作者の思考
ヒスイ日和(弥生の八)
2020年03月29日
共同幻想の領域に歪みが生じていますが、それを乗り越えた先に人間の進化があるのでしょう。
現実領域での生存競争にも打ち勝たなければ、生物としての成長も見込めません。
人類は逃げ回った結果、多くの領域での試練を増やしたようにも思えます。
なんであれ、この後に明るい未来が在る事を願うばかりです。
それでは3月七回目の探石記録を書きます。
お馴染みの押上の海岸での探石です。(3/25)
天気は快晴で最高の探石日和、体中で細胞が活性化するのが解ります。
浜はかなり押し上がった状態、波は強めで速くて波打ち際は探しづらかったです。
でも風は弱く気温も高めだったので、環境としては最高でした。(海も綺麗だし)
折り返し地点は相変わらず小砂利が多くなだらか、この小砂利が海に引き込まれない事には大きめの石は出てきません。(でも歩きやすくて助かる(笑))
この時点で見付けたのは、ヒスイ転石3個とロディン岩?1個。
ヒスイ転石は、一番上と一番下の淡紫が入ったタイプ、ちょっと石質が弱い感じですがキラキラが見えて小さい2個には光沢も見られます。
真ん中のは…、母体はロディン岩だと思うのですがヒスイも僅かに入っている感じがします。
非常に滑らかで光沢がありますが、データに合うヒスイのサンプルを持ち合わせていないので、岩石として識別しました。(分析しても面白い石かも)
ヒスイであっても、ヒスイ輝石岩として「岩の分類」になるでしょう。
次はネフライト4個、なかなか良質です。
石質の良いネフライトを優先して拾っていますが、発色が良ければ「多少の石質の悪さ」も気にしないで集めています。(左下のが色は良くて石質が少し劣るタイプ)
丁寧に磨くと多少の差は解らなくなるので問題ないでしょう(笑)
更にバラ輝石とロディン岩です。
またバラ輝石を拾えました、今度は大丈夫だと思います。
色的には似た石がたくさんありますが、表面の角砂糖のようなキラキラ(輝石)が密集している石は探しても簡単には見付かりません。(シャーベットみたい)
何と言っても名前の響きが良い、更に英名でもロードナイトなので気品が伝わります。
ヒスイと同じ輝石類だし、貴石として認識しても文句はないでしょう。(多分)
優先して活用すべき石ですが、稀少なのでなかなか出逢えないのが残念です。(だから価値があるのですよね(笑))
ロディン岩は滅紫が少し入っているアケビ石(愛称)タイプ、やはりこの系統は灰簾石の分類として考えて良いのだそうです。
くすんだ発色なので納得できる、総じて石質が良いのには理由があるのだろうか?
マンガンの成分とザクロ石の成分との違いなのかな?、この石も優秀だと言えますが名前が映えないのが残念かもしれません。(でも磨くとピカピカ)
更に更に紋様が面白い流紋岩です。
何というか…、砂漠の夕暮れって感じ、アラビアンナイトでも良いのかな?
日本の景色として見るのは難しいように思えますが、それでも面白い石ではあります。(砂丘として見ても良いのかも)
一般的にはピクチャーストーンと呼ぶのかな?、芸術の原点を感じます。(ここに人の意志が宿って美術となる)
帰り際ではオンファス輝石を発見。
非常に滑らか、海岸転石の中で一番滑らかなのではないだろうか?
この滑らかさは「ヒスイを母体としているから」との事で、そうじゃないオンファス輝石はガサガサのが多いのだそうです。
これも輝石類、やはり輝く石は優秀で私と相性が良いと感じます。(自己判断ですが)
次はロディン岩3個、オンファス輝石1個、ヒスイ転石1個です。
ロディン岩は大と中がアケビ石(灰簾石)タイプ、小も質からして同じだと思いますが滅紫は見られません。(端っこの欠片かな?)
乾いても光沢を強く示すのはヒスイ輝石・オンファス輝石・アケビ石(灰簾石)くらいかと。
石質が良くなればネフライト・玉髄・ロディン岩(鶯石タイプ)・ジャスパーなども艶が見られますが、そこまで強い光沢とは言えません。
オンファス輝石はさっきのと同様に良質、ツルツルのピカピカなので触っていると癖になります。
吸い付く肌のような滑らかさ、これはヒスイを産出する「糸魚川のオンファス輝石の特徴」だと言えるのでしょう。(海で磨かれるし)
ヒスイ転石は理想的な姿、角張りながら丸みを帯び滑らかで艶やか、押上海岸の練度・錬磨の高いヒスイ転石は小さくても(色が無くても)人気があります。
黒い線が流れるタイプのヒスイで、同じタイプの転石を集めてサンプルとして保管しています。
こういったデータの蓄積がヒスイの識別に大いに役立ち、今後は産地特定の「一つの基準」となる事でしょう。(糸魚川ヒスイを扱う者には必須のサンプル)
私の場合はレア度別にケースに分けて保管しているので、転石として多いタイプも解ります。(まぁ、普通に考えても灰色や白色が多いのは解りますね(笑))
最後は模様が面白い石英?(いや曹長石か?)です。
これは玉髄なのだろうか?、いつものよりも白濁していて瑪瑙のような縞模様でもありません。
質が良い曹長石なのか?、アルビタイトっぽさも感る特徴が見られます。
それとも透明度が高いソーダ珪灰石なのか?(それらが混ざっているのか?)
解らないな〜、解ったところで…、って話でもありますが分析してもらおうかと思います(笑)
次の日も探石に行ったので、次回はその事を書きます。(仕事(加工)もやってますよ!)
これで今回の探石記録は終わります。
現実領域での生存競争にも打ち勝たなければ、生物としての成長も見込めません。
人類は逃げ回った結果、多くの領域での試練を増やしたようにも思えます。
なんであれ、この後に明るい未来が在る事を願うばかりです。
それでは3月七回目の探石記録を書きます。
お馴染みの押上の海岸での探石です。(3/25)
天気は快晴で最高の探石日和、体中で細胞が活性化するのが解ります。
浜はかなり押し上がった状態、波は強めで速くて波打ち際は探しづらかったです。
でも風は弱く気温も高めだったので、環境としては最高でした。(海も綺麗だし)
折り返し地点は相変わらず小砂利が多くなだらか、この小砂利が海に引き込まれない事には大きめの石は出てきません。(でも歩きやすくて助かる(笑))
この時点で見付けたのは、ヒスイ転石3個とロディン岩?1個。
ヒスイ転石は、一番上と一番下の淡紫が入ったタイプ、ちょっと石質が弱い感じですがキラキラが見えて小さい2個には光沢も見られます。
真ん中のは…、母体はロディン岩だと思うのですがヒスイも僅かに入っている感じがします。
非常に滑らかで光沢がありますが、データに合うヒスイのサンプルを持ち合わせていないので、岩石として識別しました。(分析しても面白い石かも)
ヒスイであっても、ヒスイ輝石岩として「岩の分類」になるでしょう。
次はネフライト4個、なかなか良質です。
石質の良いネフライトを優先して拾っていますが、発色が良ければ「多少の石質の悪さ」も気にしないで集めています。(左下のが色は良くて石質が少し劣るタイプ)
丁寧に磨くと多少の差は解らなくなるので問題ないでしょう(笑)
更にバラ輝石とロディン岩です。
またバラ輝石を拾えました、今度は大丈夫だと思います。
色的には似た石がたくさんありますが、表面の角砂糖のようなキラキラ(輝石)が密集している石は探しても簡単には見付かりません。(シャーベットみたい)
何と言っても名前の響きが良い、更に英名でもロードナイトなので気品が伝わります。
ヒスイと同じ輝石類だし、貴石として認識しても文句はないでしょう。(多分)
優先して活用すべき石ですが、稀少なのでなかなか出逢えないのが残念です。(だから価値があるのですよね(笑))
ロディン岩は滅紫が少し入っているアケビ石(愛称)タイプ、やはりこの系統は灰簾石の分類として考えて良いのだそうです。
くすんだ発色なので納得できる、総じて石質が良いのには理由があるのだろうか?
マンガンの成分とザクロ石の成分との違いなのかな?、この石も優秀だと言えますが名前が映えないのが残念かもしれません。(でも磨くとピカピカ)
更に更に紋様が面白い流紋岩です。
何というか…、砂漠の夕暮れって感じ、アラビアンナイトでも良いのかな?
日本の景色として見るのは難しいように思えますが、それでも面白い石ではあります。(砂丘として見ても良いのかも)
一般的にはピクチャーストーンと呼ぶのかな?、芸術の原点を感じます。(ここに人の意志が宿って美術となる)
帰り際ではオンファス輝石を発見。
非常に滑らか、海岸転石の中で一番滑らかなのではないだろうか?
この滑らかさは「ヒスイを母体としているから」との事で、そうじゃないオンファス輝石はガサガサのが多いのだそうです。
これも輝石類、やはり輝く石は優秀で私と相性が良いと感じます。(自己判断ですが)
次はロディン岩3個、オンファス輝石1個、ヒスイ転石1個です。
ロディン岩は大と中がアケビ石(灰簾石)タイプ、小も質からして同じだと思いますが滅紫は見られません。(端っこの欠片かな?)
乾いても光沢を強く示すのはヒスイ輝石・オンファス輝石・アケビ石(灰簾石)くらいかと。
石質が良くなればネフライト・玉髄・ロディン岩(鶯石タイプ)・ジャスパーなども艶が見られますが、そこまで強い光沢とは言えません。
オンファス輝石はさっきのと同様に良質、ツルツルのピカピカなので触っていると癖になります。
吸い付く肌のような滑らかさ、これはヒスイを産出する「糸魚川のオンファス輝石の特徴」だと言えるのでしょう。(海で磨かれるし)
ヒスイ転石は理想的な姿、角張りながら丸みを帯び滑らかで艶やか、押上海岸の練度・錬磨の高いヒスイ転石は小さくても(色が無くても)人気があります。
黒い線が流れるタイプのヒスイで、同じタイプの転石を集めてサンプルとして保管しています。
こういったデータの蓄積がヒスイの識別に大いに役立ち、今後は産地特定の「一つの基準」となる事でしょう。(糸魚川ヒスイを扱う者には必須のサンプル)
私の場合はレア度別にケースに分けて保管しているので、転石として多いタイプも解ります。(まぁ、普通に考えても灰色や白色が多いのは解りますね(笑))
最後は模様が面白い石英?(いや曹長石か?)です。
これは玉髄なのだろうか?、いつものよりも白濁していて瑪瑙のような縞模様でもありません。
質が良い曹長石なのか?、アルビタイトっぽさも感る特徴が見られます。
それとも透明度が高いソーダ珪灰石なのか?(それらが混ざっているのか?)
解らないな〜、解ったところで…、って話でもありますが分析してもらおうかと思います(笑)
次の日も探石に行ったので、次回はその事を書きます。(仕事(加工)もやってますよ!)
これで今回の探石記録は終わります。