作者の思考

ヒスイ日和(弥生の参)

2020年03月12日

人の世はコロナウイルスで大騒ぎですが、自然界では何事もなく季節は春へと移り変わっています。
人間として幻想を糧に進化するのか、生物として環境に適応して進化するのか、なんであれ国力・個体力が試される一年になりそうです。(相手の力を削ぐ(相手より優位に立つ)大義名分になっている気もするが…)
もし幻想と現実の双方で進化がなされたのなら、それは結果的には大成功なのでしょう。(真人に近づくけるのだろうか?)

それでは3月二回目の探石記録を書きます。

この日は朝から晴れて気温がグングンと上がっていきました。(3/9)
いきなり春本番のような陽気、冬眠中のカエルも驚くような日和でした。
青空が広がっていましたが水平線は霞んでいる感じ、待ちに待った季節の始まりです。





浜は小砂利が多く波もやや強め、先日まで荒れていたので浜が押し上がった形跡が見られます。
引き潮だったのは幸い、探せる面積が広くなり期待も高まりました。




一通り歩き折り返し地点に到着、ここまでくれば大きめの石があると思っていましたが残念、珍しく砂浜になっていました…。




出逢えたのは石英斑岩(薬石)3個、ネフライト1個、オンファス輝石1個、アケビ石(ロディン岩)1個、小さなヒスイ転石1個です。



石英斑岩は薬石タイプ、紋様が綺麗でサイズも丁度良いです。
コロナウイルスに効果があるとか一部で騒がれているようですが、福島での原発事故の時にも同じような事が騒がれたので「またですか?」って感じです。
なんであれ美しさと面白さを備え、「火成岩としてそれなりに成分を発揮している」って認識で楽しむのが良いのでしょう。(まぁ、適応して身体に反映できたならば「その者」にとっては真実なのでしょうけど)

ネフライトは厚めで色も綺麗、何かしらに活用したいと思います。

オンファス輝石はツヤツヤのピカピカ、ここまで優秀さが表に出ている石も珍しいです。
磨いて見本にしたいと思います。

アケビ石は滅紫が入るタイプのロディン岩、滅紫は少しだけしか入っていませんが質が良いので磨いてみたいと思います。(このバランスだと紫ヒスイに似ている)

小さなヒスイ転石は紫が入ったりするタイプ、でも小さすぎたのか紫は見られません(笑)
石質は良く、乾かすと僅かに翡翠輝石がキラキラと輝きます。

陽気は最高でしたが浜の状態は残念な感じ、それでも気晴らしになったのだから良しとします(笑)
また晴れたら海で探石を楽しもうと思います。



次は仕事の紹介、色んなヒスイで丸玉を作ってみました。


中央が淡紫、上が碧(青銅色)、左が白青、右が黒緑、左下が白、右下が淡緑、下が淡翠です。
丸玉の制作は単純作業なので気が滅入りますが、色を変えて制作する事である程度は気を紛らわす事ができます。(それでも修行って感じですが…)

仕上がってしまえば使い勝手の良いパーツ、今までの苦労が報われる時間が訪れます(笑)
一式で使うなり、天然石ビーズと合わせて使うなり、幅を広げて楽しめる品になりました。
そろそろブレスレットが似合う季節になるので、周到に準備したいと思います。


これで今回の探石記録と作品紹介を終わります。
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