作者の思考

ヒスイ日和(卯月の壱)

2020年04月04日

4月を迎え、糸魚川にも本格的な春が訪れました。
桜も咲き始めて景色は華やかさを増し、再生の季節が細胞を覚醒させて行くのを感じます。
共同幻想はガタガタで大変な事態となっていますが、その影響を一切受けない現実領域は更に輝きを増し、躍動の季節に向かうのでしょう。
その力の僅かなカケラでも欲しい…、そう願いながら人類は歩んで来たのかもしれません。

それでは4月一回目の探石記録を書きます。

快晴となったので押上の海岸へ探石に出かけました。(4/3)
午前中でしたが数人が訪れていて、それぞれに美しい海を楽しんでいました。





浜の環境は満潮で波が長く強め、なだらかで小石が多く歩きやすい状態でした。
しかし頻繁に寄せてくる長くて速めの波により視界が遮られ、やや探しづらい環境でもありました。(更に石たちが太陽光で輝きまくって目が眩みます(笑))




ようやく折り返し地点には大きめの石が集まり、飾石や素材を探せるようになりました。
でも到着した頃には波が強くなり、波しぶきも上がって更に探しづらい状態となりました…。




この時点で見付けたのは晶洞を伴う石英1個、緑色石英(キツネ石)1個、蛇紋岩1個、石英斑岩(薬石)1個、流紋岩1個です。


晶洞を伴う石英は小さい剣水晶が見られて綺麗、子どもの頃はこれを見てワクワクしながら探した思い出があります(笑)

緑色石英は発色が強くて珪化が乏しいキツネ石タイプ、見本としては丁度良い感じなので活用できそうです。

蛇紋岩はアンチゴライトの類なのかな?(リザーダイトも含んでいるのか?)、表面はツルツルしていて石質は安定している感じ、乾くと白くなるので硬度は低い事が解ります。(でも手触りは良い)

石英斑岩は薬石タイプ、魅力的な紋様だったので拾いました。(メリハリがあって良い)

流紋岩も紋様が魅力的、そのまま磨いても良いし造形しても面白い素材だと思います。


帰り際では碧玉?と滑石?を見付けました。


碧玉?は、乾くと油っぽい光沢を見せる部分がありますが硬度が低い感じがします。
石質が悪いのだろうか?、ちょっと疑問が残る石です。(確認してみるか)

滑石?は柔らかい部分が凹んで面白い形になっています。
硬度は鉄よりも低く傷が付きますが、黄色っぽい部分は硬度が高く別の鉱物が混ざっているのだと思われます。(磨いてみようかと思います)

今回はヒスイとは出逢えませんでした…、でも良い気晴らしになったので良しとします(笑)


今年は「コミュニティーの開拓」に意気込んでいたのですが、新型のウイルスによって出鼻を挫かれました…。
人を集めなければ賑わいませんが、集まると感染拡大の恐れが高くなります。
こればかりはどうにもならないけど、準備は進めて行けるので少しずつ未来へ向けて行動したいと思います。(今は(と言うかいつも通り)単体で出来る事を優先して努力したいと思います)


これで今回の探石記録を終わります。
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