作者の思考
作品紹介(後編)
2015年02月02日
前編で紹介したヒスイ(オンファス輝石)での勾玉の紹介です。
遅くなりましたが、なんとか仕上がりました。(待ってなかった?(笑))
前編では、この勾玉をヤマトタケルと命名していたのですが、磨きの行程で、その姿形(デザイン)や紋様が際立ってきたことにより、改名する事にしました(笑)
その名を伊邪那岐「大蛇」(おろち)と改名し、伊邪那岐シリーズに加えて制作していきます。
伊邪那岐「神蛇」(かんなぎ)と同じデザインを用いた事や、濃緑で蛇紋石のような景色が見られる事から命名しました。
八つを組み合わせて「八岐大蛇」の首飾りを、作っても面白いかと思っています(笑)
大蛇は、このヒスイ(オンファス輝石)専用のテーマとして制作して行きます。
ヒスイでありながら蛇紋石を想わせる紋様が美しく、艶に限っては通常のヒスイより、一段と際立ちます。(ガラスコーティングしたような艶になります、今後これをオンファス光沢とでも呼ぼうかな(笑))
青銅色の肌も美しく、古来から畏怖をもって崇められる大蛇のようです。
透明度は皆無と言えるほどに低いですが、自然光を受ける事で濃緑が膨張するように見えます。
これは私だけかもしれませんが、ヒスイ拾いをしている際の最終的な見極めになる特徴です。(視野の片隅でボヤっと発光している感じです)
このヒスイを加工した理由としては、個人的に蛇紋石の紋様が好きだった事にあります。
しかし蛇紋石の「硬度」と「重量」が、どうしても私の何かに引っかかっていて、それがどうしても気になる不満要素でもありました。(更に酸化によって変色するのも気になっていました…、しかしこの特徴は蛇紋石の魅力なのかもしれませんので、私個人が気になっているだけです)
私にとって「硬度」と「重量」は非常に重要で、あり過ぎても言いわけではありません。
いろいろと試した結果、ヒスイが理想的なバランスであり、そのバランスに魂すら感じます。(個人的な認識です)
何故かピッタリと納まるような感覚…、お守りとしての存在をより感じさせる「何か」が宿っている気がしています。(普通に相性が良いだけなのでしょうね(笑))
そんな時に、このヒスイ(オンファス輝石)に出会いました。
出会って長らくは、ただ眺めて楽しんでいたのですが、どうしても加工したくなり勾玉の制作を試してみました。
すぐに加工する気にならなかった理由である「粘りの有無」に、案の定、悩まされましたが、このオンファス輝石にもピン〜キリがあり、その見極めも基本的にヒスイと同じ事が解りました。(ヒスイだから当然か(笑))
そして粘りが低い分、艶出しは容易である特徴も解りました。
特に磨きに注意する事は無く、普通に磨くだけでプロ級の艶が出ます(笑)
キメが非常に細かいので、削りの行程もすんなりと進みます。(それでもヒスイなので硬いですが…)
造形し易く磨き易い、何て素晴らしいヒスイなのだろうか!
しかも酸化による変色も無く、逆に皮脂などでより濃緑になっていく事でしょう。
気を付ける事は「何処を切り出して加工するか」の判断でしょう。
これは透明度の低い山系のヒスイと同じ特徴なので、致命的なヒビや石目を避ければ問題ないでしょう。
何度も言ますが、このヒスイ(オンファス輝石)の最大の魅力は「青銅色の肌と蛇紋石のような紋様」です。(宝飾としての価値は、まず無いかと…)
なので、一般的なヒスイを好む人達には全く需要がないでしょう(笑)
それでもこの魅力を共有できる人は確実にいますので、テーマを持たせて作り続けて行きたいと考えています。
ちなみに、勾玉の「ヤマトタケル」は、改めて専用のデザインで表現したいと思っています(笑)
遅くなりましたが、なんとか仕上がりました。(待ってなかった?(笑))
前編では、この勾玉をヤマトタケルと命名していたのですが、磨きの行程で、その姿形(デザイン)や紋様が際立ってきたことにより、改名する事にしました(笑)
その名を伊邪那岐「大蛇」(おろち)と改名し、伊邪那岐シリーズに加えて制作していきます。
伊邪那岐「神蛇」(かんなぎ)と同じデザインを用いた事や、濃緑で蛇紋石のような景色が見られる事から命名しました。
八つを組み合わせて「八岐大蛇」の首飾りを、作っても面白いかと思っています(笑)
大蛇は、このヒスイ(オンファス輝石)専用のテーマとして制作して行きます。
ヒスイでありながら蛇紋石を想わせる紋様が美しく、艶に限っては通常のヒスイより、一段と際立ちます。(ガラスコーティングしたような艶になります、今後これをオンファス光沢とでも呼ぼうかな(笑))
青銅色の肌も美しく、古来から畏怖をもって崇められる大蛇のようです。
透明度は皆無と言えるほどに低いですが、自然光を受ける事で濃緑が膨張するように見えます。
これは私だけかもしれませんが、ヒスイ拾いをしている際の最終的な見極めになる特徴です。(視野の片隅でボヤっと発光している感じです)
このヒスイを加工した理由としては、個人的に蛇紋石の紋様が好きだった事にあります。
しかし蛇紋石の「硬度」と「重量」が、どうしても私の何かに引っかかっていて、それがどうしても気になる不満要素でもありました。(更に酸化によって変色するのも気になっていました…、しかしこの特徴は蛇紋石の魅力なのかもしれませんので、私個人が気になっているだけです)
私にとって「硬度」と「重量」は非常に重要で、あり過ぎても言いわけではありません。
いろいろと試した結果、ヒスイが理想的なバランスであり、そのバランスに魂すら感じます。(個人的な認識です)
何故かピッタリと納まるような感覚…、お守りとしての存在をより感じさせる「何か」が宿っている気がしています。(普通に相性が良いだけなのでしょうね(笑))
そんな時に、このヒスイ(オンファス輝石)に出会いました。
出会って長らくは、ただ眺めて楽しんでいたのですが、どうしても加工したくなり勾玉の制作を試してみました。
すぐに加工する気にならなかった理由である「粘りの有無」に、案の定、悩まされましたが、このオンファス輝石にもピン〜キリがあり、その見極めも基本的にヒスイと同じ事が解りました。(ヒスイだから当然か(笑))
そして粘りが低い分、艶出しは容易である特徴も解りました。
特に磨きに注意する事は無く、普通に磨くだけでプロ級の艶が出ます(笑)
キメが非常に細かいので、削りの行程もすんなりと進みます。(それでもヒスイなので硬いですが…)
造形し易く磨き易い、何て素晴らしいヒスイなのだろうか!
しかも酸化による変色も無く、逆に皮脂などでより濃緑になっていく事でしょう。
気を付ける事は「何処を切り出して加工するか」の判断でしょう。
これは透明度の低い山系のヒスイと同じ特徴なので、致命的なヒビや石目を避ければ問題ないでしょう。
何度も言ますが、このヒスイ(オンファス輝石)の最大の魅力は「青銅色の肌と蛇紋石のような紋様」です。(宝飾としての価値は、まず無いかと…)
なので、一般的なヒスイを好む人達には全く需要がないでしょう(笑)
それでもこの魅力を共有できる人は確実にいますので、テーマを持たせて作り続けて行きたいと考えています。
ちなみに、勾玉の「ヤマトタケル」は、改めて専用のデザインで表現したいと思っています(笑)