作者の思考

作品紹介・探石記録などなど

2021年03月25日

最近はなんだかんだと忙しく久々の更新になります。
まぁ、三月は毎年「一銭にもならないけど忙しい月」なので仕方ない…、そこに仕事と関係のない出費(でも生活には関係のある修繕)が一気に押し寄せて大変、この時期には苦しい事ですが、支えてくれる方々のおかげで乗り越えられそうです。(ありがとうございます!)
改めまして同志の皆さん、今後ともよろしくお願いします!

それではまず、コラボ作品の紹介から始めます。(いろいろまとめて書きます)
新緑を想わせる淡い翠のヒスイ「芽吹」で、2点のシルバーリングを制作しました。

1点目は流線的なリングにしてもらい、ヒスイから溶け出す「雪解けの流水」や「命をめぐらせる葉脈」を感じさせる作品にしてみました。
裏面に窓を開けているので、光が透る事で神秘的に輝きます。





こちらはリングの制作過程、ルースを留める前の確認画像を送ってもらいました。
確認後に覆輪留めをして最終研磨に入るそうです、光源が黄色なので淡い翠は目立ちませんが、それでも美しさは伝わるかと思います。(そもそもリングの確認画像ですし)





女性であれば(男性でも華奢な人ならば)、親指にも付けられるサイズ(17号)にしています。(私は右手の薬指にしか入らない(笑))
余談ですが手を見れば「作り手である事」は、一目瞭然で疑う余地はないです。




2点目は、前回に第一作を制作した「渦巻き螺旋型」の二作目、私が特に気に入っているシリーズです。(シリーズ化する事にしました、一作目を購入してくれた方に感謝です!)
こちらも裏側が空いているので、光を透すと美しい生命色に輝きます。
一作目よりは厚めに作ってもらったので、その分の重厚感を楽しめるかと思います。



呼び名は「コゴミ螺旋型」でも良いかな〜、私だけなのかこれを見ると山菜の季節が待ち遠しくなります(笑)
サイズは21号で私の左手の中指にはいるサイズ、って言っても分かりませんよね(笑)
多少ならサイズを変更できる仕様なので、性別に関わらず身に付けられると思います。

どちらの品も、この季節にぴったりな「芽吹ヒスイ」と合わせていて、これから芽吹きの本番(開花の兆し)を向かえる北陸の春の景色を映すコラボ作品になっています。



ここからは探石記録、と言うか宮崎海岸へ遊びに行った時の事を書きます。
糸魚川よりもヒスイの扱いに長けているようにも思える穏やかな場所、駅前にできたヒスイテラスも二年が過ぎたそうです。
その屋上から海を見ていたら探石意欲が湧いてきました、気分転換に訪れたのですがやはり探さずにはいられません(笑)





浜辺には探石人が訪れ楽しんでいました、チビッコも道具を備えて挑戦、「日出る命」の活力は羨ましいなぁ〜、あと数年で「日没する命」の側になる私には眩しく見えます。(コロナ渦であっても元気に遊ぶのが道理の命たちです)





とりあえず玉髄を発見、大きい方はモコモコで面白い、ちょっと虎の顔にも見えるかも?
小さい方はうっすら白い線が流れていて透明度も高いタイプ、磨けば綺麗になるでしょう。
ちなみに今まで集めた玉髄は、一部分の表皮を削った後(模様を出した後)に全面を磨いて、お気に入りの陶器に入れて飾っています。(氷砂糖みたいですが、噛んだら歯が砕けます(笑))





期待はしていなかったけど小さなヒスイ転石も発見、「私にかかればヒスイ転石の1個くらいは見付けられるのだ」っと心の中で自慢してみたけど、レベルとしては標準以下のヒスイ転石…。
濡れているとチャートにしか見えませんが、乾かしてキラキラ輝く翡翠輝石を確認すれば間違いありません。(手触りも違うし)



再び心の中で「このタイプのヒスイが識別できるのは流石」と、自画自賛しながらも飛び始めた花粉に苦戦して早々に引き上げました(笑)

良い気晴らしになりました、ヒスイテラスのお爺さんとも話して面白かった、また遊びに行きたいと思います。(ちょっとしたイベントも考えようかな〜)



さてさて「新たなコミュニティーの場の開拓」を求めて行動した結果、幾つかの候補地を見付ける事ができました。
その中で改善点なども再認識し、やはり「場」ごとに扱う品を変える必用がありそうです。

私個人の作品である「異玉・生玉・神玉」は自身の工房でしか扱えないかと…、説明も難しいし客層が違いすぎる、私と一部の同志以外には紹介は無理があるのでしょう。
こればかりは仕方がない、理解しているお客さんが物産センターで購入して行く事はあっても「その場で理解させる事は不可能」だと改めて認識しました。

よって、ibits(アイビッツ)でコラボしている作品を相対で(私や仲間が)販売可能な場所と、産地だけは明確で「それ以外に特に説明の必要がないであろう鉱物」を販売する場所とを分けようかと思います。
鉱物を買う人は予備知識がある人が多く、素材が欲しいだけの人もいるので販売するだけなら素人店員でもどうにかなるでしょう。
でもそれなりのレベルになると、ある程度の説明は必用になるので対応可能にしておきたい、要は「安価な品ほど説明はいらない」って事なのでしょうね。

私は鉱物も大好きなので「これぞ」って標石(標本になる石)たちは、なるべく相対して紹介できたらと思っています。(外国の美しい天然石も大好き)
人との接触はリスクですが、この年齢でウイルスが原因で命を落としたとしても「寿命の範疇」って事で諦めがつくでしょう。
ただ感染を拡大させないようにするのはルールなので気を付けたい、でも私は他者との接触が極めて低いタイプの人間なので確率としてはもの凄く低いように思えます。(でも油断は大敵)

こんな感じで進めて行けたらと思います、まだ準備段階というか、方針が決まっただけなので劇的な変化は見えないでしょうけど、色々と足掻いているって事だけは知っておいて下さい(笑)


一気に書きましたが三月はこれで終わり、四月も期待できない感じなので創作に打ち込もうかと思います。(そしてまた一つ年をとるのだな…)
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