作者の思考
ヒスイ日和(卯月の弐)
2018年04月18日
気温の上昇により、桜があっと言う間に散ってしまいました…。
その後は急激に気温が下がって雨の日が多くなり、春の休日を楽しめる事が少なかったです。
ゴールデンウィークには回復する事を願い、いろいろと準備を進めたいと思います。
それでは、4月の第一回目の探石記録を書きます。
まずは姫川河口、新緑が顔を出し始め連日の雨と雪解け水により川が濁っていました。(4/12)
今年は早い内から、徐々に雪解けが始まっているようです。
こうも濁っていると川の中の石たちの姿が全く見えません(笑)
とりあえず川沿いを歩いていると、角張った灰色の石が微かに見えました。
チャートにも見えましたが翠の部分も見えたので拾い上げると、思ったより大きなヒスイが姿を現しました。(小さいと思い摘んだら、その重さで一度川に落としてしまい、濁った川の中を再び探しました(笑))
見るからに川石の特徴を示し、加工をすればより美しく表現できるでしょう。
以前に計画していた「出逢ったヒスイだけで異玉を作る」という事が可能な程に集まってきましたので、少し進めてみようかと思います。
運良く河口で見付けられましたが、あまりにも濁っていたので押上の海岸へ場所を変えました。
平日でしたが海岸に訪れている人もいて、それぞれに海を楽しんでいたようです。
浜の環境は良く、いつもより大きめの石たちが上がっていました。
しかし波は速めだったので、波打ち際を探索するのは難しかったです。
一通り歩いて淡青が入ったチャート1個、ヒスイ転石2個を拾いました。
淡青が入ったチャート(石英斑岩にも見える)はデュモルチ石と混ざっているのだろうか?、ちょっと不思議な石だったので拾いました。
灰色のヒスイは少し緑が入り、押上水準の錬磨により光沢が見られます。
もう1個のヒスイは不純物が多いタイプで、僅かに青みがかった緑が入っています。(紫も入ったりするタイプ)
更に帰りの波打ち際で、もう1個ヒスイを発見。
なかなか良い質のヒスイで、このタイプは光に透かすと柔らかな翠に輝きます。
練度は浅く、錬磨は良い、石質が良い分、練度に必用な期間が長いのでしょう。
「海石」としての付加価値が高いのは、先に拾った灰色ヒスイの方ですが、ヒスイ自体の価値を見ると最後に拾った淡翠ヒスイの方が当然高いです。
結局、淡翠ヒスイの方は川石であっても良く、磨いた方が美しさが際立つと言えます。
これで灰色ヒスイのような練度と錬磨があったなら、海石として高い付加価値が付くのでしょうが、その分、ヒスイが削られているとも言えますね…。
川石と海石の中間、そんな姿形なので「どのカテゴリ」なのか迷いますね(笑)
確実に言える事は「海石としての付加価値が無くても美しいヒスイ」って事で、より美しくなる方法で活用した方が良いのでしょう。
ここら辺の分け方ができないと活用の開拓に進まないので、慎重に考えて行きたいと思います。(古代でも分けて使った者はいたのだろうか?)
海石として保護すべきヒスイ、川石として保護すべきヒスイ、これらを明確にする基準は「姿形(大きさ含む)とグレードのバランス」なのでしょう。
先人たちが明確にしてくれていたら楽だったのに…、とは思いますが、これから構築して行っても遅くはないでしょうね。
肝心な事は「活用と保護のバランス」であり、極端に傾いては成長できない領域だと思います。
今後も探石しながら、それらのデータを集めて未来へ繋げたいと思います。
その後は急激に気温が下がって雨の日が多くなり、春の休日を楽しめる事が少なかったです。
ゴールデンウィークには回復する事を願い、いろいろと準備を進めたいと思います。
それでは、4月の第一回目の探石記録を書きます。
まずは姫川河口、新緑が顔を出し始め連日の雨と雪解け水により川が濁っていました。(4/12)
今年は早い内から、徐々に雪解けが始まっているようです。
こうも濁っていると川の中の石たちの姿が全く見えません(笑)
とりあえず川沿いを歩いていると、角張った灰色の石が微かに見えました。
チャートにも見えましたが翠の部分も見えたので拾い上げると、思ったより大きなヒスイが姿を現しました。(小さいと思い摘んだら、その重さで一度川に落としてしまい、濁った川の中を再び探しました(笑))
見るからに川石の特徴を示し、加工をすればより美しく表現できるでしょう。
以前に計画していた「出逢ったヒスイだけで異玉を作る」という事が可能な程に集まってきましたので、少し進めてみようかと思います。
運良く河口で見付けられましたが、あまりにも濁っていたので押上の海岸へ場所を変えました。
平日でしたが海岸に訪れている人もいて、それぞれに海を楽しんでいたようです。
浜の環境は良く、いつもより大きめの石たちが上がっていました。
しかし波は速めだったので、波打ち際を探索するのは難しかったです。
一通り歩いて淡青が入ったチャート1個、ヒスイ転石2個を拾いました。
淡青が入ったチャート(石英斑岩にも見える)はデュモルチ石と混ざっているのだろうか?、ちょっと不思議な石だったので拾いました。
灰色のヒスイは少し緑が入り、押上水準の錬磨により光沢が見られます。
もう1個のヒスイは不純物が多いタイプで、僅かに青みがかった緑が入っています。(紫も入ったりするタイプ)
更に帰りの波打ち際で、もう1個ヒスイを発見。
なかなか良い質のヒスイで、このタイプは光に透かすと柔らかな翠に輝きます。
練度は浅く、錬磨は良い、石質が良い分、練度に必用な期間が長いのでしょう。
「海石」としての付加価値が高いのは、先に拾った灰色ヒスイの方ですが、ヒスイ自体の価値を見ると最後に拾った淡翠ヒスイの方が当然高いです。
結局、淡翠ヒスイの方は川石であっても良く、磨いた方が美しさが際立つと言えます。
これで灰色ヒスイのような練度と錬磨があったなら、海石として高い付加価値が付くのでしょうが、その分、ヒスイが削られているとも言えますね…。
川石と海石の中間、そんな姿形なので「どのカテゴリ」なのか迷いますね(笑)
確実に言える事は「海石としての付加価値が無くても美しいヒスイ」って事で、より美しくなる方法で活用した方が良いのでしょう。
ここら辺の分け方ができないと活用の開拓に進まないので、慎重に考えて行きたいと思います。(古代でも分けて使った者はいたのだろうか?)
海石として保護すべきヒスイ、川石として保護すべきヒスイ、これらを明確にする基準は「姿形(大きさ含む)とグレードのバランス」なのでしょう。
先人たちが明確にしてくれていたら楽だったのに…、とは思いますが、これから構築して行っても遅くはないでしょうね。
肝心な事は「活用と保護のバランス」であり、極端に傾いては成長できない領域だと思います。
今後も探石しながら、それらのデータを集めて未来へ繋げたいと思います。