に進めるよう人として努力したいと思います。

それでは8月五回目の探石記録を書きます。

この日も暑かった…、山は雲(と言うか水蒸気)で見えない状態でした。(8/21)
深緑に変わった植物は急激に背丈を伸ばし、炎天下の中で命の輝きを私に魅せてくれます。(虫たちも鳴きまくり、躍動の季節に命を燃やしているのが伝わります)




浜は前回から形状を変えていて、海が荒れた日があった事が分かります。
波は短くて弱い状態、河川から流れてきた葉っぱが堆積し透明度を低下させていました。(探石する状態としては悪くなかったです)




中州のようになった浜も健在、微妙に位置を変えていて絶妙に渡れない深さと流れです(笑)
海水パンツをはいていれば渡れそうですが、この年で流されては笑い話にもなりません…。





カモメたちの楽園も位置を変えながら健在、その奥は入り江のようになっていました。
どうも左右と中央が川の出口になっているようで、浜辺に川の流れが出来て海の影響を防いでいるようです。(よって入り江付近は、石たちが打ち上がらず砂だけになっている場所がある)





川は濁っておらず、水量は若干ですが減っているように見えます。
入り江付近がプールのようになっているので、もし川で流されても三つある出口のいずれかに引っ掛かる感じに思えました。(この日は海釣りよりも、川釣りの方が多かった)




この時点で見付けたのは、赤石(ジャスパー?)とロディン岩です。


赤石(ジャスパー?)は、石英と完全に混ざっているのでチャートではないと思います。
発色は赤色が強くて、石質も良く光沢を示す部分があります。
本当に紛らわしい…、もっと明確に分かる特徴はないのだろうか?(機械分析以外で…)

ロディン岩は「鶯石」と呼んでいるタイプ、萌葱色(黄緑)が綺麗で、地も白くて硬いので加工にも向いている石(岩?)です。
最もヒスイと間違える石なのでハズレ感がありますが、美しい石には変わりないので活用する意味はあるでしょう。(ヒスイとの区別が必須)


帰り際では礫岩を発見、なかなか面白い姿をしています。


コンクリートに似ているので迷いますが、含まれている石が石英斑岩だけなので礫岩で大丈夫かと思います。(繋ぎ(砂岩?)部分も茶色だし)

灰色で色々な種類の石が混ざっているとコンクリートの可能性は高いけど、天然のコンクリートもあるので見分けるにはサンプルデータが必用になるでしょうね…。(今のコンクリートと、昔のコンクリートにも違いがあるだろうから)
まぁ、同じ色の石英斑岩だけを集めて固める事もない(割に合わないコスト)と思うので、礫岩としてストックしたいと思います。(後々に答え合わせをします)


入り江っぽい浜により浜辺の状態が悪かったので帰る事にしました。(波の状態は良かったけど)
が、しかし「対岸から入り江っぽい浜に渡れるかも?」と言う疑問があったので、解消すべく青海の海岸へ向かいました(笑)


そして左側の川の出口、やはりと言うか…、右と同じように絶妙に渡れない(笑)
ここは海(イザナミ)の力で中央だけを残して左右の出口を塞いでもらいましょう。(もう繋がって「一つの浜辺」になるのを待つしかないでしょう)




ちなみに、ここでは小さな緑色石英を見付けました。
これはクリソプレースと言って良いかと、稀に大きめの塊が上がる事もあるので、もし見付けたらラッキーな人です。




昼下がりの青海の海岸、蒸し暑さが伝わるでしょうか?
タオルを濡らして頭に巻いていないと歩いてさえいられない…、かなり危険な暑さだったので探石を中断して大人しく帰りました(笑)



ちょっと集中して探せなかったな〜、川に行こうかとも思ったのですが海以上に灼熱地獄と化しているので断念しています(笑)
もう少し暑さが弱まったら川でも探石したいと思います。

これで今回の探石記録を終わります。
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