作者の思考

思い出をカタチにする(後編)

2023年07月18日

前回に紹介した海岸転石(カグツチのカケラ)でのペンダントが仕上がりました!

私が谷葉(こくよう)として分類しているヒスイのカケラ。
真夏の渓谷を映した景色は魅力的で、透明度の低さをカバーする発色は見事です。(今からの季節を映すペンダントになりました)


シンプルな覆輪のペンダントにしてもらい、不定形の美しさを強調してもらいました。(高見澤さんに)
透明度は乏しいのですが裏窓も開け、表とは違った景色(叢雲模様)を楽しむ事ができます。(多少の軽量化にもなっていると思っています(笑))

身内に贈るとのことで、同じ母石から制作したペンダントを姉妹(あるいは母娘)が身に付ける装飾品の良い見本になったように思えます。

この浪漫を共有したいな〜、血の繋がりを誇りに思い合う命に向けて作っていきたいです。
とは言え、そう簡単に出逢えるヒスイじゃないので、どちらも気長に待ちたいと思います(笑)


まだ切断した残りがあるので、そちらも無駄なく活用する予定です。
もう翠は流れておらず灰〜黒色に染まったカケラですが、ちゃんと加工すれば格好の良い品に仕上げることが可能です。

研磨の際に出るヒスイの粉も活用の幅を広げているので、無駄になることはなくなるでしょう。
そして、その全てが「神玉に繋がること」は私にとっては重要、私が作家である為の必須の条件になっていると言えます。(生き方で示す以外に方法はない)

これからも頑張ろう、異玉の新作も作っているし、同時にシルバーブレスも仕上げてもらったので、また改めて紹介したいと思います。


ヒスイの手磨き体験も、友人家族が訪ねて来て娘さんが体験してくれました!
小5の女子なのでサポートが必用かと思いましたが、やる気が凄く手先も器用だったので少し手伝うだけで立派に仕上がりました!
夏休みの自由研究の題材としての挑戦だったようです。(見込みありの子でした〜)

お互いに年をとって若々しさは失いつつありますが、あの頃の時間は今も続いているのだと感じて嬉しくなりました。
もう一人の友人にも来てもらおうかと思ってます(笑)、また三人で遊べる日を楽しみにしています。(三人ともオッサンですが…)

恒例のように話が逸れましたが、久々の更新なので勘弁してね(笑)
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