作者の思考

ヒスイ日和(葉月の参)

2019年08月31日

月の終盤から雨が降り続いていますが、今のところは糸魚川で大きな水害はないようです。
秋らしい気温となり朝晩は過ごしやすくなってきましたが、まだまだ日中は暑さが身に染みます。(空が明るくなると(薄日が射すと)特に蒸し暑くなります。)
晩夏だからと言って油断は大敵、引き続き熱中症に気を付けて過ごしましょう。

それでは8月最後の探石記録を書きます。

今回も押上の海岸、この日は朝から晴れて絶好のヒスイ日和でした。(8/31)
土曜日ではありましたが午前11時頃の浜辺は人が少なく、気兼ねなく探石を楽しめる環境でした。
連日の雨による川の濁流が海の一部分を濁らせてはいますが、青空と広い海は気分を晴れやかにしてくれます。





探石としての環境は波が短く早めで、波打ち際に絶え間なく押し寄せるので目が回ります(笑)
相変わらず小砂利が多く、あまり探しやすい状態ではありませんでした。
砂利の密度も弛んだようで歩きづらく(足が沈む)、風も強かったので目が乾きました。
でも、その風により涼しさも感じられたので、汗だくにはならずに済みました(笑)




いつものように左側から歩き折り返し地点に到着、この場所にまで小砂利が上がっていて、大きめの石が少なくなっていました。
こういった状態だと何かしら良い石たちがありそうなので、いつもは可能性が低いこの場所を入念に探してみました。




まずは途中で見付けたロディン岩1個とシーグラス1個です。


このロディン岩には僅かに滅紫が入っていて、このタイプはヒスイと同レベルの艶を備えるので一般的なロディン岩と同じには思えません。(個人的に)
私がアケビ石と愛称で呼んでいる石を含むタイプは非常に艶やかで、その質感は「何か」を伝えているようにも感じます。
でも詳しく調べていないので解らず終い…、「きっと誰かが明らかにしてくれている」と思うので知るべき時に知るのでしょう(笑)


次ぎは折り返し地点での出逢い、縞瑪瑙1個と玉髄1個です。
どちらも良質な玉髄ですが、右のは縞瑪瑙と称した方が通りが良いでしょう。
念の為に集中して探してみて良かった、このレベルは簡単には見付かりません。(また良いサンプルが増えました!)


やはり押上なので錬磨が良いですが、どうせならピカピカに磨いて濡れている状態をキープしたくなります。(その方が縞がハッキリして綺麗だし)


左側を終えて今度は海岸の右側を探石、この時間帯から訪れる人が増えてきました。
釣り人の青年は熱中症対策(風対策?)なのか忍者みたいになっていましたが、この日の風と波に苦戦しているようでした。




一通り歩き、こちらで見付けたのはオンファス輝石の欠片1個でした。
押上では珍しい形状ですが剥がれた欠片が自然研磨により、ある程度の角をとったのでしょう。(角張っているけど断面は滑らか)




今回は見本となるヒスイには出逢えませんでしたが、魅力的な石には出逢えたので良しとします。

どうも私は玉髄との縁も在るようですね…、何かに活用できれば良いのですが、今は思い付かないので素材(サンプル)として保管しようと思います。(いずれ活用するか、未来で活用されるか、どちらにも可能性を残そうと思います)

今回はこれでお終い、次回も「可能性の海」を楽しもうと思います。(仕事(創作活動)も頑張って進めて行きます)
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