作者の思考

ヒスイ日和(水無月の参)

2020年06月07日

人間社会が好転しないまま無情に時が過ぎて行きますが、自然界は躍動の季節を前に準備万全のようです。
こうなったら「満喫するしかない」って話で、感染被害が報告されていない糸魚川を存分に楽しもうと思います。(糸魚川に住んでいる特権ですね)

それでは前回の続き、不動滝を十分に堪能したので移動しました。(6/4)
次は小滝のヒスイ峡へ!、途中に大きめの施設を作っているような工事現場がありましたが、何の建物なのだろうか?(発電関係?、浄水関係?)
ちょっと気になるので、今度は聞いてみたいと思います。

馬力の弱い軽自動車で長い坂道を上がりやっと展望台に到着、高浪の池付近は緑が生い茂り、明星山は水蒸気で霞んでいました。(暑い日でした〜)
数台の車が見えたので営業が始まったのかも、と期待して向かいました。


高浪の池の駐車場に車を止めて、食堂の建物に近づいてみると張り紙がありました。
まだ食堂は営業していないそうです…、7月からオープンする予定らしく、管理しているスタッフの人たちは花壇にたくさんの花を植えていました。(7月に向けて準備中でした)


池自体を楽しむ事は可能だったので、久々に浪太郎のオブジェを見に行きました(笑)
太陽光を受けてピカピカ、口のヒスイ原石も無事のようです。
すっかり愛着が湧いてしまっているなぁ〜、何年前から見ているのだろうか?(二十歳からの間柄(笑))




池も変わらず美しい、でもやはり少雪の影響で水量が少ないのだそうです。
5月前半は水が池から溢れているのが普通なのですが、今年は溢れていなかったそうです。
梅雨によって復活すれば良いのですが…、巨大魚も心配している事でしょう(笑)




こちらも芝が綺麗に刈られていて、思わず寝転がりたくなります(笑)
ここはキャンプを楽しむ人が多く訪れて最盛期は賑わうのですが、今年は感染の心配が常にあるので素直に喜べないかもしれません…。(ジレンマですね…、勿体ない!)


売店も準備中でしたが、自動販売機でジュースを買って休憩しました。(多少なりともお金を使って行くのが礼儀、見て帰るだけは無粋です)
準備中の売店にいたスタッフ(若い女性)と話し、「小滝にも若者がいて手伝っているんだ」と思ったら、小滝の住人ではありませんでした。
でも、遠くから通って来るのだから有り難い人材だと思います。(去年は子どもを連れて来たそうで、訪れた人たちに遊んでもらったそうです)

この環境で仕事ができるのは羨ましい!、益々ここに住みたくなります。(不動滝もそうでしたが、すぐに現実(自然)逃避します(笑))

でも改めて考えてみると、もし自給自足が必須な世の中になったなら、発電施設があって、水が豊富で、狩猟する獣や魚も多く(魚は池で養殖可能)、採取する山菜やキノコも多く、農耕する田畑があり、外からの略奪を防ぐ事が容易な環境(地形的に)…、冬は厳しいけど電力での暖房や温泉を掘ったりして、風呂に入って寝ていれば春になっていそうです(笑)
十分な保存食と頼れる同志で頑張れば、厳しい環境でも笑って生きられるでしょう。
よって最終段階での「候補の一つ」に認定したいと思います。(私が勝手に(笑)、ちなみに不動滝も候補の一つ)

そんなバカな事を考えながら、知人のスタッフにも挨拶を終え、いざヒスイ峡へ出発!
途中にあるフィッシングパークもお休み、どこもかしこもコロナショックで散々です…。


ヒスイ峡に着いての最初の景色、見上げるにも程がある(笑)
不動滝で巨大樹を見上げた負傷(ちょっと首が痛くなっただけ(笑))により、長時間は見上げてられない…、久々に見ても圧巻です。




懐かしくお馴染みの風景、今年は訪れる事ができました。
ちなみに、この坂は老い始めた身体には酷です(笑)




あの湧き出しまくっていた勾玉の池が枯渇寸前?、これも少雪の影響なのだろうか?
その影響もあるのでしょうけど、元栓を完全に解放していないだけかもしれません。(そうであってほしいが…)




やはり小滝川の水量も少ない感じ、上流の発電所や水門で調節しているのかな?
水質は白濁していて石灰分が多い感じがする…、この水量で蛇紋岩層が削れるとは思えませんが、もっと前は河口でも水量が豊富だったので、その際に大荒れしたのかもしれません。


こればっかりは住人に聞かないと解らない…、いや住人でも知らない人もいるでしょう。(興味なければ知らないですね(笑))
糸魚川は水が豊富なので、よっぽどの事がない限り水不足で困る事はないでしょう。(それにこれから梅雨に入るので、逆に水害に気を付けなくてはなりません)

楽しかった〜、気分爽快です。
完全に仕事から離れた気分転換、いやヒスイ(石たちも)とは離れていないので「かなり仕事から離れた気分転換」かな(笑)
移り住んだ者だから、糸魚川の魅力がダイレクトに感じ取れるのでしょうね。
ここで生まれ育った「興味を持っていない人たち」も、これを機に故郷に目を向けて欲しいです。(糸魚川は広いので、まだまだ魅力が溢れています)

いよいよとなったら完全会員制にして、同志だけで維持管理が出来るようにしたいなぁ…。
お金で協力してくれても良いし、労働力で協力してくれても良いし、とにかく「不屈で不滅の信仰心」を体現してほしいと思います。(その際は私も会員になっているでしょう(笑))

これから半年で一年が終わります、その時にどうなっているのか…、それぞれに不安はありますが、同志で乗り越えて行くしかありません。
この試練を乗り越えた先は、人間の都合の良い世界では無くなっているかもしれませんが、幸せを感じて生きられるのなら救い、その環境を前を見て歩ける者のみが存在を許されるのかもしれません。

ただ、新型コロナウイルスが「姿が見えて触れる大きさだったなら、ぶん殴ってやりたい」って思うのは私だけではないでしょう(笑)
同じく不完全な生物として、その力でねじ伏せたくなるのは本能なのかな?
どこまでも人間に似て姑息な存在だ…、もう「憎まれっ子、世に憚る」って感じだな…。

と、恨み言を並べても始まらないので(笑)、今やれる事を少しずつ進めて行きたいと思います。
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