作者の思考

ヒスイ日和(霜月の弐)

2019年11月14日

例年なら今頃から紅葉が綺麗に山を染めていきますが、どうも茶色が目立ち美しくありません。(先日に行った信州は見事な紅葉でした)
今年は遅いのかな?、海谷の山奥では紅葉が見頃と聞いたので標高にも関係がるのでしょう。(震え上がるほど寒い日が少ないからかな?)
でも山が美しくなるのは嬉しいけど、その代償が「寒さ」なら暖かい方が良いと思う歳になっています(笑)

それでは11月二回目の探石記録を書きます。

まずは押上の海岸、この日は久々に気持ちの良い秋晴れとなり最高の日和でした。(11/13)
人もおらず浜を独り占め状態でしたが、肝心の浜の状態が最悪でした…。





青い空と碧い海、風も弱く波は強めでしたが前回より激しくありません。
最高に気持が良い環境ですが、浜は砂だらけ、初っぱなから探す気さえ起こさせない程に砂で覆われていました(笑)


こればかりはどうにもならない…、とりあえず写真を撮影して探せる可能性が高い青海の海岸へ向かいました。(これだけ砂が多いと、どの海岸も砂が上がっています)


青海の海岸に到着、浜の砂場には大量の流木が打ち上がっていました。
海が荒れたのか、川が増水した際に氾濫したのか、毎年同じような感じにはなっています。




波打ち際へ向かうと、やはりこちらも砂が多く残念な状態でした。
探石を楽しむ人の他に釣り人も訪れていましたが、そちらの釣果もあまり良くないようです。





せめて面白い石を見付けたいと思い、乏しい状態の中で見付けた石たちです。
ある程度に珪化しているキツネ石1個、結晶片岩っぽいキツネ石1個、紋様が面白い流紋岩の大小2個です。(持ち帰ったのは結晶片岩っぽいキツネ石と紋様が面白い流紋岩の大)


「せっかく来たのだから成果を残したい」と言った心情、それは人間の弱さなのかな?
「執着と情熱の違い」を認識して向き合う事が重要です。(執着は目先、情熱は未来視)


海岸の右奥(河口側)にも行きましたが、やはり砂が多く良い出逢いはありません。
海と川の合流地点でロディン岩を見付けましたが、表面がガサガサで飾り石としては活用できそうにないので川に戻しました。





そうこうしている内に海が荒れだしてきました。(ちょうどお昼時)
川の流れと海の波とがぶつかり合って激しくうねり危険、巻き込まれたら最後です。


諦めが肝心と言う事で、今回はこれで帰りました…。
それでも環境は最高(何度も書きますが)、ソーラーパワーを充電できたし気晴らしになりました。(ちょっと多めに歩いたから疲れたけど(笑))

ヒスイが拾えた前々回と前回と比べると、拾えなかった今回の方が楽しかったな。
昔は違ったのに…、遠方から探しに来ると成果を重視しますが、近場だと執着が薄れるのでしょうね。(ヒスイに対しての慣れもある気が…)
更に「陽気が最高だった」って事があるのでしょう、このところはスッキリしない天気が続き気持的に滅入りがちになったのだと思います。

ここで感じるのは「やはり現実(自然)は凄い」って事で、人間社会と違い共同で幻想を維持しなくても、圧倒的な魅力(影響力・重力など)で人に真理を認識させます。
この力の一部でも良いので魂に宿せたなら、単体による幻想を維持する事が可能で、理想的な規模の「共有の幻想」を成せる気がします。(共同と共有は違う)

それが可能なのか、私の人生を使って試しみて結果を出したいと思います。(一人の人生では足りない気もするけど(笑))
ホーム | ショッピングカート 特定商取引法表示 | ご利用案内
Powered by おちゃのこネット