作者の思考
作品紹介
2018年06月06日
今回は異玉シリーズの「千変の幼生」を紹介します。
「海岸や姫川河口で拾い上げたヒスイ転石のみで制作する」を、ルールとして制作を始めた異玉の三作目となります。
創作の原点に想いを馳せて「千の可能性を宿す幼生」に仕上げしました。
致命的なヒビ(非なる美)を避けながらも魅力的な模様(秘めたる美)を残し、うっすらと浮かぶ淡翠を大切に活かして加工しました。
ヒビを多く含んだ転石だったので配置に苦労しましたが、元の白地が美しかった事もあり艶やかに仕上がりました。(彩雲と呼んでいるタイプのヒスイです)
光に透かすと柔らかな生命色に包まれ、遥か古代を想わせてくれます。
悠久の時を海や川で漂い、今ようやく姿を得て人との縁を紡いで行く…、そんな理想から誕生した作品です。(そう成ると願っています)
押上の海岸をメインで歩いていた時は「転石での制作に限定するのは困難」と考えていましたが、範囲を広げ姫川河口を探した事により、体現できるようになりました。
この「練度も錬磨も乏しいヒルコ神」を美しく生まれ変わらせる方法は、自然だけでは無く、古代人だけでも無く、「現代の人の手でも可能なのだ」と言う事を実感しました。(既に縄文人が立証している美の文化です)
遊び心を忘れる事なく自由な発想を養い、かつて多くの人が宿していたであろう「心の豊かさ(創作力)」を、神の石で具現化して行くのが私の生きる証なのだと感じています。
今後も自分のルール(と言うか原理であり原則)を忠実に守り、糸魚川ヒスイを扱う者として、美しさを未来に表現できたらと思います。
ちなみに深緑の革紐とヒスイの楕円玉を合わせ、首飾りとして身に付けられます。(編み紐にも合わせられますので、お好みの装飾品にして楽しめます)
可能性を胸に抱き、それぞれが求める未来へ進みましょう!
「海岸や姫川河口で拾い上げたヒスイ転石のみで制作する」を、ルールとして制作を始めた異玉の三作目となります。
創作の原点に想いを馳せて「千の可能性を宿す幼生」に仕上げしました。
致命的なヒビ(非なる美)を避けながらも魅力的な模様(秘めたる美)を残し、うっすらと浮かぶ淡翠を大切に活かして加工しました。
ヒビを多く含んだ転石だったので配置に苦労しましたが、元の白地が美しかった事もあり艶やかに仕上がりました。(彩雲と呼んでいるタイプのヒスイです)
光に透かすと柔らかな生命色に包まれ、遥か古代を想わせてくれます。
悠久の時を海や川で漂い、今ようやく姿を得て人との縁を紡いで行く…、そんな理想から誕生した作品です。(そう成ると願っています)
押上の海岸をメインで歩いていた時は「転石での制作に限定するのは困難」と考えていましたが、範囲を広げ姫川河口を探した事により、体現できるようになりました。
この「練度も錬磨も乏しいヒルコ神」を美しく生まれ変わらせる方法は、自然だけでは無く、古代人だけでも無く、「現代の人の手でも可能なのだ」と言う事を実感しました。(既に縄文人が立証している美の文化です)
遊び心を忘れる事なく自由な発想を養い、かつて多くの人が宿していたであろう「心の豊かさ(創作力)」を、神の石で具現化して行くのが私の生きる証なのだと感じています。
今後も自分のルール(と言うか原理であり原則)を忠実に守り、糸魚川ヒスイを扱う者として、美しさを未来に表現できたらと思います。
ちなみに深緑の革紐とヒスイの楕円玉を合わせ、首飾りとして身に付けられます。(編み紐にも合わせられますので、お好みの装飾品にして楽しめます)
可能性を胸に抱き、それぞれが求める未来へ進みましょう!