作者の思考

小滝川を歩く

2015年10月17日

久しぶりに、小滝川へ遊びに行ってきました。

ここは小滝の公民館です。
綺麗に整備されていて、一休みするのには丁度良い場所です。
そこに新しく体育館が建てられていました。


この地域に合った規模で、住民(お年寄り)の人達に活用されている事でしょう。
冬の厳しい所なので、こういった施設があれば運動不足にもならないかと思います。

グランドも広く照明設備も万全です。
マレットゴルフなどを楽しむ為、全面に芝を生やしているようです。


こういった設備の充実は、発電所を運営している企業によるものなのだと思います。
(多分)
水力発電なので公害もないでしょうし、豊かな水を活用するのには良い場所なのでしょ
う。


このグランドから、小滝川を見る事ができます。
ここから下りる事も出来るので、川で遊ぶ事も可能です。(ちょと危ないですが…)


姫川とは違った独特の雰囲気があり、底の知れない景色が非常に神秘的です。


懐かしさを感じながら川を見て行くと、やはり破壊の痕跡がありました。
人間は「自分の手に負えない存在を破壊したくなる習性」が、あるのだろうか?
一目見て、一般的に需要のあるヒスイでは無い事が解らないのかな…。



この食い散らかしたような様は、まるで農産物を食い荒らすサルを見ているようです。
こういった事を防ぐには、執拗なまでの巡回が必用になるのでしょうね…。


少し先へ進むと大きな流木がありました。
姫川河口で見る普通の流木とは規模が違う「巨大な根の塊」、これだけで芸術品になっ
ている気がします(笑)




水門に到着!、ここで流れる水量を調節しています。(水門だから当然か(笑))
急に水かさが増したりするので、ここで遊ぶ際には気を付けて下さい。(事前にサイ
レンも鳴るので解りやすいと思います)




脇の茂みにはキノコが生えていました。
これはナラタケ(ナラタケの一種?)で、食べる事が可能です。
ここらでは「モタセ」と呼んでいて、人気のあるキノコです。(ちなみに私の故郷で
はモトアシと言っていました)


名の由来は解りませんが、煮こぼすとぬめりが出てシャキシャキとした歯ごたえが鍋
に合います。
食べ過ぎると消化不良を起こしますので、気を付けて下さい。(どんな食べ物も同じ
です)

基本的に山での山菜の採取は禁止されていますが、川の脇だったら良いのだろうか?
いや…、この場所自体が山とするなら駄目なのでしょう。
まぁ、この程度の規模で住民の人達が怒る事もありませんが、この地域での数少ない
収入(お年寄りの)を奪うのは無粋というものでしょう。
必用なら小滝の入口に販売所があるので、そこで購入すれば良いです。(数百円だし)
人の地域で遊ぶ際には、礼儀を心がけなくては嫌われますね(笑)


水門の少し上には、小滝川発電所があります。
川を上がって行くと気が付きませんが、ここは立ち入りが禁止されています。


岩場に上がり、管理地のギリギリで撮影しました(笑)
きっと危険と言う事と、不審者が入らないように立ち入りが禁止されているのだと思
います。
ここには道があるので、地元の人なら歩いて先へ進む事も可能なのでしょう。(多分)


更に少し進むと、堤防(土留め)の工事をしていました。
ここからは川であろうと、道であろうと進む事ができないようです。
少し水が濁っていたのは工事が原因だったのだと、ここで理解しました。


実際の疑問として、小滝川を上がっていけるのはヒスイ峡入口の下流限界までとなっ
ていましたが、現在はどうなのだろうか?
ここには釣りを楽しむ人達も来るので、その辺りをちゃんと知っておきたいですね…。
(河川モニターの際に聞いてみるか)


とりあえず、ここで小滝下流のモニターを終えます。
次は小滝上流、ヒスイ峡の管理区外を見てみます。


ヒスイ峡を少し過ぎると、遊歩道へ出ます。
ある程度は車で先へ進めますが、道が狭いし崖だしで危険なので歩いた方が無難です。
歩いて先へ進むと、ここにも水門があり澄んだ水が溜まっています。



上流では大規模な工事はしていないようなので、非常に水が綺麗です。
ここは流れが急な事や水温が低い事から、ほとんど石に藻が付いていないのが解りま
す。
この辺りから、更にデカイ流木が見られるようになります。

それよりも驚いたのは、10月でもセミ(ミンミンゼミとアブラゼミ)が鳴いている事
でした。
生命の森…、そんな言葉が頭をよぎり、かつて感じた高揚感に包まれます。


さらに歩くと、また発電所があります。
ここは小滝川では無く、黒部川の発電所のようです。
近づくと急にアナウンスが流れるので、ビックリした人も少なくないでしょう(笑)





この付近では遊漁券が必用となるようです。(釣りをする場合)
山菜に関する看板もあり、山菜を山で栽培している人もいるのだそうです。





この先へは、ちょっとしたゲートを越える必用があります。
一般車両の進入を禁止しているようですが、歩行は可能のようです。(多分)
川を上がって行くと看板などに気が付かず、そのまま進入している事が多いです。
確かこの先は登山口とも繋がっていたかと記憶していますので、立ち入り禁止では無
かったと思います。(崖道を進んで行くので、足下や落石などに注意が必要)




流石に疲れたので、この先へは行きません(笑)
ここからは、より自然の領域が強くなるので油断すると命を落とすでしょう…。(ク
マ出没注意です)
川の名前も変わっていくので、小滝川を楽しみたい人は進む必用は無いと思います。

ちなみにヒスイを目的で進んでも、既にブッ壊されているので期待できません。
かつてはその破片が下流にも流れていたので、それなりに紫ヒスイの欠片が拾えたよ
うですが、現在は取り尽くされたようです。(この破壊行為によって、小滝下流でも
ヒスイが拾えたのも事実です…)

なんであれ、良くも悪くも相応の理由無しでは、この先には進まないでしょう(笑)


久しぶりの小滝川…、多少は変わってはいましたが、雄大な自然は変わらず美しかっ
たです!(ウルルがいなくて良かった〜(笑))
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