作者の思考

鉱物探索

2014年04月14日

姫川へ鉱物探索に行ってきました。
流れる水は冷たく量も多くなっていて、渓谷の雪解けを感じさせてくれました。
この日は二つ面白い鉱物と出会えました!

まずはピンク色っぽい水晶です。


石英の塊かと思ったのですが、そこには水晶となっている部分や瑪瑙になっている部分があります。
これは紅水晶と言えるのだろうか?、それとも非常に淡い紫水晶なのだろうか?
発色の起因を調べれば分かりそうですが…、でも確実に言えることは「糸魚川にピンク色の水晶が在る」って事ですね。
淡い紫水晶が在るのは確認済みですが、紅水晶は未確認です。(私個人は)
石の擦れ方を見ると、そんなに遠くから流れてきたのでは無いかと思います。
無傷の結晶体を見つけたいなぁ〜。

次は私が惹かれている地味なオンファス輝石です。


これもヒスイで、見逃されている事が多く出会う可能性は通常のヒスイよりは高いと思います。(それでも少ないですが)
緑色の泥岩と良く似ているので間違えやすいですが、慣れると肌質や発色で判断ができます。
今回のは石英の脈の部分から割れたようで、残雪のように石英が張り付いた姿で出会いました。
この時期らしい風景で、加工しなくても眺めて楽しめそうです(笑)
このタイプのヒスイも集まってきてので、そろそろ何かに加工しようかと思います。
需要があるかは微妙ですが、良い作品には仕上がると思います。

こちらはキツネ石と呼ばれている変成岩に、薄緑の玉髄が分断するように入っている鉱物です。(以前に出会った面白い鉱物です)


縞模様は見られないので、瑪瑙にはなっていないかと思います。
この分断している薄緑の玉髄を、緑玉髄と言っても良いのだろうか?
裏まで回っているのでスライスしたら、この玉髄のプレートが取れそうです。
ちなみに、このタイプのキツネ石は稲荷色しているものが多く、それも由来の一つに思えます。(単にヒスイと間違うからと言うだけではない気がしますね…)
そもそもが珪質の岩石なので、こういった石英系の鉱物が入っても不思議ではないですね。
濃緑の玉髄が入るのは確認していますが、淡い緑のタイプも清涼感があって綺麗です。
そう言えば以前に、水色の玉髄が入った鉱物も見つけましたね…。


姫川には、まだまだ面白い鉱物があります。(トパーズも拾えるとか聞いたことがある)
白馬や小谷からの鉱物も含まれるので、非常に種類が豊富だと感じます。
砂鉄や黄鉄鉱が入っている鉱物も多く、地元では製鉄が行われていたという伝承もあるそうです。(奴奈川姫がそれを管理していたらしい?)
本当なのかはともかく、不思議で面白い土地だと感じます。
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