作者の思考

ヒスイ日和(霜月の壱)

2021年11月04日

「秋を通り越して冬になったのではないだろうか?」と思うほど寒い日が続きましたが、最近は太陽が出始めて暖かい気温になっています。(日中の話しですが)
紅葉が見頃となり行楽のシーズンになりましたが、今年も糸魚川への来客は見込めない感じです…。(残念ですが仕方ない、みんな苦しいのだから…)
これから春までを準備期間にできる者(体力がある者)が、来年の再生期に本領を発揮できるので、それを目指して協力者(同志たち)と準備したいと思います。

それでは11月一回目の探石記録を書きます。

最近は「午前中は晴れて午後曇り」と言った天気が続きましたが、この日は午後も快晴だったので押上の海岸へ探石に出かけました。(10/4)
ガイドのモニター以来の探石、午前中に仕事(加工)を済ませて午後一番から開始です。





まずは右側、左側は体力に余裕があれば行こうと思い右側から探しました(笑)
波は長くて強い状態、砂・小砂利・大きめの石と所々で上がっている石の大きさが違います。


砂では豆ヒスイを探し、小砂利では小さめのヒスイ転石を探し、大きめの石では面白い石を探してみました。
大きく引いたら海へ向かい、大きく押したら浜辺へ向かう、行ったり来たりを繰り返す「波との追いかけっこ」の季節の到来です!

この季節の基本である「目で石を探し、耳で波の音を聞く」を忠実に守り、乾いている浜辺の位置を確認しつつ、浜の半分(安全に歩ける場所)まで探しました。


この時点では、質の良いネフライト1個、模様の面白い石英1個、豆ヒスイ1個、シーグラス3個を見付けました。


環境から考えて、もっと見付けられて良い感じではありましたが、運が無かったのか魅力的な石とは出逢えませんでした。(特に豆ヒスイが少なかったな…)


物足りなかった(執着した?)ので、左側を探石。
入り口付近は豆ヒスイを探すのに理想的な状態でしたが、どうにも見付かりません。


風は程良く暖かな気温、ミスト状の波しぶきが降り注ぎますが不快ではありませんでした。(むしろ爽快な感じ)
これで結果が伴えば最高なのですが、そう上手い具合に行かないのが「神々との交歓」です。


進むに連れて大きめの石たちが押し上がっていました。
こうも押し上がると歩きづらいし見付けにくい、満ち潮も相まって重い石が下に埋まってしまっているように思えました。




今回は無しか〜、と入口に向かって歩いていると、最後の最後でヒスイ転石を発見。


レア度は1.5〜2程度ですが、どうであれ在ると無いとでは大違い(笑)
気晴らしとして探石を楽しんでいるのにも関わらず、「何故か感じてしまう徒労感」を吹き飛ばすには十分な成果です!

午前中に加工したヒスイ素材と比べると、天と地ほどの差があるのですが、それとは別の「何か」を満たしてくれる魅力がヒスイ転石(ヒルコ神)には在ると思います。(特に手を加える必用がない「練度と練磨の良いヒスイ転石(ヒルコ神)」は最高の存在と言えるでしょう)

色はともかく石質は抜群なので普通に加工しても光沢を備えます、シルバーアクセにするのなら十分に存在感を示せるでしょう。(通常の商品ではなく、思い出をカタチにする(他者に顕示する必用のない)使い方に限って存在感を示せるでしょう)

探石の楽しさを再確認できた日でした〜、いつでも来られるのが移住した特権なのだから、今後も海へ遊びに行きたいと思います。(天気が悪い日は加工が優先、特に冬は加工を頑張らねば!)


これで今回の探石記録を終わります。
ホーム | ショッピングカート 特定商取引法表示 | ご利用案内
Powered by おちゃのこネット