作者の思考
ヒスイ日和(霜月の参)
2019年11月22日
最近は急激に寒くなり、忍耐の冬の訪れを強く感じます。
冬眠できたのなら最高ですが、その特技を備えていないのでひたすら耐えて春を待つしかないでしょう(笑)
これからの季節は加工が辛くなりますが、まずは目の前の仕事に集中して一つ一つ仕上げたいと思います。
それでは11月三回目の探石記録を書きます。
この日は朝から雨が降っていましたが、10時頃から晴れ間が出てきました。(11/21)
絶好の探石日和?、と思い早めに仕事(加工)を済ませて押上の海岸へ行きました。
しかし、海は大荒れ…、もう白波しか見えない状態、天気が良くなってもこれでは探すどころの話ではありません(笑)
頻繁にテトラポットからしぶきが飛び散り目が痛い…、白雲と一体化したようなしぶきの前に逃げ帰るしか選択肢はありませんでした(笑)
場所を変えて青海の海岸に行ってみるも状況は同じ、満ち潮も相まって砂場しか見えませんでした…。(探す事なく数秒で帰りました)
今日は駄目なのかな〜、と思い「それならば」と河口の状態でも確認して行く事にしました。
山側の空は雲が多く、先日の寒波による初雪?で山は白く雪化粧していました。
水の流れで分断されていた場所は押し上がった石たちで出口が塞がれていて、大きな水たまりのようになっていました。
深いので渡れませんが、テトラを足場にすれば浜辺に行ける状態だったので、先客が歩いたルート(足跡が残る砂場)を頼りに渡ってみました。(乾いた部分もあるので波の驚異は低い)
久々に降り立った河口の浜辺、石の多さに嬉しくなりましたが、流石に先に進むのは危険です。
浜自体も砂が多く期待できない…、それにあったとしても拾いに行けません。
しかし川側は非常に穏やかで「ほぼ停滞」って感じ、たまに海水が川に流れ込みますが押し流されるような威力はなく、押されたとしても川の流れが弱いので流される危険もありません。(よって川側を歩きながら探石を楽しむ事にしました)
波自体は強かったですが引き込む波ではなく「砂を押し上げるタイプの波」で、風もかなり弱く午後になるにつれて雲がなくなり太陽光によって気温も上がりました。
波の状態を抜かせば最高の陽気、僅かでも探せる場所があって嬉しくなりました。
たまに流れ込む波に注意しながら川側を探し、キツネ石2個とロディン岩1個を見付けました。
キツネ石は加工には向かない素材ですが、表面を耐水ペーパーで擦ってあげると滑らかになり触り心地は良くなります。(要は艶消し仕上げです)
見本だったり飾石などにするには良いサイズ、いろいろと試したいと思います。
ロディン岩は明るい黄緑が入っていて、最近はあまり見かけないので確保。
水石ではなく景色を楽しめる飾石として磨いてみようかと思います、鶯石(愛称)として春を感じさせる飾石になったら嬉しいな〜。(ヒスイとの区別が重要になります)
更に灰色ヒスイを発見、チャートに似ていますが質感が違い乾くと翡翠輝石が輝きます。
先端には淡い紫(滅紫)が入っているようにも見えて、石質自体もしっかりしています。
角張も強い事から加工素材として活用するのが最良だと思われます。(ヒビも無いし)
期待していなかったけど今回はヒスイと出逢えました。
一般的に人気のあるタイプではありませんが、陽気も相まって嬉しい出逢いとなりました。
これは河(イザナギ)からの贈り物かな?、ヒルコ神でもあり、ヒノカグツチのカケラでもある、神話に重ねると面白い世界が広がります。
イザナミ(海)が育てた(錬磨した)ヒルコ神(小さなヒスイ転石)とは異なる姿形は、人の手によってカタチを得る定めなのだろうか?
そう信じて造形する者たちの信仰により高められ、作品としてのイザナミ(大珠)とイザナギ(勾玉)が誕生したように思えるのは私だけなのかな?
現在はレプリカだらけだけど、王道を辿る者が引き継いでいる領域が在るのだと信じたい。
そして「それ」を見極められる人たちが存在している事も願っています。(今までの経験で確信していますけど(笑))
なんであれ、私は「神々(自然)との交歓」によって創作活動を進めて行こうと思います。
お馴染みのように話が逸れましが、楽しい探石でした(笑)
これで今回の探石記録を終えます。
冬眠できたのなら最高ですが、その特技を備えていないのでひたすら耐えて春を待つしかないでしょう(笑)
これからの季節は加工が辛くなりますが、まずは目の前の仕事に集中して一つ一つ仕上げたいと思います。
それでは11月三回目の探石記録を書きます。
この日は朝から雨が降っていましたが、10時頃から晴れ間が出てきました。(11/21)
絶好の探石日和?、と思い早めに仕事(加工)を済ませて押上の海岸へ行きました。
しかし、海は大荒れ…、もう白波しか見えない状態、天気が良くなってもこれでは探すどころの話ではありません(笑)
頻繁にテトラポットからしぶきが飛び散り目が痛い…、白雲と一体化したようなしぶきの前に逃げ帰るしか選択肢はありませんでした(笑)
場所を変えて青海の海岸に行ってみるも状況は同じ、満ち潮も相まって砂場しか見えませんでした…。(探す事なく数秒で帰りました)
今日は駄目なのかな〜、と思い「それならば」と河口の状態でも確認して行く事にしました。
山側の空は雲が多く、先日の寒波による初雪?で山は白く雪化粧していました。
水の流れで分断されていた場所は押し上がった石たちで出口が塞がれていて、大きな水たまりのようになっていました。
深いので渡れませんが、テトラを足場にすれば浜辺に行ける状態だったので、先客が歩いたルート(足跡が残る砂場)を頼りに渡ってみました。(乾いた部分もあるので波の驚異は低い)
久々に降り立った河口の浜辺、石の多さに嬉しくなりましたが、流石に先に進むのは危険です。
浜自体も砂が多く期待できない…、それにあったとしても拾いに行けません。
しかし川側は非常に穏やかで「ほぼ停滞」って感じ、たまに海水が川に流れ込みますが押し流されるような威力はなく、押されたとしても川の流れが弱いので流される危険もありません。(よって川側を歩きながら探石を楽しむ事にしました)
波自体は強かったですが引き込む波ではなく「砂を押し上げるタイプの波」で、風もかなり弱く午後になるにつれて雲がなくなり太陽光によって気温も上がりました。
波の状態を抜かせば最高の陽気、僅かでも探せる場所があって嬉しくなりました。
たまに流れ込む波に注意しながら川側を探し、キツネ石2個とロディン岩1個を見付けました。
キツネ石は加工には向かない素材ですが、表面を耐水ペーパーで擦ってあげると滑らかになり触り心地は良くなります。(要は艶消し仕上げです)
見本だったり飾石などにするには良いサイズ、いろいろと試したいと思います。
ロディン岩は明るい黄緑が入っていて、最近はあまり見かけないので確保。
水石ではなく景色を楽しめる飾石として磨いてみようかと思います、鶯石(愛称)として春を感じさせる飾石になったら嬉しいな〜。(ヒスイとの区別が重要になります)
更に灰色ヒスイを発見、チャートに似ていますが質感が違い乾くと翡翠輝石が輝きます。
先端には淡い紫(滅紫)が入っているようにも見えて、石質自体もしっかりしています。
角張も強い事から加工素材として活用するのが最良だと思われます。(ヒビも無いし)
期待していなかったけど今回はヒスイと出逢えました。
一般的に人気のあるタイプではありませんが、陽気も相まって嬉しい出逢いとなりました。
これは河(イザナギ)からの贈り物かな?、ヒルコ神でもあり、ヒノカグツチのカケラでもある、神話に重ねると面白い世界が広がります。
イザナミ(海)が育てた(錬磨した)ヒルコ神(小さなヒスイ転石)とは異なる姿形は、人の手によってカタチを得る定めなのだろうか?
そう信じて造形する者たちの信仰により高められ、作品としてのイザナミ(大珠)とイザナギ(勾玉)が誕生したように思えるのは私だけなのかな?
現在はレプリカだらけだけど、王道を辿る者が引き継いでいる領域が在るのだと信じたい。
そして「それ」を見極められる人たちが存在している事も願っています。(今までの経験で確信していますけど(笑))
なんであれ、私は「神々(自然)との交歓」によって創作活動を進めて行こうと思います。
お馴染みのように話が逸れましが、楽しい探石でした(笑)
これで今回の探石記録を終えます。