作者の思考
ヒスイ日和(葉月の壱)
2019年08月24日
お盆の最中には40℃近く気温が上がったようですが、今は雨雲が広がり暑さが和らいでいます。
一時は「姫川が干上がるのでは…」と思う程に川の水が無くなり水不足が心配でしたが、その心配は最近の大雨で一気に解決しました(笑)
今のところは水害の知らせがありませんので、糸魚川にとっては「恵みの雨」となったのだと思います。
それでは8月下旬の探石記録を書きます。
久しぶりの探石、最近は厳しい暑さと忙しさで海には行けていませんでした…。
ようやくどちらとも落ち着いてきたので、8月最初の探石を楽しみました。(8/24)
まずは押上の海岸、予想はしていましたがやはり夏休みでもあるし、土曜日でもあったので、多くの人が浜に訪れていました。
しかも風が強く(波も強く)浜は砂だらけ…、人の多さと浜の環境を考え、ここでの探石は諦めました。(楽しんでいる人たちの邪魔をしたくないし)
でも多くの人が訪れている事は嬉しい限りです。(お土産も買って下さいね(笑))
こういった時に訪れるのが姫川河口、ここは海水浴に適していないので家族連れで賑わう事はありあません。(海水浴の邪魔にならない場所です)
空は青く、河川敷は生命色に満ちていて、まだまだ躍動の季節を感じさせてくれました。
海の状態は押上で見てきた通り、しかもこっちは川の濁流により海は濁っていました…。
砂も多く上がっていて探石する環境としては最悪…、良かったのは晴れた事と強い風により涼しかった事です(笑)
まぁ、久しぶりでもあるし「気晴らしとして楽しもう」と自分に言い聞かせて、半ば諦めながら歩いていると膨張する光を発見、その瞬間に走り出した事に自分でも驚きながらも握りしめた「その膨張する光」を確認すると、それは艶やかなヒスイ転石でした。
これは青海の紫ヒスイのタイプで、透明度は低いですが磨けば光沢が出やすいヒスイです。(今回のは非常に薄い紫が見られます)
まるで私を待っていたかのような出逢いだったので嬉しいなぁ〜、ノルマでもないのに安堵する自分がいるのも不思議でした(笑)
ヒスイとの縁と言うのか…、絆みたいなものを再確認できたのが嬉しかったのだと思います。
イザナミ(海)とイザナギ(川)から生まれ、磐楠船(イワクスブネ)に乗って人と出逢うヒルコ神、母から闇の魅力を得て、父から輝く光を得て、乗せられた船から堅牢さを得る、まさに陽が留まる子なのか、昼の子なのか、日巫女の語源なのか、いろいろと考えさせる存在です。(日輪と考えると手足が無いと考えるのも当然だな)
未熟児としたのは人の手でカタチを得るからなのだろうか?、でも自然研磨だけでも素晴らしい姿に成るのは面白い特徴ですね。
同じヒスイ転石(ヒルコ神)の中でもグレード(優劣)はありますが、その全てに神が宿っているのでしょう。
本当に糸魚川の海には浪漫があります!
話を戻して姫川本流は濁りまくっていました。
先日まで在った(常連に確認しました)浜は押し流され、跡形も無くなっていました。
この濁りでは水底が確認できない…、在った所で解らないので諦めが肝心です。(危険だし)
今回は開始2〜3分で見付けたヒスイ転石のみ、その後は海岸で知り合った青年と話しながら1時間くらい探しましたが何もありませんでした…。(いろいろ話して楽しかったので良しとする(笑))
そう言えば河口に着いた時に、私を「千徒さん」と作家名で呼ぶ年輩の女性と会いました。
以前に知り合って石の識別をしたり話をしたりする方ですが、「最近はヒスイ日和が更新されていない」と残念がっていたので、急いで更新してみた次第です(笑)
他にも楽しみにしてくれている人がいるかもしれませんが、気長にお付き合いしてもらえると助かります。
経年により全盛期の60%になっているので、ご勘弁を。
でも数時間なら気合いで90%には引き上げられると思います。(そう思いたいだけか?(笑))
一時は「姫川が干上がるのでは…」と思う程に川の水が無くなり水不足が心配でしたが、その心配は最近の大雨で一気に解決しました(笑)
今のところは水害の知らせがありませんので、糸魚川にとっては「恵みの雨」となったのだと思います。
それでは8月下旬の探石記録を書きます。
久しぶりの探石、最近は厳しい暑さと忙しさで海には行けていませんでした…。
ようやくどちらとも落ち着いてきたので、8月最初の探石を楽しみました。(8/24)
まずは押上の海岸、予想はしていましたがやはり夏休みでもあるし、土曜日でもあったので、多くの人が浜に訪れていました。
しかも風が強く(波も強く)浜は砂だらけ…、人の多さと浜の環境を考え、ここでの探石は諦めました。(楽しんでいる人たちの邪魔をしたくないし)
でも多くの人が訪れている事は嬉しい限りです。(お土産も買って下さいね(笑))
こういった時に訪れるのが姫川河口、ここは海水浴に適していないので家族連れで賑わう事はありあません。(海水浴の邪魔にならない場所です)
空は青く、河川敷は生命色に満ちていて、まだまだ躍動の季節を感じさせてくれました。
海の状態は押上で見てきた通り、しかもこっちは川の濁流により海は濁っていました…。
砂も多く上がっていて探石する環境としては最悪…、良かったのは晴れた事と強い風により涼しかった事です(笑)
まぁ、久しぶりでもあるし「気晴らしとして楽しもう」と自分に言い聞かせて、半ば諦めながら歩いていると膨張する光を発見、その瞬間に走り出した事に自分でも驚きながらも握りしめた「その膨張する光」を確認すると、それは艶やかなヒスイ転石でした。
これは青海の紫ヒスイのタイプで、透明度は低いですが磨けば光沢が出やすいヒスイです。(今回のは非常に薄い紫が見られます)
まるで私を待っていたかのような出逢いだったので嬉しいなぁ〜、ノルマでもないのに安堵する自分がいるのも不思議でした(笑)
ヒスイとの縁と言うのか…、絆みたいなものを再確認できたのが嬉しかったのだと思います。
イザナミ(海)とイザナギ(川)から生まれ、磐楠船(イワクスブネ)に乗って人と出逢うヒルコ神、母から闇の魅力を得て、父から輝く光を得て、乗せられた船から堅牢さを得る、まさに陽が留まる子なのか、昼の子なのか、日巫女の語源なのか、いろいろと考えさせる存在です。(日輪と考えると手足が無いと考えるのも当然だな)
未熟児としたのは人の手でカタチを得るからなのだろうか?、でも自然研磨だけでも素晴らしい姿に成るのは面白い特徴ですね。
同じヒスイ転石(ヒルコ神)の中でもグレード(優劣)はありますが、その全てに神が宿っているのでしょう。
本当に糸魚川の海には浪漫があります!
話を戻して姫川本流は濁りまくっていました。
先日まで在った(常連に確認しました)浜は押し流され、跡形も無くなっていました。
この濁りでは水底が確認できない…、在った所で解らないので諦めが肝心です。(危険だし)
今回は開始2〜3分で見付けたヒスイ転石のみ、その後は海岸で知り合った青年と話しながら1時間くらい探しましたが何もありませんでした…。(いろいろ話して楽しかったので良しとする(笑))
そう言えば河口に着いた時に、私を「千徒さん」と作家名で呼ぶ年輩の女性と会いました。
以前に知り合って石の識別をしたり話をしたりする方ですが、「最近はヒスイ日和が更新されていない」と残念がっていたので、急いで更新してみた次第です(笑)
他にも楽しみにしてくれている人がいるかもしれませんが、気長にお付き合いしてもらえると助かります。
経年により全盛期の60%になっているので、ご勘弁を。
でも数時間なら気合いで90%には引き上げられると思います。(そう思いたいだけか?(笑))