作者の思考

作品紹介

2014年07月02日

素戔鳴の新作「万武不倒」が仕上がりましたので、紹介します。

月読の「月影」と同じ黒ヒスイを加工し誕生しました。
本来は万夫不倒で、武は武御雷の領域なのですが、魂に刀剣(武御雷)を宿した素戔鳴をイメージして制作した作品です。
更に情熱(火之迦具土)を魂に宿す事で、天下無双をテーマにした作品にしたいと考えています。(ちなみに国士無双は八千矛が相応しいかと考えています)



黒と白が揺らめきながら交わる景色は魅力的で、光と闇の融合を表しているかのようです。
どのような武力にも屈する事のない「力そのもの」を、テーマにして制作しました。
傍若無人に近いテーマですが、純粋さの白を基準としている作品とは違い、武力の象徴である黒を基準としているので、より攻撃的ではあります。
しかし、強い信念の元に行動するので、純粋さのデメリットである「気まぐれな無邪気さ」はありません。
命を脅かされるその瞬間、守護神としての本領を発揮し「身を守る為の加護」を秘めている作品です。




暴れん坊の神で有名な素戔鳴ですが、志をもって行動すれば英雄となります。
力の使い道を考え、何を守りたいのかを見出す事ができれば、これほど心強い神はいませんね!


この神を味方に付けられるかは、自身の生き方にかかっているのでしょうね。
純粋である事が大前提、しかし無知であっては許されない。(馬鹿は罪だから)
なかなか難しい条件ですね…、きっと天照と月読の協力も必用なのでしょう。

天運が天照ならば、武運は素戔鳴になるのかもしれません。(武御雷は武神であり刀剣の神)
では月読は…、星運?成運?時運?学運?、何であれ身近なバランス(節制)に関わる運を司っているのでしょうね。

三貴子とは、それぞれの役割でお互いを支えているのだと感じます。
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