作者の思考

作品紹介

2020年04月08日

今回は、天照大御神「幻日」の五作目を紹介します。

加工に用いたのは「以前から探していた原石の片割れ」、やっと見付ける事ができました!
もう同じヒスイでは作れないと思っていたので、この出逢いに歓喜しています。
背景は渓谷の岩肌に芽吹く新緑をイメージし、新しい生命(いのち)の誕生を祝福する神白の太陽を表現しました。




シリーズを通して透明度が高く、光を膨張するような美しい光沢を示します。
ライチの果肉のように瑞々しい白地には、僅かですが淡緑が流れています。
雪解けが始まった山々を照らす生命の陽光は、雪解け水に反射して己自身も包み込みます。





光にかざすと神秘的に透過し、伝え聞く「満たされた器」を強く感じます。
まるで生きているかのように輝く姿は不滅で、これから人の世が続く限り「共に在る事」を約束された存在となります。




久々の神玉の制作でしたが、満足する仕上がりとなりました!
何と言っても探し続けた原石(の片割れ)が見付かったのが嬉しい、でも僅かしかないのでツキヨミとスサノオを1点ずつしか作れないでしょう…。(致命的なヒビが多いタイプなので…)
いや、作れるだけ有り難い、再び月光と天上天下が作れる事を感謝したいと思います。



今回の神玉には、今現在の憂鬱を晴らす「祈り」を込めてあります。
私の創造がどれだけ現実(自然)に干渉できるのかは解りませんが、現実の太陽と幻の太陽(幻日)の力で人の世の驚異をはね除けたいと思います。(それでこそのアマテラス)

どうにも不思議なのは目的で、「増える事だけ」を目的にしているのだろうか?
いまいち解らないな…、でも人間もそうであるのなら「その目的での上位」に敵う訳がないので、今まで人間がそうしてきたであろう事を人間自体が受け続けるのでしょうね…。

まぁ、だとしても「はね除ける事を強く願う」ので、その後の生き方は考えてほしいです。(魂の高め方を学んで欲しい)
同じ事を繰り返し成長を止めて、低賃金労働要員のまま、大量消費要員のまま、先へ進まず国としての衛生環境も整えないのであれば、知性を与えられた意味が無いのでそれらの国々は滅びに向かうでしょう。(闘争と言うよりは暗殺に近く、戦う前に先手を取られている)

いつまでも「呪い」に頼っていないで、人としての在り方を見出してほしいです。
それと「人間は生物である事」も忘れないで下さい。(人間と言うのは「メリットが偏っているのにデメリットは平等」って事が嫌いなようです)


一応書きますが、私が願うのは同志の存続であって、全人類の延命ではありません。(規模がデカすぎて届かない…)
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