作者の思考

河川モニター(4月分)

2016年04月30日

やっと春を楽しめる陽気となり、桜の開花も去年より状態が良かったようです。
急激な気温の変化も目立った月だったので、自然の変化には特に注意が必要でしょう。
熊本での地震は他人事では無く、糸魚川は焼山があるので、いざという時の備え(心の備えも)が必用になるのだと思われます。

今回は大野周辺の報告です。
月末にかけて気温が上昇し、夏のような日差しに照らされる日が続きました。(28日、29日は冷たい雨となり肌寒い日でした)
フキノトウはフキへと成長し、再生の季節も大詰めのようです。
河川敷は清潔感に溢れ、遠くに見える山々が幻想的に霞んでいます。





川原へ下りてみると、濁流で荒れた形跡が見られました。
泥を被った沢山の石たち、堤防の下も泥だらけです。
堤防上部に残る跡が、増水の激しさを証明しているようです。





現在は、この堤防側の支流は穏やかに流れています。
とても荒れたとは思えない穏やかさ(笑)、姫川の静と動を感じる瞬間です。
川の水は雪解けによって多少の濁りが見られますが、それがこの時期の姫川の正常な姿と言えるでしょう。





玉石が入っている袋は、細かいゴミが挟まっているものの目立った破損はありません。
かなり荒れて石たちが衝突したと思うのですが、無傷な事に驚きました。
この事で、相当頑丈な素材で袋が作られている事が解りますね。




いつもゴミが多い場所には、やはりゴミがありました。
しかし、いつもよりかなり少ないです。
清掃したのだろうか?、なんであれゴミ問題が解決する日が待ち遠しいです…。




少し上流の堤防になっていない場所は、荒れた形跡が見られません。
この部分は水がぶつからないので、整備されていないのでしょう。




更に上流へ向かうと本流に到着、流れの激しさが段違いです。
この流れも上流で二つに分かれており、下流で一旦合流します。
下流へ戻る最中に玉髄を発見、透明度が高く模様も入っています。
古代生物の歯が珪化したような形で面白い(笑)、磨けばピカピカになるでしょう。





ここで一旦合流、そしてすぐに二つに分かれます。(もっと下で三つに分かれます)
この分かれた浅めの支流が、モニターしている堤防へと続きます。
流れが強くないので鉱物を探すなら、ここら辺が安全なのかもしれません。
しかし油断すると滑るので、転倒防止の為の杖などで支えながら慎重に歩いて下さい。






河川敷に咲くタンポポも、夏日のような気候を喜んでいるようです。
既に種子を飛ばし子孫繁栄は万全なのかな?、西洋タンポポなのでしょうが逞しい姿だと感じました。(西洋タンポポが逞しく在るほど、日本タンポポの美しさが増すのは不思議な感覚です(笑))




早いもので4月も終わります。
5月は山奥にも春が訪れるので山菜が楽しみです。
食べ過ぎると口の中が荒れて大変ですが、春の味覚を楽しめるチャンスなので色々な調理をして食したいと思います。

注意する事は「管理されている山には入らない」って事で、最低限のルールは守りましょう。
ウドなどは現地で買えますし、どうしても採りたかったら管理している人に同行して(同行させてもらって)楽しめば良いでしょう。
オドオドと心配しながら採っても面白くないので、楽しめる最良の方法で春の味覚を味わって下さい。

不動滝やヒスイ峡への道も開通するので、是非遊びに来て下さい。(不動滝は4/23、ヒスイ峡は4/29、木地屋の里は5/1に営業開始だそうです)



全く関係ない話ですが、今日でまた一つ年をとりました(笑)
今日からの一年は30代最後となりますので、色々とチャレンジしてみようと思います。
生物的な成長の限界までは約11年…、それまでには自分の成したい事を少しずつカタチに出来たらと思っています。(50歳からは生物(人間)の成長では無く、人として成長できるのかが重要になるでしょう)

石との出逢いや、人との出逢いに期待して、この一年も頑張ろうと思います。
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