攻玉も非常に難しく難儀しましたが、青玉として原石の中に本来あった形をうまく出せたと思います。
この石は15年前に見つけたのですが、この縁(えにし)をずっと待っていてくれたのだと感じました。
海沿いにお住まいの方、海外に良く行かれる方の護りとして使っていただければ、最高の奴奈川の護りとなる事を匠として感じております。
奴奈川青玉より砥ぎ出したる蒼海の玉。
片側に穏やかな凪の海、片側に恐ろしき荒れた海を持つ恐るべき「威」を持つ大勾玉です。
光源により姿を変えるその身はから発する「威」には畏怖を覚えます。
玉作 工人 拝