作者の思考

作品紹介

2018年04月10日

今回は月読命「翠月」の七作目を紹介します。

優しい翠が全体を染めるヒスイ「芽吹」を用い、月読命「翠月」を制作しました。
小滝川で産出されるヒスイで、深緑を想わせる「万葉」も同じ母石に入ります。
背景には月桂樹の葉を合わせ、新緑から深緑へと成長を促す三日月を表現してみました。




芽吹き始めたばかりの命を優しく照らす光を放ち、その姿は春の夜空に浮かぶ「目覚の三日月そのもの」です。(その身に新緑を映して深緑へと誘う、まさに成長を司る神玉です)
加工できる最大のプレートを切り出し、どうにか中サイズの月読を制作できました。
天照や月読は、特に曲線を重視して作る必用があるので、プレートの厚さも必用となります。







透明度も高く、光に透かすと全体が美しい生命色に輝きます。
光によって浮き出た流れるような景色は「翠の風」や「姫川の清流」を想わせ、絶えず変化しているように見えます。(生きているかのようです)




今回も満足の仕上がりとなりました!
どうしても中サイズの月読が必用となり、開花がテーマの天照(咲輝)より先行して仕上げました。
これでケース内の展示もバランスが良くなり、より美しく飾る事ができます。(物産センターで見てね(笑))


私の作るブランド(作品)は「他者の虚栄を満たさない」ので持てる人が限定されますが、そもそも満たすべきは「魂」であり、これは努力する者のお守りとなります。(よって「魂の器「となる)

必用とする者の手に渡ってこそ意味があるので、混同される事なく表現できらたと思います。
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