作者の思考

作品紹介

2015年02月09日

今回は、天照大御神「咲輝」の三作目を紹介します。


白地に淡く染みる紫色が、春の訪れを感じさせます。
所々に入るチタン石や緑色などの景色は、春雪や桜の葉を連想させます。
紫色は光源により濃く見えたり明るく見えたりして、蕾と開花の表情を楽しめます。





強い光により白地が際立ち、斑のような模様が春風を感じさせます。
特に頭とお尻の部分に濃い紫色が入るように加工し、春の日を浴びて「ゆっくりと開花する景色」を天照に映しました。
綺麗な紫ヒスイが少ない中、テーマに合う作品が誕生して良かったです。



このタイプの紫ヒスイは透明度は低いですが、それでも魅力的に輝きます。
厳しい冬を越えた生命が、幻想的な紫の光を放ってその本領を発揮する…、そんな待ちに待った「再生の季節」を身に宿しています。


今の時期、この景色を見る度に、もうすぐそこの春が待ちきれなくなります(笑)
糸魚川の冬は私の生まれ故郷よりも雪が少なく、凍る事もありません。
でも、晴れ間が少ないのが精神的には苦痛で、冬は暗い気持ちになりがちです。(どこの冬も暗い気持ちになりますが…)

できる事なら冬のない国へ行くか、冬眠したいのですが現実問題として無理だし、それでは冬の魅力にも気づけないでしょう。
この暗い季節だからこそ光はより輝き、ヒスイはより自身の魂を支えてくれるのだと感じています。

この季節の加工は辛いですが、創作の楽しさは強く感じられ、純粋に作る事に没頭できます。
そのせいなのか、自分主動の作品を作る事が多くなり、販売する事を考えなくなります(笑)

ここらで販売も考えて制作しなくては、本格的な春に間に合いそうにないなぁ…。
と、言う事で垂飾のコラボや、シルバーアクセのコラボにも力を入れて行きますので、楽しみにしていて下さい。

ちなみに、自分主動の作品である神玉も販売していますので、気になる方はお問い合わせ下さい。
物産センターにも値段を表記して出品していますので、見に来て下さいね。(暖かくなったら)
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