作者の思考
ヒスイ日和(水無月の弐)
2019年06月17日
やっと梅雨らしい雨が降るようになり、姫川もこの時期らしい増水が見られました。
特に山側(小滝方面など)での降水量が多かったらしく、白濁した水が流れていました。(蛇紋岩の地層が削れた事が大きな原因かと)
災害にならない程度での恵みの雨となれば良いですが、自然(神)にその(人間の)都合は通用しませんね…。
それでは6月中旬の探石記録を書きます。
オーダーも一つの峠を越えたので、気晴らしに押上の海岸へ行きました。(6/14)
空には薄い雲が広がり風も吹き渡っていて、危険な暑さから守られながら探せました。
訪れている人も少なく、釣り人が一人と同じく石探しが二人ほどでした。
吹き渡る風は暑さを防ぎますが、同時に波を早くさせます。
短めだったのは幸いでしたが、やはり早い波での探石は目が疲れます(笑)
こういう時は、いっそのこと波打ち際を諦めて「一歩後」を探した方がスムーズに歩けるでしょう。(気晴らしがメインなので)
左側から探して右側で終わる、恒例の儀式のように、当然のように同じ事を繰り返すのですが、この「繰り返し」は苦痛ではありません。
毎回、どのような石と出逢えるのかワクワクし、加工での疲れも癒えるような気がします。(終えた後は首と足腰が痛くなりますが(笑))
浜辺を一通り歩き、オンファス輝石3個、ネフライト2個、ロディン岩2個を拾いました。
オンファス輝石の大きいのは、通常の(残り2個の)オンファス輝石とは少しタイプが異なっていて、多分ですが翡翠輝石が多いのだと思われます。(鉄分も多いのかな?)
ネフライトは一つが良質で、もう一つは柔いタイプ、これは自然研磨で判断できます。
ロディン岩は上のが濡れている時にはヒスイに見えて「ドキッ」としましたが、乾くとパサパサ…、閃石類と混ざっているようで表面にはキラキラが見えますが、どう贔屓して見てもロディン岩です(笑)
下のは肌が非常に滑らかでヒスイの特徴と酷使しているタイプ、きっと数%はヒスイが入っているのかもしれません。
でもこれを「ヒスイ輝石岩」とは呼べませんね…、岩として範囲を広げたとても加工人としての「共有した基準」からは外れます。
よって「ヒスイを多少含むロディン岩」と分類するのが妥当でしょう。
未熟な者はこれをヒスイとしたがりますが、それは個人の願望であり、その者のレベルを表していると言えるでしょう。(石が自分の鏡となっているのでしょう)
初心者は拾えない事が続くと「そうなりがち」ですが、執着や固執をせずにその時を待って探せばやがて目の前に現れます。(突然に現れビックリします)
それ以降は何故か普通に拾えるようになるのがヒスイの不思議…、大抵は同じ経験をしているので解る人には解ると思います(笑)
さて、今回はヒスイとは出逢えませんでしたが、オンファス輝石もヒスイの分類なのでそれなりに「肯定される錯覚」を楽しめました。
これが仮想空間では「いいね!」に当たるのだろうか?、だとしても現物が残らないので不毛な気もするが…、でもどちらも多くを集めた事があると「達観する特徴」があるように思えます。
執着や固執をするのは「一度も集められた事がないから」なのでしょう、例外としていつまでも執着や固執する者は器自体が壊れているので論外、それは依存症と言う病気に侵されている(又は自分からなっている)ので人為的な意図の下での歯車になっているのでしょう。(それが人間社会か…)
「赦し」と「言い訳」だらけ世の中ですが、それとは「一切関わりのない自分だけの領域」を持てたのなら、普通に幸せになれるような気がします。
それを試しみてる最中なので、解り次第に報告したいと思います。(ジジイになってからか(笑))
話は変わりますが、物産センターのカフェ「LINK」を是非に活用して下さい。
名前の通り「繋がりの場」を目指していて、様々なコミュニティーの場となれば嬉しいです。
まだ始まったばかりなので「場」としての完成度は高くありませんが、少しずつ楽しめる領域になってほしいと思っています。(私は外様ですが、未来の姿が待ち遠しいので協力しようと思う)
田舎なのでカフェとしての集客力は都会のように見込めませんが、窓口として活用すれば楽しい領域にはなれると思っています。
ヒスイ拾いを楽しんだ後に訪れてくれるような、そんな場も提供できたなら面白くなるでしょう。
糸魚川ヒスイは「資源の呪い」と言われる程には発展していませんので、まだまだ可能性が残っています。(そもそも神の石なので、呪いなんて通用しないけどね(笑))
ギルドのように等級(ランク)を決めて、一線を越えないよう管理する未来も面白いけど、人材がなければ無理な話だよな〜。(漫画の話だな…)
改めて考えてみると私が初心者の頃は「ヒスイを仕事にする」と言う願望はありましたが、「ヒスイを換金する」と言う目的がなかった事に気が付きます。
同じように思えるでしょうけど「結果的にお金になる」って事が違います。
だから仕事として成り立つまでヒスイを販売しようとは思わなかった訳ですね(笑)
今のような換金アプリがあっても使わなかったでしょう、と言うか「その発想には至らない」と言った方が正確なのかな?
結局、仕事にしたかったので、一番近道である物産センターの加工所に就職する方法を選んだ訳ですね。(仕事にする為の基礎が詰まってますから)
今だから言えるのは「その選択は間違っていなかった」って事で、私の前にも後にも「その目的」でヒスイ領域に入ってくる者はいません。
資金、才能、情熱、この三点セットが仕事には必須なのだと良く解りました。
よって同じタイプが現れるのを待ち、私がジジイになったら育てられるようにしたと思います。
その時代の糸魚川(って言うか物産センター)に体験型学習施設があり、ロートル達が後輩に教える事ができたなら私もそこを活用するでしょう。(チーム名はロートルダム、ロートルが溜まるダムだから(笑))
一線を退いたジジイになったなら時間も有り余っているだろうし、成長に失敗していなければ教える余裕もあるかと思います。
今は芸術家、創作家、造形家として高みを目指すのに必死ですが、いずれは未来の原石を発掘するのが夢でもあります。
それまでは脅かされない実力を備え、著しく(脅かされる程に)衰えた頃には死んでいる、そんな生き方が理想的に思います。
まぁ、そう上手くは生きられませんが、それを目指していけば納得のいく人生にはなるかと思います。(ジジイになる前に死ぬかも?)
久々なので色々と詰め込んで書きました、次回は作品を紹介したいと思います。
特に山側(小滝方面など)での降水量が多かったらしく、白濁した水が流れていました。(蛇紋岩の地層が削れた事が大きな原因かと)
災害にならない程度での恵みの雨となれば良いですが、自然(神)にその(人間の)都合は通用しませんね…。
それでは6月中旬の探石記録を書きます。
オーダーも一つの峠を越えたので、気晴らしに押上の海岸へ行きました。(6/14)
空には薄い雲が広がり風も吹き渡っていて、危険な暑さから守られながら探せました。
訪れている人も少なく、釣り人が一人と同じく石探しが二人ほどでした。
吹き渡る風は暑さを防ぎますが、同時に波を早くさせます。
短めだったのは幸いでしたが、やはり早い波での探石は目が疲れます(笑)
こういう時は、いっそのこと波打ち際を諦めて「一歩後」を探した方がスムーズに歩けるでしょう。(気晴らしがメインなので)
左側から探して右側で終わる、恒例の儀式のように、当然のように同じ事を繰り返すのですが、この「繰り返し」は苦痛ではありません。
毎回、どのような石と出逢えるのかワクワクし、加工での疲れも癒えるような気がします。(終えた後は首と足腰が痛くなりますが(笑))
浜辺を一通り歩き、オンファス輝石3個、ネフライト2個、ロディン岩2個を拾いました。
オンファス輝石の大きいのは、通常の(残り2個の)オンファス輝石とは少しタイプが異なっていて、多分ですが翡翠輝石が多いのだと思われます。(鉄分も多いのかな?)
ネフライトは一つが良質で、もう一つは柔いタイプ、これは自然研磨で判断できます。
ロディン岩は上のが濡れている時にはヒスイに見えて「ドキッ」としましたが、乾くとパサパサ…、閃石類と混ざっているようで表面にはキラキラが見えますが、どう贔屓して見てもロディン岩です(笑)
下のは肌が非常に滑らかでヒスイの特徴と酷使しているタイプ、きっと数%はヒスイが入っているのかもしれません。
でもこれを「ヒスイ輝石岩」とは呼べませんね…、岩として範囲を広げたとても加工人としての「共有した基準」からは外れます。
よって「ヒスイを多少含むロディン岩」と分類するのが妥当でしょう。
未熟な者はこれをヒスイとしたがりますが、それは個人の願望であり、その者のレベルを表していると言えるでしょう。(石が自分の鏡となっているのでしょう)
初心者は拾えない事が続くと「そうなりがち」ですが、執着や固執をせずにその時を待って探せばやがて目の前に現れます。(突然に現れビックリします)
それ以降は何故か普通に拾えるようになるのがヒスイの不思議…、大抵は同じ経験をしているので解る人には解ると思います(笑)
さて、今回はヒスイとは出逢えませんでしたが、オンファス輝石もヒスイの分類なのでそれなりに「肯定される錯覚」を楽しめました。
これが仮想空間では「いいね!」に当たるのだろうか?、だとしても現物が残らないので不毛な気もするが…、でもどちらも多くを集めた事があると「達観する特徴」があるように思えます。
執着や固執をするのは「一度も集められた事がないから」なのでしょう、例外としていつまでも執着や固執する者は器自体が壊れているので論外、それは依存症と言う病気に侵されている(又は自分からなっている)ので人為的な意図の下での歯車になっているのでしょう。(それが人間社会か…)
「赦し」と「言い訳」だらけ世の中ですが、それとは「一切関わりのない自分だけの領域」を持てたのなら、普通に幸せになれるような気がします。
それを試しみてる最中なので、解り次第に報告したいと思います。(ジジイになってからか(笑))
話は変わりますが、物産センターのカフェ「LINK」を是非に活用して下さい。
名前の通り「繋がりの場」を目指していて、様々なコミュニティーの場となれば嬉しいです。
まだ始まったばかりなので「場」としての完成度は高くありませんが、少しずつ楽しめる領域になってほしいと思っています。(私は外様ですが、未来の姿が待ち遠しいので協力しようと思う)
田舎なのでカフェとしての集客力は都会のように見込めませんが、窓口として活用すれば楽しい領域にはなれると思っています。
ヒスイ拾いを楽しんだ後に訪れてくれるような、そんな場も提供できたなら面白くなるでしょう。
糸魚川ヒスイは「資源の呪い」と言われる程には発展していませんので、まだまだ可能性が残っています。(そもそも神の石なので、呪いなんて通用しないけどね(笑))
ギルドのように等級(ランク)を決めて、一線を越えないよう管理する未来も面白いけど、人材がなければ無理な話だよな〜。(漫画の話だな…)
改めて考えてみると私が初心者の頃は「ヒスイを仕事にする」と言う願望はありましたが、「ヒスイを換金する」と言う目的がなかった事に気が付きます。
同じように思えるでしょうけど「結果的にお金になる」って事が違います。
だから仕事として成り立つまでヒスイを販売しようとは思わなかった訳ですね(笑)
今のような換金アプリがあっても使わなかったでしょう、と言うか「その発想には至らない」と言った方が正確なのかな?
結局、仕事にしたかったので、一番近道である物産センターの加工所に就職する方法を選んだ訳ですね。(仕事にする為の基礎が詰まってますから)
今だから言えるのは「その選択は間違っていなかった」って事で、私の前にも後にも「その目的」でヒスイ領域に入ってくる者はいません。
資金、才能、情熱、この三点セットが仕事には必須なのだと良く解りました。
よって同じタイプが現れるのを待ち、私がジジイになったら育てられるようにしたと思います。
その時代の糸魚川(って言うか物産センター)に体験型学習施設があり、ロートル達が後輩に教える事ができたなら私もそこを活用するでしょう。(チーム名はロートルダム、ロートルが溜まるダムだから(笑))
一線を退いたジジイになったなら時間も有り余っているだろうし、成長に失敗していなければ教える余裕もあるかと思います。
今は芸術家、創作家、造形家として高みを目指すのに必死ですが、いずれは未来の原石を発掘するのが夢でもあります。
それまでは脅かされない実力を備え、著しく(脅かされる程に)衰えた頃には死んでいる、そんな生き方が理想的に思います。
まぁ、そう上手くは生きられませんが、それを目指していけば納得のいく人生にはなるかと思います。(ジジイになる前に死ぬかも?)
久々なので色々と詰め込んで書きました、次回は作品を紹介したいと思います。