作者の思考

作品紹介(コラボ)

2021年04月12日

桜(ソメイヨシノ)は散り始め、一段階の春は終わりを向かえています。
それでも気温の低い日はまだまだ続くようで、毎年恒例の「三寒四温の洗礼」を受けています(笑)
今年はいろいろと試そうと思っているので、準備をしながら躍動の季節を待ちたいと思います。(どうせ売上げが上がらないのだから楽しんだ方が得かと)

それではコラボ作品の紹介をします。
新緑を想わせる翠が美しいヒスイ「芽吹」を合わせ、シルバーアクセサリー「アゲハのコンチョ」を制作しました。
全体のサイズは35mmと少し大きめですが、ギリギリまで軽量化しているので重さは気になりません。(首の負担にならない重量です)


基本スタイルは「髪飾り」として気軽に身に付けられるようにしていますが、首飾り(ループタイ)や腰飾りなどにも転用できるようにフープの角度などを調整してもらっています。
今回のデザインは私が担当、「蝶の羽根のように見える!」と提案されたルース2個を使って、大好きなアゲハチョウと糸魚川の芽吹ヒスイを合わせてみました。(舞い散る桜の花びらと、水滴(朝露)もデザインに入れました)
まだ飛び回る美しいアゲハを見る事はありませんが、心待ちにしている姿をシルバーアクセサリーに投影してみました。

表面が丸みを帯びているコンチョなので、平面でのデザインがどんな感じで納まるのか不安ではありましたが、頭の中で立体化させたイメージと全く同じ仕上がりになり感激!、コラボしてくれた作家さん(高見沢さん)に感謝です!
丁寧な手書きの説明書も送ってもらい、次回から活かせそうな情報や制作の手順・手間などを知る事ができました。
これによりデザインする際は、自分が作るかのようなコスト削減が可能になり、いかにして「自分がカタチにしたい品を具現化するのか」の順序を頭の中で組み立てられます。(当然その道のプロの方が明確な順序があるので、あくまでも提案や共有の範疇になります)

単に私のデザイン通りに進めるのではなく、ルースの僅かな高さの違いを揃えてバランスを整えてもらい、出っ張り過ぎないように切り抜いた中に覆輪で留めるアレンジをしてもらいました。
こういった細かな仕事(説明書含む)は女性ならではな気がする、やはり女性(気質含む)の方が私と相性が良いのかもしれません(笑)


こちらは仕上げる前の確認画像、いつも覆輪留めする前に送ってくれます。
この段階で既に私としては満足でした(笑)、いつも以上に仕上がりが楽しみだったのは、やはりデザインを自分でしたからなのでしょう。(デザイン分の愛着が上乗せしている感じ(笑))






裏面に窓を開けてあるので、光を透すと生命色に輝きます。
僅かなインクリュージョンも見られ、それが天然のヒスイである事を伝えてくれます。(私は原石から加工しているので「当然」って話、よって純粋に景色として楽しんでいます(笑))




アゲハ(艶羽)の名に相応しい品になったと自己満足しています(笑)、明るい紫ヒスイ(開花ヒスイ)で作っても素晴らしい品になりそうだなぁ〜。
トンボやセミも作ってみたいなぁ〜、幼少の頃からの昆虫好きが甦るようです(笑)
でも「好みじゃない人」もいるのだから、偏らず仲間の意見を取り入れて表現の幅を広げたいと思います。(偏るのは自分自身の作品(神玉工房の作品)だけで良いかと…)



今年も新型コロナウイルスで右往左往する年になるのでしょうけど、ワクチンが普及すれば治まるのだろうか?
なんか「副作用は他人に感染しない(被害は個人レベルで治まる)」って事だけで求められている気もするな…、資本の恩恵を受けまくっている都会は仕方ないのだろうな…、きっと田舎でも人との接触が多い人は必用なのでしょう。
もう「寿命の範疇」って事で割り切って行くしかないのかも?、なんであれ気を付けながらも覚悟して生きねばなりません。

とにかく「場」を作る目的は進めているので、50歳になる前にある程度はカタチにしたい!
本領発揮できない年が続いたとしても、未来に繋げる仕掛けは残して生きたいと思います。(半分は自分が楽しめる場所が欲しい渇望によるものですが…)
ホーム | ショッピングカート 特定商取引法表示 | ご利用案内
Powered by おちゃのこネット