作者の思考

ヒスイ日和(卯月の弐)

2019年04月30日

どうにもスッキリしない天気が続いていましたが、28日と29日は晴れて気分も晴々しました。
午前中の気温は低めで風も強かったですが、午後には暖かくなり過ごしやすかったです。
現在は曇っていますが、連休の後半には天気が回復してくれると嬉しいです。

それでは4月最後の探石記録を書きます。

盛んに「平成最後」という文言が使われていますので、今回の探石にも適用したいと思います(笑)
という事で29日の午後、平成最後、4月最後、41歳最後(笑)の探石に出かけました。(30日は休みます)
最初は押上の海岸に向かいましたが、たくさんの人が訪れていて車が止められない…。
連休でもあるので仕方ない、でも「それだけ人が糸魚川に訪れている」って事が解ったので安心しました。

という事で押上の海岸は諦めて、いつもの姫川河口へ行きました。
目に見えて芽吹きの隆盛を感じる景色となり、山々も萌葱色に染まっています。
雲が多かったですが自然光は十分で、絶好の探石日和となりました。(雲は広いけど薄い状態)




浜はやや砂が多かったですが、小石が多く見られ波も強くありませんでした。(でも速くて見づらい状態でした)
この時点では人の気配は殆ど無く、きっと午前中に多くの人が探したのだと思われます。(砂場に残る足跡の数で予想ができます)




4月に入って2回目の探石となり、前回はヒスイとは出逢えず残念ではありましたが「最近は拾えない」と常連のジイさんが愚痴をこぼしているのを考えると、条件(海の荒れ方)が合わない日が続いているのでしょう。(要は「タイミングが合っていない」って事でしょう)

今回も望み薄だと感じながら浜を歩いていると、波打ち際の2〜3歩奥の方に発光する石を発見。
波が引いた隙に手を伸ばして拾い上げると、それは美しいヒスイ転石でした!
まるで私を待ってくれていたかのような出逢い、海(イザナミ)に祝福された錯覚を久しぶりに感じる事ができました。



河口の転石としては珍しく練度が良く、石質の良さや肌の特徴から青海地域の山系のヒスイだと思われます。
このタイプがこれだけ丸みを帯びるのには、相当な時の流れが必用だったと感じます。
永い時の中で初めて人に出逢ったのかなぁ〜、私が通過点なのか、納まり所なのか、私の生涯の中で明らかになる事でしょうね。


川との合流点に向かう途中での出逢いだったので、その後の集中力は途切れてしまいました(笑)
とりあえず姫川は増水していて、合流点も先端が流され左半分が大きく削られています。
雨の降る日が続くと、更に大きく形を変えるので悪天候の日には近づかない方が無難です。





折り返しで綺麗なロディン岩を発見、きっと初心者にはヒスイに見える事でしょうね。
私が鶯石と呼んでいるタイプで、なかなか拾えないロディン岩です。
ちなみに鶯(ウグイス)より、インコの色に近いと感じるのは私だけではないでしょう(笑)



今回はこれで終わり、あとから人も増えて賑やかになり、気温は急上昇してとても暑かった…。
それでも各々がそれぞれに楽しんでいたので、良い休日になったのだと思います。

でもやはり、拾えた人と拾えなかった人とでは、充実感の差は否めないのでしょう。
それだけの魅力がヒスイには宿っていて、その魅力に近づこうと必死に魂を鍛え質量を増そうとしているのだと思います。(私自身が)
地球の魅力(引力)には遠く及びませんが、魂の質量を増せばヒスイを扱うのに相応しい魅力を宿す事に繋がり、それは人としての「独特の生き方(ユニーク)」に成ると考えています。

そう信じて創作活動を努力し、新しい時代でも自身の作品を創って生きて行こうと思います。(引き続き応援をよろしくお願いします!)




え〜、探石の話ではないですが、前回と同様にシルバーアクセサリーを作りました。
こちらもアレンジの品、紫と緑のヒスイをルースに加工して金枠に合わせています。
羽根デザインの2個は「鳳の首飾り」として革紐にウッドビーズ・メタルパーツを組み込みたいと思います。(小さいペンダントの2個はシンプルな首飾りにします)


画像はありませんが、緑ヒスイでのピアスも作ってあります。(物産センターで買ってね)


またまた全然話は変わりますが、28日に安曇に行き満開の桜を楽しみました。
空には太陽の周りに二重の虹(アーク?)が見られ、とても幻想的でした。
良い事の前触れだと思いたい、これから最高の季節となって行くので期待が高まります。(自然と遊ぶ事で頭が一杯だ(笑))

平成最後にちなんで話を詰め込みすぎたかな…、今日は大人しく「様々な記念の日」を過ごそうと思います。
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