作者の思考

ヒスイ日和(文月の弐)

2019年07月17日

毎日がジメジメとして憂鬱な日々が続いています。
季節が一ヶ月ずれている感じで、海の日を向かえたのに海水浴をする環境にありません。
でも、こればかりは自然(神)の都合なので、ただただ耐え忍ぶしかありませんね…。
我々人間には自然に干渉する力はありませんが「願う事」や「祈る事」は赦されています。
なので私は良い季候になるよう願い祈ろうと思います。

それでは7月中旬の探石記録を書きます。

久々に晴れたので、お馴染みの押上の海岸へ出かけました。(7/17)
約一週間ぶりですが、待ちに待っていた青空の下での探石です。(今回も暑くなる事を考えて、午前9時頃から訪れて探しました)





浜辺は波が強めで速く、砂利や砂が多くて環境としては最悪でした…。
「これはちょっと期待できないかも…」と思いながらも、この環境だからこそ探せる「小さなヒスイたち」をメインに、普段よりも慎重に探しました。




まずは折り返し地点に到着、行きは自分の影を追い、帰りは自分の影に追われ、久々の太陽光(ソーラーパワー(笑))で充電しながら、プライベートビーチと化した浜辺を歩きました(笑)




海岸の左側を一通り歩き、玉髄4個(1個はクリソプレースの部類)、シーグラス3個、ヒスイ転石7個、ロディン岩1個を見付けました。


予想よりも遙かに拾えた(笑)、その殆どが行き(自分の影を追う状況)で見付ける事ができました!
本当なら影を追うと見付けづらい筈なのですが、きっと運が良かったのでしょう。
中央のヒスイ転石は大きめで予想外でしたが、石肌を確認すると普段の押上の「それ」とは僅かに異なっていました。
この事から「前回から約一週間で海がけっこう荒れた」って事が解ります。
そのお陰での収穫ですし、翡翠輝石が撮影できる程にハッキリしているのも良かったと思います。(識別しやすいので)
神(自然)の祝福に感謝したいと思います。(私が勝手に祝福だと思っているだけですが(笑))


次は右側での探石、こちらも砂の多い状態でした。
時間が経過した事で青空が広がり、清々しい景色が広がっていました。




歩き始めて10秒程、「もしかして大きな極上の玉髄?」と思われる物体に遭遇しましたが、浜に打ち上げられたクラゲでした…。(生きているのか、死んでいるのかも解らない…)




行きで拾えたのはネフライト(軟玉)2個、これも磨けばマッサージには使えそうです。(ツボ押しとか、カッサの代わりとか(笑))




折り返し地点では現在でも護岸工事(浜整備?)が行われていました。
ここまで来るのは海水浴の人たちではなく、釣り人や石拾いの人たちなので、その人たちは気を付けて下さい。(近づかない方が無難)




帰り道でアケビ石(愛称)1個を発見、狙って探してみると意外に拾えない石です。
石質の良い石は私好みなので、集めて活用できるサイズは加工してみようと思います。(その際には正確な鉱物名を知る必用はありますね、ロディン岩ではダサすぎるし)




更に中サイズのヒスイ転石も発見、こちらも乾くと翡翠輝石を確認できます。
多くの人が求めるような発色ではありませんが、姿形と石質はなかなか良い感じです。(練度と錬磨は合格点に達している)




帰る頃(10時頃)には、一層と青空が広がっていました。
画像に小さく写っているのは石拾いを楽しんでいた家族です。


鉱物見本のパンフレットを広げて楽しんでいる姿を見ると「私が識別してあげる行為」は無粋に感じたので、遠慮しました。
きっとその全てが「家族旅行の思い出」となるのでしょう、天気の良い糸魚川を存分に楽しんでもらいたいと思います。(物産センターでお土産を買ってもらえると尚嬉しい(笑))


今回はこんな感じです、まもなく梅雨明けになるらしいので、その時を大人しく待とうと思います。
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