作者の思考
作品紹介
2016年03月21日
今回は、前回に艶消し状態だった勾玉三点を仕上げましたので紹介します。
丁寧に艶出しをした事もあり、非常に美しく仕上がりました。(ヒスイ自体も良かったし)
艶消し状態と比べると古代の風合いは薄まりましたが、現代での輝きを備えて高級感を宿しました。
現代では、こういったレベルのヒスイを加工する事は希なので、良い経験になったと感じています。(依頼人に感謝です!)
ちなみに、これが創作での伊邪那岐だったら、テーマを青海とした事でしょう(笑)
まずは一つ目、濃い青が染みわたる美しい勾玉に仕上がりました。
その姿は穏やかな日本海の景色を映し、見る度に魂がヒスイ海岸へと誘われます。
特に目立った石目も入らず(って言うか入れず)、優美な曲線が際立った勾玉になったかと思っています。(個人的に)
色の配置も上手くいったかと思っていますので非常に満足、大きさもあるのでより存在感を増していると感じます。
透明度も高く、弱い光源でも爽やかな青色に透けます。
まるで海中から空を見上げたような景色で、海水浴の季節が待ち遠しくなります(笑)
次は二つ目、一つ目よりは若干ですが青色が薄まりましたが、こちらも海を想わせる魅力的な勾玉に仕上がりました。
多少の石目は入りましたが、生きている石目なので割れる心配はありません。
この景色を自然に例えると「ほんの少し濁った川の水が海に流れ出た」って感じです(笑)
一つ目と二つ目は同じ部分から切り出しているので、良く似た発色と石質となっています。
こちらも透明度が高く、弱い光源でも爽やかな青色に透けます。
特に逆側は紺色と言うより青色が強いようで、透過は澄んだ青を示しています。
最後が三つ目、切り出した場所が違うので上の二つとは発色も質感も異なりますが、映している景色は「海そのもの」です。
二つ目が「ほんの少し濁った川の水が海に流れ出た」って感じですが、こちらは雪解けが始まり出した頃の海を想わせます。(大雨だった後の海も、大抵こんな感じです(笑))
これはこれで自然の景色、よって手を抜く事もなく丁寧に仕上げてあります。
透明度は少し劣りますが、それでも神秘的に輝きます。
まさに雪解けの海って感じで、様々な期待を見る側にもたらしてくれます。(春の到来や、新たな鉱物との出逢いなど、その後に訪れる様々な恩恵を感じます)
同じフォルムにしているので画像だけを見ていると、一つの勾玉の景色が移り変わっているようにさえ見えます。
現物を見ても「澄みわたった海に川の水が合流し、そしてまた澄んだ海へと戻っていく…」、そんな景色を楽しめる作品となったように思えます。(三点を同時にみると)
私ならば三点をセットにするでしょうが、それだと販売するのは容易じゃないでしょう…。
それに依頼された品なので、私が考える事でも無いですね(笑)
なんであれ、それぞれの持ち主が喜んでくれたら幸せです。
気を付けてほしい事は、翠(緑)は生命の色であり主に誕生や成長を示していますが、青はもっと原点の「生と死」を宿した地球の色と言えます。
生も担うし、死も担う、希望を象徴するし、絶望も象徴する存在なので、持ち主の長所や短所を露わにする場合があります。
なので今までの人生で嘘偽りの少ない人が持った方が、効果的だと言えます。
人間として生きて行くには多少の嘘も必用なのでしょうが、条件反射で嘘をつくような者は何を備えても承認は得られないので覚えておいて下さい。
丁寧に艶出しをした事もあり、非常に美しく仕上がりました。(ヒスイ自体も良かったし)
艶消し状態と比べると古代の風合いは薄まりましたが、現代での輝きを備えて高級感を宿しました。
現代では、こういったレベルのヒスイを加工する事は希なので、良い経験になったと感じています。(依頼人に感謝です!)
ちなみに、これが創作での伊邪那岐だったら、テーマを青海とした事でしょう(笑)
まずは一つ目、濃い青が染みわたる美しい勾玉に仕上がりました。
その姿は穏やかな日本海の景色を映し、見る度に魂がヒスイ海岸へと誘われます。
特に目立った石目も入らず(って言うか入れず)、優美な曲線が際立った勾玉になったかと思っています。(個人的に)
色の配置も上手くいったかと思っていますので非常に満足、大きさもあるのでより存在感を増していると感じます。
透明度も高く、弱い光源でも爽やかな青色に透けます。
まるで海中から空を見上げたような景色で、海水浴の季節が待ち遠しくなります(笑)
次は二つ目、一つ目よりは若干ですが青色が薄まりましたが、こちらも海を想わせる魅力的な勾玉に仕上がりました。
多少の石目は入りましたが、生きている石目なので割れる心配はありません。
この景色を自然に例えると「ほんの少し濁った川の水が海に流れ出た」って感じです(笑)
一つ目と二つ目は同じ部分から切り出しているので、良く似た発色と石質となっています。
こちらも透明度が高く、弱い光源でも爽やかな青色に透けます。
特に逆側は紺色と言うより青色が強いようで、透過は澄んだ青を示しています。
最後が三つ目、切り出した場所が違うので上の二つとは発色も質感も異なりますが、映している景色は「海そのもの」です。
二つ目が「ほんの少し濁った川の水が海に流れ出た」って感じですが、こちらは雪解けが始まり出した頃の海を想わせます。(大雨だった後の海も、大抵こんな感じです(笑))
これはこれで自然の景色、よって手を抜く事もなく丁寧に仕上げてあります。
透明度は少し劣りますが、それでも神秘的に輝きます。
まさに雪解けの海って感じで、様々な期待を見る側にもたらしてくれます。(春の到来や、新たな鉱物との出逢いなど、その後に訪れる様々な恩恵を感じます)
同じフォルムにしているので画像だけを見ていると、一つの勾玉の景色が移り変わっているようにさえ見えます。
現物を見ても「澄みわたった海に川の水が合流し、そしてまた澄んだ海へと戻っていく…」、そんな景色を楽しめる作品となったように思えます。(三点を同時にみると)
私ならば三点をセットにするでしょうが、それだと販売するのは容易じゃないでしょう…。
それに依頼された品なので、私が考える事でも無いですね(笑)
なんであれ、それぞれの持ち主が喜んでくれたら幸せです。
気を付けてほしい事は、翠(緑)は生命の色であり主に誕生や成長を示していますが、青はもっと原点の「生と死」を宿した地球の色と言えます。
生も担うし、死も担う、希望を象徴するし、絶望も象徴する存在なので、持ち主の長所や短所を露わにする場合があります。
なので今までの人生で嘘偽りの少ない人が持った方が、効果的だと言えます。
人間として生きて行くには多少の嘘も必用なのでしょうが、条件反射で嘘をつくような者は何を備えても承認は得られないので覚えておいて下さい。