作者の思考
作品紹介
2016年04月21日
今回は、彩雲の垂飾の紹介をします。
白と半透明の斑模様が美しいヒスイで、彩雲の垂飾(レラ)を制作しまいた。
春の陽気に彩づく風と雲を宿し、目覚から躍動へと移る景色を映しています。
スエードの紐にウッドビーズ・メタルビーズを合わせて首飾りにしました。
同じ母石で天照(陽炎)や素戔鳴(雲蒸竜変)も制作しており、僅かに共通したテーマを宿しています。
この魅力的な模様を映す石質の安定したヒスイは少なく、手元には僅かなカケラが残っているだけです。
石質の安定さは主に加工をすれば一番解りやすく、特に磨きの行程では明確な違いを感じます。
淡い翠が広がる姿も美しく、柔らかな春の陽を受ける事でより輝きます。
透過した姿は氷のようで、また違った印象を与えてくれます。
非常に神秘的、暖かい風と冷たい風の両方が感じられ、私たちの目を楽しませてくれます。
このタイプのヒスイで制作できる作品も僅かとなりました…。
ギリギリで小サイズの天照が作れる部分があるので、大切に加工しようと思います。(テーマはやはり陽炎でしょう!)
このヒスイでの神玉は、これで最後となりますが「陽炎のテーマ」は受け継がれるので、相応しいヒスイと出逢えたらカタチにしたいと思います。(出逢えたらの話ですが…)
他にも加工した(している)品の、一部を紹介します。
これは以前(去年)に紹介したオンファス輝石を加工した作品です。
革紐のブレス用に玉と牙(爪)のパーツに加工しました。
思った通りピカピカに仕上がり、蛇紋岩のような模様も綺麗に出ています。
穴の中も磨こうかと思うのですが、革紐に通した際にパーツが移動しやすくなってしまいます。
でも粗すぎると革紐を痛めてしまって、ブレスが切れやすくなるんですよね…。(簡単に切れませんけど)
なるべくなら、その場で固定させたいので500番くらいで整えようかと思います。
結局は穴の中は見えないし、使い込むと皮脂などでパサつきが改善されます。(空気中の油分も影響する)
多めに作ったので、通常の革紐のブレスよりも仰々しく仕上げてみようかと思います。
と、言う事でこんな感じ、玉8個に牙(爪)が3個、加工するのは大変でしたが組み合わせるのは数秒です(笑)
このスタイルだとこの1点しか作れない…、まぁ、展示用にもなるし良いかな。
こちらの赤石でも作っていますので、仕上がったら一緒に紹介したいと思います。
ヒスイ以外の鉱物で作っても面白いタイプのブレスなので、良い感じになるかと思っています。(個人的に)
この赤石で牙(爪)も作っていますので、上のブレスと同じスタイルに仕上げられそうです。
次はコラボと言うよりはアレンジした品です。
普通に販売されているキーホルダーに、白翠のヒスイを合わせてみました。
私が作ったのはヒスイのパーツで、あとは革紐とウッドビーズ・メタルビーズを合わせました。
こういう楽しみ方も面白いかと…、メインとなるキーホルダー自体は、どこの国の誰が作ったのか解らないのが残念ですが、作りは悪くないので使いようだと思います。
使う為に作られたのだから目的は果たしていますが、作った者の尊厳を損なわないようにアレンジするのは、同じ作る側の礼儀なのかもしれません。
もう一つはこちらのキーホルダー、一見ではヒスイがありません。
こちらは中央にある革の箱を開けると空間がありますので、そこにヒスイの転石や勾玉を入れたら良いかと思い活用しました。(こっちはアレンジって程の事でもないけど(笑))
当初はサイコロ4個が入っていましたが、ちょっと意味が分からなかった(そういう文化がないから?)ので、取り出してヒスイを入れました。
海岸で拾ったお気に入りのヒスイ転石を入れて持ち歩くのも良いし、初心者が見本用にヒスイ転石を入れて探すのも良いかと思います。(人に見せる用に入れていても良いかもね)
勾玉などもお守りとして持ち歩くのに便利かと、首飾りで肩が凝る時などにも収納できるので使えるかと思います。
ちなみに画像は勾玉ではなく牙(爪)のパーツです(笑)
私はヒスイを持ち歩く事に活用しますが、基本的に入る物なら何でも良いのでしょう(笑)
サイコロが入っているよりは良いかと思いますので、色々と試すのも面白いかと思います。(ギャンブラーなら別ですが)
最後はシルバー枠を使ったピアスです。
一般的に楕円のルースが基本ですが、円形のルースを制作しました。
桃簾石と紫・碧・白翠のヒスイで作っていますが、画像は桃簾石だけです。(また改めて紹介します)
一見は錠剤(笑)、親父が血圧の薬と間違わないよう注意しなければ(笑)
枠にはめると完全にピアス(当然だ)、シルバーにアレルギーがない人なら喜ぶように思えます。
実際は、メッキしてあるロジウムにアレルギーがなければ良いのだろうか?。
ここら辺は本人でないと解らないな…、枠の素材の問題なら変えれば何とでもなるのでしょうけど。
加工してみて解る事ですが、桃簾石はヒスイの3分の1の労力ですみます。
いや…、ヒスイが「桃簾石の3倍の労力を必用とする」と言った方が良いのかもしれません。
これらは当然値段に反映されますが、必ずしも値段が3倍になる訳でもありません。
磨きだけを考えると、ヒスイより桃簾石の方が手間だという事もあるので、需要と供給のバランスを見ながらの値段付けとなるかと思います。
まぁ、なんであれこういった品も在った方がケース内も賑わうので、まずは物産のケース内を春〜初夏らしくして行こうと思います。
ちなみに、いままで一人でやってきて思うのは「分業だったら楽だろうな〜」って事です。
でもこれにも大きな落とし穴があって「一人でやっているから誰の責任にもできない」って現実があり、仕事を分けると必ず男は加工か販売に逃げます(笑)
加工に逃げるって事は、作る事に集中する事で何も考えなくて良くなり、努力すれば必ず良い品が仕上がる変わりに、努力しても必ず良い結果が出ない販売の領域を疎かにします。
よって量産する事に逃げ、自分を正当かするようになります。(周りへのアピールと自分への自己暗示が混ざっている感じでしょう)
販売領域を女性に任せる男は多く、それにより売れない事を女性の責任にする男も多いです。
例をあげると「俺は作っているのだからお前は売れ」みたいな…、何時代かよく解らない理由で責める男は多いですが、そもそもが自分で作って売るのが基本です。
要は「女性に手伝ってもらっているだけ」で、全ては自分の行動の結果な訳ですね…。
販売に逃げるって事は、薄利多売に進み継続を考えずに撒き散らして競争します。
後は「売ってやるから作れ」って思想になり、自分が生きている間に保つ在庫を確保する為に立場の弱い者を使います。(それが未来で通用するかは考えていない)
普通に考えれば「自分で作れば良いのに」って事なのですが、規模が大きい(と言うより収率が悪い)ので維持できません。
こっち側も女性を使いたがる特徴がありますが、ヒスイ加工の場合は身体的な限界があるので女性が行うのは単純作業に限られる事が多いです。(日本では加工は無理なようにも思えます)
これらは現実逃避の究極体である人類の、更に逃げが得意な男全般の特徴が大きく影響します。
一生懸命に作っていも、一生懸命に売っていても、それがいつしか逃げになっている現実…。
まさに現実逃避の究極体だな…、立ち向かい続けて生きていける人間はいないので「逃げ」は大切な事なのですが、逃げてばかりいたって現状は変えられないのも人間社会の現実です。
きっと「たまに協力する」ってくらいが丁度良いのでしょう。
叶うのなら自分のコピーが欲しい(笑)
いや…、二人して逃げまくっていたら収集がつかなくなる(笑)、これも現実逃避だな…。
作る事が得意な私なので、作る事へ逃げる可能性が高いかと思います。
それに気を付けながら、自分のいる領域を認識して前に進みたいと思います。
芸術家の血によって(って事にして下さい(笑))、作る事と売る事の両方から逃げる可能性もありますが、そうなると生きて行けないので何かしらに向かうのでしょう。
逃げては向かい、逃げては向かい、人間というのは本当に面白い生き物だと感じます。
白と半透明の斑模様が美しいヒスイで、彩雲の垂飾(レラ)を制作しまいた。
春の陽気に彩づく風と雲を宿し、目覚から躍動へと移る景色を映しています。
スエードの紐にウッドビーズ・メタルビーズを合わせて首飾りにしました。
同じ母石で天照(陽炎)や素戔鳴(雲蒸竜変)も制作しており、僅かに共通したテーマを宿しています。
この魅力的な模様を映す石質の安定したヒスイは少なく、手元には僅かなカケラが残っているだけです。
石質の安定さは主に加工をすれば一番解りやすく、特に磨きの行程では明確な違いを感じます。
淡い翠が広がる姿も美しく、柔らかな春の陽を受ける事でより輝きます。
透過した姿は氷のようで、また違った印象を与えてくれます。
非常に神秘的、暖かい風と冷たい風の両方が感じられ、私たちの目を楽しませてくれます。
このタイプのヒスイで制作できる作品も僅かとなりました…。
ギリギリで小サイズの天照が作れる部分があるので、大切に加工しようと思います。(テーマはやはり陽炎でしょう!)
このヒスイでの神玉は、これで最後となりますが「陽炎のテーマ」は受け継がれるので、相応しいヒスイと出逢えたらカタチにしたいと思います。(出逢えたらの話ですが…)
他にも加工した(している)品の、一部を紹介します。
これは以前(去年)に紹介したオンファス輝石を加工した作品です。
革紐のブレス用に玉と牙(爪)のパーツに加工しました。
思った通りピカピカに仕上がり、蛇紋岩のような模様も綺麗に出ています。
穴の中も磨こうかと思うのですが、革紐に通した際にパーツが移動しやすくなってしまいます。
でも粗すぎると革紐を痛めてしまって、ブレスが切れやすくなるんですよね…。(簡単に切れませんけど)
なるべくなら、その場で固定させたいので500番くらいで整えようかと思います。
結局は穴の中は見えないし、使い込むと皮脂などでパサつきが改善されます。(空気中の油分も影響する)
多めに作ったので、通常の革紐のブレスよりも仰々しく仕上げてみようかと思います。
と、言う事でこんな感じ、玉8個に牙(爪)が3個、加工するのは大変でしたが組み合わせるのは数秒です(笑)
このスタイルだとこの1点しか作れない…、まぁ、展示用にもなるし良いかな。
こちらの赤石でも作っていますので、仕上がったら一緒に紹介したいと思います。
ヒスイ以外の鉱物で作っても面白いタイプのブレスなので、良い感じになるかと思っています。(個人的に)
この赤石で牙(爪)も作っていますので、上のブレスと同じスタイルに仕上げられそうです。
次はコラボと言うよりはアレンジした品です。
普通に販売されているキーホルダーに、白翠のヒスイを合わせてみました。
私が作ったのはヒスイのパーツで、あとは革紐とウッドビーズ・メタルビーズを合わせました。
こういう楽しみ方も面白いかと…、メインとなるキーホルダー自体は、どこの国の誰が作ったのか解らないのが残念ですが、作りは悪くないので使いようだと思います。
使う為に作られたのだから目的は果たしていますが、作った者の尊厳を損なわないようにアレンジするのは、同じ作る側の礼儀なのかもしれません。
もう一つはこちらのキーホルダー、一見ではヒスイがありません。
こちらは中央にある革の箱を開けると空間がありますので、そこにヒスイの転石や勾玉を入れたら良いかと思い活用しました。(こっちはアレンジって程の事でもないけど(笑))
当初はサイコロ4個が入っていましたが、ちょっと意味が分からなかった(そういう文化がないから?)ので、取り出してヒスイを入れました。
海岸で拾ったお気に入りのヒスイ転石を入れて持ち歩くのも良いし、初心者が見本用にヒスイ転石を入れて探すのも良いかと思います。(人に見せる用に入れていても良いかもね)
勾玉などもお守りとして持ち歩くのに便利かと、首飾りで肩が凝る時などにも収納できるので使えるかと思います。
ちなみに画像は勾玉ではなく牙(爪)のパーツです(笑)
私はヒスイを持ち歩く事に活用しますが、基本的に入る物なら何でも良いのでしょう(笑)
サイコロが入っているよりは良いかと思いますので、色々と試すのも面白いかと思います。(ギャンブラーなら別ですが)
最後はシルバー枠を使ったピアスです。
一般的に楕円のルースが基本ですが、円形のルースを制作しました。
桃簾石と紫・碧・白翠のヒスイで作っていますが、画像は桃簾石だけです。(また改めて紹介します)
一見は錠剤(笑)、親父が血圧の薬と間違わないよう注意しなければ(笑)
枠にはめると完全にピアス(当然だ)、シルバーにアレルギーがない人なら喜ぶように思えます。
実際は、メッキしてあるロジウムにアレルギーがなければ良いのだろうか?。
ここら辺は本人でないと解らないな…、枠の素材の問題なら変えれば何とでもなるのでしょうけど。
加工してみて解る事ですが、桃簾石はヒスイの3分の1の労力ですみます。
いや…、ヒスイが「桃簾石の3倍の労力を必用とする」と言った方が良いのかもしれません。
これらは当然値段に反映されますが、必ずしも値段が3倍になる訳でもありません。
磨きだけを考えると、ヒスイより桃簾石の方が手間だという事もあるので、需要と供給のバランスを見ながらの値段付けとなるかと思います。
まぁ、なんであれこういった品も在った方がケース内も賑わうので、まずは物産のケース内を春〜初夏らしくして行こうと思います。
ちなみに、いままで一人でやってきて思うのは「分業だったら楽だろうな〜」って事です。
でもこれにも大きな落とし穴があって「一人でやっているから誰の責任にもできない」って現実があり、仕事を分けると必ず男は加工か販売に逃げます(笑)
加工に逃げるって事は、作る事に集中する事で何も考えなくて良くなり、努力すれば必ず良い品が仕上がる変わりに、努力しても必ず良い結果が出ない販売の領域を疎かにします。
よって量産する事に逃げ、自分を正当かするようになります。(周りへのアピールと自分への自己暗示が混ざっている感じでしょう)
販売領域を女性に任せる男は多く、それにより売れない事を女性の責任にする男も多いです。
例をあげると「俺は作っているのだからお前は売れ」みたいな…、何時代かよく解らない理由で責める男は多いですが、そもそもが自分で作って売るのが基本です。
要は「女性に手伝ってもらっているだけ」で、全ては自分の行動の結果な訳ですね…。
販売に逃げるって事は、薄利多売に進み継続を考えずに撒き散らして競争します。
後は「売ってやるから作れ」って思想になり、自分が生きている間に保つ在庫を確保する為に立場の弱い者を使います。(それが未来で通用するかは考えていない)
普通に考えれば「自分で作れば良いのに」って事なのですが、規模が大きい(と言うより収率が悪い)ので維持できません。
こっち側も女性を使いたがる特徴がありますが、ヒスイ加工の場合は身体的な限界があるので女性が行うのは単純作業に限られる事が多いです。(日本では加工は無理なようにも思えます)
これらは現実逃避の究極体である人類の、更に逃げが得意な男全般の特徴が大きく影響します。
一生懸命に作っていも、一生懸命に売っていても、それがいつしか逃げになっている現実…。
まさに現実逃避の究極体だな…、立ち向かい続けて生きていける人間はいないので「逃げ」は大切な事なのですが、逃げてばかりいたって現状は変えられないのも人間社会の現実です。
きっと「たまに協力する」ってくらいが丁度良いのでしょう。
叶うのなら自分のコピーが欲しい(笑)
いや…、二人して逃げまくっていたら収集がつかなくなる(笑)、これも現実逃避だな…。
作る事が得意な私なので、作る事へ逃げる可能性が高いかと思います。
それに気を付けながら、自分のいる領域を認識して前に進みたいと思います。
芸術家の血によって(って事にして下さい(笑))、作る事と売る事の両方から逃げる可能性もありますが、そうなると生きて行けないので何かしらに向かうのでしょう。
逃げては向かい、逃げては向かい、人間というのは本当に面白い生き物だと感じます。