作者の思考

作品紹介

2020年11月06日

今回は天照大御神「翠昇」の六作目を紹介します。

明るく優しい翠が全体を染めるヒスイ「翠雪」を加工し、天照大御神を制作しました。
前作と同じ母石での制作で、このヒスイでの神玉はこれで最後になるでしょう。
背景には紅葉を想わせる流紋岩と常緑の葉を配置し、氷雨に濡れた晩秋の渓谷の中、これから訪れる厳しい冬に備え「力を蓄える命の輝き」を表現しています。




前作同様に細かな石目はあるものの、それが模様となって美しい景色を映しています。
光沢も抜群に備え、段差のない肌は滑らかであり柔らかくも見えます。
その姿はまるで「氷雪に閉じ込めた生命力そのもの」で、テーマ(名前)に相応しく湧き上がる(昇る)ような翠がとても魅力的です。





透明度が高いタイプのヒスイなので、光に透かすと全体が生命色に輝きます。
細かな石目も浮き上がり葉脈(龍脈)のような景色が現れ、今にも動き出しそうな姿を楽しめます。(太古から命の鼓動が聞こえてくるかのようです)




どうにか中サイズを作る事に成功、それにより生命色も多めに取り込む事ができました!
この母石としては最後の神玉になりますが、欠片から垂飾り(ストラップ含む)やルースを作る事は可能ですし、同じタイプのヒスイ原石が手に入る可能性もあります。
人とも、ヒスイ(石)とも、今後の縁に期待したいと思います。(それにより作品は不滅となります)


神玉は素材選びが難しいのですが、今回も納得できる「お守り」に仕上がりました。
誰かを照らし励ます太陽になってくれたら幸いです。
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