作者の思考

ヒスイ日和(水無月の弐)

2018年06月23日

空が曇る事が多くなりましたが、雨が降り続く事はなく水害の心配もないようです。
しかし急激に気温が下がったり上がったりするので、気温の変化に適応するのは疲れます。
特に暑い日は熱中症に気を付けて、夏の糸魚川を楽しみましょう。

それでは、6月中旬の探石記録をまとめて書きます。

この日は空に薄い雲が広がっていましたが、気温が高く夏らしい日和でした。(6/17)
姫川本流は多くの水が流れていますが、少し逸れた支流は水が少なく歩きやすい状態となっていました。(石に張り付いた藻が滑るので気を付けて下さい(笑))





しばらく歩いていると何やら膨張する光を発見、手に取るとそれは美しいヒスイでした!
姿からして川(イザナギ)からの贈り物、川擦れした肌にはヒスイ輝石が輝きます。




水に濡らすとこんな感じ、「かさついた肌に潤いを」ってところでしょうか(笑)
濃緑部分は透明度が高く光を透し、角閃石からの影響を受けているような感じです。(表面の一部に角閃石が見られるし)
白地にも淡い翠が浮かび、磨き上げれば更に美しくなるでしょう。




とりあえず今のところは、このままで保管し活用法を吟味したいと思います。



次は押上の海岸での探石。(6/19)
この日も良く晴れて、海岸には海辺を楽しむ人たちが見られました。
水平線が霞み海と一体に見えるのも不思議な景色で、見ているだけでも癒されます。





波は小さいですが速めで見づらく、小砂利が浜を覆い良い状態ではありませんでした。
こういった状態でも運が良ければ拾えるので、後は運に任せます(笑)




一通り歩きロディン岩1個、オンファス?1個、ネフライト1個を拾いました。(残念ながらヒスイとは出逢えず…)


オンファスと思われる石は質感・重量・光沢からして泥岩ではないと思われますが、たまに良質の泥岩が同じ様な姿になるので確実性がありません。
ざくろ石の成分を含む鉱物にも似ているので、機械分析が必用なのかもしれません。

ちなみに運に任せた結果、大量の海草(めかぶ・わかめ)が打ち上げられていて、別の意味で収穫がありました(笑)
そろそろ硬くなりアクも強くなってきますが、下処理を丁寧にすると美味しく頂けます。(これも人間の知恵です)

なんであれ、今回も自然を楽しむ事ができました。
また天気の良い日に、海や川を楽しもうと思います。
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