作者の思考

海の転石(標石)拾い

2015年02月07日

久しぶりに晴れたので、海へ転石を拾いに行きました。
最近は海へ行く事も少なくなり、ヒスイの標石と出会う機会がありませんでした…。
今年は、この日が拾い始めとなります。(初心に戻り楽しもうと思いました)

早速、一番近い押上のヒスイ海岸へ行きました。
天気は良かったのですが海は大荒れ…、大きな波が打ち寄せていました…。
無理は禁物!、と慎重に浜へ近づき、波の引き際を見ていると太陽光で「ボヤ〜」っと輝く存在が目に映りました。
その時点でヒスイだと分かりましたので、波が引いたのと同時に走り、押してくるのと同時に戻りました(笑)
まだまだ「錆び付いていない」っと自画自賛をして、安全な場所へ上がり手にした転石を確認しました。(海には、県外から二人ほど拾いに来ていましたが、あんな拾い方は出来ないと驚いていました(笑))

海が荒れていると危険なので、全くお勧め出来ない方法です。
きっと久しぶりで気合いが入っていたから、動けたのだと思います。(慣れた時(油断した時)が一番危ないです)

こちらが、この日に出会ったヒスイです。
珍しさとしては普通レベル(レア度2.5)ですが、拾い始めとしては満足のいく結果でした!
標石とするには少し魅力が足りないので、ここだけの紹介にします。





白地に、うっすらと淡い翠が入っています。
細かい翡翠輝石がキラキラと輝いていて、まるで雪のような質感です。
石目にそって茶色く変色した部分は、このタイプのヒスイに良く見られる特徴です。(青ヒスイにも見られる特徴と似ている)
以前に紹介した黄色ヒスイと思われるヒスイとは違い、色自体が赤褐色で、練られている部分に染み込んでいる感じもしません。

茶色が張り付いているような感じで、石目で変色している部分は、かなり劣化しているようです。(その部分だけヒスイ輝石(細胞)が死んでいる感じです)
その石目から割れた事により、表面にも茶色が残っているのだと思います。

それなりに光も通して、8mm位なら透けます。
透けた部分も黄色くならないので、溶け合っていない事が分かります。(ちょっと茶色が映りますが)

もし完全に溶け合っていたのなら、黄色ヒスイと言えるのだろうか…?
ミャンマー産ヒスイでは、土の色が染み込んで表面〜数センチが赤色や黄色に変色するのだと言います。
染み込みながら酸化して色が付くと考えると、黄色が深く染み込んでさえいれば問題は無いのか?
まぁ、黄色ヒスイにもピン〜キリがあるので、その基準は分析するしか無いのでしょう。
それに見た目も黄色ではなく茶色のなので、溶け合っていても茶色ヒスイとしか思えないでしょうね(笑)


とにかく、久々のヒスイ拾いを楽しめました。
押上のヒスイ海岸は、糸魚川駅から一番近い場所にあります。
現在、工事をしていて、車を止めるスペースを広くしているようです。(普段は、大型車の運転手さんが休んでいたりして、車を置くスペースが狭い感じがありました)

ちなみに昔は、糸魚川駅の真正面が海水浴場だったのですが、現在は道路になっています。
あれでは商店街の道を歩いて海へ向かう意味が無い…、虹の橋では魅力に欠けるかと思います。
なので、糸魚川駅の正面(海側)に、奴奈川姫の祭壇を作ればどうだろうか!
道路はトンネルにでもして、その上に祭壇を作り、同時に虹の橋と同じく海を見渡せる場所にするとか。
これなら間違いなく、商店街を通って祭壇へ向かう事でしょう!(祭壇は古代の出雲大社をモデルにして作る)

海側に奴奈川姫の祭壇、山側に天津神社(天津神社本殿・奴奈川神社本殿)、そんな感じにすれば魅力的な気がする。(天津神社へ行く道も真っ直ぐに繋げた方が良いかと…)
その際は、旧市役所跡にある奴奈川姫親子の像を、祭壇に祀る事をお忘れなく。(あと海風対策もね)
あ、これって以前にも書いたような気が…(笑)

勝手な事を言ってますが、いずれそうなったら面白いな〜。(相変わらず無責任だな(笑))
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