作者の思考
ヒスイ日和(弥生の七)
2020年03月26日
繰り返される三寒四温は穏やかな変化となり、河川敷の桜の蕾も膨らみ始めました。
早く咲いて欲しいな〜、そして長く楽しめる事を願います。(せめて現実だけでも楽しみたい)
それでは3月六回目の探石記録を書きます。
この日は午後からの探石、気温が上がって良い天気でした、(3/23)
山の雪もだいぶ溶けた感じ、本格的な雪解けの季節が訪れます。
土砂集めは終わったのだろうか?、もう重機も積み上がった土砂もありません。
これから梅雨にかけての増水で、再び川の形が変わるのでしょう。(そして整備を繰り返す)
浜は波が長く小砂利が多い状態で、あまり良い環境とは言えませんでした。
風は弱くて助かりましたが、たまに吹く冷たい風が身に染みました(笑)
姫川は昨夜に降った雨によるものなのか、雪解けと相まってか、濁流となっていました。
多少の増水は見られましたが全く問題のない水量、難と言えば川底が見えない事くらいです(笑)
この時点で見付けたのはロディン岩1個、玄武岩?1個、珪岩1個、軟玉1個です。
ロディン岩は鶯石と呼べるタイプ(愛称)、綺麗な緑が見られますが所々が凹んでいて加工には不向きだと思われます。(中にも不純物が入っているようです)
質の悪い蛇紋石なのか、滑石なのか、いずれにしろ硬度の低い部分の扱いが難しいです。
玄武岩?は模様が良ければ梅輪石と呼ぶタイプかな?、形と石英の入り方が面白かったので水石素材として拾いました。
表も裏も座りが良く景色も面白いので、飾石として活用できるように思えます。
珪岩は泥岩に石英が挟まっている感じの石、面白く感じたから拾いました。
箸置きには大きいので、筆とかを置く事もできる飾石として活用できたらと思います。
軟玉はアクチノ閃石かな?、ネフライトとは言えない荒さがあり乾くとパサパサします。
表面にはキラキラが見えるので綺麗ではありますが、光沢を出すには難儀します。(均一な光沢は出ないかと…)
造形自体には苦労しないので、加工するのなら艶消し仕上げが良いのでしょう。
次はロディン岩2個を発見。
大きい方はヒスイに良く似ていますが硬度が足りない…、成り損なった感が否めずヒスイではない事が伝わってきます。
小さい方はロディン岩にしか見えないので安心(笑)、見本として活用できそうです。
帰り際にヒスイ転石を発見。(待ってました!って感じでした)
淡い紫が入った紫ヒスイの転石で、河口らしい角張った姿をしています。
「標石(標本になる石)」としては練度・錬磨が足りず価値は下がりますが、見本(河口でのサンプル)としては解りやすく優秀なヒスイとなります。
更に言えば加工素材としても活用できるので、姿形やサイズで使い分ける必用があります。
紫ヒスイとしては明るめの紫が入り、幾つもの石英の脈が流れるタイプです。
最後は閃緑岩が入る石英斑岩と碧玉、そして緑が入る流紋岩です。
石英斑岩は中央に閃緑岩の小さな円があり面白い、ただ石質が悪いのか弱い部分を含んでいて凸凹になっています。
色も通常とは異なりピンク色っぽいので、加工が可能なら閃緑岩を活かしてみたいです。
碧玉はヒビだらけな感じですが、珍しい石なので拾いました。
とても軽い(ガラス並に軽い)ので石英系との違いは明確に分かります。
割れている部分は乾くと油っぽく輝くので、識別する際の目安になるかと思います。
緑が入った流紋岩は、やはり珪孔雀石の類と言えるのだそうです。
以前の分析(粉にして混ぜる方法)では正確に出ませんでしたが、ピンポイントで当てる方法だと銅の成分が出るのだそうです。(高精度の分析機械が必用なのだそうです)
と言う事は「珪孔雀石を含む流紋岩」で良いのかな?、統一してもらえると嬉しいのですが…。(「その可能性が高い」ってくらいなのだろうか?)
こうなると高性能の分析機械が欲しくなりますが、数億円するとの事なので無理です(笑)
まぁ、真実がどうであれ「楽しめる程度の共有」で良いのでしょうね。(学者じゃねーし)
今回も楽しめました、また天気が良い日に探石したいと思います。
これで今回の探石記録は終わります。
早く咲いて欲しいな〜、そして長く楽しめる事を願います。(せめて現実だけでも楽しみたい)
それでは3月六回目の探石記録を書きます。
この日は午後からの探石、気温が上がって良い天気でした、(3/23)
山の雪もだいぶ溶けた感じ、本格的な雪解けの季節が訪れます。
土砂集めは終わったのだろうか?、もう重機も積み上がった土砂もありません。
これから梅雨にかけての増水で、再び川の形が変わるのでしょう。(そして整備を繰り返す)
浜は波が長く小砂利が多い状態で、あまり良い環境とは言えませんでした。
風は弱くて助かりましたが、たまに吹く冷たい風が身に染みました(笑)
姫川は昨夜に降った雨によるものなのか、雪解けと相まってか、濁流となっていました。
多少の増水は見られましたが全く問題のない水量、難と言えば川底が見えない事くらいです(笑)
この時点で見付けたのはロディン岩1個、玄武岩?1個、珪岩1個、軟玉1個です。
ロディン岩は鶯石と呼べるタイプ(愛称)、綺麗な緑が見られますが所々が凹んでいて加工には不向きだと思われます。(中にも不純物が入っているようです)
質の悪い蛇紋石なのか、滑石なのか、いずれにしろ硬度の低い部分の扱いが難しいです。
玄武岩?は模様が良ければ梅輪石と呼ぶタイプかな?、形と石英の入り方が面白かったので水石素材として拾いました。
表も裏も座りが良く景色も面白いので、飾石として活用できるように思えます。
珪岩は泥岩に石英が挟まっている感じの石、面白く感じたから拾いました。
箸置きには大きいので、筆とかを置く事もできる飾石として活用できたらと思います。
軟玉はアクチノ閃石かな?、ネフライトとは言えない荒さがあり乾くとパサパサします。
表面にはキラキラが見えるので綺麗ではありますが、光沢を出すには難儀します。(均一な光沢は出ないかと…)
造形自体には苦労しないので、加工するのなら艶消し仕上げが良いのでしょう。
次はロディン岩2個を発見。
大きい方はヒスイに良く似ていますが硬度が足りない…、成り損なった感が否めずヒスイではない事が伝わってきます。
小さい方はロディン岩にしか見えないので安心(笑)、見本として活用できそうです。
帰り際にヒスイ転石を発見。(待ってました!って感じでした)
淡い紫が入った紫ヒスイの転石で、河口らしい角張った姿をしています。
「標石(標本になる石)」としては練度・錬磨が足りず価値は下がりますが、見本(河口でのサンプル)としては解りやすく優秀なヒスイとなります。
更に言えば加工素材としても活用できるので、姿形やサイズで使い分ける必用があります。
紫ヒスイとしては明るめの紫が入り、幾つもの石英の脈が流れるタイプです。
最後は閃緑岩が入る石英斑岩と碧玉、そして緑が入る流紋岩です。
石英斑岩は中央に閃緑岩の小さな円があり面白い、ただ石質が悪いのか弱い部分を含んでいて凸凹になっています。
色も通常とは異なりピンク色っぽいので、加工が可能なら閃緑岩を活かしてみたいです。
碧玉はヒビだらけな感じですが、珍しい石なので拾いました。
とても軽い(ガラス並に軽い)ので石英系との違いは明確に分かります。
割れている部分は乾くと油っぽく輝くので、識別する際の目安になるかと思います。
緑が入った流紋岩は、やはり珪孔雀石の類と言えるのだそうです。
以前の分析(粉にして混ぜる方法)では正確に出ませんでしたが、ピンポイントで当てる方法だと銅の成分が出るのだそうです。(高精度の分析機械が必用なのだそうです)
と言う事は「珪孔雀石を含む流紋岩」で良いのかな?、統一してもらえると嬉しいのですが…。(「その可能性が高い」ってくらいなのだろうか?)
こうなると高性能の分析機械が欲しくなりますが、数億円するとの事なので無理です(笑)
まぁ、真実がどうであれ「楽しめる程度の共有」で良いのでしょうね。(学者じゃねーし)
今回も楽しめました、また天気が良い日に探石したいと思います。
これで今回の探石記録は終わります。