作者の思考

ヒスイ日和(霜月の壱)

2017年11月06日

今年最後の3連休を向かえ、初日から晴天となりましたので海へ転石を探しに行きました。

今回は、初めから青海の海岸を目指しました。(浜が広いので)
相変わらず浜辺は流木だらけ(笑)、昔は重宝した木材ですが現在では活用する人が殆どいないようです。
再び冬の荒波に流され、別の場所へ行くのを待つしかないのだろうか…。




波打ち際には釣り人が大勢いました。
基本的にお互いが邪魔になる存在なので、一定の距離を保って楽しむ必用があります。


重要な事は「人を傷つける可能性のある道具を持っているのは釣り人」と言う事で、特に釣り人は周りへの気遣いが必用になります。
しかし石拾いの人も、アホ面で歩いていると「丘で釣り上げられる」と言ったマヌケな姿を曝す事になるので、気を付けて歩いて下さい。(怪我をするのも石拾い側だし…)
石拾いの道具?(棒にオタマが付いているの)も振り回せば危険ですが、持っている人が年輩の人達なので驚異には成り得ないです(笑)


一通り浜を歩きましが、特に魅力的な石には出逢えませんでした。
なので河口の「海と川の合流点」へ行ってみました。
まだ浜が分断されているかな?、と思い向かうと、この間まで綺麗に補修されていた場所が流木だらけになっていました。(川が増水したのか、海が荒れたのか、その両方なのか)




分断されていた浜も完全復活、もっと先だと思っていましたが数日で姿を変えました。
そして澪筋が変わった事により、以前よりも浜の面積が広くなって探し良い環境となりました。
この状態が続いたのなら楽しめそうです、背後には川がある事を念頭におきながら探索を続けました。





まずは小さいですが綺麗なロディン岩を発見、私が鶯石と呼んでいるタイプです。
ちなみに発色が明るい萌葱色なら「鶯」で、やや暗めの緑なら「鴬」として分けています。(私が勝手に(笑))
見本として活用できると思うので、とりあえず保管しようと思います。




次はアルビタイトかな?、重さがヒスイやロディン岩に匹敵したので石質は良いのでしょう。
気になったのは重さだけでなく、右側にある淡い青色の部分です。(3カ所)
この部分は何の鉱物なのだろうか?、また分かる人に聞いてみようかと思います。




最後は緑の珪石(珪岩と言った方が良い?)、なかなか面白い鉱物です。
姿も景色も良いのですが、このタイプの残念な事は「乾くと白くなる」って事で、このままでは楽しめません。


常に水に浸しておくか、クリアラッカーを吹きかけるか、表面を磨くか…。
方法は幾つもありますが、玉髄と違って硬度に不安定さがあるので磨きには調節が必用になるかと思います。
どうであれ経験として試してみるのも面白いので、いろいろやってみようかと思います(笑)


しばらく歩いていると、ヘリコプターが飛んで来ました。
どうも誰かを捜しているような感じで、海岸沿いを一通り飛んだ後に姫川沿いを上流へと飛んで行きました。(最終的に2台のへリが飛んでいました)


誰かが流されたのだろうか?、この季節には珍しくない事ですが、他人事と思って油断しないように気を付けなければなりません。


背後の姫川はこんな感じ、流れが左から大きく右に逸れているので浜が広くなっています。
これが増水により真っ直ぐに流れたのなら、浜を押し流して跡形も無くなります。


この日は濁ってはいましたが水害をもたらす程の水量は無く、晴天だった事もあり景色としては綺麗な姿を楽しめました。

自然と遊ぶ際には「安全第一」を心がけて、慎重に遊んで下さい。(自分も含め)


え〜、次回は、その後に出逢ったヒスイ転石の事を書きます。
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