作者の思考

作品紹介

2014年05月09日

今回は、万葉の垂飾の紹介をします。




翠と緑が入り交じるヒスイ「万葉」で垂飾を制作しました。残雪の山々に生い茂る、新緑と深緑の木々を映し込んだ作品です。

銅鐸や新芽をモチーフにして、その身に生命色が燃え上がっているイメージを形作りました。
圧砕ヒスイの部類になるかと思いますが、その中でも質が均一で良質なヒスイです。
小滝のヒスイらしい、魅力的な紋様と発色が特徴と言えると思います。(ミャンマー産にも非常に似ているヒスイがありますが、良く見ると違いは分かります)

スエードの紐・ウッドビーズ・シルバービーズを使い、首飾りにしています。
付け心地の良いスエードの紐は普段使いに適していて、汗などを気にせずに身に付けられます。
とても柔らかいので紐に癖も付かず、肌へのストレスも少ないかと思います。

生命の雫のような作品を身に付けて、これから訪れる「祝福された季節」を楽しんで頂きたいと思います。


古代に作られた品々は、自然から学び感じた事を、そのまま具現化したのだと考えています。
その傾向を強く感じるのは大珠で、勾玉はその領域に在りながら、少しだけ「人の意匠への目覚」を感じさせます。
自然そのものを形作る中、そこに共生する人の意志も込められている気がします。

だから懐かしく感じ、大切に想い、本能的に魂が求めていくのだと私は考えています。
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